(2025年10月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ

技術やセキュリティに関する定期発信情報

公開日: 2025.10.28

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この記事で学べること

  • Salesforce コア製品に関する重要な技術情報
  • バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要な IP アドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報
  • セキュリティに関する重要なアップデート

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記事で更新内容を学ぶ

本記事は「Salesforce の運用に関するお知らせ」の 10 月号となります。

こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。

2025 年 10 月のトピックはこちらです。

本記事では、先月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。

最初は製品イノベーションです。

こちらでは、Winter '26 のリリーススケジュールに関する更新情報をご紹介します。

9 月 19 日に Release Overview Deck や Feature Matrix が公開されました。

10 月 12 日に日本のお客様組織は Winter '26 のリリースを完了しています。

また、サクセスナビに Winter '26 の注目の新機能に関する特設ページが公開されました。

関連リンク

続いて、Winter ’26 リリースノートの更新情報です。

2025 年  9月 22 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。

項番14 : Prepare for Shorter Certificate Lifespans

TLS 証明書に関する情報です。

TLS 証明書の有効期限短縮に関する内容で、業界標準の変更により TLS 証明書の最長有効期限が今後 3 年間で段階的に短縮される旨、リリースノートに追記されました。本リリースにおいて、Salesforce からの公開証明書のローテーション通知も将来的に停止されるため、お客様側で証明書の更新準備と管理体制の見直しをご検討ください。

項番15 : Enhance Trust and Security with the DX Inspector Opt-In

DX Inspector に関する情報です。

Sandbox やスクラッチ組織における変更管理を支援するツールである DX Inspector の利用に関して、利用規約に同意いただいた場合のみ、DX Inspector 内の変更管理ページにアクセスできるようになった旨、リリースノートが追加されました。

項番16 : Create More Custom Fields with the Increased Limit of Activities

カスタム項目の作成に関する情報です。

以前のリリースで、活動オブジェクトで作成できるカスタム項目の上限が300個に緩和されました。

今回のリリースノートの更新で、項目の最大数が300個になる条件が「組織内の活動件数が4億件未満」から「7億件未満」に引き上げられたことが追加されました。

項番17 : Salesforce Optimizer Has Been Retired

Salesforce Optimizer に関する情報です。
Salesforce Optimizer アプリの廃止に関するリリースノートが追加されました。

項番18 : Bring Conversational AI to Your Mobile App Users

Agentforce に関する情報です。

Salesforce の AI プラットフォームをネイティブ iOS および Android モバイルアプリケーションに直接統合できる Agentforce Mobile SDK がリリースされた旨、リリースノートに追加されました。

項番19 : Removed: Update Einstein Activity Capture and Migrate Email to Sync as Salesforce Activity (Release Update)

Einstein 活動キャプチャに関する情報です。

Einstein 活動キャプチャを更新してメールを Salesforce の活動として同期するよう移行するという内容のリリースについて、この機能はまだ準備ができていないため、リリースノートから削除されました。

項番20 : Agentforce SDR is Changing to Lead Nurturing

Agentforce に関する情報です。
Agentforce SDR / Agentforce Sales Development の名前が Agentforce Lead Nurturing に変更された旨、リリース ノートに追加されました。

項番21 : Avoid Sending Emails from .invalid Addresses

Salesforce からのメール送信に関する情報です。

セキュリティ強化のため Salesforce からのメール送信に際し、送信元アドレスが .invalid で終わる無効なアドレスからのメール送信はできなくなる、リリースノートに追加されました。

項番22 : Automate Complicated Decisions in Flows with Generative AI

フローに関する情報です。

Flow Builder の「決定」要素に生成 AI が追加され、AI に条件を判断させることができるようになったというリリース内容について、本リリースをサポートしないフロー種別がリリースノートに追加されました。

項番23 : Control NBA Widget Refresh in Lightning Console Tabs (Release Update)

Einstein Next Best Action (NBA) に関する情報です。

Lightning コンソールタブのリリース更新に関する内容で、NBA ウィジェットの更新を制御できるようになった旨、リリースノートに追加されました。

項番24 : Sort Apex Batch Action Results by Request Order (Release Update)

リリース更新に関する内容で、Apex バッチアクションの結果をリクエストの受信順に表示することができるようになった旨、リリースノートに追加されました。

また、本内容は、Summer ‘26 に強制適用の予定となります。

項番25 : Validation and Usability Changes for Security Questions

セキュリティに関する情報です。

セキュリティの強度を高めるため、パスワードを忘れてしまい、ご自身でパスワードをリセットする際に必要となる質問に対する回答は 5 文字以上での設定となる旨、リリースノートが追加されました。

この制限は、アカウント設定時やパスワード変更ページなどで回答を新しく設定または変更する際にも適用されます。また、新しい文字数制限は、Winter '26適用後に設定または変更される新しい回答にのみ適用され、既存の回答には遡及的に強制されることはありません

