記事一覧
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この記事で学べることClassic ナレッジデータモデルの廃止の概要を知ることができますLightning Knowledge へ移行のメリットを知ることができますClassic ナレッジデータモデルの廃止前に必要な作業を知ることができますClassic ナレッジデータモデルの廃止の概要Summer '25( 2025 年 6 月) のリリースで、Classic ナレッジデータモデルは廃止され、記事タイプをご利用いただくことはできなくなる予定です。Summer '25 リリース以降は、Lightning Knowledge データモデル(Knowledge__kav)のみご利用可能です。そのため、Classic ナレッジデータモデルをご利用のお客様はSummer '25のリリースまでに、Lightning Knowledge 移行ツール(以下、移行ツール)を利用して、Lightning Knowledge データモデルへ移行いただく必要があります。現在使用しているデータモデルの確認方法現在ナレッジを利用しているが、それが Classic ナレッジデータモデルなのか Lightning Knowledge データモデルなのかわからないという場合には、[ナレッジの設定]画面で確認することができます。クリックパス:設定 > 機能設定 > サービス > ナレッジ > ナレッジの設定※ [Lightning Knowledge を有効化]にチェックが入っている場合、Lightning Knowledge データモデルを利用中です想定される影響記事タイプを参照しているカスタマイズはリファクタリングが必要な可能性があります記事タイプを参照している Apex コードや Visualforce ページ、記事タイプを参照してナレッジを外部公開しているなどの使い方の場合、Summer '25 リリース以降は機能しなくなる可能性があります。Lightning Knowledge 移行後も、引き続き Classic UI を利用する場合には制限がありますので、一例をご紹介します。記事タイプは廃止されますので、記事タイプを使用したナレッジの絞り込みはできなくなります。Classic UI でデフォルトのレコードタイプを設定したり、レコードタイプを変更するなどの一部のアクションを使用できません。Lightning Knowledge の 1 つのレコードタイプのみに割り当てられた選択リスト値は、Classic UI で表示されません。まだ Ligthning Experience へ移行が完了しておらず、Classic UI を引き続きご利用中の場合、Lightning Knowledge データモデルへ移行完了後も、引きづつき Classic UI でナレッジを利用可能です。しかしながら、Lightning Knowledge へ移行することで得られるメリットを活かすためにも、できるだけ早めに Lightning Experience へ移行いただくことを推奨します。Lightning Knowledge移行のメリットClassic ナレッジデータモデル から Lightning Knowledge データモデルに移行すると、以下のような最新のナレッジ機能を利用することができます。統合ナレッジSalesforce にサードバーティシステムのナレッジを統合します。そして、それを Einstein のグラウンディング対象にすることができます。サービスデータを使用した Einstein 応答のグラウンディングLightning Knowledgeを Einstein のグラウンディング対象にすることができます。グラウンディングを使用すると、お客様独自のナレッジとケース履歴を用いてよりパーソナライズされた回答のドラフトを作成可能になります。Einstein ナレッジ作成お客様とエージェントとのやりとりに基づいて、Einstein がドラフト記事を作成することで、エージェントの生産性を向上させます。フローLightning Knowledge に移行後は、フローを使用して自動化の設定をすることができます!フローについてご存じない場合は、フロー初心者向け学習リソースまとめ(サクセスナビ)をご参照ください廃止前に実施いただきたい作業Summer ’25 リリースまでに、移行ツールを利用して、Lightning Knowledge データモデルへ移行をお願いします。※移行ツールの使い方については、エキスパートコーチング「Lightning Knowledgeへの移行の計画」の動画をご視聴いただけます。Premier Success Plan 以上のご契約の場合、フォローアップのお申し込みも可能です。動画で、移行ツールを利用したLightning Knowledge データモデルへの移行の全体像を把握いただけましたら、以下、作業ステップを参考に移行計画を立ててください。Full Sandboxでの移行検証Full Sandboxを作成もしくは更新移行ツールの実行と動作確認カスタマイズの変更箇所を確認し、対応方法を検討サポートへ本番環境の移行ツール有効化を依頼事前検証した Full Sandbox の作成もしくは更新日が直近1ヶ月より古い場合は、有効化できない場合があります本番組織の移行ツール有効化のため、サポートにケース起票(移行予定日まで 1 ~ 2 週間の余裕を持ってケース起票をしてください)ナレッジのバックアップ(Full Sandbox を作成/更新 もしくは データのエクスポート)本番組織での移行ツール実行移行ツールの実行カスタマイズの更新移行後動作確認なお、Full Sandbox のライセンスをお持ちでない場合は、弊社営業担当者へご相談ください。学習ツールエキスパートコーチング:ナレッジTrailhead:Lightning Knowledge への移行リリースノート:Lightning Knowledge 移行ツールの実行まとめClassic ナレッジデータモデルは Summer '25に廃止される予定です移行ツールを利用して、Lightning Knowledge データモデルへ移行します
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(2024年7月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べること Salesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/kY7erA3iQscqZPmf6qvWKE全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「 Salesforce の運用に関するお知らせ」の 7 月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。こちらは、2024 年 7 月のトピックです。本記事では、先月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。最初は、Summer ’24 リリースノートの更新情報です。今回は 6 月 17 日以降の更新情報です。更新情報の中から現行動作に影響を与える可能性があるものと注目の機能を抜粋してご紹介します。No.28 Review Updated URLs for List Viewsリストビューページの URL の書式変更に関する情報です。リストビューページの URL の書式変更に関して、ID ではなく API 名が使用される旨、リリースノートに追記されました。リストビュー URL の詳細に依存しているビジネスプロセスを確認し、更新してください。No.29 Give Feedback on Copilot ResponsesEinstein Copilot に関する情報です。Einstein Copilot の回答に対して、Salesforce へフィードバック出来る機能についてのリリースノートが追加されました。No.30 See Records from Different Objects in Einstein Copilot’s Responsesこちらも Einstein Copilot に関する情報です。複数の異なるオブジェクトを参照した Einstein Copilot からの回答を、ひとまとめにした状態で表示されるようになった旨のリリースノートが追加されました。No.31 Hide Global Search for Specific Lightning AppsSalesforce Mobile アプリに関する情報です。Salesforce Mobile アプリケーションの Lightning アプリケーションにおいて、グローバル検索を非表示にできるようになった旨のリリースノートが追加されました。No.32 Run Flows in Bot User Context (Release Update)Einstein Bot に関する情報です。ボットで開始されたフローについて、ボットに紐付けられたユーザーのプロファイルや権限セット・共有ルールに基づいて、フローのオブジェクトや項目に対するアクセス権が決定されるリリース更新の強制適用時期が Winter ’25 に延期された旨がリリースノートに追加されました。No.33,34 Organize and Find Records Easily with Personal Labelsレコードに付与できる独自のラベルについての情報です。Summer ’24 で、ユーザーは独自のラベルをレコードに適用して、必要なレコードをすばやく簡単に整理、追跡、検索できるようになりましたが、本機能はカスタムオブジェクトでも使用できること、ページレイアウトの編集はできないことがリリースノートに明記されました。また、表示ラベルオブジェクトに関する制限についてもリリースノートに追記されました。各ユーザーは、1 レコードにつき最大 20 個、合計最大 200 個のラベルを作成できます。 ユーザーは各ラベルを最大 500 件のレコードに割り当てることができます。No.35 Keep Routing Work During Service DegradationService Cloud でのオムニチャンネルルーティングに関する情報です。拡張オムニチャネルのフォールバック・モードを有効にすると、オムニチャンネルルーティングサービスが停止中でも、ルーティング作業を継続する機能のリリースノートが追加されました。No.36,37 Focus More Easily with the Latest Visual Refresh in Sales CloudLightningExperience の UI に関する情報です。Sales Cloud の Professional Edition と Enterprise Edition において、Summer ’24 以降の新規組織では最新の UI がデフォルトで提供される旨のリリースノートが追加されました。こちらは、設定で元の UI に戻すことも可能です。また、こちらのユーザーインターフェースの利用可能日付が追記されました。No.38 Enable LWC Stacked Modals (Release Update)Lightning Web Component に関する情報です。参照項目からレコードを作成する際、動的フォームを使用することができるのは標準アクションのみ、という注意事項がリリースノートに追加されました。No.39,40 Work with Data Cloud in a Sandbox Org (Beta)DataCloud に関する情報です。Data Cloud の機能を Sandbox でテストおよび調査できるようになる旨のリリースノートが追加されました。また、Sandbox の利用可能日が変更されました。No.41 Org Size Limit for Activity 360 ReportingEinstein for Sales に関する情報です。Activity 360 レポートを利用できるのは、取引先、取引先責任者、契約、リード、商談レコードの合計が 150 万件までの組織であるというリリースノートが追加されました。No.42 Disable Ref ID and Transition to New Email Threading Behavior (Release Update)メール to ケースの Lightning スレッドに関する情報です。メール to ケースにおいて、Lightningスレッドに移行する際のベストプラクティスが追記されました。No.43 Unify Knowledge from Various Sources in Salesforce (Generally Available)ナレッジに関する情報です。SharePoint 等のサードパーティシステムのナレッジ記事を Salesforce に取り込む機能である統合ナレッジの多言語サポートに関するリリースノートが追加されました。No.44 Geo-Aware LLM Request Routing Is Available in the Einstein Generative AI PlatformEinstein に関する情報です。Einstein 生成 AI プラットフォームは、大規模言語モデル(LLM)API リクエストを、Einstein 生成 AI プラットフォームのインスタンスがある場所に最も近い LLM プロバイダーのエンドポイントにルーティングするようになったことが、リリースノートに追加されました。No.45 Increase Sandbox Security with Inactive User FreezingSandbox に関する情報です。Summer ’25 で順次リリースされる、Sandbox のユーザー自動凍結機能について、影響を受けるユーザーとなぜこのプロセスを実行するのかについての詳細がリリースノートに追加されました。Sandbox 作成や更新、コピーののち、60 日以内にログインしていないユーザーは凍結されます。No.46 Select Who Has Sandbox Access for Production Orgs with 60 or More Public Groupsこちらも Sandobox に関する情報です。本番組織で 60 以上の公開グループがある場合でも、公開グループを通じて Sandbox へのアクセスを提供する機能を利用可能である旨のリリースノートが追加されました。No.47 Standard-Volume Platform Events Are Being Retired標準プラットフォームイベントに関する情報です。Summer ’25 に廃止予定である標準プラットフォームイベントについて、近日中に拡張プラットフォームイベントへの移行が必要ですが、今回のリリースノートに移行に関するナレッジのリンクが追加されました。No.48 Answer Questions Easily with Knowledge and Generative AIEinstein Bot に関する情報です。Einstein Bot において、ナレッジと生成 AI で質問に簡単に答える機能の名称が「Generative Knowledge Answers」に変更になりました。No.49 Monitor Product Consumption in Near Real-Time with Digital WalletYour Account に関する情報です。Your Account アプリから Digital Wallet へアクセスできる機能についてリリースノートに追加されました。No.50 Power Your Generative AI Using Anthropic Models with Prompt BuilderData Cloud に関する情報です。Einstein Studio で Anthropic Large Language Models (LLM) が利用可能になった旨がリリースノートに追加されました。No.51 Power Your Generative AI with Google Gemini and Prompt Builderこちら Data Cloud に関する情報です。Einstein Studio で Google Gemini Pro Large Language Model (LLM) が使用可能になったこ旨がリリースノートに追加されました。以上が、6 月 17 日以降のリリースノート更新情報からの一部抜粋となります。すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。続いて、インフラ強化に関する更新情報です。こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報で、現在計画されているインスタンスリフレッシュの予定を記載しています。主に海外のお客様にてご利用いただいているインスタンスがメインですが、こちらに記載されている日程にて本番組織、Sandbox 組織ともにインスタンスリフレッシュが予定されています。お手元に Trust サイトからメンテナンスの通知が届いているお客様は事前のご準備をお願いいたします。またインスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにて解説動画をご視聴いただけますので、該当するお客様は内容を是非ご確認ください。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備続いて、許可すべき IP アドレスとドメインに関する更新情報です。7 月 5 日に「Salesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする」のナレッジに更新がございました。新たにイスラエルの IP アドレスが追加されています。IP アドレス許可リストを使われているお客様は、新しい IP アドレスの追加作業をお願いします。関連リンクSalesforce の IP アドレスとドメインで許可するHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする続いて、リリース更新に関する情報です。Winter ’25 で、さまざまなリリース更新の強制適用が予定されています。実際に強制適用されるリリース更新については、本番環境の設定画面にございます[リリース更新]の画面をご確認ください。ここでは、影響度が高いと考えられるものをピックアップしてご紹介します。更新されたコンテンツセキュリティポリシー (CSP) ディレクティブの採用クロスサイトスクリプティングや他のコードインジェクション攻撃を防止するために、Salesforce は Lightning ページに配信済みの CSP ディレクティブを更新します。この変更に備えて影響を確認し、信頼済み URL を更新してください。この更新により、外部でホストされているフォントや画像が読み込まれなくなったり、Lightning ページ上の iframe で外部 Web サイトが読み込まれなくなる可能性があります。早めに Sandbox で確認をお願いします。メールを送信するための組織のデフォルトの No-Reply メールアドレスの作成および検証強化されたメールセキュリティ標準に準拠するため、 [組織のメールアドレス] 設定で [デフォルトの No-Reply アドレス] を作成して検証する必要があります。お客様が定義した、組織のデフォルトの No-Reply メールアドレスがない場合はメールの送信が失敗することがありますので、ご注意ください。関連リンクフローでのセッション ID へのアクセスを無効化呼び出し可能なアクションの部分的な保存の有効化Apex によるフローの起動時の共有ルールの適用 メンテナンス計画の頻度の項目からメンテナンス作業ルールへの移行Field Service をご利用のお客様へ向けた内容です。Winter ’25 で、メンテナンス計画の [頻度] 項目と [頻度種別] 項目は廃止される予定です。そのため、Winter ’25 までにメンテナンス作業ルールへ移行をしていただけますよう、お願いします。