“エキスパート”の検索結果
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この記事で学べること 商談スコアの更新履歴を保存する設定方法概要商談スコアの更新履歴の取得は以下に役立ちます。商談開始から完了までどういうスコア遍歴をしているか、幅が広すぎる更新が多すぎないかなどが確認でき、スコアの特徴や信用度を決める時に役立ちます。スコアの活用時、スコアが良くなったのか、悪くなったのかなど、変化量を取得する時に役立ちます。商談スコアは、項目更新履歴では更新履歴を取得できません。商談スコアの履歴をカスタムオブジェクトに保持して評価する方法をご紹介します。なお、本設定を一定期間だけではなく、常時有効化する場合は、商談数によってはストレージを圧迫する可能性があるためデータの削除方針もご検討ください。設定手順商談オブジェクトに以下項目を作成します。(商談完了時のスコアを保存しようにて作成済みの場合不要です)「商談スコア(コピー)」項目 :商談スコアを数式参照する数式項目商談スコア履歴を保存するカスタムオブジェクト「商談スコア履歴」を作成します。自動化機能のフローを活用し、毎日自動的にスコア変化を取得します。商談のレポートを作成し、スコアの変化量を一覧で表示します。1.項目の作成設定>オブジェクトマネージャ>商談>項目とリレーション>新規のボタンから以下項目を作成します。なお、この項目は、Einstein 商談スコアリングの設定で、分析対象項目から外すことをお勧めします。(商談完了時のスコアを保存しようにて作成済みの場合不要)「商談スコア(コピー)」項目作成「数式」項目とし、商談スコアを参照させます。(数式:OpportunityScore.Score)※フローで商談スコアを直接参照できないため、数式項目を作成します。image.png2.カスタムオブジェクト「商談スコア履歴」の作成設定>オブジェクトマネージャ>新規ボタン>カスタムオブジェクトから、新規オブジェクトを作成します。表示ラベル、オブジェクト名を設定します。レコード名の表示ラベルと型を入力:データ型で「自動採番」を選択し、表示形式と開始番号も指定します。追加の機能:「レポートを許可」にチェックし、必要に応じて、他の内容もチェックします。「カスタムオブジェクトの保存後、新規カスタムタブウィザードを起動する」にチェックをします。「保存」を押します。新規カスタムタブウィザードが立ち上がるので、タブの内容や表示の設定を実施します。カスタムオブジェクト「商談スコア履歴」作成後、以下項目を追加作成します。(設定>オブジェクトマネージャ>「商談スコア履歴」>項目とリレーション>新規 から作成します)「商談」項目:データ型「主従関係」:商談への参照項目「商談スコア」項目:データ型「数値」小数点の位置=0:最新のスコア格納用項目「変更前スコア」項目:データ型「数値」小数点の位置=0:変更前のスコア格納用項目以下のような項目構成になったらカスタムオブジェクトの準備完了です。2.フローの作成毎日定時に商談スコアをチェックし、「商談スコア履歴」の最新履歴のスコアから変更がある場合は、最新の商談スコアを履歴保存します。1日に複数回スコアが更新された場合は、最終更新値のみが履歴に残ります。具体的には以下のような処理を作成していきます。毎日定時に「商談スコア」が1以上の商談に対して、フローを起動自商談の過去の商談スコア履歴レコードの有無を確認履歴なしの場合、商談スコア履歴を作成履歴ありの場合、最新履歴の商談スコアと現在の商談スコアに差異があれば履歴作成では早速作成していきましょう。設定>フロー>新規作成 から新規フローの画面を立ち上げます。「スケジュールトリガフロー」を選択します。「スケジュールを設定」を選択し、以下を設定します。開始日:いつから履歴を保存するかを指定開始時刻:何時に履歴を取得するかを指定頻度:「毎日」を指定「完了」を選択「オブジェクトを設定」を選択し、スコアが1以上の商談を対象にして、処理を実行するよう指定します。オブジェクト:「商談」を指定条件の要件:「すべての条件に一致(AND)」を選択項目:「1.項目の作成」 で作成した「商談スコア(コピー)」項目を指定演算子:「以上」を選択値:「1」を入力「完了」を選択「+」から「レコードを取得」を選択します。商談に紐づく「商談履歴」の最新レコードを取得する設定を行います。表示ラベル、API参照名:「履歴レコードを取得」、「get_history」を入力オブジェクト:「商談スコア履歴」を指定します。※「2.