(2025年7月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
公開日: 2025.07.17
この記事で学べること
- Salesforce コア製品に関する重要な技術情報
- バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要な IP アドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報
- セキュリティに関する重要なアップデート
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本記事は「Salesforce の運用に関するお知らせ」の 7 月号となります。
こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。

2025 年 7 月のトピックはこちらです。
本記事では、先月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。

最初は製品イノベーションです。

Summer '25 に関する更新情報です。
サクセスナビにある「注目の新機能」の特設ページにて、 Summer '25 の情報に関するスケジュールやリリースノート斜め読みなどを公開していますが、今後は本特設ページで各製品のおすすめの新機能に関する動画や資料が追加される予定です。是非ご確認ください。
関連リンク
- Salesforce Admins : Admin Release Countdown: Get Ready for Summer '25
- サクセスナビ : バージョンアップに備えましょう
- オンラインコミュニティ:Release Readiness Trailblazers
- Salesforce Sandbox プレビュー手順
- Summer '25 Release Notes
- Summer '25 Release Highlights
- Release Overview Deck
- Feature Matrix
- Release in a Box
- Release Readiness on Salesforce+
- 注目の新機能

続いて、Summer '25 のリリースノート更新情報です。
2025 年 6 月 16 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。

項番25:Transform Data Graph Data in Flows
フローに関する情報です。
フローの [変換] 要素で Salesforce データグラフのリアルタイムデータに直接アクセスできるようになる旨、リリースノートが追加されました。以前は、 [変換] 要素はデータグラフをサポートしていませんでした。 [変換] 要素は、セグメント トリガーフローおよびオートメーションイベントトリガーフローで、データグラフをサポートします。
項番26:Integrate Agentforce Testing Center with DevOps Testing
Agentforce に関する情報です。
Agentforce Testing Center を DevOps Testing のテストプロバイダとして追加することで、Agentforce Testing Center を DevOps Testing と統合することができるようになる旨、リリースノートが追加されました。この統合により、テストレイヤーが追加され、エージェントが本番環境にデプロイされる前に意図したとおりにタスクが実行可能か確認できます。
項番27:Switch to a Single Domain Certificate for Your Salesforce Content Delivery Network (Release Update)
Experience Cloud に関する情報です。
Salesforce のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)で共有ドメイン証明書を使用している場合、Spring '26 までに、単一ドメイン証明書に切り替えてください。こちら最新のセキュリティ更新に準拠するため、共有ドメイン証明書が廃止となります。
本リリース更新が適用されると、単一ドメイン証明書への移行が完了していない場合、サイトが機能しなくなりますので、対象のお客様は早めにご対応ください。
項番28:Upgrade to Enhanced LWR Sites (Release Update)
Experience Cloud に関する情報です。
Spring '26 に予定されていた「拡張 LWR サイトへのアップグレード」の強制適用は無くなった旨、リリースノートが追加されました。本リリース更新の強制適用は無くなりましたが、既存のLWRサイトを拡張LWRサイトにアップグレードすることで、拡張CMSワークスペース等の最新機能を利用可能なため、有効にすることをおすすめします。

