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    インスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?

    この記事で学べることお客様の組織の継続的な成長に備えるための、Salesforceの取り組み(インスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替え)について知ることができます取り組みの内容インスタンスリフレッシュ目的データセンターのインスタンスをサポートするインフラスラクチャをアップグレードするため、Salesforce では必要に応じてインスタンスリフレッシュを実施します。インスタンスリフレッシュにより、お客様が Salesforce に期待されているレベルのパフォーマンスを今後も組織に提供することができます。​概要インスタンスリフレッシュを実施すると、そのインスタンスで稼働しているすべての組織が新しいデータセンターに移動し(1:1もしくは1:N)、元のインスタンスは破棄されます。インスタンスリフレッシュを実施すると、インスタンス名およびIPアドレス共に変わります。​​実施時期インスタンスリフレッシュは、数年に一度実施されています。リフレッシュ対象のインスタンスの組織のシステム管理者様宛に、約90日前と60日前(共に実績)より製品コミュニケーションメールにてお知らせします。製品コミュニケーションメールの詳細は、「製品およびサービスに関するお知らせ」(ナレッジ)をご確認ください。どちらかのメールに、移行先のインスタンスについての情報が含まれます。※Trust サイトのメンテナンスカレンダーにも掲載されます可用性メンテナンス時間中、リードオンリーモードを使用でき、所要時間は90分程であることが多いです。(実際の実施予定時間はTrust サイトでご確認ください)リードオンリーモードで可能な操作についての詳細は、「リードオンリーモードの概要」(ナレッジ)をご確認ください。弊社のベストプラクティスに従っている場合、メンテナンスはシームレスに行われます。詳細は「インスタンスリフレッシュメンテナンス」(ナレッジ)の「よくある質問」をご確認ください。組織移行目的組織の移行を実行することで、Salesforce はインフラストラクチャ内のアクティビティのバランスをとり、お客様が期待する通りのレベルのパフォーマンスを提供し続けることができます。​概要組織移行では、(そのインスタンスのすべての組織ではなく)対象の組織があるインスタンスから別インスタンスに移動し、インスタンス名およびIPアドレスは共に変わります。​​​ポイント※組織移行後は新しいインスタンスのTrust Notificationの登録を忘れずに行いましょう!実施時期移行対象の組織のシステム管理者様宛に、約30日前(実績)から製品コミュニケーションのメール通知を開始します。(基本的に、Trust サイトのメンテナンスカレンダーに掲載されますが、移行対象組織が少ない場合は掲載されません)※Hyperforceへ移行する場合は、ご契約のサポートレベルに応じて移行日の約90日前もしくは約30日前からメール通知を開始します。(Hyperforceについては「Hyperforceの概要と移行について」(サクセスナビ)をご参照ください)可用性メンテナンス時間中、リードオンリーモードを使用でき所要時間は約3時間であることが多いです。(実際の実施予定時間はTrust サイトでご確認ください)リードオンリーモードで可能な操作についての詳細は、「リードオンリーモードの概要」(ナレッジ)をご確認ください。弊社のベストプラクティスに従っている場合、このメンテナンスはシームレスに行われます。詳細は「組織の移行への準備方法」(ナレッジ)の「よくある質問」をご確認ください。継続的サイト切り替え目的Salesforceでは、期待されるサービスの高可用性を提供するために継続的サイト切り替えを行っています。これにより、運用とインフラストラクチャを継続的に改善することができます。また、多くのお客様は年間を通じて2つのどちらの地理的な場所からもインスタンスを提供できることを内部コンプライアンス要件としており、継続的サイト切り替えによってこの要件を満たすことができます。概要継続的サイト切り替えは、有効インスタンス(下図の例では東京データセンタ)と予備インスタンス(下図の例では神戸データセンタ)のプライマリとセカンダリを定期的に切り替えます。サイト切り替えを実施すると、インスタンス名は変わりませんが、IPアドレスは変わります。​ポイント※DNS名前解決先が新プライマリインスタンスのIPアドレスに変わります※データレプリケーションの方向が、新プライマリ→セカンダリへ変わります​可用性サイト切り替え中、対象のお客様は、特に指定がなければリードオンリーモードで組織にアクセスできます。サイト切り替えのメンテナンス実施時間は、停止5分を含む約20分が最近の傾向ですが、60 分以上続く場合もあります。(実施予定時間はTrust サイトを必ずご確認ください)今後、実践と反復を通じて運用プロセスを改善し、所要時間を短縮することを目指しています。サイト切り替え中の影響や、組織の準備を整える方法については、「サイト切り替えの概要」(ナレッジ)をご確認ください。実施時期継続的サイト切り替えのスケジュールは、Trust サイトのメンテナンスカレンダーに掲載され、管理されます。継続的サイト切り替えプログラムでは、インスタンスは暦年ごとにサイトの切り替えを計画する場合があります。これらの計画サイト切り替えは、優先システムメンテナンス実施時間内にのみ実行されます。(優先システムメンテナンスについては、優先システムメンテナンスのスケジュール(ナレッジ)をご確認ください)学習ツール最適化されたサイト切り替えの概要と FAQ(ナレッジ)インスタンスリフレッシュ(ナレッジ)組織移行(ナレッジ)2019-04-24 Salesforce から配信される各種通知に関するウェブセミナーhttps://play.vidyard.com/i3deHYfv4N5wnUbFkLdCG12019-05-30 意外と知らない?!Salesforce の計画メンテナンススケジュールウェブセミナーhttps://play.vidyard.com/W4BKvZco8GQmv3NAYbzeGaまとめ弊社のベストプラクティスに従っている場合、メンテナンスはシームレスに行われます。組織移行後は、新しいインスタンスのTrust Notificationの登録を忘れずに行いましょう

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    (2024年12月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ

    この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート​動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/CxoEt9i4zDahky6Gv8EuFp?全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforce の運用に関するお知らせ」の 12 月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。​2024 年 12月のトピックはこちらです。本動画では、先月との差分である赤字の部分について、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。​最初は製品イノベーションです。​​Spring '25のリリースに関する情報です。Salesforce Admin ブログにおいて、GetReady for Spring ’25 の記事が公開されています。​Spring’25 リリース関連スケジュールは以下の通りです。(いずれも日本時間)2024 年 12 月 19 日 : プレリリースサイト公開2024 年 12 月 31 日 : リリースノート公開2025 年 1 月 3 日 11 時 : Sandbox プレビュー参加期限プレビュー参加期限までに余裕をもって Sandbox のリフレッシュをお願いします。 2025 年 1 月 4 日 : Sandboxプレビュー開始 2025 年 2 月 16 日 : Spring ‘25リリース予定(主に日本のお客様にご利用頂いているインスタンス)​Salesforce Admin ブログに、スケジュールやそれぞれの詳細が公開されていますので、Spring ’25 リリースに向けて是非ご確認ください。関連リンクSalesforce Admins : Admin Release Countdown: Get Ready for Spring ’25サクセスナビ : バージョンアップに備えましょうオンラインコミュニティ:Release Readiness Trailblazersナレッジ:Salesforce Sandbox プレビュー手順​​Summer ’25 のリリース時期に関する情報です。Trust サイトに来年2025 年 6 月に予定されております Summer ’25 リリース情報が掲載されております。​Trust サイトには、約一年先までのリリースとメンテナンスの情報が公開されています。お客様の組織のリリースやメンテナンス時期を確認頂き、計画的な運用にお役立てください。関連リンクTrustサイト​続いて、Winter ’25 のリリースノート更新情報です。今月は 12月 5 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。​No.62 Enable Secure Redirection for Flows (Release Update)フローに関する情報です。フローのセキュアなリダイレクトを有効にするリリース更新が、強制適用から推奨事項に変更となりました。​No.63 Run Schedule-Triggered Flows on Limited Records to Improve Performanceこちらもフローに関する情報です。スケジュールトリガーフローについて、以前は制限がなくパフォーマンスに影響を及ぼす可能性がありましたが、フロー1 つにつき最大 25 万レコードまで、とアクセスが制限されるようになりました。​No.64 Cadence Builder Classic (1.0) is Being RetiredCadence Builder Classicに関する情報です。Cadence Builder Classicの廃止が一時的に保留となり、現時点では廃止のスケジュールが未定であるため該当リリースノートが削除されました。​No.65 Scale Your Sales Funnel with Agentforce SDRAgentforce for Salesに関する情報です。Agentforce SDR は、インサイドセールス等の営業チームが、より多くのリードに対して効率的にアプローチすることを支援します。今回、リードからの特定の質問に営業チームが正確に回答できる検索拡張型生成(RAG)に関する情報がリリースノートに追加されました。​No.66 Update References to Your Previous Salesforce Domains拡張ドメイン適用前の URL にアクセスした際のリダイレクト終了に関しての情報です。Winter '26 で、拡張ドメイン適用前のURLに関するリダイレクトがすべての本番環境で終了することに関連し、リリースノートが更新されました。​No.67 Identify and Update Instanced Legacy Hostnamesこちらはインスタンス名を含む URL のリダイレクトが停止に関しての情報です。Winter ’26 ですべての本番環境におけるインスタンス名を含む URL のリダイレクトが終了することをが、リリースノートに反映されました。​以上が、12 月 5 日以降のリリースノート更新情報からの一部抜粋となります。すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。​続いて、インフラ強化です。​こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報です。現在計画されているインスタンスリフレッシュの予定をスライドに記載しています。​主に海外のお客様にてご利用いただいているインスタンスがメインですが、本スライドに記載されている日程で、本番組織・Sandbox 組織ともにインスタンスリフレッシュが計画されています。今回は、Sandbox のインスタンスリフレッシュの計画が追加となっておりますのでご確認ください。​また、現在のインスタンスのデータセンターを確認できる Find My Instance サイトのリンクを追加しました。こちらのサイトで、インスタンス名を入力することで、インスタンスがあるデータセンターのロケーションなどを確認することが可能です。必要に応じてご利用ください。​お手元に Trust サイトからメンテナンスの通知が届いているお客様は事前のご準備をお願いいたします。またインスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにて解説動画をご視聴いただけますので、該当するお客様は内容を是非ご確認ください。​関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備Find My Instanceサイト​続いて、許可すべきIPアドレスとドメインに関する更新情報です。​更新内容は以下2点です。​「SalesforceのIPアドレスとドメインで許可する」「BYO Models and Open Connector IP Addresses」セクションが追加されました。こちらのIPアドレスは、生成 AI を使用する際、お客様独自の LLM を使う場合や、LLM Open Connector を使用して任意の言語モデルを使う場合の送信元 IP アドレスになります。許可リストを使ってネットワークのアクセス制御をしている場合は、これらの IP アドレスを許可リストに追加してください。「SalesforceのIPアドレスとドメインで許可する」および「Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する」Hyperforce の IP アドレスについての説明が変更されました。Salesforce から外部へ接続する際の送信元のIP アドレスは今まで Compliance サイトに公開されていましたが、今後はこちらから Json 形式でダウンロードができるようになりました。また、IP アドレスが変わる場合には 30 日前に Trust 通知を受け取ることができるようになりました。関連リンクSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする​次は、リリース更新です。一箇所更新が入っています。「フローのセキュアなリダイレクトの有効化」のリリース更新は Spring ’25 で強制適用される予定でしたが、強制適用されなくなりました。リリース更新の内容としては、ユーザーとネットワークを保護するために、ユーザーが画面フローを完了した時点のリダイレクト先を決定するフロー URL パラメーターに厳格な検証を適用する、というものです。セキュリティに関する内容のため、強制適用はされませんが適用を推奨していますので、Sandbox で動作確認をして問題がない場合にはお客様にて有効化をお願いします。​関連リンクSales Engagement 基本ユーザーの Einstein 活動キャプチャ権限の変更ICU ロケール形式の有効化LWC スタックモーダルの有効化フローのセキュアなリダイレクトの有効化入力として使用される組み込みの Apex クラスで定義された権限要件の適用REST API で Apex アクションの例外が発生した場合のロールバックの適用​続いて、その他の更新です。Classic ナレッジ データモデルの廃止です。Summer ’25( 2025 年 6 月)のリリースで、Classic Knowledge データモデルは廃止となります。Classic Knowledge データモデルとは「記事タイプ」を使用したナレッジの管理方法です。現在も記事タイプをご利用のお客様は Summer ’25 までに Lightning Knowledge 移行ツールをご利用いただき、Lightning Knowledge データモデルへの移行をご計画ください。サクセスナビに必要な作業がまとまっていますので、計画を立てる際に参考にしてください。​関連リンクLightning Knowledge 移行ツールの実行移行の計画と Sandbox テストLightning Knowledge 移行ツールの FAQLightning Knowledge 移行ツールを有効にするための要件Lightning Knowledge 移行後のチェックリスト​次は、拡張ドメインに関するロードマップです。本番組織のリダイレクトが停止になる時期が変更され、全ての組織が Winter ’26 で停止予定です。サクセスナビに、リダイレクト停止までの推奨アクションがまとめられておりますので、停止に向けた準備にお役立てください。​関連リンクUpdate References to Your Previous Salesforce Domains拡張ドメイン適用前のURLにアクセスしたときのリダイレクト停止​続いて、フローへの移行に関する情報です。2025 年 12 月 31 日で、ワークフロールールとプロセスビルダーのサポートは終了します。それ以降も既存設定は動作しますが、カスタマーサポートや不具合の修正は提供されません。既存設定に問題が発生した場合の業務影響を避けるためにも、早めにフローへの移行計画をたてていただくことを推奨します。フローへの移行に必要な準備や対応方法についてまとめたサクセスナビやヘルプがございますので、参考にしてください。​関連リンクワークフロールール & プロセスビルダーのサポートの廃止Flow Builder 学習マップへの切り替えフローへの移行開発・実装ガイドライン(レコードトリガ自動化)​次は、機能の廃止です。Salesforce Platform APIバージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止が、Summer '25( 2025 年 6 月)に予定されています。API の更新作業は、Salesforce 以外のシステムでの作業が必要となります。対応に時間がかかることが想定されますので、対象のお客様には Salesforce からメール通知も行われております。内容をご確認のうえ早めの対応をお願い致します。​関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止イベントログファイルブラウザーEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別Apex クラスApex トリガVisualforce ページフロープロセスビルダーカスタムボタンS コントロール Salesforce B2B Commerce for VisualforceApex RESTSOAP Web Services ​最後に、その他の情報です。​みなさま、Hyperforce をご存知でしょうか。Hyperforce は、Amazon Web Services (AWS) 上に構築された、新しい インフラ(皆様の組織が稼働する場所)です。皆様の組織は、Salesforce が管理・運営しているインフラで稼働している場合と Hyperforce で稼働している場合があります。数年前から、Salesforce では、お客様の組織を順次新しいインフラである Hyperoforce へ移行をしています。Hyperforce への移行に関するメールを受け取られた場合には、事前準備が必要になる場合があります。お客様がスムーズに移行いただけるように、Hyperforce アシスタントが提供されておりますので、ぜひご確認をお願いします。​関連リンクハードコード化された参照の更新Hyperforce の IP 許可リスト登録の望ましい代替案Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するHyperforceアシスタント最後に、サクセスナビに追加された Agentforce 特設ページのご紹介です。今注目されている Agentforce のコンテンツやリソースをまとめたページになります。Agentforce の第一弾である Service Agent でできることを解説した動画や Agentforce の概要資料、また、これからSalesforce の AI を活用していきたいとお考えのお客様にぜひ受講いただきたいエキスパートコーチングがまとめられております。随時更新されておりますので、ぜひブックマークしてご覧ください。​本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。​12 月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

