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この記事で学べることイベントモニタリングに含まれる2種類のログを理解し、パファーマンス分析のために、確認したいケースごとにどのログのどの項目を参照することにより、ボトルネックやチューニングのポイントを確認することができるか理解できます。イベントモニタリングに含まれる2種類のログの違いイベントモニタリングライセンスには、以下2種類のログが含まれます。リアルタイムイベントモニタリング:セキュリティインシデントの発生ログとレコードへのアクセスログイベントモニタリング:イベント発生 / エラー / パフォーマンス分析用のイベントログこの2種類のログの違いの詳細については、以下の記事をご参照ください。イベントモニタリングとはここでは、パフォーマンス分析用のログとしてイベントモニタリングのログを対象に説明しています。パフォーマンス監視の重要性生産性向上を実現するために導入したせっかくのシステムもレスポンスが悪く利用にストレスがあると利用が促進されない場合があります。パフォーマンスはシステムを利用するにあたって重要な要因です。しかしパフォーマンスは様々な要因で劣化してしまいます。例えば、大量データの取り扱い、データベースのインデックス、冗長なロジックのコード、またお客様環境においてもネットワークやクライアントの環境によってもパフォーマンス劣化が発生します。そのため継続的なパフォーマンスの監視はシステムの導入を成功に導くために重要なポイントとなります。イベントモニタリングによるログの取得多くのイベントログに要求の完了にかかった CPU 時間 (CPU_TIME)が記録されます。また、APEX実行に関するログにはデータベースのパフォーマンスに係る数値(DB_TOTAL_TIME)が記録されます。パフォーマンスの問題が発生した際は、イベントログから要求の完了に係ったCPU時間とデータベースの処理にかかった時間を比較することで、パフォーマンス上の問題が独自のコードの部分にあるかデータベースレイヤのどちらにあるか、またはクライアント環境に起因するものか判断することが出来ます。また、大まかに処理に時間がかかった部分を判断した上で、デバッグログの設定をしていただく事でより具体的にどの処理に時間を要したか、効率よく確認をしていく事が可能となります。ヘルプ : デバッグログの設定取得するべきイベントログファイル以下にパフォーマンスに関する調査において参考となるイベントログファイルおよびその項目について例示をします(表中黄色いハイライト部分は、ログ対象のイベントを特定する項目です)。各イベントログファイルの内容については以下をご参照ください。SOAP API開発ガイド:EventLogFile でサポートされているイベント種別Lightning ページビューイベント種別Lightning Experience および Salesforce モバイルアプリケーションでイベントが発生したページに関する情報を表します。Lightning ページビューイベントは、ユーザがアクセスしたページ、そのページにユーザが滞在した時間、ページの読み込み時間を追跡します。Summer ‘22のリリースで、EFFECTIVE_PAGE_TIME_DEVIATION、EFFECTIVE_PAGE_TIME_DEVIATION_ERROR_TYPE、および EFFECTIVE_PAGE_TIME_DEVIATION_REASONの3項目が追加されました。これらの項目によりページのロードに時間がかかる原因の特定が容易になります。項目名説明PAGE_URLユーザが開いた最上位の Lightning Experience ページまたは Salesforce モバイルアプリケーションページの相対 URL。ページには、1 つ以上の Lightning コンポーネントを含めることができます。複数のレコード ID を PAGE_URL に関連付けることができます。EFFECTIVE_PAGE_TIMEページを読み込んでからユーザがページの機能を操作できるようになるまでにかかった時間 (ミリ秒) を示します。実効ページ時間は、複数の要素 (ネットワーク速度、ハードウェアパフォーマンス、ページの複雑さなど) の影響を受けます。60 秒を超える有効なページ時間が検出された場合、この項目の値は null に設定されます。EFFECTIVE_PAGE_TIME_DEVIATION逸脱が検出されると EFFECTIVE_PAGE_TIME_DEVIATION はtrueを記録します。デフォルト値はfalseです。EFFECTIVE_PAGE_TIME_DEVIATION_REASONページ読み込み時間の逸脱の理由が記録されます。値の意味についてはLightning ページビューイベント種別からAPI version v55.0以降をご確認くださいEFFECTIVE_PAGE_TIME_DEVIATION_ERROR_TYPEこのフィールドはEFFECTIVE_PAGE_TIME_DEVIATION_REASONにPAGE_HAS_ERRORが記録された場合に入力されます。入力されうる値はCUSTOMまたはSYSTEMとなります。・CUSTOM : 顧客システムまたはネットワークに起因するエラー・SYSTEM : セールスフォースに起因するエラーLightning パフォーマンスイベント種別Lightning Experience および Salesforce モバイルアプリケーションのパフォーマンスのトレンドを追跡します。レコードに対するユーザアクションに関する所要時間が把握できます。項目名説明UI_EVENT_SOURCEレコードに対するユーザアクション(作成/編集/削除/参照など)。この項目の値は、ユーザのアクションが 1 つのレコードに対して実行されたか複数のレコードに対して実行されたかを示します。たとえば、read は (レコード詳細ページなどで) 1 つのレコードが参照されたことを示し、reads は (リストビューなどで) 複数のレコードが参照されたことを示します。DURATIONページ開始時刻からの時間 (ミリ秒)。Apex 実行イベント種別実行された Apex クラスに関する詳細が含まれます。項目名説明URI要求を受信しているページの URI。NUMBER_SOQL_QUERIESイベント中に実行された SOQL クエリ数。