レコードの変更履歴を管理する
公開日: 2021.04.28
この記事で学べること
- 項目履歴管理を設定し、「誰が」「いつ」「何を」どのように変更したのかを確認する方法
項目履歴の設定手順 コピー
1. [設定]|[オブジェクトマネージャ]|[商談]|[項目とリレーション]をクリック
2. 画面右上の[項目履歴管理の設定]をクリック
3. [商談履歴を有効化] にチェックをつける
4. 履歴を管理したい項目を選択
オブジェクトごとに、標準項目とカスタム項目を合わせて最大 20 項目まで選択できます。
※次の項目は追跡することができません。
- 数式項目、積み上げ集計項目、または自動採番項目
- [作成者] および [最終更新者]
- 商談の [期待収益] 項目
- 項目の [マスタソリューション名] または [マスタソリューション詳細] 項目
5. ページレイアウトの関連リストに[商談項目履歴]を追加
[商談項目履歴]を追加した後に、[保存]をクリックすると、「ユーザの関連リストのカスタマイズを上書きしますか?」と表示されるので、[はい]をクリックして保存をしましょう。
設定は以上です。
では株式会社Bの商談レコードで、「商談所有者」「金額」「完了予定日」を変更してみましょう。
履歴は変更の日付、時刻、変更内容、変更者で構成されます。
元の値と、新しい値の2つが表示されるので、どのように変更されたかがわかりますね。
変更履歴をレポートで確認
変更履歴の内容は各データの詳細画面のほかに、レポートでも確認することができます。
操作方法
- [レポート]|[新規レポート] | [商談項目履歴]|[続行] をクリック
※[商談履歴]レポートではなく、[商談項目履歴]レポートを使用します。
- 表示させたい項目を選択、条件を絞る
レポートに表すことで、変更した項目/行動と、元の値、新しい値が一覧で表示されるため、各商談の変更内容が一目瞭然ですね。
カスタムオブジェクトでの項目履歴管理
カスタムオブジェクトで項目履歴管理を行う際に注意点が2つあります。
- 追加の機能
対象のカスタムオブジェクトの詳細ページで、「項目履歴管理」にチェックがついているか確認してください。
チェックがついていないと、変更履歴の追跡が開始されず、レイアウトにも表示されません。
また、変更履歴をレポートで確認したい場合は「レポートを許可」にもチェックをつける必要があります。
- オブジェクトが主従関係の従オブジェクトである場合、カスタムオブジェクトの項目履歴管理のレポートは利用不可
理由としては、既存のレポートは他のテーブルからの共有を制御することができないためです。
カスタムオブジェクトで項目履歴管理を行う際には以上2点に気をつけてください。
考慮事項
- 255 文字を超える項目に対する変更は、編集済みとして追跡され、元の値と新しい値は記録されない
- オブジェクトごとに、標準項目とカスタム項目を選択は最大 20 項目
- 追跡できるデータの種類には制限がある
- 項目履歴管理の設定をした後から追跡が行われるため、設定前の変更は履歴に含まれない
学習ツール
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まとめ
項目履歴管理を行うことで、データが変更された際に変更内容を記録として残すことができますし、項目履歴レポートを作成すれば、営業部長などは部下の変更内容を一目で確認することができます。
また、誤って内容を編集してしまった場合でも、元の値が表示されるため、すぐに元に戻すこともできます。
是非まだの方は活用してみてください。
公開日: 2021.04.28
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