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この記事で学べることICUロケール形式の有効化の背景と適用時期ICUロケール形式の有効化における変更点ICUロケール形式の有効化までの推奨アクションICUロケール形式の有効化の方法ICUロケール形式に関するFAQICUロケール形式の採用の背景Salesforce システム管理者は組織のデフォルトのロケールを設定できます。またユーザは個人設定ページで各自が使用するロケールを設定できます。このロケールにより、日付、時刻、通貨、住所、名前、数値などの表示形式(フォーマット)が制御されますこの表示形式について、現在の Salesforce Platform では Java Development Kit (JDK) ロケール形式を使用していますが、JDKロケール形式は定期的な更新がなく、国際標準との差異が発生しています。Salesforceでは、Salesforce Platform を常に最新の国際標準に準拠させる取り組みの一環として、Winter '20 で新しいロケール形式(ICUロケール形式)を採用しました。ICUロケール形式の採用により、世界中の ICU 準拠のアプリケーションとのインテグレーションが向上します。参考情報 : 新しい国際ロケール形式によるグローバル対応ICUロケール形式が有効化される時期Winter'20 のリリース以降に作成された組織では、ICU ロケール形式が既定で有効になっています。Winter'20 のリリース(2019年10月)以前に作成された組織については、JDKロケール形式が使用されています。JDKロケール形式が使用されている組織が ICU ロケール形式を適用できるように、Salesforceでは リリース更新を提供しています。*上記は設定画面のメニューより「リリース更新」を選択したときの画面です。[ICUロケール形式を有効化]の自動適用について、当初はSpring’24を予定しておりましたが、自動適用時期が以下の通り変更となりました。Spring'24のリリースですべての組織で[ICUロケール形式を有効化]を適用をするのではなく、Spring'24以降で段階的に自動適用を進めます。[ICUロケール形式を有効化]が適用される30 ~ 60 日前にSalesforceは管理者様にメールで通知します。[ICUロケール形式を有効化]の段階的な適用はSummer'25のリリースまで継続されます。参考情報 : Winter’25 リリースノート : ICU ロケール形式の有効化 (リリース更新)なお、システム管理者様は設定メニューを使用して、[ICUロケール形式を有効化]の自動適用をSummer'25のリリースまで延期させることができます。[ICUロケール形式を有効化]の適用をSummer'25のリリースまで延期する場合は、以下の手順を実施します。設定メニューのクイック検索ボックスに「ユーザーインターフェース」と入力します。「ユーザーインターフェース」をクリックし、設定画面を表示させます。「ユーザーインターフェース」セクションにある「ICU ロケール形式をスケジュールされたロールアウトの一環として有効化」という設定項目があるので、チェックボックスをオフにします。*この設定はJDKロケール形式が使用されている組織でのみ表示されます。参考情報 : JDK ロケール形式の廃止と ICU ロケール形式の有効化リリース更新現在JDKロケール形式をご利用中の組織の管理者様は、SalesforceによるICUロケール形式有効化の自動適用を待つのではなく、影響範囲をご確認のうえで、計画的に適用できるようにご準備を進めていただくことを推奨します。組織で使用しているロケール形式の確認方法現在のSalesforce Platformでは、JDKロケール形式とICUロケール形式の両方がサポートされています。Salesforce 組織でどちらのロケール形式が採用されているかを確認するためには「リリース更新」を確認します。▼ICUロケール形式のリリース更新でテスト実行が有効化されている[設定]→[リリース更新]→[要対応]タブを押下。[ICUロケール形式の有効化]の[使用開始]をクリック[この更新は、テストできる状態になりました。]と表示されていたら、テスト実行によりICUロケール形式を利用中。それ以外の場合、組織は JDK ロケール形式を使用しています。▼ICUロケール形式のリリース更新が適用されている[設定]→[リリース更新]→[アーカイブ済み]タブを押下[ICUロケール形式の有効化]の有無を確認。[アーカイブ済み]タブにある[ICUロケール形式の有効化]を確認して、ステップバイステップガイドに従ってテスト実行を完了している場合には、[完了]とマークされており、リリース更新の適用によりICUロケール形式を利用中。参考情報 : 組織が ICU と JDK のどちらのロケール形式を使用しているかの判断ICUロケール形式を有効化したときの変更点ICUロケール形式がSalesforce 組織に適用されることで変更が発生する項目は以下のものがあります。日付(Date)日付時間(Datetime)時刻(Time)通貨(Currency)数字(Number、Integer)すべてのロケールにおいて上記項目で変更が発生するのではなく、ユーザが使用しているロケールによって変更点は異なります。例として、日本語、日本語(日本)、英語(アメリカ)の3つのロケールにおける変更点をご紹介します。ロケール毎の各データタイプ(形式種別)への影響は JDK と ICU ロケール形式の相違点 に掲載されていますが、影響のあるデータタイプは標準画面やカスタム画面では使用されない場合もあります。ICUロケール形式が有効化されたときの動作イメージは次のセクションでご紹介します。参考情報 : JDK と ICU ロケール形式の相違点ICUロケール形式有効化時の動作イメージ「日本語(日本)」のロケールを選択している場合において、ICUロケール形式が適用された際の標準画面のイメージは以下のとおりです。Lightning Experienceの標準画面ではChatterの日付に「Date:Long」のデータタイプが使用されています。そして「日本語(日本)」ロケールの場合、「Date:Long」のデータタイプはICUロケール形式が有効化されたときの形式変更対象なので、表示形式が「2022/03/15」から「2022年3月15日」に変更されていることがわかります。しかし標準画面の他の項目では通常 Short のデータタイプが使用されており、「日本語(日本)」ロケールでは Short のデータタイプは形式の変更がないため、ICUロケール形式が適用されていても表示形式に変更はありません。それでは次に、「日本語(日本)」のロケールを選択している場合において、ICUロケール形式が適用された際のVisualforceページのイメージを見てみます。Visualforceページを使用していたとしても通常は Short のデータタイプが使用されているため、[日本語(日本)]のロケールではICUロケール形式が適用されても表示形式は変わりません。「日本語(日本)」のロケールを使用していた場合の標準画面とVisualforceページを例にして動作イメージをご紹介しましたが、異なるロケールを使用していた場合の例として、「英語(アメリカ)」のロケールを使用していた場合の標準画面の動作イメージをご紹介します。「英語(アメリカ)」のロケールではICUロケール形式の有効化において「Date:Long」は形式変更対象ではなく、「Date Time:Short」が形式変更対象に含まれています。そして日付時間型項目では「Date Time:Short」のデータタイプが使用されているため、該当の項目において、「8/1/2022 12:00PM」から「8/1/2022, 12:00PM」に表示形式が変わっている(カンマが追加されている)ことが確認できます。このように、使用しているロケールによって表示形式が変更される項目が変わっていることが確認できます。Apex クラス/トリガ、および Visualforce ページを使用している場合の留意点ICUロケール形式はAPI バージョン 45.0 以降で使用できます。ApexやVisualforceページなどのカスタマイズで ICU ロケール形式を使用するには、Apex クラス、Apex トリガ、および Visualforce ページを最新の API バージョンに更新します。ApexやVisualforceページなどのカスタマイズが API バージョン 44.0 以前を使用している場合、JDKロケール形式が返されるため、データの整合性の問題やエンドユーザの困惑が発生するなどの影響が発生する可能性があります。 