  • 自己署名証明書の有効期限についてイメージ

    自己署名証明書の有効期限について

    https://play.vidyard.com/UpkRJSXwCCdpV8PqMHYVxc​動画内容00:00~ 各章の概要​00:42~ 1.自己署名証明書、通知メールの意味とは?​01:20~ 2.自己署名証明書の自動作成について​01:41~ 3.自己署名証明書を使用する機能​01:57~ 4.本動画のScopeについて​02:34~ 5.シングルサインオン設定の有無を確認​03:47~ 6.設定内の [証明書の署名要求] を確認​04:15~ 7.証明書の署名要求の役割​04:50~ 8.自己署名証明書の有効期限が切れた場合の影響​05:54~ 9.本動画の Scope の他に影響のある機能について学習ツールシングルサインオン設定で期限切れの証明書を置き換えるエラー「Salesforce 組織の 1 つ以上の証明書の有効期限が近づいています」自己署名証明書の生成​​

  • Hyperforceの概要と移行についてイメージ

    Hyperforceの概要と移行について

    この記事で学べることHyperforceの概要Hyperforceとは何か Hyperforceの利点Hyperforceの構成Hyperforce移行時のアクション移行時に確認が必要な内容SandboxのHyperforce移行についてHyperforceの概要Hyperforceは新しい製品や機能の名前ではありません。Hyperforceは皆様ご存知のパブリッククラウドパートナーが提供しているインフラ上に開発・構築された、新しいプラットフォームアーキテクチャ、皆様のSalesforce組織が動く基盤です。​新しいHyperforceのアーキテクチャを使うことで、Salesforceは、新しい機能の開発や既存機能の拡張という形で製品のイノベーションと、それをお客様に提供することに注力することができるようになると考えています。それに伴い、私達が最も大切にしているカスタマーサクセス、お客様のビジネスの成功を加速させていけると考えています。​上記スライドが、現在皆様の組織が稼働しているファーストパーティのデータセンター(左)とHyperforce(右)の違いのイメージになります。現在は、皆様がご利用のSales CloudやService Cloud、Experience CloudといったCRM製品は、日本のデータセンターで稼働していますが、一部の製品は海外のデータセンターで稼働しており、APIを使用して統合されている場合があります。またファーストパーティと Hyperforce の比較時に注目すべき重要な点は、データセンタープロバイダの進化です。物理インフラストラクチャを独自に実行する必要がなくなり、代わりにパブリッククラウドプロバイダのハードウェア上でサービスを実行します。これにより、独自に制御するレイヤ (プラットフォーム、クラウド、機能) に焦点を絞り、それらの準拠と安全性を確保し、お客様のニーズを満たすことが可能となります。​ご参考ナレッジ記事) Salesforce インスタンスの場所自分の Salesforce 組織が使用しているインスタンスを表示するHyperforceの利点は、世界で最も信頼されているパブリッククラウドを使用して、あらゆる場所からビジネスを実行できることです。具体的な利点5点は以下の通りです。データレジデンシーHyperforceでは、ローカルのデータ保存および処理オプションが提供されるため、お客様はローカル規制に準拠することができます。拡張性AWSなどのサービスを利用することで、お客様のビジネスニーズに合わせて、必要な時に拡張性がある状態で最新のハードウェアを利用いただけます。セキュリティHyperforceには、現在のプラットフォームで得たセキュリティに関するベストプラクティスが組み込まれています。また、最小権限による管理、ゼロトラスト原則、Infrastructure-as-Codeなどの業界有数の機能を搭載しており、データは転送時も保管時も暗号化されます。また、Hyperforceには、現在海外のデータセンターで稼働している製品も統合される予定です。これにより全製品に共通して高いセキュリテイを担保できるので、お客様の大切なデータを安全に保護することが可能となります。プライバシーHyperforceは、お客様のデータの透明性と管理を可能にする包括的なプライバシー標準を提供します。最新のプライバシープログラムの認定状況は、「クラウドを対象とするコンプライアンス」のサイトよりご確認いただけます。俊敏性現在、Hyperforceで、ゼロダウンタイムの更新に取り組んでいます。これにより、チームの生産性が向上するだけでなく、競争上の優位性も生まれます。また、AWSとの優れた相互運用性も実現しています。Hyperforceの各種データシートは、「Hyperforce: Public Cloud Infrastructure」(英語)のサイトよりダウンロードいただけます。​ご参考ナレッジ記事) Hyperforceのご紹介Hyperforce について - 一般情報と FAQ​​Hyperforceのアーキテクチャを説明するに当たり、まずは、現在のファーストパーティとの違いをご説明します。まず、左側が現在のインスタンスを表し、東京と大阪に、それぞれデータセンターがあります。データセンター内には、インスタンス(例:AP49)があり、お客様の組織はそのいずれかに割り当てられます。このインスタンスは、東京と大阪、両方のデータセンターに存在しており、一方が稼働系(Active)、もう一方が待機系(Ready)の状態になっています。データは、稼働系のデータセンターから待機系のデータセンターへレプリケーション(コピー)されています。​右側がHyperforceを表し、リージョンとAvailability Zone(AZ)という概念があります。リージョンは地域を表し、リージョンの中に、物理的に分離された複数のというものが存在します。そして、Hyperforceはこれら各AZ上に構築されます。また、Hyperforceでは、インスタンス名はJPN132といった名称に変わります。インスタンスはリージョン内の複数AZによってホストされます。AZの中には、それぞれにアプリケーションサーバとデータベースがあります。そして、AZ:Bはアプリケーションサーバが稼働しており、同時にデータベースも稼働しています。(AZ:Bはアプリケーションサーバとデータベース両方が稼働系という状態です)一方、AZ:AとAZ:Cはアプリケーションサーバは稼働していますが、データベースは待機系になります。待機系のデータベースに対しては更新はできませんが、参照はできる仕組みとなり、変更はログレベルで他の AZ の 2 つのデータベースに非同期に複製されます。​上記は3 つの AZ すべてが低遅延ネットワーキングで接続されていることにより、すべてのアプリケーションサーバが最小限の遅延ですべてのデータベースと通信でき、すべてのデータベースがあらゆる変更の最新状態を保持できるため実現可能な構成であり、冗長性と障害回復作業が可能とするために重要な要素になります。例として、AZ:Aが災害で停止した場合、AZ:BとAZ:Cは稼働を継続可能であり、引き続きサービス提供が可能です。AZ:Bが災害等で停止した場合、データベースのノードはAもしくはCが稼働系に切り替わり、引き続きアプリケーションサーバはAZ:AとAZ:Cが動いているので、サービス提供をし続けることが可能です。下記スライドもご確認ください。​ご参考ナレッジ記事) Hyperforce について - 一般情報と FAQTrust and Compliance Documentation (信頼コンプライアンスに関するドキュメント)Hyperforce Technical Considerations こちらの「Reliability, Backup, Business Continuity, and Disaster Recovery」で詳細をご確認いただけますHyperforce移行に向けた準備Hyperforceへの移行に際して お客様にご確認頂きたい内容と推奨事項がございます。必要なアクションは、お客様の設定内容やご利用方法によって異なります。​Hyperforce への移行は組織移行というメンテナンスと同じ手法であり、これまで10年以上の実績のある手法です。また、厳格な対象資格条件があり、条件を満たしていることを社内で確認しています。既知のリスクがある場合、軽度なものであっても合致する可能性がある場合は、その組織の移行時期を延期いたします。このような資格条件とテストのプロセスにより、既に何千もの組織移行を成功させています。さらに、移行中、技術チームは普段と同じようにHyperforce移行前後で、異常がないかを監視し、万が一異常が検出された場合に備えて堅牢なサポートプロセスを構築し迅速に対応できるように技術チームが待機しています。移行に向けたSalesforce側の準備は万全ですので、安心してHyperforceへ移行いただけます。​上記スライドは、お客様の組織がHyperforce移行の対象になった後のプロセスを示しています。前述のように、お客様はご契約のサポートレベルに応じて移行日の約90日前もしくは約30日前に通知メール(サンプル)が送信されます。通知を受信後に準備を始めていただくことも可能ですが、この記事をご覧のお客様におかれましては、すぐに準備を始めていただけますと幸いです。​また、普段メンテナンス情報をTrustサイトにてご確認いただいているお客様もいらっしゃると思いますが、移行対象の組織が、インスタンスのごく一部のお客様のみの場合は、Trustサイトにメンテナンス通知が表示されない場合がございます。反対に、Trustサイトで組織移行のメンテナンスが表示されている場合も、システム管理者様がメールが受信されていない場合は、お客様の組織は移行対象ではないということになります。​なお、たまに「Salesforce製品およびサービスに関するお知らせ」のメールを受け取ったことがないというお客様がいらっしゃいます。ゴミ箱等に振り分けられていないか、合わせてご確認をお願いいたします。​ご参考ナレッジ記事) 組織の移行への準備方法Trust 通知TrustユーザガイドHyperforceへの移行に向けた準備については、以下の参考ページをご参照ください。ハードコード化された参照の更新Hyperforce の IP 許可リスト登録の望ましい代替案Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する​また、これからHyperforceへ移行する組織では、Hyperforce アシスタントをご利用可能です。メールが手元に届いたら、[設定] > [Hyperforce アシスタント] にアクセスをしていただき、Hyperforce へ移行する準備を始めましょう!​ご参考ナレッジ記事) Hyperforce アシスタントを使用した Hyperforce への移行 (正式リリース)​それでは、Hyperforce移行に向けて必要なアクションとベストプラクティスを見ていきましょう。上記スライドの内容に該当している場合、Hyperforce移行後に、不都合が生じる場合がございます。移行対象のお客様については、上記に合致しているかどうかを後続のスライドを参考の上、必ず確認をお願い致します。※2~4についてはイメージ図がございます。後続の[Hyperforce移行時に注意を必要とするポイント]をご参照ください​ご参考ナレッジ記事) Salesforce Express ConnectHow to Access Salesforce Hyperforce Securely and Reliably with AWS Direct ConnectHyperforceでは、WebブラウザやAPIクライアントは、SNI(サーバ名表示)で指定したホスト固有のHTTPS証明書を使って通信を行うことができるようになっています。SNIでホストを指定しない場合には、あらかじめ用意されているデフォルトの証明書を利用し、証明書の形式は、以下となります。<MyDomain>.my.salesforce.com<MyDomain>--<SandboxName>.sandbox.my.salesforce.com最近のWebブラウザでは特に意識する必要はございませんが、APIクライアントでデフォルト以外のHTTPS証明書を使う場合には、TLSハンドシェーク時のClientHelloメッセージにSNIを含める必要があります。​ご参考ナレッジ記事) SNI(サーバ名表示)​​こちらはExperience CloudサイトやSalesforceサイトをご利用、かつ(www.example.comといった)カスタムドメインをSalesforce CDNではない独自CDNで提供していて、そのCDNがSNI を送信しない設定になっているか、Originの *.force.com ドメイン(※)ではなくカスタムドメインを送信している場合に必要な対応です。​該当の設定になっている場合、CDN 側の設定に置いて、SNI による証明書の認証を行わないという設定をして頂く必要がございます。また、ご利用のCDNが利用する証明書の SANs リスト内に*.my.salesforce.com が含まれている事を確認いただく必要があります。​CDN側の設定変更ができない場合は、Salesforceの設定オプションを「Salesforce は Salesforce コンテンツ配信ネットワーク(CDN) パートナーを使用してHTTPS を介してドメインを提供します」に変更します。​(※)「サードパーティサービスまたは CDN を使用するカスタムドメインの前提条件」に送信すべきドメイン名が纏まっていますのでご確認ください。​ご参考ナレッジ記事) SNI(サーバ名表示)上記スライドはIPアドレスを使用したフィルタリング(IPアドレス許可リスト)をされているお客様にご確認をいただきたい事項になります。(Salesforce側の設定ではなく、お客様の会社のファイアウォールや企業ネットワーク、メールフィルターの設定をご確認いただく必要があります)​Hyperfroceでは、基本的にIPアドレスは公開されないため、現在IPアドレスを用いたフィルタリングをされている場合は、ナレッジ記事「Salesforce Core サービス - 許可すべき IP アドレスとドメイン」に記載のすべてのIPアドレス範囲に加えて、必須ドメインに含まれるすべてのドメインを許可頂く必要がございます。なお、Hyperforce で IPアドレスを用いたフィルタリングを必須とするビジネス要件もしくはコンプライアンス要件がある場合には、ナレッジ記事「Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する」をご参照ください。メールに関しても、Salesforceでは、メールセキュリティにIPアドレスを使用することを推奨していないため、ナレッジ記事「Salesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする」を参照いただきIPアドレスの代わりにTLS、SPF、DKIM、DMARC等の標準メールセキュリティプロトコルを使用を推奨いたします。※メールリレーのIPアドレスは、Hyperforceでも引き続き公開されますが、IPアドレスを使用したフィルタリングは非推奨です。​ご参考ナレッジ記事) メールセキュリティメカニズム​​IP アドレスフィルタリングだけに頼ることは、リクエストのソースに基づいて検証するに留まり、実際のリクエストが本物かどうかは検証はできないため、安全性の高いアプローチとは言えません。Salesforce→外部システム方向の連携処理(Apexコールアウトやアウトバウンドメッセージなど)をご利用の際は、IPアドレスフィルタリングではなく、適切な Web サービス認証と承認を行うことを推奨します。外部システム→Salesforce方向の連携処理がある場合は、URL/ドメインを使用したフィルタリングを推奨します。詳細は、ナレッジ記事「Hyperforce の IP 許可リスト登録の望ましい代替案」をご確認ください。​ご参考ナレッジ記事) Salesforce Core サービス - 許可すべき IP アドレスとドメインHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する証明書と鍵Salesforce がサポートする SSL 証明書上記スライドはメール送信に関するIPアドレスのフィルタリングについてです。こちらも、前述の内容と同様にSalesforceでは、メールセキュリティにIPアドレスを使用することを推奨していません。メールのフィルタリングをする際は、一般的に使用されているメールセキュリティメカニズム(TSL、SPF、DKIM、DMARC)といった方法を推奨しています。可能であれば、切り替えのご検討をお願いします。なお、メールリレーについてはHyperforceでも引き続き公開されます。しかし、IPアドレスを使用したフィルタリングは非推奨です。​ご参考ナレッジ記事) Salesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする​ご参考ナレッジ記事)  Marketing Cloud Connect でテナント固有の OAuth エンドポイントを有効にするエンドポイントをテナント固有のものに更新​また、「Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する」には、Hyperforceで発生中の「一時的な記事の問題」や「他の問題」が纏まっていますので、ご確認ください。​Hyperforceに限った内容ではございませんが、Hyperforceへ移行後に大きなコンテンツファイルのプレビューを表示できない場合がございます。このような事象が発生した場合、コンテンツファイルのプレビューを再作成する手順をナレッジ記事「コンテンツファイルのプレビューの問題」で公開しておりますのでこちらをお試しください。​Hyperforce移行時に注意を必要とするポイント[お客様の状況]に当てはまる場合は、[対応方法]と[参考資料]をご確認の上、早めの対応をお願いします。​​※上記図中のリソースは、以下よりダウンロードできますNo.① ⑦⑧⑨⑩11参考資料:Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するNo.②対応方法:証明書と鍵、Salesforce がサポートする SSL 証明書No.③ 参考資料Salesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにするNo.④ ⑥参考資料:Hyperforce における SNI による HTTPS/SSL 接続エラーの解決No.⑤ 参考資料:サードパーティサービスまたは CDN を使用するカスタムドメインの前提条件No.⑦ 対応方法:RFC-3986No.⑨ 対応方法:Marketing Cloud Connect でテナント固有の OAuth エンドポイントを有効にするNo.⑩ 参考資料:Marketing Cloud エンドポイントからテナント固有エンドポイントへの更新: FAQNo.11 対応方法:Root 証明書(Common CA Database)No.11 参考資料:Configure Authentication Server Certificate PinNo.12 参考資料:.NET ドキュメント​メンテナンス開始時間になったら、移行の準備が開始されます。本番組織が移行対象の場合には、実際の移行プロセスが始まる約 30 分前に、リードオンリーモードになり、その後実際の移行が始まります。メンテナンス全体の作業時間は約 3 時間となっており、通常はこの時間内に移行が完了します。移行が完了・成功したことが確認されると、組織はリードオンリーモードを終了し、その後Hyperforce上でお客様組織が稼働します。※Sandboxはメンテナンス中アクセスすることはできません。​リードオンリーモードの時間帯は参照のみとなります。外部データをSalesforceに取り込むといったような更新作業は実施いただけないため、社内のメンテナンスや作業日程を事前に確認いただくようお願いいたします。また、Hyperforce移行後に、古いインスタンスの Trust Notification の登録を解除し、新しいインスタンスの Trust Notification に再登録をおすすめいたします。​Hyperforceに関する技術的なご質問がございましたら、下記お問い合わせの手順を参考にテクニカルサポートへお問い合わせください。​学習ツールここまで様々なリソース(ヘルプやナレッジ等)を交えてご説明をしてまいりましたが、以下は、それ以外の参考資料です。Hyperforce 移行にあたり有益な情報となりますので、ぜひご参照ください。※ 英語原典と相違がある場合は、英語原典を最新情報としてご参照ください組織の移行への準備方法 Hyperforce Technical ConsiderationsHyperforce Data Residency[更新・追記履歴] 2024/11/21 Hyperforceへの移行メンテナンス中にリードオンリーモードになるのは本番組織のみである旨を追加2024/9/3 サポートレベルに応じた事前通知メールの説明を追加。全体的な改修を実施。2023/11/21 [Hyperforce移行時に注意を必要とするポイント(4)]を追加2023/7/10 Hyperforceで使用できないサービスから、Salesforce Private Connect を削除2023/5/9 [SandboxのHyperforce移行について]セクションを追加2023/3/7 Hyperforceで使用できないサービスから、カスタムHTTPS証明書を使用するカスタムドメインを削除2023/3/7 Hyperforceの利点を最新化2022/9/27 Hyperforceで HTTP 1.0 のサポートが開始されたため、HTTP 1.0 に関する内容を削除2022/4/5   Hyperforce移行時に注意を必要とするポイントを追加2022/3/3   HyperforceでもメールリレーのIPアドレスは公開されますが、IPアドレスを使用したフィルタリングは非推奨です​

