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本記事の内容は以下のオンデマンド動画からもご覧頂けます;https://play.vidyard.com/78XkHtaAYKkAPCfVbFB8ruこの記事で学べること自社の商談を整理する際のポイントこの記事のゴールこの記事のゴールは「商談の流れを整理するポイントを理解する」ことです。そのために、以下3ステップで進めていきます。商談フェーズの概要商談フェーズを管理する効果商談フェーズの設計方法商談フェーズの概要営業マネジメントをするにあたって、商談フェーズを定義し、それにそってマネジメントすることは大変重要です。商談フェーズを定義することで、その商談が今どういった状況なのか?その商談の受注の確率はどれくらいなのか?を把握し、売上予測を立てたり、マネジメントとして必要な支援を検討することができるようになります。商談フェーズが定義されていない、または曖昧になっていると、下図のように、事実と願望が区別できず、正しく売上予測が立てられなかったり、上司がメンバーを支援する上での具体的な打ち手がわからなくなってしまう恐れがあります。実際にセールスフォース・ジャパンでも以下のように8段階フェーズで商談の進捗を管理し、マネジメントを行なっています。商談フェーズを管理する効果商談フェーズ管理の効果は成約率、達成行動の実現、そしてコーチングと大きく3つあります。【成約率】商談フェーズを定義し、営業担当が各フェーズでやるべきことが整理されると、チーム全体の営業活動の標準化と改善が期待できます。やるべきことというのは、チーム内の最善の方法やトップセールスの行動を商談フェーズに落とし込むことを意味しています。トップセールスの行動を全員がやれるようにし、成約率の向上を目指します。【達成行動の実現】なかなか成果が上がっていない営業担当などは、標準化されたフェーズ管理を行うことで、自身が詰まりやすいフェーズがどこなのか、トップセールスの成功体験をもとにしたフェーズ管理を通して自らが体感することで、それぞれに合った改善点が明確になり、達成行動の実現につながります。【コーチング】商談フェーズが正しく管理できることにより、例えば、個々の営業の得意なフェーズや苦手なフェーズ、商材ごとの停滞するフェーズなどが可視化できます。マネジメントはこの可視化された情報をもとに、結果だけではなく、プロセスに対するコーチングも可能となります。商談フェーズの設計方法成約率を高める商談フェーズの構成するためには、以下の4つのポイントを意識することが重要です。策定のポイントが理解できたら実際の商談フェーズを検討していきますが、よくある失敗例として「フェーズを細かく設定しすぎて更新の負荷が高く営業効率が落ちてしまった」「人によってフェーズの捉え方が違うため、結局ヒアリングをしないと現在の進捗がわからない」という声を聞きます。そのような状態を生み出さないために各フェーズを何のために設定するのか次のフェーズに進むための前進基準は何なのかこの2点に関しては必ず明確にして検討を進めましょう。ワークシートはこちらからダウンロードいただけます。学習ツールより詳しく知りたい方は、エキスパートコーチングのオンデマンド動画をご視聴ください。Premier Success Planをご契約のお客様は、動画視聴後1対1のフォローアップセッションにお申し込みいただけます。エキスパートコーチング:Sales Cloud オンボーディング(KPI・フェーズ設計)まとめ自社の商談の流れを整理するポイントは理解できましたでしょうか。ご不明点やエラーの解消が必要な場合は、弊社テクニカルサポートにお問合せください。弊社サポートエンジニアが貴社のSalesforce環境を確認の上、具体的な手順をご案内いたします。ナレッジ記事:Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせ次は、最低限必要な設定を学んでいきましょう!次の記事:必要な設定を理解しましょう「活用7ステップ」全体に戻りたい場合はこちら