以下に影響例の1つとして、API バージョン 44以前のVisualforceページを使用した場合の例をご紹介します。*この例は[英語 (アメリカ)]ロケールを使用している場合の例です。[英語 (アメリカ)]ロケールでは日付時間項目[Date Time:Short]について影響がありますが、[日本語 (日本)]ロケールでは[Date Time: Short]や[Date:Short]は形式変更対象ではないため、この例に示すパターンのエラーは発生しません)[英語 (アメリカ)]ロケールを使用している場合、[Date Time:Short]は形式変更対象であり、[Date Time:Short]は日付時間型項目で使用されているので、APIバージョン45以降のVisualforceページでは表示形式が変わります。しかし、VisualforceページのAPIバージョンが44以前の場合は、ICUロケール形式が使用できずJDKロケール形式が使用されるため、表示形式が変わりません。APIバージョン44以前のVisualforceページは表示形式が変わらないのですが、Visualforce ページのインライン編集の処理では最新のAPIバージョンが使用されます。つまり、Visualforce ページで apex:detail を使用している場合、インライン編集時にはAPIバージョン44以前でもICUロケール形式を使用します。しかし、APIバージョン44以前のVisualforceページでは、ICUロケール形式が使用できないためエラーが発生します。以上がAPIバージョン44以前のVisualforceページを使用していた場合の影響例です。もう1つ影響例をご紹介します。Apexクラスで以下のメソッドのようにロケール形式に依存するメソッドを使用している場合やLightningコンポーネントで$Localeを使用している場合には、ロケール形式の変更によって影響が出る可能性があります。ロケール形式に依存するApexメソッド例Date.format()Date.parse()DateTime.format()DataTime.parse()DateTime.formatLong() などロケール形式を意識したカスタマイズを実装されている場合、形式の変更により現在のカスタムロジック(文字列の判定など)が正しく動作しなくなる可能性があります。参考情報 : Apex クラス、Apex トリガ、および Visualforce ページの API バージョンICUロケール形式の有効化までの推奨アクションICUロケール形式が適用されると、使用しているロケールによって日付・時刻・通貨等の表示形式が一部変更されます。該当項目を使用した検索条件が利用されている場合(レポート、入力規則など)、なんらかの影響が発生する可能性があります。また、Apex クラス、Apex トリガ、Visualforceページにて、API バージョン44.0以前をご利用の場合はJDKロケール形式が返されるため、エラー等の問題が発生する可能性があります。そのため、事前にSandbox等でICUロケール形式を有効化して動作テストを実施し、Salesforce組織での影響有無を確認の上で、本番環境で有効化することを推奨します。(Salesforceによる自動適用を待つのではなく、管理者様にて事前にテスト/評価、有効化していただくことを推奨します。)動作テストでは、表示上の確認だけではなくVisualforce ページのインライン編集やカスタムコードの挙動、インストール済みパッケージの動作等についても御確認ください。参考情報 : ICU ロケール形式の採用に関する考慮事項ICUロケール形式の有効化の方法ICUロケール形式の有効化は「リリース更新」から実施します。最初にSandboxでICUロケール形式を有効化し、動作テストを実施します。影響がないことが確認されたら、本番環境でICUロケール形式を有効化してください。「リリース更新」を使用してICUロケール形式を有効化する方法は以下のとおりです。1.[設定]→[リリース更新]→[要対応]タブを押下して、[ICUロケール形式の有効化]の[使用開始]をクリック2.[テスト実行を有効化]をクリック。3.[このリリース更新の影響を評価]の「完了」ボタンをクリックし、有効化動作テストにあたっての事前確認事項Salesforce組織で現在使用されているロケールとユーザの確認SOQL クエリを使用して、組織で使用されているロケールと各ロケールのユーザ数を確認し、影響調査や動作テストが必要なロケールの種類を調べます。<SOQLクエリ>SELECT toLabel(LocaleSidKey) LocaleName, LocaleSidKey, Count(id) UserCount FROM User where IsActive=true GROUP BY LocaleSidKey<クエリ実行結果のイメージ>*上記は開発者コンソールを使用してSOQLクエリを実行した結果のイメージです。この結果の例では、日本語/日本語(日本)/英語(アメリカ)が使用されていることが確認できます。参考情報 : 使用中のロケールの判断Apexクラス、Apexトリガ、Visualforceページ のAPIバージョンの確認ICUロケールを適用するには APIバージョンが 45.0以上の必要があります。APIバージョンが45.0未満の場合は、45.0以上に更新します。API バージョン 45.0 以上にアップグレードしない場合、ユーザに「無効な日付と時間です」といったParseException エラーが表示される可能性があります。参考情報 : Apex クラス、Apex トリガ、および Visualforce ページの API バージョンApexクラスで使用しているメソッドの確認Apexクラスで以下のメソッドのように、ロケール形式に依存するメソッドで影響が無いか確認します。Date.format(),Date.parse(),Date.toStartOfWeek(),DateTime.format(),DataTime.parse(),DateTime.formatLong()等影響がある場合は、ロケール形式に依存しないコードとするためのガイドラインを適用します。・標準メソッドを利用 - 日付形式のデータから”月”を抽出する場合は、Dateクラスの month()を利用する。 - 整数値と通貨値は、書式設定する必要が生じるまで書式設定のない整数として処理。 など・値に追加の処理を行う場合、ロケールに依存しない形式を使用・ユーザが選択しているロケール形式へのデータの変換は、そのデータ処理の最後のステップとする。参考情報 : コードでのロケールに依存しないメソッドの使用Lightningコンポーネントの確認$Localeを使用していると、ユーザが選択しているロケール形式が使用されるので、ICUロケール形式の適用によって影響を受ける可能性があります。そのため使用箇所がないか確認します。参考情報 : Lightning コンポーネント開発者ガイドICUロケール形式の有効化に関するFAQQ:ICUロケール形式の有効化後、[日本語(日本)]や[日本語]のロケールを使用した場合、Classicの標準画面では影響がありますか。A:Lightning Experience と Classicで差異はありません。Chatterの投稿時間等では表示形式に変更があります。Q:ICUロケール形式の対象範囲は、REST APIや、SOAP API、Bulk APIも含みますか。A:SOAP/REST/Bulk APIではロケールに依存しないデータ型が使用されます。ただし、Apex クラスを公開するApex SOAP/REST web servicesではロケールに依存するデータ型が使用可能な為、影響がでる可能性があります。Q:ApexやVisualforceを多用しているのですが、全てについてバージョンを上げる対応が必要でしょうか。A:例えばVisualforceページについては、44以下のAPIバージョンのままICUロケールを有効化すると、インライン編集での保存時にエラーが発生する可能性があります。予期せぬ問題が発生しないようにする為に、Sandbox上でAPIバージョンは45以上の新しいバージョンに上げて頂いた上で、動作確認テストを実施して頂く事を推奨しています。APIバージョン44以下のものが残る場合でも、Sandbox上でICUロケール形式を適用しての動作確認テストは十分に実施するようにしてください。Q:ICUロケール形式が強制適用される時期は延長可能ですか。A:Summer'25までであれば、管理者様にて設定画面から延期することが可能です。Q:ICUロケール形式が自動適用されたら、表示内容が変わったり、エラーが表示されるようになるのでしょうか。A:使用するロケールや、カスタマイズ内容によって影響が異なります。ICUロケールが適用された際に本番環境で影響が出ないように、事前にSandboxでの動作確認テストの実施をお願いいたします。Q:ICUロケールの適用を Spring ’25 から Summer ’25 に延期するための期限はいつですか?A:ICUロケールの適用を延期するには、組織が Spring '25にアップグレードされる前に、[スケジュールされたロールアウトの一環として ICU ロケール形式を有効化] のチェックボックスの選択を解除する必要があります。Q:リリース更新が失敗した場合は通知がありますか?A:はい。Sandbox または本番組織でリリースアップデートの適用が失敗した場合、組織管理者にメールが送信されます。※最新の FAQ に関しては下記のナレッジ記事も併せてご参照下さいJDK ロケール形式の廃止と ICU ロケール形式の有効化リリース更新