IS_LONG_RUNNING_REQUEST要求が実行時間が長い組織の同時 Apex 要求の上限にカウントされるか (true)、否か (false) を示します。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU使用率にカウントされません。DB_TOTAL_TIME要求のすべての操作について、データベース処理の待機にかかった時間の集計 (ミリ秒)。この項目を CPU_TIME と比較して、パフォーマンス上の問題がデータベースレイヤと独自のコードのどちらで発生しているかを判断します。EXEC_TIMEエンドツーエンドの Apex 実行時間 (単位: ミリ秒)。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。要求の値が 5 秒を超える場合、同時長時間実行の Apex 制限により、長時間実行の要求と見なされます。Salesforce/第三者へのリクエストにかかる時間で、HTTPコールアウト、REST/SOAPコールなどが含まれる場合があります。Apex REST APIイベント種別すべての Apex REST API 要求に関する情報を取得します。項目名説明URI要求を受信しているページの URI。ROWS_PROCESSED要求で処理された行数。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU使用率にカウントされません。DB_CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。要求時にデータベースレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DB_BLOCKSデータベースで発生しているアクティビティ量を示します。この項目の値が高い場合、クエリにインデックスまたは検索条件を追加するとパフォーマンスが向上します。DB_TOTAL_TIMEデータベース往復処理の時間 (ナノ秒単位)。JDBC ドライバー、データベースへのネットワーク、および DB_CPU_TIME で費やされた時間を含みます。この項目を CPU_TIME と比較して、パフォーマンス上の問題がデータベースレイヤと独自のコードのどちらで発生しているかを判断します。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。Apex SOAP イベント種別Web サービス API コールに関する詳細が含まれます。項目名説明CLASS_NAMEApex クラス名。クラスが管理パッケージの一部である場合、この文字列にはパッケージ名前空間が含まれます。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU時間にカウントされません。DB_TOTAL_TIME要求のすべての操作について、データベース処理の待機にかかった時間の集計 (ミリ秒)。この項目を CPU_TIME と比較して、パフォーマンス上の問題がデータベースレイヤと独自のコードのどちらで発生しているかを判断します。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。要求の値が 5 秒を超える場合、同時長時間実行の Apex 制限により、長時間実行の要求と見なされます。Salesforce/第三者へのリクエストにかかる時間で、HTTPコールアウト、REST/SOAPコールなどが含まれる場合があります。Apex トリガイベント種別組織で起動されたApexトリガに関する詳細が含まれます。項目名説明TRIGGER_ID起動されたトリガの 15 文字の ID。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU時間にカウントされません。DB_TOTAL_TIME要求のすべての操作について、データベース処理の待機にかかった時間の集計 (ミリ秒)。この項目を CPU_TIME と比較して、パフォーマンス上の問題がデータベースレイヤと独自のコードのどちらで発生しているかを判断します。EXEC_TIMEエンドツーエンドの Apex 実行時間 (単位: ミリ秒)。Salesforce/第三者へのリクエストにかかる時間で、HTTPコールアウト、REST/SOAPコールなどが含まれる場合があります。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。要求の値が 5 秒を超える場合、同時長時間実行の Apex 制限により、長時間実行の要求と見なされます。Salesforce/第三者へのリクエストにかかる時間で、HTTPコールアウト、REST/SOAPコールなどが含まれる場合があります。非同期レポート実行イベント種別非同期レポート実行イベントは、スケジュールされたレポート要求に対して作成されます。このカテゴリには、ダッシュボードの更新、非同期レポート、スケジュールレポート、分析スナップショットが含まれます。項目名説明REPORT_ID実行されたレポートの 15 文字の ID。ROW_COUNT非同期レポート実行イベントで処理された行数。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU時間にカウントされません。DB_BLOCKSデータベースで発生している活動量を示します。この項目の値が高い場合、クエリにインデックスまたは検索条件を追加するとパフォーマンスが向上します。DB_TOTAL_TIME要求のすべての操作について、データベース処理の待機にかかった時間の集計 (ミリ秒)。この項目を CPU_TIME と比較して、パフォーマンス上の問題がデータベースレイヤと独自のコードのどちらで発生しているかを判断します。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。要求の値が 5 秒を超える場合、同時長時間実行の Apex 制限により、長時間実行の要求と見なされます。Salesforce/第三者へのリクエストにかかる時間で、HTTPコールアウト、REST/SOAPコールなどが含まれる場合があります。実行時間が長い同時 Apex 制限イベント種別組織の同時実行制限に達した後に Salesforce によって終了された、組織内の実行時間が長い同時 Apex 要求に関する情報が含まれます。