カスタムオブジェクト「商談スコア履歴」の作成」で作成したオブジェクト名を指定商談スコア履歴レコードの絞り込み:条件の要件:「すべての条件に一致」を選択項目:「2.カスタムオブジェクト「商談スコア履歴」の作成」で作成した「商談」項目を指定演算子:「次の文字列と一致する」を指定値:「$Record」>「商談ID」の順に選択します。商談スコア履歴レコードの並び替え並び替え順:「降順」を選択並び替え:「作成日」(CreatedDate)を選択「完了」を選択「+」から「決定」を選択します。取得した履歴のレコードの有無と、スコアが変化しているかをチェックし分岐をさせます。表示ラベル、API参照名:任意の文字列を設定結果の順序:一番上を選択表示ラベル:「履歴なし」と指定結果のAPI参照名:任意の文字列を指定結果を実行する条件の要件:リソース:「get_history(商談スコア履歴)」を選択し、カーソルを外します。演算子:「null」を選択値:「$GlobalConstant.true」を指定「結果の順序」の「+」から1つ分岐設定を増やし、以下の設定をします。結果の順序:2つ目を選択表示ラベル:「商談スコアに変化があり」と指定結果のAPI参照名:任意の文字列を指定結果を実行する条件の要件:リソース:「$Record」>「商談スコア(コピー)」の順に選択演算子:「次の文字列と一致しない」を選択値:「get_history(商談スコア履歴)」>「商談スコア」の順に指定「結果の順序」の「デフォルトの結果」を選択し、以下設定をします。表示ラベル:「変化なし」と指定「完了」を押します。以下のように分岐ができます。「商談スコアに変化があり」の「+」から「レコードを作成」を選択します。レコードを作成画面が開くので、以下を設定します。表示ラベルl、API参照名:任意の文字列を指定作成するレコード数:「1」が選択されていることを確認レコード項目の設定方法:「個別のリソースおよびリテラル値を使用」を選択オブジェクト:「商談スコア履歴」を選択商談スコア履歴の項目値を設定:以下を設定項目:「変更前スコア」を指定、 値:「get_history(商談スコア履歴)」>「商談スコア」 の順で選択項目:「商談」(主従関係項目)を指定、 値:「$Record」>「商談ID」の順で選択項目:「商談スコア」を指定、 値:「$Record」>「商談スコア(コピー)」の順で選択「完了」を押す続いて、「履歴なし」の+を選択して、「要素に接続」を押しますすると以下のような画面になるので、先に作成したレコードを作成要素(画像では「履歴作成」)の「+」を選択します。これで作成完了です。全体像は以下のようになります。画面上部の「デバック」ボタンを押してテストをして見ましょうデバック画面で、「ロールバックモードでフローを実行します」に必ずチェックをして実行します。※チェックしない場合、実際にレコードが作成されます。任意の商談1件のみテスト実行さるため、処理内容とエラーがないことを確認します。十分テストし、フローを「有効化」したら設定は完了です。3.レポートの作成履歴が取得できた後は、商談スコア履歴のレポートを作成し、変化量を一覧化します。以下の流れでレポートを作成します。レポート>新規レポート>商談スコア履歴が関連する商談のレポートを選択します。アウトラインの「列」の「▼」から「行レベルの数式を追加」を設定します。列の名前:スコア変化形式:数値数式:商談スコア履歴の「商談スコア」項目 ー「変更前商談スコア」項目アウトラインを指定します。グループ:フェーズ、取引先名、商談名を指定します。項目列:商談スコア(商談スコア履歴の項目)、完了予定日、スコア変化(上記行レベルの数式を追加で作成した項目)など検索条件を設定します。商談状況:進行中商談スコア履歴の作成日:期間を絞る(過去30日など)最終スコア:空白と一致しない対象適宜、完了予定日などで期間を絞るおつかれさまでした。上記レポートをもとに、ダッシュボードでスコアの変化量を一覧化して確認できます。上記以外にも、以下などで活用してみてください。商談スコアが初めてついた対象を一覧化してスコア確認(レポートでの検索条件で変更前スコアが空白の対象を抽出)一定の基準以上のスコア変化があった対象を一覧化して営業活動に利用(レポートでの検索条件でスコア変化量が一定数以上を抽出)参考:フローやレポート・ダッシュボードの学習リソース今回設定に利用したフローやレポートダッシュボードの機能をもっと知りたい方は、以下のリソースをご活用ください。フローをいちから学びたいフロー初心者向け学習リソースまとめ:フローの機能を学ぶことができるコンテンツのまとめ記事になります。