Winter '25 リリースノート斜め読み (Marketing Cloud)

公開日: 2024.10.21

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Marketing Cloud Engagementに関するリリース

Cross-Cloud Products

Process Builder Is Retired for Marketing Cloud Connect

概要

フローへの移行をサポートするために Marketing Cloud Connect のプロセスビルダーが廃止になります。

MCC で使われていたプロセスビルダーのプロセスは自動的にレコードトリガーフローに移行されます。

Salesforce アクティビティを使用してオブジェクトにアクセスするジャーニーが停止・公開されたときに発生します。お客様にて特別実施いただく対応はございません。

  • 適用範囲:Corporate EditionおよびEnterprise Edition

Let Customers Link a Distributed Marketing Send to an Active Campaign

概要

これまではキャンペーンにキャンペーンメンバーを追加する前に、Distributed Marketing のキャンペーンメッセージからジャーニーを追加する必要がありましたが、キャンペーンメンバー追加後でもジャーニーを追加できるようになります。

これにより、作成したキャンペーンにより柔軟性を持たせることができます。

  • 適用範囲:Corporate EditionおよびEnterprise Edition

追加情報

キャンペーンに接続されているジャーニーの変更

Personalize Campaign Member Objects

概要

Distributed Marketing のキャンペーンメッセージを利用したメール送信において、これまではキャンペーンレコードからパーソナライズすることができましたが、その他レコードのフィールドもパーソナライズに使用できるようになります。

  • 適用範囲:Corporate EditionおよびEnterprise Edition

追加情報

エントリソースデータの拡張


Einstein and Analytics

Generate Marketing Content in Multiple Languages

概要

Einstein Copy Insightsの件名行と本文作成機能にて 日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語が使用可能になりました。
ご利用のカルチャーコードが上記いずれかに一致するとその言語が自動的に設定されます。

追加情報

適用範囲:Marketing Cloudのすべてのエディション

Monitor AI Content with New Audit Export Feature

概要

生成AIコンテンツの入力、出力、ユーザーフィードバックを含む過去90日間のAuditデータのエクスポート機能が追加されます。

追加情報

適用範囲:Marketing Cloudのすべてのエディション

Customize Brand Identity at the Business Unit Level

概要

顧客のエンゲージメントを強化するために、エンタープライズ単位だった独自のブランドアイデンティティを各ビジネスユニットごとに設定できるようになりました。

すでにブランドが設定されている場合、既存のブランドの詳細は、Einstein Generative AI および Einstein コピーインサイトが有効になっているすべてのビジネスユニットに反映されます。

新しく追加されたビジネスユニットが設定可能になるまでには最大で 1 か月かかることがあります。

  • 適用範囲:全ての Marketing Cloud Engagement エディション

追加情報


Journeys and Automations 

Track Journey Changes with the Journey Audit Log

概要

ジャーニーの UI からジャーニーの監査ログが確認可能になりました。

パブリッシュなどの操作を行ったユーザー名とその日時をご確認いただけます。

  • 適用範囲:Corporate および Enterprise にてジャーニーを使用できるお客様に適用されます。

追加情報

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Improve Existing Emails with Journey Builder High-Throughput Sending Recommendations

概要

Journey Builder の検証で、パフォーマンスに影響する構成の推奨が表示されるようになります。

High-Throughput Sending が設定されていない Email アクティビティを含むドラフトまたはアクティブなジャーニーで、パフォーマンス向上のために High-Throughput Sending を設定する推奨が表示されます。

  • 適用範囲:Corporate および Enterprise にてジャーニーを使用できる環境

追加情報

High-Throughput Sending の設定は、各ジャーニーの設定画面にて設定可能です。

設定を行う前に次ヘルプページに記載の考慮事項を確認の上、設定有無をご検討ください。

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Enhance Query Results with Improved Email Attribute Storage

概要

ジャーニーでは、ジャーニー設定画面から送信先のメールアドレスとしてジャーニーエントリデータと、データデザイナーで紐づけた連絡先データを使用することができます。

データデザイナーによる紐づけは、複数のデータエクステンションで複数のリレーションシップを設定できます。

今まではリレーションシップのパスの情報を保持していなかったため、その時見つかった最短のルートでたどるメール属性を使用することがありました。

今回のリリースにより、ルート自体を保存するようになり、設定したパスのデータを参照するようになります。

  • 適用範囲:Corporate および Enterprise にてジャーニーを使用できる環境

Get More Accurate Journey Success Rates on the Journey History Page

概要

ジャーニーの履歴の画面で、これまでアクティビティ名が空のような冗長なレコードが表示されることがありましたが、そういったものを省くようになりました。ジャーニーの History Download API も同等となります。

  • 適用範囲:Corporate および Enterprise にてジャーニーを使用できる環境

Retrieve Data from Automation Data Views in Real Time

概要

これまではオートメーション関連のデータビューでは 24 時間以上前のデータしか取得できませんでしたが、実行中のオートメーション含め、リアルタイムでのデータ取得が可能となります。