  • (2024年11月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせイメージ

    (2024年11月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ

    この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート​動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/MGWxVq9EGMw21gZFtYibGb全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「 Salesforce の運用に関するお知らせ」の 11 月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。​2024 年 11 月のトピックはこちらです。本動画では、先月との差分である赤字の部分について、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。​最初は製品イノベーションです。​Winter ’25 のリリースに関する情報です。サクセスナビの「Winter ’25 注目の新機能」ページに日本語版 Release Overview Deck が追加されました。「リリースノートではイメージが湧かない・・・」というお客様は、視覚的にわかりやすくなっていますので、ぜひご確認ください。​関連リンクSalesforce Admins : Admin Release Countdown: Get Ready for Winter ’25サクセスナビ : バージョンアップに備えましょうオンラインコミュニティ:Release Readiness TrailblazersWinter ’25 Release NotesRelease Overview DeckFeature MatrixWinter '25 Release HighlightsRelease Site​続いて、Winter ‘25のリリースノート更新情報です。今月は 10 月 14 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。​No.35 Enhance Flexibility and Reusability in Prompt Flows (Release Update)まずは、新しく追加されたリリース更新に関する情報です。「プロンプトフローの柔軟性と再利用性を強化」というリリース更新が追加されました。強制適用時期はSpring '25です。この更新を適用すると、テンプレートトリガープロンプトフローから Flexの種別の プロンプトテンプレートを指定することはできなくなります。フローは 1 つのプロンプトテンプレート種別に制限されなくなるため、代わりに、手動入力を使用するテンプレートトリガープロンプトフローを作成する必要があります。この更新を有効にする前に、Flex プロンプトテンプレート種別を参照する既存のフローがある場合には、手動入力を使用するように更新する必要があります。​No. 36 Close Deals Faster with a Seller-Focused Mobile App (Generally Available)Salesforceモバイルアプリケーションに関する情報です。Salesforceモバイルアプリケーションの設定画面に[販売業者向けセールスモバイル環境]のオプションが追加されました。販売業者向けセールスモバイル環境は、重要な情報を今まで以上に簡単に参照および更新したり、スワイプでお客様へ連絡を行うなどして商談を円滑に進めることができます。また、Agentforce(旧 Copilot )も利用可能です。​No.37 Identify and Update Instanced Legacy Hostnamesリダイレクトに関する情報です。以前のSalesforceドメインへのアクセスを確認できるようにするため、Salesforce では、インスタンス名を含む拡張ドメインではないホスト名に対するリダイレクトとリダイレクトログを有効にしました。 Spring '25 で旧 URL から新しい URL へのリダイレクトが停止されますので、それまでに、影響を受けるホスト名への参照を見つけて更新してください。​No.38 Disable Redirections for Legacy Hostnames私のドメインの設定に関する情報です。[私のドメイン]の[リダイレクト]セクションが変更され、拡張ドメインがリリースされる前に[私のドメイン]を設定していなかった本番組織で、[Redirect legacy (non-enhanced) My Domain hostnames] の設定を使用できるようになりました。No.39 Enable LWC Stacked Modals (Release Update)リリース更新に関する情報です。「LWC スタックモーダルの有効化」のリリース更新によって、レコード作成または編集モーダルで多数の項目を操作する場合のパフォーマンスが向上しますが、一部のモーダル動作に小さな変更が加えられます。今回のリリースノートの更新では、参照項目経由でレコードを作成した場合、[保存して新規作成] ボタンが表示されなくなるとの記述が削除されました。​No.40 Maintain Access to the Outlook IntegrationOutlook インテグレーションに関する情報です。Microsoft 社 は、Outlook インテグレーションに影響を与えるレガシー機能を廃止する予定です。 Outlook インテグレーションへのアクセスを維持するには、Microsoft 365 の管理者と協力して、これらの変更がリリースされる前にMicrosoft 社による Salesforce Outlook インテグレーション 2024 の更新というナレッジを参考に対応をお願いします。​No.41 Scale Your Sales Funnel with Agentforce SDRSales Cloud 用の新しい AI エージェントに関するリリースノートが追加されました。Agentforce SDR は、確度の高いリードを営業担当者に引き渡したり、ミーティングの予約の提案などをすることができます。日本語提供時期は未定です。​No.42 Coach Sales Reps at Scale with Agentforce Sales Coach営業担当者をコーチングする AI エージェントに関するリリースノートが追加されました。 Sales Coach Agent は、セールスピッチやロールプレイセッションを分析して、営業担当者がより効果的に案件を進められるよう、オーダーメイドのフィードバックを提供します。日本語提供時期は未定です。​No.43 Verify SAML Integrations (Release Update)リリース更新に関する情報です。「SAML インテグレーションを検証」のリリース更新の強制適用時期が Summer ’25 に延期されました。このリリース更新を適用すると、複数設定 SAML フレームワークのみがサポートされるようになります。​No.44 Update the Salesforce Authenticator App to Version 4.3Salesforce Authenticator に関する情報です。サポートされる Salesforce Authenticator のバージョンが 4.3 であることを記載したリリースノートが追加されました。​No.45 Use Einstein Work Summaries for Voice in More Languages (Generally Available)Einstein 作業概要に関する情報です。Voice で作業概要を使用できる言語(日本語含む)追加された旨のリリースノートが追加されました。​No.46 Scale Communication with Expanded Session Limitsメッセージングセッションの制限に関する情報です。同時に実行できるアウトバウンドメッセージングセッションの上限が 3,000 から 4,000 に増加しました。同時アクティブセッション数(インバウンドとアウトバウンド含む)の上限は 11,000 のままです。​No.47 Turn On Lightning Article Editor and Article Personalization for Knowledge (Release Update)リリース更新に関する情報です。「ナレッジの Lightning 記事エディターと記事のパーソナライズを有効化」のリリース更新の強制適用日は 2025 年 6 月 1 日に延期されました。本リリース更新を有効にすると、新しい Lightning 記事エディターを使用したり、記事のパーソナライズを利用できます。​No.48 : Upgrade Data Storage in Developer and Developer Pro SandboxesSandbox のデータストレージに関する情報です。Developer と Developer Pro の Sandbox について、データストレージを追加するためのライセンスが提供されるようになったことがリリースノートに追記されました。​No.49 : The Campaign Member Status Chart is Being Retiredキャンペーンに関する情報です。キャンペーンレコードの詳細画面に表示される「キャンペーンメンバー」の関連リストにはキャンペーンに追加された顧客の状況を確認するためのグラフが表示されていましたが、Winter’ 25 からグラフは表示されなくなりました。今後はグラフで確認する際にはレポート機能をご活用ください。​​No.50 : Exclude Organizer-Only Events When Syncing Internal EventsEinstein 活動キャプチャに関する情報です。Einstein 活動キャプチャの「内部行動を同期」という設定が、内部の主催者のみが出席者である行動にも適用されるようになりました。以前は参加者がいない主催者のみの行動は内部の行動とみなされず、「内部行動を同期」の設定状況に関係なく同期されていました。​No.51 : Close Deals Faster with a Seller-Focused Mobile App (Generally Available)販売業者向けセールスモバイル環境に関する情報です。Winter ’25 で追加された[販売業者向けセールスモバイル環境] では、モバイルから簡単に取引先、リード、商談などを表示および更新できますが、本機能を利用するための権限がリリースノートに追記されました。​No.52 : Monitor Agentforce Service Agent Conversation Consumption with Digital WalletAgentforce Service Agent に関する情報です。Salesforce の自立型 AI エージェントである Agentforce Service Agent は使用量ベースの課金モデルですが、デジタルウォレットを使うことで使用状況を確認できるようになりました。​No.53 : Social Customer Service Starter Pack Is Being Retiredソーシャルカスタマーサービス スターターパックに関する情報です。本機能は廃止が予定されており、契約終了日または11 月 18 日のどちらか早い日付にて機能が廃止されることがリリースノートに記載されました。​No.54 : Automate Common Contact Center Interactions with Agentforce Service AgentsAgentforce Service Agents に関する情報です。コンタクトセンターにおける顧客からの問合せ業務を自動化できる自立型AI エージェントである Agentforce Service Agents の一般提供が開始されたことがリリースノートに追加されました。​No.55 : Upsell Your Business from the Field (Generally Available)Field Service に関する情報です。Field Service モバイル アプリケーションを使って、顧客向けの見積もりを作成できる機能の一般提供が開始されました。​No.56 : Mobile Home Tab Setting Is Now on by Defaultモバイルアプリケーションに関する情報です。すべてのプロファイルでタブ設定にある「モバイルホーム」は「デフォルトで表示」に設定されるようになりました。以前はカスタムプロファイルでは「モバイルホーム」は「デフォルトで非表示」となっていました。​No.57 : Unlock a 360-Degree Customer View with New Foundational FeaturesSalesforce Foundations に関する情報です。Salesforce Foundations とは、Sales Cloud / Service Cloud / Marketing Cloud / Commerce Cloud / Data Cloud の機能を提供する統合アプリケーションです。本機能が、Sales Cloud / Service Coud / Industries Cloud の組織で提供される旨がリリースノートに記載されました。​No.58 : Configure Mobile Publisher Android Push Notifications with Only Two Firebase Filesモバイルパブリッシャーに関する情報です。モバイルパブリッシャーが Android でプッシュ通知できるようにするための構成方法について、リリースノートに情報が追加されています。​No.59 : Review and Update Settings to Capture Leads from LinkedIn (Release Update)LinkedIn リードフォームに関するリリース更新に関する情報です。LinkedIn リードフォームから Salesforce にリードを同期している場合は新しい設定を有効にして再設定する必要がありますが、この更新が Sales Cloud のすべてのエディションにて適用される旨がリリースノートに追記されました。​No.60 : Connect Unified Knowledge to More SystemsNo.61 : Organize your Knowledge Articles by Mapping Labels to Fields and Data Categories上記の 2 つは統合ナレッジに関する情報です。統合ナレッジは 3rd Party システムのナレッジを Salesforce に取り込むことができます。この機能について大きく3つの更新があります。1つ目は無償トライアルの延長に関する情報、2つ目はサポートするコネクタが追加されたという情報、3つ目は取り込んだナレッジにラベルを付与する機能が追加されたことで、これらの情報が追加されました。​以上が、10 月 14 日以降のリリースノート更新情報からの一部抜粋となります。すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。​続いて、インフラ強化です。こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報で、現在計画されているインスタンスリフレッシュの予定をご紹介しています。主に海外のお客様にてご利用いただいているインスタンスがメインですが、上記の日程にて本番組織、Sandbox 組織ともにインスタンスリフレッシュが計画されています。お手元に Trust サイトからメンテナンスの通知が届いているお客様は事前のご準備をお願いいたします。またインスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにて解説動画をご視聴いただけますので、該当するお客様は内容を是非ご確認ください。​関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備続いて Spring ‘25に適用されるリリース更新についてです。Spring ’25 に適用されるリリース更新の中から、影響度が高いと思われるものをピックアップしてご紹介します。​影響度が高いと思われるものとして1行目、Sales Engagementの権限セットに関する情報です。Spring '25 からは「Sales Engagement 基本ユーザー」権限セットに Einstein 活動キャプチャへのアクセス権が含まれなくなります。Spring '25以降は、別途「標準 Einstein 活動キャプチャ」権限セットを割り当てる必要がありますのでご注意ください。​次に4行目、画面フローに関する情報です。ユーザーが画面フローを完了した時点のリダイレクト先を決定するフロー URL パラメーターの検証が厳格になります。引き続きリダイレクトをさせたい場合は、 [設定] の[信頼できる URL] のリストに対象URLを追加する必要がございますのでご注意ください。​関連リンクSales Engagement 基本ユーザーの Einstein 活動キャプチャ権限の変更ICU ロケール形式の有効化LWC スタックモーダルの有効化フローのセキュアなリダイレクトの有効化入力として使用される組み込みの Apex クラスで定義された権限要件の適用 REST API で Apex アクションの例外が発生した場合のロールバックの適用​こちらでは一点、更新がございます。上から2行目、複数設定 SAML フレームワークへの移行について、強制適用時期が Spring ’25 から Summer ’25 へ変更となっております。​その他、影響度が高いと思われるものとして、上から5行目、送信者検証のための返信先メールアドレスの検証についてご紹介します。メールセキュリティ標準の厳格化に伴い、Spring '25 以降は、[私のメール設定] でメールアドレスを検証する必要があります。Spring '25以降、アドレスが検証されるまで [私のメール設定] の返信先メールアドレスからのメール送信は失敗しますので、すべてのユーザーに [私のメール設定] にアクセスするようご案内ください。​リリース更新に関する情報は以上となります。今回取り上げたリリース更新以外にも、既存のカスタマイズに影響を与える可能性があるリリース更新がございますので、リリース更新の内容をご確認ください。​関連リンク公開リストビューの表示を編集するときに「ロールおよびロール階層を表示」権限を適用複数設定 SAML フレームワークへの移行要求順序での Apex 一括処理アクションの結果の並び替えすべてのインテリジェンスシグナル種別での Apex で定義された変数の使用送信者検証のための返信先メールアドレスの検証Enhance Flexibility and Reusability in Prompt Flows​続いて、その他の更新です。​まずは、Classic ナレッジデータモデル廃止についてです。現在 Classic ナレッジ(記事タイプ)をご利用中のお客様は、Summer ’25 までに、Lightning Knowledge へ移行をお願いします。​移行を支援する移行ツールも提供されております。移行ツールご利用に際しては、事前に Full Sandbox で実行して頂くことが必須となっております。移行ツールに関してはリリースノートをご確認ください。​その他、Classic ナレッジをご利用にあたって、開発されている場合は移行に際して別途、改修が必要になりますのでご注意ください。​Lightning Knowledge では、Agentforce 等の Salesforce が提供している最新機能をご利用頂けますので、是非、前向きに移行の準備をお願いします。​関連リンク Lightning Knowledge 移行ツールの実行移行の計画と Sandbox テストLightning Knowledge 移行ツールの FAQLightning Knowledge 移行ツールを有効にするための要件Lightning Knowledge 移行後のチェックリスト​次は、拡張ドメインに関するロードマップです。Winter ’25 で予定通り本番以外の組織で、拡張ドメイン有効化前の旧 URL にアクセスした際の新しい URL へのリダイレクトが停止されました。本番組織のリダイレクトは Spring ’25 で停止予定です。サクセスナビにリダイレクト停止までの推奨アクションがまとめられておりますので、停止に向けた準備にお役立てください。​関連リンク Update References to Your Previous Salesforce Domains拡張ドメイン適用前のURLにアクセスしたときのリダイレクト停止(サクセスナビ)​続いて、機能の廃止です。​こちらでは一点、更新がございます。ケイデンスビルダーバージョン 1.0 の廃止ですが、終了時期が 2025 年 6 月となっておりましたが、保留になりました。​関連リンク JDK ロケール形式の廃止ケイデンスビルダーバージョン 1.0 の廃止Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止メンテナンス計画の頻度種別項目の廃止ワークフロールール & プロセスビルダーのサポートの廃止チャットおよび Live Agent の廃止Salesforce for Outlook の廃止アドミンアシスト機能の廃止​こちらは再掲となります。Salesforce Platform APIバージョン21.0~30.0の廃止が、Summer '25(2025年6月)に予定されています。APIの更新作業は、Salesforce以外のシステムでの作業が必要となります。対応に時間がかかることが想定されますので、対象のお客様にはSalesforceからメール通知も行われております。内容をご確認のうえ早めの対応をお願い致します。​関連リンク Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止イベントログファイルブラウザーEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別Apex クラスApex トリガVisualforce ページフロープロセスビルダーカスタムボタンS コントロール Salesforce B2B Commerce for VisualforceApex RESTSOAP Web Services ​最後に、その他の情報です。​みなさま、Hyperforce をご存知でしょうか。Hyperforce はAmazon Web Services (AWS) 上に構築された新しい インフラです。皆様の組織は、Salesforce が管理・運営しているインフラで稼働している場合と Hyperforce で稼働している場合があります。数年前からSalesforce では、お客様の組織を順次新しいインフラである Hyperofrce へ移行をしています。Hyperforce への移行に関するメールを受け取られた場合には事前準備が必要になる場合があります。お客様がスムーズに移行いただけるように[Hyperforce  アシスタト]という機能が提供されておりますので、ぜひご確認をお願いします。関連リンク ハードコード化された参照の更新Hyperforce の IP 許可リスト登録の望ましい代替案Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するHyperforceアシスタント本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。​11 月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

