(2022年11月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ

公開日: 2022.12.05

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この記事で学べること

  • Salesforce コア製品に関する重要な技術情報
  • バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報
  • セキュリティに関する重要なアップデート

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本記事は「Salesforceの運用に関するお知らせ」の11月号となります。

こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。

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2022年11月のトピックはこちらになります。

本記事では、前月との差分である赤字の部分と、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。

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Winter’23リリースに関する更新情報です。

先日実施したWinter ’23 新機能に関するウェブセミナーの録画がサクセスナビより視聴いただけます。

製品毎に再生できるようになっていますので、参加できなかったお客様も、ぜひお時間ある時にご覧ください。

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続いて、Winter’23 リリースノートの更新情報です。10/18以降の更新内容の中から、管理者様に把握しておいていただきたい内容をピックアップしています。

/services Is No Longer Available as a Base URL for Site Pages

Experience Cloudサイトをご利用のお客様にご確認いただきたい内容です。

サイトページのベースURLとして"/services"の使用を制限することについてのリリースノートが追加されました。既存のサイトページは影響を受けませんが、/services を使用している既存のオブジェクトページのサブページを移動または更新するには、最初にベース URL の名前を変更する必要がありますので、ご注意ください。

Plan for Salesforce Mobile App Community License Access Retirement

モバイルでSalesforceアプリケーションをご利用のお客様にご確認いただきたい内容です。

Summer '23リリースで、CommunityライセンスでのSalesforce モバイルアプリケーションの利用ができなくなるアナウンスが追加されました。Summer '23以降は、Webブラウザからコミュニティにアクセスいただくことができます。

Review the New Timeline for Enhanced Domains

こちらはSalesforceをご利用のすべてのお客様向けの情報です。

拡張ドメインの自動適用のスケジュールが変更になりました。こちらは後半で詳細をご説明します。

Convert Dataflows to Recipes (Generally Available)

CRM Analyticsをご利用のお客様にご確認いただきたい内容です。

データフローをレシピに変換する機能が一般公開された旨のアナウンスが追加されました。

Enable JsonAccess Annotation Validation for the Visualforce JavaScript Remoting API (Release Update)

「Visualforce JavaScript Remoting API の JsonAccess アノテーション検証の有効化」のリリース更新の適用が、Spring '23からWinter '24に延期になりました。

Metadata API

2022年11月より、認証プロバイダーのコンシューマーシークレットは暗号化されたテキストではなく、平文で入力しなければならないというリリースノートが追加されました。暗号化された値として入力された既存のコンシューマーシークレットは、Winter ‘23を通してデプロイすることができます。コンシューマーシークレットはプレースホルダー値としてエクスポートされます。

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こちらは先月と内容は変わりませんが、重要な情報のため再掲載しています。

IE11のサポート終了に関するお知らせです。

Microsoft社がIE11のサポートを終了したことを受けて、Salesforceも今年一杯でIE11のサポートを終了します。

IE11をご利用中のお客様は、サポートされているブラウザへの移行をお願いします。

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続いて、MFAに関する内容です。

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Salesforce 多要素認証に関する FAQのナレッジの英語版が11/3に更新されています。内容は、後ほどご紹介します。

また、多要素認証 (MFA) 適用ロードマップのナレッジも、英語版のみ10/28に更新されています。

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Tableau Onlineご利用のお客様の強制適用の時期が延期されています。

特権ユーザの適用予定は、2023年の3/13 - 3/17、その他のユーザの適用予定は4/17 - 4/21になっています。

また、Sales CloudやService Cloud等ご利用のお客様の自動適用のスケジュールに関して、先月の記事では、リリース更新にMFAの自動適用に関する内容が表示されている場合、Spring '23に自動適用される旨をお伝えしました。ですが、Spring '23の自動適用の対象となる組織については、12月中旬にメール通知にて対象のお客様にお知らせをさせていただく運びとなりました。必ずしも、リリース更新が表示されているからと言って、Spring '23で自動適用されるわけではございませんが、メール通知を受け取られたら、早めに準備を進めていただけますよう、お願いします。なお、万が一間に合わないという場合には、こちらも早めに弊社サポートへご連絡をいただけますようお願いします。