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この記事で学べること項目監査履歴は、データの正確性を維持し、第三者に改ざん等がされていないことを証明するための更新ログの記録という本来の目的とは別に万一のデータ漏えい事故において、漏えい時期の絞り込みに寄与し、インシデントレスポンスにおける効率的なログ調査を実現できることが新たに注目されています。本記事ではとあるオフィスにおける架空の情報漏えい事故の対応を見て行くことで、効率的な対応が可能である理由を学べます。とあるオフィスでの一幕とある架空企業A社はDXに関する提案・開発支援・運用支援のサービスを手掛ける企業で、多くの見込み客、顧客、商談、プロジェクト情報、サポート状況など、様々な情報をSalesforceで管理している。A社はとある官庁との取引があり、当該官庁向けのプロジェクト情報もステークホルダー管理(個人情報)をした上でSalesforceに保管していた。ある日、A社の営業が顧客でとある官庁から一通のメールを受信した。メールには、当該官庁のセキュリティ運用を担っているベンダーの調査で、ダークWebで取引される情報のサンプルデータ(犯罪者が取引する情報の信ぴょう性を喧伝するために窃取したデータの一部を公開したもの)に当該官庁向けプロジェクトの情報が確認されたこと、プロジェクト情報には個人情報であるステークホルダー情報を含んでいたこと、データの内容からA社より情報が漏えいしたと思われること、また緊急で調査をしてほしい旨が書かれていた。サンプルデータを確認するとA社とお客様でしか知り得ないプロジェクト情報がA社のSalesforce環境のデータと一言一句違わずに書かれており、また個人情報もA社が管理している内容とほぼ同等な内容であることが確認された。A社はCSIRTを中心としたインシデントレスポンスを即時開始。CSIRTは過去に遡ってSalesforce環境におけるアクセスログの調査を開始した。アクセスログの記録についてアクセスログはイベントモニタリングで提供される機能の一つであるリアルタイムイベントモニタリングで確認することができます。詳細はアクセスログの参照ガイドをご参照ください。再びオフィス(本記事のメイントピック)A社はイベントモニタリングを契約の上、リアルタイムイベントモニタリングを有効化し、また定期的にアクセスログの保管をしていたことから、アクセスログを調査できる目途は立った。しかしアクセスログの量は膨大で、またサンプルデータからは漏えい時期を隠匿するためか、レコードの作成日や更新日等の監査項目は記載されていなかった。そのためデータの漏えいした時期や漏えいに関与したユーザアカウントの絞りこみといった調査には相当な時間を要すると思われた。CSIRTに招集された官庁向けプロジェクトのプロジェクトマネージャが漏えいしたサンプルデータを見ると、いくつか古い状態のデータがあるのに気付いた。このデータが古い状態であった期間が特定できればログの絞り込みは容易になるのではないかと考え履歴の調査を開始した。項目監査履歴の特徴項目監査履歴は項目履歴管理の機能を拡張する製品となります。詳細は項目監査履歴とはをご参照ください。ここでは漏えいが発覚しCSIRTによる調査を開始した日を2020/12/31 として、サンプルデータや本番環境のデータの状態例を見ながら項目履歴管理を設定していない場合、項目監査履歴が無い場合、項目監査履歴がある場合の調査対象ログの絞り込み方を確認していきます。【漏えいしたサンプルデータから確認できた古い情報】【本番環境にある情報】※黄色はサンプルデータからの変更点、また日時データは簡略化のため年月以外は1日午前0時に統一、またデータの変更は、値から変更前後がわかりやすいように常に1が加算されるものとしています。例:99(変更前)→100(漏えい値)→101(変更後)項目履歴管理の設定をしていない場合それぞれのレコードでは作成日、最終更新日の監査情報しかありませんので、ログの調査対象期間は、漏えいしていた4つのレコードの中で一番最近に登録されたレコードの作成日(レコード4の2018/04/01)から、漏えい値から変更のあったレコード(レコード1,2,3)のうち、最も古い最終更新日(レコード2の2019/10/01)までの18ヶ月に絞り込まれます。この期間より古いと、レコード4が存在していませんし、また新しいとレコード2の項目Aの値が漏えいした値と異なることになるため調査対象期間から除外されるからです。青:レコードの値が確定できない時期 薄い緑:レコードの値が確定できる時期項目履歴管理の設定を実施していた場合項目履歴管理の設定をしている場合、項目レベルで変更履歴を確認することができます。A社の場合、項目Aに項目履歴管理の設定をしていた為、以下の履歴を確認することができました。【本番環境から確認できるレコード1の履歴】【本番環境から確認できるレコード2の履歴】このログによるとレコード1及びレコード2の項目Aの値が漏えい値から現在の値に変更された日時の特定ができましたが、24カ月より前の変更履歴が既に確認できないため、前の値から漏えい値に変更された日時の特定はできませんでした。また、A社においては履歴を管理できる項目の数が1オブジェクトあたり20項目という上限に抵触したために優先度の低い項目Bには履歴管理の設定ができていませんでした。青:レコードの値が確定できない時期 薄い緑:レコードの値が確定できる時期 濃い緑:漏えい値であったと確定した期間このログにより、レコード1とレコード2の項目Aが同時に漏えい値であった時期は2019年2月1日より前であることになり、調査期間も10ヶ月分に絞り込むことができました。2019年2月1日以降は、レコード1の項目Aが漏えい値と異なるため除外されるからです。項目監査履歴がある場合項目監査履歴があれば、1オブジェクトあたり項目履歴管理の3倍の60項目まで履歴管理を設定できるため、優先度の低かった項目Bの履歴管理も設定でき、またログの保存期間も無期限であるため、以下の情報が追加で確認することができます。【本番環境から確認できるレコード1の履歴】【本番環境から確認できるレコード2の履歴】【本番環境から確認できるレコード3の履歴】薄い緑:レコードの値が確定できる時期 濃い緑:漏えい値であったと確定した期間このログにより、すべてのレコードが存在し、各レコードの項目の値が漏えい当時の値であったのがいつであったのか、すなわちその期間にデータが抜き出されたことを特定できます。今回のお話では、各レコードの漏えい値がSalesforce内に存在していた期間は、2018年1月の僅か1ヶ月間であったことが判明、その調査対象期間のイベントモニタリングのログを解析することにより、漏えいに関与したユーザアカウントの特定と同時に漏えいしたデータの全貌が短期間で特定することが可能となりました。今回のお話では、外部から入手できたレコードが4件と項目も2つのみというシンプルなストーリーでしたが、実際には、外部から入手されたデータが多いほど、漏えい値の存在期間の被っている時期、つまり漏えいした時期がピンポイントで絞り込み可能となりますので、イベントモニタリングの導入には、ぜひセットで項目監査履歴の導入を検討いただければと思います。学習ツールヘルプ:項目履歴管理ヘルプ:項目監査履歴まとめ項目監査履歴は、更新頻度の多い項目に数多く設定しておくことにより、万一の情報漏えいに対してイベントモニタリングと合わせて効率的にインシデントレスポンスを行うことができます。
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Salesforce モバイルアプリケーションのバージョン 228 の廃止