確立された Apex コンテキストが 5 秒間実行される要求は、実行時間が長い同時要求の組織の制限に含まれます (非同期要求は制限に含まれません)。実行時間が長い要求数が 10 (組織のデフォルトの制限) を超えた場合、その他の実行時間が長い要求は終了されます。項目名説明REQUEST_URISalesforce によって終了された実行時間が長い Apex 要求の URI。継続コールアウトサマリーイベント種別トランザクション中に実行されたすべての非同期コールアウト、その応答状況コード、実行時間、および対象の URL エンドポイントに関する情報が含まれます。項目名説明URLコールアウトエンドポイント URL。継続で使用された HTTP 要求数によっては、この項目に最大 3 個のスペース区切り値が含まれる可能性があります。DURATION合計継続時間 (ミリ秒)。外部のカスタム Apex コールアウトイベント種別Salesforce Connect のカスタムアダプタを介した外部データコールアウトを表します。項目名説明ENTITYアクセスされる外部オブジェクトの名前。ACTIONコールアウトによって実行されるアクション(query/upsert/delete)。ROWS_FETCHEDコールアウトによって取得された行の数ROWS結果セットの総レコード数FETCH_MS外部システムからクエリ結果を取得するのに要した時間 (ミリ秒)。THROUGHPUT1 秒間で取得されたレコード数。EXECUTE_MSSalesforce がクエリの準備および実行に要した時間 (ミリ秒)。TOTAL_MSクエリの準備、実行、およびクエリ結果の取得に要した時間 (ミリ秒)外部の OData コールアウトイベント種別Salesforce Connect の OData 2.0 および OData 4.0 アダプタを介した外部データコールアウトを表します。項目名説明ENTITYアクセスされる外部オブジェクトの名前。ACTIONコールアウトによって実行されるアクション(query/upsert/delete)。ROWS_FETCHEDコールアウトによって取得されたレコードの数。コールアウトによって取得されたレコードは、大きな結果セットのサブセットである場合がありますROWS結果セットの総レコード数FETCH_MS外部システムからクエリ結果を取得するのに要した時間 (ミリ秒)THROUGHPUT1 秒間で取得されたレコード数。EXECUTE_MSSalesforce がクエリの準備および実行に要した時間 (ミリ秒)TOTAL_MSクエリの準備、実行、およびクエリ結果の取得に要した時間 (ミリ秒)レポートイベント種別ユーザがレポートを実行したときの動作に関する情報が含まれます。このイベント種別には、レポートのエクスポートイベント種別のすべての活動とその他の活動が含まれます。項目名説明REPORT_ID実行されたレポートの 15 文字の ID。ROW_COUNTレポートイベントで処理された行数。行数が多く、かつ AVERAGE_ROW_SIZE も大きい場合は、ユーザが詐欺目的で情報をダウンロードしている可能性があります。たとえば、競合他社に転職する前にすべてのセールスリードをダウンロードする営業担当などがこれに該当します。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU時間にカウントされません。DB_CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。要求時にデータベースレイヤで実行されている活動量を示します。DB_BLOCKSデータベースで発生しているアクティビティ量を示します。この項目の値が高い場合、クエリにインデックスまたは検索条件を追加するとパフォーマンスが向上します。DB_TOTAL_TIMEデータベース往復処理の時間 (ナノ秒単位)。JDBC ドライバー、データベースへのネットワーク、および DB_CPU_TIME で費やされた時間を含みます。この項目を CPU_TIME と比較して、パフォーマンス上の問題がデータベースレイヤと独自のコードのどちらで発生しているかを判断します。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。フロー実行イベント種別合計実行時間、インタビューの数、エラーの数などの詳細を含む、実行されたフローに関する情報が含まれます。項目名説明FLOW_VERSION_ID実行されたフローバージョンの ID。FLOW_LOAD_TIMEフローのメタデータの読み込みにかかった時間 (ミリ秒単位)。TOTAL_EXECUTION_TIMEすべてのフローインタビューの開始と終了にかかった合計時間 (ミリ秒単位)。Wave パフォーマンスイベント種別Analytics パフォーマンスのトレンドを追跡するのに役立ちます。項目名説明RECORD_IDTableau CRM オブジェクトの Salesforce ID。TAB_IDユーザインターフェースの特定の [分析] タブの ID。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU時間にカウントされません。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。EPT体験ページ時間 (ミリ秒単位)。Visualforce 要求イベント種別Visualforce 要求に関する詳細が含まれます。要求はブラウザ (UI) から実行できます。項目名説明PAGE_NAME要求された Visualforce ページの名前。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU時間にカウントされません。DB_CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。要求時にデータベースレイヤで実行されている活動量を示します。DB_BLOCKSデータベースで発生している活動量を示します。この項目の値が高い場合、クエリにインデックスまたは検索条件を追加するとパフォーマンスが向上します。DB_TOTAL_TIMEデータベース往復処理の時間 (ナノ秒単位)。JDBC ドライバー、データベースへのネットワーク、および DB_CPU_TIME で費やされた時間を含みます。この項目を CPU_TIME と比較して、パフォーマンス上の問題がデータベースレイヤと独自のコードのどちらで発生しているかを判断します。