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(2023年2月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/KbVvJ5UfNAUerk66H83XN6全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforceの運用に関するお知らせ」の2月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2023年2月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分と、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。最初にSpring'23のリリースに関する情報です。2023年 2月12日にバージョンアップがあり、Spring '23になりました。3月13日~16日にかけて、恒例の新機能ウェブセミナーを開催予定です。Spring ’23 新機能リリースからお申し込みいただけるようになっております。また、Release Moduleの翻訳されましたので、ウェブセミナーの参加が難しい方は、ぜひTrailheadをご活用ください。関連リンクSpring '23新機能リリースリリースノート(翻訳版)Release SiteSpring '23 Release HighlightsRelease in a BoxFeature matrixこちらは、今までのKnown Issueサイトが新しくなったことのの共有です。Known Issueサイトでは、Salesforceの既知の問題を公開しております。カテゴリやステータスで絞り込みができて、問題の概要、再現手順、回避策等をご確認いただけます。ご自身の組織が影響を受けている問題があれば、[Report]をクリックすることで、問題をフォローすることができます。問題に更新があれば通知を受け取ることができますので、ぜひご利用ください。続いて、少し気が早いですが、次期バージョンであるSummer '23のスケジュールです。Summer '23のリリースは、Sandboxが5月7日、本番環境は6月11日にバージョンアップの予定です。関連リンク:Trustサイト次は、Spring '23リリースノートの更新情報です。先月までWinter '23の更新情報をお伝えしていましたが、今月からSpring '23のの更新情報になります。今回は、1月2日以降の更新内容の中から、管理者様に把握しておいていただきたい内容をピックアップしてます。無効な選択リスト値の数の制限 (リリース更新)元々、リリース更新の位置付けだった制限が通常のリリースに変更されました。今まで無効な選択リスト値を無制限に使用することができていました。これによりパフォーマンスに影響が出ることがありました。Spring '23より、組織の健全性とパフォーマンスを改善するために、無効な選択リスト値の数を制限することができるようになりました。このオプションを有効化すると、項目毎に無効な選択リスト値の最大は4000になります。Lightning Web コンポーネント (正式リリース) と Aura コンポーネント (ベータ) での Lightning Web セキュリティの使用Lightning Web Security (LWS) は、Lightning Lockerに代わる、Lightning Web コンポーネント(LWC)のための新しいクライアントサイドセキュリティアーキテクチャです。Salesforceでは、LWSの段階的なリリースを継続しており、Spring '23では、LWS for Auraのベータ版がリリースされました。今回のリリースノートの変更点は、LWS for LWC(GA)とLWS for Aura(ベータ)機能がWinter '23で既に有効であった場合に、Spring '23の本番組織でのLWSの適用方法が纏まった表が追加されました。詳細はリリースノートをご確認ください。コンテンツ盗聴保護を有効化 (リリース更新)適用時期がSummer '23に延期されました。Visualforce ページとコンポーネントでの <script> および <style> コンテキストの式言語評価のエスケープ (リリース更新)リリース更新はキャンセルされました。メール検証を目的とするドメイン所有権の確認Spring '22から、Salesforceからメールを送信する際に、Fromのアドレスが既に検証済みでない場合、メール検証が必要になりました。Spring '23から、SSO経由でSalesforceにログインしているユーザは、管理者がDKIMの設定をしている場合にDKIMを使ってメール検証ができるようになった旨が1月23日に追記されました。また、その検証のタイミングに関する詳細が1月30日にリリースノートに追加されました。関連リンクWinter '23 リリースノート - リリースノートの変更メール-to-ケースの Lightning スレッドを使用した重複ケースの防止古くからメール-to-ケースをご利用のお客様にとって重要な内容です。メール-to-ケースでは、従来スレッドIDを使用してメールとケースを紐づけていました。数年前からリリース更新で、その仕組みをヘッダーベースのスレッドに切り替える予定でしたが、お客様からのフィードバックを元に、Spring '23にLightningスレッドをリリースしました。現在も従来のスレッドIDを使用している場合は、ぜひLightningスレッドへの切り替えのご検討をお願いします。Encourage Users to Update to the Latest Mobile Publisher App Versionこちらは拡張ドメイン関連の内容です。Aura のサイトテンプレートを使用しているExperience Cloud サイトの場合、Mobile Publisher for Experience Cloud アプリケーションをご利用のユーザーに対して、拡張ドメインをサポートするアプリケーションのバージョンに更新するよう促すメッセージを表示したり、更新を要求することができるようになったというリリースノートが追加されました。事前にアプリケーションを更新することで、拡張ドメインを有効化することによるサービス中断を回避することができます。ぜひこちらの新機能をご利用ください。Added a release note to announce a change to Salesforce mobile app access via iOS phone and Android web browsers.Spring '23から、Lightning Onlyのユーザが、iOS やAndroidのモバイル端末のブラウザでSalesforceにアクセスしようとすると、Salesforceモバイルアプリケーションの使用を促すページにリダイレクトされるようになりました。以前までは、Lightning Onlyのユーザであっても、Classicの画面が表示されていました。拡張ドメインのリリース (リリース更新)Spring ’23での自動有効化から組織を除外(オプトアウト)する手順が明確になりました。関連リンクWinter '23 リリースノート - リリースノートの変更続いて、MFAに関する内容です。まずはMFA適用に関するロードマップです。2月12日にSpring’23がリリースされましたが、そのタイミングで一部の組織についてMFAが自動有効化されました。次の自動有効化のタイミングは6月に予定されているSummer'23のリリースです。自動有効化の対象となる組織の管理者様には事前にメール通知が行われますので、Salesforceからのメールをご確認ください。関連リンク多要素認証 (MFA) 適用ロードマップMFAの自動有効化については、Spring'23のリリースノートでも情報を公開しているので、改めてご確認ください。関連リンクMFA の準備: 自動適用が Spring ’23 で開始MFA の自動有効化: お客様の組織に適用されるタイミングと方法の確認 (リリース更新)Chatter Free および Chatter External ユーザの MFA の自動有効化および適用からの自動的な除外続いて、インフラ強化に関するアップデートです。許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメインという公開ナレッジに更新がございます。Salesforceで使用しているIPアドレス範囲について、APNICとRIPEで使用しているIPアドレス範囲に更新があります。現時点では英語版のナレッジのみでの更新ではございますが、詳細は公開ナレッジをご参照ください。関連リンク許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメインHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする続いてリリース更新に関するアップデートのご紹介です。こちらでは、当初はSpring'23での適用が予定されていましたが、延期になったリリース更新を記載しています。延期になったリリース更新についてはヘルプ等をご覧いただき、それぞれの自動有効化日までにお客様組織に適用できるようにご計画いただければと思います。関連リンクケースメール通知のシステムアドレスとしてデフォルトの No-Reply アドレスを使用 (リリース更新)Visualforce JavaScript Remoting API の JsonAccess アノテーション検証の有効化 (リリース更新)ICU ロケール形式の有効化 (リリース更新)メンテナンス計画の頻度の項目からメンテナンス作業ルールへの移行 (リリース更新)(未翻訳)最新の情報は英語版をご参照ください続いて、次期バージョンであるSummer'23で適用されるリリース更新です。Summer '23で適用予定のリリース更新の中から管理者様に特にご認識いただいきたい更新を4つピックアップしてご紹介します。まずは「フローでのセッション ID へのアクセスを無効化」です。こちらは、フローの中で$Api.Session_ID 変数が使用できなくなるという更新になりますので、該当するようなフローを作成している場合は変更をご検討ください。関連リンクフローでのセッション ID へのアクセスを無効化 (リリース更新)Apex クラスへの明示的なアクセス権を適用するルールの無効化 (リリース更新)ナレッジ:Apex クラスへの明示的なアクセス権を適用するルールの無効化」リリース更新の準備フローオーケストレーションオブジェクトの共有の有効化 (リリース更新)続いて、「Google Analytics 4」に関する更新です。Experience CloudサイトでGoogle Analytics トラッキングIDを使用している場合に更新が必要となりますのでご確認ください。次に、「Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止」です。こちらは特に重要な更新になりますので、のちほど詳細をご紹介します。関連リンクAura サイトから Google アナリティクス 4 への移行 (リリース更新)イベントログファイル生成のオプトイン (リリース更新)コンテンツ盗聴保護を有効化 (リリース更新)ゲストユーザによる承認申請の編集または削除の防止 (リリース更新)Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止 (リリース更新)Lightning アプリケーションの CSRF トークンのセキュリティの機能強化 (リリース更新)最後にMFAに関するリリース更新です。MFAのセクションでもご説明させて頂いた通り、Summer'23でMFAが自動有効化される組織の管理者様にはメールでの通知が行われますので、そちらもご確認ください。関連リンクケースメール通知のシステムアドレスとしてデフォルトの No-Reply アドレスを使用 (リリース更新)MFA の自動有効化: お客様の組織に適用されるタイミングと方法の確認 (リリース更新)続いて、その他の更新です。Spring'23では拡張ドメインの自動有効化が予定されていましたが、管理者様にて除外することができました。Summer'23でも自動有効化が予定されておりますが、管理者様にて除外することはできません。Summer'23リリース後に無効化することはできますが、一度有効化されますため、自動有効化による影響が発生する可能性もございます。そのためSummer'23までに拡張ドメイン適用のご準備を進めていただければと思います。関連リンク拡張ドメインのスケジュール続いて、機能の廃止です。メンテナンス計画の[頻度] 項目と [頻度種別] 項目の廃止が進められており、2024年2月の廃止が予定されておりますのでご確認ください。また、2023年6月以降、Salesforce モバイル アプリケーションのバージョンが228以下の場合、Salesforceにログインすることができなくなりますのでモバイルアプリケーションのバージョンの更新をお願い致します。関連リンクメンテナンス計画の頻度種別項目の廃止Salesforce モバイルアプリケーションのバージョン 228 の廃止「Salesforce Platform APIバージョン 21.0~30.0 の廃止について」です。