この記事で学べることSalesforce モバイルアプリケーション バージョン228 の廃止の概要を知ることができますSalesforce モバイルアプリケーションを最新バージョンに更新する方法を知ることができます概要Summer '23(2023年6月)で、Salesforceモバイルアプリケーション バージョン228以下は廃止されます。Summer '23以降は、Salesforceモバイルアプリケーション バージョン228以下でログインすることはできません(エラーになります)既にSalesforce モバイルアプリケーション バージョン228 にログインをしている状態で、Summer '23リリースを迎えると、それ以降バージョン228のままで再ログインはできませんエラー発生による業務影響を回避するため、早めにSalesforce モバイルアプリケーションのバージョンを更新することを推奨します。iOS および Android両方に影響があります注意事項Salesforce モバイルアプリケーション バージョン230以上に更新するためには、最低でも Android 7.0 または iOS 13.4 の OS バージョンが必要です必要な対応Salesforce モバイルアプリケーションを バージョン230 以上に更新します。※App Store または Google Play から自動更新を有効にしている場合、ほとんどのユーザはすでにアプリケーションの最新バージョンを使用しているはずなので、この変更による影響は受けません。自動更新を無効にしている場合や自動更新を有効にしているか不明な場合は、以下の手順でSalesforce モバイルアプリケーションを最新版に更新することができます。手順Apple Store もしくは Google Play で「Salesforce」で検索し、「Salesforce」アプリケーションを表示します。※こちらはApple Storeの画面ショットです2.[アップデート]が表示されていたら、タップして最新バージョンに更新します([開く]が表示されていたら、既に最新バージョンなので対応不要です)注意事項Apple StoreやGoogle Playへのアクセスが制限されていたり、任意のアプリケーションの更新ができないように制御されている場合は、貴社内システム管理者様へご相談お願いします。学習ツールSalesforce モバイルアプリケーションのバージョン 228 の廃止(ナレッジ)Salesforceの機能廃止(EOS/EOL)について(サクセスナビ)Salesforce 機能の廃止(ナレッジ)チェックリストSummer '23(2023年6月)までに、Salesforce モバイルアプリケーション バージョン228以下利用している場合、更新が必要であることを理解しましたSalesforce モバイルアプリケーションが最新版であるか(Google PlayやApp Store上で[アップデート]ではなく[表示])であることを確認しました
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(2023年1月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/595aKrXRvoCXX2xRCPfp7x全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforceの運用に関するお知らせ」の1月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2023年1月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分と、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。最初にSpring'23のリリースに関する情報です。2023年 2月に予定している Spring ’23 リリースに関して更新情報を赤字で記載しています。Spring'23に関する各種ドキュメントを公開しておりますが、リリースノートについては翻訳版も公開されておりますのでぜひご覧ください。なお、日本の本番インスタンスにおけるSpring'23のリリースは2/12を予定しております。そのためリリースノートの情報や本動画でご紹介している資料をご確認の上で、リリースに向けたご準備をお願い致します。またサクセスナビではSpring'23の新機能をご紹介するウェブセミナーについてご案内しておりますので、こちらも併せてご確認ください。関連リンクSpring '23新機能リリースリリースノート(翻訳版)Release SiteSpring '23 Release HighlightsRelease in a BoxFeature matrix続いて、Winter’23リリースノートの更新情報です。12月12日以降の更新内容の中から、管理者様に把握しておいていただきたい内容をピックアップしてます。ここでは、特に重要な拡張ドメイン関連の情報を記載します。まだ拡張ドメインが有効化されていない組織では、Spring'23のリリースにて拡張ドメインが自動有効化されますが、拡張ドメインの自動有効化から除外する設定がございますので、詳細はリリースノートをご覧ください。また、拡張ドメインに関してMobile Publisherをご利用のお客様にもお知らせがあります。拡張ドメインをサポートするアプリケーションのバージョンに更新するように ユーザを促すことができますので、こちらも詳細はリリースノートをご覧ください。Deploy Enhanced Domains (Release Update)Spring ’23での自動有効化から組織を除外(オプトアウト)する手順が明確になりました。Urge or Require Users to Update to the Latest Mobile Publisher App VersionAura サイトでは、Mobile Publisher for Experience Cloud アプリのユーザーに対して、拡張ドメインをサポートするアプリのバージョンに更新するよう促す、または要求するメッセージを表示できるようになりました。アプリを更新することで、ユーザーはサービスの中断を回避することができます。New and Changed Components for Change Setsイベントリレー設定の変更セットが追加されました。New Invocable ActionsDynamicSendSurveyInvitation と sendSurveyInvitation invocable アクションが発表されました。関連リンクWinter '23 リリースノート - リリースノートの変更続いて、MFAに関する内容です。Salesforce 多要素認証に関する FAQのナレッジの英語版が1/19に更新されています。また、Salesforce Platform上でMFAが自動有効化された後に、管理者様にてMFAを無効にする方法と、MFA を設定せずにログインする方法がナレッジで纏められて公開されておりますのでご紹介致します。これはMFAが強制適用されるまでの一時的なものであることにご注意ください。関連リンクTrailblazer Community:多要素認証(MFA)コミュニティ 日本Salesforce 多要素認証に関する FAQ多要素認証 (MFA) 適用ロードマップ多要素認証(MFA)設定マニュアル ダウンロードMFA特設ページ多要素認証が Salesforce によって自動有効化された後のアカウントのアクセス再取得 (Salesforce Platform 上に構築された製品)続いて、MFAに関するFAQに4つの更新があります。MFAと拡張ドメイン、Hyperforce移行に関して、推奨される導入手順やその詳細を説明するナレッジが公開されたというものです。以前はmyTralheadという名称だった機能ですが、Enablement Sites での認証についてのもので、Enablement Sites の認証プロバイダとしてSalesforce Identityを使用している場合はMFAが必要である旨が追記されています。Salesforce Platform上に構築された製品をご利用のお客様向けに、今後のMFA自動有効化や強制適用の詳細が記載されているナレッジが公開されたことをご案内しております。MFAを除外する権限を付与する必要がないパターンについてガイダンスが追加されています。続いて、Spring'23リリースノートに記載されているMFA関連情報です。以前もご紹介させていただきましたが、弊社よりMFAの自動有効化に関するメールを受け取られた組織を対象にして、Spring '23のリリースでMFAを自動有効化します。このMFAの自動有効化に関して、今後のリリースで段階的にMFAを有効化していくことがリリースノートにも記載されておりますのでご確認ください。