Marketing Cloud Engagement+

Salesforce Go を使用した Data 360 への Marketing Cloud Engagement の接続

<概要>

Marketing Cloud Engagement を Data 360(旧 Data Cloud)へ接続するための一連のセットアップ手順が、ガイド付きセットアップ機能である Salesforce Go に統合されます。従来は個別の設定画面をたどる必要があった接続作業を、案内に沿って進められるようになります。

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement+ を含む Salesforce の Enterprise Edition および Unlimited Edition(Lightning Experience)

より多くの標準一致ルールを使用した重複レコードの削減

<概要>

Marketing Cloud Engagement の Identity Resolution(ID 解決)のルールセットに、あいまいな名前マッチングと、正規化されたメールアドレス・電話番号・住所フィールドを組み合わせた新しいマッチルールが標準で追加されます。タイプミスや書式の違い、表記のばらつきがあるデータでも同一人物のレコードを識別できるため、手動設定を減らしながらより完全な顧客プロファイルを構築できます。

追加されるルールセットは次の 3 つです。

  • Fuzzy Name and Normalized Email
  • Fuzzy Name and Normalized Phone
  • Fuzzy Name and Normalized Address
  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement+ を含む Salesforce の Enterprise Edition および Unlimited Edition(Lightning Experience)

<追加情報>

新しいルールセットは、[設定] > [Marketing Cloud] > [Assisted Setup] > [Basic Settings] の [Configure Identity Resolution Rulesets] で [Generate Ruleset] から生成すると、既存のルールセットとあわせて作成されます。

Marketing Cloud Engagement メールの双方向会話の有効化

<概要>

マーケティングメールを双方向の対話体験にできるようになります。受信者はメールに直接返信でき、Agentforce のエージェントからリアルタイムで回答を受け取れます。

対話型の送信者プロファイルを有効にすると、既存のジャーニーに対話型ロジックを追加できます。受信者からの返信は自動的にスレッド化され、会話の文脈が保持されます。受信者が担当者によるサポートを希望した場合は、会話が Omni-Channel(オムニチャネル)受信トレイの担当者にルーティングされ、同じスレッド内で返信できます。

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement+ を含む Salesforce の Enterprise Edition および Unlimited Edition

Marketing Cloud Engagement

Automation Studio での日時トークンの大文字と小文字を区別しないファイル名エラーの防止

<概要>

データ抽出およびファイル転送アクティビティにおいて、ファイル名パターン内のパーソナライズ文字列が大文字・小文字を区別せずに認識されるようになります。%%Year%%、%%year%%、%%YEAR%% のいずれを指定しても、トークンが文字列のままファイル名に出力されることなく、正しく変換されます。

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement の Corporate および Enterprise の各エディション

WhatsApp の 1 つの Data Cloud インスタンスへの複数の Marketing Cloud アカウントの接続

<概要>

Unified Messaging で WhatsApp をセットアップする際、1 つの Data 360 インスタンスに接続されている複数の Marketing Cloud Engagement アカウントの中から、任意のアカウントのビジネスユニットに電話番号を割り当てられるようになります。

従来は、WhatsApp で利用する電話番号(WhatsApp Business Account)を 1 つのビジネスユニットにしか割り当てられず、そのビジネスユニットもセットアップ時に選択した特定の Marketing Cloud Engagement アカウント配下のものに限られていました。そのため、別の Marketing Cloud Engagement アカウントを持っていても、同じ電話番号を使って WhatsApp を送信できませんでした。

今回の変更により、1 つの Data 360 インスタンスと 1 つの WhatsApp Business Account を共有しながら、別々の Marketing Cloud Engagement アカウントからそれぞれ独立した Journey Builder の WhatsApp アクティビティを実行できます。複数の事業部やブランドがそれぞれ別の Marketing Cloud Engagement アカウントを持ちながら、データ基盤と WhatsApp Business Account は会社として 1 つにまとめたいマルチテナント構成のお客様に有効な変更です。

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement の全エディション

<追加情報>

  • 想定ユースケース : 複数事業部・複数ブランドがそれぞれ別の MCE アカウント(EID)を持ちつつ、Data Cloud のデータ統合基盤と WABA(電話番号)は会社として 1 つに集約したいマルチテナント構成の顧客に有用。

ビジネス範囲のユーザー ID を使用したユーザー名での WhatsApp ユーザーへのリーチ

<概要>

WhatsApp ユーザーが電話番号を非表示にしてユーザーネームを利用している場合でも、コンタクトとのやり取りを継続できるようになります。Meta の BSUID(Business-Scoped User ID)を使ってコンタクトをインポートすることで、電話番号が取得できない場合でもアウトバウンドメッセージを送信でき、電話番号と BSUID の両方の識別子でメッセージエンゲージメントを追跡できます。