こちらは、影響度の大きい更新の一つですので、毎月ご紹介しています。来年2023年6月をもちまして、APIバージョン21.0~30.0 は利用不可になる予定です。本件に関して、2月15日に製品コミュニケーションメールが送信されており、また機能廃止に関するダイジェストもメールで送信されていますので、そちらも併せてご確認いただき、早めのご対応をご検討ください。関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止Salesforce Event Log File BrowserEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別最後に、コミュニティライセンスユーザにおけるSalesforce モバイルアプリケーションでのアクセスの廃止です。Summer'23のリリースを以って、コミュニティライセンスのユーザはSalesforce モバイルアプリケーションを使用してSalesforceにアクセスすることができなくなります。そのため、該当するような方法でのアクセスを行っているユーザ様につきましては、ブラウザの利用やMoblile Publisherのご利用をご検討いただけますよう、お願いします。関連リンクSalesforce モバイルアプリケーションコミュニティライセンスアクセスの廃止コミュニティライセンスを持つ新規ユーザに対するアクセス制限Salesforce モバイルアプリケーションコミュニティライセンスアクセスの廃止の計画2月度分の更新情報は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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(2023年1月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/595aKrXRvoCXX2xRCPfp7x全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforceの運用に関するお知らせ」の1月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2023年1月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分と、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。最初にSpring'23のリリースに関する情報です。2023年 2月に予定している Spring ’23 リリースに関して更新情報を赤字で記載しています。Spring'23に関する各種ドキュメントを公開しておりますが、リリースノートについては翻訳版も公開されておりますのでぜひご覧ください。なお、日本の本番インスタンスにおけるSpring'23のリリースは2/12を予定しております。そのためリリースノートの情報や本動画でご紹介している資料をご確認の上で、リリースに向けたご準備をお願い致します。またサクセスナビではSpring'23の新機能をご紹介するウェブセミナーについてご案内しておりますので、こちらも併せてご確認ください。関連リンクSpring '23新機能リリースリリースノート(翻訳版)Release SiteSpring '23 Release HighlightsRelease in a BoxFeature matrix続いて、Winter’23リリースノートの更新情報です。12月12日以降の更新内容の中から、管理者様に把握しておいていただきたい内容をピックアップしてます。ここでは、特に重要な拡張ドメイン関連の情報を記載します。まだ拡張ドメインが有効化されていない組織では、Spring'23のリリースにて拡張ドメインが自動有効化されますが、拡張ドメインの自動有効化から除外する設定がございますので、詳細はリリースノートをご覧ください。また、拡張ドメインに関してMobile Publisherをご利用のお客様にもお知らせがあります。拡張ドメインをサポートするアプリケーションのバージョンに更新するように ユーザを促すことができますので、こちらも詳細はリリースノートをご覧ください。Deploy Enhanced Domains (Release Update)Spring ’23での自動有効化から組織を除外(オプトアウト)する手順が明確になりました。Urge or Require Users to Update to the Latest Mobile Publisher App VersionAura サイトでは、Mobile Publisher for Experience Cloud アプリのユーザーに対して、拡張ドメインをサポートするアプリのバージョンに更新するよう促す、または要求するメッセージを表示できるようになりました。アプリを更新することで、ユーザーはサービスの中断を回避することができます。New and Changed Components for Change Setsイベントリレー設定の変更セットが追加されました。New Invocable ActionsDynamicSendSurveyInvitation と sendSurveyInvitation invocable アクションが発表されました。関連リンクWinter '23 リリースノート - リリースノートの変更続いて、MFAに関する内容です。Salesforce 多要素認証に関する FAQのナレッジの英語版が1/19に更新されています。また、Salesforce Platform上でMFAが自動有効化された後に、管理者様にてMFAを無効にする方法と、MFA を設定せずにログインする方法がナレッジで纏められて公開されておりますのでご紹介致します。これはMFAが強制適用されるまでの一時的なものであることにご注意ください。関連リンクTrailblazer Community:多要素認証(MFA)コミュニティ 日本Salesforce 多要素認証に関する FAQ多要素認証 (MFA) 適用ロードマップ多要素認証(MFA)設定マニュアル ダウンロードMFA特設ページ多要素認証が Salesforce によって自動有効化された後のアカウントのアクセス再取得 (Salesforce Platform 上に構築された製品)続いて、MFAに関するFAQに4つの更新があります。MFAと拡張ドメイン、Hyperforce移行に関して、推奨される導入手順やその詳細を説明するナレッジが公開されたというものです。以前はmyTralheadという名称だった機能ですが、Enablement Sites での認証についてのもので、Enablement Sites の認証プロバイダとしてSalesforce Identityを使用している場合はMFAが必要である旨が追記されています。Salesforce Platform上に構築された製品をご利用のお客様向けに、今後のMFA自動有効化や強制適用の詳細が記載されているナレッジが公開されたことをご案内しております。MFAを除外する権限を付与する必要がないパターンについてガイダンスが追加されています。続いて、Spring'23リリースノートに記載されているMFA関連情報です。以前もご紹介させていただきましたが、弊社よりMFAの自動有効化に関するメールを受け取られた組織を対象にして、Spring '23のリリースでMFAを自動有効化します。このMFAの自動有効化に関して、今後のリリースで段階的にMFAを有効化していくことがリリースノートにも記載されておりますのでご確認ください。関連リンクMFA の準備: 自動適用が Spring ’23 で開始MFA の自動有効化: お客様の組織に適用されるタイミングと方法の確認 (リリース更新)Chatter Free および Chatter External ユーザの MFA の自動有効化および適用からの自動的な除外続いて、インフラ強化に関するアップデートです。先月の動画でもご紹介致しましたがインスタンスリフレッシュに関する情報です。インスタンスリフレッシュは、アップグレードされた新しいインフラストラクチャで構成されているインスタンスにお客様の組織を移動することで、パフォーマンスレベルを維持することを目的としています。今後の予定として、本番組織ではなく、Sandbox環境において2023年2月5日にインスタンスリフレッシュが予定されています。スライドに記載されているインスタンスにてSandboxをご利用のお客様は、「インスタンスリフレッシュメンテナンス」の公開ナレッジをご確認いただき、ご準備をお願い致します。続いてリリース更新に関するアップデートのご紹介です。次期バージョンのSpring '23のリリース更新になります。まず、強制適用されるものが7件あります。詳細は関連リンクをご確認ください。関連リンクExperience Cloud サイトで Apex によって取得されるナビゲーションメニューへのユーザアクセス権限の適用コンテンツ盗聴保護を有効化ユーザの個人情報のより強力な保護の有効化Visualforce ページのクロスサイトスクリプティングを防止するための <apex:inputField> 要素の label 属性のエスケープExperience Cloud ゲストユーザに詳細なフロー権限が必要 ユーザコンテキストでの REST API を介したフローの実行SAML シングルサインオンフレームワークを更新そして、自動有効化されるものが2件ございます。関連リンク拡張ドメインの有効化Spring '23 での一部のユーザの MFA の自動有効化こちらはSpring '23で有効化される予定だったリリース更新が延期された情報です。前月から1点追加がございます。メンテナンス計画の頻度の項目からメンテナンス作業ルールへの移行はSpring ’24に延期されました。次に、リリース更新ではございませんが、影響の大きい機能拡張についてご説明いたします。従来より、セキュリティ上の観点からユーザのメールアドレスがユーザ本人のものであるかどうかを検証する仕組みがありましたが、Spring’22よりメールアドレスの検証を終えていないユーザがメール機能を使用した際に、その検証を促すメールが送信されるようになりました。この機能拡張について、最新情報として赤字部分を追加しております。Winter’23まではメールアドレス未検証のユーザがメールを送信する際に、メールアドレス検証用のメールが各リリースで一回送信されておりました。次期バージョンのSpring’23ではメールアドレス検証用のメールは送信されません。関連リンクSpring’23 リリースノート : Salesforce からメールを送信するためのメールアドレスの検証Lightning Web Security (LWS) はカスタム Lightning コンポーネントのための新しいクライアントサイドセキュリティアーキテクチャであり、Lightning Locker を徐々に置き換えていく予定です。 LWS の段階的なリリースを継続しており、次の段階として、LWS for Auraを Spring '23 でベータ版として導入します。お客様の組織内の Lightning Web コンポーネントが LWS for Aura (Beta) で期待どおりに動作し続けることを確認したい場合は、Spring '23 のSandboxで「Lightning Web コンポーネント用 (正式リリース) および Aura コンポーネント用 (ベータ) Lightning Web セキュリティの使用」設定を有効にして検証をお願いいたします。詳細は、各種ドキュメントが用意されておりますので資料に記載のリンクよりご参照ください。関連リンクLightning Web セキュリティの基本LWS for Aura (beta) Release NoteLWS Enablement for Orgs with No Custom Components Release NoteLightning Web Security Lightning Web Security FAQ.Lightning Components Developmenテクニカルサポートこちらは、フローに関する今後のロードマップです。ご存知の管理者様も多いかと思いますが、ワークフロールールおよびプロセスビルダーは将来的にサポート終了になる予定です。現在は、ワークフロールールの新規作成ができない状態ですが、次期バージョンであるSpring '23では、プロセスビルダーの移行ツールがサポートされる予定です。今回は赤字部分の補足情報についてご紹介いたします。Spring’23で提供開始する移行ツールは、サポートされているプロセスが限られております。レコードの更新レコード作成フローの呼び出しApex の呼び出しメールアラートこれ以外のスケジュール済みアクション、承認申請、Chatter投稿などは現時点では手動で移行する必要がございます。関連リンクフローへの移行続いて、機能の廃止です。まず、影響度が大きいことが想定されるため改めてのご案内となりますが、右列の2行目のSalesforce Mobile App Community License Accessについてです。2023年6月、コミュニティライセンスのユーザ様はSalesforceモバイルAppへアクセスができなくなります。