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この記事で学べること運用開始後にやるべきことシステムや運用の改善におけるポイントこの記事のゴールこの記事のゴールは「運用開始後に何をすべきかを理解する」ことです。そのために、以下3ステップで進めていきます。運用開始後の進行イメージ運用改善の進め方システム改善におけるポイント運用開始後の進行イメージ運用開始までにさまざまな検討と実装を行いましたが、運用開始後の定期的な改善も極めて重要です。Sales Cloudは状況の変化に合わせて、設計・運用を改善し続けることで、業務に合ったシステムであり続けることが可能です。そのため、ステップ3の「運用開始に向けて必要な役割を明確にしましょう」で決定した役割は、運用開始後も継続して担っていただくことが必要です。運用開始後の進行イメージを参考に、定例会議の目的と頻度、アジェンダ検討し、PDCAサイクルを回していきましょう。※担当、時間は参考です。自社の役割に応じて適宜ご変更ください。※重要なのは定期的に改善の会議を設定することです。運用改善の進め方1.行動の変化を起こすためのサクセスマップの作成状況の変化に合わせてシステムを最適化していくということは、同時に目標や目標達成に向けた戦略や活動についても定期的に見直しを行い改善をしていく必要があります。「目標達成のためにやるべきこと検討しましょう」では、運用開始に向けて早期に着手するための手法をご案内しましたが、運用改善や新年度など節目となるタイミングで、目標達成に向けた計画をアイデアベースで持ち寄りながら整理するためのサクセスマップを利用することをおすすめいたします。サクセスマップについての説明や作成の流れはこちらの記事の動画にて詳しくご説明しております。2.現場からの改善要望・意見を収集し改善を行う経営層・マネジメントの目線で「いかに目標達成を実現させるか」というサクセスマップを用いた改善方法に加え、利用ユーザー目線で「現場からの改善要望・意見を収集」を行い、日々の業務により浸透をさせていくという改善方法も併せて実施しましょう。要望・意見の受け付け方はさまざまですが、Sales Cloud上で受け付ける場合は、要望受付用のChatterグループを作成したり、要望を管理するカスタムオブジェクトを作成することで、Sales Cloud上に要望を蓄積し管理することができます。Sales Cloud上ではなく、SlackなどのチャットツールやExcel/スプレッドシートで要望を受け付けても問題ありません。その際は、以下のように一覧として管理することをおすすめします。要望・意見を受け付けたら、優先順位をつけて対応していきましょう。参考までに、2つの優先順位づけ方法をご紹介します。まず1つは、ビジネスへの影響度と実装難易度の二軸で優先順位を決める方法です。ビジネスの影響度が高く、実装難易度が低い要望から対応します。次に、Sales CloudのChatter機能を活用する方法です。「いいね!」の数が多い投稿が、多くのユーザーが賛同している要望をみなして優先的に対応します。システム改善におけるポイント現場の要望・意見を受け付けて改善することは大事ですが、すべてをSales Cloudに反映すればいいというわけではありません。現場からのリクエストのたびにSales Cloudの入力項目を増やせば、逆に使い勝手の悪いシステムになる可能性があります。また、声の大きい利用ユーザーや部署だけの要望を受け付けていると、特定の利用ユーザーや部署だけが使いやすいシステムになってしまう可能性もあります。そのため、収集した要望・意見をシステムに反映する基準や、反映した後の利用ユーザーへの説明方法など、ルールをしっかり定義しておきましょう。学習ツールより詳しく知りたい方は、エキスパートコーチングのオンデマンド動画をご視聴ください。Premier Success Planをご契約のお客様は、動画視聴後1対1のフォローアップセッションにお申し込みいただけます。カスタムオブジェクトの作成:Platform : オブジェクト設計の基礎運用開始後の進行イメージ/運用改善の進め方:活用度向上支援(SFA 運用ルール、トレーニング、定着化プラン)また、AppExchangeについてはこちらのWebページをご参照ください。まとめSales Cloudは運用開始後も継続的に改善することが重要です。運用開始後も定例会議を実施しながら、より良いシステムへと改善し、成果創出へとつなげていきましょう。ご不明点やエラーの解消が必要な場合は、弊社テクニカルサポートにお問合せください。弊社サポートエンジニアが貴社のSalesforce環境を確認の上、具体的な手順をご案内いたします。ナレッジ記事:Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせ次は、いよいよ最後の章です!自社の活用状況を診断するための方法を理解しましょう!次の記事:自社の活用状況を診断しましょう「活用7ステップ」全体に戻りたい場合はこちら