エキスパートコーチング ▶フローによる プロセスの自動化:エキスパートがフローの使い方をご案内いたします。PremierまたはSignature Success Planをご契約のお客様はSalesforceエキスパートとの1 対 1 のセッションにお申し込みいただくことが可能です。レポートダッシュボードをもっと学びたい以下2種類の動画にて活用方法を解説しております。また、PremierまたはSignature Success Planをご契約のお客様は動画の内容でご質問がある場合は、Salesforceエキスパートとの1時間のフォローアップセッションをリクエストいただくことが可能です。(動画は誰でも閲覧可能です)エキスパートコーチング ▶レポート&ダッシュボード クイックスタートエキスパートコーチング ▶ レポート&ダッシュボード レベルアップ活用ステップ全体に戻る場合は、こちら
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この記事で学べること商談を完了フェーズに更新時、スコア値を保存する設定方法概要商談スコアが実態を反映しているか評価するシンプルな方法が、商談結果と商談スコア値を比較する方法です。商談成立時にスコアが高く、失注時にスコアが低いとこが確認できればスコアの信頼度が上がり、活用方法のアイディアも多く出てくるかと思います。ただ、商談スコアは、商談が完了ステータスになると、スコア値がクリアされるため、デフォルトでは上記の比較はできません。そのため、商談完了時のスコアをカスタム項目に保持して評価する方法をご紹介します。設定手順商談オブジェクトに2つの項目を作成します。「商談スコア(コピー)」項目 :商談スコアを数式参照する数式項目「最終スコア」項目 :商談が完了時スコアを保存する数値項目自動化機能のフローを活用し、「最終スコア」項目に商談完了時の商談スコアを保存します。商談のレポートを作成し、「最終スコア」の完了フェーズ毎の中央値や平均値を集計します。1.項目の作成設定>オブジェクトマネージャ>商談>項目とリレーション>新規のボタンから以下2項目を作成します。なお、作成する2項目は、Einstein 商談スコアリングの設定で、分析対象項目から外すことをお勧めします。「商談スコア(コピー)」項目作成「数式」項目とし、商談スコアを参照させます。(数式:OpportunityScore.Score)※フローで商談スコアを直接参照できないため、数式項目を作成します。「最終スコア」項目作成:商談完了時にスコアを保存するための項目です。「数値」項目で作成します。2.フローの作成商談完了時に、「商談スコア」を「最終スコア」項目にコピーします。設定>フロー>新規作成 から新規フローの画面を立ち上げます。「レコードトリガフロー」を選択します。「開始を設定」の画面の設定を行います。オブジェクト:「商談」を選択します。トリガを設定:「レコードが更新された」を選択します。エントリ条件:条件の要件:いずれかの条件に一致(OR)を選択し、皆様の環境の商談が完了ステータスのフェーズ条件を指定します。(※完了フラグでの設定ではなく、フェーズで設定ください)例:項目:フェーズ(StageName),演算子:次の文字列と一致する,成立(ClosedWon)例:項目:フェーズ(StageName),演算子:次の文字列と一致する,失注(ClosedLost)更新されたレコードでフローを実行するタイミング:「条件の要件に一致するようにレコードを更新したときのみ」を選択します。フローを最適化:「高速項目更新」を選択します。「完了」をクリックします。「+」から「レコードを更新」を選択します。レコードを更新画面が開くため以下の設定をします。表示ラベルとAPI参照名:任意の文字列を入力します。更新するレコードを検索してその値を設定する方法:「フローをトリガした商談レコードを使用」が選択されていることを確認します。(変更なし)検索条件を設定:なしであることを確認します。(変更なし)商談 の項目値を レコード に設定:項目:項目作成で作成した「最終スコア」の項目を選択します。値:「$Record__Prior」を選択し、項目作成で作成した数式項目「商談スコア(コピー)」を選択します。「完了」をクリックします。補足:$Record__Priorはフローをトリガしたレコード(今回は完了フェーズに更新された商談レコード)の更新前の値をとることができます。ここでは完了時にクリアされる前の商談スコアの値を、商談スコア(コピー)項目を利用して取得しています。これで設定は完了です。全体像は以下のようになります。