“エキスパート”の検索結果
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この記事で学べること運用テストのポイント操作性向上に活用いただける機能・コンテンツこの記事のゴールこの記事のゴールは「運用テストを実施し、リリース前に利用ユーザーからの指摘事項を改善する」ことです。そのために、以下3ステップで進めていきます。運用テストとは運用テストのポイント指摘事項への対応※運用テストの実施には以下が前提となります。Sales Cloudの入力画面が設定できている運用ルール(入力ルール)が作成できているまだ完了していない場合には、はじめてガイドの記事である「実装時の注意点を理解しましょう」、「運用のルールを策定しましょう」をそれぞれご参照の上、ご対応ください。運用テストとはこれまで、プロジェクトメンバーを中心に入力画面を設定してきましたが、運用テストでは、実際の利用ユーザーが一連の入力・更新作業を行い、実際の業務に沿った運用が可能か?その操作性や使用感に大きな問題がないか確認します。このテストを実施せず運用開始した場合、設定時に想定していた業務の流れと実際の運用が合わず、入力や更新作業が利用ユーザーの負荷になってしまい、結果として不満や要望の声が一度に多く寄せられることになり、定着化までにより多くの時間を要することになります。事前に利用ユーザーの代表者複数名にてテストし、主要な問題点を改善することで運用開始後の混乱を防ぎましょう。運用テストのポイント運用テストを実施する前に、テストの準備と、テスト時にどのようなポイントをチェックするのかを整理しておきましょう。下図に必要な準備とチェックするべきポイントをまとめておりますので、参考にしてください。日々の運用に耐えられる設計になっているかや、期待する集計結果が得られるかどうかについては、詳細を利用シーン別にまとめておりますので、以下の観点でチェックを行っていきましょう。入力・更新編入力項目数運用ルール(入力・更新ルール)を踏まえ、作成・更新時に入力する項目数が適切か確認します。指摘例)日次入力が求められる活動にX個以上の入力は現実的ではない 等項目の配置・導線入力時の導線が適切か確認します。具体的には、入力タイミングが同じ項目などはまとめて配置できているか等を確認します。指摘例)取引先責任者作成時に入力する”氏名”と”住所”の項目配置が離れており、入力しづらい 等必須項目レコード作成時には入力できない項目が必須項目になっていないか確認します。指摘例)”予算状況確認”項目が必須項目になっているが、商談作成時には必ずしも予算状況が把握できていない 等検索編必要な情報へのアクセス(リストビュー)担当する取引先や進行中の商談等、リストビューを使って必要なレコードにすぐにアクセスできることを確認します。指摘例)進行中商談のうち特定フェーズの商談を確認する必要があるが、用意されたリストビューでは確認できない 等必要な情報へのアクセス(レポート・ダッシュボード)定例会議で確認する内容や、業務上利用ユーザーが確認しなければならない情報がレポート・ダッシュボードに含まれているか確認します。指摘例)担当者ごとの商談数が確認できず、新規案件のアサイン時に判断できない 等共通編用語の違い業務上使用している用語とSales Cloud上の表記の違いにより、混乱しないか確認します。指摘例)業務上”案件”と呼んでいるが、Sales Cloud上では”商談”になっている 等指摘事項への対応運用テスト実施により利用ユーザーから複数の指摘事項が寄せられるはずです。事前によくある指摘事項と、その対応例について学習し、指摘事項に備えましょう。(※)マークが付いているものは詳細を学習いただけるコンテンツをご紹介していますので、後述の”設定方法”のリンクから設定方法をご確認ください。入力項目数が多すぎるダッシュボードで使用している項目や、業務上必要な項目以外に不要な項目がないか再度見直す。部署や役職によって表示する項目を変更することで、表示項目数を削減する。(ページレイアウトの追加)(※1)特定の項目が入力された場合、関連する項目を自動更新する。(数式項目の利用)(※2)デフォルト項目値を指定し入力負荷を下げる。(※2)クイックテキストを使用する。(※2)項目の配置・導線が悪く入力しづらい入力のタイミングが同じ項目は近くに配置する。リストビューから項目の一括更新を使用する。(※2)クイックアクションを使用する。(※2)項目の種別や使用するユーザーごとにセクションを区切る。(※3)必要な情報へのアクセスが悪い(リストビュー)リストビューを新規追加し、必要なメンバーが使用できる状態にする。(※2)リストビューのKanban、分割ビューを使用する。