来年6月以降はブラウザからExperience Cloudサイトへアクセスするようにしてください。なお、対象となる具体的なライセンス種類がナレッジにまとまっていますので、Experience Cloudのご契約があるお客様は、ご確認をお願いします。次に、赤字にしている前月からの変更点についてご説明いたします。一つ目は、2023年6月、Pardot リアルタイム自動化ルール設定の廃止が予定されております。Account Engagement で当該機能をご利用中のお客様はご確認をお願いいたします。二つ目は、メンテナンス計画の頻度種別項目の廃止の終了日の変更についてです。変更後は、2024年1月としておりますのでご注意ください。「Salesforce Platform APIバージョン 21.0~30.0 の廃止について」です。こちらは、影響度の大きい更新の一つですので、毎月ご紹介しています。来年2023年6月をもちまして、APIバージョン21.0~30.0 は利用不可になる予定です。本件に関して、1月17日に製品コミュニケーションメールが送信されており、また機能廃止に関するダイジェストもメールで送信されていますので、そちらも併せてご確認いただき、早めのご対応をご検討ください。関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止Salesforce Event Log File BrowserEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別1月度分の更新情報は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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(2022年10月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/TGeXbhV1YTFFpio7J5rXSC全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforceの運用に関する重要なお知らせ」の10月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2022年10月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分と、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。Winter ‘23のバージョンアップが、10/16に実施されました。新機能に関するウェブセミナーが、11/8~11にスケジュールされています。新機能ウェブセミナーの申し込みページへのリンクより、お申し込みができるようになっていますので、奮ってご参加ください。関連リンクWinter'23プレリリース環境のサインアップサイトWinter’23 リリースノート(日本語)Salesforce Sandbox プレビュー手順リリースサイトRelease in a BoxリリースモジュールRelease Overview DeckFeature MatrixThe 360 Blogバージョンアップに備えましょうWinter '23 新機能リリース続いて、Winter '23リリースノートの更新情報についてです。9月分と10月分の更新の中で、重要なものをピックアップしています。Spring '23 での一部のユーザの MFA の自動有効化 (リリース更新)先月の「Salesforceの運用に関する重要なお知らせ」では、ユーザ数が100名未満の組織において、Winter '23のリリース更新画面にMFAの自動有効化が表示される予定である旨お伝えしました。今回の変更点は、100名未満の条件は使用しなくなった旨が追記されています。そのため、100名以上のユーザ数がいる組織の管理者様も、必ずリリース更新画面をご確認いただけますよう、お願いします。リリース更新にMFAの自動有効化が表示されていたら、Spring '23に自動有効化が行われる予定なので、その前にSalesforceに直接ログインするユーザ様に対するMFAの設定が完了していることをご確認お願いします。Review Hourly Send Limits for Single Emailsメールコンポーザー(=メールアクション)を使って、外部へメール送信をする場合の、時間毎の新たな制限がついかされたという内容です。今まで、Salesforceの画面から、手動で送信するメールについては、特に制限はありませんでしたが、2022年9月22日以降に新規作成された組織については、1時間毎に250件までという制限ができました。なお、既存の日次送信制限(5000件)は変わりません。My Domain Login Page Was Changed[私のドメインの画面に、認証プロバイダーや証明書を使用してログインができるような設定をしている場合に、ログイン ページの表記に変更が加わったという内容になります。変更前後の画面は、リリースノートでご確認いただけます。より大量の予測をさらにすばやく保存をするというCRMAの機能の正式リリース大規模な予測の書き戻しが有効になっている時の、デフォルトの制限に関する情報が更新されました。今まで200万だったものが500万に変更されました。Chatter Free and Chatter External Users Are Automatically Excluded from MFA Auto-Enablement and Enforcement皆様ご存知の通り、Chattr FreeやChatter Extrnal UserはMFAの対象外です。そのため、MFAの自動有効化や強制適用の対象にはならない旨が追加されました。関連リンクSpring '23 での一部のユーザの MFA の自動有効化 (リリース更新)Review Hourly Send Limits for Single EmailsMy Domain Login Page Was Changedより大量の予測をさらにすばやく保存 (正式リリース)Chatter Free and Chatter External Users Are Automatically Excluded from MFA Auto-Enablement and Enforcement次は、IE11のサポート終了に関するお知らせです。こちらはこれまでのご案内と変更はありませんが、重要な内容なので再掲載しています。Microsoft社がIE11のサポートを終了したことを受けて、Salesforceも今年一杯でIE11のサポートを終了します。IE11をご利用中のお客様は、サポートされているブラウザへの移行をお願いします。関連リンクLightning Experience でサポートされるブラウザおよびデバイスすべてのブラウザに関する推奨事項と要件Lightning Platform における IE11 サポート終了について続いてはLightning Syncに関する情報です。こちらも新たな情報はありませんが、重要な内容のため再掲載となります。Microsoft社は2022年10月から、Exchange Onlineの基本認証の廃止をアナウンスしています。そのため、Lightning Syncの接続方法として、サービスアカウントを使用している場合には、今月中に接続方法の移行が必要です。対応方法など詳細につきましては、関連リンクをご確認ください。関連リンクReview Microsoft Announcements on Basic Authentication Retirement for Exchange OnlineMicrosoft Office 365 での Lightning Sync サービスアカウント接続方法についてそして、MFA関連のリソースの更新情報です。Salesforce 多要素認証に関する FAQ のナレッジが、英語版のみ10/7に更新されています。また、多要素認証 (MFA) 適用ロードマップ のナレッジが、英語版のみ9/28に更新されています。関連リンクTrailblazer Community:多要素認証(MFA)コミュニティ 日本Salesforce 多要素認証に関する FAQ多要素認証(MFA)設定マニュアル ダウンロード多要素認証 (MFA) 適用ロードマップMFA特設ページロードマップの具体的な変更点は、Marketing CloudのInteligence(Datrama)の強制適用が10/6に実施されました。関連リンク多要素認証 (MFA) 適用ロードマップMFAのナレッジの変更点は、以下5点です。#1:ナレッジに、自動有効化と強制適用についての説明のセクションが追加されました#2:U2Fセキュリティキーに関するセクションが削除されました#3:リカバリーコードを主要な検証方法として使用すべきではない旨が追記されてます以下は、パートナー様向けの情報です。#4:パートナーがお客様のユーザアカウントを使用する場合の MFA の取り扱いについて追記されてます#5:1 つのユーザアカウントを複数のパートナーが使用する場合のガイダンスが追記されました。詳細は関連リンクに纏められておりますので、パートナーの皆様はご確認お願いします。関連リンクHow to Satisfy the MFA Requirement for the Partner Admin Shared Login Use Case続いてはインフラ強化に関する情報です。最初にインスタンスリフレッシュについてです。インスタンスリフレッシュは、アップグレードされたインフラストラクチャで構成されているインスタンスにお客様の組織を移動することで、パフォーマンスレベルを維持することを目的としています。今後の予定として、本番組織ではなく、(主に日本以外のお客様の)Sandboxにおいて2022年11月6日と12月18日にインスタンスリフレッシュが予定されています。上記スライドに記載されているインスタンスにてSandboxをご利用のお客様は、関連リンクをご確認いただき、ご準備をお願い致します。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンス続いて、「Salesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする」のナレッジに更新がありました。ARINで使用されているIPアドレス範囲に新しい範囲が追加されていますので、Salesforce 組織からのメール受信をIPアドレスでフィルタされているお客様はナレッジをご確認ください。また翻訳版ナレッジの更新が完了していないため、詳細につきましては英語版のナレッジをご確認ください。関連リンク許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメインHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする続いて今後自動適用が予定されているリリース更新をご紹介します。Spring'23で自動適用されるリリース更新は、現時点で13個が予定されています。関連リンクユーザの個人情報のより強力な保護の有効化Experience Cloud サイトで Apex によって取得されるナビゲーションメニューへのユーザアクセス権限の適用コンテンツ盗聴保護を有効化拡張ドメインの有効化ICU ロケール形式の有効化リリース更新の中には、お客様組織おけるログインの動作や使用されるURLについて変更が行われる更新、またお客様のカスタマイズについても動作に変更が加わる可能性がある更新がございます。そのため、事前にお客様組織における影響を確認するためにも、リリース更新の内容をご確認いただき、Sandboxにて動作確認/テストを実施いただくことを推奨しております。今回はこれらのリリース更新のなかで、特にご認識いただきたい更新を2つご紹介します。関連リンクVisualforce JavaScript Remoting API の JsonAccess アノテーション検証の有効化Visualforce ページのクロスサイトスクリプティングを防止するための <apex:inputField> 要素の label 属性のエスケープSpring '23 での一部のユーザの MFA の自動有効化メンテナンス計画の頻度の項目からメンテナンス作業ルールへの移行Experience Cloud ゲストユーザには詳細なフロー権限が必要SAML シングルサインオンフレームワークのアップグレードケースメール通知のシステムアドレスとしてデフォルトの No-Reply アドレスを使用ユーザコンテキストでの REST API を介したフローの実行1つ目は「SAML シングルサインオンフレームワークの更新」です。こちらは以前にもご紹介いたしましたが、このリリース更新が自動適用されると、 SAMLによるシングルサインオンの動作に影響を与える可能性がございますため、Sandboxでリリース更新を有効にしていただき、動作の事前確認をお願い致します。関連リンクSAML シングルサインオンフレームワークのアップグレード (リリース更新)サービスプロバイダとして Salesforce を使用した SAML シングルサインオンSAML ID プロバイダとしての SalesforceSalesforce 組織または Experience Cloud サイト間の SAML SSO の設定シングルログアウト2つ目は拡張ドメインです。