項番29:Integrate Agentforce into Your Native Mobile Apps with the Agentforce Mobile SDK
Agentforce に関する情報です。
Agentforce Mobile SDK により、お客様のネイティブ iOS および Android アプリケーションに Agentforce を接続することができるようになった旨、リリースノートが追加されました。
項番30:Leverage Email Data with Sync Email as Salesforce Activity
Sales Cloud に関する情報です。
Einstein 活動キャプチャで同期対象にメールを設定すると、メールのやり取りが活動データとしてキャプチャされ、Salesforce に保存されるようになります。これによりレポートにメールのやり取りを含めたり、自動化でメールデータを使用できるようになります。今回のリリースノートの更新で、Sandbox と本番環境における機能のリリーススケジュールが追加されました。2025 年 6 月 26 日に新しい Sandbox で利用可能になり 本番環境への展開は 7 月中旬を予定しています。
項番31:Identify Coachable Moments by Uploading Recorded Video Calls
こちらも Sales Cloud に関する情報です。
Hyperforce の組織の ECI(Einstein Conversation Insights)ユーザーは、[Conversation Insights] タブから、[ビデオ通話のアップロード] をクリックして、ビデオ通話ファイルを手動でアップロードできるようになります。利用可能時期は 6 月末からである旨、リリースノートに記載されました。
項番32:Bring More Expertise to Customer Interactions with Multi-Rep Conferencing
Service Cloud に関する情報です。
メッセージング・チャネルの会議について、以前はメッセージング・チャネルは単一の担当者のチャットにしか対応していませんでしたが、最大 8 人の担当者を共同作業するために招待可能である旨、リリースノートに明記されました。
項番33:Automate Seller Tasks and Maintain Pipeline Hygiene With the Help of Agents
Agentforce for Sales に関する情報です。
新しいエージェントテンプレートに含まれる Agentforce Pipeline Management を使用すると、エージェントは Salesforce 内の商談に関連する最近の通話、メール、メモを確認し、「次のステップ」や「フェーズ」などの商談項目の更新を提案できます。本内容について、2025 年 6 月 30 日の週から段階的に利用可能になる旨、リリースノートに追加されました。
以上が、6 月 16 日以降のリリースノート更新情報からの一部抜粋となります。
すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。

続いて、インフラ強化です。

2 つのナレッジが更新されています。現時点では、どちらも英語版のみ更新が反映されています。
Salesforce Core サービス - 許可すべき IP アドレスとドメイン
[BYO モデルおよび Open Connector IPアドレス] セクションに「prod21」の Salesforce リージョンが追加されました。
Salesforce が管理しているLLMではなく、お客様独自の LLM(BYOLLM)をご利用の場合や LLM Open Connector をご利用の場合で、モデルへのアクセスにアクセス制御リストを使用している場合は、IP アドレスの追加をお願いします。
Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する
[事象の概要]の表と[Salesforce Express Connect に関する考慮事項]セクションに、Salesforce Express Connect(SEC) の代替案としてAWS Direct Connect(DX) を検討する際の最新情報(Hyperforce 用の AWS Direct Connect (DX) 設定)が追加されました。
関連リンク

続いて、リリース更新です。

Winter '26 に適用予定のリリース更新は、自動有効化を含めて 5 つあります。
2016 年以前に作成されたユーザーについても、Salesforce からメール送信をする際には事前にメールアドレス検証が必要になる更新や、すでに Sandbox では適用済みですが、本番環境においても、Experience Cloud を有効化する前にセキュアなロール動作を実現するための共有グループの参照の更新や、フローを実行するためには、あらかじめフローを実行するアクセス権が必要になる更新などがあります。詳細はヘルプをご確認の上、準備をお願いします。
自動有効化の「レガシーホスト名への参照を更新」については、拡張ドメイン関連になりますので、次のセクションでご説明します。
関連リンク
- 2016 年以前に作成されたユーザーの検証済みメールアドレスの確認
- 本番でのセキュアなロール動作の実現と共有グループの参照の更新
- フローを実行するためのユーザーアクセスの制限
- Agentforce サービスアシスタントユーザーの権限の更新
- レガシーホスト名への参照を更新

