よく利用する項目へすばやくアクセス
公開日: 2021.04.28
この記事で学べること
- ナビゲーションバーとホームページのカスタマイズ
- ユーティリティバーの設定
- ユーザーがよく利用する項目にすばやくアクセスできるように組織をカスタマイズする方法
ナビゲーションバーとホームページ
ナビゲーションバーとホームページをカスタマイズして、ユーザーがよく利用する項目を表示することができます。
ナビゲーションバー(①)は、オブジェクトやレポート、Chatterのタブを1列に表示します。さらに、よく利用するページへすぐにアクセスできるようにカスタムタブの作成も可能です。
例えば、毎朝確認するページや、レポートに1クリックでアクセスできるタブを設定することができます。
ホームページ(②)は、ユーザーがSalesforceを開いて、最初に表示されるホーム画面のことです。
例えば、マネージャーのホームページに[未承認申請]コンポーネントを配置することで、まだ確認していない承認申請を把握し、承認/却下/再割り当てをすることができます。ホームページのカスタマイズについて、詳しくは
をご覧ください。
カスタムタブを作成してみる
今回は、東地区営業部のユーザーが毎日確認すべきChatterグループにすばやくアクセスできるようにカスタムタブをナビゲーションバーに配置します。
操作手順
1.[設定]|[クイック検索]ボックスに「タブ」と検索し、 [タブ]をクリックします。
2.Webタブセクションにて、[新規]をクリックします。
3.ページレイアウトを選択します。今回は、[ページ幅全体]を選択肢、[次へ]をクリックします。
4.[タブの表示ラベル]等を入力し、[次へ]をクリックします。
5.[ボタンまたはリンクのURL]にChatterグループのURLを挿入し、[次へ]をクリックします。
6.タブを利用できるプロファイルの選択、タブを追加するアプリケーションを選択して保存します。
追加したアプリケーションには、[東地区営業部]タブが追加されており、クリックすると該当のChatterグループへアクセスすることができました。
ユーティリティバー
ユーティリティバーを設定することで、[メモ] や [最近使ったデータ]といった一般的な生産性ツールにすばやくアクセスできます。設定すると、組織の画面に固定フッターとして表示され、クリックするとドッキングパネルが開きます。ユーティリティによっては、新しいブラウザウィンドウで開くことができます。
ユーティリティバーは、アプリケーションごとに設定可能です。例えば、マーケティングアプリケーションには「リードに関するレポートグラフ」、セールスアプリケーションには「進行中の商談リストビュー」を配置します。業務内容によって利用頻度の高いツールは異なるため、設定前に業務プロセスを理解することが大切です。
ユーティリティは、Lightning コンポーネントの機能を利用します。ユーティリティバーを含め、Lightningページには、最大100個のコンポートを配置することができます。ユーザーの利便性を高めるために、追加するユーティリティは10個までとし、ユーティリティラベルを短く簡潔にすることをおすすめします。事前に、ユーザーが求めるツールを理解しておきましょう。
ユーティリティバーの設定手順
それでは、ユーティリティバーを追加してみましょう。今回は、営業担当者の業務効率化に向けて「商談の進捗状況レポートグラフ」を設定します。
操作手順
1.[設定]|[クイック検索]ボックスに「アプリケーションマネージャ」と検索し、 [アプリケーションマネージャ]をクリックします。
2.ユーティリティバーを追加したいアプリケーション名の右側[▼]をクリックし、[編集]を選択します。
3.左サイドバーから[ユーティリティ項目(デスクトップのみ)]を選択します。[ユーティリティ項目を追加]をクリックすると、コンポーネントの選択ポップアップが表示されます。今回は、[レポートグラフ]を選択します。
4.[表示ラベル]の編集、[レポート]の選択をして、保存します。
ホームページに戻ると、ユーティリティバーが追加されており、クリックすると、商談進捗状況レポートグラフが表示できました。
考慮事項
- カスタムタブの制限数は、エディションに基づいて固定しており、増やすことはできない
- 作成するページ種別やページを関連付けるオブジェクトによって、使用できる標準コンポーネントは異なる
- ユーティリティバーは、アプリケーション種別が「Lightning」でないアプリケーションには設定ができない
学習ツール
まとめ
ユーティリティバーを画面に追加することで、ユーザーはよく使うツールにすばやくアクセスすることができます。また、ホームページの標準コンポーネントは数多く種類が用意されており、業務プロセスに合わせて様々なカスタマイズが可能です。最適化された組織を使用して、操作性向上と業務効率化を目指しましょう。
公開日: 2021.04.28
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