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続いて、Salesforce 多要素認証に関する FAQのナレッジの更新情報です。

Tableau Onlineで、セキュリティキーと組み込み認証がサポートされるようになった点が更新されています。

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続いて、インフラ強化に関する更新情報です。

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まずはインスタンスリフレッシュについてです。

インスタンスリフレッシュは、アップグレードされた新しいインフラストラクチャで構成されているインスタンスにお客様の組織を移動することで、パフォーマンスレベルを維持することを目的としています。

今後の予定として、本番組織ではなく、主に日本以外のお客様のSandboxにおいて2022年12月18日にインスタンスリフレッシュが予定されています。スライドに記載されているインスタンスにてSandboxをご利用のお客様は、「インスタンスリフレッシュメンテナンス」の公開ナレッジをご確認いただき、ご準備をお願い致します。

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続いてリリース更新に関する更新情報のご紹介です。

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こちらの一覧は次期バージョンであるSprgin'23のリリースで有効化されるリリース更新の一部ですが、その中にある「拡張ドメイン」の有効化についてアップデートがあります。これまではSpring'23で強制適用される予定だったのですが、この予定が変更されています。詳細は後述します。

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こちらは「SAML シングルサインオンフレームワークの更新」に関するリリース更新です。

こちらは以前からご紹介させていただいておりますが、このリリース更新が自動適用されると、 SAMLによるシングルサインオンの動作に影響を与える可能性がございますため、Sandboxでリリース更新を有効にしていただき、動作の事前確認をお願い致します。

関連リンク

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こちらでは先程ご紹介した拡張ドメインの適用時期に関する更新をご紹介します。拡張ドメインの有効化はSpring'23以降、自動有効化と強制適用を段階的に実施します。

Spring'23では、全ての組織に拡張ドメインが自動有効化されますが、事前に自動有効化の対象から除外することができ、また適用後に無効化することができます。Summer'23ではこの時点で拡張ドメイン未適用の全ての組織に対して拡張ドメインが自動有効化されますが、このリリースにおいても適用後に無効化することができます。Winte'24ではこの時点で拡張ドメインが未適用である組織全てに対して強制適用が行われ、それ以降で拡張ドメインを無効化することはできません。

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こちらでは拡張ドメインの自動有効化から強制適用までのタイムラインを図に纏めています。今後予定されている自動有効化と強制適用のいずれにおいてもお客様での作業が必要となりますので、拡張ドメインの適用を計画的に進めていただければと思います。

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こちらは以前にもご紹介したものですが、Spring'23のリリースが近づいてきているので再掲載しています。

こちらの更新は、メールアドレスの検証を終えていないユーザがSalesforce上でメール送信処理を行った際に、メールアドレス確認を目的とした検証用メールが対象ユーザに対して送信されるというものです。

Spring’23のリリース以降、未検証のメールアドレスからのメール送信はできなくなる予定ですのでご注意ください。

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最後に機能廃止に関する更新情報です。

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まずはField Service のモバイルアプリケーション バージョン226の廃止です。

2023年2月1日以降、iOS および Android のバージョン 226 以下の Field Service モバイルアプリケーションにてログインができなくなりますのでバージョンアップの計画をお願いします。

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次はWork.com WorkSpace Command Center です。

こちらは契約期間が終了すると、サービスにアクセスできなくなります。

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最後に「Salesforce Platform APIバージョン 21.0~30.0 の廃止について」です。

こちらは以前からご紹介している内容ですが、影響度の大きい更新の一つですので改めてご紹介させていただきます。

API バージョン21.0から30.0は既にサポート終了となっておりましたが、今後は来年2023年6月をもちまして利用不可となることを予定しております。本件に関して、11月14日に製品コミュニケーションメールが送信されており、また機能廃止に関するダイジェストもメールで送信されていますので、そちらも併せてご確認いただき、早めのご対応をご検討ください。

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11月度分の更新情報は以上となります。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

公開日: 2022.12.05

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