項番26 : Review Summer ’25 Changes to Device Activation

こちらも、セキュリティに関する情報です。

組織のセキュリティ強化のため、ユーザーが信頼できる IP アドレス範囲からSalesforce にアクセスする場合でも、デバイスのアクティベーションが常に必要になるというリリース内容について、トライアル組織や Developer Edition 組織などの無償で取得できる組織に加え、組織レベルのネットワークアクセス設定またはプロファイルレベルのログイン IP アドレス範囲で設定された許可される IP アドレス範囲が 16,777,216 アドレスを超える場合、本番やSandboxでもアクティベーション必要である旨が追加されました。

項番27 : Encrypt Your Entire Database (GA Release)

セキュリティに関する情報です。

組織のトランザクションデータベース全体を暗号化できるようになったリリース内容について、データベース暗号化が有効化されている Hyperforce 環境に適用される旨、リリースノートに追加されました。

項番28 : Changes to Triple DES Support Are Postponed

こちらも、セキュリティに関する情報です。

3DES アルゴリズムを使用する SSO 構成は Winter '26 で停止する予定でしたが、延期された旨、リリースノートに追加されました。

本変更により、Winter '26 以降も 3DES を使用した SSO 構成は引き続き動作しますが、セキュリティ強化のため、より強力な AES アルゴリズムへの移行を推奨します。

項番29 : Prompt Customers to Chat with Automated Invitations

拡張チャットに関する情報です。

拡張チャットで、顧客に対してチャット開始を促す「自動チャット招待機能」が正式リリースされた旨、リリースノートに追加されました。これにより、ウェブサイト上で設定したルールや条件に基づいて、サービス担当者とのチャットを能動的に案内できるようになります。

項番30 : Keep Customers Informed with Queue Position in Enhanced Chat

こちらも、拡張チャットに関する情報です。

拡張チャットで、顧客にリアルタイムのキュー待機順位を表示する機能が正式リリースされた旨、リリースノートに追加されました。これにより、顧客は待ち時間を予測しやすくなり、待機中のセッションの離脱を減らすことが期待できます。

項番31 : Discover the Digital Wallet App

デジタルウォレットに関する情報です。

Agentforce 等を利用した時のクレジット消費状況を確認するためのツールであるデジタルウォレットに、Digital Wallet アプリケーションからもアクセスできるようになりました。今までデジタルウォレットの [消費カード] タブにアクセスするためには、Your Account アプリケーションもしくは直接 [消費カード] タブを表示する必要がありました。

項番32 : Easily Migrate from Agentforce (Default) to an Employee Agent with a Simple Setup Flow

Agentforceに関する情報です。

リリースノートが更新され、Agentforce(Default) を Agentforce Employee Agent へ移行するための移行フローを実行する「Get Started」ボタンが表示されるのは、Flex Credit がプロビジョニングされている場合のみであることが記載されました。

項番33 : Create Full Sandboxes Faster with Quick Create

項番34 : Clone All Sandboxes Faster with Quick Clone

どちらも、Hyperforce での Sandbox 作成に関する情報です。

Hyperforceでは、Full Sandbox や既存 Sandbox の Clone をより迅速に作成できますが、今回のリリースノートの更新で、ほとんどのお客様では Hyperforce 移行前に比べてそれらの処理時間は 2~3 倍高速化されるとの記載が追加されました。

項番35 : Keep Up with the Latest Agentforce Vibes Extension Enhancements

開発者様向けの情報です。

Agentforce Vibes の拡張機能(旧称:Agentforce for Developers)が正式リリースされた旨のリリースノートが追加されました。Agentforce Vibes の拡張機能は AI 搭載の開発ツール群で、自然言語による開発ができます。

項番36 : Keep Up with the Latest Agentforce Vibes IDE Enhancements

こちらも、開発者様向けの情報です。

Agentforce Vibes IDE(旧称:Code Builder)が正式リリースされ、Salesforce 組織から直接利用可能になった旨のリリースノートが追加されました。この Webベース の IDE は、Salesforce 拡張機能、Salesforce CLI、GitHub の統合を備えており、ブラウザ上で Visual Studio Code の全機能を提供します。

項番37 : CMS Content Is Served with the CloudFront Content Delivery Network (CDN)

CMS をご利用のお客様向けの情報です。

Salesforce CMS コンテンツは CloudFront のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)を通じて提供されますが、それは新規組織だけでなく、すべての組織に適用されることを明確にしました。

項番38 : Enforcing No-Argument Constructor on Apex Classes Used for Invocable Action Parameters (Release Update)

開発者様向けの情報です。

現在、Apex アクションは前のコンポーネントコンテキストに依存しています。このリリース更新を有効にすると、Apex アクションの入力として使用される組み込みの Apex クラスの権限要件が適用されます。また、影響を受ける Apex アクションが現在のコンポーネントコンテキスト内で動作することが保証されます。