関連リンクフローでの従来の Apex アクションのアクセス修飾子の考慮フローへの入力として会話インテリジェンスルール名を引き渡しゲストユーザーによる承認申請の編集または削除の防止フローを実行するためのユーザーアクセスの制限 ナレッジの Lightning 記事エディターと記事のパーソナライズを有効化新しい Lightning 記事エディターを使用すると、エディターのサイズを調整したり、文字数をカウントするツールを利用可能になるなど、生産性の向上が見込めます。一方で、エディターの見た目や搭載機能が異なりますので、現場のユーザー様が混乱しないよう、事前周知をしておくことをお勧めします。REST API を使用した外部クライアントアプリケーション OAuth コンシューマーログイン情報へのアクセスこのリリース更新は、メタデータ API を使用してコンシューマーログイン情報にアクセスしている既存の外部クライアントアプリケーションのユーザーに適用されます。このリリース更新を有効にすると、Connect REST API の credentials エンドポイントからコンシューマーシークレットにアクセスすることが可能になり、推奨されるセキュリティ標準に準拠することができます。Winter '25 以降はメタデータ API を介してコンシューマーシークレットにアクセスできなくなるので、早めの確認をお願いします。関連リンクREST API を介してフローをユーザーコンテキストで実行ボットユーザーコンテキストでフローの実行続いて、その他の更新です。拡張ドメイン提供後のリダイレクトについてです。現在、拡張ドメイン適用前の URL へアクセスすると新しい URL へリダイレクトされますが、Winter '25( 2024 年 10 月)にリダイレクトは停止される予定です。まだ対応されていないお客様は関連リンクの参考リソースをご確認のうえ、早めの対応をお願い致します。関連リンク:拡張ドメインのスケジュールSalesforce の拡張ドメインに関するよくある質問拡張ドメインの有効化とその準備(サクセスナビ)次は、機能の廃止に関する情報です。一点、更新がございます。Einstein Vision and Language APIs Retirement についての更新です。こちらは明示的な廃止時期はなく、既存契約の終了日までは 「Einstein Vision および Language」 をご利用いただけます。これらの機能を引き続きご利用いただく場合は、既存契約の有効期限が切れる前に サードパーティのソリューションに移行する必要があります。こちらは再掲となります。Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止が、Summer '25( 2025 年 6 月)に予定されています。Salesforce Platform API の更新作業は、Salesforce 以外のシステムでの作業が必要となります。対応に時間がかかることが想定されますので、対象のお客様には Salesforce からメール通知も行われております。内容をご確認のうえ早めの対応をお願い致します。関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止イベントログファイルブラウザーEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別Apex クラス Apex トリガ Visualforce ページ フロープロセスビルダーカスタムボタン S コントロール Salesforce B2B Commerce for Visualforce Apex RESTSOAP Web Services 続いて、従来のチャットと Live Agent の廃止です。こちらも再掲となりますが、重要なお知らせになりますので再度お知らせ致します。従来のチャットや Live Agent をご利用中のお客様は、既に製品コミュニケーションメールを受けとられていると思います。これらの機能は、2026 年 2 月 14 日に廃止され、それ以降は機能をご利用いただくことはできません。そのため、早めにアプリ内および Web のメッセージングへの移行計画を立てていただくことを推奨致します。アプリ内および Web のメッセージングは、私たちの生活でよく利用している非同期チャットを利用できます。それ以外にも、双方向でファイルのやりとりができたり、顔文字が使えたりと Live Agent ではできなかった多くの機能をご利用いただけます。対象のお客様におかれましては、早めのご対応をお願い致します。また、今回、参考リソースとして、サクセスナビの「チャットおよび Live Agent の廃止」が追加されておりますので、ぜひご確認ください。関連リンクリリースノート:Legacy Chat Is Being Retiredナレッジ:Chat & Live Agent Retirement(チャットおよび Live Agent の廃止)サクセスナビ:チャットおよび Live Agent の廃止最後に、その他の情報です。本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。7 月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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この記事で学べること従来のチャットサービス (Live Agent) 廃止のタイムラインを知ることができます従来のチャットサービス (Live Agent) の後継サービスである[アプリ内および Web のメッセージング]についての概要を知ることができます[アプリ内および Web のメッセージング]への移行ステップ(概要)を知ることができます本記事の対象となるお客様本記事は、廃止対象の「従来のチャットサービス (Live Agent) 」をご利用中のお客様を対象にしています。※ 有人チャットのみでなく、Einstein ボット(標準)をご利用中のお客様を含みますこれからチャット利用を開始したいとお考えのお客様は、[アプリ内および Web のメッセージング]機能をご利用いただく形になります。機能概要や設定については、本記事内の「[アプリ内および Web 向けメッセージング] への移行の設定ステップ」セクションをご確認ください。従来のチャットサービス (Live Agent) の廃止についてSalesforce は従来のチャットサービス (Live Agent) を 2026 年 2 月 14 日に廃止します。影響を受けるお客様には製品コミュニケーションメールにてお知らせしておりますが、2026 年 2 月 14 日までに後継サービスである[アプリ内および Web のメッセージング]への移行が必要です。なお、こちらの記事の内容は「チャットおよび Live Agent の廃止」でご紹介している内容です。従来のチャットサービス (Live Agent) とは?チャットは使っているが、それが廃止対象の従来のチャットサービス (Live Agent) に該当するか分からないというお客様もいらっしゃると思います。その場合は、設定画面の [チャットの設定] ページを開き、[チャットを有効化]にチェックが入っているか確認してください。[チャットを有効化]がONになっている場合、従来のチャットサービス (Live Agent)をご利用可能な状態です。[アプリ内および Web のメッセージング]の概要Salesforce は Summer '22より、Hyperforce 上に構築され、お客様が日常生活で使い慣れた多くのチャット機能が提供されている新製品の [アプリ内および Web 向けメッセージング] をリリースしました。[アプリ内および Web 向けメッセージング] では、いつでも再開できる非同期かつ永続的な会話をサポートしています。※非同期な会話は、スマートフォンのチャットアプリをイメージしていただくとわかりやすいかと思います。非同期な会話以外にも、多くのお客様からご要望をいただいていた以下の機能を利用可能です。エージェントと顧客双方でのファイルのやりとり営業時間に基づき、チャットボタンの表示を動的に切り替えエージェントの[別名]の設定フローや Einstein ボット(拡張)へのチャットの転送スーパーバイザーの支援を受けつつフラグの無効化無しでの顧客との会話リッチコンテンツに対応した Einstein ボット(拡張)開封確認絵文字キーボード推定待ち時間の表示[アプリ内および Web 向けメッセージング] でどのようなことができるかのイメージが湧きづらい・・・という場合は、Trailheadもありますので、ぜひご確認ください。Salesforce Messaging(Trailhead)英語アプリ内および Web のメッセージングの最適化(Trailhead)なお、従来のチャットサービス (Live Agent) を [アプリ内および Web 向けメッセージング] へ移行する時の考慮事項等は以下ヘルプに纏まっています。移行計画を立てる前に確認をしておきましょう。チャットをアプリ内および Web のメッセージングに置き換えるときの考慮事項(ヘルプ)アプリ内および Web のメッセージングの機能とチャット機能の比較(ヘルプ)アプリ内および Web のメッセージングで使用できないチャット機能の代替ソリューション(ヘルプ)[アプリ内および Web 向けメッセージング] への移行のポイントまずは、非同期チャットがビジネス運営に与える影響を把握しておきましょう。同期チャットと異なり、非同期チャットでは 24 時間 365 日対応のサポートを提供できる一方で、営業時間外などすぐに対応できない場合があり得ます。「すぐに対応してもらえると思っていたのに・・・」とならないような工夫(注意喚起のメッセージを表示するなど)や、適宜サポートプロセスの見直しが必要です。以下を参考に、貴社に最適な[アプリ内および Web 向けメッセージング]の設定やサポートプロセスを検討しましょう。同期チャットと同様のサポートプロセスから始める[アプリ内および Web のメッセージング] は、非同期チャットで顧客対応にさらなる柔軟性を提供しますが、ブラウザ画面より問い合わせをする顧客は同期チャット(すぐに対応してもらえること)を期待している可能性があることを考慮します。新機能を活用する非同期チャットで、より多くのユースケースと機能が利用可能になります!例えば・・・エージェントは、顧客の応答が遅れた場合にチャットを [無効] にすると、業務量を解放して新しいチャットを受け入れることができます。メッセージング セッションの無効としてのマーク付け(ヘルプ)エージェントがチャットを誰に転送 / エスカレーションすれば良いかの判断ができない場合、フローへ転送することで適切なキューや、エージェントが対応を継続できます。メッセージングセッションの転送(ヘルプ)転送されたエージェントやスーパーバイザーは、Einstein を利用して顧客との会話の概要を確認してから対応をすることができます会話中の概要を使用してエージェントやスーパーバイザーが最新状況を把握(ヘルプ)応答時間の期待値を設定する顧客がいつ応答を受信することができるかを分かりやすく示します。例えば、以下の様な場合に顧客に表示するメッセージを検討します。顧客が営業時間外にセッションを開始した場合顧客の応答が遅れたため、エージェントが会話を終了した場合非同期チャットでの、より関連性の高いメトリクスを検討する今までの KPI とは異なる観点でトラッキングが必要になる可能性を考慮します[アプリ内および Web 向けメッセージング] への移行の設定ステップ以下は、[アプリ内および Web 向けメッセージング] を使い始めるための基本的な設定ステップです。まずはSandboxで設定をお試しください。Salesforce 組織の準備[アプリ内および Web 向けメッセージング] を利用するための権限を付与するアプリ内および Web のメッセージングに対するアクセス権のユーザーへの付与(ヘルプ)「Messaging for In-App and Web User」権限セットライセンスが表示されない場合は、弊社営業担当者へご相談くださいメッセージングチャネルの作成アプリ内および Web のメッセージングに向けた Salesforce 組織の準備(ヘルプ)リリースの設定Web リリース用のメッセージングの設定(ヘルプ)設定プレビューWeb のメッセージングの設定のプレビュー(ヘルプ)(任意)事前チャットフォームの設定アプリ内および Web のメッセージングの顧客フローの作成(ヘルプ)手順が多くて不安になった方は、ぜひエキスパートコーチング(7月リリース予定)をお申し込みください。エキスパートコーチングでは、[アプリ内および Web のメッセージング]を使い始めるために必要な設定や機能概要を学ぶことができます!※お申し込みには、Premier Success Plan 以上のご契約が必要ですまた、上記ヘルプに不明点がある場合は、Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせをご確認ください。上記以外に必要なこと現在、Einstein ボット(標準)をご利用中の場合は、Einstein ボット(拡張)に変更いただく必要がございます。拡張ボットはファイルなどのリッチコンテンツを会話で使用することができます!拡張ボットの設定にある「標準ボットと拡張ボットの違い」を確認し、拡張ボットとしての標準ボットのコピーを行い、[アプリ内および Web のメッセージング]で拡張ボットの会話の送受信をできるようにします。個別開発(他社ソリューションやボットとの連携を含む)をしている場合はパートナー様もしくは弊社営業担当者にご相談をお願いします。お客様にて計画される切り替え方式によっては、サービスが一時的に利用できない時間が発生する可能性もあります。そのため、必要に応じて社内外のアナウンス等を検討します。学習ツールLive Agent から アプリ内および Web のメッセージングへの移行(Trailmix)アプリ内および Web のメッセージングを使用した柔軟性と機能の向上(ヘルプ)チャットをアプリ内および Web のメッセージングに置き換えるときの考慮事項(ヘルプ)アプリ内および Web のメッセージングの機能とチャット機能の比較(ヘルプ)アプリ内および Web のメッセージングで使用できないチャット機能の代替ソリューション(ヘルプ)まとめ従来のチャットサービス (Live Agent) は、2026 年 2 月 14 日に廃止されます後継サービスである[アプリ内および Web のメッセージング]への移行が必要です
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(2024年6月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べること Salesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/wieNC8DsSCCCtyNgiGZAyE全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「 Salesforce の運用に関するお知らせ」の 6 月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。こちらは、2024年6月のトピックです。本記事では、先月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。最初は、製品イノベーションに関する情報です。日本時間の 6 月 16 日に、本番環境のインスタンスが Summer ’24 にバージョンアップされました。それに伴い、サクセスナビに Summer '24リリース注目の新機能 ページが公開されており、リリースノートのななめ読み(膨大なリリースノートから注目度の高いものをピックアップしたもの)などを確認いただけます。また、7 月には各製品のエキスパートが注目の新機能を解説する動画も追加される予定です。ぜひ、Summer '24リリース注目の新機能 ページにアクセスしていただき、まだの方はブックマークをお願いします。関連リンクSalesforce Admins:Admin Release Countdown: Get Ready for Summer ’24サクセスナビ : バージョンアップに備えましょうサクセスナビ:Summer '24リリース注目の新機能オンラインコミュニティ:Release Readiness TrailblazersSummer ’24 Release noteSalesforce Sandbox プレビュー手順Trustサイト(リリーススケジュール)Summer ’24 Release SiteSummer '24 Release HighlightsRelease Overview DeckFeature Matrix続きまして、Summer '24リリースノートの更新情報です。今回は5 月 20 日以降の更新情報です。更新情報の中から現行動作に影響を与える可能性があるものと注目の機能を抜粋してご紹介します。No. 12、13 Let Einstein Build a Draft Flow for You (Beta)どちらもEinstein for Flow に関する情報です。Einstein for Flow を有効にする方法が追加され、リリース時期が Summer ’24 以降に延期されました。No. 14 Answer Questions Easily with Knowledge and Generative AICopilot アクションの使用可能範囲についてです。Summer ’24 より、[ナレッジを使用して質問に回答] Copilot アクションをボットに接続して、顧客の質問に対して会話風の回答を生成することができますが、本機能を有効にする方法の詳細が記載されました。なお、現時点では本機能のサポート言語は英語のみです。No. 15 Einstein for Service Catalog (Beta)こちらも Copilot アクションに関する情報です。Einstein for Service Catalog では、Copilot はアクションを使用して顧客にカタログ項目のリクエストを開いたり、カタログ内の項目への URL リンクを提供できますが、本機能はベータサービスであることがリリースノートに記載されました。No. 16 Create a Custom UI Solution for Messaging for In-App and Web (Beta)Live Agent の後継機能である、アプリ内および Web のメッセージングに関する情報です。アプリ内および Web のメッセージングの新しいデプロイメントタイプに関するリリースノートが追加されました。アプリ内および Web のメッセージングの API を使用すると、サードパーティのボットやパートナーがサポートするメッセージングソリューションと統合することなどができます。No. 17 Access the Recent Activity Timeline on the Salesforce Mobile App with Copilot EnabledSalesforce モバイルアプリケーションに関する情報です。以前は、Einstein Copilot が有効な場合、Salesforce モバイルアプリケーションで最近の活動タイムラインを表示できませんでしたが、Summer ’24 ではEinstein Copilot が有効な場合でも、リード、商談、取引先、および取引先責任者の最近の活動タイムラインが表示されるようになります。日本語で Copilot を使えるようになる日が待ち遠しいですね!No. 18 Catch Up On Emails Quickly with Einstein Work Summaries for Email (Generally Available)機能の名称変更に関する情報です。Summer ’24 で Einstein 作業概要をメールでも利用可能になりますが、機能名が作業概要 → 作業サマリーに変わります。これに伴い設定メニューの表示も変わりますので、特にシステム管理者様はご承知おきください。No. 19 Help Partners Send Personalized Sales Emails FastEinstein Sales Emails に関する情報です。