(2026年5月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ

公開日 : 2026.05.25

Share:

この記事で学べること

  • Salesforce コア製品に関する重要な技術情報
  • バージョンアップ情報やメンテナンス情報バージョンアップ以外、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要な IP アドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報
  • セキュリティに関する重要なアップデート

動画で更新内容を学ぶ

全ての資料をダウンロードして学ぶ

ダウンロードはこちら

記事で更新内容を学ぶ

本記事は「Salesforce の運用に関する重要なお知らせ」の 5 月号です。

こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。

2026 年 5 月のトピックはこちらです。

本記事では、先月との差分である赤字の部分と、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。

まずは、製品イノベーションです。

こちら、Summer ‘26 のリリース情報です。

リリースノート、Trailhead モジュール、Release Overview Deck、Feature Matrix も公開されています。

システム管理者様は、関連リンクを参考にリリースに向けた準備をお願いします。

関連リンク

続いては、Spring '26 リリースノートの更新情報です。

2026 年 4 月 18 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。

No.40 : Streamline Metadata and Data Deployment with DX Inspector (Generally Available)

DX Inspector に関する情報です。

DX Inspectorを使用したメタデータおよびデータのデプロイに関するリリースノートに、本機能がデフォルトで有効になった旨が追記されました。

No.41 : Access More Einstein Activity Capture Standard Seats

Einstein 活動キャプチャ (EAC)に関する情報です。

Agentforce Sales ライセンス 1 つにつき、同数の Einstein Activity Capture Standard ライセンスが提供され、すべてのユーザーでメール・行動取引先責任者データの自動同期が可能になります。本リリースの追記情報として、全ユーザーへの EAC 展開に必要な2つの権限セットライセンスの名称と割り当て方法が明記されました。 これにより、組織内のユーザーは Lightning Sync から EAC へスムーズに移行できるようになります。

No.42 〜 44 はセキュリティに関する情報です。

No.42:Stay Informed About MFA Changes with an In-App Reminder

MFA (多要素認証)のコンプライアンスに関する新しいアプリ内リマインダーのリリースノートが公開されました。 組織が最新のセキュリティ要件に準拠していない場合、すべてのユーザーに対して今後の変更を通知する警告バナーが表示されます。なお、このリマインダーは 2026 年 5 月より順次適用され、Salesforce による MFA セキュリティコントロールの強制適用は 2026 年 6 月に実施される予定です。

詳細な要件やスケジュールについては「Review and Comply with New and Upcoming Security Requirements」をご確認ください。

No.43:Prepare for Step-Up Authentication with an In-App Prompt

今後予定されているセキュリティ要件の強化に伴い、レポートのエクスポートなどの機密性の高い操作を行う際に、ユーザーに本人確認を求めるようになります。そのため、ユーザーが事前に準備できるよう、ユーザーがログインした際に、新しい認証方法の登録を促すメッセージが表示されるようになる旨リリースノートに追加されました。

このメッセージは 2026 年 5 月より順次展開され、認証要件の段階的な強化は 2026 年 6 月から適用開始となります。

新しいセキュリティ要件や適用時期の詳細は「Review and Comply with New and Upcoming Security Requirements」をご確認ください。

No.44:Limit the Idle Refresh Token TTL (Time-to-Live) to 30 Days

OAuthリフレッシュトークンに対して、アイドル状態のリフレッシュトークンの有効期間を30日間に制限する機能が追加された旨、リリースノートに追加されました。

本リリースについて、外部クライアントアプリと接続アプリのセキュリティを強化するために、アイドル状態のリフレッシュトークンの TTL (トークンが使用されない状態で有効期限が切れるまでの期間)を 30 日間に設定いただくことを推奨します。

なお、Spring ‘26 リリースノートにおけるすべての更新情報を確認する場合は、リリースノートの更新情報一覧をご参照ください。

続いては、Summer '26 リリースノートの更新情報です。

2026 年 4 月 20 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。

No.1:Scratch Org Storage Limit Has Increased

スクラッチ組織に関する情報です。

スクラッチ組織のデータストレージ制限が 500 MBに増加した旨、リリースノートに追加されました。

No.2:Prepare for the Lightning Sync Retirement and Migrate to Einstein Activity Capture

