(2026年3月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
公開日 : 2026.03.23
この記事で学べること
- Salesforce コア製品に関する重要な技術情報
- バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要な IP アドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報
- セキュリティに関する重要なアップデート
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本記事は「Salesforce の運用に関するお知らせ」の 3 月号です。
こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。

2026 年 3 月のトピックはこちらです。
本記事では、先月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。

まずは、製品イノベーションです。

こちらは、Spring ’26 のリリース情報です。
Spring ’26 の新機能に関する情報をまとめて確認いただける、サクセスナビの特設ページ Spring '26 の注目の新機能 と Release in a BOX が公開されました!
各製品の重要な更新や、関心を集めそうな情報、見落としがちなポイントを一部抜粋してご紹介する「リリースノートの斜め読み」、リリース全体を幅広く把握したい方向けの日本語版リリースノート概要など、便利なコンテンツがまとまっています。ぜひご覧ください!
関連リンク
- Salesforce Admins : Admin Release Countdown: Get Ready for Spring’26
- サクセスナビ : バージョンアップに備えましょう、注目の新機能
- オンラインコミュニティ:Release Readiness Trailblazers
- Release in a Box
- Spring ’26 Release Notes
- Spring ’26 Release Highlights
- Release Overview Deck
- Feature Matrix
- Release Readiness Live

続いては、Spring '26 リリースノートの更新情報です。
2026 年 2 月 16 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。

No.14 : Update Your mTLS Certificates
mTLS 証明書に関する更新です。
mTLS 証明書に関する Google Chrome ポリシー変更の施行日が、 2026 年 6 月 15 日から 2027 年 3 月 15 日に延期されたことを反映しました。
No.15、16:Verify Your Email Domain Ownership
メール送信時のセキュリティ強化に関する更新です。
Salesforce からメールを送信する際、事前に所有するドメインに対して DKIM キーまたは承認済みメールドメインの検証が必須となりました。
また、ドメイン検証はシステム生成メールにも適用されることを明確化しました。
お客様への影響や必要な対応の詳細については、本ページ後半の「メール配信ドメインの検証要件について」、およびナレッジをご参照ください。
No.17:Track Your Data 360 Flex Credits Consumption in Digital Wallet
Flex Credits に関する更新です。
Data 360 の Flex Credits について、月間使用量の増加に応じてコストが自動的に削減されるボリュームベースの乗数がご利用可能になった旨、リリースノートに追加しました。
No.18:Gain Business-Specific Insights with Digital Wallet Custom Consumption Tags
デジタルウォレットに関する更新です。
デジタルウォレットでカスタム消費タグが使用可能になったことを、リリースノートに追加しました。カスタム消費タグを使用すると、独自のタグを作成・管理し、部門やコストセンターなどのカテゴリごとに消費量を追跡できるため、ビジネスに即したより深いインサイトを得られます。本機能は、2026 年 3 月 3 日から 3 月中に段階的にリリースされます。
No.19:Create Full Sandboxes for Large Production Orgs Faster with Quick Create
Hyperforce インスタンス上の Sandbox 作成に関する更新です。
Hyperforce インスタンス上で Full Sandbox を迅速に作成するクイック作成が、1 TB を超える本番組織でも利用可能になったことを案内するリリースノートを追加しました。
この変更は Government Cloud を除く、Hyperforce インスタンス上の本番組織における、新規の Full Sandbox 要求に適用されます。
No.20:Build Enterprise-Ready Agents with Agentforce DX and Agent Script (Generally Available)
Agentforce の AI エージェント構築機能に関する更新です。
Agentforce DX と Agent Script を使用した、エンタープライズ対応の AI エージェントの構築機能が、2026 年 2 月 18 日より一般提供開始となったこと、およびベータ版以降の新機能・変更点をリリースノートに反映しました。
本機能では、Visual Studio Code や Salesforce CLI などのプロコードツールを使用して、ハイブリッド推論型の Salesforce エージェントを構築できます。