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この記事で学べることSalesforceでは、業務負荷を軽減するためいくつかの自動化機能が提供されています。https://help.salesforce.com/articleView?id=process_which_tool.htm&type=5今回はその中でも、わかりやすく簡単に設定できる“ワークフロー”をご紹介いたします。注:実業務で自動化を検討する場合、こちらのTrailheadにも記載されているように、ワークフローのみでは処理が複雑/煩雑になる可能性があります。どの自動化ツールを利用するかは、自動化したいプロセスの複雑さと設定方法を加味して選択くださいワークフローとはワークフローは簡単な社内手続きや他のプロセスを自動化するためのツールで、「もしxxxだったら、yyyyという処理を実行する」という簡単な処理を自動で行います。その“xxxだったらyyyを”という定義が“ワークフロールール”です。ワークフロールールにより、特定の条件が満たされたときに“ワークフローアクション”が実行されます。実行されるアクションは、即座に実行することも、または特定の日時に実行することもできます。設定手順1. オブジェクトどのオブジェクトのレコードで操作が行われたときに起動するかを選択。2. 評価条件ワークフロールールの評価するタイミングの設定。3. アクションToDo、メールアラート、項目自動更新、アウトバウンドメッセージから選択。4. タイムトリガ条件を満たしてから、アクションを実行するまでの期間を定義することができる。ある日付を基準に「○日前」「○時間後」など、時間単位か日単位かを設定。5. アクションToDo、メールアラート、項目自動更新、アウトバウンドメッセージから選択。※タイムトリガを使用しない場合は設定手順3までで設定は完了です。ワークフロールールの活用事例ワークフロールールの活用事例について3つご紹介いたします。1.契約期限切れ前のフォローアップルール:契約終了の30日前になったら営業担当者に、20日前になったら、営業部長に契約更新をするためのメールを通知する契約終了日が近づいているのにも関わらず、 [状況]が[Activated]になっている場合、30日前であれば営業担当者に、20日前になっても[Activated]から更新されない場合、営業部長にメール通知をするというものです。※時間ベースのアクションを2つ設定していますが、30日前に営業担当者によって更新された場合は、営業部長にはメール通知は届かなくなります。2.ケースがオープンになった場合、顧客対応のフォローアップをするToDoの作成ルール:大規模取引の新規ケースが作成されたら、営業部長にメールで通知し、フォローアップを取引先所有者に割り当てるここでいう大規模取引というのは、年間売上高が3億円以上または従業員数が1万人以上の取引先が対象です。この条件に当てはまる取引先ケースが作成された場合に、営業部長にその旨をメール通知し、フォローアップを取引先所有者に割り当てるというものです。3.新規ユーザの自動有効化ルール:新規ユーザが作成された場合に、ユーザを有効化しログインの許可する新規ユーザが作成された場合に、まだ有効化されていないユーザを項目自動更新でユーザの[有効]チェックボックスに自動的にチェックマークつけることでSalesforceにログインできるようにするというものです。時間ベースのアクションとはルール適用時のワークフローは、ルール条件に一致した場合レコードの作成または編集直後にアクションが実行されるのに対して、時間ベースのワークフローはアクションの実行を将来のある時点に予約しておくことができます。[クイック検索]ボックスで[時間ベースのアクション]と入力します。ここで予約されているアクションを確認することができます。時間ベースのワークフローの制限や考慮事項評価条件でレコードが [作成されたとき、および編集されるたび]に設定した場合、時間ベースワークフローアクションを設定することはできない一度ルール条件に合致してアクションをセットした後、レコードが更新されてルール条件を満たさなかった場合、アクションは実行されないレコードが更新され、評価条件をレコードが [作成されたとき、およびその後基準を満たすように編集されたとき] に設定した場合は、自動的にレコードの待機中のアクションをキューに戻すことができる 学習ツールワークフロールールの作成(ヘルプドキュメント)時間ベースのアクションとタイムトリガの考慮事項(ヘルプドキュメント)FAQ - 時間ベースのワークフロー(ヘルプドキュメント)まとめ以上がワークフロールールの活用事例のご紹介でした。