自社に合わせた画面のカスタマイズをしよう

業務効率化

公開日: 2021.04.28

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この記事で学べること

ユーザーの役割や業務フロー合わせて画面を柔軟にカスタマイズすることで、

ユーザーにとって操作性の高い画面に変更することができます。

カスタマイズをするには、まず業務を理解し、どのような画面で操作ができれば効率的かを把握する必要があります。

今回は良く使用する4つの画面カスタマイズについてご紹介します。

会社のイメージに合わせたテーマや背景の設定

会社のブランドイメージにあわせて、ロゴや背景を変更することができます。Salesforceのデフォルトで用意されているテーマのいずれかを選択または、独自のカスタムテーマを作成することが可能です。

会社のブランドカラーやロゴを設定することで、オリジナリティを出すことができます。

自社のSalesforce組織であることがひと目でわかり、ユーザーにとって、より親しみが持てますね。

操作手順については、参考リソースの“Lightning Experience での組織のブランド設定”よりご確認ください。

ホーム画面のカスタマイズ

Lightning Experienceのホーム画面には、各ユーザーが1日のスケジュールを管理するために必要とする情報を表示することをお勧めします。デフォルトでは、四半期のパフォーマンスサマリーや、今日のToDoおよび商談に関する重要な最新情報を参照することができます。

画面右上の[歯車マーク]|[編集ページ]をクリック、または[設定]|[Lightning アプリケーションビルダー]からホーム画面に表示するコンポーネントのカスタマイズが可能です。

今回は営業マネージャー用にホームページに未承認申請と営業担当の成績を確認するためのレポートグラフのコンポーネントを追加しています。

・四半期パフォーマンス

当販売四半期の商談のうち、完了した商談と、完了する確度が70%を超えている進行中の商談のみが表示されます。

また[鉛筆]マークをクリックして目標を設定します。

・未承認申請

ホーム画面に未承認申請を配置することで、承認者は一覧で未承認リストを確認、返答することができます。

最大で46件までの未承認申請が表示されます。

・レポートグラフ

毎日確認する必要がある指標をホーム画面に表示することで、レポートタブをクリックしなくても、ログイン後すぐに確認することができます。

確認したい指標や重要となる項目を配置することで、ホーム画面を最大限に活用することができます。

アプリケーションのカスタマイズ

アプリケーションとは、ビジネスの業態や業務内容に合わせて、必要となる機能を1つのツールとしてまとめたものです。

使用できるアプリケーションはアプリケーションランチャーから確認することができます。

今回は標準で用意されているアプリケーションのうち、セールスとサービスについてご紹介します。

「セールス」は営業支援を目的としたアプリケーションで、新規顧客の獲得や営業の生産性向上、正確な分析・意思決定を実現するための機能が用意されています。

「サービス」では顧客からの問い合わせ管理、サービスコストの効率化をサポートする機能が用意されています。

各アプリケーションを選択すると画面が切り替わり、そのアプリケーションで用意されている機能が使用可能となります。

上図のように、「セールス」ではケースが表示されませんが、「サービス」に切り替えることで、ケースが表示されます。

選択したアプリケーションで、表示されていないタブもアプリケーションランチャーから検索をすることで、タブを表示させることができます。

また、部門や役職に応じてLightningアプリケーションを作成し、ユーザーが一般的な業務を完了するために必要となる、項目 (タブ) を組み込むことが可能です。

たとえばインサイドセールス部門に関連付けられたユーザプロファイルに、新規アプリケーションを割り当てます。

インサイドセールス担当にとってキャンペーン、リード、ToDoなどが特に重要となりますので、今回はこの3つを含めたアプリケーションをカスタマイズします。

操作手順

1.[設定]|[クイック検索]ボックスに「アプリケーションマネージャ」と検索し、 [新規Lightningアプリケーション]をクリックします。

2.アプリケーション名に「インサイドセールス」と入力し、必要に応じて画像を設定します。

3.アプリケーションに含める項目を[▶]で追加し、表示される順番を[▲][▼]を使って調整します。

4.インサイドセールスアプリケーションにアクセスできるユーザプロファイルとして、インサイドセールス部門に関連付けられたユーザプロファイルを選択します。

設定は以上です。

「インサイドセールス」のアプリケーションを選択し、確認してみましょう。

先ほど選択した項目のみが表示されていますね。

組織のユーザーはアプリケーションの切り替えや、タブの並び替えを簡単に行うことができ、

必要な項目や使用する順番に並び替えて表示されていることで、業務の効率化につながります。

表示ラベルの変更

オブジェクト、項目、またはタブの名称を自由に変更することができます。

組織に合わせて分かりやすい表示ラベルを設定することで、ユーザーは迷うことなくSalesforceを操作することができます。

[設定]|[クイック検索]ボックスに「タブと表示ラベルの名称変更」と検索し、変更したいタブの[編集]をクリックします。

たとえば、[リード]タブを[見込み顧客]に変更し、[次へ]をクリックすると、表示ラベルの名称を変更することができます。

※上図のようにタブ名を[リード]から[見込み顧客]に変更すると、一部項目の表示ラベルが連動して変更されますので、意図に沿った表示ラベルになっているか確認してください。

変更を保存すると、タブ名が[リード]から[見込み顧客]に変更されています。

使い慣れている名称に変更することで、ユーザーは迷うことなく対象のタブを見つけることができますね。

考慮事項

  • タブ名を変更することで、一部項目の表示ラベルが連動して変更される
  • テーマは一度に1つのみ有効化でき、1つのテーマが組織全体に適用される

学習ツール

まとめ

画面のカスタマイズをすることで、ユーザーの利便性が高まります。

一方で、急に今までとは異なる画面に切り替えてしまうとユーザーの混乱を招く恐れがあります。Salesforce運用中は、切り替え前にユーザーへの周知を行いましょう。

どのような画面で操作ができれば効率的か業務フローを理解し、ぜひ組織にあった“使いやすい”画面をカスタマイズしてみてください。

業務効率化

公開日: 2021.04.28

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