No.21 : Field Service iOS Mobile App Support on iOS 17 and iPadOS 17 Is Discontinued
Field Service iOS モバイル アプリについて、iOS 17 および iPadOS 17 のサポート終了を案内するリリースノートが追加されました。
Spring ’26 以降の iPad 版およびモバイル版 Field Service アプリには、iOS 18 または iPadOS 18 以降が必要です。
なお、Winter ’26 以前のアプリは、iOS 17 / iPadOS 17 搭載デバイスでも引き続き利用できます。
No.22:Prepare for Email to Become the Default Login Experience
login.salesforce.com および test.salesforce.com で、メールアドレスによるログインがデフォルトのログイン画面となることに備えるためのリリースノートを追加しました。
デフォルトでのメールアドレスによるログインは、Spring ’26 リリース後に順次展開されます。
No.23:Verification Method Order Is Changed
ID の検証方法の優先順位変更に関するリリースノートを追加しました。
変更後の優先順位は以下の通りです。
・組み込み Authenticator
・セキュリティキー
・Salesforce Authenticator
・サードパーティ製認証アプリケーション
この変更は、ID 検証方法の登録、多要素認証(MFA)、およびデバイス有効化に影響します。
No.24:Accelerate Release Management with Next Generation DevOps Center (Beta)
次世代の DevOps Center (ベータ版)に関する案内をリリースノートに追加しました。
自然言語プロンプトと AI を活用したアシスタントにより、マージの競合などの複雑な問題を解決できます。次世代の DevOps Center は、ソースコードが追跡されない環境をサポートし、パッケージのインストールが不要になります。
この変更は、2026 年 2 月 11 日から段階的に利用可能になります。
No.25:Removed: Monitor Performance for Active and Previously Run Flows on the Canvas
フロービルダー内で、フローを構成する各要素のパフォーマンスデータを確認できる機能は、まだ提供準備が整っていないため、リリースノートから削除されました。
詳細は、Known Issue: Flow Occurrences / On Canvas Analytics for On-Core Flows Has Been Turned Off をご確認ください。
なお、Spring ‘26 リリースノートにおけるすべての更新情報を確認する場合は、リリースノートの更新情報一覧をご参照ください。

続いては、Agentforce Platform に関する更新です。

今月は No.7 以降を追加しています。
No.7 〜 No.10までは、プロンプトビルダーに関する情報です。
No.7:Manage Actions and Inputs in the Resources Panel
プロンプトビルダーに入力やアクションの管理を簡素化する[リソース]パネルが追加されます。[リソース]パネルでは、新しいアクションの追加や、フロー、Apex、リトリーバーなどの既存のアクションの設定を、プロンプトビルダーから直接行うことができます。
この更新により、Salesforce データをプロンプトにより効率的に組み込み、AI による応答精度を向上させることができます。
No.8:Add New Inputs to Existing Prompt Templates
既存のプロンプトテンプレートに新しい入力を追加できるようになります。[リソース]パネルからオブジェクト、フリーテキスト、データモデルオブジェクトを直接追加し、テンプレートに含めることができるようになります。
No.9:Prompt Performance Metrics Is Scheduled for Retirement
ベータ版として提供していたプロンプトパフォーマンスメトリックは、Summer ’26 で廃止される予定です。ベータ版をご利用いただいていたお客様は、詳細のナレッジを公開していますので、ご確認ください。
Knowledge Article: Salesforce Prompt Performance Metrics Will No Longer Be Available Starting Summer '26
No.10:Monitor Token Usage and Response Time in Prompt Builder
[パフォーマンスインサイト]パネルで、プロンプトの動作状況を把握できるようになります。
プロンプトテンプレートのプレビュー実行後、パフォーマンスインサイトパネルで、応答時間、トークンの使用状況、マスクされた値を確認できます。また、各指標をクリックすると、パネル内で詳細な内訳を表示できます。
No.11:Use NVIDIA Nemotron 3 Nano 30B on the Einstein Platform (Beta)
サポートする LLM モデルに関する情報です。
NVIDIA Nemotron 3 Nano 30B が、ベータモデルとして 利用できるようになります。モデルを有効にすると、プロンプトテンプレートなどの特定の機能でこのモデルを使用できるようになります。ベータ版モデルを使用するには、 「Einstein 設定」ページでベータ版生成 AI モデルを有効にする必要があります。
No.12:New Usage Types for Agentforce Speech
Flex Credits の Usage Type に関する情報です。
音声テキスト変換とテキスト読み上げに関する 2 つの Usage Type が追加されます。この新しい Usage Type は、専用の標準アクション、呼び出し可能なアクション、フロー、その他の AI 活用機能の使用に適用されます。
No.13:Evaluate AI Performance with New RAG Metrics and Enriched Analytics
セマンティックレイヤーに関する情報です。
AI エージェントの応答の品質、精度、関連性を測定できる、検索拡張生成 (RAG) 評価指標が追加されます。AI エージェントのインタラクションをこれらの指標スコアで確認することで、AI エージェントの顧客サポートの品質を定量的に監視できるようになります。