  • (2024年10月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせイメージ

    (2024年10月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ

    この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート​動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/wmeiY6EMrtEGrjP4F9CrZS全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「 Salesforce の運用に関するお知らせ」の 10 月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。​2024年10月のトピックはこちらです。本動画では、先月との差分である赤字の部分について、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。​最初は製品イノベーションです。​Winter'25のリリースに関する情報です。日本のお客様向けのインスタンス、APxとJPNxのインスタンスについて日本時間10月13日にWinter'25のリリースが完了しています。​関連リンクSalesforce Admins : Admin Release Countdown: Get Ready for Winter ’25サクセスナビ : バージョンアップに備えましょうオンラインコミュニティ:Release Readiness TrailblazersWinter ’25 Pre-Release siteSalesforce Sandbox プレビュー手順Winter ’25 Release NotesRelease Overview DeckFeature MatrixWinter '25 Release HighlightsRelease Site​続いて、Winter'25のリリースノート更新情報です。今月は9月23日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。​No.24  Update API Calls to Use Your My Domain Login URLAPIコールにおけるログインURLをMy Domain ログインURLとする変更についてです。この変更の適用が、2024年10月12日から2025年6月14日に変更になった旨がリリースノートに記載されています。​No.25 Flow and Process Run-Time Changesフローに関する情報です。APIバージョンが61.0以降のフローにおけるNULLテキスト値の扱いが変更になった旨がリリースノートに追加されております。この変更により、API バージョン 61.0 以降のフローが実行される場合、空の選択肢の値は NULL テキスト値として評価されるようになります。​No.26 Enforce Sharing Rules When Apex Launches a Flow (Release Update)Apexクラスからフロー起動に関する情報です。Apexクラスからフローを起動する際に、共有ルールを適用するリリース更新がWinter'25で適用予定でしたが、こちらの強制適用がキャンセルとなりました。現状、適用も中止もされていない状態ですが、Salesforceではこのリリース更新の適用を推奨しておりますので、是非内容をご確認のうえリリース更新を有効化してください。​No.27 Restrict User Access to Run Flows (Release Updateフローの実行権限に関する情報です。Winter '25以降は、明示的にフロー実行権限を付与されたユーザーのみフローを実行することができます。このリリース更新はWinter '25からWinter '26へ延期となった旨と、良くある質問のナレッジへのリンクがリリースノートに追加されています。​No.28 Make Record Fields Stand Out with Conditional FormattingLightningアプリケーションビルダーでの動的フォーム対応ページの機能のリリーススケジュールに関してです。動的フォーム対応ページでのカスタムアイコンやカスタムカラーを設定できる機能について、リリーススケジュールが2024年9月から10月に変更となっております。​No.29 Changes to Selective Sandbox Access for Developer and Developer Pro SandboxesこちらはSandboxに関する情報です。Winter '25より、Developer または Developer Pro Sandboxを作成または更新する場合、公開グループの設定が必要となるリリース更新について、一部適用内容が変更となりました。Sandbox設定画面からSandboxを作成する場合、Winter '25から公開グループの設定が必要となりますが、Tooling APIを使用する場合は、Spring '25から公開グループの設定が必要となる旨がリリースノートに明記されました。​No.30 Increase Your Odds of Success with Warm IntroductionsNo.31 Manage Your Day Better with EinsteinEinstein Copilotに関する情報です。特定のお客様との過去の社内共同作業者情報の提供重要なタスク、会議、商談スナップショットを含む日次概要の作成こちらの二つのCopilot アクションが追加された旨が、リリースノートに追加されました。​No.32 Forced Login Is Permanently Disabled強制ログインのログイン履歴に関する情報です。ユーザーがログインURLにて、ユーザー名とパスワードでログインする強制ログインは、Spring '22において無効となりましたが、一部の組織ではこの機能が引き続き使用されていました。しかし、Winter '25のリリースにて完全に無効となりました。​今回の更新で、ユーザーが強制ログインを利用しているとみなされるログイン履歴の内容がリリースノートに追加されました。 ​Winter25以降は、強制ログインを利用しているユーザーがいないかログイン履歴で確認のうえ、ご対応をお願いいたします。​No.33 Enable LWC Stacked Modals (Release Update)Lightning ExperienceのQuickActionで起動するモーダルについて、リリース更新の有効化前後での動作の比較表がリリースノートに追加されました。​No.34 See the Topics That Matter Most to Your Customers with Sales SignalsEinstein会話インサイトについての情報です。Winter ’25でGAとなるSales Signalsについての情報がリリースノートに追加されました。Sales Signalsは、あらかじめ設定したカテゴリとキーワードでトピックをフィルタリングして、関連するシグナルと会話のダッシュボードを表示する機能です。気になるお客様は、ぜひリリースノートをご覧ください。​続いて、インフラ強化です。​こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報で、現在計画されているインスタンスリフレッシュの予定をご紹介しています。主に海外のお客様にてご利用いただいているインスタンスがメインですが、上記の日程にて本番組織、Sandbox 組織ともにインスタンスリフレッシュが計画されています。お手元に Trust サイトからメンテナンスの通知が届いているお客様は事前のご準備をお願いいたします。またインスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにて解説動画をご視聴いただけますので、該当するお客様は内容を是非ご確認ください。​関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備​続いてWinter'25に適用されたリリース更新についてです。Winter’25に適用されたリリース更新の中から、影響度が高いと思われるものをピックアップしてご紹介します。​まずは一番上の行に記載されているNo-Reply メールアドレスに関するリリース更新です。こちらのリリース更新の適用により 「デフォルトの No-Reply アドレス」にメールアドレスの設定がない、もしくは設定されていても未検証の状態の場合、一部のメールが送信されなくなります。リリース更新の適用前に設定や検証をされていないお客様は、現在の「デフォルトの No-Reply アドレス」に設定されているメールアドレスの状況のご確認をお願いいたします。​続いて、上から3行目のEmailSimple 呼び出し可能なアクションについてです。「組織のアドレス」を使用してメール送信をする場合、そのメールアドレスを使用することができるプロファイルを「組織のアドレス」で設定しておく必要があります。そして、今回のリリース更新の適用により、 EmailSimpleでメールを送信する際も「組織のアドレス」で許可されているプロファイル設定に準拠するかたちとなり、システムコンテキストではなくユーザコンテキストで実行されるようになっておりますので、今回のリリース更新前に確認をされていないお客様は「組織のアドレス」に設定されているプロファイルに不足がないかご確認ください。​関連リンクメールを送信するための組織のデフォルトの No-Reply メールアドレスの作成および検証フローでのセッション ID へのアクセスを無効化組織のプロファイル設定を優先するために EmailSimple 呼び出し可能なアクションを有効化呼び出し可能なアクションの部分的な保存の有効化フローでの従来の Apex アクションのアクセス修飾子の考慮フローへの入力として会話インテリジェンスルール名を引き渡し​次にピックアップしたいのは、上から4行目に記載されているフローに関するリリース更新です。こちらのリリース更新が適用されると、REST API経由で実行されるフローがシステムコンテキストではなくユーザコンテキストで動作するようになっております。そのため、ユーザのプロファイルや権限セットで許可されていないオブジェクトや項目はアクセスできなくなっております。セキュリティ強化のための更新ですので、今回のリリース更新前に確認をされていないお客様は、状況のご確認をお願いいたします。​関連リンク ゲストユーザーによる承認申請の編集または削除の防止LinkedIn からリードを取り込む設定の確認および更新ボットユーザーコンテキストでフローの実行REST API を介してフローをユーザーコンテキストで実行ナレッジの Lightning 記事エディターと記事のパーソナライズを有効化REST API を使用した外部クライアントアプリケーション OAuth コンシューマーログイン情報へのアクセス​リリース更新に関する情報は以上となります。今回取り上げたリリース更新以外にも、既存のカスタマイズに影響を与える可能性があるリリース更新がございますので、リリース更新の内容をご確認ください。​続いて、その他の更新です。​まずは、Classic ナレッジデータモデル廃止についてです。現在 Classic ナレッジ(記事タイプ)をご利用中のお客様は、Summer ’25 までに、Lightning Knowledge へ移行をお願いします。移行を支援するツールも提供されておりますので、リリースノートをご確認ください。​関連リンク Lightning Knowledge 移行ツールの実行移行の計画と Sandbox テストLightning Knowledge 移行ツールの FAQLightning Knowledge 移行ツールを有効にするための要件Lightning Knowledge 移行後のチェックリスト​​次は、拡張ドメインに関するロードマップです。Winter ’25 で予定通り本番以外の組織で、拡張ドメイン有効化前の旧 URL にアクセスした際の新しい URL へのリダイレクトが停止されました。本番組織のリダイレクトはSpring '25で停止予定です。サクセスナビにリダイレクト停止までの推奨アクションがまとめられておりますので、停止に向けた準備にお役立てください。​関連リンク Update References to Your Previous Salesforce Domains拡張ドメイン適用前のURLにアクセスしたときのリダイレクト停止(サクセスナビ)​続いて、フローへの移行に関する情報です。2025 年 12 月 31 日でワークフロールールとプロセスビルダーのサポートは終了します。それ以降も既存設定は動作しますが、カスタマーサポートや不具合の修正は提供されません。既存設定に問題が発生した場合の業務影響を避けるためにも、早めにフローへの移行計画をたてていただくことを推奨します。フローへの移行に必要な準備や対応方法についてまとめたサクセスナビやヘルプがございますので、参考にしてください。​関連リンク ワークフロールール & プロセスビルダーのサポートの廃止Flow Builder 学習マップへの切り替えフローへの移行開発・実装ガイドライン(レコードトリガ自動化)​続いて、機能の廃止です。​​こちらは、Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止についてです。ナレッジが更新され、API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止のリリース更新でテスト実行ができるようになった旨が追加されました。リリース更新には、強制適用時期の前に動作確認をするための[テスト実行]機能がサポートされているものとされていないものがございます。今まで、API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止については、[テスト実行]がサポートされていませんでした。そのため、廃止になるまでお客様にて動作確認をする術がありませんでした。また、[テスト実行]は一度有効化をしても、強制適用予定の Summer ’25 までの間はお客様にて無効化することができます。そのためAPI 更新作業後に必要に応じてテストを実施いただけますようお願いします。​関連リンク Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止イベントログファイルブラウザーEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別Apex クラスApex トリガVisualforce ページフロープロセスビルダーカスタムボタンS コントロール Salesforce B2B Commerce for VisualforceApex RESTSOAP Web Services ​続いて、従来のチャットと Live Agent の廃止です。従来のチャット(Live Agent)は2026 年 2 月 14 日に廃止され、それ以降は機能をご利用いただくことはできません。それに伴い標準ボットもご利用いただけなくなります。そのため、早めに後継機能であるアプリ内および Web のメッセージングや拡張ボットへの移行計画を立てていただくことを推奨致します。​関連リンク リリースノート:Legacy Chat Is Being Retiredナレッジ:チャットおよび Live Agent の廃止サクセスナビ:チャットおよび Live Agent の廃止​最後に、その他の情報です。​みなさま、Hyperforce をご存知でしょうか。Hyperforce はAmazon Web Services (AWS) 上に構築された新しい インフラです。皆様の組織は、Salesforce が管理・運営しているインフラで稼働している場合と Hyperforce で稼働している場合があります。数年前からSalesforce では、お客様の組織を順次新しいインフラである Hyperofrce へ移行をしています。Hyperforce への移行に関するメールを受け取られた場合には事前準備が必要になる場合があります。お客様がスムーズに移行いただけるように[Hyperforce  アシスタト]という機能が提供されておりますので、ぜひご確認をお願いします。​関連リンク ハードコード化された参照の更新Hyperforce の IP 許可リスト登録の望ましい代替案Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するHyperforceアシスタント​​本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。​10 月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