関連リンクMFA の準備: 自動適用が Spring ’23 で開始MFA の自動有効化: お客様の組織に適用されるタイミングと方法の確認 (リリース更新)Chatter Free および Chatter External ユーザの MFA の自動有効化および適用からの自動的な除外続いて、インフラ強化に関するアップデートです。先月の動画でもご紹介致しましたがインスタンスリフレッシュに関する情報です。インスタンスリフレッシュは、アップグレードされた新しいインフラストラクチャで構成されているインスタンスにお客様の組織を移動することで、パフォーマンスレベルを維持することを目的としています。今後の予定として、本番組織ではなく、Sandbox環境において2023年2月5日にインスタンスリフレッシュが予定されています。スライドに記載されているインスタンスにてSandboxをご利用のお客様は、「インスタンスリフレッシュメンテナンス」の公開ナレッジをご確認いただき、ご準備をお願い致します。続いてリリース更新に関するアップデートのご紹介です。次期バージョンのSpring '23のリリース更新になります。まず、強制適用されるものが7件あります。詳細は関連リンクをご確認ください。関連リンクExperience Cloud サイトで Apex によって取得されるナビゲーションメニューへのユーザアクセス権限の適用コンテンツ盗聴保護を有効化ユーザの個人情報のより強力な保護の有効化Visualforce ページのクロスサイトスクリプティングを防止するための <apex:inputField> 要素の label 属性のエスケープExperience Cloud ゲストユーザに詳細なフロー権限が必要 ユーザコンテキストでの REST API を介したフローの実行SAML シングルサインオンフレームワークを更新そして、自動有効化されるものが2件ございます。関連リンク拡張ドメインの有効化Spring '23 での一部のユーザの MFA の自動有効化こちらはSpring '23で有効化される予定だったリリース更新が延期された情報です。前月から1点追加がございます。メンテナンス計画の頻度の項目からメンテナンス作業ルールへの移行はSpring ’24に延期されました。次に、リリース更新ではございませんが、影響の大きい機能拡張についてご説明いたします。従来より、セキュリティ上の観点からユーザのメールアドレスがユーザ本人のものであるかどうかを検証する仕組みがありましたが、Spring’22よりメールアドレスの検証を終えていないユーザがメール機能を使用した際に、その検証を促すメールが送信されるようになりました。この機能拡張について、最新情報として赤字部分を追加しております。Winter’23まではメールアドレス未検証のユーザがメールを送信する際に、メールアドレス検証用のメールが各リリースで一回送信されておりました。次期バージョンのSpring’23ではメールアドレス検証用のメールは送信されません。関連リンクSpring’23 リリースノート : Salesforce からメールを送信するためのメールアドレスの検証Lightning Web Security (LWS) はカスタム Lightning コンポーネントのための新しいクライアントサイドセキュリティアーキテクチャであり、Lightning Locker を徐々に置き換えていく予定です。 LWS の段階的なリリースを継続しており、次の段階として、LWS for Auraを Spring '23 でベータ版として導入します。お客様の組織内の Lightning Web コンポーネントが LWS for Aura (Beta) で期待どおりに動作し続けることを確認したい場合は、Spring '23 のSandboxで「Lightning Web コンポーネント用 (正式リリース) および Aura コンポーネント用 (ベータ) Lightning Web セキュリティの使用」設定を有効にして検証をお願いいたします。詳細は、各種ドキュメントが用意されておりますので資料に記載のリンクよりご参照ください。関連リンクLightning Web セキュリティの基本LWS for Aura (beta) Release NoteLWS Enablement for Orgs with No Custom Components Release NoteLightning Web Security Lightning Web Security FAQ.Lightning Components Developmenテクニカルサポートこちらは、フローに関する今後のロードマップです。ご存知の管理者様も多いかと思いますが、ワークフロールールおよびプロセスビルダーは将来的にサポート終了になる予定です。現在は、ワークフロールールの新規作成ができない状態ですが、次期バージョンであるSpring '23では、プロセスビルダーの移行ツールがサポートされる予定です。今回は赤字部分の補足情報についてご紹介いたします。Spring’23で提供開始する移行ツールは、サポートされているプロセスが限られております。レコードの更新レコード作成フローの呼び出しApex の呼び出しメールアラートこれ以外のスケジュール済みアクション、承認申請、Chatter投稿などは現時点では手動で移行する必要がございます。関連リンクフローへの移行続いて、機能の廃止です。まず、影響度が大きいことが想定されるため改めてのご案内となりますが、右列の2行目のSalesforce Mobile App Community License Accessについてです。2023年6月、コミュニティライセンスのユーザ様はSalesforceモバイルAppへアクセスができなくなります。来年6月以降はブラウザからExperience Cloudサイトへアクセスするようにしてください。なお、対象となる具体的なライセンス種類がナレッジにまとまっていますので、Experience Cloudのご契約があるお客様は、ご確認をお願いします。次に、赤字にしている前月からの変更点についてご説明いたします。一つ目は、2023年6月、Pardot リアルタイム自動化ルール設定の廃止が予定されております。Account Engagement で当該機能をご利用中のお客様はご確認をお願いいたします。二つ目は、メンテナンス計画の頻度種別項目の廃止の終了日の変更についてです。変更後は、2024年1月としておりますのでご注意ください。「Salesforce Platform APIバージョン 21.0~30.0 の廃止について」です。こちらは、影響度の大きい更新の一つですので、毎月ご紹介しています。来年2023年6月をもちまして、APIバージョン21.0~30.0 は利用不可になる予定です。本件に関して、1月17日に製品コミュニケーションメールが送信されており、また機能廃止に関するダイジェストもメールで送信されていますので、そちらも併せてご確認いただき、早めのご対応をご検討ください。関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止Salesforce Event Log File BrowserEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別1月度分の更新情報は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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「Salesforceの学習ってどこから始めたらいいの?」「使いこなしている推進者は、具体的にどんな学習をしたの?」「未経験者が本当に役立ったコンテンツは?」多くの方が悩むテーマではないでしょうか。2023年のスタートとなる1月。先輩Trailblazerの実体験からヒントを得て、新たな学びをスタートしませんか?「Salesforceの学習で取り組んだこと」「おすすめのコンテンツ」「学び方のポイント」を6分動画に凝縮しています。「はじめてのSalesforce、おすすめの学び方」末木 勇介氏WOW WORKS株式会社(6:43)ITとSalesforce共に未経験だった末木氏。新規でSalesforce環境の構築を1人でスタートし、サービスの成長を牽引、導入後3年で売上を8倍まで伸ばすことに成功。実際に手を動かし、トラブルシューティングを行いながら進める、業務成果につなげるための学び方が詰まっています。業種:無線機、PCのレンタル及び販売、コンテンツマーケティング、SNSマーケティングの支援企業規模:48名https://play.vidyard.com/GDdXmMEGSsrNnjsGd7JhFM小谷口 瑠美氏 株式会社船場(6:06)IT業務からは10数年のブランクを経てSalesforceの担当に抜擢された小谷口氏。