オブジェクト構成を記録しましょう
公開日: 2022.01.31
目次
この記事で学べること
- オブジェクト構成図を作成する理由
- オブジェクト構成図の作成方法
オブジェクトとは何か?
オブジェクトとは、"データを蓄積するための箱"を指します。会社情報や人情報など様々な顧客情報を格納することができます。
オブジェクトには「取引先」のほか、「リード」「商談」など、標準として情報の保存先が用意されていますが、利用したいオブジェクトが標準で備わっていない場合、カスタムで作成することが可能です。
なぜオブジェクト構成を記録する必要があるか
オブジェクト構成とは、複数のオブジェクト同士の関係性(リレーション)を表したものです。
なぜこのオブジェクト構成を記録しておく必要があるのでしょうか?
オブジェクト構成を記録することで、以下の状況になることを予め避けることができるためです。
- 設定変更を行う際、その影響範囲が把握できない
- 推進体制の変更が行われる場合、後任者が現在の環境を一つ一つマニュアルで確認する必要があり、理解するまで時間がかかる
- レポート・ダッシュボードを作成する際に、どこからデータを抽出するかがわからない
- データインポートの際、どの情報を関連づける必要があるかがわからない
業務をスムーズに行うためにも、オブジェクト構成を記録していきましょう。
オブジェクト構成図を作成する
構成図は以下画像のように、誰でも、ひと目で、オブジェクトごとの関係性がわかるようにすることがポイントです。
こちらから「はじめてガイド」ワークシートをダウンロードいただき、オブジェクト構成図を作成してみましょう。
取引先に関連しているオブジェクトは何か、カスタムオブジェクトを作成している場合は、他のどのオブジェクトと関連付けられているか等、図で残しておきましょう。
「取引先」の名称を自社ならではの名称に変更している場合は、変更後の名前で記載をしておきましょう。基幹システムをご利用されている方は、どのデータを基幹システムから反映させているか等も、図の中に記載しておくと、非常に分かりやすいです。
オブジェクトの共有事項
オブジェクトの構成図を視覚的に作成が出来ましたら、続いてはそれぞれのオブジェクトの利用用途や共有事項を文章で残しましょう。
取引先や商談の名称を自社オリジナルの名称に変更している場合、共有事項への記載をおすすめします。
導入支援パートナーへの依頼方法
導入支援パートナーに環境構築を依頼しているお客様もいらっしゃるかと思います。
その場合も、今後のためにオブジェクト構成図はしっかり管理しておきましょう。
導入時は問題がなくとも、その後は自社内で改修する必要があるお客様もいらっしゃるかと思います。または別のパートナー企業へ依頼する場合もあるかと思いますので、常に自社の環境を理解できるように記録を残しておきましょう。
どのように導入支援パートナーへ依頼すればよいのかと迷われる方もいるかと思います。
メールにて「オブジェクト構成図を共有お願いします」とご連絡するか、またはオブジェクト構成図のテンプレートのサンプルをお渡しいただき、「このようにオブジェクト構成図をいただけないでしょうか」とご依頼いただくのもよろしいかと思います。
ワークシートを使って記録しましょう
1. <資料> オブジェクト構成図
以下のリンク先から資料をダウンロードして、Salesforceの活用推進に必要な体制と役割を設定しましょう。
「はじめてガイド」ワークシートはこちら
まとめ
オブジェクト構成図を記録に残すことの重要性と、ワークシートを使用した記録方法についてはご理解いただけましたでしょうか?
オブジェクト構成図は作成後も、変更される場合が多々あるかと思います。変更の度に都度ワークシート修正がベストではありますが、難しい場合は、毎期、毎年など、まとめて実施でも問題ございません。忘れずに実施することが重要です。
オブジェクト構成の理解・記録が完了したら、続いてはステップ5 ユーザ向けトレーニングです。
ユーザ向けトレーニングの設計と実施の方法を学び、テンプレートに残していきましょう。
参照記事:ユーザートレーニングを実施しましょう
公開日: 2022.01.31
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