(※2)必要な情報へのアクセスが悪い(レポート・ダッシュボード)レポートダッシュボードを作成・更新する。(※4)Sales Cloud上の表記と業務上の用語が異なる 項目名称やオブジェクト名称を変更する。(※5)その他にもさまざまな機能がありますが、運用開始までに時間の制約があることを踏まえ、比較的設定に時間を要さない機能を抜粋しています。まずは以下の”設定方法“からぜひご確認ください。設定方法設定方法に関しては、以下のコンテンツをご利用ください。サクセスナビ記事:見る人によって画面や項目を出しわけようエキスパートコーチング:Sales Cloud アドミン基礎ヘルプ記事:ページレイアウトでの新しいセクションの作成エキスパートコーチング:レポート&ダッシュボードクイックスタートヘルプ記事:オブジェクト、タブ、項目の表示ラベルの名称変更学習ツールより詳しく知りたい方は、エキスパートコーチングのオンデマンド動画をご視聴ください。Premier Success Planをご契約のお客様は、動画視聴後1対1のフォローアップセッションにお申し込みいただけます。エキスパートコーチング:活用度向上支援(SFA 運用ルール、トレーニング、定着化プラン)まとめ運用テストのポイントは理解できましたか?以下の点を改めて整理しておきましょう。運用テストでは、利用ユーザーが、その操作性や使用感に大きな問題がないか確認する運用テスト実施にあたり、誰がテストを実施するか/運用テストで操作する範囲/チェックポイントについて検討する設定知識を学び、想定される指摘事項への対応策も想定するご不明点やエラーの解消が必要な場合は、弊社テクニカルサポートにお問合せください。弊社サポートエンジニアが貴社のSalesforce環境を確認の上、具体的な手順をご案内いたします。ナレッジ記事:Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせ次は、定着に向けた計画を策定しましょう!次の記事:定着に向けた計画を策定しましょう「活用7ステップ」全体に戻りたい場合はこちら
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この記事で学べることデータセット作成の手順この記事のゴールデータセットの作成完了データセットとはCRM Analyticsではダッシュボードを作成する場合に、まずはダッシュボードに表示するデータが必要です。この元となるデータの塊を 「データセット」と呼びます。データセットは行と列を持つデータで、ダッシュボードで見たいデータに応じて、必要なレコードと項目を選別してデータセットを作成します。データセットは以下2つの方法で作成が可能です。・レシピを利用してデータセットを作成する・csvデータをアップロードして作成する今回はレシピを利用して、Salesforceのデータを使ったデータセットの作成方法をご紹介します。csvをアップロードしてデータセットを作成する方法はCRM Analytics ドリル:CSVファイルの取り込み方法を参照ください。データセットの作成手順では、Salesforceのデータを使ってデータセットを作ってみましょう。手順は以下の2つのステップです。データを接続するレシピを利用して、データセットを作成する手順を追って設定しましょうデータを接続するまず、Salesforceの環境のデータをAnalytics環境へ持ってくる接続の設定です。Analytics Studioを開き、左のタブにある [ データマネージャ ] を開きます。 [ 接続 ] を選択し、 [ SFDC_LOCAL ] の▼をクリックし、 [ オブジェクトを編集 ] をクリックします。ダッシュボードで利用したいオブジェクトと項目をチェックし、 [ 保存 ] します。必要なオブジェクトの保存が完了したら、 [ SFDC_LOCAL ] の▼をクリックし、 [ 今すぐ実行 ] をクリックします。これにより接続したオブジェクトのデータをAnalyticsの環境に同期します。このままでは、 [ 今すぐ実行 ] を押した時点のデータを同期し、その後データ更新されません。今後も定期的にデータをSalesforce環境からAnalytics環境に同期される様にするため、データ接続の同期スケジュールを設定します。 [ SFDC_LOCAL ] の▼をクリックし、 [ スケジュール ] をクリックします。以下の画面が表示されるため、データを同期する感覚をスケジュール指定します。例)画像は月〜金のAM7:00にデータ同期を行う設定です。これでSalesforceの環境からデータをAnalytics環境へ持ってくることができました。レシピを利用して、データセットを作成する続いてAnalytics環境に接続したデータから、ダッシュボードで使うためのデータセットを作成します。