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。コンソールイベント種別Salesforce コンソールのパフォーマンスと使用に関する情報が含まれます。サイドバーコンポーネントで [コンソール] タブが開かれるたびに、コンソールイベントがログに記録されます。それ以外は、Salesforce Classic の場合と同様に、[コンソール] タブが開かれると、通常のレコードの詳細の表示イベントが記録されます。項目名説明COMPONENT_IDコンポーネントの 15 文字の ID。CONSOLE_IDコンソールの 15 文字の ID。RECORD_IDコンソールに関連付けられたレコードの 15 文字の ID。CPU_TIME要求の完了にかかった CPU 時間 (ミリ秒単位)。この項目は、アプリケーションサーバレイヤで実行されているアクティビティ量を示します。DMLの実行中には、レコードロックや処理中のレコードのロック解除待ち、apexコードのコンパイルなど、(開発者が制御できない)他の動作が行われます。この時間はすべて、CPU時間にカウントされません。DB_TOTAL_TIMEデータベース往復処理の時間 (ナノ秒単位)。JDBC ドライバー、データベースへのネットワーク、および DB_CPU_TIME で費やされた時間を含みます。この項目を CPU_TIME と比較して、パフォーマンス上の問題がデータベースレイヤと独自のコードのどちらで発生しているかを判断します。RUN_TIME要求にかかった時間 (ミリ秒単位)。学習ツールSOAP API開発ガイド:EventLogFile でサポートされているイベント種別ヘルプ : デバッグログの設定トレイルヘッド:Lightning Experience のパフォーマンスの最適化ヘルプ:技術要件とパフォーマンスのベストプラクティスまとめパフォーマンス分析に関するログは、イベントモニタリングのログに記録され、対象のログと項目を確認することにより、パフォーマンス問題がどこで発生しているのか、またどこがボトルネックになっているのか確認することができます。この記事で学べることイベントモニタリングに含まれる2種類のログを理解し、パファーマンス分析のために、確認したいケースごとにどのログのどの項目を参照することにより、ボトルネックやチューニングのポイントを確認することができるか理解できます。
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(2023年6月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/gmr5nhcSYK3igoV4Txtqxt全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforceの運用に関するお知らせ」の6月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2023年6月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。まずは製品イノベーションです。6月11日に、日本のお客様が利用しているインスタンスがバージョンアップして、Summer '23になりました!サクセスナビに、Summer '23リリース 注目の新機能 ページを公開中です。来月には、今までの新機能ウェブセミナーに代わる、新機能の動画を公開予定です。ぜひ、今のうちに新機能ページをブックマークしておいてください。関連リンクThe 360 Blogサクセスナビ : バージョンアップに備えましょうSummer '23新機能 特設ページオンラインコミュニティ:Admin Trailblazers、Release Readiness TrailblazersプレリリースサイトリリースノートRelease Overview Deck、Release in a BOXSummer '23 Release Highlights続いて、Summer ’23 のリリースノートの更新情報をご紹介します。ここでは、5月22日以降のリリースノートの更新情報の中から、現行動作に影響を与える可能性があるものをピックアップしてご紹介していきます。全ての更新情報をご覧頂く場合は、スライド左下の「Summer '23更新情報一覧」の英語版をご確認お願いします。No. 10 REST API で呼び出し可能なカスタムアクションの例外が発生した場合のロールバックの適用 (リリース更新)2回更新が入っています。5/22強制適用のスケジュールが変わりました。元は Winter ’24 の予定でしたが、Spring ’24 に変更されました。6/12より更新内容がわかりやすいように、英語のリリース更新名が変わりました。スライドに新旧両方の名前を記載しています。「似たような名称だけど、同じリリース更新ですか?」というご質問をいただくことがあるので、こちらで共有となります。No. 11 サイトでのゲストユーザのオブジェクト、レコード、項目へのアクセスの確認[設定]画面に、「ゲストユーザー共有ルールアクセスレポート」というメニューが新しく追加されました。このレポートで、管理者様はゲストユーザーが共有ルールからどのレコードにアクセスできるかを確認できます。サイトを外部公開する時や、外部公開している既存サイトの設定変更をする時など、本レポートを参照して、意図しないレコードへのアクセス権が付与されていないかを簡単に確認することができますので、ぜひご利用ください。No. 12 Lightning アプリケーションの CSRF トークンのセキュリティの機能強化 (リリース更新)2回更新が入っています。5/29Sandboxは変わっていませんが、本番環境のみ、強制適用のスケジュールがWinter '24に延期になりました。6/12このリリース更新はLightning Outには適用されない旨が追記されました。No. 13 関連リストでの一括クイックアクションを使用した生産性の向上 (ベータ)現行動作に影響を与える類の情報ではありませんが、とても便利なベータ版機能です。注目度が高いと思いますので、共有します。関連リストにクイックアクションを追加する方法の記載が、より明確になりました。