  • 適用範囲:全ての Marketing Cloud Engagement エディション

Use Additional SFTP Key Exchange Algorithms in File Transfer Activities

概要

ファイル転送アクティビティで、SFTPへのSSH通信(SSHキー)において、利用できる鍵交換のアルゴリズムが追加されます。

今後の利用可能なアルゴリズムは以下となります(既存分含む)。

・diffie-hellman-group1-sha1
・diffie-hellman-group14-sha1
・diffie-hellman-group14-sha256
・diffie-hellman-group-exchange-sha1
・diffie-hellman-group-exchange-sha256
・ecdh-sha2-nistp256
・ecdh-sha2-nistp384

  • 適用範囲:例 全ての Marketing Cloud Engagement エディション

New S3 Path Requirements for File Locations

概要

ファイルの場所にてAWS S3ファイルの保存場所を作成または変更する際、[AWS バケット名] のフィールドに相対パスを含めることができなくなりました。以前は、このフィールドに相対パスを指定することができました。今回のリリースで [AWS バケット名] のフィールドにはバケット名のみを指定し、[AWS 相対パス] のフィールドに相対パスを指定しご利用ください。

  • 適用範囲:全ての Marketing Cloud Engagement エディション

New Error Types for File Decryption Issues

概要

ファイル転送アクティビティでファイルの復号化に失敗した場合、システムエラーとして表示されていましたが今回のリリースでわかりやすくなります。

暗号化解除に失敗した旨が表示された場合はお客様側で把握可能となりますので、有効なキーを設定されているかご確認をお願いいたします。

  • 適用範囲: 全ての Marketing Cloud Engagement エディション

追加情報

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Correlate Activity Data with Other Views Using the JobID Field

概要

_AutomationActivityInstanceデータビューで送信が含まれるアクティビティのJobID を取得可能となりました。

このJobID項目を用いて他のデータビューと結合することも可能となります。

  • 適用範囲:全ての Marketing Cloud Engagement エディション
  • 適用時期:すでにリリース済

追加情報


Messaging

Shorten SMS Links in MobileConnect and Journey Builder

概要

従来はHyperforceのみでご利用いただけていたトラッキング可能なSMSでのURLの短縮機能において、すべてのお客様環境でご利用いただけるようになります。

クリックの結果は「SMSリンクのクリックレポート」より確認できます。

注意点として、短縮されたリンクの有効期限は90日となります。90日を過ぎた場合、ページが見つからない旨のエラーが表示されます。

  • 適用範囲:MobileConnect利用可能環境

追加情報

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スクリーンショット 2024-10-03 12.41.00.png

Reuse Template Message Names Across Your WhatsApp Business Accounts

概要

同じBU 内で、複数の WhatsApp Business accounts(WABAs) で同じテンプレート名が利用できるようになりました。

テンプレートを見分けやすくするために、新しいテンプレートのファイル名が、テンプレート作成時に使用した WABA ID とともにコンテンツビルダーに表示されます。

既存のテンプレートのファイル名は変更されません。

  • 適用範囲:Corporate および Enterprise にて WhatsApp Business Messaging が利用できる環境

Marketing Cloud Intelligence

Enhance Your Data by Using the New Criteo API Data Fields

概要

広告サービスの Criteo(クリテオ)社からデータを取得する API コネクタで広告グループおよびクリエイティブレベルを含む取得可能なフィールドが増え、広告パフォーマンスに関するより深いインサイトの獲得及び更なるキャンペーンの最適化が可能になりました。

  • 適用範囲:全ての Marketing Cloud Intelligence アカウント
  • 使用方法:[接続&加工] タブからデータストリームを作成または編集し、Criteo API コネクタを選択します。[Extended Properties] セクションの Mapping Form から New Mapping (Enhanced) を選択すると新しいフィールドにアクセスできます。

Optimize Your Ad Spend with the Custom DoubleVerify Connector

概要

デジタル広告のデータ分析サービスである DoubleVerify 社からデータを取得する API コネクタで取得可能なDoubleVerifyのレポートが増え、広告の費用対効果分析やキャンペーン戦略策定力が向上しました。

  • 適用範囲:全ての Marketing Cloud Intelligence アカウント
  • 使用方法:[接続&加工] タブからデータストリームの新規作成を選択し、Double Verify Custom API コネクタを選択します。

Streamline OneDrive Data Management by Using SharePoint

概要

SharePoint を OneDrive コネクタに追加することで、手動のデータ入力を減らし、ワークフローを簡素化し、生産性を向上させます。

  • 適用範囲:全ての Marketing Cloud Intelligence アカウント
  • 使用方法:[接続&加工] タブからデータストリームの新規作成を選択し、OneDrive API コネクタを選択します。オプションの [Use Sharepoint] を選択し、SharePoint サイト名を指定します。

Gain Deeper TikTok Ad Insights by Using New API Fields

概要

TikTok Ads API コネクタは、ショップ指標、購入数、ページイベントなどの新しいフィールドとフィルターをサポートするようになり、広告のパフォーマンスを分析する機能が向上しました。

  • 適用範囲:全ての Marketing Cloud Intelligence アカウント
  • 使用方法:[接続&加工] タブからデータストリームを作成または編集し、TikTok Ads API コネクタを選択します。 [モデルにマッピング] 画面で、新しい TikTok 広告フィールドが選択できます。

公開日: 2024.10.21

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