画面上部の「デバック」ボタンを押してテストをして見ましょう。デバック画面で、「商談」項目でテストする商談を選びます。すると、下に項目が出力されるためフェーズを「成立」に更新して実行します。「最終スコア」に値がスコア値に更新されているかデバック上で確認します。(下記例では58が格納されました)十分テストし、フローを「有効化」したら設定は完了です。3.レポートの作成商談完了時のスコアを保持する設定の後は、商談のレポートを作成し、成立時と失注時の商談スコアを集計します。以下の流れでレポートを作成します。レポート>新規レポート>商談のレポートを選択します。検索条件を設定します。商談状況:完了最終スコア(上記で作成した項目)が空白と一致しない対象適宜、完了予定日などで期間を絞るアウトラインを指定します。グループ:フェーズ項目列:最終スコア(上記で作成した項目)最終スコア列の▼から、「集計」を選択し、平均または中央値を表示させます。おつかれさまでした。この内容から以下などで活用してみてください。スコアの値の確認(実際の受注/失注時にどのようなスコアになっているか)に活用商談スコア運用開始後のスコア状態の把握(定点観測)に活用参考:フローやレポート・ダッシュボードの学習リソース今回設定に利用したフローやレポートダッシュボードの機能をもっと知りたい方は、以下のリソースをご活用ください。フローをいちから学びたいフロー初心者向け学習リソースまとめ:フローの機能を学ぶことができるコンテンツのまとめ記事になります。エキスパートコーチング ▶フローによる プロセスの自動化:エキスパートがフローの使い方をご案内いたします。PremierまたはSignature Success Planをご契約のお客様はSalesforceエキスパートとの1 対 1 のセッションにお申し込みいただくことが可能です。レポートダッシュボードをもっと学びたい以下2種類の動画にて活用方法を解説しております。また、PremierまたはSignature Success Planをご契約のお客様は動画の内容でご質問がある場合は、Salesforceエキスパートとの1時間のフォローアップセッションをリクエストいただくことが可能です。(動画は誰でも閲覧可能です)エキスパートコーチング ▶レポート&ダッシュボード クイックスタートエキスパートコーチング ▶ レポート&ダッシュボード レベルアップ活用ステップ全体に戻る場合は、こちら
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この記事で学べることトレーニングで伝達すべき内容トレーニングに向けた必要な準備この記事のゴールこの記事のゴールは「ユーザートレーニングで伝達すべき内容を理解し、準備に着手できる状態になる」ことです。そのために、以下3ステップで進めていきます。トレーニングとはトレーニングで伝達すべき内容トレーニングに向けた準備トレーニングとは「トレーニング=操作説明」とイメージしてしまいますが、ここでいうトレーニングは単なる操作説明ではありません。Sales Cloud運用開始に向けたトレーニングは、利用目的や利用シーンをしっかりと伝達し、利用ユーザーに腹落ちして使用してもらうことを目的とします。操作説明だけのトレーニングになると、なぜSales Cloudを使うべきか利用ユーザーが理解・腹落ちできず、操作説明をしてもなかなか定着しません。トレーニングは操作説明だけでなく、必ず利用目的や利用シーンを伝達できる構成としましょう。トレーニングで伝達すべき内容トレーニングで伝達すべき内容は大きく以下の6つです。①経営層からのコミットメント経営層自らSales Cloud導入が組織の課題解決のために必要な全社的な取り組みであることを利用ユーザーへ発信します。経営層からのコミットメントには、以下のような内容が含まれます。中長期的な会社のビジョン/目標ビジョン/目標の達成に向けた組織における課題Sales Cloud導入の背景、目的Sales Cloud導入による期待また、経営層を巻き込み、経営層自らがSales Cloudを活用することで、利用ユーザーに入力メリットを訴求できるといった副次的な効果も期待できます。経営層に協力を取り付けることができたら、別途経営層/マネージャー層に対する「ダッシュボード説明会」を企画し、参加を依頼しましょう。経営層が参加することでマネージャー層の参加も促すことができ、コミュニケーションルールの定着が期待できます。Sales Cloudの定着化には上層部のSales Cloud活用は必須となりますので、ぜひご検討ください。