もし、Sandboxで設定を試してみたものの、関連リストに追加したアクションがうまく表示できなかったという場合には、関連リストの種別を[拡張リスト]に変更して表示の確認をお願いします。No. 14 The Ref ID Format for Email-to-Case Changed現在メール to ケースをご利用のお客様にとって重要な情報です。2回更新が入っています。6/5メール to ケースで使用されているRef IDの新しい形式の説明が追加されました。6/12この変更はWinter ‘24にリリースされる予定である旨が追記されましたメール to ケースのRef IDについては、新しいLgithningメールスレッドへの移行が推奨されています。Lgithningメールスレッドは、Salesforceのセキュリティ標準に適合する方法で作成されるトークンベースのスレッドのことです。設定画面の[リリース更新]から有効化できますので、まだ古いRed IDをご利用のお客様は、まずはSandboxで有効化して動作をご確認いただき、本番環境へ適用の準備を進めてください。No. 15 Lightning Knowledge 移行ツールの実行Classic Knowledgeの実装におけるカスタムソリューションがある場合には、リファクタリングする必要性があることが追記されました。ClassicナレッジのデータモデルはSummer '25(2025年6月)で廃止される予定のため、それまでに、移行ツールを実行いただく必要がございます。その移行ツールを実行する前に、記事タイプを参照するVisualforce ページや Apexクラスなどのカスタムソリューションがあれば、それらを変更いただく必要があるという内容になります。No.16 Hyperforce アシスタントを使用した Hyperforce への移行Hyperforce Assistantの使用方法が更新されました。お客様組織のHyperforceのアップグレードの日程が確定しなくても、Hyperforce Assistantを利用可能であることが記載されました。続いて、多要素認証(MFA)に関する更新情報です。「Salesforce 多要素認証に関するFAQ」ナレッジに、英語版のみですが、6月1日に更新が入っています。更新内容は、以下の通りです。更新箇所は3つあります。いずれも、データローダのOAuthログインに関する内容です。データローダにログインする際、ユーザ名とパスワードを入力する方法は、以下2種類あります。OAuthPassword Authenticatonデフォルトでは、OAuthが選択されており、ブラウザのログイン画面が表示されて、ユーザ名とパスワードを入力し、MFAが有効な場合は検証要素が求められます。その検証要素として、セキュリティキー、組み込み認証(Windows Hello、Touch ID、Face ID等)はサポートされていない旨が明記されました。次は、インフラ強化に関する情報です。まずは、インスタンスリフレッシュです。多くの日本のお客様の組織が稼働する下記のインスタンスでインスタンスリフレッシュが予定されていましたが、一旦キャンセルになり、今年中に再度スケジュールされる予定です。2023/8/20(JST) : AP0, AP3, AP4, AP5, AP6, AP7, AP8, AP152023/8/6(JST) : CS5, CS6, CS31, CS57, CS58, CS72, CS73, CS74, CS75, CS76新しい日程はTrustサイト、および、Salesforceからお客様へメールで通知をさせていただきます。また、インスタンスリフレッシュに必要な準備についてまとめた動画をサクセスナビよりご視聴いただけます。念の為、ご確認いただけますようお願いします。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備(動画付きの解説あり)続いて、許可すべきIPアドレスとドメインに関する情報です。「Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する」のナレッジに更新があります。HyperforceへのアクセスにおいてIPアドレスによる許可リストを構成しなければならない場合、それらのIPアドレスは弊社 Complianceサイト から確認できる旨が追記されました。 Complianceサイト のIPアドレスは、メールリレー用のIPアドレスではないこと、そして Marketing Cloud、Commerce Cloud のような Salesforce Platform 以外の製品のIPアドレスではないことが明記されました。High Scale Orders、Service Cloud Voice、Event Relayにおける既知の問題の対応時期についても更新があり、2023年度中にHyperforce上で利用可能になる予定であることが記載されました。関連リンク許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメインHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする続いて、リリース更新に関する情報です。以下リリース更新は、Summer '23 で適用される予定でしたが、延期されました。ゲストユーザによる承認申請の編集または削除の防止Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止強制適用日は延期となりましたが、今後のリリースでは適用されますので、内容のご確認をお願いします。上記は、次期バージョンである Winter ’24 で適用予定のリリース更新のご紹介です。ここでは、特に重要な更新を4つピックアップしてご説明します。MFA の自動有効化: お客様の組織に適用されるタイミングと方法の確認 (リリース更新)Spring '23 とSummer '23 のリリースに引き続き、Winter '24 のリリースでもMFAが自動有効化される組織がございます。自動有効化対象のお客様には事前にSalesforceからお知らせのメールが送信されますので、管理者様は弊社から送信されるメールのご確認をお願い致します。拡張ドメインの有効化Spring '23 と Summer ’23 のリリースで拡張ドメインの自動有効化が行われましたが、Winter ’24 でも拡張ドメインの有効化が行われます。