ログの取得方法
公開日: 2022.01.14
目次
この記事で学べること
- イベントモニタリングに含まれる2種類のログの違い
- リアルタイムイベントモニタリングのログの取得方法
- イベントモニタリングのログ(EventLogFile)の取得方法
イベントモニタリングに含まれる2種類のログの違い
イベントモニタリングライセンスには、以下2種類のログが含まれます。
- リアルタイムイベントモニタリング:セキュリティインシデントの発生ログとレコードへのアクセスログ
- イベントモニタリング:イベント発生 / エラー / パフォーマンス分析用のイベントログ
この2種類のログの違いの詳細については、以下の記事をご参照ください。
2種類のログは、取得方法が異なりますので、それぞれのログの取得方法について説明します。
リアルタイムイベントモニタリングのログ取得
リアルタイムイベントモニタリングでは、イベントデータをストリーミング視聴したり、Salesforceオブジェクトに保存してクエリしたりすることができます。保存イベントの多くは、大量データの最大6か月間(認証系ログは10年間)の保存に適したSalesforce Big Objectが対応します。Big Objectではデータが Salesforce ネイティブとして保存されるため、アクセスしてレポートやその他の用途に使用できます。一部の保存イベント(脅威検知イベントなど)は、標準 Salesforce オブジェクトが対応します。
リアルタイムログの記録開始については以下の記事を参照してください。
リアルタイムログの取得に必要な権限の設定

- [設定] から、次のいずれかの操作を実行します。
- [クイック検索] ボックスに「権限セット」と入力し、[権限セット] を選択します。
- [クイック検索] ボックスに「プロファイル」と入力し、[プロファイル] を選択します。
- 権限セットまたはプロファイルを選択します。
- 権限セットとプロファイルのどちらを使用するかに応じて、次のいずれかの操作を実行します。
- 権限セットまたは拡張プロファイルユーザインターフェースで、権限を選択します。[設定の検索] ダイアログボックスに、「リアルタイムイベントモニタリングデータの表示」と入力します。[編集] をクリックし、オプションを選択して、[保存] をクリックします。「アプリケーションのカスタマイズ」権限についても上記の手順を繰り返します。
- 元のプロファイルユーザインターフェースで、プロファイル名を選択し、[編集] をクリックします。トランザクションセキュリティポリシーを作成する予定の場合は、[リアルタイムイベントモニタリングデータを表示] と [アプリケーションのカスタマイズ] を選択します。[保存] をクリックします。
- リアルタイムイベントモニタリングを有効にするのに加えて、リアルタイムイベントオブジェクトに対するユーザ権限を設定します。リアルタイムイベントモニタリングオブジェクトには機密データが含まれる場合があります。
リアルタイムログのストリーミングログの取得
ここでは“Streaming Monitor”を利用してストリーミングイベントを確認する方法を紹介します。
Streaming MonitorはSalesforceから提供している管理パッケージとなり、誰でも無償でご利用いただけますがサポートの対象外です。
- AppExchangeの“Streaming Monitor”ページより、パッケージをインストールしてください。
- パッケージが正常にインストールされると、アプリケーションランチャーにて“Streaming Monitor”が表示されます。

- Streaming Monitorページにアクセスし、[Subscribe to a channel] → [Monitoring events] → [確認したいイベント]を順に選択し、[Subscribe]ボタンを押します。
(Relay optionはデフォルトのままでOK)

- 確認したいイベント分だけ、No.3の手順を繰り返します。
- [Subscriptions]カラムに、指定したイベントログが表示されていることを確認します。
(ここでは、一例として“LightningUriEvent”と“ReportEvent”をSubscribeしています)