②導入目的・実現プランの説明経営層からのコミットメントにて発信した課題感やSales Cloudへの期待を踏まえ、どのように課題解決(もしくは業務改善)に繋げるのか、解決の方向性やそれを把握するための導入目的・実現プランについて説明します。※「目標達成のためにやるべきこと検討しましょう」で戦略やアクション(行動)を検討している場合、検討結果を流用できる場合もあります。また、ここではSales Cloudのメリットについて訴求することも重要なポイントです。Sales Cloudの利用目的を理解しても、利用ユーザーの心理として入力負荷が増加するのは喜ばしくありません。入力負荷が上がる印象を持てば、その後の定着化にも影響します。利用ユーザーにとって、Sales Cloud導入が決して作業負荷を上げるだけではないことを強調するために、Sales Cloud導入により”やめられること”について説明します。これにより利用ユーザーの抵抗感を下げます。”やめられること”の具体例としては、以下のようなものがあります。既存のExcel管理票への入力マネージャーがメンバーを呼び止めて案件状況を都度確認する定例会議内で各メンバーが順番に案件状況を共有する資料や顧客情報を共有フォルダからかき集める特に、Excelによる案件管理を実施していた場合、以下のような煩わしい作業は”やめられること”です。案件の確度がいつの間にか変更されており、担当者に背景を確認する更新日がわからないため、担当者と進捗状況を棚卸しする月次・年次などの集計時、入力データの誤りや集計時の数式などの誤りを修正する③運用ルールの説明「運用のルールを策定しましょう」で作成した運用ルールについて説明します。利用ユーザーは、入力の目的を理解した状態で、いつ、何をどのように入力するかを確認します。④操作演習運用ルールに沿った入力を行う上で、必要な操作方法について説明します。商談を例に取れば、どのように新規商談を作成するのか、また、どのように商談を検索し更新するのか、実際の画面操作やマニュアル等を使って説明します。初回の操作演習では、特に利用ユーザーがつまづく点が多いので、以下のような事前の呼びかけと準備をしておくといいでしょう。ここでも、単なる操作説明に終始せず、Sales Cloud活用によるメリットを訴求することを意識してください。Sales Cloudには作業効率を上げるために十分な機能が備わっています。ぜひ後述の”学習コンテンツ”を使って機能について学習いただき、メリットの訴求を意識ください。⑤展開スケジュール実際にデータ入力を開始し、過去のExcel案件表を廃止するまでのスケジュールや、運用開始後の機能改善予定があれば共有します。段階的にリリースするようなプロジェクトの場合にもここで説明します。⑥問い合わせ方法問い合わせ先はChatterグループがおすすめです。過去の問い合わせ情報を残せるため、利用ユーザーは過去の問い合わせ内容を検索することができます。ただしログイン関連の問い合わせの場合、利用ユーザーはChatterを利用できない状態にありますので、別途問い合わせ先を指定する必要があります。下図のイメージで問い合わせ先を整理ください。トレーニングに向けた準備上述のトレーニングを実施する場合、それぞれ以下の準備作業が必要です。経営層からのコミットメント経営層の巻き込み導入目的・実現プランの説明「目標達成のためにやるべきこと検討しましょう」の確認と実施”やめられること”(Sales Cloud活用によるメリット)の整理運用ルールの説明「運用のルールを策定しましょう」の確認と実施操作演習作業効率向上を実現する標準機能の学習操作演習に向けた準備展開スケジュール展開スケジュールの整理問い合わせ方法問い合わせ方法の整理学習ツールより詳しく知りたい方は、エキスパートコーチングのオンデマンド動画をご視聴ください。Premier Success Planをご契約のお客様は、動画視聴後1対1のフォローアップセッションにお申し込みいただけます。エキスパートコーチング:活用度向上支援(SFA 運用ルール、トレーニング、定着化プラン)また、以下の動画コンテンツもあわせてご利用ください。オンデマンド動画:“成功”の秘訣シリーズVol.2 早期に定着化を実現させるポイントオンデマンド動画:少しの工夫で劇的に変化!作業効率向上を実現するSalesforce標準機能 (参照・共有編)まとめユーザートレーニングで伝達すべき内容は理解できましたか?以下の内容を改めて整理しておきましょう。