ルールに定義された条件に基づいて、自動的にタスクをユーザに割り当て、特定の項目を更新することができるワークフロールールは営業、マーケティング、サポートなどの自動化に役立ちます。ワークフロールールをはじめとする自動化ツールを活用することで、業務の効率化だけでなく、業務ルールの徹底など様々なメリットがあるのでぜひご活用ください。
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この記事で学べること運用開始に向けた実装時の注意点活用しやすくするための工夫・アイデアこの記事のゴールこの記事のゴールは「運用開始に向けた実装時の注意点、活用をしやすくするための工夫・アイデアを理解する」ことです。そのために、以下3ステップで進めていきます。可能な限り標準機能で実装する必要最低限な項目を実装する実装におけるステップと、実装時の工夫・アイデア可能な限り標準機能で実装するSales Cloudには最初から用意されている標準機能と自由に定義して設定ができる機能があります。その中で、Salesforceは最初から用意されている「標準オブジェクト」や「標準項目」を使用することを推奨しています。標準機能を使うべき理由導入にかかる初期投資を削減できるSalesforceの年3回のバージョンアップの恩恵を受けられるAppExchange(機能を拡張するためのアプリ)の価値を最大限に利用できる表示する名称変更例えば「リード」「商談」など標準オブジェクトや標準項目を使いたいが、聞き馴染みのない名称で活用推進に不安が残る場合は、画面表示する名称だけを変更設定することもできます。ほとんどの標準オブジェクトや標準項目については、画面表示する名称を利用ユーザーが日常的に使っている用語に変更設定することができます。標準機能をベースに利用ユーザーが閲覧する名称だけ変更する方法もご検討ください。ヘルプ記事:オブジェクト、タブ、項目の表示ラベルの名称変更必要最低限な項目を実装する既存のツールやExcelをベースにSales Cloudの入力画面を設計するときには注意が必要です。理由は主に2つあります。既存のツールと全く同じ設計をしても、ツールが変わる分入力負荷や使いずらさが増すだけSales Cloudのデータ構造を考慮せずに設計されてしまうため集計の工数が増える入力の負荷が高いなどの理由から運用開始後に再度、Sales Cloudを構築し直す判断が必要な場合も少なくありません。可視化・分析した情報は何なのか?目的に応じて必要最低限な入力項目に絞って実装することが重要です。実装におけるステップと、実装時の工夫・アイデア実装における推奨のステップは以下の通りです。次に、実施ステップに沿って標準機能を使った実装時のアイデアをご紹介します。1.最低限必要な項目を絞り込む○必要な項目だけを表示する必要最低限の項目として「ダッシュボードでの計測に使う予定の項目」や「業務上必要な項目」などに厳選して画面表示設定をしましょう。2.画面レイアウトを整える○画面レイアウトに補足説明を加える各項目の言葉の定義などをヘルプテキストやページレイアウトの設定で補足説明をすることができます。○不要なアクションを非表示にする画面レイアウトをシンプルにする方法として自社で使う機能だけを表示する方法もあります。ヘルプ記事:ページレイアウト3.負荷の少ない入力/管理方法を選択する○デフォルト値項目値にデフォルトの入力フォーマットを指定することで、ユーザーが手入力しなければならない情報の一貫性向上と入力負荷の軽減が期待できます。ヘルプ記事:デフォルト項目値○クイックアクション特定のタイミングで更新が必要なレコードについて、編集が必要な項目を一まとめにし入力工数を減らす工夫ができます。ヘルプ記事:クイックアクション○リストビュー編集したい項目をまとめて編集することができます。ヘルプ記事:リストビューの作成○モバイル活用モバイルの活用が可能な場合は、外出先からでも活動入力ができるように設定を行いましょう。ヘルプ記事:Salesforce モバイルアプリケーション4.入力規則により抜け漏れ・ミスを防止する○入力規則項目の入力必須設定を行うことで、抜け漏れや入力ミスを未然に防ぐことが可能です。