パートナーユーザーが Einstein Sales Emails を利用するために必要なアドオンライセンスが修正されました。Sales Cloud Einstein ではなく Einstein for Sales が必要です。No. 20 Ensure Security in Search with Search Manager検索マネージャーに関する情報です。検索マネージャーの機密情報を含むカスタム項目に項目レベルセキュリティを適用する機能のリリース時期が延期になる旨がリリースノートの記載されました。No. 21 Migrate to a Multiple-Configuration SAML Framework (Release Update)リリース更新に関する情報です。「複数設定 SAML フレームワークへの移行」というリリース更新の本番インスタンスへの適用時期が Spring ’25 に延期されました。Sandbox は延期せず、Summer ’24 で適用されました。No. 22 Download Up to 1 Year of Event Log Filesイベントログファイルに関する情報です。Summer ’24 で最大過去 1 年分のイベントログファイルをダウンロードできるようになりますが、この機能を利用できるエディションは、Enterprise、Performance、Unlimited Edition のみであることがリリースノートに記載されました。No. 23 Unify Knowledge from Various Sources in Salesforce (Generally Available)ナレッジに関する情報です。統合ナレッジを使うとサードパーティシステムのナレッジを Salesforce に取り込むことができます。今回のリリースノートの変更では、統合ナレッジに関する Trailhead モジュール(Unified Knowledge: Quick Look)へのリンクが追加されました。ナレッジを使用中、もしくは導入を検討されている場合は、ぜひチェックしてみてください。No. 24 Grant Access to the Label Object In Custom Profiles To Continue Using To Do List Labels (Release Update)新しい [リリース更新] に関する情報です。新しく [カスタムプロファイルで表示ラベルオブジェクトへのアクセス権を付与して引き続き ToDo リストの表示ラベルを使用]というリリース更新が追加されました。詳細は設定画面の[リリース更新]に表示されておりますので、ご確認ください。No. 25 deaExchange Delivered: Limit Who Receives Notifications About Certificate Expiration期限切れの証明書に関する通知メールに関する情報です。Summer ’24 で「証明書の有効期限に関する通知を受け取る」という新しいユーザー権限が追加されます。この権限により証明書の有効期限切れメール通知を受け取るユーザーをコントロールできるようになります。今回のリリースノートの更新で、この権限を誰にも割り当てない場合の動作が追加されました。誰にも割り当てない場合、すべての管理者が証明書期限切れメールを受信し続けることが記載されました。No. 26 See the Topics That Matter Most to Your Customers with Sales SignalsEinstein 会話インサイトに関する情報です。Einstein 会話インサイトの Sales Signal の機能は、2024 年 8 月から利用可能となる旨が記載されました。No. 27 Capture a Scratch Org’s Configuration with Scratch Org Snapshots (Generally Available)開発者様向けの情報です。Summer ’24 で、スクラッチ組織のスナップショット機能が正式リリースされますが、この機能は 2024 年 6 月下旬から順次利用可能になる旨がリリースノートに追加されました。続いて多要素認証(MFA)に関する更新情報です。MFA に関する FAQ と ロードマップ の英語版に同様の更新が行われています。Salesforce の全てのクラウド製品において MFA がデフォルトで有効化されていることから、FAQ やロードマップのナレッジが再構成され、これまでの更新履歴が削除されています。Sales Cloud などの Salesforce Platform 上に構築された製品に対する MFA の自動有効化が Summer ’24 のリリースで実施され、これを以って Salesforce による MFA の適用プログラムは終了します。関連リンクオンラインコミュニティSalesforce 多要素認証に関する FAQ 多要素認証 (MFA) 適用ロードマップサクセスナビ:MFA(多要素認証)設定マニュアルサクセスナビ:MFA特設ページ多要素認証が Salesforce によって自動有効化された後のアカウントのアクセス再取得 (Salesforce Platform 上に構築された製品)続いて、インフラ強化に関する更新情報です。こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報で、現在計画されているインスタンスリフレッシュの予定を記載しています。主に海外のお客様にてご利用いただいているインスタンスがメインですが、こちらに記載されている日程にて本番組織、Sandbox 組織ともにインスタンスリフレッシュが予定されています。お手元に Trust サイトからメンテナンスの通知が届いているお客様は事前のご準備をお願いいたします。またインスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにて解説動画をご視聴いただけますので、該当するお客様は内容を是非ご確認ください。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備続いて、許可すべき IP アドレスとドメインに関する更新情報です。こちらでは3つの公開ナレッジを取り上げていますが、2つめにご紹介しているHyperforce に関する公開ナレッジで 5 月 23 日と 24 日に更新が行われています。このナレッジには Hyperforce における既知の問題をお知らせしている表がございましたが、すべての事象が解消したため、ナレッジから該当の表を削除するという更新が 23 日に行われております。また、現在は Tableau 製品は Hyperforce 上でのサービス提供を開始しているため、Hyperforce の IP アドレスを使用していない 製品のリストから Tableau を削除するという更新が 24 日に行われています。関連リンクSalesforce の IP アドレスとドメインで許可するHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする続いて、Summer ’24 で適用されたリリース更新に関する情報です。Summer ’24 のリリースで強制適用されたリリース更新についてとなります。「カスタムプロファイルで表示ラベルオブジェクトへのアクセス権を付与して引き続き ToDo リストの表示ラベルを使用」というリリース更新が追加されております。また、「複数設定 SAML フレームワークへの移行」についてのリリース更新適用時期について、本番組織への適用時期が Spring ’25 と更新されておりますので、こちらもご確認をお願い致します。その他、既存の動作に影響を与える可能性があるものも含まれておりますのでご確認をお願い致します。関連リンク信頼済みの組織間リダイレクトのみを許可 (リリース更新)組織のプロファイル設定を優先するために EmailSimple 呼び出し可能なアクションを有効化 (リリース更新)ICU ロケール形式の有効化 (リリース更新)複数設定 SAML フレームワークへの移行 (リリース更新)ボットユーザーコンテキストでフローの実行 (リリース更新)カスタムプロファイルで表示ラベルオブジェクトへのアクセス権を付与して引き続きToDoリストの表示ラベルを使用続いて、その他の更新です。こちらは以前からお知らせしております、Classic ナレッジデータモデル廃止についてです。引き続き、Summer ’24 のリリースノートにも記載されていますので、Lightning Knowledge への移行をご計画の際に、是非ご確認ください。関連リンクLightning Knowledge 移行ツールの実行移行の計画と Sandbox テストLightning Knowledge 移行ツールの FAQLightning Knowledge 移行ツールを有効にするための要件Lightning Knowledge 移行後のチェックリスト次は、機能の廃止に関する情報です。機能廃止についての更新情報はないのですが、廃止時期が近づいている機能がございますのでご紹介します。Google アナリティクス 360 再販の廃止 が、2024 年 7 月と予定されています。該当機能をご利用のお客様は、ご確認いただけますようお願い致します。Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止が、Summer '25(2025 年 6 月)に予定されています。API の更新作業は、Salesforce 以外のシステムでの作業が必要となり、対応に時間がかかることが想定されます。対象のお客様には. Salesforce からメール通知も行われております。内容をご確認のうえ、早めの対応を是非お願い致します。関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止イベントログファイルブラウザーEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別Apex クラス Apex トリガ Visualforce ページ フロープロセスビルダーカスタムボタン S コントロール Salesforce B2B Commerce for Visualforce Apex RESTSOAP Web Services こちらは再掲となりますが、重要なお知らせになりますので再度お知らせさせて頂きます。従来のチャットと Live Agent をご利用中のお客様は、既に製品コミュニケーションメールを受けとられていると思います。これらの機能は 2026 年 2 月 14 日に廃止され、それ以降は機能をご利用いただくことはできません。そのため、早めにアプリ内および Web のメッセージングへの移行計画を立てていただくことを推奨します。アプリ内および Web のメッセージングは、私たちの生活でよく利用している非同期チャットを利用可能です。それ以外にも、双方向でファイルのやりとりができたり、顔文字が使えたりと Live Agent ではできなかった多くの機能をご利用可能です。このようにより便利な機能をご利用いただけますので、対象のお客様におかれましては、早めの対応をお願い致します。関連リンクリリースノート:Legacy Chat Is Being Retiredナレッジ:Chat & Live Agent Retirement(チャットおよび Live Agent の廃止)最後に、その他の情報です。本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。6 月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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(2024年5月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べること Salesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/kuaBgWctb333RWk9bzGYK3全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「 Salesforce の運用に関するお知らせ」の 5 月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2024 年 5 月のトピックはこちらになります。本記事では先月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。まずは、製品イノベーションに関する情報です。Summer ‘24 リリーススケジュールについてです。プレリリースサイトは公開済、プレビューも 5 月 12 日(日本時間)に開始されています。その他、Trailhead モジュールや Release Overview Deck 等も公開されておりますのでご確認ください。なお、サクセスナビではバージョンアップに備えるための情報もご用意しておりますので、是非ご参照いただき、6 月 16日(日本時間) の Summer ‘24 に向けてご準備を進めていただければと思います。関連リンクSalesforce Admins:Admin Release Countdown: Get Ready for Summer ’24サクセスナビ : バージョンアップに備えましょうオンラインコミュニティ:Release Readiness TrailblazersSummer ’24 Pre-Release SiiteSummer ’24 Release noteSalesforce Sandbox プレビュー手順Trustサイト(リリーススケジュール)Summer ’24 Release SiteSummer '24 Release HighlightsRelease Overview DeckFeature Matrix続いて、Spring ’24 のリリースノートの更新情報です。Spring ‘24のリリースノートの更新情報のうち、現行動作に影響を与える可能性があるものと注目の機能を抜粋して毎月ご紹介しています今月は 4 月 22 日以降の更新情報を抜粋しています。No.53 Get 10 Einstein Conversation Insights Licenses with Enterprise EditionEinstein 会話インサイトのライセンスに関する情報です。Sales Cloud Enterprise Editionをお使いの場合、Einstein 会話インサイトを 10 ライセンスご利用可能です。すでに殆どの組織には 3 月にライセンスが付与されていますが、5月にライセンスが付与された組織もあることが記載されました。No.54 Service Account OAuth 2.0 Authentication to Microsoft Office 365 Is Being RetiredEinstein 活動キャプチャと Microsoft Office 365 の接続に関する情報です。Einstein 活動キャプチャを Microsoft Office 365 に接続する場合、組織レベルの OAuth 2.0 認証をお勧めする記載が追加されました。No.55 Update Organization-Wide Defaults Faster組織全体のデフォルトの共有設定についての情報です。組織全体のデフォルトの共有設定をより早く更新できる機能がSpring ’24 から提供されていますが、Summer ’24 にロールアウトが完了予定との旨が追記されました。No.56 Temporarily Opt Out of Google Chrome Storage PartitioningGoogle Chrome の Storage Partitioning についての情報です。2024 年 9 月まで Google Chrome の Storage Partitioning を無効にする新しい設定を使用して、Salesforce のロールアウトを当面 Opt Out し、Google の非推奨トライアルが2024 年 9 月 3 日に終了するまで Partition 分割されていないストレージを維持することができるようになる旨が追記されました。No.57 Streamline Everyday Activities with Einstein Copilot on the Field Service Mobile AppField Service モバイルアプリケーションに関する情報です。Field Service モバイルアプリケーションで、レコードの検索や要約、情報の収集が可能となる Einstein Copilot のリリースが 2024 年 5 月 6 日から利用可能であるとの更新がありました。続いて Summer ’24 リリースノートにおける更新情報です。Spring ’24 と同様に Summer ’24 のリリースノートの更新情報のうち、現行動作に影響を与える可能性があるものと注目の機能を抜粋してご紹介します。今月は 4 月 29 日以降の更新情報を抜粋しています。No.1,2,3 Let Einstein Build a Draft Flow for You (Beta)Einstein for Flow についての情報です。Einstein for Flow の利用はベータ版での提供と変更された旨、及び Einstein for Flow についての詳細が追加されました。No4,5,6 Answer Questions Easily with Knowledge and Generative AIナレッジと生成 AI で質問に簡単に答える機能についての情報です。現時点では英語のみの提供であり、また一般提供となった旨が記載されました。No.7 Transition to the Lightning Editor for Email Composers in Email-to-Case (Generally Available) (Release Update)Mail-to-Case の Email Composer 用の Lightning Editor への移行についての情報です。この移行について強制適用の時期がWinter ’25 から Spring ’25 に変更となった旨、記載されました。No.8 Benefit from Simplified Org Migration with Automatically Migrated Change Sets組織移行における変更セットについての情報です。変更セットは 組織移行 で移行されることをアナウンスするリリースノートが追加されました。No.9 Lightning Web Security Enablement Rollout PostponedLightning Web Security (LWS) についての情報です。LWS の有効化状況に関するリリースノートが追加され、Salesforce による自動有効化は追ってお知らせするまで延期することになりました。No.10 Enforce View Roles and Role Hierarchy Permission When Editing Public List View Visibility (Release Update)公開リストビューの編集に関する情報です。公開リストビューを編集する際に「ロールおよびロール階層を表示」権限が強制適用されるリリースが、Winter ’25 から Spring ’25 に変更されました。No.11 Help Partners Send Personalized Sales Emails FastEinstein Sales Emails についての情報です。パートナー・ユーザーは、Experience Cloud Aura サイトから取引先責任者やリードにメッセージを作成するために、Einstein Sales Emails で Einstein の生成 AI のサポートを受けることができる旨のリリースノートが追加されました。続いて多要素認証(MFA)に関する更新情報です。Summer ’24 のリリースノートが公開され、そちらに MFA に関する記事が 3 つございますのでご紹介します。