こちらも以前からご紹介しておりますが、最新のブラウザ要件に準拠することを目的として、Salesforce 組織のドメイン形式を更新します。Experience Cloud のような外部公開しているURLを含む複数のURLが更新されるため、Sandbox で拡張ドメインを有効化することによる事前確認を推奨しており、併せて自動適用前に本番環境へ適用することも推奨しております。影響度の高い更新となりますため必ずご確認いただけますと幸いです。関連リンクSalesforce ドメイン (「私のドメイン」 と拡張ドメイン) の変更に備えた準備拡張ドメインを使用する理由My Domain and Enhanced Domains Quick Reference Guide拡張ドメインの有効化とその準備 拡張ドメインの有効化続いて、機能の廃止についてです。まずは、Marketing Cloudに関するもので、Thunderhead が組み込まれた従来版の Interaction Studio 製品の廃止です。こちらは2023 年 3 月 1 日に廃止が予定されています。関連リンクMC Interaction Studio Thunderhead Retirement続いて、「Salesforce Maps ライブ追跡のサードパーティインテグレーション」です。こちらは機能の契約期間によって廃止日が変わりますのでご確認ください。関連リンクSalesforce Maps ライブ追跡のサードパーティインテグレーションの廃止について新たな情報ではございませんが、赤枠に記載の Salesforce Platform APIバージョン 21.0~30.0 の廃止について、影響度の大きい更新の一つですので改めてご紹介させていただきます。API バージョン21.0~30.0は、既にSummer’22 でサポート終了となっておりましたが、今後は来年2023年6月をもちまして利用不可とすることを予定しております。お客様の利用状況や開発内容によっては、対応に時間がかかる場合もございますので早めの対応を推奨しております。確認方法や対応方法につきまして、ナレッジなどのコンテンツをご用意しておりますのでご確認ください。関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止Salesforce Event Log File BrowserEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別10月度分の更新情報は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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*以下目次中、パイプラインインスペクションのみ利用予定の場合、★部分のみ確認、設定ください。I. 収益インサイトダッシュボード・パイプラインインスペクション設定手順1. 設定する前の考慮事項こちらのヘルプ資料をご参考にしてください。2. 収益インサイトの有効化と設定2-1. 有効化[設定] から、[クイック検索] ボックスに「収益インサイト」と入力し、[収益インサイト設定] を選択します。[収益インサイト使用開始]を押すと、 下記の画面のようになります。ガイダンスより、必須の収益インサイト機能を有効化します。2-2. 商談の履歴トレンドを設定 [商談] オブジェクトの履歴トレンドを設定します。設定方法の参考資料: 履歴トレンドレポートの設定左から「商談」を選択し、「履歴トレンドの有効化」にチェックを入れて「保存」ボタンを押す2-3.「Revenue Intelligence管理者」権限セットへのアクセス権を取得収益インサイトの設定を完了するには、「Revenue Intelligence管理者」権限セットが必要です。自分に割り当てられていることを確認します。「割り当ての管理」をクリックしてください。「割り当てを追加」をクリックしてください。Revenue Intelligenceの管理者権限を付与したいメンバーにチェックを入れて「割り当て」をクリックしてください。※通常システム管理者のみで大丈夫です。(ユーザ用の閲覧権限は後述で設定します)2-4. CRM Analytics有効化収益インサイトダッシュボードと分析を使用可能にするには、CRM Analytics を有効にします。「設定」→「Analytics」を検索します→「設定」でCRM Analytics を有効にします。2-5. ロール階層を設定営業チームがアクセスできるデータを指定するには、ロール階層を作成します。作成方法の参考資料:階層を使用したアクセス権の制御2-6. コラボレーション売上予測を設定コラボレーション売上予測の設定設定方法の参考資料:コラボレーション売上予測の有効化と売上予測設定の定義売上予測データの履歴トレンドを設定[売上予測データ] および [商談] オブジェクトの履歴トレンドを設定します。設定方法の参考資料: 履歴トレンドレポートの設定b. 左から「売上予測データ」を選択し、「履歴トレンドの有効化」にチェックを入れて「保存」ボタンを押します。2-7. 収益インサイトを有効化すべての必須手順を完了したら、収益インサイトを有効にします。アプリケーションのインストールプロセスには最大 24 時間かかります。インストール状況は [収益インサイト設定] ページに表示されます。設定方法の参考資料:収益インサイトの有効化と設定2-8. 収益インサイトへのアクセス権をユーザに付与ユーザ権限を割り当てます。収益インサイトダッシュボードを管理するユーザには、「Revenue Intelligence管理者」権限セットを割り当てます。ダッシュボードへの「参照のみ」アクセス権が必要なユーザには、「Revenue Intelligenceユーザ」権限セットを割り当てます。3. パイプラインインスペクションの有効化★3-1. パイプラインインスペクション有効化「収益インサイトの使用開始」画面の下部にある「パイプラインインスペクションを設定」の「設定」ボタンを押します。※もしくはクイック検索から「パイプラインインスペクション設定」を入力し、「機能設定> セールス > 商談 > パイプラインインスペクション設定」を選択します。「パイプラインインスペクションを有効化」を押します。下記のような画面が表示されます。3-2. 履歴トレンドを設定履歴トレンドを未設定の場合、上部の「I-2-2. 商談の履歴トレンドを設定」をご参考にしてください。3-3. [パイプラインインスペクション] ボタンを追加「パイプラインインスペクション」にチェックが付いていることを確認して「保存」ボタンを押します。これで商談のリストビューで、「パイプラインインスペクション」ボタンが表示されるようになります。3-4. パイプラインインスペクションへのアクセス権をユーザに付与注意:収益インサイトの設定でrevenue intelligence管理者・ユーザを設定した場合、こちらの手順をスキップします。権限セットの画面で「R」をクリックし、「Revenue Intelligenceユーザ」「Revenue Intelligence管理者」の権限セットが出現します。権限セット設定手順は「I-2-8. 収益インサイトへのアクセス権をユーザに付与」をご参照ください。3-5. Einstein商談スコアリングを設定「設定」を押すと、Einstein商談スコアリングの設定画面に遷移します。「設定」を押して、詳細設定ステップに入ります。表示された内容を確認して、「次へ」を押します。スコアリング対象の選択:スコアリング対象の商談は、「すべての商談(推奨)」もしくは「特定の条件を満たす商談(詳細)」のいずれかを選択します。「特定の条件を満たす商談(詳細)」を選択した場合、次の画面で条件を設定します。(「すべての商談(推奨)」を選択した場合、次の画面はスキップされます。)スコアを計算する時、すべての商談項目を利用する場合、「はい」を選択します。除外したい項目がある場合、「いいえ、特定の商談カスタム項目を除外します」を選択します。「いいえ、特定の商談カスタム項目を除外します」を選択した場合、以下の画面で除外したい項目のチェックを外します。(「はい」を選択した場合、以下の画面はスキップされます)スコアを計算する時、Einstein活動キャプチャの活動データを利用するかどうかを決定します。(Einstein活動キャプチャについて、こちらのヘルプ資料をご参照ください。)「開始」を押すと、スコアの計算を開始します。商談スコアが表示するまでに最大48時間かかる可能性があります。3-6. Einstein案件インサイトを有効化Einstein案件インサイトにチェックを入れて、AIによる学習機能を有効化します。現在、日本語のEinstein会話インサイト及びメールインサイトに対応していないため、「通話記録」及び「メール」を分析対象にすることができません。(インサイトが利用できるようになるまで約 48 時間かかる場合があります。)表示される同意事項を確認頂き、問題がなければチェックを入れて「Einsteinを試す」を押します。3-7. パイプラインインスペクションフローチャートを有効化続いて、「パイプラインインスペクションフローチャートを有効化」にチェックを入れます。最終的に下記のように各項目に緑色のチェックアイコンがついていれば完了です。商談のリストビューからパイプラインインスペクションを表示できます。3-8. パイプライン総計値を集計する方法を定義商談の標準金額以外の数値や通貨項目でパイプラインインスペクションやパイプラインフローを集計する場合は、この設定をご利用ください。「編集」を押します。利用したい項目を選択して、「選択済みの項目」へ移動します。最後に「保存」を押してください。パイプラインインスペクション画面の設定マークを押して、「総計値設定」を押してください。追加された項目は、総計値の集計基準の選択リストで表示されます。利用したい総計値を選択して、「保存」を押してください。3-9. 総計値をグループ化する方法を定義総計値をグループ化する方法が2つあります。詳細について、こちらのヘルプ資料をご参照ください。単一売上予測分類積み上げ集計単一分類積み上げ集計とは、各売上予測分類ごとに数字を集計する方法になります。累積売上予測分類積み上げ集計累積積み上げ集計とは、各売上予測分類ごとの数字を累積で集計する方法になります。「編集」を押してください。いづれか、適切なグループ化する方法をお選びください。最後に「保存」を押してください。4. 収益インサイト(ダッシュボード)のインストールAnalytics Studioに入ります。「作成」から「アプリケーション」を選択します。「Revenue」を検索し、「Revenue Insights」を選択し、「次へ」をクリックします。以下の流れを従って、RIダッシュボードを作成します。最後にアプリケーションに名前を付けます。インストールが完了すると、Revenue Insightを作成することができます。5. 収益インサイトのインストール後の手順Revenue Insightダッシュボードが作成されると、自動的にレシピ4つを作成されています。下記の通りにレシピのスケジュールを設定してください。データ同期のスケジュールレシピのデータ同期を設定します。CRM Analytics Studio で、右上の車輪アイコンをクリックし、[データマネージャ] を選択します。あるいは、左側の列の [データマネージャ] をクリックします。左にある [接続] タブを選択します。[SFDC_LOCAL] の右端にある矢印をクリックします。SFDC_LOCAL は、アプリケーションで使用される接続の名前です。表示されるメニューから、[スケジュール] を選択します。データ同期を実行する時間を設定します。同期とレシピによって業務が妨げられないように、通常の勤務時間外を選択するのが最善です。変更内容を保存します。レシピのスケジュールレシピを順番に実行するようにスケジュールします。レシピを実行する前にデータが同期されていることを確認し、最初のレシピを実行するトリガとしてデータ同期を使用します。次に、それ以降の各レシピを前のレシピからトリガするようにスケジュールします。CRM Analytics Studio で、右上の車輪アイコンをクリックし、[データマネージャ] を選択します。あるいは、左側の列の [データマネージャ] をクリックします。左にある [データフローとレシピ] タブを選択します。[レシピ] タブを選択します。最初のレシピをスケジュールします。[Revenue Insights User Recipe (収益インサイトユーザレシピ)] を選択し、右端の三角形をクリックします。[スケジュール] を選択し、[イベントベース] をクリックします。[Salesforce ローカル接続の同期] を選択します。設定を保存します。2 番目のレシピをスケジュールします。[Revenue Insights Opportunity Recipe (収益インサイト商談レシピ)] を選択し、右端の三角形をクリックします。[スケジュール] を選択し、[イベントベース] をクリックします。[Salesforce ローカル接続の同期および選択したレシピまたはデータフローの実行] を選択します。