トレーニングは以下6つの構成で実施①経営層からのコミットメント②導入目的・実現プランの説明③運用ルールの説明④操作演習⑤展開スケジュール⑥問い合わせ方法トレーニングにより利用ユーザーに腹落ちしてもらうことで、入力の目的意識を醸成するユーザーにとってのメリットについても訴求し、入力への抵抗感を少なくするご不明点やエラーの解消が必要な場合は、弊社テクニカルサポートにお問合せください。弊社サポートエンジニアが貴社のSalesforce環境を確認の上、具体的な手順をご案内いたします。ナレッジ記事:Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせ次は、運用テストと修正について学びましょう!次の記事:運用テストと修正を行いましょう「活用7ステップ」全体に戻りたい場合はこちら
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この記事で学べること目標達成のためSales Cloudで可視化すべきこと可視化に向けた検討方法この記事のゴールこの記事のゴールは「目標達成のためにやるべきことを検討する」ことです。そのために、以下3ステップで進めていきます。取り組みを可視化するための指標(KPI)を決める具体的な指標(KPI)を決める理由を知る具体的な指標(KPI)の検討方法を知る取り組みを可視化するための指標(KPI)の検討「実現したいことを明確にしましょう」ではSales Cloudで何を実現したいのか、そして「運用開始に向けた計画を立てましょう」では実現性、影響度の観点から検討しリリース計画を立てました。Sales Cloudで成果を上げるためには、ただデータを蓄積・分析するだけではなく蓄積されたデータを見たときに何をすべきか「行動の変化」を促すことが重要となります。行動の変化を起こし、成果に繋げるためには何を成し遂げれば良いのか、ここでは「ビジネスゴール実現に向けて必要な取り組み」に対し具体的に何をしてどう数値化することができるのか?「取り組みを可視化するための指標」を整理をしていきます。指標に盛り込む際の検討の要素としては以下の軸を意識して整理することをおすすめします。戦略:行動の軸となるもの 例)既存顧客からの新規商談数XX件獲得 営業担当の1ヶ月あたりの訪問件数 など行動:具体的な日々の行動 例)取引先ランクB以上に週一回以上訪問 商談のヒアリング項目70%以上入力 など異常値:うまくいかない要因 例)3ヶ月以上未訪問の顧客リスト 既存の訪問割合50%以下 など具体的な数値目標の設定が難しい場合も、明らかに現実離れしていなければ最初の指標としては十分ですので、営業マネージャーなどにヒアリングを行い、仮の値を設定してみましょう。特に運用開始当初においては、理想と現実のギャップが生まれやすくなりますので、実際の入力状況を見ながら適切な数値目標に修正を行うこともSales Cloud活用においては重要なポイントとなります。検討を進めるにあたってのワークシートはこちらからダウンロードいただけます具体的な指標(KPI)を決める理由を知るすでに自社ではそれぞれの数値目標や行動指標は設定している、という方も多くいらっしゃると思います。もちろんすでに定義されている数値目標や行動指標を利用いただくこと自体全く問題ありません。では、なぜ改めて検討をする必要があるのでしょうか。Sales Cloudで成果を上げるためには、ただデータを蓄積・分析するだけではなく蓄積されたデータを見たときに何をすべきか「行動の変化」を促すことが重要となります。そしてSales Cloudではそれぞれの指標のどこがうまくいっていてどこに改善の要素があるのか?組織軸や担当者軸、期間軸などさまざまな切り口から可視化し分析を行うことがダッシュボードを使うことで実現できるようになっています。ひとつひとつの行動指標を積み重ねることで、ビジネスゴールの実現に向けた取り組みとして成果が出ているか?効率の良い営業活動を行い成果に繋げるためには、その進捗をリアルタイムに確認できることが重要になります。売上は順調に伸びているか?伸びていない場合既存顧客からの商談は増えているか?、商談を増やすための活動が営業担当レベルで想定通り出来ているか?など、例えば[売上が思うように伸びていない]といった結果に対して何が原因なのか予測が立てやすくなります。ダッシュボードについて詳しく学びたい方はシステム管理者のためのSalesforce基礎シリーズ「Vol.3 データの見える化をしよう」の動画で学んでいただくことができます。具体的な指標(KPI)の検討方法を知るこの記事では最後に具体的な指標(KPI)を検討する際のポイントや他社で実際に利用されているKPIをご紹介いたします。