No.14 〜 No.21までは、Agentforce Platform に関する情報です。
No.14:Convert Audio to Text with Speech To Text Action
音声をテキストに変換するアクションが追加されます。このアクションを使用すると、エージェントとのインタラクションや、フローや Apex などのワークフロー中に音声ファイルをテキストに変換できます。また、複数の言語と一般的な音声形式をサポートします。
No.15:Improve Web Search Results By Using Allowed Domains
「Serch The Web」のアクションで、Web検索結果をフィルタリングするための許可ドメインの指定がサポートされるようになります。許可ドメインは、アクション毎に最大10個まで指定でき、Salesforce 設定で定義している信頼済み URL には影響しません。これにより、検索結果を承認済みの Web サイトに限定できるようになります。
No.16:The New Agentforce Builder Is Now Generally Available
Agentforce Studio に新たに搭載された Agentforce Builder が一般提供されるようになります。Agentforce Builder では、 Agent Script を中核にして、論理式と自然言語プロンプトを組み合わせて、複雑なマルチステップワークフローに従う AI エージェントを作成できます。
No.17:Measure Agent Outcomes With Task Resolution
新しい Agentforce Builder で作成されたエージェントの成果を評価する「To Do 解決」メトリックが一般提供されます。エージェントがユーザーの To Do をどの程度理解し解決しているかを把握することで、エージェントの有効性を調整・改善させることができます。
No.18:Route Agentforce Voice Calls Using SIP
セッション開始プロトコル(SIP)を使用して、Agentforce Service エージェントに通話をルーティングできるようになります。このプロトコルはインターネット経由で通話を送信します。以前は、公衆交換電話網(PSTN)の電話番号でのみこれらの通話をルーティングできました。
No.19:Deploy Agents to Slack Quickly with the Slack Connection
新しいエージェントビルダーの[接続]に新しく追加された Slack を使用して Agentforce Employee エージェントを Slack にデプロイできるようになります。以前は、Slack接続アプリをインストールし、メッセージング接続に追加する必要がありました。
拡張チャット v2 の会話機能を使用して、コンテキストに基づいた顧客とのやり取りが行えるようになります。事前チャットフォームで必要な情報を収集し、チャット後にアンケートを送付しフィードバックを収集できるようになります。また、トークンベースのユーザー認証を行えるようになることで、顧客とのチャットを安全に行うことができます。
No.21:Deliver Emails in the New Agentforce Builder
新しい Agentforce Builder で、サービスメール接続と新しいマーケティングメール接続を Agentforce サービスエージェントに追加できるようになります。

No.22:Extend Your Use of Article Answers for Einstein Bots
Einstein Bots に関する情報です。
Einstein Bots 向けの Article Answers は、2026 年 9 月 30 日に提供終了となります。以前は2026 年 2 月 28 日に提供終了予定でした。なお、提供終了日以降もナレッジコンテンツを提供し続けるには、拡張ボットをエージェントのアクション「Answer Questions with Generative Knowledge Answers」に移行することをご検討ください。
No.23:Connect Your Companion Org Data to Agents via the Agentforce Data Library
Agentforce Data Library に関する情報です。
Agentforce データライブラリを通じて、コンパニオン組織のデータを AI エージェントに接続できるようになります。
以前は、AI エージェントのコンパニオン組織データを Agentforce データライブラリ経由で接続するには、カスタムリトリーバーの構築と多くの手動設定が必要でした。今回、このプロセスを自動化し、AI 利用に向けた組織間のデータをすぐに準備できるようになります。
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Agentforce Platform に関するすべての更新情報を確認する場合は、リリースノートをご参照ください。
関連リンク