Salesforce では 2022 年 2 月から MFA の使用を利用規約上必須とさせていただいております。そして 2024 年 4 月 8 日以降は本番組織への直接のログインについては MFA がデフォルトで有効になっており、4 月 8 日以降に新規作成された組織についても MFA がデフォルトで有効になっています。組織で MFA が有効化されても管理者様にて無効化することは可能ですが、Summer ’24 以降では MFA が有効化された状態になるまで管理者様には MFA の有効化を促す通知がアプリケーション内に表示されるかたちとなります。ぜひ MFA を有効化していただき、安全な状態で Salesforce をご利用いただけますようお願いします。関連リンクStay on Top of MFA ComplianceSalesforce Admins Get In-App Reminders If MFA Is Turned OffMFA Is On by Default for Direct Logins to Production Orgs続いてインフラ強化です。新たにインスタンスリフレッシュの計画が追加されているのでご紹介致します。主に海外のお客様にてご利用いただいているインスタンスがメインですが、上記に記載されている日程にて本番組織、Sandbox ともにインスタンスリフレッシュが計画されています。お手元に Trust サイトから通知が届いているお客様は事前のご準備をお願いいたします。またインスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにて解説動画をご視聴いただけますので、該当するお客様は内容を是非ご確認ください。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備続きまして、許可すべきIPアドレスとドメインに関するナレッジの更新情報で、今月は 3 つのナレッジそれぞれで更新が行われておりますのでご紹介します。まず一番最初に記載されている IP アドレスとドメインに関するナレッジの更新情報です。こちらのナレッジは 5 月 9 日に更新が行われており、RIPE と APNIC のリージョンにおいて IP アドレス範囲が追加されています。また Canada と Australia のレガシー環境が廃止されたため、Canada と Australia に関する IP アドレス範囲やガイダンスが削除されました。次に上から2つめの Hyperforce に関するナレッジの更新情報です。こちらのナレッジは 5 月 7 日に更新が行われており、Salesforce Express Connect のセクションに AWS Direct Connect に関する記述が追加されました。また Hyperforce でカスタムドメインを利用する際の留意点も追加されておりますのでご確認ください。そして一番下に記載されているメール受信に関するナレッジの更新情報です。こちらのナレッジは 5 月 5 日に更新が行われており、 APNIC の IP アドレス範囲が追加されております。関連リンクSalesforceのIPアドレスとドメインで許可するHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする続いて Summer ’24 で適用されるリリース更新に関する情報です。Summer ’24 のリリースにて強制適用されるリリース更新のご紹介です。Summer ’24 のリリース更新には、組織間のリダイレクトを制限するものや、メール送信のアクションに関するもの、Summer ’24 でも順次適用される ICU ロケールの有効化など、既存の動作に影響を与える可能性があるものも含まれております。そのため事前に内容をご確認いただき Summer ’24 のリリースに向けたご準備をお願いいたします。また、上記の一番下に記載されているフローに関するリリース更新の適用時期は、Summer ’24 ではなく Winter ’25 へ延期となっておりますのでご確認ください。関連リンク信頼済みの組織間リダイレクトのみを許可 (リリース更新)組織のプロファイル設定を優先するために EmailSimple 呼び出し可能なアクションを有効化 (リリース更新)ICU ロケール形式の有効化 (リリース更新)複数設定 SAML フレームワークへの移行 (リリース更新)ボットユーザーコンテキストでフローの実行 (リリース更新)フローへの入力として会話インテリジェンスルール名を引き渡し (リリース更新)続いて、その他の更新です。こちらは先月からの引き続きの内容となりますが、「新しい設定ドメインの許可」についてです。Summer ’24 より、Sandbox から先行して、段階的に Lightning の設定ページの URL を変更していく予定です。本番環境の URL の変更は、Sandbox や無償組織の変更後となります。お客様のネットワーク環境においてアクセスできるサイトをドメインで制御している場合、引き続き Lightning の「設定」ページにアクセスできるようにするためには、該当ドメインを事前に許可しておく必要がございます。作業漏れの無いよう、お気をつけください。関連リンクリリースノート:Add the New Setup Domain続いて、機能の廃止です。新しく 1 点追加がありました。チャットおよび Live Agent は 2026 年 2 月に廃止される予定です。対応方法についてはナレッジをご確認いただきたいのですが、次のスライドで少し補足をさせていただきます。関連リンクナレッジ:チャットおよび Live Agent の廃止従来のチャットと Live Agent をご利用中のお客様は、既に製品コミュニケーションメールを受けとらていると思います。これらの機能は、2026 年 2 月 14 に廃止され、それ以降は機能をご利用いただくことはできません。そのため、早めにアプリ内および Web のメッセージングへの移行計画を立てていただくことを推奨します。アプリ内および Web のメッセージングは、私たちの生活でよく利用している非同期チャット( Line をイメージいただくとわかりやすいと思います)を利用可能です。それ以外にも、双方向でファイルのやりとりができたり、顔文字が使えたりとLive Agent ではできなかった多くの機能をご利用可能です。関連リンクリリースノート:Legacy Chat Is Being Retiredナレッジ:Chat & Live Agent Retirement(チャットおよび Live Agent の廃止)最後に、その他の情報です。1 月に開設したサクセスナビの AI 特設ページを更新しました。2 月以降にリリースされた注目の AI 機能の情報や、日本のお客様の活用事例を追加していますので、ぜひ確認してみてください!もし、まだ 「AI 特設ページを見たことがない」、「ブックマークし忘れていた・・・」というお客様は、ぜひこのタイミングで記事を参照し、ブックマークをお願いします。今後も定期的に更新をしていく予定です。4 月のシステム管理者通信でもご紹介をさせていただきました Sales Cloud 担当者育成シートについての共有です。こちらは、Sales Cloud の管理者や推進者の皆様にとって、必要な作業や検討事項の全体像をまとめたシートです。これから、Sales Cloud を利用開始予定の組織の管理者 / 推進者様、部署異動や配置換え等で新たに管理者 / 推進者として着任された方にお役立ていただきたいリソースとなっております。ぜひ、サクセスナビよりダウンロードしてみてください。本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。5月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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Forward-Looking Statements本記事の内容は新機能情報の中から一部抜粋して記載しております。英語版と日本語版の差異があれば英語版を優先するものといたします。また、その他の更新情報などは必ずリリースノートを参照ください。重要な更新Winter'25 で強制ログインが永久に無効にセキュリティを強化するため、'25 Winter 以降、ログイン URL のクエリ文字列パラメーターとしてユーザー名とパスワードを渡して Salesforce にログインする「強制ログイン」が無効になります。この変更により、URL 経由の強制ログインを使用している実装やサードパーティインテグレーションや、直接ログイン (自動ログイン) リンクが壊れます。サービスの中断を避けるため、強制ログインを使用しているインテグレーション機能を更新してください。本番組織への直接ログインの MFA がデフォルトで有効化Salesforce アカウントへの不正アクセスを防止するため、ユーザーのログイン時には多要素認証 (MFA) が必要です。お客様がこの契約上のセキュリティ要件を満たしやすくするために、新しい本番組織の稼働を開始するときに MFA は直接ログインプロセスのデフォルト設定となりました。Sandbox 組織はこの変更の影響を受けません。試用期間中の組織は、サブスクリプションに移行するまでは影響を受けません。Service Cloudに関するリリース参照 ID の無効化と新しいメールスレッド動作への移行 (リリース更新)この更新により、参照 ID スレッドが無効になり、メール-to-ケースの Lightning スレッドに移行します。新しいメール-to-ケーススレッドの動作では、受信メールの照合に参照 ID は使用されません。代わりに、メールの件名または本文でセキュアトークンを使用して照合されます。一致が見つからない場合は、メールヘッダーに含まれるメタデータもチェックされます。この更新は Winter '21 で最初に使用可能になりました。セキュリティに関するリリースMFA が無効な場合の Salesforce システム管理者へのアプリケーション内リマインダーの表示Salesforce 製品での多要素認証 (MFA) の使用が 2022 年 2 月 1 日より契約上の必須要件となりました。MFA の使用を技術的に適用するという当初の計画の代わりに、新しい通知モデルを実装しました。組織全体の MFA 設定をお客様が無効にした場合、MFA 要件に準拠していないことになります。MFA が再有効化されるまで、組織のすべてのシステム管理者にアプリケーション内警告が定期的に表示されます。対象: この変更は、すべてのエディションの Lightning Experience とすべてのバージョンのモバイルアプリケーションに適用されます。証明書の有効期限に関する通知の受取人の制限証明書の有効期限に関するメール通知を受け取るユーザーを制限できるようになりました。証明書を管理するシステム管理者にのみ、新しい「Receive Certificate Expiration Notification (証明書の有効期限に関する通知メールの受信)」ユーザー権限を割り当てます。また、通知メールには、有効期限が切れる前に証明書を更新する方法の詳細も記載されるようになりました。対象: この変更は、Enterprise Edition、Performance Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition の Lightning Experience および Salesforce Classic に適用されます。新しい設定ドメインの追加ブラウザーでサードパーティ Cookie がブロックされている場合に Lightning Experience の [設定] ページにコンテンツが正しく読み込まれるようにします。インターネットに対する一般的なアクセス権がある場合は、特に操作は必要ありません。会社でファイアウォールまたは許可リストを介してインターネットへのユーザーまたはサーバーのアクセスを制御する場合、IT 部門は会社の許可済みドメインのリストに *.salesforce-setup.com を追加する必要があります。このドメインで Salesforce の [設定] ページがホストされるようになっています。
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(2024年4月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べること Salesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/FsuCyGuh3ieVWutpG1V7mE全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「 Salesforce の運用に関するお知らせ」の 4 月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2024 年 4 月のトピックはこちらになります。本記事では前月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。まずは、製品イノベーションに関する情報です。Summer ’24 のリリーススケジュールが公開されましたのでご紹介します。日本のお客様向けのインスタンスにおける Summer ’24 のリリースは 6月 16 日に予定されています。また、Sandbox プレビューに参加予定のお客様でプレビュー対象のインスタンスに既存の Sandbox がない場合は、日本時間の 5 月 10 日午前 10 時までに Sandbox のリフレッシュが完了するよう、余裕を持って Sandbox のリフレッシュをお願いします。なお、サクセスナビではバージョンアップに備えるための情報もご用意しておりますのでぜひご参照いただき、6 月の Summer ’24 リリースに向けてご準備を進めていただければと思います。関連情報Salesforce Admins : Admin Release Countdown: Get Ready for Summer ’24サクセスナビ : バージョンアップに備えましょうオンラインコミュニティ:Release Readiness TrailblazersSalesforce Sandbox プレビュー手順続いて Hyperforce に関する情報です。Summer '24より、Hyperforce 上の組織(JPNで始まるインスタンス)をご利用の場合は、メジャーリリースにおけるアップグレード中のサービスダウンタイムは無くなります。アップグレード中にログインしたユーザーがいる場合は再ログインを促され、再ログインが必要となります。もし、現在ご利用中のインスタンスが不明である場合には、Salesforceの設定画面にある組織情報ページで確認することができますのでご参照ください。続いて、Spring ’24 のリリースノートの更新情報です。今回は 3 月 25 日以降の更新情報の中から、現行動作に影響を与える可能性があるものと注目の機能を抜粋してご紹介します。#48 : Wrap Up Call and Enhanced Messaging Sessions Faster with Einstein Work Summaries生成 AI の機能である作業概要が拡張メッセージングと Voice でもご利用いただけますが、それぞれの機能においてサポートされる言語(日本語含む)が追加されました。#49 : Say Goodbye to Standard WhatsApp Channels標準の WhatsApp チャネルに関する更新で、2024 年 7 月 1 日以降は標準の WhatsApp チャネルの追加はできなくなります。また、2025 年 7 月 30 日までに標準の WhatsApp チャネルは拡張チャンネルに更新しないとメッセージを送受信できなくなりますので、ご利用中のお客様はご注意ください。#50 : Save a Transcript of Your Messaging for Web ConversationWeb のメッセージングに関する更新で、ユーザーは Web のメッセージングでの会話終了後、PDF にて会話のトランスクリプトがダウンロードできるようになったことがリリースノートに追加されました。#51 : Salesforce for Outlook (Retiring)Salesforce for Outlook の機能廃止時期が 2027 年 12 月に延期されたことがリリースノートに追加されています。Salesforce for Outlook をご利用中のお客様は、この期間に次世代製品である Outlook インテグレーションや Einstein 活動キャプチャへの移行をご検討ください。#52 : See Password Resets in the Login History and New and Changed Objectsログイン履歴に関する更新で、ユーザーがパスワードリセットしたことをログイン履歴から追跡できるようになったことが、リリースノートに追加されました。以上が、リリースノート更新情報からの一部抜粋ですが、関連機能をご利用のお客様はスライドにございますリンクより詳細をご確認ください。またすべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。続いてMFA(多要素認証)に関する更新情報です。MFA の参考リソースに関する情報ですが、FAQ の公開ナレッジの英語版が 3 月 28 日に更新されています。詳細は後述いたします。関連情報オンラインコミュニティSalesforce 多要素認証に関する FAQ 多要素認証 (MFA) 適用ロードマップサクセスナビ:MFA(多要素認証)設定マニュアルサクセスナビ:MFA特設ページ多要素認証が Salesforce によって自動有効化された後のアカウントのアクセス再取得 (Salesforce Platform 上に構築された製品)続いて、MFA のロードマップです。一部のお客様では 4 月 8 日から MFA の自動有効化が開始されています。また自動有効化の対象となっているお客様には Salesforce からメール通知も行われております。まだ MFA の適用準備がお済みでないお客様は、MFA の自動有効化後であっても管理者様にて MFA を無効化することができますが、Salesforce では MFA 適用は利用規約上必須となっており、またセキュリティレベルが低下することにも繋がってしまうため、できるだけ早めに有効化することを推奨しています。関連情報Spring '24 リリースノート : 2024 年 4 月から MFA がデフォルトでオンにSpring '24 リリースノート : Summer ’24 より Salesforce 製品への MFA の適用がアプリケーション内通知に移行多要素認証 (MFA) 適用ロードマップ続いて MFA の FAQ に関する更新情報で、3つの更新がありますのでご紹介します。まず 1 つ目の更新は、Summer’24 にて導入される通知モデルに関する情報です。MFA が有効化されていない組織に管理者様がログインして設定メニューを開くと、警告プロンプトが表示され、MFA が有効化されるまで、定期的に警告プロンプトが表示されることが FAQ に記載されています。続いて 2 つ目の更新は、Experience Cloud ユーザーに関する情報です。Experience Cloud ユーザーについて SMS テキストメッセージを利用した ID 検証を実現することができますが、これには「外部ユーザーはテキスト (SMS) で ID を検証する」という権限を付与する必要があります。この権限は権限セットではなく、プロファイルで設定する必要がある旨が記載されています。3 つの目の更新情報ですが、こちらも Experience Cloud ユーザーに関する情報です。[ユーザーインターフェースログインの多要素認証]の権限をユーザーに付与することで、MFA を有効にすることができますが、Experience Cloud ユーザーについてはこの権限を権限セットではなく、プロファイルで割り当てる旨が FAQ に追記されました。