[Revenue Insights User Recipe (収益インサイトユーザレシピ)] を選択します。設定を保存します。3 番目のレシピをスケジュールします。[Revenue Insights Activity Recipe (収益インサイト活動レシピ)] を選択し、右端の三角形をクリックします。[スケジュール] を選択し、[イベントベース] をクリックします。[Salesforce ローカル接続の同期および選択したレシピまたはデータフローの実行] を選択します。[Revenue Insights Opportunity Recipe (収益インサイト商談レシピ)] を選択します。設定を保存します。4 番目のレシピをスケジュールします。[Revenue Insights Main Recipe (収益インサイトメインレシピ)] を選択し、右端の三角形をクリックします。[スケジュール] を選択し、[イベントベース] をクリックします。[Salesforce ローカル接続の同期および選択したレシピまたはデータフローの実行] を選択します。[Revenue Insights Activity Recipe (収益インサイト活動レシピ)] を選択します。設定を保存します。6. Revenue InsightダッシュボードをSalesCloudの画面へ埋め込む埋め込みたい画面の右上の「設定」アイコンをクリックし、「編集ページ」をクリックします。「編集ページ」のコンポーネントの「CRM Analyticsダッシュボード」をドラッグし、任意の場所に置いてください。「ダッシュボード」に作成されたRevenue Insightダッシュボードを選んでください。その後、「保存」を押下します。Sales Cloud画面にRevenue Insightのダッシュボードが表示されます。II. Revenue Intelligenceが含んでいるEinstein製品の設定情報Einstein商談スコアリングEinstein 商談スコアリングの有効化Einstein 商談スコアリングの設定に関する考慮事項Einstein によって商談にスコアが付けられる方法Einstein売上予測Einstein 売上予測Einstein 売上予測の有効化Einstein 売上予測の設定に関する考慮事項Einstein によって売上予測の予測が作成される方法Einstein活動キャプチャEinstein 活動キャプチャの基本Einstein 活動キャプチャに関する考慮事項Einstein 活動キャプチャの設定(最終更新日:2022.12.01)
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この記事で学べることイベントモニタリングに含まれる2種類のログを理解し、パファーマンス分析のために、確認したいケースごとにどのログのどの項目を参照することにより、ボトルネックやチューニングのポイントを確認することができるか理解できます。イベントモニタリングに含まれる2種類のログの違いイベントモニタリングライセンスには、以下2種類のログが含まれます。リアルタイムイベントモニタリング:セキュリティインシデントの発生ログとレコードへのアクセスログイベントモニタリング:イベント発生 / エラー / パフォーマンス分析用のイベントログこの2種類のログの違いの詳細については、以下の記事をご参照ください。イベントモニタリングとはここでは、パフォーマンス分析用のログとしてイベントモニタリングのログを対象に説明しています。パフォーマンス監視の重要性生産性向上を実現するために導入したせっかくのシステムもレスポンスが悪く利用にストレスがあると利用が促進されない場合があります。パフォーマンスはシステムを利用するにあたって重要な要因です。しかしパフォーマンスは様々な要因で劣化してしまいます。例えば、大量データの取り扱い、データベースのインデックス、冗長なロジックのコード、またお客様環境においてもネットワークやクライアントの環境によってもパフォーマンス劣化が発生します。そのため継続的なパフォーマンスの監視はシステムの導入を成功に導くために重要なポイントとなります。イベントモニタリングによるログの取得多くのイベントログに要求の完了にかかった CPU 時間 (CPU_TIME)が記録されます。また、APEX実行に関するログにはデータベースのパフォーマンスに係る数値(DB_TOTAL_TIME)が記録されます。パフォーマンスの問題が発生した際は、イベントログから要求の完了に係ったCPU時間とデータベースの処理にかかった時間を比較することで、パフォーマンス上の問題が独自のコードの部分にあるかデータベースレイヤのどちらにあるか、またはクライアント環境に起因するものか判断することが出来ます。また、大まかに処理に時間がかかった部分を判断した上で、デバッグログの設定をしていただく事でより具体的にどの処理に時間を要したか、効率よく確認をしていく事が可能となります。ヘルプ : デバッグログの設定取得するべきイベントログファイル以下にパフォーマンスに関する調査において参考となるイベントログファイルおよびその項目について例示をします(表中黄色いハイライト部分は、ログ対象のイベントを特定する項目です)。各イベントログファイルの内容については以下をご参照ください。SOAP API開発ガイド:EventLogFile でサポートされているイベント種別Lightning ページビューイベント種別Lightning Experience および Salesforce モバイルアプリケーションでイベントが発生したページに関する情報を表します。Lightning ページビューイベントは、ユーザがアクセスしたページ、そのページにユーザが滞在した時間、ページの読み込み時間を追跡します。Summer ‘22のリリースで、EFFECTIVE_PAGE_TIME_DEVIATION、EFFECTIVE_PAGE_TIME_DEVIATION_ERROR_TYPE、および EFFECTIVE_PAGE_TIME_DEVIATION_REASONの3項目が追加されました。これらの項目によりページのロードに時間がかかる原因の特定が容易になります。項目名説明PAGE_URLユーザが開いた最上位の Lightning Experience ページまたは Salesforce モバイルアプリケーションページの相対 URL。ページには、1 つ以上の Lightning コンポーネントを含めることができます。複数のレコード ID を PAGE_URL に関連付けることができます。EFFECTIVE_PAGE_TIMEページを読み込んでからユーザがページの機能を操作できるようになるまでにかかった時間 (ミリ秒) を示します。実効ページ時間は、複数の要素 (ネットワーク速度、ハードウェアパフォーマンス、ページの複雑さなど) の影響を受けます。60 秒を超える有効なページ時間が検出された場合、この項目の値は null に設定されます。EFFECTIVE_PAGE_TIME_DEVIATION逸脱が検出されると EFFECTIVE_PAGE_TIME_DEVIATION はtrueを記録します。デフォルト値はfalseです。EFFECTIVE_PAGE_TIME_DEVIATION_REASONページ読み込み時間の逸脱の理由が記録されます。値の意味についてはLightning ページビューイベント種別からAPI version v55.0以降をご確認くださいEFFECTIVE_PAGE_TIME_DEVIATION_ERROR_TYPEこのフィールドはEFFECTIVE_PAGE_TIME_DEVIATION_REASONにPAGE_HAS_ERRORが記録された場合に入力されます。入力されうる値はCUSTOMまたはSYSTEMとなります。・CUSTOM : 顧客システムまたはネットワークに起因するエラー・SYSTEM : セールスフォースに起因するエラーLightning パフォーマンスイベント種別Lightning Experience および Salesforce モバイルアプリケーションのパフォーマンスのトレンドを追跡します。レコードに対するユーザアクションに関する所要時間が把握できます。項目名説明UI_EVENT_SOURCEレコードに対するユーザアクション(作成/編集/削除/参照など)。この項目の値は、ユーザのアクションが 1 つのレコードに対して実行されたか複数のレコードに対して実行されたかを示します。たとえば、read は (レコード詳細ページなどで) 1 つのレコードが参照されたことを示し、reads は (リストビューなどで) 複数のレコードが参照されたことを示します。DURATIONページ開始時刻からの時間 (ミリ秒)。Apex 実行イベント種別実行された Apex クラスに関する詳細が含まれます。項目名説明URI要求を受信しているページの URI。NUMBER_SOQL_QUERIESイベント中に実行された SOQL クエリ数。IS_LONG_RUNNING_REQUEST要求が実行時間が長い組織の同時 Apex 要求の上限にカウントされるか (true)、否か (false) を示します。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU使用率にカウントされません。DB_TOTAL_TIME要求のすべての操作について、データベース処理の待機にかかった時間の集計 (ミリ秒)。この項目を CPU_TIME と比較して、パフォーマンス上の問題がデータベースレイヤと独自のコードのどちらで発生しているかを判断します。EXEC_TIMEエンドツーエンドの Apex 実行時間 (単位: ミリ秒)。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。要求の値が 5 秒を超える場合、同時長時間実行の Apex 制限により、長時間実行の要求と見なされます。Salesforce/第三者へのリクエストにかかる時間で、HTTPコールアウト、REST/SOAPコールなどが含まれる場合があります。Apex REST APIイベント種別すべての Apex REST API 要求に関する情報を取得します。項目名説明URI要求を受信しているページの URI。ROWS_PROCESSED要求で処理された行数。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU使用率にカウントされません。DB_CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。要求時にデータベースレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DB_BLOCKSデータベースで発生しているアクティビティ量を示します。この項目の値が高い場合、クエリにインデックスまたは検索条件を追加するとパフォーマンスが向上します。DB_TOTAL_TIMEデータベース往復処理の時間 (ナノ秒単位)。JDBC ドライバー、データベースへのネットワーク、および DB_CPU_TIME で費やされた時間を含みます。この項目を CPU_TIME と比較して、パフォーマンス上の問題がデータベースレイヤと独自のコードのどちらで発生しているかを判断します。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。Apex SOAP イベント種別Web サービス API コールに関する詳細が含まれます。項目名説明CLASS_NAMEApex クラス名。クラスが管理パッケージの一部である場合、この文字列にはパッケージ名前空間が含まれます。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU時間にカウントされません。DB_TOTAL_TIME要求のすべての操作について、データベース処理の待機にかかった時間の集計 (ミリ秒)。この項目を CPU_TIME と比較して、パフォーマンス上の問題がデータベースレイヤと独自のコードのどちらで発生しているかを判断します。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。要求の値が 5 秒を超える場合、同時長時間実行の Apex 制限により、長時間実行の要求と見なされます。Salesforce/第三者へのリクエストにかかる時間で、HTTPコールアウト、REST/SOAPコールなどが含まれる場合があります。Apex トリガイベント種別組織で起動されたApexトリガに関する詳細が含まれます。項目名説明TRIGGER_ID起動されたトリガの 15 文字の ID。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU時間にカウントされません。DB_TOTAL_TIME要求のすべての操作について、データベース処理の待機にかかった時間の集計 (ミリ秒)。この項目を CPU_TIME と比較して、パフォーマンス上の問題がデータベースレイヤと独自のコードのどちらで発生しているかを判断します。EXEC_TIMEエンドツーエンドの Apex 実行時間 (単位: ミリ秒)。Salesforce/第三者へのリクエストにかかる時間で、HTTPコールアウト、REST/SOAPコールなどが含まれる場合があります。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。