またWinter'24での拡張ドメイン有効化が行われると、管理者様は拡張ドメインを無効化することができません。ケースおよび取引先責任者の暗黙的な子共有を保存しないことによる取引先共有の再適用の迅速化の実現 (リリース更新)このリリース更新の適用により、取引先オブジェクトの子レコードになるケースレコードおよび取引先責任者レコードに関する共有レコードが保存されなくなります。子レコードに関する共有レコードが作成されないため、共有ルール適用に関するパフォーマンスが向上します。一方で、共有レコードを参照するような個別開発を行っていた場合、そのカスタマイズの動作に影響を与える可能性がございますため、リリース更新の内容をご確認いただければと思います。Chatter メール通知を送信するときの送信者名とメールアドレスの必須化 (リリース更新)このリリース更新が適用されると、Chatter メール通知の設定における「差出人名」と「メールアドレス」が設定されていない場合は、Chatterメール通知が送信されなくなります。リリース更新の情報をご確認いただき、それぞれの設定が行われているどうかご確認をお願いします。続いて、その他の更新です。前述しました通り、Winter '24 で拡張ドメインが強制適用されると、その後、管理者様は拡張ドメインを無効化することができません。拡張ドメインは影響度の大きい更新であるため、Winter '24 のリリースまでに適用できるようにお客様側でのご準備をお願い致します。関連リンク拡張ドメインのスケジュールチェックリストSalesforce の拡張ドメインに関するよくある質問続いて、フローに関するロードマップです。これまでのアナウンスの通り、Summer '23 のリリースでプロセスビルダーは新規作成できなくなりました。今後の自動化プロセスの作成はフローをご利用ください。また既存のワークフロールールやプロセスは移行ツールをご利用いただき、フローへの移行をご検討ください。関連リンクフローへの移行最後に今後予定されている機能の廃止に関する情報です。ここでは「Workforce Engagement」の廃止についてご紹介します。Workforce Engagementはコンタクトセンター等における作業量や人員配置の計画等をサポートする製品でしたが、現在のご契約が終了した時点で、ご契約の更新ができなくなります。6月度分の更新情報は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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(2023年5月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/nPcg6gHphKmx2EPEe1ZbgW全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforceの運用に関するお知らせ」の5月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2023年5月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。まずは製品イノベーションです。こちらでは、Summer'23のリリースに関する情報をご紹介します。赤い吹き出しの箇所が先月からの更新情報です。Summer’23の機能に関する情報としては、リリースノート、Release Overview Deck、Release in a BOX、TrailheadのModuleなどが公開されています。また実際の動作をご確認いただく方法としては、Summer'23の環境をサインアップするためのプレリリースサイトが用意されていたり、またSummer'23のSandboxプレビューもすでに開始しています。こういったリソースや環境をご活用いただき、6月11日に予定されている本番組織でのSummer'23のリリースに向けたご準備を進めていただければと思います。関連リンクThe 360 Blogサクセスナビ : バージョンアップに備えましょうオンラインコミュニティ:Admin Trailblazers、Release Readiness Trailblazers続いて、Spring'23とSummer'23のリリースノートの更新情報をご紹介します。このセクションでご紹介する情報は、リリースノートの更新情報のうち、現行動作に影響を与える可能性があるものをピックアップしてご紹介していきます。各リリースノートにおける更新情報全てをご覧頂く場合は、各リリースノートの「リリースノートの変更」をご覧ください。まずは現行バージョンであるSpring’23のリリースノートにおける更新情報です。こちらでは4月10日以降に行われた更新のうち、現行動作に影響を与える可能性があるものを抜粋してご紹介します。Salesforce Authenticator モバイルアプリケーションのその他の変更Salesforce Authenticatorに関するサポート要件が変更されており、サポートされるモバイルのOSのバージョン等が記載されておりますのでご確認ください。バックアップと復元サービスの更新に向けた準備有償オプションである「Backup & Restore」サービスをご契約のお客様向けの情報となります。本機能が新しいアーキテクチャに移行される予定であり、その際の注意点が記載されておりますので、本サービスをご契約のお客様はリリースノートをご覧ください。関連リンクSpring’23 リリースノート - リリースノートの変更続いて、次期バージョンであるSummer'23のリリースノートにおける更新情報です。Opt in for Event Log File GenerationEvent Monitoring の契約がないDeveloper Edition等の本番組織ではない組織でログファイルの自動生成を無効化するというリリース更新です。こちらはSummer'23のリリースで適用される予定です。なお、Event Monitoringのご契約がある本番組織については、ログファイルが自動生成される設定となっています。Disable Ref ID and Transition to New Email Threading Behaviorメール-to-ケースにおけるスレッドの動作が、参照IDから標準メールヘッダを照合する動作に変更されるというリリース更新です。こちらは現時点では自動適用の予定はありません。