あくまで考え方の一例となりますが、ご参考にしてみてください。こちらでは指標の検討方法を[戦略][行動][異常値]を整理する手順にてご紹介します。[戦略]手順1:売上を上げるためにどのような行動が必要か?数×質×単価のどこを改善すれば良いか、いずれもこれ以上の改善が難しい場合どのように効率化を測ることができるかという観点で検討を進めます。手順2:戦略の方向性が決まったら「誰に対して」「何を」とターゲットの絞り込みを行います。手順3:方向性とターゲットが決まったら最後に「誰が」「誰に」「何の」「何を」「どのくらい」とKPIを具体化します。次に、大きく[量を増やすのか][質を高めるのか]の2つの軸で検討を進めます。[行動]手順1:具体的な日々の行動に対して「量を増やすのか減らすのか?」「どのような基準を設けて質を高めるか?」の2つの観点で検討を進めます。手順2:先ほどと同様に「誰が」「誰に」「何の」「何を」「どのくらい」の順でKPIを具体化していきましょう。[異常値]データが正しく入力/更新されているかという観点で以下のような「異常値=注意してみるべきポイント」を整理します。上記のような[戦略][行動][異常値]の観点がきちんと盛り込まれている指標(KPI)を抜け漏れなく検討頂くことが望ましいですが、完璧なものを作ろうとするあまり何ヶ月もかかってしまっては本末転倒ですので、まずは成果を上げるためにより効果の得られそうな取り組みから整理してきましょう。本内容に関して、より詳しく知りたい場合は、「営業改革シリーズ Vol.1 効果を出すための準備をしよう」のオンデマンド動画をご視聴ください。オンデマンド動画:営業改革シリーズ Vol.1 効果を出すための準備をしよう学習ツールより詳しく知りたい方は、エキスパートコーチングのオンデマンド動画をご視聴ください。Premier Success Planをご契約のお客様は、動画視聴後1対1のフォローアップセッションにお申し込みいただけます。エキスパートコーチング:Sales Cloud オンボーディング(KPI・フェーズ設計)まとめこれで目標を達成するためにどのような取り組みが必要か?またどうすれば状況が可視化できるかを取るべきかが整理できました。次は、本章で整理した内容をもとに、目標達成のために実際にどのような流れで商談を進めていくのかを検討していきましょう!次の記事:自社の商談の流れを整理しましょう「活用7ステップ」全体に戻りたい場合はこちら
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この記事で学べること運用テストのポイント操作性向上に活用いただける機能・コンテンツこの記事のゴールこの記事のゴールは「運用テストを実施し、リリース前に利用ユーザーからの指摘事項を改善する」ことです。そのために、以下3ステップで進めていきます。運用テストとは運用テストのポイント指摘事項への対応※運用テストの実施には以下が前提となります。Sales Cloudの入力画面が設定できている運用ルール(入力ルール)が作成できているまだ完了していない場合には、はじめてガイドの記事である「実装時の注意点を理解しましょう」、「運用のルールを策定しましょう」をそれぞれご参照の上、ご対応ください。運用テストとはこれまで、プロジェクトメンバーを中心に入力画面を設定してきましたが、運用テストでは、実際の利用ユーザーが一連の入力・更新作業を行い、実際の業務に沿った運用が可能か?その操作性や使用感に大きな問題がないか確認します。このテストを実施せず運用開始した場合、設定時に想定していた業務の流れと実際の運用が合わず、入力や更新作業が利用ユーザーの負荷になってしまい、結果として不満や要望の声が一度に多く寄せられることになり、定着化までにより多くの時間を要することになります。事前に利用ユーザーの代表者複数名にてテストし、主要な問題点を改善することで運用開始後の混乱を防ぎましょう。運用テストのポイント運用テストを実施する前に、テストの準備と、テスト時にどのようなポイントをチェックするのかを整理しておきましょう。下図に必要な準備とチェックするべきポイントをまとめておりますので、参考にしてください。日々の運用に耐えられる設計になっているかや、期待する集計結果が得られるかどうかについては、詳細を利用シーン別にまとめておりますので、以下の観点でチェックを行っていきましょう。入力・更新編入力項目数運用ルール(入力・更新ルール)を踏まえ、作成・更新時に入力する項目数が適切か確認します。指摘例)日次入力が求められる活動にX個以上の入力は現実的ではない 等項目の配置・導線入力時の導線が適切か確認します。