派遣社員からキャリアをスタート、Salesforce活用を通じた会社の成長に貢献し、約2年で管理職へと昇進。機能面の学習だけでなく、自身のモチベーションを高めながらキャリアアップを実現した学びの取り組みをご紹介します。業種:空間創造企業規模:427名https://play.vidyard.com/tfNLuzbzEAsEgr5Kyxtt2N古山 明日香氏 リンクウィズ株式会社(6:01)前職でITの経験を持つものの、CRMという概念やSalesforceに触れるのは初めてだった古山氏。当時は管理者も不在で、「問題があることは分かるが 、どこから手を付けて良いかが分からない」状況からスタートし、既存のSalesforce環境の立て直しに成功。機能や知識の学習と並行して、自社の活動にSalesforceをどう活用すると成果を出せるのか、ゴールを描くための学習のコツをお伝えします。業種:ソフト受託開発企業規模:50名https://play.vidyard.com/fXrVb6LXsbLxc6VkgwDWaH学習ツールTrailhead:いつでも無料で利用できる学習プラットフォームです。CRMやマーケティングといった基本的な概念にとどまらず、テスト用のSalesforce環境を利用して実際に手を動かして機能を理解することができます。幅広いコンテンツが、トピックやテーマごとに“モジュール” “トレイル”といった形式で提供されています。さらに “Trailmix” では、モジュールやトレイルがプレイリスト的にまとめられていて、より体系的に学ぶことができます。おすすめのほんの一部をご紹介しますが、目的や時間に応じて柔軟に組み合わせられるので、ぜひTrailheadにアクセスして、ご自身にあったコンテンツを見つけてください。Salesforce初心者向けTrailmixはこちらシステム管理者初級Trailmixはこちら事例動画:Salesforceの機能や知識を実務でどのように活かせるのか、イメージするのはなかなか難しいものです。他社事例を知ることで、実際の活用方法についてアイディアや気づきを得ることができます。中でも年に1度開催される、SFUG CUP 全国活用チャンピオン大会は、ビジネス成長と定着化のヒントが詰まっています。SFUG CUP ダイジェスト(10分で見る事例動画)ユーザー事例(動画)一覧コミュニティ:Trailblazerであるコミュニティリーダーたちが定期的に勉強会や交流会などのイベントを実施しています。いつでも参加可能なオンラインコミュニティもあります。まずは紹介ページから、参加のきっかけを掴んでみてください。コミュニティ紹介ページ ユーザー同士で運用や活用についてのお困りごとを相談しあえる「質問広場」(紹介記事)関連記事成功している先輩の効果的な取り組みがわかる動画シリーズはこちら
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この記事で学べることSalesforceではさまざまな事例講演のイベントを開催しており、数多くのAccount Engagement(旧Pardot)に関する活用ノウハウやご経験をユーザの皆さまにご共有いただいています。本記事では、以下の事例関連の情報を解説しています。Account Engagementの活用事例事例講演・イベントの概要や最新情報の取得方法1. Account Engagement活用事例各イベントの詳細は「2. 事例関連イベントの概要・最新情報」をご確認ください。株式会社ベーシック 様事例マーケティングオートメーションで反応の出るコンテンツ企画とメールの送り方その他のイベント・コンテンツ つながる営業・マーケティング〜富士通株式会社 新規事業「UVANCE」グローバル B to Bマーケティング変革における取り組みAccount Engagement(旧Pardot)ユーザ分科会Trailblazer Community *SFUG - Account Engagement(旧Pardot)ユーザ分科会* にて数多くの事例がご紹介されています。詳しくは、上記よりご確認ください。参考) コミュニティ参加方法:コミュニティを通じてSalesforce活用のヒントを得る(Trailblazer Community編)2. 事例関連イベントの概要・最新情報Account Engagement(旧Pardot)ユーザ分科会ユーザ様が運営するユーザ様のためのオフライン/オンラインコミュニティ。新機能紹介、ベストプラクティスから活用事例紹介まで、Account Engagementユーザ様なら “全員参加必須” のノウハウ交換や交流の場です。(隔月での開催)最新情報を取得するには直近のイベント開催告知につきましては、Trailblazer Community *SFUG - Account Engagement(旧Pardot)ユーザ分科会* をご確認ください。(※当グループはSalesforceユーザー様限定のグループにつき「承認制」となります。プロフィールにお名前(姓名)とご本人のお写真をご設定の上、ご参加申請をお願いいたします)その他のイベント・コンテンツ各種イベントにて、Account Engagementユーザ様より数多くの「活用事例」をご紹介いただいております。最新情報を取得するには直近開催のイベントにつきましては、イベントカレンダーをご確認ください。まとめぜひ、他のユーザ様のお取り組みをご参考ください。みなさまのご登壇も、心よりお待ち申し上げております。
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Account Engagement for Slack 初期設定ガイド
この記事で学べること2022年4月7日より、Pardot は Marketing Cloud Account Engagement に製品名が変更になりました。Account Engagement for Slack ご利用の際の考慮事項Account Engagement for Slack の初期設定手順完了アクション「Slack チャンネルを通知」の設定例完了アクション「Slack チャンネルを通知」の使用状況の確認方法Pardot と Slack 連携の解除方法はじめにAccount Engagement(旧 Pardot。以降は Pardot と表記)上の、メール、フォーム、ページアクション等で利用可能な完了アクションの 1 つとして、Slack チャンネルにプロスペクトの行動を投稿する「Slack チャンネルを通知」アクションが新たにリリースされました。例えば、Pardot フォームの完了アクションに「Slack チャンネルを通知」アクションを追加することで、とあるプロスペクトの山田さんがフォームを送信した際、連携先の Slack チャンネル上に “山田さんがフォームを送信した” ことを知らせる通知メッセージが投稿されます。この機能により、Slack チャンネルに参加しているユーザーはリアルタイムに山田さんのフォーム送信の行動をキャッチすることができるようになります。本記事では、この完了アクション「Slack チャンネルを通知」をご利用いただくために必要な事前設定「Account Engagement for Slack アプリケーションと Pardot の連携」の手順をご紹介いたします。*完了アクション「Slack チャンネルを通知」は、Pardot 上のメール(拡張メール含む)、フォーム、フォームハンドラー、ファイルダウンロード、カスタムリダイレクト、ページアクション機能上で使用できます。前提条件・ヘルプ記事:Enable Salesforce for Slack Integrations(手順 2, 3 の内容)1.Pardot 上で、[Salesforce.com] コネクターが “検証済み” である必要がございます。2.Slack コネクターの設定は、Pardot Lightning アプリケーションでのみ可能です。必要な権限※ 以下よりご案内の設定をするユーザーには、Salesforce および Slack それぞれにおいて、以下の権限が必要です。Salesforce 側で必要な権限・Pardot「システム管理者」プロファイル・Salesforce「システム管理者」プロファイル・Step2 で付与する「Salesforce を Slack に接続」システム権限Slack 側で必要な権限・Pardot と接続する Slack ワークスペースの「管理者」権限手順*各画像は、ダブルクリックで拡大表示できますStep1. Slack for Salesforce の有効化に同意する・ヘルプ記事:Enable Salesforce for Slack Integrations(手順 2, 3 の内容)Salesforce 管理者ユーザにて、右上の歯車アイコンより [設定] に入り、[ホーム] タブ> [Slack] メニュー> [Slack の初期設定] メニューを開きます「①ドキュメントとリソースを確認」にて、[ヘルプで詳細を参照] より事前にヘルプ資料をご覧いただけます「② 契約条件に同意」にて、[使用条件に同意] の内容をご一読の上、右手の [未同意] のトグルをクリックします*以下スクリーンショットでは、同意後の画面となっておりますが、同意いただきますと [同意済み] に切り替わります。