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement の全エディション

WhatsApp ダイレクト送信カテゴリの不一致のキャッチ

<概要>

WhatsApp のダイレクト送信により、ユーティリティメッセージにおける手動の事前承認プロセスをスキップすることで、メッセージ配信業務のボトルネックが解消されます。従来のテンプレートでは事前の承認が必要でしたが、ダイレクト送信のテンプレートを使用すれば、承認を待つことなくすぐに受信者へメッセージを届けることができます。これによりユーティリティメッセージをより迅速に、かつ大量に配信できるようになります。

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement の全エディション
  • 適用時期 : 2026年 11月以降の提供開始予定

Marketing Cloud Engagement の新規および今後のセキュリティ要件の確認

<概要>

今後 Marketing Cloud Engagement では、セキュリティ要件が順次強化されます。いずれも管理者側での事前確認と計画が必要となります。本リリース時点で今後予定されている強化内容は以下のとおりです。

なお、ステップアップ認証につきましては、2026年7月30日にリリース済みです。

  1. インストール済みパッケージのクライアントシークレットのローテーションが必須になります

2026 年 3 月 25 日以降に生成されたクライアントシークレットは、生成日から 180 日間で有効期限を迎えます。それ以前から使用していてローテーションされていないシークレットは、2026 年 9 月 30 日に一斉に失効する予定です。詳細は「インストール済みパッケージのクライアントの秘密を循環する準備」をご参照ください。

  1. ログイン IP 許可リストのブロック設定が必須になります

許可リストに登録した IP アドレスおよびアドレス範囲以外からのログインをブロックする設定が必須化されます。詳細は、「ログイン許可リストへの推奨 IP 範囲の追加」をご参照ください。

  1. シングルサインオンを利用するアカウントに多要素認証が求められます

AMR(Authentication Methods References)および ACR(Authentication Context Class Reference)のクレームを含む多要素認証システムが要求される見通しです。詳細は、「MFA を使用するためのシングルサインオンアカウントの更新」をご参照ください。

  1. フィッシング耐性のある多要素認証が義務付けられます

Touch ID、Face ID、Windows Hello、パスキーといったプラットフォームベースの認証システムを使用することで、フィッシング耐性のある多要素認証(PR-MFA)システムとみなされます。詳細は、「プラットフォーム認証システムを使用したフィッシングからの保護」をご参照ください。

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement の全エディション

セキュリティダッシュボードを使用したアカウントのセキュリティ体制の監視

<概要>

アカウントのセキュリティ状態をスコアで評価し、未対応の設定や注意が必要な項目を一覧できるセキュリティダッシュボードが追加されます。各項目を開くと指摘内容の詳細を確認でき、ダッシュボードは PDF として出力できます。

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement の全エディション
  • 適用時期 : 提供済み

<追加情報>

各項目を開くと、詳細な指摘内容を確認できます。

高度な監査履歴を使用したデータエクステンションアクセスイベントの監視

<概要>

Marketing Cloud Engagement には、ログインユーザーの操作を記録する監査ログの機能があります。今回のリリースでは、有償版の監査ログにおいて、ユーザーまたは API でデータエクステンション内のデータを閲覧した記録が残るようになります。

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement の全エディション(有償版の監査ログを利用している場合)

プラットフォーム認証システムを使用したフィッシングからの保護

<概要>

Marketing Cloud Engagement ではログイン時に多要素認証(MFA)を使用していますが、これに加えてフィッシング耐性のある多要素認証(PR-MFA)がサポートされます。Apple デバイスの Touch ID や Face ID、Windows Hello、パスキーといったプラットフォームベースの認証システムを利用することで、セキュリティをさらに強化できます。今後のリリースでは、すべての Marketing Cloud Engagement アカウントで、プラットフォーム認証システムまたはハードウェア認証デバイスのいずれかを使用した多要素認証が必須になる見通しです。

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement の全エディション
  • 適用時期 : 提供済み(2026 年 7 月 30 日)

推奨 IP 範囲に基づくログイン許可リストの設定

<概要>

Marketing Cloud Engagement には、ログイン元の IP アドレスを検査する IP 許可リストの機能があり、この設定が必須化されました。あわせて、過去 6 か月間にアカウントへのログインで使用された IP アドレスを追跡し、許可リストの推奨範囲として提示する機能が追加されます。推奨範囲を確認したうえで、クリック操作で許可リストに追加できます。

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement の全エディション
  • 適用時期 : 提供済み(2026 年 7 月 30 日)

MFA を使用したセキュリティタスクの再認証

<概要>

アカウントのセキュリティ設定の変更など、影響の大きい操作を行う際に、多要素認証による再認証(ステップアップ認証)が必要になります。なお、この変更はシングルサインオン(SSO)を利用している組織には適用されません。

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement の全エディション
  • 適用時期 : 提供済み(2026 年 7 月 30 日)

<追加情報>

MFA を使用するためのシングルサインオンアカウントの更新

<概要>

シングルサインオンを利用するアカウントでは、AMR(Authentication Method Reference)および ACR(Authentication Context Class Reference)のクレームを含む多要素認証システムを実装する必要があります。これにより、ID プロバイダー(IdP)と Marketing Cloud Engagement の間で高いレベルのセキュリティが確保されます。現時点では強制適用されていませんが、ご利用の IdP がこれらの標準に対応しているか、早めに担当部門やベンダーへご確認いただくことをおすすめします。