続いては、インフラ強化です。

こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報です。
まず、日本時間の 3 月 8 日の Sandbox のインスタンスリフレッシュは完了しています。
また、来月以降も本記事に記載されている日程で本番組織、Sandbox 組織ともにインスタンスリフレッシュが計画されています。
お手元に Trust サイトからメンテナンスの通知が届いているお客様は事前のご準備をお願いいたします。
またインスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにまとまっています。該当するお客様は内容を是非ご確認ください。
関連リンク

続いて、リリース更新です。

Summer ‘26 で強制適用されるリリース更新は、6 件あります。
アクセシビリティに関するものや複数設定 SAML フレームワークへの移行、従来のインスタンス名へのハードコードされた参照のサポート終了などがありますので、システム管理者の方は自組織に影響があるものがないかの確認をお願いします。
関連リンク
- 日付ピッカー、ポップオーバー、下部ユーティリティバー、レコードヘッダーのアクセシビリティの機能強化を有効化
- ズーム率が 200% を超える場合のページヘッダーとモーダルウィンドウのアクセシビリティの機能強化の有効化
- 複数設定 SAML フレームワークへの移行
- Salesforce-Managed X (旧称 Twitter) 認証プロバイダーの廃止
- API トラフィック内のインスタンス化 URL を更新
- Apex Blob.toPdf() での Visualforce PDF 表示サービスの使用

続いて、その他の更新です。

セキュリティ強化のため、Salesforceからメールを送信する際は、事前に所有するドメインを DKIM キーまたは承認済みメールドメインで検証が必要です。ナレッジに記載の期日までに対応をお願いします。対応のための作業は、DNS 管理者様の協力が必要なため、早めに計画を立てていただくことを推奨します。
関連リンク
- Spring '26 におけるメール配信ドメインの検証要件について(ナレッジ)
- ※最新の情報は英語版にてご確認ください
- Verify Your Email Domain Ownership(リリースノート)
- Verify Your Email-Sending Domains(ヘルプ)

続いて、機能の廃止です。

3 件新しく追加されております。
Classic Knowledge データモデル、Data Mask 管理パッケージ、Salesforce Optimizerアプリケーションは廃止予定となっております。これらの機能をお使いの場合は、ナレッジを確認の上、対応をお願いします。
関連リンク

また、Quip も契約終了日で廃止予定です。
Slack や Agentforce の機能により現行の Quip のユースケースにどのように対応できるか、ご確認いただくことをお勧めします。
関連リンク

最後に、その他の情報です。

まずは Hyperforce への移行についてです。
Hyperforce は AWS 上に構築された新しいインフラです。
お客様の組織は Salesforce のデータセンター、もしくは Hyperforce のいずれかで稼働しています。そして数年前から Salesforce では、新しいインフラである Hyperforce へお客様の組織を順次移行しています。
Hyperforce への移行に関するメールを受け取られた場合には、事前準備が必要になる場合があります。そのため、Salesforce からメールを受信された場合は、内容のご確認をお願いいたします。
また、お客様がスムーズに移行いただけるように、Salesforce では Hyperforce アシスタントという機能を用意していますので、ぜひご確認をお願いします。
関連リンク
- ハードコード化された参照の更新
- Hyperforce の IP 許可リスト登録の望ましい代替案
- Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する
- Hyperforce アシスタント

続いて、Agentblazer Community に関する情報です。
Agentforce の製品に関する毎月の最新情報はリリースノートにてご確認いただけますが、Slack の「Agentblazer Community」では、より早く情報をご確認いただけます。
コミュニティ内の「#broadcast-agentforce-release-notes」チャンネルに参加いただくことで、新機能や機能改善に関するリリース情報を日本語の要約で確認いただけます。
まだコミュニティに参加されていないお客様は、ぜひこの機会にご参加ください。
既に参加済みの方は、チャンネル検索で「broadcast」と入力し、参加いただけます。
関連リンク

3 月度のアップデートは以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
公開日 : 2026.03.23
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