今回は取引先情報を付与した商談データセットを作成してみましょう。補足:レシピとはレシピは、データに対して様々な加工を指定し、最終的にデータを出力できる機能です。レシピ上で、入力データを指定し、そのデータに対して、どの順番でどの様に加工を行うという一連の流れを指定できます。レシピにデータを追加Analytics Studioを開き、左に表示される [ データマネージャ ] ボタンをクリックします。 [ レシピ ] をクリックし、 [ 新規レシピ ] をクリックします。画面中央の [ 入力データを追加 ] から、 [ Opportunity(商談) ] をチェックし、必要な項目を指定します。ポイント:今回は取引先情報を含む商談のデータを作成します。そのため、商談1行がデータセットの1行にあたりるため、 [ Account(取引先) ] ではなく、 [ Opportunity(商談) ] をチェックします。 [ 関連オブジェクト ] のタブを選択し、 [ Account(取引先) ] の右の [ +結合 ] を選択して [ 次へ ] を選択します。取引先データを付与した商談データの設定がレシピ上に出力されました。レシピの [ 結合 ] の機能を使い、商談データのAccountIDに対して、取引先データのIDでマッチングをかけ、商談に対して取引先名などの取引先情報を項目として追加している設定が自動で設定されました。データに取引先のデータが含まれているかはプレビューで確認できます。レシピからデータセットを出力ではデータの加工が終わったので、データをデータセットで出力する設定を追加します。 [ 結合0 ] の [ + ] をクリックし、 [ 出力 ] をクリックします。出力の設定画面が出力されるため、以下を指定し、 [ 適用 ] をクリックします。 [ データセットの表示ラベル ] :データセットの表示名称を指定します。データセットAPI参照名 :データセットの一意の名前です。既存のデータセットの名称と重複すると既存のデータが上書きされるので注意ください。アプリケーションの場所 :データセットをどのアプリケーションに出力するかを指定ください。 [ 保存して実行 ] をクリックし、レシピの名称を指定して [ 保存 ] をクリックします。レシピのデータ加工内容が保存され、データセット作成処理が実行されます。データマネージャ画面にもどり、 [ ジョブ監視 ] をクリックして、データセット作成の進捗を確認します。作成時にエラーがある発生した場合、エラー等が出力されます。レシピをスケジューリングレシピを使って作ったデータセットはレシピを実行した時点のデータでデータが作られています。データ接続と同じ様にレシピもスケジュール設定をすることで、データが自動的に更新されるよう設定します。 [ データマネージャ ] の [ レシピ ] をクリックし、スケジューリングするレシピの▼をクリックします。 [ スケジュール ] をクリックします。スケジュールを曜日と時間ベースに設定することもできますが、今回は [ イベントベース ] のタブをクリックします。 [ Salesforce ローカル接続が同期されます。 ] を選択します。イベントベースは指定のイベントが実施されたら連動して実行するという設定が可能です。表記の設定にすることで、Salesforceローカル接続とデータが同期されたら、指定のレシピも再実行されるという設定となります。これが、基本的なデータセット作成の手順となります。同様に所有者のユーザ情報を紐づける方法は、CRM Analytics ドリル:ユーザ情報を紐付けるを参照ください。より詳しい設定の内容は以下の参考情報から学習を進めていきましょう。学習ツールレシピの操作やより詳しい設定方法を知りたい方には、以下のコンテンツがおすすめです。レシピの「基本」から、実践的なユースケースに沿った設定方法が詰まっております。ぜひ参照いただきレシピをマスターしましょう。CRM Analytics ドリル作るとわかる!CRM Analytics レシピ エキスパートコーチング「レシピを使ったデータ準備」(個別セッション)PremierまたはSignature Success Planをご契約のお客様はSalesforceエキスパートとの1 対 1 のセッションにてレシピでのデータ作成方法の基礎を学ぶ事ができます。セッションの詳細はリンク先の概要をご確認ください。まとめこちらの記事ではデータセット作成の以下の基本的な操作方法をご理解いただきました。データを接続するレシピを利用して、データセットを作成するデータセットを作成することで、データセットは何かというイメージがついたのではないでしょうか。では続いてデータセット作成時のポイントをご紹介します。活用ステップ全体に戻る場合は、こちら