Step2. 権限セットを作成する・ヘルプ記事:Enable Salesforce for Slack Integrations(手順 4 の内容)1.Salesforce 設定の [ユーザ] > [権限セット] メニューに入り、[新規] をクリックします2.[新規] をクリックし、[表示ラベル] と [API 参照名] (半角英数字を入力し、[保存] をクリックします3.[システム権限]、[編集] の順にクリックし、[Salesforce を Slack に接続] にチェックを入れて [保存] > [保存] の順にクリックします4.[割り当ての管理] より、画面右上の [割り当てを追加] をクリックします5.この権限を割り当てするユーザにチェックを入れて、[次へ] をクリックします * Account Engagement for Slack をインストールする Salesforce システム管理者に付与してください。6.[割り当てられたユーザの有効期限オプションを選択] では、[有効期限なし] にチェックを入れて、[割り当て] > [完了] の順にクリックします ※ 有効期限は、権限セットの付与期間を制限する場合に任意でご指定ください。Step3. Account Engagement for Slack アプリケーションをインストールする・ヘルプ:Install Marketing Cloud Account Engagement for Slack1.[Account Engagement for Slack] アプリケーションインストールページへアクセスします2.[Slack に追加] をクリックして、 Slack のワークスペースにアプリケーションを追加します3.[許可する] をクリックします4.[Connect] をクリックします5.Salesforce ユーザ名とパスワードでログインします6.[Slack に Salesforce アカウントへのアクセス権を許可することに同意します] > [許可] の順にクリックします7.Salesforce と Slack が接続できましたら、以下の画面が表示されます*認証に失敗する( [Salesforce を Slack に接続できません] と表示される)場合、ブラウザ上に残っている別のユーザー様のアクセス記録が影響しないように、一度 Salesforce および Slack すべてからログアウトを行い、管理者のユーザーにてログインし直して、改めて接続をお試しください。Step4. Pardot 上に Slack コネクターを追加する・ヘルプ記事:Add the Slack Connector (手順 1, 2 の内容)1.[Pardot 設定] タブより、[コネクター] メニューへアクセスします2.画面右上の [コネクターを追加] をクリックします3.Slack をクリックしますStep5. Slack コネクターに、Slack のワークスペースを追加する・ヘルプ記事:Add the Slack Connector (手順 3, 4 の内容)1.Pardot Slack コネクター画面にて、右上の [ワークスペースを追加 ] をクリックします2.Step3 で接続した Slack のワークスペースを選択して [ワークスペースを追加] をクリックしますStep6. Slack コネクターに、Slack のチャネルを追加する・ヘルプ記事:Add the Slack Connector (手順 5 〜 8 の内容)1.Pardot Slack コネクター画面にて、[チャンネル] タブに移動し [チャンネルを追加 ] をクリックします2.Slack の ワークスペースから、Padot フォームなどの完了アクションを通知するチャンネルの URL をコピーして、[チャンネル URL] に入力します *チャンネルの URL は対象のチャンネル上で右クリックし、[コピー] > [リンクをコピー] からコピーできます3. URL 入力後、[検証] ボタンより対象のチャネルが反映されることを確認し、[チャネルを追加] をクリックします*1 つの Slack ワークスペースに対し、最大 10 個の Slack チャンネルを追加することができます。 *Pardot の Slack コネクターには「非公開」(プライベート)Slack チャンネルは追加できません。「公開」(パブリック)Slack チャンネルのみをサポートしています。以上で、初期設定は完了です。(補足1) Pardot の完了アクションの設定画面で「Slack チャンネルを通知」アクションを確認する・ヘルプ:Slack Integration Completion Action1.任意の Pardot アセット(Pardot フォーム、ページアクション等)の完了アクション設定画面へアクセスします2.完了アクションに「Slack チャンネルを通知」が表示されているか確認します3.表示されている場合、通知先の Slack チャンネルを指定し、投稿メッセージの内容を入力します * Slack チャンネルへの投稿では、カスタムメッセージに加え、デフォルトで以下のプロスペクト項目が含まれています。 こちらの編集はできません。 ・Name(氏名) ・Job Title(役職 ・Company(会社名) ・Email(メールアドレス) ・Phone(電話番号) 下記画面は、フォーム完了アクションのカスタムメッセージの入力例です。 [差し込み項目{}] ボタンから、プロスペクト項目の値を反映することも可能です。*各 Slack チャネル投稿メッセージ(カスタムメッセージ)は、差し込み項目により差し込まれる値も含め、最大 3,000 bitまで入力できます。以上の手順にて「Slack チャンネルを通知」完了アクションの設定も完了です。(補足2)「Slack チャンネルを通知」完了アクションの使用状況を確認、削除する・ヘルプ:Slack Integration Completion Action1.Pardot 上で、Slack コネクター画面にアクセスします2.[使用状況] タブにて、「Slack チャンネルを通知」完了アクションが設定されている Pardot アセット(Pardot フォーム、ページアクション等)の一覧が表示されます3.「Slack チャンネルを通知」完了アクションを削除する場合、こちらの [使用状況] 画面から対象の Pardot アセットの編集画面へアクセスして削除します。(補足3)Slack ワークスペースとの連携を削除、変更する場合・ヘルプ:Disconnect from Slack1.Pardot 上で、Slack コネクター画面にアクセスします2.[使用状況] 画面に表示されている各 Pardot アセットから「Slack チャンネルを通知」完了アクションを削除します3.[チャンネル] 画面に表示されているすべてのチャンネルそれぞれの右横にある [▼] より [削除] をクリックします4.[ワークスペース] 画面に表示されているワークスペース右横の [▼] より [削除] をクリックします5.Pardot のコネクター一覧画面へ戻り、[Slack] コネクター右横の [▼] より [削除] をクリックします6.Salesforce と Slack を完全に切り離すには、Slack ワークスペースから「Account Engagement for Slack」アプリケーションを削除します*再接続または新しい Slack ワークスペースと接続するには、再度本ガイドの初期設定を実施してください。お困りの場合上記手順通りに設定しても、Pardot と Slack の連携ができない場合は、Pardot サポートへお問い合わせください。・ヘルプ記事:Pardot サポートへのお問い合わせ方法
