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オブジェクトの関係を理解しよう

最終更新日: 2020.07.30

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オブジェクトリレーションには、主従関係と参照関係という2種類があります。

リレーションタイプにより、データの削除やレコードの所有者、セキュリティ、ページレイアウトの必須項目の扱い方が異なります。今回は使用方法と特長についてご紹介いたします。

主従関係と参照関係は似たような項目なので、どちらのリレーションタイプを使用するか迷われる方もいるのではないでしょうか。主従関係と参照関係では、“できること“が大きく異なります。

主従関係とは

オブジェクトと密接にリンクして、主レコードが従レコードおよび副従レコードの特定動作を制御するようにします。

主従関係の一番の特長といえば積み上げ集計ですね!レコード件数、項目の最大値・最小値・合計値を求めることができます。

実際に主従関係を作成してみましょう。

今回は[商談]オブジェクト(主)と事前に作成したカスタムオブジェクトの[工数管理]オブジェクト(従)で主従関係を設定していきたいと思います。

今回は商談レコードから直接、工数管理レコードを作成できるように、オブジェクト固有のアクションを作成します。

※商談オブジェクトと工数管理オブジェクトは主従関係に設定しています。

設定方法

1. [設定] から、[オブジェクトマネージャ] | [工数管理]に移動

2. サイドバーで [項目とリレーション] | [新規] をクリック

3. データ型の選択で[主従関係]を選択

4. 関連オブジェクトの選択で[商談]を選択

5. 表示ラベルと名前を入力

6. 項目レベルセキュリティの設定

7. ページレイアウトへの追加

8. カスタム関連リストの追加

これで[商談]オブジェクトと [工数管理]オブジェクトが主従関係で結ばれました。

では工数管理からレコード情報の入力画面を見てみましょう。

[工数管理]オブジェクトにルックアップ検索で商談を選択できるようになりました。

これならどの商談に、どの程度の工数を費やしたかを工数管理に入力できるようになりますね。

主従関係と参照関係では、“できること“が大きく異なり、主従関係の一番の特長は積み上げ集計ができること、とお伝えしましたね。では次に積み上げ集計を設定していきましょう。

積み上げ集計

[工数管理]項目の[実績工数]の合計を積み上げ集計して、[商談]レコードに表示させたいと思います。

設定方法

1. [設定] から、[オブジェクトマネージャ] | [商談]に移動

2. サイドバーで [項目とリレーション] | [新規] をクリック

3. データ型の選択で[積み上げ集計]を選択

4. 項目の表示ラベルに「実績工数合計」 と入力

5. 集計の定義を入力

今回は、実績工数の合計を集計するので、以下の設定をします

6. 項目レベルセキュリティの設定

7. ページレイアウトへの追加

積み上げ集計の設定は以上です。

では、実際に[商談]レコード内に[実績工数合計]が反映されていることを確認してみましょう。

今回は「株式会社B」の実績工数合計をみていきます。

工数管理名:2020-07-22-1では実績工数が4、工数管理名:2020-07-24-1では実績工数が6なので実績工数合計は10になります。

株式会社Bの商談レコード内で、[実績工数合計]に10という値がきちんと反映されていますね。

[実績工数]を入力するたびに、自動で合計値を算出してくれます。また、[見込み工数]や[残工数]項目を追加で作成することで、進捗状況がより明確になります。

参照関係とは

参照関係は2つのオブジェクトでリンクしますが、削除やセキュリティへの影響はありません。参照関係を定義すると、オブジェクトのデータが他のオブジェクトのページレイアウトのカスタム関連リストとして表示されます。また、項目の共有または積み上げ集計項目はサポートしていないので注意です。

今回はカスタムオブジェクトの[工数管理]オブジェクトと[日報管理]オブジェクトで参照関係を設定していきたいと思います。

操作手順は主従関係のときとほとんど同じなので、変更する箇所だけご説明します。

オブジェクト:[日報管理] |[項目とリレーション] | [新規] をクリック

  • データ型:参照関係
  • 関連オブジェクト:工数管理
  • 項目の表示ラベル:工数管理

設定が完了するとこのような表示になります。

では、[日報管理]レコードからレコード情報の入力画面を見てみましょう。

[日報管理]レコードにルックアップ検索で[工数管理]を選択できるようになりました。

これならユーザごとに、日報管理と工数管理を同時に確認することができるようになりますね。

考慮事項

主従関係

  • カスタムオブジェクト主を使用する場合はカスタムオブジェクトにデータが含まれる前に主従関係を作成
  • 主オブジェクトとなるのは、取引先、商談などの標準オブジェクト、またはカスタムオブジェクト
  • カスタムオブジェクトを(主)、標準オブジェクトを(従)にはできない
  • 各カスタムオブジェクトで作成できる主従関係は 2 つまで

参照関係

  • 項目の共有または積み上げ集計項目が適用されない
  • 参照関係から主従関係に変換できるが、すべてのレコードの参照項目に値が含まれていることが条件

最後に

いかがでしたでしょうか。

積み上げ集計や、所有者を主となるオブジェクトで一元管理したい場合は、主従関係を使用することをおすすめします。削除やセキュリティへの影響を受けず、リレーションを多数作成したい場合は参照関係を使用したほうが良さそうですね。

主従関係と参照関係の使用方法や特長を理解して、是非活用してみてください。

参考リソース

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