更新情報の 2 つ目と 3 つ目は、ともに Experience Cloud ユーザーに関する更新情報であり、Experience Cloud ユーザーは MFA 必須化の対象外ではございますが、これらのユーザーに対して ID 検証や MFA の利用をご検討いただく場合にはご留意ください。続いてインフラ強化についてです。まずは、インスタンスリフレッシュです。日本のお客様がご利用中のインスタンスであるAP系のインスタンスリフレッシュの新しいスケジュール(日本時間で 5 月 19 日)が追加されました。また、6 月 16 日(日本時間)には、日本のお客様がご利用中のSandboxのインスタンスについてもインスタンスリフレッシュが実施される予定です。そして、既存のスケジュールに新たなインスタンス(UM系、EU系、NA系)が追加されています。こちらは主に海外のお客様がご利用中のインスタンスになります。「インスタンスリフレッシュの情報は 1 ヶ月前にしか知ることはできないのか?(直前すぎる・・・)」と不安を感じたお客様もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。リフレッシュ対象のインスタンスをご利用中の組織のシステム管理者様には、既に Salesforce からメールが送信されております。また、事前に登録済みの場合、Trust 通知メールもお手元に届いていると思いますので、速報はそちらにてご確認いただけるようになっています。インスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビで解説動画をご視聴いただけますので、該当するお客様は内容をご確認いただけますようお願いします。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備続いて、許可すべきドメインと IP アドレスについてです。一番上の「SalesforceのIPアドレスとドメインで許可する」のナレッジに 3 月 21 日付で更新がありました。更新内容としては、RIPE の既存の IP アドレス範囲に IP アドレスが追加されています。IP アドレス許可リストを使われているお客様は、新しい IP アドレスの追加作業をお願いします。関連リンクSalesforceのIPアドレスとドメインで許可するHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする続いて、その他の更新です。こちらは先月に引き続いて再度のお知らせとなります。Salesforce モバイルアプリケーションを使用するための OS(オペレーティングシステム)の要件が変更されました。新しい要件はAndroid のスマートフォンをご利用の場合は 10.0 以降、iOS のスマートフォンをご利用の場合は16.0 以降となりました。こちらの要件より古いバージョンの OS をご利用の場合には、早めにアップグレードをしていただけますようお願いします。関連リンク:リリースノート:Salesforce Mobile App Requirements Have Changed ヘルプ:Requirements for the Salesforce Mobile App続いてこちらも再掲となりますが、先月もご紹介しました「新しい設定ドメインの許可」についてです。内容としては、Lightning Experience 利用時における設定ページの URL が変更されるため、お客様のネットワーク環境においてアクセスできるサイトをドメインで制御している場合、引き続き Lightning Experience の「設定」ページにアクセスできるようにするため、該当ドメインを許可する必要があるというものです。こちらの更新は段階的に適用される予定ですが、先行して Sandbox と無償組織(トライアル組織や Developer Edition )が適用されます。その後、本番組織が適用される予定となっています。日程は現時点で未定となっておりますが、決まりましたらリリースノートが更新される予定です。関連リンク:リリースノート:新しい設定ドメインの許可ヘルプ:必要なドメインを許可ナレッジ:Understand How Google's Privacy Sandbox Initiative Impacts Salesforce続いて拡張ドメイン適用までの今後のロードマップです。こちらのロードマップについて変更はございませんが、旧 URL にアクセスしたときのリダイレクトが Winter ’25 で停止となることをお知らせする製品コミュニケーションが 4 月 1 日に管理者様に送信されておりますので、詳細はメールの内容をご確認ください。続いて、機能の廃止に関する情報です。こちらでは 1 点、更新がございます。Salesforce for Outlook の廃止について、終了時期が 2024 年 6 月から 2027 年 12 月へ変更となっております。現在も Salesforce for Outlook をご利用の場合は、ご利用用途に応じて Einstein 活動キャプチャや Outlook インテグレーションへの移行計画を立てていただけますよう、お願いします。最後に、その他の情報です。本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。4 月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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(2024年3月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/BQVRWwNJ7Vz2sq8v3Qj55u全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「 Salesforce の運用に関するお知らせ」の 3 月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2024 年 3 月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。まずは、製品イノベーションに関する情報です。サクセスナビに「Spring '24リリース 注目の新機能」ページが公開されています。お役立ち情報から、リリースの概要をまとめた資料である「Release Overview Deck」をダウンロードできるようになっていますので、是非ご確認ください。関連リンクSalesforce Admins:Admin Release Countdown: Get Ready for Spring ’24サクセスナビ : バージョンアップに備えましょうサクセスナビ:Spring '24リリース注目の新機能オンラインコミュニティ:Release Readiness TrailblazersSpring '24 Release noteSalesforce Sandbox プレビュー手順Trustサイト(リリーススケジュール)Spring'24 Release SiteSpring '24 Release HighlightsRelease Overview DeckRelease in a BoxRelease Feature Matrix続いて、Spring ’24 のリリースノートの更新情報です。今回は2月19日以降の更新のうち、現行動作に影響を与える可能性があるものと注目の機能を抜粋してご紹介します。No. 25 Update Your Content Security Policy (CSP) for Upcoming Changes コンテンツセキュリティポリシー(CSP)に準拠するための信頼済み URL の適用時期が、Winter ’24 から Winter ’25 へ延期されました。No. 26 Create From Lookup ChangesNo. 27 Return to the Record Page with Record Create on Custom Quick Actions Spring ’24 から参照関係項目からレコードを作成する際に「保存 & 新規」ボタンが表示されたり、クイックアクションにおける保存後のナビゲーションが変更されておりますが、この変更のロールアウトは 2024 年 6 月に終了する予定である旨がリリースノートに追記されました。No. 28 Make Callouts After Rolling Back DML and Releasing Savepoints Apex で DML をロールバックするセーブポイントの設定の制限に関する情報が追加されました。Database.rollback(Savepoint) および Database.setSavepoint() について、Spring ’24 から DML 行数の制限にはカウントされませんが、DML 文数の制限にはカウントされます。以前のバージョンでは、どちらの呼び出しも DML 行の使用制限としてカウントされていましたので Apex でこちらのメソッドをご利用の場合はご確認ください。No. 29 Einstein for Feedback Management Feedback Management を契約している組織では、フィードバックを得るためのアンケートを自動生成したり、作成したアンケートを多言語に自動で翻訳できる生成 AI が利用できます。それらの生成 AI の機能の情報が、リリースノートに追加されました。No. 30 View and Set Forecasts with Forecast Groups Spring '24から、売上予測種別のグループ化単位としてカスタム選択リスト項目を設定できるようになりましたが、今回のリリースノートの更新で、売上予測に含める選択リスト値は最大 50 である事が追加されました。No. 31 Wait for Engagement Events in Segment-Triggered Flows with the Wait Until Event Element Flow Builder の新しい要素 Wait Until Event(イベントまで待機)についての情報です。Wait Until Event(イベントまで待機)要素を使用すると、メールや SMS のエンゲージメントに基づいてフローを再開できます。例えば、ユーザーがメールや SMS を開いたり、特定のリンクをクリックしたときにフローを再開できます。No. 32 Supercharge Your Visualizations with Images, Rich Text, and Dashboard Widgets in All Salesforce Editions ダッシュボードの機能が強化され、ダッシュボードウィジェットに追加できる画像ウィジェットが 2 個から 3 個に変更されました。No. 33 Upgrade to Identity Connect 7.1.6 セキュリティ機能が強化された Identity Connect 7.1.6 の使用を推奨するリリースノートが追加されました。No. 34 Identify Speakers on Mono CallsEinstein 会話インサイトのモノラル通話における話者識別の機能向上に関するリリースノートが追加されました。No. 35 Use Einstein Conversation Insights with Microsoft Teams and Google MeetEinstein 会話インサイトのビデオプロバイダーについてのリリースノートについて、Google Meet が利用可能になるのは2024 年 3 月以降と更新されました。No. 36 Get 10 Einstein Conversation Insights Licenses with Enterprise Edition Sales Cloud の Enterprise Edition を使用している場合に Einstein 会話インサイト を 10 ライセンス分利用できるようになる予定ですが、Einstein 会話インサイトのライセンスへアクセスできるようになるのは 2024 年 3 月以降とリリースノートが更新されました。No. 37 Simplify Daily Tasks with Prompt Builder (Generally Available)プロンプトビルダーの正式リリースに関するリリースノートが追加されました。No. 38 Editions Support for Einstein Generative AI Einstein 生成 AI の使用において、追加でサポートされるエディションに関するリリースノートが追加されましたNo. 39 Provide Data to Einstein with Template-Triggered Prompt Flowsフロービルダーにプロンプトビルダーから呼び出せる新しい種別である「テンプレートトリガープロンプトフロー」が追加されました。No. 40 Provide Data to Einstein with Invocable ActionsPrompt Builder のプロンプトテンプレートと統合する呼び出し可能なアクションが Apex で作成できる InvocableMethod アノテーションについてのリリースノートが追加されました。No41, 42 Allow the New Setup Domain to Ensure Access to Salesforce Setup PagesSalesforce 設定ページへのアクセスを確実にするための新しい設定ドメインの許可について、Lightning Experience にのみ適用されるため、Salesforce Classic への参照が削除されました。また、この変更を適用するタイムラインが更新され日付についての記載が削除されました。No. 43 Get Fewer User Connection Notifications Einstein 活動キャプチャの接続状況通知を利用している場合、以前は 24 時間ごとに通知が送信されていましたが、7 日ごとに通知を受け取るようになる事がアナウンスされました。No. 44 Deploy and Retrieve More Metadata via REST and SOAP Metadata API SOAP retrieve および REST デプロイメントにおける、以前の最大非圧縮フォルダサイズは 400 MBでした。この制限が 600 MB に引き上げられた旨のリリースノートが追加されました。No. 45 Salesforce Relaunches Four Previously Enforced Release Updates 以前のリリースで 4 つのリリース更新を実施しましたが、一部の組織では、関連する環境設定が意図せずに元に戻されたため、リリース更新を再適用する必要があります。こちらについては、影響を受ける組織に対してメール送信される予定です。また、[設定] - [リリース更新]画面で、リリース更新の状況を確認できます。No. 46 Get Your Mobile Workers Up to Speed with Pre-Work BriefField Service モバイルアプリで利用可能な、 作業員の効率アップにつながる AI 機能の設定方法が更新されました。No. 47 Get Started with Einstein Features for the Field Service Mobile AppField Service モバイルアプリで Einstein 機能を利用するための、Einstein for Field Service Mobile 権限セットについてリリースノートに追加されました。以上が、リリースノート更新情報からの一部抜粋ですが、関連機能をご利用のお客様はスライドにございますリンクより詳細をご確認ください。またすべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。続いてMFA(多要素認証)に関する更新情報です。MFA の FAQに関する公開ナレッジが 2 月22 日 に更新されました。以降の 2 枚のスライドを使用して更新内容を解説いたします。関連情報オンラインコミュニティSalesforce 多要素認証に関する FAQ 多要素認証 (MFA) 適用ロードマップサクセスナビ:MFA(多要素認証)設定設定マニュアルサクセスナビ:MFA特設ページ多要素認証が Salesforce によって自動有効化された後のアカウントのアクセス再取得 (Salesforce Platform 上に構築された製品)Sales Cloud や Service Cloud などの Salesforce Platform 上に構築された製品について、2024 年 4 月 8 日以降に組織が新規作成された場合、その組織は MFA がデフォルトで有効化された状態となります。また、Summer ’24 では MFA が無効化されている組織については、アプリケーション内で MFA 適用を促すための通知メッセージを表示する方式が適用されますので、ご承知おきください。関連情報Spring '24 リリースノート : 2024 年 4 月から MFA がデフォルトでオンにSpring '24 リリースノート : Summer ’24 より Salesforce 製品への MFA の適用がアプリケーション内通知に移行多要素認証 (MFA) 適用ロードマップまた、Salesforce Platform 上に構築された製品について、2024 年 4 月 8 日以降に作成された組織は、MFA がデフォルトで有効化された状態となりますが、MFA の準備が整っていない場合、組織の管理者様は MFA を無効化することができます。ただし、Salesforce では MFA は利用規約上必須となっており、またセキュリティレベルが低下することにも繋がってしまうため、できるだけ早めに有効化することを推奨しています。続いてインフラ強化についてです。まずは、インスタンスリフレッシュです。2024 年 3 月 17 日に本番組織と Sandbox でインスタンスリフレッシュが行われました。また今後の予定として本スライドに記載されているように、本番組織と Sandbox の両方のインスタンスにおいて多数のインスタンスリフレッシュが予定されています。日本のお客様にご利用いただいているインスタンスについてもメンテナンスが予定されていますので、お手元に Trust から通知メールが届いている管理者様もいらっしゃると思います。インスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、解説動画をサクセスナビよりご視聴いただけますので、該当するお客様は内容をご確認いただけますようお願いします。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備続いて、許可すべきドメインと IP アドレスについてです。本スライドでは3つの公開ナレッジをご紹介しておりますが、今月は一番下にございますSalesforceからのメール受信に関するナレッジに更新情報がありますのでご紹介します。こちらのナレッジは 2024 年 3 月 5 日に更新が行われており、APNIC のリージョンで使用している IP アドレスについて、以下の2つの IP アドレス範囲が追加されております。104.161.170.224 - 104.161.170.239104.161.174.224 - 104.161.174.239Salesforce プラットフォームからのメール受信において、IP アドレスで許可リストを構成されているお客様は内容のご確認をお願いします。関連リンクSalesforceのIPアドレスとドメインで許可するHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする続きまして、リリース更新です。次期バージョンであるSummer ’24 で適用予定だった「メール-to-ケースのメールコンポーザー向けの Lightning エディターへの移行」について、Winter ’25 に適用予定が延期されました。内容としては、メールアクションをクリックして表示されるエディターが最新版に切り替わるという更新です。関連リンク:Spring '24 リリースノートの「Release Updates」続いて、その他の更新です。