Lightning Sync に関する情報です。

Lightning Sync の廃止に備えた Einstein 活動キャプチャ (EAC)への移行方法に関するリリースノートに、Lightning Sync の廃止日が 2027 年 4 月になった旨が追記されました。

なお、Summer ‘26 リリースノートにおけるすべての更新情報を確認する場合は、リリースノートの更新情報一覧をご参照ください。

続いては、Spring ’26 のAgentforce Platform に関する更新です。

今月は No.37 以降を追加しています。

No.37:Build and Troubleshoot Agents Quickly with the Latest Builder Enhancements

新しい Agentforce Builder のコンソールで、エージェントをより効果的にトラブルシューティングできるようになります。コンソールには、構文エラーや予期しない値など、エージェントのパフォーマンスに影響する可能性のあるエラーと警告のリストが表示されます。また、Canvas ビューでのユーティリティ参照や Script ビューでのオートコンプリートなど、エージェント開発プロセスを効率化する機能も追加されます。

No.38:Let Agentforce Service Agent Take Actions with User Context in Enhanced Web Chat v2

認証情報ベースのユーザー検証により、拡張チャット v2 のセッションの Agentforce Service Agentが、注文の照会やキャンセルなど、ユーザーのコンテキストでアクションを実行できるようになります。この機能は以前、拡張チャット  v1 でのみ利用可能でした。

No.39:Manage AI Usage with Product-Based Unmetering

Product-Based Unmetering とは、ライセンスベースのモデルで、割り当てられたユーザーが特定の Agentforce および生成 AI 機能を使用量の制限なしに使用できるようにするものです。Product-Based Unmetering は、Global Unmetering のスコープ限定版であり、特定製品内の定められた機能にのみ適用されます。

No.40:Deploy Agentforce to Any Channel with Custom Connections

メタデータで構成するセキュアなカスタム接続により、お客様固有のチャネルで Agentforce を提供できます。チャネルに合わせた接続メタデータを定義することで、エージェントがマルチメディアに対応した応答を返せるようになります。

No.41:Use GPT 5.4 on the Einstein Platform

GPT 5.4 が一般提供開始されます。このモデルは、OpenAI または Azure  OpenAI を使用して LLM リクエストを処理する地域対応(Geo-aware)モデルです。OpenAI とAzure OpenAI で同じ基盤モデルが使用されます。プロンプトテンプレートなど、サポートされているあらゆる機能でこのモデルを使用できます。

No42:Understand the Tokens Per Minute Model Limit

サービス保護のため、各モデルごとに組織単位の「1分あたりのトークン数(TPM)」の上限が設定されます。組織のモデル使用量は、1分間の入力トークンと出力トークンの合計に基づいて計測されます。モデルの TPM 上限を超えた場合、エラーが返されます。

Agentforce Platform Spring’26 に関するすべての更新情報を確認する場合は、リリースノートをご参照ください。

関連リンク

続いては、Summer ’26 のAgentforce Platform に関する更新です。

No.1:Prepare for Claude Sonnet 4 Reroute Date
サポートする LLM モデルに関する情報です。Claude Sonnet 4 は Amazon Bedrock でレガシー状態になるため、2026 年 5 月 26 日より Claude Sonnet 4 へのモデルリクエストは Claude Sonnet 4.6 に自動的に切り替えられます。レスポンスの内容が変わる可能性があるため、プロンプトビルダーおよび AI モデルで新しいモデルを使ったプロンプトとアプリのテストをできるだけ早く実施することを推奨します。

No.2:Easily Upgrade Agents from the Legacy Builder to the New Builder
設定上の従来のビルダー から Agentforce Studio の新しい Agentforce Builder へ、数クリックでエージェントをアップグレードできるようになります。
以前は新しい Agentforce Builder でエージェントを手動で再作成する必要がありました。今後は、アップグレードしたいエージェントとバージョンを指定するだけで、新しい Agentforce Builder に新しいバージョンが自動作成されます。アップグレードされたエージェントには、元のエージェントのサブエージェント、アクション、システムメッセージと設定、データ、接続がすべて含まれ、Agent Script に変換されます。さらに、アップグレード後に Agentforce が Agent Script 向けにエージェントを最適化し、信頼性とパフォーマンスを向上させることができます。