  • Winter '25 リリースノート斜め読み (Marketing Cloud)イメージ

    Winter '25 リリースノート斜め読み (Marketing Cloud)

    Marketing Cloud Engagementに関するリリースCross-Cloud ProductsProcess Builder Is Retired for Marketing Cloud Connect概要フローへの移行をサポートするために Marketing Cloud Connect のプロセスビルダーが廃止になります。MCC で使われていたプロセスビルダーのプロセスは自動的にレコードトリガーフローに移行されます。Salesforce アクティビティを使用してオブジェクトにアクセスするジャーニーが停止・公開されたときに発生します。お客様にて特別実施いただく対応はございません。​適用範囲:Corporate EditionおよびEnterprise Edition​Let Customers Link a Distributed Marketing Send to an Active Campaign概要これまではキャンペーンにキャンペーンメンバーを追加する前に、Distributed Marketing のキャンペーンメッセージからジャーニーを追加する必要がありましたが、キャンペーンメンバー追加後でもジャーニーを追加できるようになります。これにより、作成したキャンペーンにより柔軟性を持たせることができます。適用範囲:Corporate EditionおよびEnterprise Edition追加情報キャンペーンに接続されているジャーニーの変更​​Personalize Campaign Member Objects概要Distributed Marketing のキャンペーンメッセージを利用したメール送信において、これまではキャンペーンレコードからパーソナライズすることができましたが、その他レコードのフィールドもパーソナライズに使用できるようになります。適用範囲:Corporate EditionおよびEnterprise Edition追加情報エントリソースデータの拡張​​Einstein and AnalyticsGenerate Marketing Content in Multiple Languages概要Einstein Copy Insightsの件名行と本文作成機能にて 日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語が使用可能になりました。ご利用のカルチャーコードが上記いずれかに一致するとその言語が自動的に設定されます。追加情報適用範囲:Marketing Cloudのすべてのエディション​Monitor AI Content with New Audit Export Feature概要生成AIコンテンツの入力、出力、ユーザーフィードバックを含む過去90日間のAuditデータのエクスポート機能が追加されます。追加情報適用範囲:Marketing Cloudのすべてのエディション​​Customize Brand Identity at the Business Unit Level概要顧客のエンゲージメントを強化するために、エンタープライズ単位だった独自のブランドアイデンティティを各ビジネスユニットごとに設定できるようになりました。すでにブランドが設定されている場合、既存のブランドの詳細は、Einstein Generative AI および Einstein コピーインサイトが有効になっているすべてのビジネスユニットに反映されます。新しく追加されたビジネスユニットが設定可能になるまでには最大で 1 か月かかることがあります。​適用範囲:全ての Marketing Cloud Engagement エディション追加情報ブランド設定Einstein コピーインサイトの設定​Journeys and Automations Track Journey Changes with the Journey Audit Log概要ジャーニーの UI からジャーニーの監査ログが確認可能になりました。パブリッシュなどの操作を行ったユーザー名とその日時をご確認いただけます。​適用範囲:Corporate および Enterprise にてジャーニーを使用できるお客様に適用されます。追加情報​Improve Existing Emails with Journey Builder High-Throughput Sending Recommendations概要Journey Builder の検証で、パフォーマンスに影響する構成の推奨が表示されるようになります。High-Throughput Sending が設定されていない Email アクティビティを含むドラフトまたはアクティブなジャーニーで、パフォーマンス向上のために High-Throughput Sending を設定する推奨が表示されます。​適用範囲:Corporate および Enterprise にてジャーニーを使用できる環境​追加情報High-Throughput Sending の設定は、各ジャーニーの設定画面にて設定可能です。設定を行う前に次ヘルプページに記載の考慮事項を確認の上、設定有無をご検討ください。Journey Builder の高スループット送信に関する考慮事項​​Enhance Query Results with Improved Email Attribute Storage概要ジャーニーでは、ジャーニー設定画面から送信先のメールアドレスとしてジャーニーエントリデータと、データデザイナーで紐づけた連絡先データを使用することができます。データデザイナーによる紐づけは、複数のデータエクステンションで複数のリレーションシップを設定できます。今まではリレーションシップのパスの情報を保持していなかったため、その時見つかった最短のルートでたどるメール属性を使用することがありました。今回のリリースにより、ルート自体を保存するようになり、設定したパスのデータを参照するようになります。​適用範囲:Corporate および Enterprise にてジャーニーを使用できる環境​Get More Accurate Journey Success Rates on the Journey History Page概要ジャーニーの履歴の画面で、これまでアクティビティ名が空のような冗長なレコードが表示されることがありましたが、そういったものを省くようになりました。ジャーニーの History Download API も同等となります。​適用範囲:Corporate および Enterprise にてジャーニーを使用できる環境​Retrieve Data from Automation Data Views in Real Time概要これまではオートメーション関連のデータビューでは 24 時間以上前のデータしか取得できませんでしたが、実行中のオートメーション含め、リアルタイムでのデータ取得が可能となります。適用範囲:全ての Marketing Cloud Engagement エディション​Use Additional SFTP Key Exchange Algorithms in File Transfer Activities概要ファイル転送アクティビティで、SFTPへのSSH通信(SSHキー)において、利用できる鍵交換のアルゴリズムが追加されます。​今後の利用可能なアルゴリズムは以下となります(既存分含む)。​・diffie-hellman-group1-sha1・diffie-hellman-group14-sha1・diffie-hellman-group14-sha256・diffie-hellman-group-exchange-sha1・diffie-hellman-group-exchange-sha256・ecdh-sha2-nistp256・ecdh-sha2-nistp384適用範囲:例 全ての Marketing Cloud Engagement エディション​New S3 Path Requirements for File Locations概要ファイルの場所にてAWS S3ファイルの保存場所を作成または変更する際、[AWS バケット名] のフィールドに相対パスを含めることができなくなりました。以前は、このフィールドに相対パスを指定することができました。今回のリリースで [AWS バケット名] のフィールドにはバケット名のみを指定し、[AWS 相対パス] のフィールドに相対パスを指定しご利用ください。​適用範囲:全ての Marketing Cloud Engagement エディション​​New Error Types for File Decryption Issues概要ファイル転送アクティビティでファイルの復号化に失敗した場合、システムエラーとして表示されていましたが今回のリリースでわかりやすくなります。暗号化解除に失敗した旨が表示された場合はお客様側で把握可能となりますので、有効なキーを設定されているかご確認をお願いいたします。​適用範囲: 全ての Marketing Cloud Engagement エディション追加情報​​​Correlate Activity Data with Other Views Using the JobID Field概要_AutomationActivityInstanceデータビューで送信が含まれるアクティビティのJobID を取得可能となりました。このJobID項目を用いて他のデータビューと結合することも可能となります。​適用範囲:全ての Marketing Cloud Engagement エディション適用時期:すでにリリース済追加情報データビュー: オートメーションアクティビティインスタンスMessagingShorten SMS Links in MobileConnect and Journey Builder概要従来はHyperforceのみでご利用いただけていたトラッキング可能なSMSでのURLの短縮機能において、すべてのお客様環境でご利用いただけるようになります。クリックの結果は「SMSリンクのクリックレポート」より確認できます。注意点として、短縮されたリンクの有効期限は90日となります。90日を過ぎた場合、ページが見つからない旨のエラーが表示されます。適用範囲:MobileConnect利用可能環境追加情報​​Reuse Template Message Names Across Your WhatsApp Business Accounts概要同じBU 内で、複数の WhatsApp Business accounts(WABAs) で同じテンプレート名が利用できるようになりました。テンプレートを見分けやすくするために、新しいテンプレートのファイル名が、テンプレート作成時に使用した WABA ID とともにコンテンツビルダーに表示されます。既存のテンプレートのファイル名は変更されません。​適用範囲:Corporate および Enterprise にて WhatsApp Business Messaging が利用できる環境Marketing Cloud IntelligenceEnhance Your Data by Using the New Criteo API Data Fields概要広告サービスの Criteo(クリテオ)社からデータを取得する API コネクタで広告グループおよびクリエイティブレベルを含む取得可能なフィールドが増え、広告パフォーマンスに関するより深いインサイトの獲得及び更なるキャンペーンの最適化が可能になりました。​適用範囲:全ての Marketing Cloud Intelligence アカウント使用方法:[接続&加工] タブからデータストリームを作成または編集し、Criteo API コネクタを選択します。[Extended Properties] セクションの Mapping Form から New Mapping (Enhanced) を選択すると新しいフィールドにアクセスできます。​Optimize Your Ad Spend with the Custom DoubleVerify Connector概要デジタル広告のデータ分析サービスである DoubleVerify 社からデータを取得する API コネクタで取得可能なDoubleVerifyのレポートが増え、広告の費用対効果分析やキャンペーン戦略策定力が向上しました。​適用範囲:全ての Marketing Cloud Intelligence アカウント使用方法:[接続&加工] タブからデータストリームの新規作成を選択し、Double Verify Custom API コネクタを選択します。​Streamline OneDrive Data Management by Using SharePoint概要SharePoint を OneDrive コネクタに追加することで、手動のデータ入力を減らし、ワークフローを簡素化し、生産性を向上させます。​適用範囲:全ての Marketing Cloud Intelligence アカウント使用方法:[接続&加工] タブからデータストリームの新規作成を選択し、OneDrive API コネクタを選択します。オプションの [Use Sharepoint] を選択し、SharePoint サイト名を指定します。​Gain Deeper TikTok Ad Insights by Using New API Fields概要TikTok Ads API コネクタは、ショップ指標、購入数、ページイベントなどの新しいフィールドとフィルターをサポートするようになり、広告のパフォーマンスを分析する機能が向上しました。​適用範囲:全ての Marketing Cloud Intelligence アカウント使用方法:[接続&加工] タブからデータストリームを作成または編集し、TikTok Ads API コネクタを選択します。 [モデルにマッピング] 画面で、新しい TikTok 広告フィールドが選択できます。​

  • Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止イメージ

    Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止

    Summer '25 で廃止される Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の概要と影響有無の確認方法についての解説動画です。お客様での調査にお役立てください。https://play.vidyard.com/iE8EjS3tstXxdJS4jBUM3W投影資料のダウンロードはこちらからこの記事で学べることSummer '25に廃止される API バージョンと種類を知ることができますAPI バージョンの廃止スケジュールを知ることができますお客様にて必要な対応を知ることができますご存知ですか? Summer ’25 で古い API バージョンが廃止されます​Salesforce では、API の品質およびパフォーマンスを充実させ、改善するために、最初のリリース日から最低 3 年間サポートしますが、それを超えるバージョンのサポートは停止されたり、廃止される場合があります。そのため、定期的に API バージョンを更新いただくことを推奨しています。※API バージョンを定期的に更新しましょう(サクセスナビ)も是非ご覧ください​今回廃止対象の API の種類とバージョンは以下のとおりです。SOAP:21.0、22.0、23.0、24.0、25.0、26.0、27.0、28.0、29.0、30.0REST:v21.0、v22.0、v23.0、v24.0、v25.0、v26.0、v27.0、v28.0、v29.0、v30.0Bulk:21.0、22.0、23.0、24.0、25.0、26.0、27.0、28.0、29.0、30.0注意事項この廃止には、以下は含まれませんApex クラス、Apex トリガ、Visualforce ページ、フロー、プロセスビルダーただし、AJAX Toolkit を介して行われるバージョン指定された API コールを埋め込んだ Visualforce ページやカスタムボタン、S コントロールはこの廃止による影響を受けます標準の Salesforce B2B Commerce for Visualforce 製品バージョン 30.0 以前のメタデータコンテンツを参照している管理パッケージカスタム Apex REST & SOAP Web Services​この廃止は以下のものに影響します。データローダー Web Services ConnectorAJAX Toolkit を介して行われる廃止対象のバージョンが指定された API コールを埋め込んだ Visualforce ページやカスタムボタン、S コントロール SForceOfficeToolkit COM インターフェースを介して行われる従来の API コールForce.com Toolkit for PHPアウトバウンドメッセージによって生成されたペイロードから呼び出された SOAP API最新ではない API バージョンを使用している接続アプリケーション廃止スケジュールSummer ‘25以降、廃止された API バージョンを使用した場合場合、以下のようなエラーが発生します。REST API : 「410:GONE」SOAP API :「500:UNSUPPORTED_API_VERSION」Bulk API :「400:InvalidVersion」お客様にて必要な対応「そんな急に廃止と言われても・・・」と戸惑っているシステム管理者の方もいらっしゃるかもしれません。Salesforce では、システム管理者様宛に、月次で、以下のような 機能廃止ダイジェストメール等でお知らせしています。※ 終了日は 2025 年 6 月 1 日となっていますが、こちらのナレッジに記載の通り、実際の終了日は Summer ’25 リリース日となります。(リリース日は Trust サイトにてご確認いただけます)​推奨する対応順序設計書や仕様書などのシステム導入時のドキュメントや、実際のデータ連携実装箇所を調査する外部システムやツール(データローダー等)を使って Salesforce へ接続するアプリケーションの有無とバージョンを確認組織内の開発で AJAX Toolkit 等を使用した実装有無とバージョンを確認こちらの資料を参考に、見落としがちな設定を確認追加でご確認いただく手段として、ログイン履歴の確認や API でのアクセス状況をイベントモニタリングログから確認いただくことが可能です。(こちらの P.10 参照) 手順1、2で確認した箇所の API バージョンを更新[リリース更新] の [テスト実行] を有効化後に、APIバージョンを更新した外部システムやツールを実行 *手順1、2で確認した方法(ログイン履歴等)で、手順4の接続結果を確認* Winter’25 より、[リリース更新]の[テスト実行]をご利用いただけます。[テスト実行] 有効化後は、廃止対象の Platform API バージョンの利用は不可となります。具体的には、廃止対象バージョンの API バージョンに対して外部システムからアクセスすると その API  コールは失敗、エラーが発生するようになります。[テスト実行を有効化]をするには、[使用開始] をクリック後の画面で [テスト実行を有効化] をクリックします。この機能を利用し、外部システムからの API コールをテストをすることができます。※適用スケジュールまでの間は、いつでも [テスト実行] の有効 / 無効を切り替えることができます。​学習ツールSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止(ナレッジ)API バージョンを定期的に更新しましょう(サクセスナビ)イベントモニタリング(Trailhead)API 合計使用量(開発者ガイド)​まとめSalesforce の API は、最初のリリース日から 3 年経過すると廃止になる場合があるので、定期的にバージョンを更新する必要があります機能廃止に関するダイジェストメールが月次で配信されていますので、システム管理者様は必ず確認して下さい廃止対象の API バージョンを使用しているかどうか、使用箇所や実装された詳細については、Salesforce では確認ができないため、利用有無および対応方法については、開発会社や開発担当者様へご確認をお願いします。