Salesforce モバイルアプリケーションを使用するための OS(オペレーティングシステム)の要件が変更されました。新しい要件は、Android のスマートフォンをご利用の場合は10.0以降、iOS のスマートフォンをご利用の場合は16.0以降となりました。新しい要件より古いバージョンの OS をご利用の場合には、早めにアップグレードをしていただけますよう、お願いします。関連リンク:リリースノート:Salesforce Mobile App Requirements Have Changed ヘルプ:Requirements for the Salesforce Mobile App続いて、[リリースノートの更新]の再掲となりますが、先月もご紹介しました「新しい設定ドメインの許可」についてです。内容としては、Lightning Experience 利用時における設定ページの URL が変更されるため、お客様のネットワーク環境においてアクセスできるサイトをドメインで制御している場合、引き続き Lightning Experience の「設定」ページにアクセスできるようにするため、該当ドメインを許可する必要があるというものです。今回は、その適用順序の情報が更新されています。本更新は段階的に適用される予定ですが、先行して Sandbox と無償組織(トライアル組織や Developer Edition )が適用されます。その後、本番組織が適用される予定となっています。日程は現時点で未定となっておりますが、決まりましたらリリースノートが更新される予定です。関連リンク:リリースノート:新しい設定ドメインの許可ヘルプ:必要なドメインを許可ナレッジ:Understand How Google's Privacy Sandbox Initiative Impacts Salesforce続きまして、フローへの移行に関する情報です。ワークフロールールとプロセスビルダーのサポートは、2025 年 12 月 31 日で終了します。既存の設定は動作しますが、ワークフロールールやプロセスビルダーに関するお問い合わせの対応や不具合の修正は行われません。ワークフロールールやプロセスビルダーをご利用の場合は、「フローへの移行学習マップ」やサクセスナビを参考に、早めにフローへの移行の準備を進めていただけますよう、お願いします。関連リンク:リリースノート:Migrate Even More Processes with the Updated Migrate to Flow Tool続いて、機能の廃止に関する情報です。新しく4件情報が追加されています。ケイデンスビルダーバージョン 1.0 の廃止ケイデンスビルダーは、 Sales Engagement の機能です。営業担当チームはケイデンスビルダーを使用して、販売担当者をガイドするセールスプレイブックを作成して有効化できるというものです。こちらのケイデンスビルダーバージョン 1.0(クラシック)は、Summer '25 リリースで廃止予定です。Salesforce では、よりすばやく効率的に、そして簡単にケイデンスを構築できる新しいケイデンスビルダー 2.0 を提供しています。既存のケイデンスを新しいビルダーで再構築することをご検討お願いします。ワークフロールール & プロセスビルダーのサポートの廃止[その他の更新]の再掲となりますが、ワークフロールールとプロセスビルダーのサポートは 2025 年 12 月 31 日で終了する予定です。ワークフロールールやプロセスビルダーをご利用の場合は、早めにフローへの移行の準備をお願いします。Chatter アンサーの廃止明示的な廃止時期はなく、既存契約の終了日までは Chatter アンサーをご利用いただけますChatter アンサーに置き換わる機能として、「 Chatter の質問」が提供されてますので、Chatter アンサーをご利用の場合は、ナレッジを参考に移行の準備をお願いします。参考情報となりますが、今回の廃止は、Summer '16 リリース( 2016 年 6 月)以降に作成された組織をご利用の場合は対応不要です。Elastic サービスの廃止Salesforce は、お客様の Java および JavaScript コードを実行するための主要なプラットフォームを Heroku とすることを決定しました。そのため、Salesforce Elastic サービス(Salesforce Functions)は既存契約終了日以降はご利用いただけません。ナレッジに Functions を Heroku に移行する方法の記載がございますので、ご確認をお願いします。最後に、その他の情報です。本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。3月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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「インスタンスリフレッシュ」メンテナンスについて、以下動画で説明していますので、ぜひご視聴ください。(イネーブルメントサイトとイベントモニタリングの情報は動画および資料に含まれておりません)[動画] インスタンスリフレッシュの概要と準備 (1.約17分+ 2.約14分)https://play.vidyard.com/aJQhixFTpdgNBzaSCFvEtb投影資料のダウンロードはこちら画面右下の歯車マークより再生スピードが変更可能です上記2つの動画の構成は、以下のとおりです。必要な箇所の確認をお願いします。インスタンスリフレッシュの概要と事前準備の概要(約17分)※インスタンスリフレッシュの概要インスタンスリフレッシュメンテナンス(ナレッジ)の内容を、見やすくリスト化した資料の説明インスタンスリフレッシュの事前準備(詳細)(約14分)システムメンテナンスのベストプラクティスの解説 ※お客様の実装により、インスタンスリフレッシュの前後で必要な準備・ご対応の解説ハードコード化された参照(4:13~)Salesforce内の設定や、Salesforceと連携している外部システムの設定に、ハードコード化された参照(例:https://ap3.salesforce.com )がある場合、ご視聴くださいSalesforce Mobile SDK(8:26~)独自開発したモバイルアプリケーションをご利用の場合、ご視聴くださいメールログ(8:54~)以前は、インスタンスリフレッシュ後に、インスタンスリフレッシュ前のメールログをダウンロードする必要がある場合、インスタンスリフレッシュ前にメールログをリクエストいただく必要がありましたが、現在はその必要性は無くなりました。(そのため、このパートは割愛いただいて構いません)Live Agent(チャット)または SOS(9:45~)Live Agent(チャット)または SOS をご利用中の場合、ご視聴くださいスケジュールされたアクティビティ(11:40~)インスタンスリフレッシュ中やその前後にスケジュールされたアクティビティ(Job)がある場合、ご視聴ください。※インスタンスリフレッシュメンテナンスが予定されている組織の、すべてのシステム管理者様にご確認いただきたい内容です。動画ではなく、「読んで理解したい!」という場合は、動画で解説している内容を以下に纏めていますので、ご確認ください。インスタンスリフレッシュの概要と目的関連リンクサクセスナビ:インスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?ナレッジ記事:インスタンスリフレッシュメンテナンスSalesforce のシステムメンテナンスの概要上記スライドでは、インスタンスリフレッシュを含めた Salesforce で定期的に実施している システムメンテナンス の種類と概要を纏めています。その中で、本記事では、インスタンスリフレッシュの内容を説明します。インスタンスリフレッシュの目的は、インフラストラクチャーのアップグレードを実施し、お客様が期待するパフォーマンスレベルを維持することです。インスタンスリフレッシュメンテナンスが予定されているインスタンスにある、すべての組織が対象になり、強化された新しいインフラのデータセンターにインスタンスを移行します。現状の所要時間は約90分(※)で、本番環境が対象のインスタンスリフレッシュメンテナンス実施中は、対象組織は原則リードオンリーモードになります。※:2023年4月時点の実績情報であり今後変更される可能性がありますIPアドレスおよびインスタンス名はインスタンスリフレッシュ後に、変更になります。お客様への事前通知は、「製品およびサービスに関するお知らせ」と併せて、Trust 通知がございます。Trust通知の登録は、インスタンスリフレッシュ後も維持されます。また、実施日の変更はできません。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンス組織の移行への準備方法サイト切り替えの概要と FAQ最適化されたサイト切り替えの概要と FAQSalesforce のシステムメンテナンスの中で、インスタンスが変更になる場合のイメージです。インスタンスリフレッシュと組織移行は、組織が別のインスタンスに移行されます。インスタンスリフレッシュインスタンスリフレッシュは、従来の基盤間での移行(apX → apXX)です。インスタンスリフレッシュは、元のインスタン上のすべての組織が新しいインスタンスに移行されますので、完了後に元のインスタンスは破棄されます。組織移行インスタンスリフレッシュ以外にも、インスタンス名が変更になるシステムメンテナンスとして、組織移行があります。組織移行には従来の基盤間での移行(apX → apXX)と、次世代基盤であるHyperforceへの移行(apX → JPNx)の2つのパターンがあります。組織移行では一部の組織がまとめて別のインスタンスに移行されますが、元インスタンスはそのまま継続して稼働を続けます。インスタンスリフレッシュと組織移行では、My Domain名や各ドメインに変更はありませんが、サーバーのIPアドレスは変更されます。関連リンクサクセスナビ:インスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?上記は、インスタンスリフレッシュの全体プロセスについて、タイムラインをまとめたものです。対象組織に1回目の通知が約2ヶ月に送信され、2回目の通知が約15日前に送信されます。(事前通知の送信時期については、現時点の実績情報であり、将来変更される可能性があります)移行当日にメンテナンス開始時間になったら、移行の準備が開始され、優先システムメンテナス枠(4時間)内で、インスタンスリフレッシュ作業が実施されます。インスタンスリフレッシュの所要時間は約90分です。Salesforce にて、移行が完了・成功したことを確認した後は、お客様の組織は、新しいインスタンス上で稼働します。つまり、Salesforceの新しいインフラストラクチャが利用できるようになります!素晴らしいですね!関連リンク製品およびサービスに関するお知らせTrustサイト優先システムメンテナスのスケジュール上記はインスタンスリフレッシュの当日のタイムラインです。インスタンスリフレッシュ開始後、対象組織はリードオンリーモードになり、その後インスタンスリフレッシュが始まります。リードオンリーモードの時間帯は参照のみとなり、外部データをSalesforceに取り込むような更新作業は実施いただけないため、メンテナンス開始前の準備作業とメンテナンス終了後の事後作業について、確認していきます。※Sandboxが対象のインスタンスリフレッシュメンテナンス実施中は、利用不可です[2024/3/19追記]イベントモニタリングは毎晩のバッチ・プロセスにて処理されるため、インスタンスリフレッシュ前に処理されなかったイベントログデータは存在せず、インスタンスリフレッシュ中に新しいインスタンスの組織に追加されません。[2023/10/16追記]イネーブルメントサイト (旧称 myTrailhead サブドメイン)をご利用のお客様は、インスタンスリフレッシュや組織移行の実施前と実施後に追加作業が必要です。詳細は、組織移行またはインスタンスリフレッシュ後のイネーブルメントサイト (myTrailhead) へのアクセスに関する問題と対処方法(ナレッジ)のご確認をお願いします。メンテナンス開始前の準備作業(左側のオレンジ)メールログのリクエストインテグレーションの再起動、およびDNSキャッシュ更新の準備ローカルキャッシュ用の最新証明書を入手長時間実行ジョブのスケジュールの変更を検討外部サービスへのApexコールアウトで、System.getApplicationReadWriteMode()を使用していない場合、コールアウト処理を止めるメンテナンス完了・終了後の確認作業(右側の緑)Salesforce for Outlook(SFO)の再ログインLiveAgent(チャット)エンドポイントの確認・更新長時間実行ジョブがエラーの場合、再起動Trust通知 の登録確認Einsteinボットの再有効化なお、上記に記載の作業は代表的な確認事項です。対象の機能を利用していたり、その実装がある場合は確認をお願いします。インスタンスリフレッシュ に備えた準備(概要)この章では、インスタンスリフレッシュに備えた事前準備の概要を説明します。インスタンスリフレッシュメンテナンス のナレッジに、インスタンスリフレッシュに関する各種情報や、その準備、そして影響を受ける機能について網羅されています。ご利用いただいている機能によっては、事前/事後の作業が必要なものがあったり、また移行中は制限のある機能があります。ここからは、このインスタンスリフレッシュメンテナンス のナレッジに記載されている内容に沿って、お客様で必要な準備や対処があるのか、またどのような作業が必要なのかについて説明します。上記リストには、[分類]、[No.]、[質問]、[回答]、[参考資料]があります。[分類]で、”情報”、”準備”、”機能への影響”のいずれかに分類しています。そして、[対象機能]でどの機能に関するものか明記されていますので、ご利用になっている機能の質問と回答内容がひと目で分かるようになっています!便利ですね!上記は、インスタンスリフレッシュに関連する一般情報(よくいただくご質問)です。ほとんどの内容は、本記事の上部で既に説明した内容ですが、復習も兼ねて、上記リストの内容を今一度ご確認いただくことをお勧めします。関連リンク「インスタンスリフレッシュ」ページ(投影資料のP.4をご参照ください)ナレッジ記事:リードオンリーモードの概要ナレッジ記事:優先システムメンテナンスのスケジュールサクセスナビ:Salesforceのメンテナンスを知ろうナレッジ記事:FAQ - ハードコード化された参照の更新ナレッジ記事:Salesforce のメンテナンス中、組織にどのような影響がありますか?ナレッジ記事:SalesforceのIP範囲 / 許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメイン上記も、インスタンスリフレッシュに関連してよくいただくご質問です。内容の確認をお願いします。関連リンク:製品およびサービスに関するお知らせService Delivery (inc Hyperforce)「タイムライン」ページ(投影資料のP.8をご参照ください)ナレッジ記事:製品およびサービスに関するお知らせSalesforce アーキテクチャについてMultitenant Architecture (マルチテナントアーキテクチャ)Trust 通知次に、インスタンスリフレッシュの準備についてです。具体的な情報は、「インスタンスリフレッシュに備えた準備(詳細)」の章で説明します。ここでは、どのような準備が必要かの概要と参考資料を纏めています。関連リンク:Certificates Changes グループSalesforce のシステムメンテナンスのベストプラクティス」ページナレッジ記事:ハードコード化された参照の更新ナレッジ記事:許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメインここからは、インスタンスリフレッシュによる個別の機能への影響についてです。スライドの内容を確認しましょう。関連リンク:Outlook/Teams, Gmail, and Inboxグループナレッジ記事:Salesforce for Outlook OAuth 再認証「メールログ」ページ(投影資料のP.25をご参照ください)ナレッジ記事:メールログのリクエストこちらも、インスタンスリフレッシュによる個別の機能への影響についてです。スライドの内容を確認しましょう。関連リンク:「LiveAgent (チャット) または SOS」ページ(投影資料のP.26をご参照ください)「スケジュールされたアクティビティ」ページ(投影資料のP.27をご参照ください)ヘルプ : What do I need to do about my upcoming Salesforce instance refresh?こちらも、インスタンスリフレッシュによる個別の機能への影響についてです。スライドの内容を確認しましょう。関連リンク:大量のプラットフォームイベント変更データのキャプチャ開発者ガイド:イベントバスReplayIDEinstein.AI(Salesforce AI)こちらは、インスタンスリフレッシュによる影響はございませんが、よくお問合せ頂く内容です。念のため、内容の確認をお願いします。インスタンスリフレッシュ に備えた準備(詳細)これ以降は、インスタンスリフレッシュに備えた準備の詳細を説明します。まずは、Salesforce のシステムメンテナンスにおけるベストプラクティスのご紹介です。これらは、インスタンスリフレッシュだけでなく、組織移行やサイトスイッチのメンテナンスにも当てはまるものです。ハードコード化された参照の更新ハードコード化とは、URLに固有のインスタンス名(例えばap3など)を含むURLをコード内に直書きしていることを指します。メンテナンスが完了すると、インスタンス名が変わりますので、そのコードを含む処理が正常に動かなくなる場合があります。こちらの確認方法などは後半で説明します。ここでは、ハードコード化された参照とはどういうものを意味するのかを理解しておいてください。許可すべきSalesforce のIPアドレスとドメインインスタンスリフレッシュが完了すると、IPアドレスが変わります。SalesforceのIPアドレスが変わることによる一般的な影響は以下のとおりです。皆様のオフィスからのSalesforceへのアクセスを、以前のインスタンスのIPアドレスを使用してフィルタリングしている場合に、Salesforceにアクセスができなくなります。Salesforceと連携しているシステム側で以前のインスタンスのIPアドレスを使用したフィルタリングを行っている場合に、そのシステムからSalesforceへの連携が停止します。最低限実施いただきたいこと:メンテナンス前に、Salesforceへアクセスする端末およびSalesforceと連携しているシステムで、最新のIPアドレス範囲を許可リストに追加してください。追加すべきIPアドレス情報については、許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメインのナレッジをご確認ください。推奨事項:Salesforce サーバへのアクセスには、 IP アドレス許可リストではなく必要なドメインを許可する事を推奨しています。これを機に、IPアドレスではなく、ドメインを使用したフィルタリングに変更ができないかをぜひご検討ください。Salesforceアプリケーションからのメールを受信できるようにするWebアクセスだけでなく、Salesforceから、みなさまの会社の社員に届くメールに対しても、IPアドレスでフィルタリングをしている場合は、TLS、SPF、DKIM、DMARCと言った標準メールセキュリティプロトコルを使用することをご検討ください。どうしてもそれらで代用ができない場合は、Webアクセスと同様、メンテナンス前に、最新のIPアドレス範囲が追加されていることをご確認ください。優先システムメンテナンスのスケジュールSalesforceのシステムメンテナンスは、あらかじめ決められた優先システムメンテナンスのスケジュール枠内で実施されます。そのため、(みなさまの会社における)Salesforceのメンテナンスを計画する際は、優先システムメンテナンスの枠外で計画するようにしてください。