具体的には、入力タイミングが同じ項目などはまとめて配置できているか等を確認します。指摘例)取引先責任者作成時に入力する”氏名”と”住所”の項目配置が離れており、入力しづらい 等必須項目レコード作成時には入力できない項目が必須項目になっていないか確認します。指摘例)”予算状況確認”項目が必須項目になっているが、商談作成時には必ずしも予算状況が把握できていない 等検索編必要な情報へのアクセス(リストビュー)担当する取引先や進行中の商談等、リストビューを使って必要なレコードにすぐにアクセスできることを確認します。指摘例)進行中商談のうち特定フェーズの商談を確認する必要があるが、用意されたリストビューでは確認できない 等必要な情報へのアクセス(レポート・ダッシュボード)定例会議で確認する内容や、業務上利用ユーザーが確認しなければならない情報がレポート・ダッシュボードに含まれているか確認します。指摘例)担当者ごとの商談数が確認できず、新規案件のアサイン時に判断できない 等共通編用語の違い業務上使用している用語とSales Cloud上の表記の違いにより、混乱しないか確認します。指摘例)業務上”案件”と呼んでいるが、Sales Cloud上では”商談”になっている 等指摘事項への対応運用テスト実施により利用ユーザーから複数の指摘事項が寄せられるはずです。事前によくある指摘事項と、その対応例について学習し、指摘事項に備えましょう。(※)マークが付いているものは詳細を学習いただけるコンテンツをご紹介していますので、後述の”設定方法”のリンクから設定方法をご確認ください。入力項目数が多すぎるダッシュボードで使用している項目や、業務上必要な項目以外に不要な項目がないか再度見直す。部署や役職によって表示する項目を変更することで、表示項目数を削減する。(ページレイアウトの追加)(※1)特定の項目が入力された場合、関連する項目を自動更新する。(数式項目の利用)(※2)デフォルト項目値を指定し入力負荷を下げる。(※2)クイックテキストを使用する。(※2)項目の配置・導線が悪く入力しづらい入力のタイミングが同じ項目は近くに配置する。リストビューから項目の一括更新を使用する。(※2)クイックアクションを使用する。(※2)項目の種別や使用するユーザーごとにセクションを区切る。(※3)必要な情報へのアクセスが悪い(リストビュー)リストビューを新規追加し、必要なメンバーが使用できる状態にする。(※2)リストビューのKanban、分割ビューを使用する。(※2)必要な情報へのアクセスが悪い(レポート・ダッシュボード)レポートダッシュボードを作成・更新する。(※4)Sales Cloud上の表記と業務上の用語が異なる 項目名称やオブジェクト名称を変更する。(※5)その他にもさまざまな機能がありますが、運用開始までに時間の制約があることを踏まえ、比較的設定に時間を要さない機能を抜粋しています。まずは以下の”設定方法“からぜひご確認ください。設定方法設定方法に関しては、以下のコンテンツをご利用ください。サクセスナビ記事:見る人によって画面や項目を出しわけようエキスパートコーチング:Sales Cloud アドミン基礎ヘルプ記事:ページレイアウトでの新しいセクションの作成エキスパートコーチング:レポート&ダッシュボードクイックスタートヘルプ記事:オブジェクト、タブ、項目の表示ラベルの名称変更学習ツールより詳しく知りたい方は、エキスパートコーチングのオンデマンド動画をご視聴ください。Premier Success Planをご契約のお客様は、動画視聴後1対1のフォローアップセッションにお申し込みいただけます。エキスパートコーチング:活用度向上支援(SFA 運用ルール、トレーニング、定着化プラン)まとめ運用テストのポイントは理解できましたか?以下の点を改めて整理しておきましょう。運用テストでは、利用ユーザーが、その操作性や使用感に大きな問題がないか確認する運用テスト実施にあたり、誰がテストを実施するか/運用テストで操作する範囲/チェックポイントについて検討する設定知識を学び、想定される指摘事項への対応策も想定するご不明点やエラーの解消が必要な場合は、弊社テクニカルサポートにお問合せください。弊社サポートエンジニアが貴社のSalesforce環境を確認の上、具体的な手順をご案内いたします。ナレッジ記事:Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせ次は、定着に向けた計画を策定しましょう!次の記事:定着に向けた計画を策定しましょう「活用7ステップ」全体に戻りたい場合はこちら