要求の値が 5 秒を超える場合、同時長時間実行の Apex 制限により、長時間実行の要求と見なされます。Salesforce/第三者へのリクエストにかかる時間で、HTTPコールアウト、REST/SOAPコールなどが含まれる場合があります。非同期レポート実行イベント種別非同期レポート実行イベントは、スケジュールされたレポート要求に対して作成されます。このカテゴリには、ダッシュボードの更新、非同期レポート、スケジュールレポート、分析スナップショットが含まれます。項目名説明REPORT_ID実行されたレポートの 15 文字の ID。ROW_COUNT非同期レポート実行イベントで処理された行数。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU時間にカウントされません。DB_BLOCKSデータベースで発生している活動量を示します。この項目の値が高い場合、クエリにインデックスまたは検索条件を追加するとパフォーマンスが向上します。DB_TOTAL_TIME要求のすべての操作について、データベース処理の待機にかかった時間の集計 (ミリ秒)。この項目を CPU_TIME と比較して、パフォーマンス上の問題がデータベースレイヤと独自のコードのどちらで発生しているかを判断します。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。要求の値が 5 秒を超える場合、同時長時間実行の Apex 制限により、長時間実行の要求と見なされます。Salesforce/第三者へのリクエストにかかる時間で、HTTPコールアウト、REST/SOAPコールなどが含まれる場合があります。実行時間が長い同時 Apex 制限イベント種別組織の同時実行制限に達した後に Salesforce によって終了された、組織内の実行時間が長い同時 Apex 要求に関する情報が含まれます。確立された Apex コンテキストが 5 秒間実行される要求は、実行時間が長い同時要求の組織の制限に含まれます (非同期要求は制限に含まれません)。実行時間が長い要求数が 10 (組織のデフォルトの制限) を超えた場合、その他の実行時間が長い要求は終了されます。項目名説明REQUEST_URISalesforce によって終了された実行時間が長い Apex 要求の URI。継続コールアウトサマリーイベント種別トランザクション中に実行されたすべての非同期コールアウト、その応答状況コード、実行時間、および対象の URL エンドポイントに関する情報が含まれます。項目名説明URLコールアウトエンドポイント URL。継続で使用された HTTP 要求数によっては、この項目に最大 3 個のスペース区切り値が含まれる可能性があります。DURATION合計継続時間 (ミリ秒)。外部のカスタム Apex コールアウトイベント種別Salesforce Connect のカスタムアダプタを介した外部データコールアウトを表します。項目名説明ENTITYアクセスされる外部オブジェクトの名前。ACTIONコールアウトによって実行されるアクション(query/upsert/delete)。ROWS_FETCHEDコールアウトによって取得された行の数ROWS結果セットの総レコード数FETCH_MS外部システムからクエリ結果を取得するのに要した時間 (ミリ秒)。THROUGHPUT1 秒間で取得されたレコード数。EXECUTE_MSSalesforce がクエリの準備および実行に要した時間 (ミリ秒)。TOTAL_MSクエリの準備、実行、およびクエリ結果の取得に要した時間 (ミリ秒)外部の OData コールアウトイベント種別Salesforce Connect の OData 2.0 および OData 4.0 アダプタを介した外部データコールアウトを表します。項目名説明ENTITYアクセスされる外部オブジェクトの名前。ACTIONコールアウトによって実行されるアクション(query/upsert/delete)。ROWS_FETCHEDコールアウトによって取得されたレコードの数。コールアウトによって取得されたレコードは、大きな結果セットのサブセットである場合がありますROWS結果セットの総レコード数FETCH_MS外部システムからクエリ結果を取得するのに要した時間 (ミリ秒)THROUGHPUT1 秒間で取得されたレコード数。EXECUTE_MSSalesforce がクエリの準備および実行に要した時間 (ミリ秒)TOTAL_MSクエリの準備、実行、およびクエリ結果の取得に要した時間 (ミリ秒)レポートイベント種別ユーザがレポートを実行したときの動作に関する情報が含まれます。このイベント種別には、レポートのエクスポートイベント種別のすべての活動とその他の活動が含まれます。項目名説明REPORT_ID実行されたレポートの 15 文字の ID。ROW_COUNTレポートイベントで処理された行数。行数が多く、かつ AVERAGE_ROW_SIZE も大きい場合は、ユーザが詐欺目的で情報をダウンロードしている可能性があります。たとえば、競合他社に転職する前にすべてのセールスリードをダウンロードする営業担当などがこれに該当します。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU時間にカウントされません。DB_CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。要求時にデータベースレイヤで実行されている活動量を示します。DB_BLOCKSデータベースで発生しているアクティビティ量を示します。この項目の値が高い場合、クエリにインデックスまたは検索条件を追加するとパフォーマンスが向上します。DB_TOTAL_TIMEデータベース往復処理の時間 (ナノ秒単位)。JDBC ドライバー、データベースへのネットワーク、および DB_CPU_TIME で費やされた時間を含みます。この項目を CPU_TIME と比較して、パフォーマンス上の問題がデータベースレイヤと独自のコードのどちらで発生しているかを判断します。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。フロー実行イベント種別合計実行時間、インタビューの数、エラーの数などの詳細を含む、実行されたフローに関する情報が含まれます。項目名説明FLOW_VERSION_ID実行されたフローバージョンの ID。FLOW_LOAD_TIMEフローのメタデータの読み込みにかかった時間 (ミリ秒単位)。TOTAL_EXECUTION_TIMEすべてのフローインタビューの開始と終了にかかった合計時間 (ミリ秒単位)。Wave パフォーマンスイベント種別Analytics パフォーマンスのトレンドを追跡するのに役立ちます。項目名説明RECORD_IDTableau CRM オブジェクトの Salesforce ID。TAB_IDユーザインターフェースの特定の [分析] タブの ID。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU時間にカウントされません。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。EPT体験ページ時間 (ミリ秒単位)。Visualforce 要求イベント種別Visualforce 要求に関する詳細が含まれます。要求はブラウザ (UI) から実行できます。項目名説明PAGE_NAME要求された Visualforce ページの名前。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU時間にカウントされません。DB_CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。要求時にデータベースレイヤで実行されている活動量を示します。DB_BLOCKSデータベースで発生している活動量を示します。この項目の値が高い場合、クエリにインデックスまたは検索条件を追加するとパフォーマンスが向上します。DB_TOTAL_TIMEデータベース往復処理の時間 (ナノ秒単位)。JDBC ドライバー、データベースへのネットワーク、および DB_CPU_TIME で費やされた時間を含みます。この項目を CPU_TIME と比較して、パフォーマンス上の問題がデータベースレイヤと独自のコードのどちらで発生しているかを判断します。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。コンソールイベント種別Salesforce コンソールのパフォーマンスと使用に関する情報が含まれます。サイドバーコンポーネントで [コンソール] タブが開かれるたびに、コンソールイベントがログに記録されます。それ以外は、Salesforce Classic の場合と同様に、[コンソール] タブが開かれると、通常のレコードの詳細の表示イベントが記録されます。項目名説明COMPONENT_IDコンポーネントの 15 文字の ID。CONSOLE_IDコンソールの 15 文字の ID。RECORD_IDコンソールに関連付けられたレコードの 15 文字の ID。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU時間にカウントされません。DB_TOTAL_TIMEデータベース往復処理の時間 (ナノ秒単位)。JDBC ドライバー、データベースへのネットワーク、および DB_CPU_TIME で費やされた時間を含みます。この項目を CPU_TIME と比較して、パフォーマンス上の問題がデータベースレイヤと独自のコードのどちらで発生しているかを判断します。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。学習ツールSOAP API開発ガイド:EventLogFile でサポートされているイベント種別ヘルプ : デバッグログの設定トレイルヘッド:Lightning Experience のパフォーマンスの最適化ヘルプ:技術要件とパフォーマンスのベストプラクティスまとめパフォーマンス分析に関するログは、イベントモニタリングのログに記録され、対象のログと項目を確認することにより、パフォーマンス問題がどこで発生しているのか、またどこがボトルネックになっているのか確認することができます。この記事で学べることイベントモニタリングに含まれる2種類のログを理解し、パファーマンス分析のために、確認したいケースごとにどのログのどの項目を参照することにより、ボトルネックやチューニングのポイントを確認することができるか理解できます。
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(2023年6月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/gmr5nhcSYK3igoV4Txtqxt全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforceの運用に関するお知らせ」の6月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2023年6月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。まずは製品イノベーションです。6月11日に、日本のお客様が利用しているインスタンスがバージョンアップして、Summer '23になりました!サクセスナビに、Summer '23リリース 注目の新機能 ページを公開中です。来月には、今までの新機能ウェブセミナーに代わる、新機能の動画を公開予定です。ぜひ、今のうちに新機能ページをブックマークしておいてください。関連リンクThe 360 Blogサクセスナビ : バージョンアップに備えましょうSummer '23新機能 特設ページオンラインコミュニティ:Admin Trailblazers、Release Readiness TrailblazersプレリリースサイトリリースノートRelease Overview Deck、Release in a BOXSummer '23 Release Highlights続いて、Summer ’23 のリリースノートの更新情報をご紹介します。ここでは、5月22日以降のリリースノートの更新情報の中から、現行動作に影響を与える可能性があるものをピックアップしてご紹介していきます。全ての更新情報をご覧頂く場合は、スライド左下の「Summer '23更新情報一覧」の英語版をご確認お願いします。No. 10 REST API で呼び出し可能なカスタムアクションの例外が発生した場合のロールバックの適用 (リリース更新)2回更新が入っています。5/22強制適用のスケジュールが変わりました。元は Winter ’24 の予定でしたが、Spring ’24 に変更されました。6/12より更新内容がわかりやすいように、英語のリリース更新名が変わりました。スライドに新旧両方の名前を記載しています。「似たような名称だけど、同じリリース更新ですか?」というご質問をいただくことがあるので、こちらで共有となります。No. 11 サイトでのゲストユーザのオブジェクト、レコード、項目へのアクセスの確認[設定]画面に、「ゲストユーザー共有ルールアクセスレポート」というメニューが新しく追加されました。