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement の全エディション
  • 適用時期 : 2027 年 1 月 13 日

インストール済みパッケージのクライアントの秘密を循環する準備

<概要>

2026 年 3 月 25 日以降にローテーションされていないインストール済みパッケージのクライアントシークレットは、2026 年 9 月 30 日に一斉に有効期限を迎えます。2026 年 3 月 25 日以降に生成されたクライアントシークレットの有効期間は、生成日から 180 日間です。有効期限が切れる前には、メール通知と Marketing Cloud Engagement 内のバナー通知が行われます。

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement の全エディション
  • 適用時期 : 2026 年 3 月 25 日より前に最後のローテーションを行ったシークレットは 2026 年 9 月 30 日に失効。それ以降にローテーションしたシークレットは生成日から 180 日後に失効

<追加情報>

ローテーションは、次の手順で実施できます。

  1. 1. [設定] の [インストール済みパッケージ] ページで、対象のパッケージを開きます。
  2. 2. [ステージングされたシークレット] セクションで [生成] をクリックします。
  3. 3. そのパッケージに接続するすべてのクライアントアプリケーションを、ステージングされたシークレットを使用するよう更新します。
  4. 4. クライアントアプリケーションが期待どおりに動作することを確認したうえで、[有効化] をクリックします。ステージングされたシークレットが有効になり、以前のシークレットが無効化されます。

クライアントの秘密の自動取り消しによるインテグレーションの保護

<概要>

API 統合に関する特定のセキュリティ脅威が検出された場合、インストール済みパッケージのクライアントシークレットが自動的に無効化されます。たとえばクライアントシークレットが公開リポジトリに流出していることが検出された場合、シークレットは無効化され、管理者にメールで通知されるとともに、Marketing Cloud Engagement 上に通知メッセージが表示されます。セキュリティレビューで侵害されていないと判断された場合は自動的に復元されます。本機能は既定で有効であり、管理者が無効にすることはできません。

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement の全エディション

[インストール済みパッケージの概要] ページでのクライアントの秘密の状況の確認

<概要>

インストール済みパッケージのサマリーページで、クライアントシークレットの失効・有効期限のステータス、クライアント ID、最後の認証呼び出しからの経過日数を確認できるようになります。

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement の全エディション

<追加情報>

送信者認証パッケージのプロキシカスタムドメインのプロビジョニングと保護

<概要>

お客様が保有するドメインを Sender Authentication Package で利用する際、そのドメインが Cloudflare や Imperva といった WAF(Web Application Firewall)/リバースプロキシで保護されている場合でも、証明書の発行と自動更新ができるようになります。

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement+(プラス)の各エディション

インポート API ジョブによる古いデータのインポートの防止

<概要>

Data Import API の操作で maxFileAgeHours パラメータを使用すると、指定した期間内に作成・変更されていないファイルのインポートを防げます。リクエストにこのパラメータを含めると、Marketing Cloud Engagement がファイルの更新日時を確認し、現在のシステム時刻との差が指定した最大時間数を超える場合はインポートを実行しません。タイムゾーンの違いがファイルの経過時間の計算に影響することはありません。

  • 適用範囲 : API アクセス権を持つすべての Marketing Cloud Engagement エディション
  • 適用時期 : すでに適用済み

MCP Server の新しいツールを使用したマーケティング業務の自動化の拡張

<概要>

Marketing Cloud Engagement の MCP サーバーに、新たに 40 個のツールが追加されます。MCP に対応した AI アシスタントから、Automation Studio のアクティビティの作成と実行、キャンペーンや Content Builder のフォルダ管理、バルクデータのアップサートやデータエクステンションのクエリ、コンタクトの削除やメールトラッキングイベントの取得といったタスクを実行でき、Marketing Cloud Engagement 全体の定型作業を自動化できます。

追加されたツールの機能領域は次のとおりです。

  • オートメーション/アクティビティ:ファイル転送、スクリプト(SSJS)、インポート、フィルターアクティビティの作成・更新・実行・削除
  • キャンペーン:キャンペーンの作成・一覧取得・更新・削除、キャンペーンアセットの紐付けと解除
  • バルク/非同期データ更新:データエクステンションへの一括アップサート、非同期バルクジョブのステータスと結果の確認
  • Content Builder:フォルダの作成・リネーム・移動・削除
  • データエクステンション:外部キーを利用した行のクエリ(フィルターとページネーションに対応)
  • コンタクト:GDPR および CCPA に基づく個人情報削除リクエストの実行
  • トラッキング:イベントタイプ別のメールトラッキングイベントの取得

  • 適用範囲 : Marketing Cloud Engagement の全エディション(API アクセス権が必要)

<追加情報>

MCP Server for Marketing Cloud Engagement

MCP Server Tools for Marketing Cloud Engagement

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