(2025年9月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
公開日: 2025.09.29
この記事で学べること
- Salesforce コア製品に関する重要な技術情報
- バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要な IP アドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報
- セキュリティに関する重要なアップデート
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本記事は「Salesforce の運用に関するお知らせ」の 9 月号となります。
こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。

2025 年 9 月のトピックはこちらです。
本記事では、先月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。

最初は製品イノベーションです。

こちらでは、Winter '26 のリリーススケジュールに関する更新情報をご紹介します。
9 月 6 日に Winter '26 の Sandbox プレビューが開始されました。
また、Winter '26 のリリースノートや、Winter '26のハイライトをまとめているTrailheadのモジュールも公開されています。
Sandbox プレビューや公開されているリソースをご活用いただき、10 月に予定されている本番組織への Winter '26 リリースに向けたご準備をお願いします。
関連リンク
- Salesforce Admins :Admin Release Countdown: Get Ready for Winter ’26
- サクセスナビ : バージョンアップに備えましょう
- オンラインコミュニティ:Release Readiness Trailblazers
- Salesforce Sandbox プレビュー手順
- Trust サイト
- Be Release Ready
- Release Readiness Live
- Release in a Box
- Winter ’26 Pre-Release
- Salesforce Winter ’26 Release Notes
- Winter ’26 Release Highlights

続いて、Winter’26 リリースノートの更新情報です。
2025 年 8月 25 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。

Data Loader OAuth 2.0 デバイスフローについての情報です。Data Loaderからデバイスフローが削除されること、および利用可能なOAuthフローへの影響について、リリースノートに追記されました。また、ナレッジが公開されておりますのでご参照ください。
項番2 : Handle Large External Service Callouts and Payloads Without Hitting Apex Heap Limits
大規模外部コールアウトに関する情報です。Apex開発者向けに、外部サービスのバイナリファイルサポート機能について直接バイナリファイルをアップロード可能となり、ヒープサイズが16MBまでとなった旨のリリースノートが追加されました。
項番3−4は、ビジュアルリモートアシスタント(VRA)セッションに関する情報です。
項番3 : Removed: Improve Sales Strategies with Visual Remote Assistant (VRA) Session Transcriptions.
ビジュアルリモートアシスタント(VRA)セッション文字起こしによる、販売戦略改善についてのリリースノートが削除されました。
項番4 : Removed: Enable Private Mobile App Sharing in Visual Remote Assistant (VRA) Sessions.
ビジュアルリモートアシスタント(VRA) セッションにおけるプライベートモバイルアプリ共有の有効化に関するリリースノートが削除されました。
項番5 : Removed: Log In to Salesforce on a Mobile Device Using a QR Code
Salesforceログイン機能に関する情報です。モバイル端末でQRコードを使用したSalesforceログイン機能のリリースノートが削除されました。
項番6-7はEinstein活動キャプチャに関する情報です。
項番6 : Capture Potential Contacts or Leads from Auto-Captured Email and Meeting Data
EACで自動キャプチャされたメールおよび会議データから潜在的な取引先責任者やリードを取得する機能について、リリースが遅延していることを明記するための「時期」セクションがリリースノートに追加されました。
項番7 : Track and Manage Email Conversations with Threaded View
EACでキャプチャされたメールのやり取りをスレッドで追跡・管理できる機能について、リリースが遅延していることを明記するための「時期」セクションがリリースノートに追加されました。
項番8 : Understand SDR Agent Effectiveness with the SDR Agent Analytics Dashboard (Beta)
Agentforce SDRに関する情報です。新しいAgentforce Analytics SDRダッシュボードベータ版に関するリリースノートが追加されました。