  • (2024年9月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせイメージ

    (2024年9月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ

    この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート​動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/9P6S3qsThK4rAyDU9HGHKp全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「 Salesforce の運用に関するお知らせ」の 9 月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。​2024 年 9 月のトピックはこちらです。本記事では、先月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。最初は製品イノベーションに関する情報です。​Winter' 25のリリースに関する情報です。日本のお客様向けのインスタンスについては、日本時間で 10 月 13 日に本番組織へ Winter ’25 がリリースされます。またその準備としてSandboxプレビューが 9 月 1 日から開始されています。その他、Trailhead モジュール、Release Overview Deck なども公開されておりますので関連リンクご確認ください。関連リンクSalesforce Admins : Admin Release Countdown: Get Ready for Winter ’25サクセスナビ : バージョンアップに備えましょうオンラインコミュニティ:Release Readiness TrailblazersWinter ’25 Pre-Release siteSalesforce Sandbox プレビュー手順Winter ’25 Release NotesRelease Overview DeckFeature MatrixWinter '25 Release HighlightsRelease Siteまずは、Summer ’24 のリリースノート更新情報です。今月は 8 月 19 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。No.62 Deploy Data Cloud Changes from a Sandbox to Production (Beta)Data Cloud と Sandbox に関する内容です。本内容はベータ版となりますが、Sandbox で変更した Data Cloud コンポーネントをデータ キットに追加し、そのデータ キットを変更セットに追加することで、Sandbox から Data Cloud の変更をデプロイできるようになりました。​No.63 Reuse Prompt Flows to Boost EfficiencySalesforce フロー に関する内容です。テンプレートトリガープロンプトフローを1つ作成し、プロンプトテンプレート種別に関係なく、さまざまなテンプレートにシームレスに適用できるようになりました。​No.64 IdeaExchange Delivered: Limit Who Receives Notifications About Certificate Expiration証明書 に関する内容です。本内容は IdeaExchange で要望の多かった内容になります。証明書の有効期限切れのメール通知を受け取るユーザーをコントロールできるようになりました。ただし、証明書の期限切れによるサービスの中断を防止するために、システム管理者プロファイルまたは [すべてのデータの編集]権限を持つユーザーには証明書の有効期限が切れる当日と前日にメールが送信されることなっています。​No.65 Accomplish More with Sales Copilot TopicsEinstein Copilot に関する内容です。Einstein for Sales において、「Close Deals」、「Manage Deals」などの営業担当者向けの新しい4つの Copilot Topic が追加されました。詳細はリンクをご確認ください。​No.66 Handle More Use Cases More Consistently with Copilot Topicsこちらも Einstein Copilot に関する内容です。これまでは、アクションを直接 Copilot に割り当てていましたが、トピックに複数のアクションを割り当てて、そのトピックをCopilot に割り当てることで、コパイロットがより正確な判断を下し、より適切な応答を生成できるようになりました。​すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。続いて、次期バージョンであるWinter ’25 のリリースノートに関する更新情報です。​No.1 Test Restrictions on Salesforce Cookie Useブラウザーのサードパーティ Cookie のブロックに関する内容です。Chrome 等の主要なブラウザーはデフォルトでサードパーティ Cookie をブロックしますが、ユーザーがブラウザで 3rd party Cookie を許可している場合があります。その場合、Salesforce で使用している Cookie が侵害される可能性があるため、[Salesforce Cookie のファーストパーティ使用が必要です] を有効にして、Salesforce Cookie を保護することを推奨します。今回のリリースノートの更新で、本設定がデフォルトで有効になるインスタンス情報が追記されましたが、日本は含まれていません。ただし、本設定を有効にすることで、Salesforce セッション Cookie を使用するカスタムコードや機能は影響を受ける可能性があるため、事前にテストが必要です。​No.2 Restore Files from a BackupSalesforce Backup に関する情報です。Winter ’25 から Salesforce Backup を使用してファイルをリストアできるようになる予定である旨のリリースノートが追加されました。No.3 Verify SAML Integrations (Release Update)Spring ’25 に強制適用予定のリリース更新の注意喚起です。Salesforce では、定期的なメンテナンスの一環としてSAML フレームワークをアップグレードしており、シングルサインオンやシングルログアウトなど、SAML を使用するインテグレーションに影響を与える可能性があります。サービスの中断を避けるためにも、SAML インテグレーションを利用中のお客様は早めに Sandbox でテストを行うことを推奨します。No.4 Adopt Updated Content Security Policy (CSP) Directives (Release Update)こちらもリリース更新の内容です。「更新されたコンテンツセキュリティポリシー ディレクティブの採用」というリリース更新は一旦キャンセルされました。ですが、クロスサイトスクリプティングやその他のコードインジェクション攻撃から組織を保護するために、この設定を有効にすることを引き続きお勧めします。また、今後 Salesforce は本件に関連する新しいリリース更新を作成する予定です。 No.5 Disable Redirections for Legacy Hostnames拡張ドメイン適用前の URL にアクセスしたときのリダイレクトに関する情報です。[私のドメイン]画面に新しい設定が追加され、拡張ドメイン適用前の URL へのリダイレクトを制御できるようになる予定です。​No.6 Understand SOQL Error and Functionality Changes to Update Your Code動的 SOQL クエリーに関する情報です。Winter ’25 のリリースは、古い SOQL エラーメッセージと機能に依存している既存の Apex コードや SOQL クエリからのエラーメッセージを解析するコードに影響を与える可能性があります。今回のリリースノートの更新では、この影響を受けるのは動的 SOQL クエリーのみであることが記載されました。これらの変更を確認し、必要に応じてコードを更新してください。No.7 Track Permission Changes with Event Monitoringイベントモニタリングに関する情報です。プロファイルや権限セットで、権限やその他のアクセス設定の変更を監視する新しいイベント種別(Permission Update)がリリースされる予定です。No.8 Access Einstein Copilot From Your Gmail IntegrationGmail インテグレーションに関する情報です。Gmail インテグレーションから Einstein Copilot にアクセスする機能について、リリースノートが追加されました。​以下は、すべて新しく追加された Copilot アクションに関する情報です。Copilot アクションを使用して、取引先や商談に紐づく主要な取引先責任者を特定したり、通話を記録することができるようになる旨のリリースノートが追加されました。詳細はリリースノートをご確認ください。​No.9 Organize and Quickly Find Records by Using Custom Labels with EinsteinNo.10 Establish Action Items with EinsteinNo.11 Discover Key Contacts, Their Roles in Influencing Deals, and the Deals They've ImpactedNo.12 Get Instant Access to Pricing InformationNo.13 Log Calls with Customers with Einstein CopilotNo.14 Focus on the Deals That Matter Most​No.15 Inbound Email Limit Increasedメールサービスに関する情報です。1 日の受信メールの制限に達した後にキューに入れることができるメールの数が制限されるようになります。キューに入れることができるメールの数は日次の受信メール制限と同じです。制限に達すると、受信メールはバウンスされますのでご注意ください。No.16 Some Supported Time Zones No Longer Available韓国のお客様向けの情報です。Winter '25から、韓国標準時(アジア/平壌)のタイムゾーンはサポートされなくなります。No.17 Sort List Views by Multiple Columns (Beta)リストビューに関する情報です。今までリストビューの並べ替えに使用できる項目は 1 つのみでしたが、最大 5 つの項目を使用可能になるベータ版の機能についてのリリースノートが追加されました。No.18 Streaming API Versions 23.0 Through 36.0 Are Now Retired機能の廃止情報です。Winter ’25 で Streaming API バージョン 23.0 〜 36.0 は廃止予定である旨のリリースノートが追加されました。No.19 Use Custom Generative AI to Power your Salesforce Development with Einstein for Developers (Generally Available)開発者様向けの情報です。Einstein for Developers の正式リリースを発表するリリースノートが追加されました。 Einstein for DevelopersはSalesforce Extension Pack の一部で、すべての Salesforce 組織でデフォルトで有効になる予定です。VS Code Desktop および Code Builder で使用できる予定です。​No.20 Change Einstein Activity Capture Permissions for Sales Engagement Basic Users (Release Update)リリース更新に関する情報です。「Sales Engagement 基本ユーザーの Einstein 活動キャプチャ権限の変更」というリリース更新の強制適用時期は、Spring '25に延期されました。内容については、後半の [リリース更新] セクションでご紹介します。No.21 Enable New Order Save Behavior (Release Update)こちらも、リリース更新に関する情報です。「注文の新規保存方式を使用した迅速かつ正確な注文の詳細の取得」というリリース更新は自動的に有効化される予定でしたが、強制適用はされないことになりました。ですが引き続き有効化を推奨しておりますので、Sandbox でテストをして問題がない場合には有効化をお願いします。​No.22 Review and Update Settings to Capture Leads from LinkedIn (Release Update)LinkedInと Salesforce を同期しているお客様向けの情報です。LinkedIn の API の変更に関する詳細情報が更新され、引き続き LinkedIn Lead Gen フォームから生成されたリードをSalesforce に同期する場合は、手動で「リードフォームで LinkedIn Lead Sync API を使用する」設定を有効にする必要があります。No.23 Salesforce Authenticator Users Are Automatically Guided to a Workaround if Push Notifications Time Out多要素認証に Salesforce Authenticator をご利用中のお客様向けの情報です。Winter ’25 以降、Salesforce Authenticator にプッシュ通知で送信されたリクエストに対して、ユーザーが 30 秒以内に承認できない場合、6 桁の時間ベースのワンタイムパスコード の入力を自動的に促すようになる予定です。以上が、8 月 19 日以降のリリースノート更新情報からの一部抜粋となります。すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。​続いて、インフラ強化です。​こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報で、現在計画されているインスタンスリフレッシュの予定をご紹介しています。主に海外のお客様にてご利用いただいているインスタンスがメインですが、上記の日程にて本番組織、Sandbox 組織ともにインスタンスリフレッシュが計画されています。お手元に Trust サイトからメンテナンスの通知が届いているお客様は事前のご準備をお願いいたします。またインスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにて解説動画をご視聴いただけますので、該当するお客様は内容を是非ご確認ください。​関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備​続いて、Winter ’25 に適用されるリリース更新についてです。こちらでは Winter ’25 に適用されるリリース更新に関する更新情報のご紹介します。また、いくつか影響度の高いリリース更新もありますのでいくつかピックアップしてご紹介します。​まずは一番上の行に記載されている Einstein 活動キャプチャに関するリリース更新です。「 Sales Engagement 基本ユーザ」の権限セットには Einstein 活動キャプチャを使用するための権限が含まれていましたが、このリリース更新が適用されると、該当の権限が権限セットに含まれなくなります。このリリース更新の適用時期が Winter '25から Spring ’25 に延期されましたので、「 Sales Engagement 基本ユーザー」の権限セットをお使いのお客様は Spring ’25 までにご準備をお願いいたします。​続いて、上から 2 行目の No-Reply メールアドレスに関するリリース更新です。こちらのリリース更新が適用されると、ケースレコードを操作したときのメール送信で使用されるメールアドレス「デフォルトの No-Reply アドレス」の動作が変更となり、「デフォルトの No-Reply アドレス」に設定されているメールアドレスが未検証の状態だと一部のメールが送信されなくなります。そのためリリース更新が適用されるまでに「デフォルトの No-Reply アドレス」に設定されているメールアドレスの検証をお願いいたします。​続いて、下から 2 行目の EmailSimple 呼び出し可能なアクションについてです。「組織のアドレス」を使用してメール送信をする場合、そのメールアドレスを使用することができるプロファイルを「組織のアドレス」で設定しておく必要があります。そしてこちらのリリース更新が適用されると、 EmailSimple でメールを送信する際も「組織のアドレス」で許可されているプロファイル設定に準拠するかたちとなり、システムコンテキストではなくユーザコンテキストで実行されるようになりますので、「組織のアドレス」に設定されているプロファイルに不足がないかご確認ください。​関連リンクChange Einstein Activity Capture Permissions for Sales Engagement Basic Usersメールを送信するための組織のデフォルトの No-Reply メールアドレスの作成および検証フローでのセッション ID へのアクセスを無効化組織のプロファイル設定を優先するために EmailSimple 呼び出し可能なアクションを有効化呼び出し可能なアクションの部分的な保存の有効化​こちらのスライドでピックアップしたいのは、一番下に記載されているフローに関するリリース更新です。こちらのリリース更新が適用されると、REST API 経由で実行されるフローがシステムコンテキストではなくユーザコンテキストで動作するようになります。そのためユーザのプロファイルや権限セットで許可されていないオブジェクトや項目はアクセスできなくなります。セキュリティ強化のための更新ですが、既存動作に影響を与える可能性があるため事前にご確認をお願いいたします。​関連リンク フローでの従来の Apex アクションのアクセス修飾子の考慮フローへの入力として会話インテリジェンスルール名を引き渡しゲストユーザーによる承認申請の編集または削除の防止LinkedIn からリードを取り込む設定の確認および更新ボットユーザーコンテキストでフローの実行REST API を介してフローをユーザーコンテキストで実行​こちらのスライドでは 1 点だけ更新がございます。一番下の行に記載されている注文レコード保存時の動作におけるリリース更新ですが、こちらについては強制適用は実施されないこととなりました。​リリース更新に関する情報は以上となります。​関連リンクナレッジの Lightning 記事エディターと記事のパーソナライズを有効化REST API を使用した外部クライアントアプリケーション OAuth コンシューマーログイン情報へのアクセス注文の新規保存方式の有効化​今月は更新情報に併せて、Winter ’25 で適用されるリリース更新の一部をピックアップしてご紹介させていただきました。今回取り上げたリリース更新以外にも、既存のカスタマイズに影響を与える可能性があるリリース更新がございますので、Winter ’25 がリリースされるまでにそれぞれのリリース更新の内容をご確認いただければと思います。​続いて、その他の更新です。​こちらは以前からお知らせしております Classic ナレッジデータモデル廃止についてです。引き続き、Winter ’25 のリリースノートにも記載されていますので、Lightning Knowledge への移行をご計画の際に、是非ご確認ください。​関連リンクLightning Knowledge 移行ツールの実行移行の計画と Sandbox テストLightning Knowledge 移行ツールの FAQLightning Knowledge 移行ツールを有効にするための要件Lightning Knowledge 移行後のチェックリスト​次は、拡張ドメインに関するロードマップについてです。​前回、ロードマップの変更があり Winter ’25 では Sandbox 等の非本番組織での旧 URL から新 URL へのリダイレクトが停止、Spring ’25 で本番組織での旧 URL から新 URL へのリダイレクトが停止と変更となりました。本件の準備には時間がかかることも想定されるので早めの対応をご検討ください。​また、拡張ドメインに関するリリースノート、拡張ドメイン適用前の URL にアクセスしたときのリダイレクト停止についてのサクセスナビ記事などの参考情報もご覧頂いて、リダイレクト停止に向けた準備にお役立てください。​関連リンク:Update References to Your Previous Salesforce Domains拡張ドメイン適用前のURLにアクセスしたときのリダイレクト停止(サクセスナビ)​続いて、「機能の廃止」です。​​こちらでは一点更新がございます。 メンテナンス計画の頻度種別項目の廃止についての更新です。終了時期が 2024 年 10 月から 2025 年 10 月へと一年延期となっています。​関連リンク:Salesforce 製品 & 機能の廃止​こちらでは、1 点更新があります。Sales Enablement、旧my Trailheadの廃止について追加されました。契約終了日をもって廃止される旨が記載されております。該当機能をご利用のお客様は、ご確認いただけますようお願い致します​こちらは再掲となりますが、Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止が、Summer '25( 2025 年 6 月 )に予定されています。​API の更新作業は、Salesforce 以外のシステムでの作業が必要となります。対応に時間がかかることが想定されますので、対象のお客様には Salesforce からメール通知も行われております。​また、Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止についてのサクセスナビにて、API バージョン廃止の対応について、冒頭の動画で説明させて頂いて降ります。こちらも活用頂き、早めの対応をお願い致します。​関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止イベントログファイルブラウザーEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別Apex クラスApex トリガ Visualforce ページ フロープロセスビルダーカスタムボタン S コントロール Salesforce B2B Commerce for Visualforce Apex RESTSOAP Web Services ​​続いて、従来のチャットと Live Agent の廃止です。こちらも再掲となりますが、重要なお知らせになりますので再度、お知らせ致します。​従来のチャットや Live Agent をご利用中のお客様は、既に製品コミュニケーションメールを受けとられていると思います。従来のチャット機能や標準ボット機能をご利用の場合、2026 年 2 月 14 日に廃止され、それ以降は機能をご利用いただくことはできません。そのため、早めにアプリ内および Web のメッセージングへの移行計画を立てていただくことを推奨致します。アプリ内および Web のメッセージングは、私たちの生活でよく利用している非同期チャットを利用できます。それ以外にも、双方向でファイルのやりとりができたり、顔文字が使えたりと Live Agent ではできなかった多くの機能をご利用いただけます。対象のお客様におかれましては、早めのご対応をお願い致します。​関連リンクリリースノート:Legacy Chat Is Being Retiredナレッジ:チャットおよび Live Agent の廃止​最後に、その他の情報です。​本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。​9 月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

