機能活用ガイド

Vol.3 人間 vs AI (Pardot Einstein 行動スコアリング)

最終更新日: 2020.12.15

salesforce.com
原田一孝(Salesforce)

AI に従う準備はできてますか? と聞かれると、どこかゾッとしますが AI はもう既に我々の生活に入り込んでいます。AI に対抗せず人間側が上手く利用すべきかと思います。その目的で開発されているわけですし。

さて AI ですが Pardot にも機能として存在します。Pardot Einstein と呼ばれていて複数の機能が存在します。詳細はヘルプページを御覧ください。提供は Advanced Edition からになります。 その中で今回は Einstein 行動スコアリングについて見ていきたいと思います。

スコアリングと聞いて Pardot に既にスコアという機能があると思われた方がいらっしゃるかと思います。そうなんですルールベースで自分で設定して利用していたスコアを更に色んな要素を考慮し機械学習によって AI がスコアを算出してくれる機能、これが Einstein 行動スコアリングになります。

従来の Pardot スコアとの違い

・ルールベース vs 機械学習

従来の Pardot スコアはプロスペクトの行動をトラックし、それぞれの行動にセットされている数値を加算するという仕組みです。スコアが上がれば行動が多い、ということは自社に対して興味を持っているとみなすというものでした。Einstein 行動スコアは Pardot スコアでトラック対象の行動以外の行動も含めてコンバージョンされやすいパターンを探し、その行動の組み合わせと順序を比較しスコアを算出するようです。細かい話ですが 10 日ごとにそのパターンも最新のものに更新され賢くなっていき、スコアは 4 時間ごとに再計算されます。ただしデータが多く必要になります。

・上限と下限が無い vs 100 点満点

Pardot スコアには上限と下限がありません。Einstein 行動スコアは 100 点満点で AI が算出します。そのためプロスペクトどうしの比較もやりやすくなると思います。

・メンテナンスが必要 vs 不要

Pardot スコアには上限と下限がありません。そのためメンテナンスが必要でした。マイナスにならないようにすること。直近で行動が無くなり興味を失ったスコアの高止まりを防ぐために減点もしくはゼロクリアするオートメーションルールを用意してメンテナンスしていました。Einstein 行動スコアは 100 点満点で AI が算出しますのでメンテナンスは不要です。そのためメンテナンスを忘れてしまいとんでもなく高いスコアになったりすることはありません。

・スコアリングカテゴリー

Einstein 行動スコアにはスコアリングカテゴリーのようなものは無いので、こちらは従来の Pardot スコアで利用します。

使い方

初期設定は有効化ボタンを押すだけでシンプルかつ簡単です。48 時間後には Pardot プロスペクトのレコードページに Einstein Behavior Score という項目に数値が表示されます。Salesforce のリードもしくは取引先責任者のレコードページについてはスコアを表示する Lightning コンポーネントが用意されていますので、それを配置します。詳細な設定ステップはヘルプもしくは Trailhead、または動画も作成しましたので参考にしてください。

重要なのはここからです。どこでこの Einstein 行動スコアを使えるかです。多くのお客様が従来の Pardot スコアを条件にオートメーションルールで営業ユーザを自動アサインしていると思います。ということでオートメーションルールの条件に使用できますので置き換えることが可能になります。またセグメンテーションルール、ダイナミックリスト、Engagement Studio のルール条件に使用可能です。それぞれプロスペクトのカスタム項目の中に Einstein Behavior Score という項目が出てきます。

最後に

AI の話をそろそろ無視できないなと今回ブログを執筆しました。AI については学問としては詳しくないですが映画やドラマ、本の題材としても増えてきていると感じます。フィクションではありますが最終的に AI に人間が支配されるようなディストピアを描いたネガティブなものが多い気がします。個人的にバッドエンディングが好きなので楽しく観ています。フィクションの物語であっても人間が想像できる範囲のことはいつか実現可能と言われています。確かに80年代、90年代の SF のほとんどが実現されています。ただ一つどうしてもタイムマシンだけは無理じゃないかなと思う 2020 年のクリスマスです。それこそ Einstein の相対性理論のような数学的な議論は抜きにして。

参考リソース

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