このリリース更新は Summer '26 に強制適用される予定です。

項番39 : A Warning Was Added for Potential Custom Domain Disruption

Experience Cloud サイトでカスタムドメインをご利用の一部のお客様に関連する情報です。

サードパーティのサービスまたはコンテンツ配信 ネットワーク(CDN)が、お客様が所有するドメイン(例:https://www.example.com)をホストしている場合、組織 が Salesforce Edge Network を利用するようになると、そのドメインのターゲットホスト名が変更されるので、サードパーティサービスまたは CDN がこの値を更新するまで、 カスタムドメインは機能しなくなります。この影響を受ける可能性がある組織には、[私のドメイン]ページに警告が表示されるようになった旨のリリースノートが追加されました。

項番40 : Agentforce IT Service (Generally Available)

Agentforce に関する情報です。

Agentforce IT Service が正式リリースされた旨のリリースノートが追加されました。Agentforce IT Service は、Agentforce を使用して従業員が、問題を自己解決したり、インシデントを作成したりできるようにします。

続いて、インフラ強化です。

許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメインに関して、更新がある公開ナレッジは以下の2つです。

関連リンク

続いては、Spring'26に適用されるリリース更新のご紹介です。

Spring'26のリリースで適用される予定のリリース更新は以下のとおりです。

  • API トラフィック内のインスタンス化 URL を更新
    • Salesforce では、API トラフィックに含まれる従来のインスタンス名へのハードコードされた参照(例:https://ap46.salesforce.com)のサポートを終了する予定です。そのため、強制適用される前にすべての API トラフィックを「私のドメイン」の URL を使用するように更新してください。

  • レガシーホスト名への参照を更新
    • 現在、拡張ドメインではないURLにアクセスをした場合、拡張ドメインへリダイレクトされています。この更新が適用されるとリダイレクトは停止します。
  • 税金のみの価格調整と商品のみの価格調整の計算
    • Salesforce Order Managementをご利用中、または B2B Commerce ライセンスが有効な組織において、 OrderItemSummary オブジェクトをご利用のお客様向けの情報です。注文処理中に税金のみの調整と商品のみの調整が税率の計算に組み込まれるようになります。
  • Escape the Label Attribute of <apex:inputField> Elements to Prevent Cross-Site Scripting in Visualforce Pages
    • Visualforce ページへのクロスサイトスクリプティング攻撃で悪意のあるコードが実行されないように、このリリース更新では <apex:inputField> タグの label 属性がエスケープされます。
  • 複数設定 SAML フレームワークへの移行
    • このリリース更新が表示されている組織は、1 つの外部 ID プロバイダーのみを使用するシングルサインオンをサポートするためのフレームワークが使用されています。このリリース更新により複数設定 SAML フレームワークのみがサポートされます。

現時点で予定されているリリース更新は上記のとおりです。内容をご確認いただき、Spring'26へのご準備をお願い致します。


関連リンク

続いて、その他の更新です。

まずは、拡張ドメインに関する情報です。

拡張ドメイン適用前の URL にアクセスしたとき、新しい URL にリダイレクトされる動作がSpring '26 で完全停止となりますが、お客様において必要となる対応をまとめた YouTube 動画が公開されました。

ご準備がまだのお客様は、是非ご覧頂いて Spring '26 に向けてのご準備をお願いいたします。

関連リンク

続いては、フローへの移行に関する情報です。

ワークフロールールおよびプロセスビルダーのサポート終了日となる 2025 年 12 月 31 日が約 2 ヶ月後と迫ってまいりました。

ワークフロールールやプロセスビルダーは、多くのお客様にご利用いただいている機能かと思います。

フローへの移行がまだのお客様がいらっしゃいましたら、サクセスナビにフローへの移行に関するページを公開しておりますので、内容をご確認の上でフローへの移行をお願い致します。

関連リンク

最後に、その他の情報です。

まずは Hyperforce への移行についてです。

Hyperforce は AWS 上に構築された新しいインフラです。

お客様の組織は Salesforce のデータセンター、もしくは Hyperforce のいずれかで稼働しています。そして数年前から Salesforce では、新しいインフラである Hyperforce へお客様の組織を順次移行しています。

Hyperforce への移行に関するメールを受け取られた場合には、事前準備が必要になる場合があります。そのため、Salesforce からメールを受信された場合は、内容のご確認をお願いいたします。

また、お客様がスムーズに移行いただけるように、Salesforce では Hyperforce アシスタントという機能を用意していますので、ぜひご確認をお願いします。

関連リンク

続いて、Agentblazer Community に関する情報です。

Agentforce の製品に関する毎月の最新情報はリリースノートにて確認頂けますが、Slackの「Agentblazer Community」では、より早く情報をご確認いただけます。

コミュニティ内の「#broadcast-agentforce-release-notes」チャンネルにご参加いただくことで、新機能や機能改善に関するリリース情報を日本語の要約で確認いただくことが可能です。

まだコミュニティにご参加されていないお客様は、ぜひこの機会にご登録ください。
既にご参加済みの方は、チャンネル検索で「broadcast」と入力し、ご参加いただけます。

関連リスト

本動画や資料に関するアンケートがございますので、ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。

10 月度のアップデートは以上となります。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

公開日: 2025.10.28

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