  • (2024年8月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせイメージ

    (2024年8月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ

    この記事で学べること Salesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート​動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/jt1WgwAU32rHvjZABb9hie全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「 Salesforce の運用に関するお知らせ」の 8 月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。​2024 年 8 月のトピックはこちらです。本記事では、先月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。​最初は製品イノベーションに関する情報です。​まずは現行バージョンである Summer ’24 に関する情報です。Summer ’24 に関する情報を纏めた特設ページがサクセスナビで公開されています。そのページに新機能紹介のための動画が公開され、またその動画に関する資料がダウンロードできるようになりましたので、是非ご覧になってみてください。​関連リンクSalesforce Admins:Admin Release Countdown: Get Ready for Summer ’24サクセスナビ : バージョンアップに備えましょうサクセスナビ:Summer '24リリース注目の新機能オンラインコミュニティ:Release Readiness TrailblazersSummer ’24 Release noteTrustサイト(リリーススケジュール)Summer ’24 Release SiteSummer '24 Release HighlightsRelease Overview DeckFeature Matrix​続いて、次期バージョンである Winter ’25 のリリースに関する情報です。日本のお客様向けのインスタンスについては、10 月 13 日に本番組織へ Winter ’25 がリリースされます。またその準備としてSandboxプレビューが 8 月 30 日から開始します。プレビューに参加する場合は、期日に間に合うように余裕を持ってSandboxのリフレッシュを実施してください。​また、Winter '25のリリースノートも英語版ではございますが既に公開されております。リリースノートや Sandbox プレビューをご活用いただき、10 月に予定されているWinter '25のリリースに向けたご準備をお願いします。関連リンクSalesforce Sandbox プレビュー手順Winter ’25 Pre-Release siteWinter ’25 Release NotesSalesforce Admins : Admin Release Countdown: Get Ready for Winter ’25サクセスナビ : バージョンアップに備えましょうオンラインコミュニティ:Release Readiness Trailblazers​続いて現行バージョンである Summer '24のリリースノート更新情報です。今月は 7 月 22 日以降に発生した更新のうち、現行動作に影響を与える可能性があるものや、注目の機能を抜粋してご紹介します。​No.52 : Get Started with Einstein for Field ServiceField Service 向けの Einstein 機能に関する更新です。Einstein for Field Service Mobile ライセンスが Einstein for Field Service に名称変更されました。これにより、すべての Field Service ユーザーが Field Service 向けに提供されている Einstein 機能にアクセスできるようになりました。​No.53 : Test Data Cloud Features in a Sandbox (Beta)Sandbox に関する情報です。Sandbox をリフレッシュすると、Data Cloud の設定も複製できる機能がベータ版として提供され、2024 年 7 月から利用可能になります。ただし現時点では、Data Cloud に関するカスタマイズを Sandbox から本番組織へ展開することはできないのでご注意ください。​No.54 : Confirm Access to External Systems When Named Credentials Use the OAuth 2.0 Browser Flowブラウザフローでの OAuth2.0 認証に関する情報です。セキュリティ強化を目的として、ブラウザフローで OAuth 2.0 認証を使用する場合の手順が追加されました。以前は外部システムでの認証を以って完了となっていましたが、Salesforce 組織の設定画面に戻り、ユーザに代わって外部システムとやり取りすることを確認するという手順が必要になりました。​No.55 : Users Must Approve Access Every Time They Trigger the Device FlowOAuth 2.0 デバイスフローに関する情報です。OAuth 2.0 デバイスフローのセキュリティ強化を目的として、フローを開始するためのアクションが完了するたびにユーザにSalesforce へのアクセス許可を求めるようになりました。以前はデータへのアクセス許可の承認が求めれないことがありました。​No.56 : Adopt Updated Content Security Policy (CSP) Directives (Release Update)コンテンツセキュリティポリシーに関する情報です。クロスサイトスクリプティングやコードインジェクションなどの攻撃から Salesforce 組織を保護するために、Salesforceではコンテンツセキュリティディレクティブの適用を予定していましたが、適用時期が Winter ‘25 から Spring ’25 へ延期となりました。なお、Salesforceではコンテンツセキュリティポリシー違反を特定するためのプロセスを再調整中です。これにより新たにコンテンツセキュリティポリシー違反が検出される可能性があるため、既にこのリリース更新を適用しているお客様は設定メニューから「信頼済み URL とブラウザーポリシー違反」というページをご覧いただき、最新のポリシー違反状況を確認することを推奨しています。​No.57 : Better Error Handling for Outdated Pages in Lightning ExperienceLightning ページのエラー処理に関する情報です。Lightning ページで実行される Java Script のバージョンがサーバのバージョンと異なる場合、以前まではエラーが発生して強制的にページが更新されていました。しかし、この変更により警告メッセージを画面に表示させて、ユーザの都合の良いタイミングでページの更新を促すようになります。この変更は Summer ’24 で段階的に適用されます。​No.58 : Confirm Your Components Use Supported Design System CustomizationsUI コンポーネントに関する情報です。Salesforce ではユーザインターフェースのアーキテクチャを継続的に改善していく計画を立てています。そして Summer ’24 リリース以降、一部のコンポーネントの内部動作が変更され、レンダリングされる DOM が変更される可能性があります。そのため Salesforce コンポーネントの DOM 要素を CSS や JavaScript で変更したり、Salesforce コンポーネントや CSS を対象とした Lightning ページや Experience Cloud サイトのカスタマイズは控えてください。本件に関する参考情報がリリースノートに記載されているのでご確認ください。​No.59 : Temporarily Opt Out of Google Chrome Storage PartitioningGoogle Chrome のストレージ・パーティショニングに関する情報です。2024 年 9 月まで Google Chrome のストレージ・パーティショニングを無効にする設定があります。この設定は 9 月 3 日まで Chrome のバージョンが 111 から 126 のユーザにのみ有効となります。本設定をご利用いただく場合は、Chrome のバージョンを 127 へアップグレードすることは避けてください。​No.60 : Externally Built Models in Einstein Discovery Are Being RetiredEinstein Discovery に関する情報です。Einstein Discovery でデータを分析するために使用する機械学習モデルについて、外部で構築されたモデルは使用できなくなります。そのため機械学習モデルについては Einstein Discovery の機能を使ってモデルを作成するようにしてください。​No.61 : Limit Who Receives Notifications About Certificate Expiration証明書の有効期限切れを通知する際に送信されるメールについてです。「証明書の有効期限通知の受信」の権限を付与することで、ユーザは証明書の有効期限が切れるメールを受信できるようになります。この権限が付与されているユーザが存在しない場合は、システム管理者プロファイルのユーザ、または「すべてのデータの編集」権限を持つユーザにメールが送信されるようになります。​以上が、7 月 22 日以降のリリースノート更新情報から抜粋した情報となります。すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。​続いて、インフラ強化に関する更新情報です。こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報で、現在計画されているインスタンスリフレッシュの予定をスライドに記載しています。​主に海外のお客様にてご利用いただいているインスタンスがメインですが、こちらに記載されている日程にて本番組織、Sandbox組織ともにインスタンスリフレッシュが計画されています。​お手元にTrustサイトからメンテナンスの通知が届いているお客様は事前のご準備をお願いいたします。​またインスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにて解説動画をご視聴いただけますので、該当するお客様は内容を是非ご確認ください。​関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備​次にシステムメンテナンスについてです。​関連リンクシステムメンテナンス時間​Hyperforce 以外の優先システムメンテナンススケジュールについてです。こちらは英語版のナレッジをベースに、スライドを最新に更新しております。日本のお客様がご利用の古いインスタンスの一部が削除されていますので、ご確認をお願い致します。​関連リンク優先システムメンテナンスのスケジュールSalesforce のメンテナンス中、組織にどのような影響がありますか?Trustサイト​こちらは Hyperforce のシステムメンテナンススケジュールになります。一部、Hyperforce Region が変更になっておりますので、ご確認ください。関連リンク優先システムメンテナンススケジュールメンテナンス中、組織にどのような影響があるか Trust Site ​続いて、リリース更新に関する情報です。​Winter ’25 で強制適用されるリリース更新についてです。実際に強制適用されるリリース更新については、本番環境の設定画面にある [リリース更新] の画面をご確認ください。今回は Winter ’25 のリリースノートで更新があった箇所についてご紹介いたします。​まず「Einstein Activity Capture」と 「EmailSimple 呼び出し可能なアクションについてのリリース更新」が追加されています。「更新されたコンテンツセキュリティポリシー (CSP) ディレクティブの採用」についてですが、強制適用時期がWinter’25からSpring25へ延期、リリース更新のヘルプが更新されておりますのでご確認ください。​関連リンクChange Einstein Activity Capture Permissions for Sales Engagement Basic Users更新されたコンテンツセキュリティポリシー (CSP) ディレクティブの採用メールを送信するための組織のデフォルトの No-Reply メールアドレスの作成および検証フローでのセッション ID へのアクセスを無効化組織のプロファイル設定を優先するために EmailSimple 呼び出し可能なアクションを有効化​こちらでは二点、更新があります。「Apex によるフローの起動時の共有ルールの適用についてのリリース更新」がキャンセルとなりました。「メンテナンス計画の頻度の項目からメンテナンス作業ルールへの移行についてのリリース更新」の強制適用時期がWinter ‘25から Winter ’26に延期となっております。関連リンク呼び出し可能なアクションの部分的な保存の有効化Apex によるフローの起動時の共有ルールの適用 フローでの従来の Apex アクションのアクセス修飾子の考慮メンテナンス計画の頻度の項目からメンテナンス作業ルールへの移行フローへの入力として会話インテリジェンスルール名を引き渡しゲストユーザーによる承認申請の編集または削除の防止​​こちらも更新が二点です。​「Review and Update Settings to Capture Leads from LinkedIn」について、LinkedIn Leadform から Salesforce にリードを同期している場合に、接続している LinkedIn アカウントの再設定についてのリリース更新が追加されています。​「フローを実行するためのユーザーアクセスの制限 」について、強制適用時期がWinter ‘25からWinter ’26に延期となりました。関連リンクReview and Update Settings to Capture Leads from LinkedInフローを実行するためのユーザーアクセスの制限 ボットユーザーコンテキストでフローの実行REST API を介してフローをユーザーコンテキストで実行ナレッジの Lightning 記事エディターと記事のパーソナライズを有効化​こちらのスライドでは更新が1点あります。​「Capture Prompt and Accurate Order Details with New Order Save Behavior」が更新されています。注文商品を更新した際に、[新規注文の保存時の動作] がカスタムアプリケーションロジックを使用して親注文を更新する処理に関するリリース更新となります。こちらについては、Winter ’25 以降の新規顧客組織ではデフォルトで有効となります。既存の組織に対しての強制適用時期は現時点で未定です。​その他、それぞれのリリース更新の詳細については割愛させていただきますが、10 月のリリースで適用されるリリース更新なので、公開情報をご確認の上で適用のご準備をお願いします。​関連リンクREST API を使用した外部クライアントアプリケーション OAuth コンシューマーログイン情報へのアクセスCapture Prompt and Accurate Order Details with New Order Save Behavior​続いて、その他の更新です。​こちらは以前からお知らせしております、Classic ナレッジデータモデル廃止についてです。引き続き、Winter ’25 のリリースノートにも記載されていますので、Lightning Knowledge への移行をご計画の際に、是非ご確認ください。​関連リンクLightning Knowledge 移行ツールの実行移行の計画と Sandbox テストLightning Knowledge 移行ツールの FAQLightning Knowledge 移行ツールを有効にするための要件Lightning Knowledge 移行後のチェックリスト​次は、拡張ドメインに関する今後のロードマップについてです。​今回、ロードマップの更新がございます。旧URLから新URLへのリダイレクトについてWinter’25で停止予定でしたが、スケジュールが変更となり  Winter ‘25ではSandbox等の非本番組織でのリダイレクトが停止となります。そして、Spring ‘25で本番組織での旧URLから新URLへのリダイレクトが停止と、スケジュールが変更となりましたので、対応時期などを検討中のお客様はご確認ください。​本件に関する参考情報も更新されております。拡張ドメインに関するリリースノートが追加され、加えて拡張ドメイン適用前のURLにアクセスしたときのリダイレクト停止についての記事がサクセスナビで新たに公開されております。こちらも是非、ごらん頂きリダイレクト停止に向けた準備にお役立てください。​関連リンク:Update References to Your Previous Salesforce Domains拡張ドメイン適用前のURLにアクセスしたときのリダイレクト停止(サクセスナビ)​続いて、「機能の廃止」です。​こちらでは、Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止についてのサクセスナビが公開されております。API バージョン廃止の対応について、冒頭の動画で説明させて頂いて降りますので、是非ご覧ください。​関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止イベントログファイルブラウザーEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別Apex クラスApex トリガ Visualforce ページ フロープロセスビルダーカスタムボタン S コントロール Salesforce B2B Commerce for Visualforce Apex RESTSOAP Web Services ​続いて、従来のチャットとLive Agentの廃止です。​こちらは再掲となりますが、重要なお知らせになりますので再度お知らせ致します。従来のチャットや Live Agent をご利用中のお客様は、既に製品コミュニケーションメールを受けとられていると思います。これらの機能は、2026 年 2 月 14 日に廃止され、それ以降は機能をご利用いただくことはできません。そのため、早めにアプリ内および Web のメッセージングへの移行計画を立てていただくことを推奨致します。アプリ内および Web のメッセージングは、私たちの生活でよく利用している非同期チャットを利用できます。それ以外にも、双方向でファイルのやりとりができたり、顔文字が使えたりと Live Agent ではできなかった多くの機能をご利用いただけます。対象のお客様におかれましては、早めのご対応をお願い致します。​関連リンクリリースノート:Legacy Chat Is Being Retiredナレッジ:Chat & Live Agent Retirement(チャットおよび Live Agent の廃止)​最後に、その他の情報です。​本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。​8 月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