No.3〜4 は AI エージェントに関する情報です。

No.3:Prepare for Updated Model for AWS-Hosted Option in Agentforce
Agentforce の モデルオプションとして 「AWS でホスト」を選択されている場合、利用されるモデルが変更となります。現在は Amazon Bedrock でレガシー状態の Claude Sonnet 4 を使用していますが、5 月後半よりAmazon Bedrock 上の Anthropic Claude Haiku 4.5 を使用するようになります。

No.4:Increase Trust with Citations in Bring Your Own Channel
Bring Your Own Channel で送信されるエージェントの応答に引用元を記載することで、AI が生成した回答に対する信頼性を高めます。これにより、エンドユーザーは、カスタム UI 内で直接、ナレッジベースの記事やその他の情報源と照らし合わせて、Agentforce Service Agent の回答を確認できるようになります。送信メッセージのペイロードに引用元へのリンクと文字位置情報を含めることで、パートナーはインラインのマーカーや専用の引用元セクションを表示できます。

No.5:Build an Agent Script-Powered Agent End to End with the Updated Implementation Guide

Agentforce 実装ガイドが、Agentforce Studio の Agentforce Builder に対応した最新版にアップデートされます。

Agent Script を使ってより確実に動作するエージェントを構築しながら、ハイブリッド推論を実際に体験できます。Agentforce Builder の強化されたプレビュー・デバッグ機能や、新しい Agentforce テストセンターでテスト機能が強化されます。また、更新された Observability ガイドでエージェントをさらに活用できます。実装ガイドを最後まで完了すると、顧客からの質問への回答、ケースの作成・更新、サポート担当者へのエスカレーションが可能な、高度な顧客向けエージェントが構築できます。

No.6:OpenAI Search Provider in the Search the Web Agent Action Is Now Generally Available

AI エージェントのアクションに関する情報です。 Search The Web アクションで OpenAI を検索プロバイダーとして使用することで、関連性の高いリアルタイムの Web 検索結果を取得できます。一般提供開始となった OpenAI 検索プロバイダーには、ベータリリース以降の基盤となる Web 検索モデルの更新が含まれています。

No.7〜8はプロンプトビルダーに関する情報です。

No.7:Govern Prompt Response Languages

プロンプトビルダーで自動または手動で、プロンプトの応答言語を管理できるようになります。許可される言語をあらかじめ設定して自動的に制御したり、必要に応じてプロンプトの指示で言語を指定したりできます。

No.8:Customize Managed Prompt Templates with Overrides

管理パッケージで提供されたプロンプトテンプレートを、独自のバージョンを作成してカスタマイズできます。テンプレートが上書き可能として設定されている場合、元のパッケージ化されたテンプレートを変更せずに、そのテンプレートのローカルバージョンを作成して有効化できます。

—-

Agentforce Platform に関するすべての更新情報を確認する場合は、リリースノートをご参照ください。

関連リンク

続いては、インフラ強化です。

こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報です。
まず、日本時間の 7 月 19 日に本番組織 のインスタンスリフレッシュの予定が追加されました。また日本時間の 6 月 21日と 7 月 19 日に Sandbox のインスタンスリフレッシュの予定が追加されました。

そのほか、本記事に記載されている日程で本番組織、Sandbox 組織ともにインスタンスリフレッシュが計画されています。
お手元に Trust サイトからメンテナンスの通知が届いているお客様は事前のご準備を
お願いします。

また、インスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにまとまっています。該当するお客様は内容を是非ご確認ください。

関連リンク

許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメインに関して、更新がある公開ナレッジは以下の1つです。

  • Salesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする
    • 米国の Hyperforce インスタンスのメールリレーに使用される IP アドレスが追加されました。
    • Hyperforce インスタンスで組織が稼働していて、メールリレーを使っており、さらに MTA の IP アドレスを許可リストに登録されているお客様は、新しい IP アドレスを追加してください

関連リンク

続いて、その他の更新です。

現在および新たな脅威から皆様の組織を保護するためのセキュリティ強化として、 Salesforce では 2026 年 6 月から順次セキュリティ関連のアップデートが適用されます。2026 年 5 月 7 日にメールにてご連絡している件についてご確認いただき、ナレッジを確認の上、対応をお願いします。また最新のスケジュールについてはナレッジを英語版にてご確認ください。