このレポートで、管理者様はゲストユーザーが共有ルールからどのレコードにアクセスできるかを確認できます。サイトを外部公開する時や、外部公開している既存サイトの設定変更をする時など、本レポートを参照して、意図しないレコードへのアクセス権が付与されていないかを簡単に確認することができますので、ぜひご利用ください。No. 12 Lightning アプリケーションの CSRF トークンのセキュリティの機能強化 (リリース更新)2回更新が入っています。5/29Sandboxは変わっていませんが、本番環境のみ、強制適用のスケジュールがWinter '24に延期になりました。6/12このリリース更新はLightning Outには適用されない旨が追記されました。No. 13 関連リストでの一括クイックアクションを使用した生産性の向上 (ベータ)現行動作に影響を与える類の情報ではありませんが、とても便利なベータ版機能です。注目度が高いと思いますので、共有します。関連リストにクイックアクションを追加する方法の記載が、より明確になりました。もし、Sandboxで設定を試してみたものの、関連リストに追加したアクションがうまく表示できなかったという場合には、関連リストの種別を[拡張リスト]に変更して表示の確認をお願いします。No. 14 The Ref ID Format for Email-to-Case Changed現在メール to ケースをご利用のお客様にとって重要な情報です。2回更新が入っています。6/5メール to ケースで使用されているRef IDの新しい形式の説明が追加されました。6/12この変更はWinter ‘24にリリースされる予定である旨が追記されましたメール to ケースのRef IDについては、新しいLgithningメールスレッドへの移行が推奨されています。Lgithningメールスレッドは、Salesforceのセキュリティ標準に適合する方法で作成されるトークンベースのスレッドのことです。設定画面の[リリース更新]から有効化できますので、まだ古いRed IDをご利用のお客様は、まずはSandboxで有効化して動作をご確認いただき、本番環境へ適用の準備を進めてください。No. 15 Lightning Knowledge 移行ツールの実行Classic Knowledgeの実装におけるカスタムソリューションがある場合には、リファクタリングする必要性があることが追記されました。ClassicナレッジのデータモデルはSummer '25(2025年6月)で廃止される予定のため、それまでに、移行ツールを実行いただく必要がございます。その移行ツールを実行する前に、記事タイプを参照するVisualforce ページや Apexクラスなどのカスタムソリューションがあれば、それらを変更いただく必要があるという内容になります。No.16 Hyperforce アシスタントを使用した Hyperforce への移行Hyperforce Assistantの使用方法が更新されました。お客様組織のHyperforceのアップグレードの日程が確定しなくても、Hyperforce Assistantを利用可能であることが記載されました。続いて、多要素認証(MFA)に関する更新情報です。「Salesforce 多要素認証に関するFAQ」ナレッジに、英語版のみですが、6月1日に更新が入っています。更新内容は、以下の通りです。更新箇所は3つあります。いずれも、データローダのOAuthログインに関する内容です。データローダにログインする際、ユーザ名とパスワードを入力する方法は、以下2種類あります。OAuthPassword Authenticatonデフォルトでは、OAuthが選択されており、ブラウザのログイン画面が表示されて、ユーザ名とパスワードを入力し、MFAが有効な場合は検証要素が求められます。その検証要素として、セキュリティキー、組み込み認証(Windows Hello、Touch ID、Face ID等)はサポートされていない旨が明記されました。次は、インフラ強化に関する情報です。まずは、インスタンスリフレッシュです。多くの日本のお客様の組織が稼働する下記のインスタンスでインスタンスリフレッシュが予定されていましたが、一旦キャンセルになり、今年中に再度スケジュールされる予定です。2023/8/20(JST) : AP0, AP3, AP4, AP5, AP6, AP7, AP8, AP152023/8/6(JST) : CS5, CS6, CS31, CS57, CS58, CS72, CS73, CS74, CS75, CS76新しい日程はTrustサイト、および、Salesforceからお客様へメールで通知をさせていただきます。また、インスタンスリフレッシュに必要な準備についてまとめた動画をサクセスナビよりご視聴いただけます。念の為、ご確認いただけますようお願いします。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備(動画付きの解説あり)続いて、許可すべきIPアドレスとドメインに関する情報です。「Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する」のナレッジに更新があります。HyperforceへのアクセスにおいてIPアドレスによる許可リストを構成しなければならない場合、それらのIPアドレスは弊社 Complianceサイト から確認できる旨が追記されました。 Complianceサイト のIPアドレスは、メールリレー用のIPアドレスではないこと、そして Marketing Cloud、Commerce Cloud のような Salesforce Platform 以外の製品のIPアドレスではないことが明記されました。High Scale Orders、Service Cloud Voice、Event Relayにおける既知の問題の対応時期についても更新があり、2023年度中にHyperforce上で利用可能になる予定であることが記載されました。関連リンク許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメインHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする続いて、リリース更新に関する情報です。以下リリース更新は、Summer '23 で適用される予定でしたが、延期されました。ゲストユーザによる承認申請の編集または削除の防止Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止強制適用日は延期となりましたが、今後のリリースでは適用されますので、内容のご確認をお願いします。上記は、次期バージョンである Winter ’24 で適用予定のリリース更新のご紹介です。ここでは、特に重要な更新を4つピックアップしてご説明します。MFA の自動有効化: お客様の組織に適用されるタイミングと方法の確認 (リリース更新)Spring '23 とSummer '23 のリリースに引き続き、Winter '24 のリリースでもMFAが自動有効化される組織がございます。自動有効化対象のお客様には事前にSalesforceからお知らせのメールが送信されますので、管理者様は弊社から送信されるメールのご確認をお願い致します。拡張ドメインの有効化Spring '23 と Summer ’23 のリリースで拡張ドメインの自動有効化が行われましたが、Winter ’24 でも拡張ドメインの有効化が行われます。またWinter'24での拡張ドメイン有効化が行われると、管理者様は拡張ドメインを無効化することができません。ケースおよび取引先責任者の暗黙的な子共有を保存しないことによる取引先共有の再適用の迅速化の実現 (リリース更新)このリリース更新の適用により、取引先オブジェクトの子レコードになるケースレコードおよび取引先責任者レコードに関する共有レコードが保存されなくなります。子レコードに関する共有レコードが作成されないため、共有ルール適用に関するパフォーマンスが向上します。一方で、共有レコードを参照するような個別開発を行っていた場合、そのカスタマイズの動作に影響を与える可能性がございますため、リリース更新の内容をご確認いただければと思います。Chatter メール通知を送信するときの送信者名とメールアドレスの必須化 (リリース更新)このリリース更新が適用されると、Chatter メール通知の設定における「差出人名」と「メールアドレス」が設定されていない場合は、Chatterメール通知が送信されなくなります。リリース更新の情報をご確認いただき、それぞれの設定が行われているどうかご確認をお願いします。続いて、その他の更新です。前述しました通り、Winter '24 で拡張ドメインが強制適用されると、その後、管理者様は拡張ドメインを無効化することができません。拡張ドメインは影響度の大きい更新であるため、Winter '24 のリリースまでに適用できるようにお客様側でのご準備をお願い致します。関連リンク拡張ドメインのスケジュールチェックリストSalesforce の拡張ドメインに関するよくある質問続いて、フローに関するロードマップです。これまでのアナウンスの通り、Summer '23 のリリースでプロセスビルダーは新規作成できなくなりました。今後の自動化プロセスの作成はフローをご利用ください。また既存のワークフロールールやプロセスは移行ツールをご利用いただき、フローへの移行をご検討ください。関連リンクフローへの移行最後に今後予定されている機能の廃止に関する情報です。ここでは「Workforce Engagement」の廃止についてご紹介します。Workforce Engagementはコンタクトセンター等における作業量や人員配置の計画等をサポートする製品でしたが、現在のご契約が終了した時点で、ご契約の更新ができなくなります。6月度分の更新情報は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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(2023年5月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/nPcg6gHphKmx2EPEe1ZbgW全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforceの運用に関するお知らせ」の5月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2023年5月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。まずは製品イノベーションです。こちらでは、Summer'23のリリースに関する情報をご紹介します。赤い吹き出しの箇所が先月からの更新情報です。Summer’23の機能に関する情報としては、リリースノート、Release Overview Deck、Release in a BOX、TrailheadのModuleなどが公開されています。また実際の動作をご確認いただく方法としては、Summer'23の環境をサインアップするためのプレリリースサイトが用意されていたり、またSummer'23のSandboxプレビューもすでに開始しています。こういったリソースや環境をご活用いただき、6月11日に予定されている本番組織でのSummer'23のリリースに向けたご準備を進めていただければと思います。関連リンクThe 360 Blogサクセスナビ : バージョンアップに備えましょうオンラインコミュニティ:Admin Trailblazers、Release Readiness Trailblazers続いて、Spring'23とSummer'23のリリースノートの更新情報をご紹介します。このセクションでご紹介する情報は、リリースノートの更新情報のうち、現行動作に影響を与える可能性があるものをピックアップしてご紹介していきます。各リリースノートにおける更新情報全てをご覧頂く場合は、各リリースノートの「リリースノートの変更」をご覧ください。まずは現行バージョンであるSpring’23のリリースノートにおける更新情報です。こちらでは4月10日以降に行われた更新のうち、現行動作に影響を与える可能性があるものを抜粋してご紹介します。Salesforce Authenticator モバイルアプリケーションのその他の変更Salesforce Authenticatorに関するサポート要件が変更されており、サポートされるモバイルのOSのバージョン等が記載されておりますのでご確認ください。バックアップと復元サービスの更新に向けた準備有償オプションである「Backup & Restore」サービスをご契約のお客様向けの情報となります。本機能が新しいアーキテクチャに移行される予定であり、その際の注意点が記載されておりますので、本サービスをご契約のお客様はリリースノートをご覧ください。関連リンクSpring’23 リリースノート - リリースノートの変更続いて、次期バージョンであるSummer'23のリリースノートにおける更新情報です。Opt in for Event Log File GenerationEvent Monitoring の契約がないDeveloper Edition等の本番組織ではない組織でログファイルの自動生成を無効化するというリリース更新です。