続いて、その他の更新です。

まずは、拡張ドメインに関する情報です。
現在は拡張ドメイン適用前の URL にアクセスしたとき、新しい URL にリダイレクトされる動作になっていますが、そのリダイレクトが停止する予定がありますので、こちらでロードマップをご紹介します。
Summer '25 では、メジャーリリースのタイミングでリダイレクトが停止しないようにするためのオプトアウトの設定が組織に追加されています。その設定を使用してオプトアウトしてない場合は、Winter '26 のリリースにてリダイレクトが停止します。
ただ、それによって業務影響がありそうな場合には管理者様はリダイレクトを手動で有効化することができます。
そして、Spring '26 のリリースではリダイレクトが完全に停止して、リダイレクトを有効化することはできなくなります。そのため管理者様におかれましては、本件に関する参考情報をご確認いただき、リダイレクト停止に向けたご準備をお願いいたします。
関連リンク
- Enhanced Domains Timeline
- Update References to Legacy Host Names (Release Update)
- サクセスナビ : 拡張ドメイン適用前のURLにアクセスしたときのリダイレクト停止

続いては、フローに関する今後のロードマップです。
ご存知の管理者様も多いかと思いますが、ワークフロールールおよびプロセスビルダーは 2025 年 12 月 31 日にサポート終了になる予定です。
ワークフロールールやプロセスビルダーは、多くのお客様にご利用いただいている機能かと思います。Salesforce ではサクセスナビにフローへの移行に関するページを公開しておりますので、内容をご確認の上でフローへの移行をご計画ください。
関連リンク
- ワークフロールール & プロセスビルダーのサポートの廃止
- ヘルプドキュメント:Flow Builder 学習マップへの切り替え
- サクセスナビ:フローへの移行
- サクセスナビ:開発・実装ガイドライン
- Trailhead:Migrate Workflows and Processes to Flows

続いて、機能の廃止についてです。

機能の廃止について、今月は2つの更新情報がございます。
- Windows Server ベースのモデラーの廃止
こちらは Consumer Goods Cloud をご利用のお客様向けの情報です。Windows Server ベースのモデラーは 2025 年 10 月に廃止される予定で、モデラー契約パッケージ 、モデラー更新パッケージ 、フレームワーク更新パッケージが使用できなくなります。こちらの機能をご利用のお客様は Visual Studio Code ベースモデラーへの移行をご検討ください。
- 標準オムニチャネルの廃止
こちらは Service Cloud をご利用のお客様向けの情報です。標準オムニチャネルが 2026 年 6 月に廃止される予定です。本機能をご利用のお客様は拡張オムニチャネルへの移行をご検討ください。拡張オムニチャネルに移行しない場合、オムニチャネルで作業を割り当てができなくなります。

続いて、従来のチャットと Live Agent の廃止です。
こちらは更新情報はありませんが、重要な情報のため改めてご紹介させていただきます。
従来のチャット、Live Agent は 2026 年 2 月 14 日に廃止され、それ以降は機能をご利用いただくことはできません。
それに伴い、標準ボットもご利用いただけなくなります。そのため、早めに後継機能である「アプリ内および Web のメッセージング」や拡張ボットへの移行計画を立てていただくことを推奨致します。
関連リンク
- リリースノート:Legacy Chat Is Being Retired
- ナレッジ:チャットおよび Live Agent の廃止
- サクセスナビ:チャットおよび Live Agent の廃止

最後に、その他の情報です。

まずは Hyperforce への移行についてです。
Hyperforce は AWS 上に構築された新しいインフラです。
お客様の組織は Salesforce のデータセンター、もしくは Hyperforce のいずれかで稼働しています。そして数年前から Salesforce では、新しいインフラである Hyperforce へお客様の組織を順次移行しています。
Hyperforce への移行に関するメールを受け取られた場合には、事前準備が必要になる場合があります。そのため、Salesforce からメールを受信された場合は、内容のご確認をお願いいたします。
また、お客様がスムーズに移行いただけるように、Salesforce では Hyperforce アシスタントという機能を用意していますので、ぜひご確認をお願いします。
関連リンク
- ハードコード化された参照の更新
- Hyperforce の IP 許可リスト登録の望ましい代替案
- Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する
- Hyperforce アシスタント

本動画や資料に関するアンケートがございますので、ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。

7 月度のアップデートは以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
公開日: 2025.07.17
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