項番9 : Reference Field Values in Sales Email Prompts More Easily and Securely
Agentforce SDRに関する情報です。セールスメールのプロンプトに差込項目を使用する際の「リソースの挿入」コマンドに関するリリースノートが追加されました。
項番10 : Use the Updated Request an Approval Action
フローに関する情報です。[承認を要求] 動的アクションについて、このアクションはフロー承認プロセスでのみ使用可能であり、従来の承認プロセスでは使用できないことが明示されました。その他、「方法」セクションが更新され、フロー承認プロセスフォルダーの検索方法が、また「関連項目」に Salesforce ヘルプ:フローコアアクション: 承認申請 が追加されました。
項番11 : Reset Your Password with Your Email Address
[メールアドレスを使用] ボタンによるパスワードリセット機能の追加について、リリースノートに追加されました。
項番12 : Generate the Telephony Usage Report for Billing Details (Generally Available)
Service Cloud Voiceに関する情報です。テレフォニー使用レポート機能がGAとなったことをお知らせするリリースノートが追加されました。
項番13 : Switch to a Single Domain Certificate for Your Salesforce Content Delivery Network (Release Update)
Experience Cloudに関する情報です。Salesforce コンテンツ配信ネットワーク (CDN) における、共有ドメイン証明書について、Spring’26 までに単一ドメイン証明書へ移行するリリース更新がリリースノートに追加されました。
Salesforce コンテンツ配信ネットワーク (CDN) で、共有ドメイン証明書をご利用の場合は、単一ドメイン証明書への早めの切替をご検討ください。

続いて、Summer '25 のリリースノート更新情報です。
2025 年 8 月 25 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。

項番54:Prepare for Connected App Usage Restriction
セキュリティに関する情報です。
2025 年 9 月上旬より段階的に 未インストールの接続アプリケーションの使用制限が開始されています。この制限が適用されると、特定のユーザー権限を持つユーザーのみが未インストールの接続アプリケーションを使用できます。今回、APIアクセスが有効か否かで、未インストールの接続アプリケーションを使用するための権限が異なる旨、リリースノートに追記されました。
項番55:Device Activation Is Always Required for Non-Revenue Orgs
こちらも、セキュリティに関する情報です。
トライアル組織や Developer Edition 組織などの無償で取得できる組織のセキュリティ強化のため、ユーザーが信頼できるIPアドレス範囲からSalesforceにアクセスする場合でも、デバイスのアクティベーションが常に必要になる旨、リリースノートに追加されました。
本内容は、Summer ’25 のリリースより段階的に適用されます。
以上が、8 月 25 日以降のリリースノート更新情報からの一部抜粋となります。
すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。

続いて、インフラ強化です。

2 つのナレッジが更新されています。現時点では、どちらも英語版のみ更新が反映されています。
Salesforce Core サービス - 許可すべき IP アドレスとドメイン
[BYO モデルおよび Open Connector IPアドレス]のセクションに下記 Salesforce リージョンが追加されました。
Salesforce が管理しているLLMではなく、お客様独自の LLM(BYOLLM)をご利用の場合や LLM Open Connector をご利用の場合で、モデルへのアクセスにアクセス制御リストを使用している場合は、IP アドレスの追加をお願いします。
<追加された Salesforce リージョン>
prod0、prod1、prod3、prod4、prod5、prod10、prod11、prod12、prod14、prod15、prod16、prod17、prod18、prod19、prod20、prod21、prod22、prod24
Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する
[サードパーティのサービスまたは CDN によって提供されるカスタム ドメインのターゲット ホスト名を更新する]のセクションに、更新手順が追記されました。
[URI とヘッダーの長さ制限を遵守]に関するセクションに、REST API 呼び出しの場合、URI と HTTP ヘッダーの合計サイズが、16 KB の制限を超えてはいけない旨、追記されました。
また、[事象の概要]の表と[証明書のピン留めをしない]に関するセクションに、証明書のピン留めが必要な場合は、Mozilla サーバー認証 (SSL/TLS) ルート証明書リストを使用するよう明記されました。

続いて、リリース更新です。

Winter '26 のリリースノートが公開されたので、資料を Winter '26 のリリースノートの内容に変更しました。また、新しいリリース更新が 1 件追加されてます。
Salesforce では、API トラフィックに含まれる従来のインスタンス名へのハードコードされた参照(例:https://ap46.salesforce.com)のサポートを終了する予定です。
そのため、強制適用される前にすべての API トラフィックを「私のドメイン」の URL を使用するように更新してください。
強制適用時期は、Sandbox が Winter '26、本番環境は Spring '26 の予定です。
[私のドメイン] は組織毎に一意であるため、 [私のドメイン] の URL を使用すると、セキュリティが強化されます。ぜひ早めの対応をお願いします。
それ以外にも、Winter '26 では、本番環境への強制適用が予定されているリリース更新が 4 件、自動有効化が 1 件ありますので、そちらも合わせてご確認お願いします。
関連リンク
- 2016 年以前に作成されたユーザーの検証済みメールアドレスの確認
- 本番でのセキュアなロール動作の実現と共有グループの参照の更新
- フローを実行するためのユーザーアクセスの制限
- Agentforce サービスアシスタントユーザーの権限の更新
- レガシーホスト名への参照を更新