こちらはSummer'23のリリースで適用される予定です。なお、Event Monitoringのご契約がある本番組織については、ログファイルが自動生成される設定となっています。Disable Ref ID and Transition to New Email Threading Behaviorメール-to-ケースにおけるスレッドの動作が、参照IDから標準メールヘッダを照合する動作に変更されるというリリース更新です。こちらは現時点では自動適用の予定はありません。Migrate to Hyperforce with Hyperforce AssistantHyperforceにアップグレードするためのHyperforce アシスタントに関する情報です。お客様組織においてHyperforceへの移行が予定されたらHyperforce アシスタントが起動できるようになることが記載されています。Understand Trialforce Template LimitsTrialforceに関する情報です。Trialforceテンプレートの上限が[10]から[50]に引き上げられたという情報で、システム管理者様向けというよりは主にパートナー様向けの情報となります。Keep Working with Tab-Focused DialogsLightning コンソールでの作業中において、あるタブ上でダイアログが表示されても、別タブでは作業が継続可能になるというリリース更新です。こちらは自動適用が無期限延期になったことが記載されました。Restrict Emails Sent from Unverified Email Addresses by the Guest User メールアドレスが未検証であるゲストユーザレコードからのメール送信が制限されるというリリース更新です。引き続きゲストユーザからメールを送信可能とするためのステップがリリースノートに追記されました。Set a Password or Expiration on a Public Link to a Salesforce FileSummer ‘23からファイル共有のための公開リンクに有効期限やパスワードが設定できるようになる予定です。このリリースノートのセクションが移動されたことが記載されています。Recalculate Account Sharing Rules Faster with Updated Opportunity Sharing Behavior取引先とその関連するレコードの共有設定の計算に関する動作が変更になるという情報です。この機能が利用できるようになる時期がリリースノートに記載されました。本件についてはリリース更新が用意されており、Winter'24での適用が予定されております。お客様のカスタマイズの内容によっては影響が発生する可能性がありますのでご確認ください。Enable EmailSimple Invocable Action to Respect Organization-Wide Profile SettingsEmailSimple呼び出し可能なアクションのコールが、組織のメールアドレスにおけるプロファイル設定に準拠するかたちになるという情報です。設定状況によってはメール送信の動作に影響を与える可能性がありますので、内容をご確認ください。関連リンクSummer’23 リリースノート - リリースノートの変更続いて、カタカナの表示ラベルの変更についてです。Winter'24のリリースにてカタカナの表示ラベルが変更され、「ユーザ」が「ユーザー」になったり、「マネージャ」が「マネージャー」になるなど、画面の表示ラベルが変更されます。これによるお客様データへの影響はありません。ただし、画面上の表示ラベルが変更となるため、RPA等で表示ラベルを使用した判定処理などが実装されていた場合に影響が発生する可能性があります。またお客様で作成されているマニュアル等の変更が必要になる可能性もございます。Summer'23のリリースノートでも本件に関する情報を掲載しているため、内容をご確認ください。関連リンク[日本語(カタカナ)の表示ラベル変更]の準備についてWinter '24 日本語(カタカナ)の表示ラベル変更続いて、多要素認証(MFA)に関する更新情報です。Summer ‘23のリリースノートに記載されているMFA関連のアップデートの中で、重要なものをピックアップしてます。Summer '23 での多要素認証 (MFA) の自動有効化の継続MFA の自動有効化の続行: お客様の組織に適用されるタイミングと方法の確認 (リリース更新)Spring '23のときと同様に、Summer '23のリリースでも段階的にMFAの自動有効化を実施する予定です。Spring '24には全ての組織において自動有効化を完了させるというロードマップが記載されています。SSO ログインでの Salesforce MFA の使用SSOでSalesforceにログインをしている組織の管理者様に重要な情報です。SSO ログイン時に Salesforce 側の MFA を使用する場合、これまではプロファイルの中にある、“セッション設定”(高保証)で制御していましたが、それに代わる新しいオプションがシングルサインオン設定画面に追加されました。今後は、この新しいオプションへの切り替えを推奨しております。リリースノートを参考に切り替え作業をご検討ください。ID 検証方法の登録の最適化Salesforce Authenticator 以外の検証手段を利用してMFAを展開予定の管理者様に、便利なオプションのご紹介です。ユーザアカウントと検証方法の接続について、今はSalesforce Authenticatorとの接続を促す画面が初期表示されますが、選択可能な全オプションを表示するオプションが追加されました。リリースノートに画面ショットが掲載されていますので、関係があるという管理者様はぜひチェックしてみてください。Winter '24 で廃止される未使用の U2F セキュリティキー検証方法に、U2Fセキュリティキーをご利用中のお客様に重要な情報です。Winer'24のリリースでWebAuthn標準に更新されていないU2Fセキュリティキーのサポートを終了します。この変更により、Summer'22以降にU2Fキーでログインしていないユーザーは、U2Fキーを使用してSalesforceにアクセスすることができなくなります。該当しそうなユーザ様がいらっしゃる場合には、Winet’24までにU2Fキーでログインするようユーザーにお伝えください次は、インフラ強化に関する情報です。こちらではインスタンスリフレッシュに関する情報をご案内します。日本の多くのお客様の組織が稼働するインスタンスがリフレッシュされます。対象インスタンスと日程は以下のとおりです。2023/8/6(JST) : CS5, CS6, CS31, CS57, CS58, CS72, CS73, CS74, CS75, CS762023/8/20(JST) : AP0, AP3, AP4, AP5, AP6, AP7, AP8, AP15対象となる組織の管理者様へは5月22日に製品コミュニケーションが送信されておりますので、必ず内容をご確認ください。また、インスタンスリフレッシュは通常のシステムメンテナンスのため、ベストプラクティスに沿った実装をされている場合には特に影響はございませんが、必要な準備について解説した動画をサクセスナビよりご視聴いただけますので、念の為ご確認くださいますようお願いします。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?許可すべきIPアドレスとドメインに関する更新情報です。以下の3つの公開ナレッジが更新されています。許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメインHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする「許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメイン」については、これまで一部のHyperforceのIPアドレスが掲載されていましたが、それらは全て削除されました。Hyperforce をご利用の場合、迅速に新しいクラウドインフラストラクチャを提供する能力を Hyperforce が備えているため、IP アドレス許可リストを維持するための手作業によるメンテナンスが負担になり、管理しきれなくなることが予想されるため、IPアドレスによる許可リストを推奨しておりません。どうしても、IPアドレス 許可リストを必要とするビジネス要件またはコンプライアンス要件がある場合は、ComplianceサイトからIPアドレス情報を確認できるようになりましたので、定期的なご確認をお願い致します。同様の内容が「Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する」にも記載されています。また、「Salesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする」に記載されていたHyperforceのIPアドレスのうち、メールリレーのIPアドレス以外が削除されました。こちらのナレッジは現在翻訳中です。続いて、リリース更新に関する情報です。以下はSummer'23で適用予定のリリース更新の一覧です。ここでは、特にご注意いただきたいリリース更新として3つご紹介します。Apex クラスへの明示的なアクセス権を適用するルールの無効化 (リリース更新)Aura サイトから Google アナリティクス 4 への移行 (リリース更新)ゲストユーザから送信されたメールの制限 (リリース更新)これらについては、早めにリリースノートやナレッジを確認の上、事前にSandboxで動作確認をお願いします。こちらもSummer'23で適用されるリリース更新です。拡張ドメインについては後述します。MFAの自動有効化については「多要素認証」のセクションで前述したものです。こちらは、当初Summer '23で適用予定だったリリース更新の中で延期されたものになります。新しい情報は以下の2つです。ゲストユーザによる承認申請の編集または削除の防止 (リリース更新)こちらのリリース更新の適用時期はSpring '24に延期されました。Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止 (リリース更新)こちらのリリース更新の適用時期はSummer '25に延期されました。こちらの詳細は別途後述します。続いて、その他の更新です。こちらは毎月ご案内しております拡張ドメインの自動有効化に関する情報です。Summer'23で拡張ドメインの自動有効化が予定されております。注意点としては、Salesforceによる自動有効化について管理者様による事前の除外はできません。Summer'23リリース後に無効化することはできますが、一度有効化されますため、自動有効化による影響が発生する可能性もございます。そのためSummer'23までに拡張ドメイン適用のご準備を進めていただければと思います。関連リンク拡張ドメインのスケジュールチェックリストSalesforce の拡張ドメインに関するよくある質問こちらは、フローの移行に関する情報です。Summer '23でこれまでのアナウンスの通り、プロセスビルダーを新規作成できなくなる予定です。また、移行ツールを利用して、スケジュールされたアクションが追加されているプロセスビルダーも移行ができるようになる予定です。詳細はリリースノートからご確認ください関連リンクフローへの移行最後に今後予定されている機能の廃止に関する情報です。ここでは、右側の2つをご紹介します。Einstein 取引先インサイトおよび Einstein 商談インサイトは8月で廃止される予定になっております。詳細はナレッジをご確認ください。Summer '23で予定されていた、Salesforce Platform APIバージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止は、Summer '25(2025年6月)まで延期されました。廃止時期は延期されましたが、すでに去年6月でサポートは終了しているため、Salesforceの廃止時期を待たずに、可能な限り早めにAPIバージョンの更新をお願いします。関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止 (リリース更新)Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止Salesforce Event Log File BrowserAPI 合計使用量イベントを使用した API バージョンの使用の追跡最後に、Salesforce モバイルアプリケーションのバージョン 228 の廃止です。Summer'23のリリースを以って、Salesforceモバイルアプリケーション228以下のバージョンは廃止される予定です。228のバージョンのままでは、Summer '23以降はログインができなくなりますので、早めに最新バージョンに更新するよう社内周知をお願いします。5月度分の更新情報は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。