Migrate to Hyperforce with Hyperforce AssistantHyperforceにアップグレードするためのHyperforce アシスタントに関する情報です。お客様組織においてHyperforceへの移行が予定されたらHyperforce アシスタントが起動できるようになることが記載されています。Understand Trialforce Template LimitsTrialforceに関する情報です。Trialforceテンプレートの上限が[10]から[50]に引き上げられたという情報で、システム管理者様向けというよりは主にパートナー様向けの情報となります。Keep Working with Tab-Focused DialogsLightning コンソールでの作業中において、あるタブ上でダイアログが表示されても、別タブでは作業が継続可能になるというリリース更新です。こちらは自動適用が無期限延期になったことが記載されました。Restrict Emails Sent from Unverified Email Addresses by the Guest User メールアドレスが未検証であるゲストユーザレコードからのメール送信が制限されるというリリース更新です。引き続きゲストユーザからメールを送信可能とするためのステップがリリースノートに追記されました。Set a Password or Expiration on a Public Link to a Salesforce FileSummer ‘23からファイル共有のための公開リンクに有効期限やパスワードが設定できるようになる予定です。このリリースノートのセクションが移動されたことが記載されています。Recalculate Account Sharing Rules Faster with Updated Opportunity Sharing Behavior取引先とその関連するレコードの共有設定の計算に関する動作が変更になるという情報です。この機能が利用できるようになる時期がリリースノートに記載されました。本件についてはリリース更新が用意されており、Winter'24での適用が予定されております。お客様のカスタマイズの内容によっては影響が発生する可能性がありますのでご確認ください。Enable EmailSimple Invocable Action to Respect Organization-Wide Profile SettingsEmailSimple呼び出し可能なアクションのコールが、組織のメールアドレスにおけるプロファイル設定に準拠するかたちになるという情報です。設定状況によってはメール送信の動作に影響を与える可能性がありますので、内容をご確認ください。関連リンクSummer’23 リリースノート - リリースノートの変更続いて、カタカナの表示ラベルの変更についてです。Winter'24のリリースにてカタカナの表示ラベルが変更され、「ユーザ」が「ユーザー」になったり、「マネージャ」が「マネージャー」になるなど、画面の表示ラベルが変更されます。これによるお客様データへの影響はありません。ただし、画面上の表示ラベルが変更となるため、RPA等で表示ラベルを使用した判定処理などが実装されていた場合に影響が発生する可能性があります。またお客様で作成されているマニュアル等の変更が必要になる可能性もございます。Summer'23のリリースノートでも本件に関する情報を掲載しているため、内容をご確認ください。関連リンク[日本語(カタカナ)の表示ラベル変更]の準備についてWinter '24 日本語(カタカナ)の表示ラベル変更続いて、多要素認証(MFA)に関する更新情報です。Summer ‘23のリリースノートに記載されているMFA関連のアップデートの中で、重要なものをピックアップしてます。Summer '23 での多要素認証 (MFA) の自動有効化の継続MFA の自動有効化の続行: お客様の組織に適用されるタイミングと方法の確認 (リリース更新)Spring '23のときと同様に、Summer '23のリリースでも段階的にMFAの自動有効化を実施する予定です。Spring '24には全ての組織において自動有効化を完了させるというロードマップが記載されています。SSO ログインでの Salesforce MFA の使用SSOでSalesforceにログインをしている組織の管理者様に重要な情報です。SSO ログイン時に Salesforce 側の MFA を使用する場合、これまではプロファイルの中にある、“セッション設定”(高保証)で制御していましたが、それに代わる新しいオプションがシングルサインオン設定画面に追加されました。今後は、この新しいオプションへの切り替えを推奨しております。リリースノートを参考に切り替え作業をご検討ください。ID 検証方法の登録の最適化Salesforce Authenticator 以外の検証手段を利用してMFAを展開予定の管理者様に、便利なオプションのご紹介です。ユーザアカウントと検証方法の接続について、今はSalesforce Authenticatorとの接続を促す画面が初期表示されますが、選択可能な全オプションを表示するオプションが追加されました。リリースノートに画面ショットが掲載されていますので、関係があるという管理者様はぜひチェックしてみてください。Winter '24 で廃止される未使用の U2F セキュリティキー検証方法に、U2Fセキュリティキーをご利用中のお客様に重要な情報です。Winer'24のリリースでWebAuthn標準に更新されていないU2Fセキュリティキーのサポートを終了します。この変更により、Summer'22以降にU2Fキーでログインしていないユーザーは、U2Fキーを使用してSalesforceにアクセスすることができなくなります。該当しそうなユーザ様がいらっしゃる場合には、Winet’24までにU2Fキーでログインするようユーザーにお伝えください次は、インフラ強化に関する情報です。こちらではインスタンスリフレッシュに関する情報をご案内します。日本の多くのお客様の組織が稼働するインスタンスがリフレッシュされます。対象インスタンスと日程は以下のとおりです。