  • 拡張ドメイン適用前のURLにアクセスしたときのリダイレクト停止イメージ

    拡張ドメイン適用前のURLにアクセスしたときのリダイレクト停止

    この記事で学べること拡張ドメインの概要拡張ドメイン適用前の古いURLへアクセスした際のリダイレクトが停止されることリダイレクト停止に向けた準備の方法拡張ドメインの概要各種ブラウザの最新要件に対応するため、Salesforce は 2023 年 10 月に Winter ’24 のリリースで「拡張ドメイン」をすべてのSalesforce 組織に適用しました。Salesforce 組織への拡張ドメイン適用により、内部ユーザーが利用するURLだけではなく、Salesforce サイトや Experience Cloud サイトなど、外部ユーザーが使用する URL も更新されています。​これまでは拡張ドメイン適用前の URL にユーザーがアクセスした場合は拡張ドメイン適用後の URL にリダイレクトされていましたが、Salesforceでは以下のスケジュールでリダイレクトの停止を予定しています。​▼Winter ’25Sandbox, Developer Edition 組織, デモ組織, パッチ組織, スクラッチ組織, Trailhead Playground などの非本番組織​▼Spring’ 25本番組織​本記事ではリダイレクト停止の準備として活用できる機能や推奨アクションについて纏めております。拡張ドメイン適用により更新された URL拡張ドメインの適用により、Salesforce 組織で使用されていた 多くの URL が更新されました。詳細はヘルプドキュメント「拡張ドメインを有効にする場合の [私のドメイン] の URL 形式の変更」に記載がありますが、本番組織における拡張ドメイン適用前後のURLを以下にご紹介します(一部抜粋)。上記の表にある通り、内部ユーザーが使用する URL だけではなく、Salesforce サイトや Experience Cloud サイトのように外部に公開している URL も更新されました。なお、拡張ドメイン適用前の旧 URL にアクセスすると、拡張ドメイン適用後の新 URL に自動でリダイレクトされる動作となります。しかしながら、旧 URL にアクセスした場合に新 URL にリダイレクトされる動作は、Winter ’25 と Spring’25 で終了します。​​拡張ドメイン適用前の URL にアクセスした際のリダイレクトの停止Winter' 25 と Spring’25 では、拡張ドメイン適用前の URL にアクセスした際のリダイレクトが停止します。*参考情報 : Update References to Your Previous Salesforce DomainsWinter'25でリダイレクトが停止する組織は以下のとおりです。・Sandbox、Developer Edition 組織、デモ組織、パッチ組織、スクラッチ組織、Trailhead Playground などの非本番組織​Spring’25でリダイレクトが停止する組織は以下のとおりです。・本番組織​そのため、リダイレクトが停止した際の動作確認や、リダイレクトの発生有無の確認を 各リリースまでに実施いただくことを推奨しています。​なお、新 URL へのリダイレクトが停止した際の影響を確認する手段として、システム管理者様にて手動でリダイレクトを停止させることができます。設定メニューの「私のドメイン」ページにある以下の2つの設定を OFF にすることで、その組織上におけるリダイレクトの動作を停止させることができます。(OFF にしたあと、再度設定を ON にしてリダイレクトを動作させることも可能です)以前の [私のドメイン] の URL を現在の [私のドメイン] にリダイレクト<旧 Domain>.secure.force.com および <旧 Domain>.force.com URL を現在の [私のドメイン]のサイト URL にリダイレクト*参考情報 : [私のドメイン] のリダイレクトの管理​​リダイレクトが発生したユーザーへ新しい URL の通知「私のドメイン」ページで新しい URL へのリダイレクトを ON にしている場合、以下の設定を ON にすることができます。現在の [私のドメイン] の URL にリダイレクトする前にユーザーに通知現在のサイト URL にリダイレクトする前にユーザーに通知この設定が ON になっている場合、ユーザーが古い URL にアクセスしリダイレクトが発生するときに、以下の画面を表示することができ、新しい URL が画面上に表示され、ブックマークの更新を促すメッセージをユーザー側に表示させることができます。*参考情報 : [私のドメイン] のリダイレクトの管理​​リダイレクト発生状況の確認管理者様はリダイレクトが発生しているかどうかを確認するために、ログを有効化することができます。リダイレクトに関するログを有効化する場合は、「私のドメイン」ページで以下の設定を ON にします。リダイレクトを記録*参考情報 : [私のドメイン] のホスト名リダイレクトのログ記録​上記設定を ON にすると、「私のドメイン」ページに「リダイレクト ログをダウンロード」というボタンが表示され、システム管理者様はリダイレクトに関するログを取得することができるようになります。取得できるログのイメージを以下にご紹介します。*ログの詳細については開発者ガイド「ホスト名リダイレクトのイベント種別」をご参照ください。​このログを活用することで、リダイレクトの発生状況を確認することができるようになり、顧客やユーザーへのコミュニケーションプランを検討することができます。ただし、リダイレクトのログには以下の留意点があるため、事前にご確認の上でご利用ください。ログは EventLogFile(イベントモニタリング)の領域に格納されますが、すべてのお客様が無料でダウンロード可能。Event Monitoring Analytics アプリケーションでのログ利用は不可。API でもログを取得することは可能だが、API バージョン 56 以降を利用する必要あり。ログは 1 つのファイルで作成され日次で更新されるため、最新の日次ログのみを取得可能。1 時間以内に同一ホスト名に関するリダイレクトがあった場合は1行しかログが出力されないため、リダイレクト件数を正確に取得するものではない。​​リダイレクト停止までの推奨アクションSpring’25 では本番組織で拡張ドメイン適用前の URL にアクセスした際のリダイレクトが停止します。リダイレクトが停止した際における業務影響の範囲を極力抑えるためにも、Salesforce組織のシステム管理者には以下のアクションを実施いただくことを推奨します。リダイレクト時に新しいURLをユーザに表示する機能を有効化して、ブックマークの更新を促します。定期的にリダイレクトログを確認し、お客様組織にて発生しているリダイレクトの発生状況を確認します。リダイレクトが発生していた場合は、ログから判断できる情報を以って、顧客やユーザーへのコミュニケーションプランを検討します。システム管理者様にてリダイレクトのON/OFFを切り替えることができますので、Spring'25のリリースまでにリダイレクトが無効化された際の影響確認を実施します。​これらの推奨アクションの実施には期間を要する可能性があるため、可能な限り早めの計画策定を推奨します。​​関連リソースWinter’25 リリースノートUpdate References to Your Previous Salesforce DomainsIdentify Blocked Redirections for Legacy Hostnamesヘルプドキュメント拡張ドメイン非拡張ドメインのリダイレクトの終了への準備[私のドメイン] のリダイレクト[私のドメイン] のホスト名リダイレクトのログ記録Developers Guideホスト名リダイレクトのイベント種別​​​​

  • Classic ナレッジデータモデルの廃止イメージ

    Classic ナレッジデータモデルの廃止

    この記事で学べることClassic ナレッジデータモデルの廃止の概要を知ることができますLightning Knowledge へ移行のメリットを知ることができますClassic ナレッジデータモデルの廃止前に必要な作業を知ることができますClassic ナレッジデータモデルの廃止の概要Summer '25( 2025 年 6 月) のリリースで、Classic ナレッジデータモデルは廃止され、記事タイプをご利用いただくことはできなくなる予定です。Summer '25 リリース以降は、Lightning Knowledge データモデル(Knowledge__kav)のみご利用可能です。そのため、Classic ナレッジデータモデルをご利用のお客様はSummer '25のリリースまでに、Lightning Knowledge 移行ツール(以下、移行ツール)を利用して、Lightning Knowledge データモデルへ移行いただく必要があります。​現在使用しているデータモデルの確認方法現在ナレッジを利用しているが、それが Classic ナレッジデータモデルなのか Lightning Knowledge データモデルなのかわからないという場合には、[ナレッジの設定]画面で確認することができます。​クリックパス:設定 > 機能設定 > サービス > ナレッジ > ナレッジの設定※ [Lightning Knowledge を有効化]にチェックが入っている場合、Lightning Knowledge データモデルを利用中です​想定される影響記事タイプを参照しているカスタマイズはリファクタリングが必要な可能性があります記事タイプを参照している Apex コードや Visualforce ページ、記事タイプを参照してナレッジを外部公開しているなどの使い方の場合、Summer '25 リリース以降は機能しなくなる可能性があります。Lightning Knowledge 移行後も、引き続き Classic UI を利用する場合には制限がありますので、一例をご紹介します。記事タイプは廃止されますので、記事タイプを使用したナレッジの絞り込みはできなくなります。Classic UI でデフォルトのレコードタイプを設定したり、レコードタイプを変更するなどの一部のアクションを使用できません。Lightning Knowledge の 1 つのレコードタイプのみに割り当てられた選択リスト値は、Classic UI で表示されません。​まだ Ligthning Experience へ移行が完了しておらず、Classic UI を引き続きご利用中の場合、Lightning Knowledge データモデルへ移行完了後も、引きづつき Classic UI でナレッジを利用可能です。しかしながら、Lightning Knowledge へ移行することで得られるメリットを活かすためにも、できるだけ早めに Lightning Experience へ移行いただくことを推奨します。​Lightning Knowledge移行のメリットClassic ナレッジデータモデル から Lightning Knowledge データモデルに移行すると、以下のような最新のナレッジ機能を利用することができます。統合ナレッジSalesforce にサードバーティシステムのナレッジを統合します。そして、それを Einstein のグラウンディング対象にすることができます。サービスデータを使用した Einstein 応答のグラウンディングLightning Knowledgeを Einstein のグラウンディング対象にすることができます。グラウンディングを使用すると、お客様独自のナレッジとケース履歴を用いてよりパーソナライズされた回答のドラフトを作成可能になります。Einstein ナレッジ作成お客様とエージェントとのやりとりに基づいて、Einstein がドラフト記事を作成することで、エージェントの生産性を向上させます。フローLightning Knowledge に移行後は、フローを使用して自動化の設定をすることができます!フローについてご存じない場合は、フロー初心者向け学習リソースまとめ(サクセスナビ)をご参照ください廃止前に実施いただきたい作業Summer ’25 リリースまでに、移行ツールを利用して、Lightning Knowledge データモデルへ移行をお願いします。​※移行ツールの使い方については、エキスパートコーチング「Lightning Knowledgeへの移行の計画」の動画をご視聴いただけます。Premier Success Plan 以上のご契約の場合、フォローアップのお申し込みも可能です。​動画で、移行ツールを利用したLightning Knowledge データモデルへの移行の全体像を把握いただけましたら、以下、作業ステップを参考に移行計画を立ててください。Full Sandboxでの移行検証Full Sandboxを作成もしくは更新移行ツールの実行と動作確認カスタマイズの変更箇所を確認し、対応方法を検討サポートへ本番環境の移行ツール有効化を依頼事前検証した Full Sandbox の作成もしくは更新日が直近1ヶ月より古い場合は、有効化できない場合があります本番組織の移行ツール有効化のため、サポートにケース起票(移行予定日まで 1 ~ 2 週間の余裕を持ってケース起票をしてください)ナレッジのバックアップ(Full Sandbox を作成/更新 もしくは データのエクスポート)本番組織での移行ツール実行移行ツールの実行カスタマイズの更新移行後動作確認なお、Full Sandbox のライセンスをお持ちでない場合は、弊社営業担当者へご相談ください。学習ツールエキスパートコーチング:Lightning Knowledgeへの移行の計画Trailhead:Lightning Knowledge への移行リリースノート:Lightning Knowledge 移行ツールの実行まとめClassic ナレッジデータモデルは Summer '25に廃止される予定です移行ツールを利用して、Lightning Knowledge データモデルへ移行します​

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