ヘルプ記事:入力規則条件に合致したときだけ特定の項目を入力必須にする以上、自社の運用に取り入れることができそうな実装の工夫・アイデアはありましたでしょうか?本章の内容も踏まえて、[Sales Cloud]初期設定チェックリストに沿った初期設定を進めていきましょう!学習ツールより詳しく知りたい方は、エキスパートコーチングのオンデマンド動画をご視聴ください。Premier Success Planをご契約のお客様は、動画視聴後1対1のフォローアップセッションや個別セッションにお申し込みいただけます。項目の作成や、ページレイアウトに関するエキスパートコーチング:はじめよう:Sales Cloud アドミン基礎 (※個別セッションのみ)Sales Cloud 簡単設定支援プログラム (※オンライン集合研修/全3回)モバイルの設定に関するエキスパートコーチング:はじめよう:モバイル・クイックスタート(※個別セッションのみ)まとめ活用推進・定着に向けた実装時の注意点・工夫の仕方について理解できましたでしょうか?ご不明点やエラーの解消が必要な場合は、弊社テクニカルサポートにお問合せください。弊社サポートエンジニアが貴社のSalesforce環境を確認の上、具体的な手順をご案内いたします。ナレッジ記事:Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせ実装時の注意点を理解できたら、次はデータの取り込み方法を学びましょう!次の記事:データの取り込みを行いましょう「活用7ステップ」全体に戻りたい場合はこちら
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この記事で学べることトレーニングで伝達すべき内容トレーニングに向けた必要な準備この記事のゴールこの記事のゴールは「ユーザートレーニングで伝達すべき内容を理解し、準備に着手できる状態になる」ことです。そのために、以下3ステップで進めていきます。トレーニングとはトレーニングで伝達すべき内容トレーニングに向けた準備トレーニングとは「トレーニング=操作説明」とイメージしてしまいますが、ここでいうトレーニングは単なる操作説明ではありません。Sales Cloud運用開始に向けたトレーニングは、利用目的や利用シーンをしっかりと伝達し、利用ユーザーに腹落ちして使用してもらうことを目的とします。操作説明だけのトレーニングになると、なぜSales Cloudを使うべきか利用ユーザーが理解・腹落ちできず、操作説明をしてもなかなか定着しません。トレーニングは操作説明だけでなく、必ず利用目的や利用シーンを伝達できる構成としましょう。トレーニングで伝達すべき内容トレーニングで伝達すべき内容は大きく以下の6つです。①経営層からのコミットメント経営層自らSales Cloud導入が組織の課題解決のために必要な全社的な取り組みであることを利用ユーザーへ発信します。経営層からのコミットメントには、以下のような内容が含まれます。中長期的な会社のビジョン/目標ビジョン/目標の達成に向けた組織における課題Sales Cloud導入の背景、目的Sales Cloud導入による期待また、経営層を巻き込み、経営層自らがSales Cloudを活用することで、利用ユーザーに入力メリットを訴求できるといった副次的な効果も期待できます。経営層に協力を取り付けることができたら、別途経営層/マネージャー層に対する「ダッシュボード説明会」を企画し、参加を依頼しましょう。経営層が参加することでマネージャー層の参加も促すことができ、コミュニケーションルールの定着が期待できます。Sales Cloudの定着化には上層部のSales Cloud活用は必須となりますので、ぜひご検討ください。②導入目的・実現プランの説明経営層からのコミットメントにて発信した課題感やSales Cloudへの期待を踏まえ、どのように課題解決(もしくは業務改善)に繋げるのか、解決の方向性やそれを把握するための導入目的・実現プランについて説明します。※「目標達成のためにやるべきこと検討しましょう」で戦略やアクション(行動)を検討している場合、検討結果を流用できる場合もあります。また、ここではSales Cloudのメリットについて訴求することも重要なポイントです。Sales Cloudの利用目的を理解しても、利用ユーザーの心理として入力負荷が増加するのは喜ばしくありません。入力負荷が上がる印象を持てば、その後の定着化にも影響します。