優先システムメンテナンス枠は、お客様の組織のインスタンスによって変わりますが、主に日本のお客様の場合、第一、第三日曜日の未明です。詳細は、優先システムメンテナンスのスケジュールのナレッジをご確認ください。それでは、ハードコード化された参照について、詳しく説明します。ハードコード化された参照があるとインテグレーションや数式項目等の設定が壊れたり、メールテンプレートやナレッジ記事の画像が表示されなくなることがあります。対応方法としては、注釈1のように相対URLに変更いただく、注釈2のように、インスタンス名を含まない、汎用エンドポイントのURLや私のドメインのURLに変更いただくことになります。じゃあ、一体どこにハードコード化された参照があるのか。「検討がつかない・・・」とお困りのお客様はどうしたらいいでしょうか。関連リンク:ヘルプ:私のドメインSalesforce内のハードコード化された参照の確認には、Lightning Experience 準備状況チェックをご利用いただけます。すべてのハードコード化された参照を検出できるわけではありませんが、設定画面から起動できるので、とても簡単です!ハードコード化された参照の箇所を確認したら、開発者の方へ共有し、更新を依頼します。また、ご自身が開発者である場合には、VSC(Visual Studio Code)を利用して、ハードコード化された参照を見つけて、更新することができます。関連リンク:Lightning Experience 準備状況チェックで評価する項目Lightning Experience 準備状況チェックの開始Salesforce Extensions for Visual Studio CodeVisual Studio Code で Salesforce プロジェクトを作成して、ハードコード化された参照を検索ここまでは、メンテナンス後に意図しないサービス中断等が発生しないために、事前に確認・対応をいただきたい内容でしたが、対応できなかった場合の動作について、説明します。ハードコード化されている参照の中には、Salesforceサーバにより、メンテナンス後の新しいインスタンスにリダイレクトされるものがあります。例えば、ブラウザリンクやブックマーク、カスタムボタンやChatter投稿などが該当します。ただし、リダイレクトによりパフォーマンスが低下する可能性があったり、永遠にリダイレクトされるわけではないこと、必ずしもすべての参照がリダイレクトされることを保証していないため、リダイレクトに依存するのは非推奨です。ハードコード化された参照は、可能な限り、メンテナンス開始前に、すべて削除・更新しておくことを強く推奨します。先程、Lightning Experience 準備状況チェックで、Salesforce内でハードコード化された参照をある程度確認ができることをお伝えしました。こちらは、Salesforceと外部システムのインテグレーションをしている場合についてです。結論から申し上げると、必要な対応は、Salesforce内にハードコード化された参照がある場合と一緒です。外部システムの設定において、ハードコード化された参照の有無を確認し、ある場合は、私のドメインのURLもしくは汎用エンドポイントのURLに変更をお願いします。なお、上記では、現時点でApex WSDLを作成した画面を載せていますが、昔のApex WSDLでは、インスタンスが含まれたURLが記載されていました。そのため、その当時のWSDLを今も使用し続けている古いインテグレーションがある場合には、必ず確認するようにお願いします。こちらは、Salesforce Mobile SDKを使って、会社独自のモバイルアプリケーションを使用中のお客様に必要な対応について説明します。(Salesforce モバイルアプリケーションのことではありません)最新バージョンのSalesforce Mobile SDKは、メンテナンスの影響を受けません。旧バージョンをご利用の場合は、メンテナンス前にアプリケーションを更新し、ユーザへ転送することを推奨します。インスタンスリフレッシュ後にメールログを表示する必要がある場合、以前は、メンテナンス開始前にメールログをリクエストする必要がありましたが、現在はその必要性はなくなりましたのでご安心ください。関連リンク:メールログをリクエストこちらはLive Agent(チャット)やSOSをご利用中のお客様が必要な対応についてです。チャットを埋め込んでいるWebページやクライアントに、Salesforceが標準で提供しているリリースコートが使われているかを確認してください。リリースコードの場合リリースコードをご利用の場合、メンテナンス後に以前のチャットサーバーに届いたチャット要求は、自動的に正しいチャットサーバに転送されます。そのため、すぐにチャットをご利用いただけなくなるわけではございません。しかし、インスタンスリフレッシュが完了した後に、古いデータセンターでインスタンスをホストしていたハードウェアは廃止されます。その後は、転送はされなくなりますので、メンテナンス完了後のできるだけ早いタイミングで、Webページのコードを、メンテナンス完了後の新しいリリースコードに更新するようにしてください。チャットAPIエンドポイントの場合リリースコードを使わずに、カスタムRESTクライアント等で直接チャットAPIエンドポイントに要求を投げている場合には、メンテナンス後にはチャットAPIエンドポイントが変更となるため、メンテナンス直後に新しいチャットAPIエンドポイントを参照するようにクライアントに変更を加える必要があります。最後に、SOSについてですが、SOS 製品群は廃止され、注文終了日以降、引き続きSOSをご利用いただくことはできません。そのため、現在もご利用中のお客様は少ないと思いますが、もし、「使っている!」という場合には、チャットと同様の対応が必要です。関連リンク:サーバエンドポイント URL が更新された後にチャットが動作しないスケジュールされたJob等のアクティビティやサーバープロセスに対するインスタンスリフレッシュの影響についてご説明致します。インスタンスリフレッシュ実施前から継続していたアクティビティにつきましては、一旦停止されますが、インスタンスリフレッシュ後に再開されます。インスタンスリフレッシュの実施中にスケジュールされていたアクティビティにつきましましては、メンテナンス終了後にただちに開始されます。注意点になりますが、インスタンスリフレッシュ前に開始された一部の、Apex処理やBatch Apexジョブ、そしてREST APIやSOAP API、Bulk APIといったAPI処理は、メンテナンス期間後にエラーになる可能性があります。エラー発生時の対処方法としまして、インスタンスリフレッシュ実施後に再起動をして頂く事が可能ですが、長時間実行するような大きなジョブのスケジュールはインスタンスリフレッシュ実施後に(スケジュールを)変更して頂く事をお勧めします。関連リンク:Apex Callouts in Read-Only Mode (リードオンリーモードでの Apex コールアウト)参考リソースサクセスナビ:インスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?ナレッジ:インスタンスリフレッシュメンテナンスナレッジ:リードオンリーモードの概要ナレッジ:Salesforce のメンテナンス中、組織にどのような影響がありますか?ナレッジ:ハードコード化された参照の更新ナレッジ:許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメインナレッジ:優先システムメンテナンスのスケジュールナレッジ:製品およびサービスに関するお知らせナレッジ:組織移行またはインスタンスリフレッシュ後のイネーブルメントサイト (myTrailhead) へのアクセスに関する問題と対処方法
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(2024年2月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/qJJatinQTvnMpK2a6b2ZWk全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforceの運用に関するお知らせ」の2月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2024年2月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。まずは、製品イノベーションに関する情報です。日本のお客様向けのインスタンス(APx、JPNx)が2月11日にSpring ‘24になりました。サクセスナビに「Spring '24リリース 注目の新機能」ページが公開されています。既に、注目機能のななめ読みを参照いただけますが、来月には各製品のエキスパートが注目機能を紹介する動画が追加される予定なので、ぜひブックマークをして楽しみにお待ちください。関連リンクSalesforce Admins:Admin Release Countdown: Get Ready for Spring ’24サクセスナビ : バージョンアップに備えましょうサクセスナビ:Spring '24リリース注目の新機能オンラインコミュニティ:Release Readiness TrailblazersSpring '24 Release noteSalesforce Sandbox プレビュー手順Trustサイト(リリーススケジュール)Spring'24 Release SiteSpring '24 Release HighlightsRelease Overview DeckRelease in a BoxRelease Feature Matrix続いて、リリースノートの更新情報です。Spring ‘24のリリースノートの更新情報のうち、現行動作に影響を与える可能性があるものと注目の機能を抜粋してご紹介します。今月は、1月9日以降の更新の抜粋になります。No.4 Create From Lookup Changes参照項目の動作に関する内容です。参照項目からレコードを作成する際に「保存 & 新規」ボタンが表示されなくなります。参照項目以外からのレコード作成画面では引き続き「保存 & 新規」ボタンは表示されます。No.5 Control Your Data Prep Concurrency AllocationCRM Analyticsに関する情報です。Spring '24からAnalyticsの設定画面に、[データフローとレシピ間での同時実行制限の共有を有効にします]オプションが追加されました。今回のリリースノートの更新では、それを設定するためにはCRM Analytics Plusのライセンスが必要である旨が追加されました。No.6 Address Your Users’ Connection Issues Quickly by Seeing Org ID and Username in NotificationsEinstein 活動キャプチャに関する情報です。Einstein活動キャプチャの[接続状況通知]をONにしている場合、状況通知メールの本文に、組織IDとユーザー名が表示されるようになりました(以前のメール本文に含まれていたのは組織名のみでした)。なお、この変更はアプリケーション内通知には適用されません。No.7 Unify Your Organizational Knowledge Across Sources in Salesforce (Beta)ナレッジに関する情報です。Spring '24から、SharePoint等のサードパーティシステムのナレッジをSalesforceに統合するUnified Knowledgeのベータ版がリリースされる予定でしたが、2024年2月23日から本番およびプレビュー対象のインスタンスのSandboxで有効にできる旨がリリースノートに追加されました。No.8 Encrypt Fields Used to Train Generative AI Models生成AI関連の情報です。プラットフォーム暗号化の機能について、自然処理言語トレーニング モデルに入力されたデータを暗号化できる旨がリリースノートに追加されました。No.9 Return to the Record Page with Record Create on Custom Quick Actionsクイックアクションにおける保存後のナビゲーションの変更に関する情報です。以前は、カスタムクイックアクションからスタックモーダル経由でレコードを作成すると、新しく作成されたレコードページにリダイレクトされていましたが、Spring'24では、保存後のナビゲーションが発生しなくなりました。レコードを保存すると、クイックアクションのトリガーとなったレコードページにリダイレクトされます。No.10 Removed: Help Partners Streamline Communication with Personalized Sales Emails生成AIに関する情報です。Spring ‘24より、Einstein Sales Emails(取引先責任者とリード向けのパーソナライズされたメールをAIが生成してくれる機能) をExperience Cloudサイトでの利用可能になる予定でしたが、削除されました。No.11 The Cloud Security Website Is Being Retired弊社のセキュリティに関するサイトの情報です。Cloud Securityサイト(https://security.my.salesforce-sites.com/)を公開してましたが、当社のコンテンツライブラリの質を向上させる取り組みの一環として、2024年2月初旬に閉鎖されました。上記サイトに掲載されていた情報の代替リソースはリリースノートに纏められておりますので、ご確認ください。No.12 Resolve and Deflect Issues with Einstein Search Answers (Generally Available)生成AIに関する情報です。リリースノートに、Search Answerは英語の記事のみをサポートすることが明記されました。また、Search Answerは2024年2月末から順次利用可能になる予定です。No.13 Use Work Summaries in More Languagesこちらも、生成AIに関する情報です。複数言語で作業要約を利用できるチャネルはチャットのみであることが明記されました。No.14 Update Sharing Settings for the Operating Hours Object営業時間オブジェクトの共有設定に関する情報です。Spring '24で、営業時間オブジェクトの共有設定ができるようになりました。認証されていない (ゲスト) ユーザーが営業時間オブジェクトのデータにアクセスをする要件がある場合には、共有ルールを手動で作成する必要があります。また、 Salesforce Scheduler 経由で 営業時間オブジェクト にアクセスする場合、enableDepriveSoqlAccessGuestUserOrgPrefというメタデータAPIのフィールドをTrueに設定する必要があります。No.15 Unlock the Power of AI with Einstein Studio生成AIに関する情報です。Einstein Studioの使い方を明確にしました。Einstein Studio タブでは、予測および生成 AI を強化する AI モデルを管理することができます。No.16 Salesforce Ant Migration Tool End of Life開発者様向けの情報です。SalesforceのAnt移行ツールは、Spring '24で廃止される予定です。廃止後も、Ant移行ツールを利用することはできますが、新しい機能は更新されず、サポートされません。メタデータの変更を管理するには、Salesforce CLIに切り替えてください。No.17 Record Access Is Secure by Default after Enabling Digital Experiencesロールを利用可能なコミュニティユーザライセンスをご利用中のお客様向けの情報です。2024年2月8日以降に作成された Salesforce 組織でデジタルエクスペリエンスを有効にした後のロールの変更に関するリリースノートを追加しました。2024年2月8日以降に作成されたSalesforce組織では、デジタルエクスペリエンスを有効にした後も、共有ルールやその他の機能によってロールおよび内部下位グループと共有されたレコードは、その内部ユーザのみがアクセスできます。2024年2月8日以前に作成された組織では、内部ユーザーと共有されたレコードは外部サイトユーザーにも自動的に公開されるため、外部ユーザーアクセスの変換ウィザードを使用してアクセスを確保する必要があります。(No.18~20は、Salesforce Back Upに関する情報です)No.18 Back Up New Data On DemandSalesforce Backupアプリケーションのバージョン2.13では、自動バックアップだけでなく、任意のタイミングで増分バックアップを取得できるようになります。No.19 Control Formula Field Data Backups at the Object Levelオブジェクト毎に数式項目のバックアップを取得することができるようになりました。No.20 Back Up Files and Attachmentsファイルと添付ファイルをバックアップに含めることができるようになりました。No.21 Allow the New Setup Domain to Ensure Access to Salesforce Setup Pages設定画面用の新しいドメインが追加される予定です。後述の[その他の更新]セクションで詳細を解説します。No.22 Use Dynamic Forms on Pinned Region Pagesアプリケーションビルダーに関する情報です。ヘッダー等が固定されたテンプレートを使用するLightningレコードページで動的フォームが使用できる旨のリリースノートが追加されました。No.23 Use Einstein Conversation Insights with Microsoft Teams and Google MeetEinstein会話インサイトに関する情報です。Spring ’24から、ビデオプロバイダーとしてMicrosoft TeamsとGoogle Meetを使用可能になる予定でしたが、Google Meetとのインテグレーションは2024年2月下旬に可能になることが明記されました。No.24 Enforce Rollbacks for Apex Action Exceptions in REST API (Release Update)リリース更新に関する情報です。「REST API で Apex アクションの例外が発生した場合のロールバックの適用」というリリース更新の強制適用時期が、Spring ’24 から Spring '25に修正されました。以上が、リリースノート更新情報からの一部抜粋ですが、関連機能をご利用のお客様はスライドにございますリンクより詳細をご確認ください。またすべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。続いて、多要素認証(MFA)に関する情報です。Spring’24が適用されたことにより、これまで MFA の自動有効化が実施されていなかった組織に対して、MFA が自動有効化されました。この自動有効化は30日の猶予期間があり、MFAの準備ができていない場合、管理者様は組織のMFAを無効化することができます。しかしMFA適用は利用規約上必須なので、早めの対応をお願い致します。関連リンク残りのすべての組織での MFA 自動有効化の完了 (リリース更新)2024 年 4 月から MFA がデフォルトでオンにSummer ’24 より Salesforce 製品への MFA の適用がアプリケーション内通知に移行続いて、インフラ強化です。インスタンスリフレッシュですが、今回は多くの更新がございます。