続いて、その他の更新です。

まずは、新しい設定ドメインの許可です。
Google 社の Chrome ブラウザにおけるサードパーティ Cookie のサポート廃止の対応として、段階的に Salesforce の[設定]ページを新しいドメインに移行してきました。
Winter '26 に本番組織への適用が再開されますので、アクセスできるサイトを貴社内のドメイン許可リストで制御している場合は、Salesforce の[設定] ページに引き続きアクセスできるように「*.salesforce-setup.com」 を貴社のドメイン許可リストに追加してください。詳細はナレッジをご確認お願いします。
関連リンク
- リリースノート:新しい設定ドメインの追加
- ヘルプ:必要なドメインを許可
- ナレッジ:新しい設定ドメインのロールアウトに関する FAQ

続いて、拡張ドメインに関する情報です。
現在は拡張ドメイン適用前の URL にアクセスしたとき、新しい URL にリダイレクトされる動作になっていますが、そのリダイレクトが停止する予定がありますので、こちらでロードマップをご紹介します。
Summer '25 の現行バージョンでは、メジャーリリースのタイミングでリダイレクトが停止しないようにするためのオプトアウトの設定が組織に追加されています。その設定を使用してオプトアウトしてない場合は、Winter '26 のリリースにてリダイレクトが停止します。ただ、それによって業務影響がありそうな場合には管理者様はリダイレクトを手動で有効化することができます。
そして、Spring '26 のリリースではリダイレクトが完全に停止して、リダイレクトを有効化することはできなくなります。そのため管理者様におかれましては、本件に関する参考情報をご確認いただき、リダイレクト停止に向けたご準備をお願いいたします。
関連リンク

続いては、フローに関する今後のロードマップです。
ご存知の管理者様も多いかと思いますが、ワークフロールールおよびプロセスビルダーは 2025 年 12 月 31 日にサポート終了になる予定です。
ワークフロールールやプロセスビルダーは、多くのお客様にご利用いただいている機能かと思います。Salesforce ではサクセスナビにフローへの移行に関するページを公開しておりますので、内容をご確認の上でフローへの移行をご計画ください。
関連リンク
- ワークフロールール & プロセスビルダーのサポートの廃止
- ヘルプドキュメント:Flow Builder 学習マップへの切り替え
- サクセスナビ:フローへの移行
- サクセスナビ:開発・実装ガイドライン
- Trailhead:Migrate Workflows and Processes to Flows

続いて、機能の廃止についてです。

今月は、2 件追加されています。
Einstein ボットの「記事の回答」機能は 2025 年 12 月 31 日で廃止予定です。
中断なくサービスをご利用いただくには、「記事の回答」を無効にして記事の回答ダイアログをボットの会話フローから削除し、拡張ボットを生成ナレッジ回答に移行することをご検討ください。
Salesforce は、API バージョン 31.0 から 64.0 の SOAP API login() のサポートを Summer '27 で終了する予定です。
SOAP API login() を使用して Salesforce 組織と認証するコンポーネントやアプリケーションがある場合、外部クライアントアプリと OAuth を使用して認証するように更新が必要です。詳細はナレッジをご確認ください。

続いて、その他の情報です。

まずは Hyperforce への移行についてです。
Hyperforce は AWS 上に構築された新しいインフラです。
お客様の組織は Salesforce のデータセンター、もしくは Hyperforce のいずれかで稼働しています。そして数年前から Salesforce では、新しいインフラである Hyperforce へお客様の組織を順次移行しています。
Hyperforce への移行に関するメールを受け取られた場合には、事前準備が必要になる場合があります。そのため、Salesforce からメールを受信された場合は、内容のご確認をお願いいたします。
また、お客様がスムーズに移行いただけるように、Salesforce では Hyperforce アシスタントという機能を用意していますので、ぜひご確認をお願いします。
関連リンク
- ハードコード化された参照の更新
- Hyperforce の IP 許可リスト登録の望ましい代替案
- Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する
- Hyperforce アシスタント

本動画や資料に関するアンケートがございますので、ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。

9 月度のアップデートは以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
公開日: 2025.09.29
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