利用ユーザーにとって、Sales Cloud導入が決して作業負荷を上げるだけではないことを強調するために、Sales Cloud導入により”やめられること”について説明します。これにより利用ユーザーの抵抗感を下げます。”やめられること”の具体例としては、以下のようなものがあります。既存のExcel管理票への入力マネージャーがメンバーを呼び止めて案件状況を都度確認する定例会議内で各メンバーが順番に案件状況を共有する資料や顧客情報を共有フォルダからかき集める特に、Excelによる案件管理を実施していた場合、以下のような煩わしい作業は”やめられること”です。案件の確度がいつの間にか変更されており、担当者に背景を確認する更新日がわからないため、担当者と進捗状況を棚卸しする月次・年次などの集計時、入力データの誤りや集計時の数式などの誤りを修正する③運用ルールの説明「運用のルールを策定しましょう」で作成した運用ルールについて説明します。利用ユーザーは、入力の目的を理解した状態で、いつ、何をどのように入力するかを確認します。④操作演習運用ルールに沿った入力を行う上で、必要な操作方法について説明します。商談を例に取れば、どのように新規商談を作成するのか、また、どのように商談を検索し更新するのか、実際の画面操作やマニュアル等を使って説明します。初回の操作演習では、特に利用ユーザーがつまづく点が多いので、以下のような事前の呼びかけと準備をしておくといいでしょう。ここでも、単なる操作説明に終始せず、Sales Cloud活用によるメリットを訴求することを意識してください。Sales Cloudには作業効率を上げるために十分な機能が備わっています。ぜひ後述の”学習コンテンツ”を使って機能について学習いただき、メリットの訴求を意識ください。⑤展開スケジュール実際にデータ入力を開始し、過去のExcel案件表を廃止するまでのスケジュールや、運用開始後の機能改善予定があれば共有します。段階的にリリースするようなプロジェクトの場合にもここで説明します。⑥問い合わせ方法問い合わせ先はChatterグループがおすすめです。過去の問い合わせ情報を残せるため、利用ユーザーは過去の問い合わせ内容を検索することができます。ただしログイン関連の問い合わせの場合、利用ユーザーはChatterを利用できない状態にありますので、別途問い合わせ先を指定する必要があります。下図のイメージで問い合わせ先を整理ください。トレーニングに向けた準備上述のトレーニングを実施する場合、それぞれ以下の準備作業が必要です。経営層からのコミットメント経営層の巻き込み導入目的・実現プランの説明「目標達成のためにやるべきこと検討しましょう」の確認と実施”やめられること”(Sales Cloud活用によるメリット)の整理運用ルールの説明「運用のルールを策定しましょう」の確認と実施操作演習作業効率向上を実現する標準機能の学習操作演習に向けた準備展開スケジュール展開スケジュールの整理問い合わせ方法問い合わせ方法の整理学習ツールより詳しく知りたい方は、エキスパートコーチングのオンデマンド動画をご視聴ください。Premier Success Planをご契約のお客様は、動画視聴後1対1のフォローアップセッションにお申し込みいただけます。エキスパートコーチング:活用度向上支援(SFA 運用ルール、トレーニング、定着化プラン)また、以下の動画コンテンツもあわせてご利用ください。オンデマンド動画:“成功”の秘訣シリーズVol.2 早期に定着化を実現させるポイントオンデマンド動画:少しの工夫で劇的に変化!作業効率向上を実現するSalesforce標準機能 (参照・共有編)まとめユーザートレーニングで伝達すべき内容は理解できましたか?以下の内容を改めて整理しておきましょう。トレーニングは以下6つの構成で実施①経営層からのコミットメント②導入目的・実現プランの説明③運用ルールの説明④操作演習⑤展開スケジュール⑥問い合わせ方法トレーニングにより利用ユーザーに腹落ちしてもらうことで、入力の目的意識を醸成するユーザーにとってのメリットについても訴求し、入力への抵抗感を少なくするご不明点やエラーの解消が必要な場合は、弊社テクニカルサポートにお問合せください。弊社サポートエンジニアが貴社のSalesforce環境を確認の上、具体的な手順をご案内いたします。ナレッジ記事:Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせ次は、運用テストと修正について学びましょう!次の記事:運用テストと修正を行いましょう「活用7ステップ」全体に戻りたい場合はこちら