関連リンク ※最新の情報は英語版にてご確認ください

続いて、Salesforce Edge ネットワークの必須化についてのお知らせです。

2026 年 7 月 11 日より、Salesforce Edge ネットワークの使用が全ての組織で必須となります。

そのため、現在いずれかの本番組織、または Sandbox 組織で Salesforce Edge ネットワークを使用していない場合は、ナレッジの手順に従って準備と有効化を行ってください。

お客様の組織で Salesforce Edge ネットワークを有効にできない特別な理由がある場合は、ロールアウト開始前に Salesforce サポートにお問い合わせください。

関連リンク ※最新の情報は英語版にてご確認ください

続いて、機能の廃止です。

Data Mask 管理パッケージのサポート終了時期が 2026 年 12 月に変更されました。

また、新たに Open CTI の廃止予定が追加されています。

廃止予定の機能をお使いの場合は、ナレッジを確認の上、対応をお願いします。

関連リンク

続いて、Office 365 の EWS 廃止に向けた対応です。

Microsoft 社は 2026 年 10 月に Office 365 向けの Exchange Web Services (EWS) を廃止する予定です。EWS 廃止後は、Lightning Sync、Einstein 活動キャプチャ、Inbox を使用して行動、取引先責任者、メールの同期を行うことはできなくなります。

本影響を受ける組織のシステム管理者様宛にSalesforceからメールをお送りしております。

お手元にメールが届いている場合は、ご利用機能毎に 2026 年 8 月までに対応が必要です。

  • Lightning Sync をご利用中の場合:
    • Einstein 活動キャプチャへの移行および Microsoft Graph API へのアップグレードが必要です
  • Einstein 活動キャプチャや Inbox をご利用中の場合
    • 2026 年 8 月までに Microsoft Graph API へのアップグレードが必要です

関連リンクをご確認の上、早めの準備をお願いします。

関連リンク

リリースノート:

ヘルプ:

続いて、Lightning Sync の廃止です。

Office 365 の EWS 廃止に伴い、Salesforce では 2027 年 4 月に Lightning Sync の機能を廃止する予定です。廃止後は、Google アプリケーションと Salesforce 間で取引先責任者と行動を同期することはできません。2027 年 4 月までにEinstein 活動キャプチャへの移行をお願いします。

関連リンク

リリースノート:

ヘルプ:

続いて、Open CTI の廃止です。

Open CTI は 2028 年 2 月に廃止される予定です。それ以降はOpen CTI をご利用いただけなくなるため、業務に影響が出ないよう、早めに Salesforce Voice(旧 Service Cloud Voice) への移行計画を立てていただくことを推奨します。

なお、現在ご利用中のテレフォニープロバイダーによって、Salesforce Voice への移行可否が変わりますので、まずは、テレフォニーシステムの保守担当の方へご相談をお願いします。

関連リンク

最後に、その他の情報です。

まずは Hyperforce への移行についてです。

Hyperforce は AWS 上に構築された新しいインフラです。

お客様の組織は Salesforce のデータセンター、もしくは Hyperforce のいずれかで稼働しています。そして数年前から Salesforce では、新しいインフラである Hyperforce へお客様の組織を順次移行しています。

Hyperforce への移行に関するメールを受け取られた場合には、事前準備が必要になる場合があります。そのため、Salesforce からメールを受信された場合は、内容のご確認をお願いします。

また、お客様がスムーズに移行いただけるように、Salesforce では Hyperforce アシスタントという機能を用意していますので、ぜひご確認をお願いします。

関連リンク

続いて、Agentblazer Community に関する情報です。

Agentforce の製品に関する毎月の最新情報はリリースノートにてご確認いただけますが、Slack の「Agentblazer Community」では、より早く情報をご確認いただけます。

コミュニティ内の「#broadcast-agentforce-release-notes」チャンネルに参加いただくことで、新機能や機能改善に関するリリース情報を日本語の要約で確認いただけます。

まだコミュニティに参加されていないお客様は、ぜひこの機会にご参加ください。
既に参加済みの方は、チャンネル検索で「broadcast」と入力し、参加いただけます。

関連リンク

5 月度のアップデートは以上となります。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

公開日 : 2026.05.25

Share:

このカテゴリの人気記事

Salesforce活用に役立つメルマガ登録

【6/10 決勝大会】SFUG CUP 2026 視聴申込受付中!

詳しくはこちら