まず、2月18日に計画されていたインスタンスリフレッシュは実施されましたが、EU16インスタンスについてはキャンセルとなり、別日程で実施される予定です。次に、新たにインスタンスリフレッシュの計画が追加されているのでご案内します。上記スライドに記載されている日程にて本番組織、Sandbox組織ともにインスタンスリフレッシュが計画されており、日本のお客様にご利用いただいている「AP」で始まるインスタンスも計画の対象に含まれています。お手元にTrustサイトから通知が届いているお客様もいらっしゃると思います。メンテナンス情報はTrust通知にて把握することができますので、Trust通知の登録をされていない管理者様はサクセスナビをご覧いただき、事前登録をお願いします。また、インスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、解説動画をサクセスナビよりご視聴いただけますので、該当するお客様は内容をご確認いただけますようお願いします。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備続いて、許可すべきIPアドレスとドメインに関する情報です。「SalesforceのIPアドレスとドメインで許可する」のナレッジが1月15日と2月6日に更新されています。ARINとRIPEのそれぞれのリージョンでIPアドレス範囲が追加されていますのでご確認ください。Hyperforceに関するナレッジ「Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する」も1月16日と2月9日に更新され、ストリーミングAPIの要件が削除、また、W3School の HTML URL エンコーディングリファレンスへのリンクが追加されています。そして、「Salesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする」のナレッジも1月24日に更新され、一部IPアドレスが除外されています。詳細は、対象ナレッジの英語版の改版履歴をご確認ください。次にシステムメンテナンスについてです。Hyperforce以外の優先システムメンテナンススケジュールについてです。こちらは英語版の公開ナレッジを基に、対象インスタンスを最新に更新しております。日本のお客様がご利用のインスタンスについても古いインスタンスを削除し、新しいインスタンスが追加されていますので、ご確認をお願い致します。関連リンク優先システムメンテナンスのスケジュールSalesforce のメンテナンス中、組織にどのような影響がありますか?Trustサイト続いて、リリース更新に関する情報です。こちらのスライドは2月にリリースされた Spring’24 において適用されたリリース更新と、Spring'24以降に段階的に適用されるリリース更新の一覧です。リリース更新の適用によって以前と動作が変わっている機能もございますので、今回適用されたリリース更新の内容を改めてご確認ください。関連リンクSpring '24 リリースノートの更新情報商談の暗黙的な子共有を保存しないことによる取引先共有の再適用の迅速化の実現 (リリース更新)ICU ロケール形式の有効化 (リリース更新)サクセスナビ : ICUロケール形式の有効化Visualforce JavaScript Remoting API の JsonAccess アノテーション検証の有効化 (リリース更新)Apex RestResponse ヘッダーの RFC 7230 に基づく検証の適用 (リリース更新)MFA Auto-Enablement Concludes for All Remaining Orgs (リリース更新)こちらのスライドは次期バージョンである Summer’24 で適用予定のリリース更新です。リリース更新の中には重要な更新が含まれています。一部ご紹介させていただきますと、例えば、別のSalesforce組織へのリダイレクトを制御するものや、組織のメールアドレスで許可されたプロファイルを設定しないとメールが送信できなくなるもの、複数のSAMLフレームワークを適用するための更新など、Summer’24 リリースの前に管理者様にご確認いただきたい更新がございます。Summer’24 は6月にリリースされますので、それぞれの更新に関するヘルプ記事をご確認いただき、適用のご準備をお願い致します。関連リンクSpring '24 リリースノートの更新情報信頼済みの組織間リダイレクトのみを許可 (リリース更新)組織のプロファイル設定を優先するために EmailSimple 呼び出し可能なアクションを有効化 (リリース更新)複数設定 SAML フレームワークへの移行 (リリース更新)フローへの入力として会話インテリジェンスルール名を引き渡し (リリース更新)ボットユーザーコンテキストでフローの実行 (リリース更新)メール-to-ケースのメールコンポーザー向けの Lightning エディターへの移行 (正式リリース) (リリース更新)続きまして、その他の更新です。こちらでは、Salesforce組織で使用されているURLの一部が更新されることをご案内いたします。URLが更新されるのは、Salesforceの画面の右上からアクセスする「設定」ページのURLで、「設定」ページのURLが「*.salesforce-setup.com」のURLに更新されます。この更新はすべての組織に一括で適用されるのではなく、段階的に適用を進めていく予定となっております。お客様のネットワーク環境において、アクセスできるサイトをドメインで制御している場合、「設定」ページにアクセスできるようにするため、該当ドメインを許可するように設定をお願い致します。関連リンク新しい設定ドメインの許可必要なドメインを許可Understand How Google's Privacy Sandbox Initiative Impacts Salesforce続いて、機能の廃止についてです。機能廃止についての更新情報はないのですが、廃止時期が近づいている機能がございますのでご紹介します。Salesfore for Outlook の機能廃止が 2024年6月で予定されています。該当機能をご利用のお客様は、Outlook インテグレーションやEinstein 活動キャプチャへの移行をご検討ください。関連リンクSalesforce 製品 & 機能の廃止最後にその他の情報のお知らせです。こちらでは、サクセスナビにAI特設ページが開設されたことをご紹介しております。こちらの特設ページでは、AI は Salesforce でどのように実現されるのか、AI を導入していくためにはどのようなステップを踏めばいいのかといった、AI に関する解説情報をご案内していますので是非ご一読いただければと思います。本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。2月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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この記事で学べることSalesforceが実施しているコア製品(Sales CloudやService Cloudなど)のメンテナンスについて知ることができますメンテナンス通知を受け取るための方法を知ることができますシステムメンテナンス目的システムメンテナンスは、Salesforce サービスをサポートするインフラストラクチャのセキュリティ、可用性、およびパフォーマンスを維持するために実施されます。実施日時Salesforceでは、「優先システムメンテナンス実施時間」(暦月の第 1 週末と第 3 週末)を設けており、可能な限り、その時間内にシステムメンテナンスをスケジュールします。必ずしも月2回メンテナンスを行うわけではなく必要な場合にのみ実施します。日本のお客様の「優先システムメンテナンス実施時間」は、以下の通りです。お客様組織のインスタンスシステムメンテナンス日時(日本時間)AP13、AP16、AP20、AP21、AP26、AP43、A47第1、第3日曜日 午前1時〜5時(ネットワーク機器など、同じ地域内の他のインスタンスと共有のインフラストラクチャのメンテナンスの場合、第1、第3日曜日 午前0時〜4時)AP9、AP10、AP11、AP12、AP14、AP17、AP18、AP19、AP22、AP24、AP25、AP27、AP28、AP44、AP45、AP46、AP48、 AP49、AP50CS6、CS58、CS73、CS111、CS112、CS113、CS114、CS115、CS116、CS117、CS137、CS151、CS152、CS291、CS293、CS294、CS295、CS311、CS312、CS313第1、第3日曜日 午前0時〜4時Hyperforceリージョンシステムメンテナンス日時(日本時間)Japan [JPNx]第1、第3日曜日 午前0時〜4時優先システムメンテナンス実施時間については変更されることがございます。最新の情報は、優先システムメンテナンスのスケジュール(ナレッジ)をご確認ください。月初日が日曜日の月のメンテナンス時間は、第2、第4日曜となります。インスタンスとは、お客様の組織が稼働している場所です。お客様の組織が稼働しているインスタンスはTrust サイトのシステム状況(※)で確認することができます。(※)Salesforceでは、Salesforce製品のシステムパフォーマンスやセキュリティ、メンテナンス計画に関する最新情報をTrust.salesforce.comでリアルタイムに公開しています。お客様組織のインスタンスを確認する方法は、以下の通りです。[私のドメイン]でインスタンスを検索します。[私のドメイン]のURLは、Salesforceにログイン後のブラウザのURLに表示されます。例えば、https://winter21-20201209.lightning.force.com の場合、(.lightningの前の)「winter21-20201209」が[私のドメイン]です。2. 検索結果より、インスタンスは「AP25」だと分かります通知を受け取る方法メール通知メンテナンスがスケジュールされると、Trustサイトのシステム状況ページのメンテナンスカレンダーにメンテナンス実施日時やメンテナンス中のお客様組織の可用性が公開され、 Trust Notification 登録者に Trust Notification メールが送信されます。Trust Notification の登録方法は以下の通りです。先程の検索結果で表示されたインスタンスをクリックします[Subscribe]をクリックします3.メールアドレスを入力し、[Send me a link to sign in/sign up]をクリックしますTrust Notification通知は、メンテナンスがスケジュールされたタイミングのみでなく、メンテナンスの 10 日前とメンテナンスの作業開始/終了時にも送信されます。Salesforceを運用する上で、とても重要な通知になりますので、普段頻繁に確認するメールアドレスを登録するようにしてください。アプリケーション内通知スケジュールされたメンテナンスの約 1 週間前にSalesforce へログインすると、メンテナンス日時をお知らせするポップアップが表示されます。その他通知に関する留意事項お客様にて事前作業が必要なメンテナンス(※1)の場合、メンテナンスの数か月前にシステム管理者様宛(※2)に「Salesforce の製品およびサービスに関するお知らせ」メールで通知します。(※1)インスタンスリフレッシュに備えたネットワーク設定やハードコード化された参照の更新などがあります。(※2)Trust Notificationと異なり、製品コミュニケーションメールはSalesforceのユーザー宛に送信されます。対象となるユーザーは、システム管理者プロファイルのユーザー、もしくは、「ユーザーの管理」および「すべてのデータの編集」権限を持つユーザーです(図A)。宛先アドレスは、Salesforceのユーザー画面に表示される[メール]項目のアドレスです。(図B)(図A)[設定][ユーザー][プロファイル](図B)[設定][ユーザー]社内に管理者が複数いる場合は、その全員がシステム管理者プロファイルであるか、製品コミュニケーションメールを受け取るための権限が付与されているかを確認しておきましょう。なお、緊急システムメンテナンスは、お客様への通知が 1 週間前より後になることがあります。組織が受ける影響メンテナンス中のお客様組織の可用性は、Trustサイトのシステム状況ページで確認することができます。1.Trust サイトのシステム状況ページで自分の組織があるインスタンスを検索してクリックし、[メンテナンス]タブをクリックします。2.[メンテナンスのID]をクリックします3.[可用性]を確認しますメンテナンスの内容によっては停止を伴うこともありますので、お客様の Salesforce 組織のメンテナンス作業 (ソフトウェアのアップグレード、インテグレーションの変更など) は、お客様のインスタンスが対象となる 優先システムメンテナンス実施時間以外にスケジュールするようにしてください。リリースメンテナンスリリースメンテナンスは、以下3つの種類があります。メジャーリリースパッチリリース日次リリース目的いずれも、Salesforce サービスを最新の製品バージョンにアップグレードし、拡張された機能を提供するために実施されます。メジャーリリース新機能の追加や既存機能の拡張、ベータ機能やパイロットプログラムなどを配信します。パッチリリーススケジュールされたアプリケーション修正を配信します。日次リリース臨時のアプリケーション修正を配信します。お客様組織の現在のバージョンは、Trustサイトのシステム状況ページで確認することができます。現在のバージョン Spring’21 Patch 19.14 メジャーリリース Spring'21パッチリリース Patch 19日次リリース 14実施日時1.メジャーリリースメジャーリリースメンテナンスは、1 年に 3 回実施されますメジャーリリースメンテナンスは、実施時期によってSpring’21、Summer’21、Winter’22 のような名前になります(2021年夏のメジャーリリースはSummer'21で、2021年冬のメジャーリリースはWinter'22となります)本番インスタンスがバージョンアップする前に、プレビュー対象のSandboxインスタンスが先にバージョンアップしますインスタンス毎のメジャーリリースメンテナンスの実施時期は以下の通りです。(インスタンスごとに特定の5 分間の実施時間が Trust サイトのシステム状況ページに掲載されます)組織の種類お客様組織のインスタンスリリース月(Spring/Summer/Winter)メジャーリリース実施予定時間枠(JST)Sandbox(プレビュー対象)CS5、CS31、CS57、CS72、CS74、CS75、CS76、CS111、 CS112、CS113、CS116、CS137、CS152、JPN2S、JPN6S、JPN10S、JPN12S、JPN18S、JPN20S、JPN22S、JPN28S1月/5月/9月日曜日 午前1時〜6時Sandbox(プレビュー対象外)CS6、CS58、CS73、CS114、CS115、CS117、CS151、JPN4S、JPN8S、JPN24S2月/6月/10月日曜日 午前1時〜6時本番APx、JPNx2月/6月/10月日曜日 午前1時〜6時2.パッチリリース週次でスケジュールされ、通常は金曜日(日本時間)にリリースされます。可能な限りピーク時間以外にダウンタイムなしでリリースされます。3.日次リリース必要に応じて実施され、どの曜日にも発生する可能性があります。可能な限り、ピーク時間以外にダウンタイムなしでリリースされます。メジャーリリースの通知を受け取る方法システムメンテナンスの通知と同様で、Trust Notification通知と製品コミュニケーションの2種類の方法でお知らせします。メージャーリリースの事前通知の内容製品コミュニケーションメールプレビュー対象のSandbox のアップグレードの約 1 か月前(※)に送信されます。 スケジュールだけでなく、Sandboxプレビューに参加するための手順も含まれます。アプリケーション内通知アップグレードの約 1 週間前にSalesforceへログインすると、リリースの最終のお知らせがポップアップで表示されます。(※)メジャーリリースのスケジュールについては、約1年前からTrust サイトのシステム状況ページ に公開されます。通知はありませんが、Trust サイトのシステム状況ページ でいつでも最新のスケジュールを確認できるようになっています。メジャーリリース当日の通知を受け取るタイミングメジャーリリースの当日、Trust サイトのシステム状況ページ への情報掲載およびリリースプロセスの次の 3 場面にて、Trust Notification 登録者にメールが送信されます。スケジュールされたリリース実施時間の開始 10 分前インスタンスでリリースが稼働した直後すべての新機能が使用可能になった後(通常は、2の数時間後)Salesforce では、メジャーリリース実施後 24 時間以内に、バージョンアップにて段階的に使えるようになるすべての新機能の有効化を完了するように努めております。パッチリリースと日次リリースは、通知はありません組織が受ける影響メジャーリリースリリース実施時間中は、インスタンスが最大 5 分程度使用できなくなります。パッチリリース通常はお客様の操作に影響を与えません。日次リリース通常はお客様の操作に影響を与えません。学習ツール2019-04-24 Salesforce から配信される各種通知に関するウェブセミナーhttps://play.vidyard.com/i3deHYfv4N5wnUbFkLdCG12019-05-30 意外と知らない?!Salesforce の計画メンテナンススケジュールウェブセミナーhttps://play.vidyard.com/W4BKvZco8GQmv3NAYbzeGa製品およびサービスに関するお知らせ(ナレッジ)Salesforce のメンテナンス中、組織にどのような影響がありますか?(ナレッジ)Salesforce Trust ユーザーガイドまとめ(チェックリスト)自社のメンテナンスをスケジュールしてはいけない時間枠(優先メンテナンススケジュール)を理解しました。メンテナンスに関する通知を受け取る準備ができていることを確認しました製品コミュニケーションを受け取るための権限が自分に付与されていることを確認しましたTrust サイト で、自分の組織のインスタンスをSubscribeしました
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YouTubeチャンネル Salesforce Support のご紹介
Salesforce Supportではテクニカルサポートにお客様から寄せられたお問い合わせや、今後の新機能のリリース情報をもとにYouTubeコンテンツを作成し公開しています。現在、約746本の動画を公開中。総再生数は900万以上と世界中のSalesforceユーザーにご活用いただいております。おすすめ動画をPick Up!動的フォームを使うことで、柔軟にレイアウトをカスタマイズすることができます。動画では、有効化の方法や制限事項について紹介しておりますので、ぜひご活用ください!動的フォームを使ったLightning レコードページの活用方法日本語のプレイリスト英語コンテンツに加え日本語の動画も順次追加されており、現在25本の動画を公開中です。一般的なハウツーからトラブルシューティングまで、さまざまなコンテンツを1本約5分でご用意しています。その中からまずご覧いただきたい2本をピックアップしてご紹介します。MFA (多要素認証) | SalesforceのMFAについて(5:59)Data Cloud はじめてのデータストリーム設定手順(5:36)その他の動画につきましては、こちらの日本語プレイリストからご覧ください。まとめテキストだけでは分かりづらい内容も、実際の画面を表示して分かりやすく情報をお届けしてまいります。ぜひチャンネルをご登録いただきご活用いただけますと幸いです。YouTubeチャンネル Salesforce Support日本語プレイリスト日本語ウェブセミナープレイリスト(一部過去のウェブセミナーの動画も公開しております)