- この状態で実際のイベントが発生すると、画面上にキャプチャされたイベントログがグラフに表示されます。

- グラフ上の該当ログをクリックすることで、実際のログの内容を確認することができます。

リアルタイムログのストレージログの取得
リアルタイムイベントモニタリングの保存イベントの多くは、大量データの最大6か月間の保存に適したSalesforce Big Objectに保存されます。保存されたログデータはデータローダを用いてダウンロードすることが可能です。
データローダは、データを一括でインポートまたはエクスポートするためのクライアントアプリケーションです。
データローダのインストールや利用方法の詳細は『データローダガイド』をご参照ください。
- データローダを開きます。
- [Export (エクスポート)] をクリックします。
アーカイブされた活動レコードと論理削除されたレコードもエクスポートする場合は、代わりに [Export All (すべてをエクスポート)] をクリックします。 - Salesforceユーザ名とパスワードを入力し、[ログイン] をクリックします。
- ログインしたら、[次へ] をクリックします。
- オブジェクトを選択します。
オブジェクト名がリストに表示されない場合は、[すべてのオブジェクトを表示] を選択して、アクセス可能なオブジェクトをすべて表示します。 - データのエクスポート先とするCSVファイルを選択または新規作成します。
- [次へ] をクリックします。
- データエクスポート用のSOQLクエリを作成します。
- [完了] をクリックし、[はい] をクリックして確認します。
- [View Extraction (抽出を表示)] をクリックして CSV ファイルを表示するか、[OK] をクリックして閉じます。
イベントモニタリングのログ(EventLogFile)について
イベントモニタリングのログはEventLogFileオブジェクトに格納されます。
EventLogFileオブジェクトではイベント種別、対象日(または対象時間)ごとに1件のレコードが作成され、ログデータがBase64に符号化されてLogFile列に格納されています。
システム管理者は開発者コンソールを使用して、組織のイベントログファイルを確認することができます。
また、ログはSalesforceには30日間しか保持されないため、継続的に追跡しイベントモニタリングを最大限に活用するためにはSalesforceからイベントログファイルをダウンロードしておくと便利です。
EventLogFileの取得に必要な権限の設定

- [設定] から、次のいずれかの操作を実行します。
- [クイック検索] ボックスに「権限セット」と入力し、[権限セット] を選択します。
- [クイック検索] ボックスに「プロファイル」と入力し、[プロファイル] を選択します。
- 権限セットまたはプロファイルを選択します。
- 権限セットとプロファイルのどちらを使用するかに応じて、次のいずれかの操作を実行します。
- 権限セットまたは拡張プロファイルユーザインターフェースで、権限を選択(または新規作成)します。
[設定の検索] ダイアログボックスに、「イベントログファイルを参照」と入力します。[編集] をクリックし、オプションを選択して、[保存] をクリックします。「API の有効化」権限についても上記の手順を繰り返します。 - 元のプロファイルユーザインターフェースで、プロファイル名を選択し、[編集] をクリックし、[イベントログファイルを参照] と [API の有効化] を選択します。[保存] をクリックします。
EventLogFileのダウンロード
イベントログファイルは次の数種の方法でダウンロードできます。
- Event Log File(ELF)Browser(イベントログファイルブラウザ)アプリケーションを使用した直接ダウンロード
- cURLスクリプト
- Pythonスクリプト
ここではEvent Log File(ELF)Browserを使用し直接ダウンロードする方法を紹介します。
なお、Event Log File(ELF)Browserは無償でご利用いただけますが、サポートの対象外です。
- 組織にログインします。
- ELF ブラウザアプリケーションに移動します
- [Production Login (本番ログイン)] をクリックします
- 検索する日付範囲を入力します
- 検索するイベント種別を入力します
- 間隔(毎日または毎時)を入力します
- [Apply (適用)] をクリックします

このリストには、指定した日付や時間、イベント種別に該当するイベントログファイルが表示されます。これらのファイルをブラウザアプリケーションで直接開くことはできませんが、ダウンロードすることや、スクリプトを使用することができます。
ここでは、直接ダウンロードする方法を見ていきます。
- 左端の緑のアイコンをクリックして、ログをカンマ区切り値 (.csv)ファイルにダウンロードします。各ファイルには、過去24時間に組織で生じた特定の種別のイベントがすべて記載されます。
- 今回はLightningPageViewイベントのログファイルをダウンロードします。このファイルをスプレッドシートで開いて内容を確認します。

PAGE_URL項目でアクセスしたページやレコードを示すURLを、USER_ID項目でユーザのIDを確認することが可能です。
学習ツール
- Trailhead - リアルタイムイベントモニタリング
- Trailhead - イベントモニタリング
- 動画 - イベントモニタリング設定動画_基礎編(ログの有効化と取得)
まとめ
イベントモニタリングで取得できる二種類のログ(リアルタイムログおよびEventLogFile)の取得方法はそれぞれ異なります。今回はストリーミングや取得方法の一例をご紹介しました。
ご利用開始後、適切な方法でログを取得しイベントモニタリングを最大限にご活用ください。
公開日: 2022.01.14
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