2023/8/6(JST) : CS5, CS6, CS31, CS57, CS58, CS72, CS73, CS74, CS75, CS762023/8/20(JST) : AP0, AP3, AP4, AP5, AP6, AP7, AP8, AP15対象となる組織の管理者様へは5月22日に製品コミュニケーションが送信されておりますので、必ず内容をご確認ください。また、インスタンスリフレッシュは通常のシステムメンテナンスのため、ベストプラクティスに沿った実装をされている場合には特に影響はございませんが、必要な準備について解説した動画をサクセスナビよりご視聴いただけますので、念の為ご確認くださいますようお願いします。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?許可すべきIPアドレスとドメインに関する更新情報です。以下の3つの公開ナレッジが更新されています。許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメインHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする「許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメイン」については、これまで一部のHyperforceのIPアドレスが掲載されていましたが、それらは全て削除されました。Hyperforce をご利用の場合、迅速に新しいクラウドインフラストラクチャを提供する能力を Hyperforce が備えているため、IP アドレス許可リストを維持するための手作業によるメンテナンスが負担になり、管理しきれなくなることが予想されるため、IPアドレスによる許可リストを推奨しておりません。どうしても、IPアドレス 許可リストを必要とするビジネス要件またはコンプライアンス要件がある場合は、ComplianceサイトからIPアドレス情報を確認できるようになりましたので、定期的なご確認をお願い致します。同様の内容が「Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する」にも記載されています。また、「Salesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする」に記載されていたHyperforceのIPアドレスのうち、メールリレーのIPアドレス以外が削除されました。こちらのナレッジは現在翻訳中です。続いて、リリース更新に関する情報です。以下はSummer'23で適用予定のリリース更新の一覧です。ここでは、特にご注意いただきたいリリース更新として3つご紹介します。Apex クラスへの明示的なアクセス権を適用するルールの無効化 (リリース更新)Aura サイトから Google アナリティクス 4 への移行 (リリース更新)ゲストユーザから送信されたメールの制限 (リリース更新)これらについては、早めにリリースノートやナレッジを確認の上、事前にSandboxで動作確認をお願いします。こちらもSummer'23で適用されるリリース更新です。拡張ドメインについては後述します。MFAの自動有効化については「多要素認証」のセクションで前述したものです。こちらは、当初Summer '23で適用予定だったリリース更新の中で延期されたものになります。新しい情報は以下の2つです。ゲストユーザによる承認申請の編集または削除の防止 (リリース更新)こちらのリリース更新の適用時期はSpring '24に延期されました。Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止 (リリース更新)こちらのリリース更新の適用時期はSummer '25に延期されました。こちらの詳細は別途後述します。続いて、その他の更新です。こちらは毎月ご案内しております拡張ドメインの自動有効化に関する情報です。Summer'23で拡張ドメインの自動有効化が予定されております。注意点としては、Salesforceによる自動有効化について管理者様による事前の除外はできません。Summer'23リリース後に無効化することはできますが、一度有効化されますため、自動有効化による影響が発生する可能性もございます。そのためSummer'23までに拡張ドメイン適用のご準備を進めていただければと思います。関連リンク拡張ドメインのスケジュールチェックリストSalesforce の拡張ドメインに関するよくある質問こちらは、フローの移行に関する情報です。Summer '23でこれまでのアナウンスの通り、プロセスビルダーを新規作成できなくなる予定です。また、移行ツールを利用して、スケジュールされたアクションが追加されているプロセスビルダーも移行ができるようになる予定です。詳細はリリースノートからご確認ください関連リンクフローへの移行最後に今後予定されている機能の廃止に関する情報です。ここでは、右側の2つをご紹介します。Einstein 取引先インサイトおよび Einstein 商談インサイトは8月で廃止される予定になっております。詳細はナレッジをご確認ください。Summer '23で予定されていた、Salesforce Platform APIバージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止は、Summer '25(2025年6月)まで延期されました。廃止時期は延期されましたが、すでに去年6月でサポートは終了しているため、Salesforceの廃止時期を待たずに、可能な限り早めにAPIバージョンの更新をお願いします。関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止 (リリース更新)Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止Salesforce Event Log File BrowserAPI 合計使用量イベントを使用した API バージョンの使用の追跡最後に、Salesforce モバイルアプリケーションのバージョン 228 の廃止です。Summer'23のリリースを以って、Salesforceモバイルアプリケーション228以下のバージョンは廃止される予定です。228のバージョンのままでは、Summer '23以降はログインができなくなりますので、早めに最新バージョンに更新するよう社内周知をお願いします。5月度分の更新情報は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。