継続的な改善を実施しましょう

公開日: 2023.04.17

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この記事で学べること

  • 運用開始後にやるべきこと
  • システムや運用の改善におけるポイント

この記事のゴール

この記事のゴールは「運用開始後に何をすべきかを理解する」ことです。

そのために、以下3ステップで進めていきます。

  • 運用開始後の進行イメージ
  • 運用改善の進め方
  • システム改善におけるポイント

運用開始後の進行イメージ

運用開始までにさまざまな検討と実装を行いましたが、運用開始後の定期的な改善も極めて重要です。

Sales Cloudは状況の変化に合わせて、設計・運用を改善し続けることで、業務に合ったシステムであり続けることが可能です。

そのため、ステップ3の「運用開始に向けて必要な役割を明確にしましょう」で決定した役割は、運用開始後も継続して担っていただくことが必要です。

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運用開始後の進行イメージを参考に、定例会議の目的と頻度、アジェンダ検討し、PDCAサイクルを回していきましょう。

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※担当、時間は参考です。自社の役割に応じて適宜ご変更ください。

※重要なのは定期的に改善の会議を設定することです。

運用改善の進め方

1.行動の変化を起こすためのサクセスマップの作成

状況の変化に合わせてシステムを最適化していくということは、同時に目標や目標達成に向けた戦略や活動についても定期的に見直しを行い改善をしていく必要があります。

目標達成のためにやるべきこと検討しましょう」では、運用開始に向けて早期に着手するための手法をご案内しましたが、運用改善や新年度など節目となるタイミングで、目標達成に向けた計画をアイデアベースで持ち寄りながら整理するためのサクセスマップを利用することをおすすめいたします。

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サクセスマップについての説明や作成の流れはこちらの記事の動画にて詳しくご説明しております。

2.現場からの改善要望・意見を収集し改善を行う

経営層・マネジメントの目線で「いかに目標達成を実現させるか」というサクセスマップを用いた改善方法に加え、利用ユーザー目線で「現場からの改善要望・意見を収集」を行い、日々の業務により浸透をさせていくという改善方法も併せて実施しましょう。

要望・意見の受け付け方はさまざまですが、Sales Cloud上で受け付ける場合は、要望受付用のChatterグループを作成したり、要望を管理するカスタムオブジェクトを作成することで、Sales Cloud上に要望を蓄積し管理することができます。

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Sales Cloud上ではなく、SlackなどのチャットツールやExcel/スプレッドシートで要望を受け付けても問題ありません。

その際は、以下のように一覧として管理することをおすすめします。

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要望・意見を受け付けたら、優先順位をつけて対応していきましょう。

参考までに、2つの優先順位づけ方法をご紹介します。

まず1つは、ビジネスへの影響度と実装難易度の二軸で優先順位を決める方法です。

ビジネスの影響度が高く、実装難易度が低い要望から対応します。

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次に、Sales CloudのChatter機能を活用する方法です。

「いいね!」の数が多い投稿が、多くのユーザーが賛同している要望をみなして優先的に対応します。

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システム改善におけるポイント

現場の要望・意見を受け付けて改善することは大事ですが、すべてをSales Cloudに反映すればいいというわけではありません。

現場からのリクエストのたびにSales Cloudの入力項目を増やせば、逆に使い勝手の悪いシステムになる可能性があります。

また、声の大きい利用ユーザーや部署だけの要望を受け付けていると、特定の利用ユーザーや部署だけが使いやすいシステムになってしまう可能性もあります。

そのため、収集した要望・意見をシステムに反映する基準や、反映した後の利用ユーザーへの説明方法など、ルールをしっかり定義しておきましょう。

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学習ツール

より詳しく知りたい方は、エキスパートコーチングのオンデマンド動画をご視聴ください。

Premier Success Planをご契約のお客様は、動画視聴後1対1のフォローアップセッションにお申し込みいただけます。

また、AppExchangeについてはこちらのWebページをご参照ください。

まとめ

Sales Cloudは運用開始後も継続的に改善することが重要です。

運用開始後も定例会議を実施しながら、より良いシステムへと改善し、成果創出へとつなげていきましょう。

ご不明点やエラーの解消が必要な場合は、弊社テクニカルサポートにお問合せください。
弊社サポートエンジニアが貴社のSalesforce環境を確認の上、具体的な手順をご案内いたします。

次は、いよいよ最後の章です!

自社の活用状況を診断するための方法を理解しましょう!

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公開日: 2023.04.17

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