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(2022年12月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/arncwSGbAMswMWhjpMtnTw?全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforceの運用に関するお知らせ」の12月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2022年12月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分と、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。2023年 2月に予定している Spring ’23 新機能に関する情報です。バージョンアップに向けて、現在赤字部分の情報を公開しております。日本語版は準備中ではございますが、既にリリースノートもご覧いただけるようになっておりますのでご確認をお願いいたします。関連リンクバージョンアップに備えましょうSpring ’23 Pre-ReleaseSpring ’23 Release NotesSalesforce Sandbox Preview Instructions続いて、Winter’23 リリースノートの更新情報です。11/28以降の更新内容の中から、管理者様に把握しておいていただきたい内容をピックアップしています。Confirm Browser Version for Gmail IntegrationGmailインテグレーションとの連携に必要な最小のブラウザバージョン(ver.97)についての情報が追加されました。DevOps CenterDevOps Centerが英語版で正式リリースされた旨が追加されました。ICU ロケール形式の有効化リリース更新の時期がSpring '24に延期となりました。関連リンクWinter '23 リリースノート - リリースノートの変更次に、IE11のサポート終了についてです。先月と内容は変わりませんが重要な情報のため再掲載しております。Salesforceでは2022年内でIE11へのサポートを終了しておりますため、現在もIE11をご利用中のお客様はこちらの情報のご確認をお願いいたします。関連リンクLightning Experience でサポートされるブラウザおよびデバイスすべてのブラウザに関する推奨事項と要件Lightning Platform における IE11 サポート終了について続いて、MFAに関する内容です。Salesforce 多要素認証に関する FAQのナレッジの英語版が12/7に更新されています。関連リンクTrailblazer Community:多要素認証(MFA)コミュニティ 日本Salesforce 多要素認証に関する FAQ多要素認証(MFA)設定マニュアル ダウンロード多要素認証 (MFA) 適用ロードマップMFA特設ページEmployee Community license のユーザーにおける自動有効化/強制適用から除外する方法について追記されておりますので、当該ライセンスをご利用のお客様はご確認をお願いいたします。続いて、インフラ強化に関するアップデートです。インスタンスリフレッシュは、アップグレードされた新しいインフラストラクチャで構成されているインスタンスにお客様の組織を移動することで、パフォーマンスレベルを維持することを目的としています。今後の予定として、本番組織ではなく、Sandbox環境において2023年2月5日にインスタンスリフレッシュが予定されています。スライドに記載されているインスタンスにてSandboxをご利用のお客様は、「インスタンスリフレッシュメンテナンス」の公開ナレッジをご確認いただき、ご準備をお願い致します。Salesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにするの公開ナレッジに更新がございます。HyperforceのメールリレーのIPアドレスとして、「KOR」と「SWE」のIPアドレスが追加されています。続いてリリース更新に関するアップデートのご紹介です。こちらは、次期バージョンのSpring '23のリリース更新になります。強制適用されるものが8件あります。関連リンクExperience Cloud サイトで Apex によって取得されるナビゲーションメニューへのユーザアクセス権限の適用コンテンツ盗聴保護を有効化ユーザの個人情報のより強力な保護の有効化Visualforce ページのクロスサイトスクリプティングを防止するための <apex:inputField> 要素の label 属性のエスケープメンテナンス計画の頻度の項目からメンテナンス作業ルールへの移行 Experience Cloud ゲストユーザに詳細なフロー権限が必要 ユーザコンテキストでの REST API を介したフローの実行SAML シングルサインオンフレームワークを更新そして、自動有効化されるものが2件ございます。この中で、必ず把握しておいていただきたいものは「拡張ドメインの有効化」と「Sring '23での一部のユーザのMFAの自動有効化」です。拡張ドメインは後ほどご紹介しますので、ここでは[Sring '23での一部のユーザのMFAの自動有効化]についてご紹介します。2022年2月より、契約上、ユーザインターフェースからSalesforceへログインする場合はMFAが必須になりましたが、システム上の制限はされていない状態です。今回、12月13日にMFAの自動有効化に関するメールを受け取られた組織を対象に、Spring '23でMFAを自動有効化します。まだ、MFAの設定をされていない場合は、早急にご確認いただけますよう、お願いします。なお、どうしてもSpring '23リリースまでに対応が間に合わない場合は、早めに弊社テクニカルサポートへご連絡ください。関連リンク拡張ドメインの有効化Spring '23 での一部のユーザの MFA の自動有効化こちらはSpring '23で有効化される予定だったリリース更新が延期されるという情報です。「ICUロケール形式を有効化」はSpring '24に延期します。「ケースメール通知のシステムアドレスとしてデフォルトの No-Reply アドレスを使用」は、Summer'23に延期します。「Visualforce JavaScript Remoting API の JsonAccess アノテーション検証の有効化」はWinter '24に延期します。ここからは、Spring '23で強制適用される重要なリリース更新についてです。まずは、「SAML シングルサインオンフレームワークの更新」に関する内容です。こちらは以前からご紹介させていただいておりますが、このリリース更新が強制適用されると、 SAMLによるシングルサインオンの動作に影響を与える可能性がございますため、Sandboxでリリース更新を有効にしていただき、動作の事前確認をお願い致します。関連リンクSAML シングルサインオンフレームワークのアップグレード (リリース更新)サービスプロバイダとして Salesforce を使用した SAML シングルサインオンSAML ID プロバイダとしての SalesforceSalesforce 組織または Experience Cloud サイト間の SAML SSO の設定シングルログアウト続いて、拡張個人情報管理についてです。この設定は、従来の「個人情報を非表示」設定に置き換わるものです。内容は、ポータルやコミュニティのユーザーなどの外部ユーザーが、他のユーザーの個人情報にアクセスするのを防ぎます。有効にすると、今後追加する項目は個人情報として分類され、外部ユーザには表示されなくなります。システム管理者は、項目セットを使用して、どの項目を個人情報として分類して非表示するかの設定ができます。Experience Cloudサイトをご利用のお客様は、ページ右側の「お客様への依頼 」の手順をご確認ください。関連リンク外部ユーザへの個人ユーザ情報の表示の管理個人ユーザ情報のポリシーとタイムライン ユーザの個人情報のより強力な保護の有効化 (リリース更新).Prepare for Enhanced Personal Information Management Enablement Prior to Spring ’23Protect External User PIISecuring Experience Cloud groupこちらはリリース更新とは異なりますが、Salesforceからメールを送信しているお客様にとって重要な内容となりますので、ご紹介します。全てのユーザ様が、Salesforceに直接ログインしている組織では、Spring’23のリリース以降、未検証のメールアドレスからのメール送信はできなくなりますので、ご注意ください。関連リンクSpring ’23 Release Notes - Verify Your Email Address to Send Email Through SalesforceSpring '22 「 Salesforce メール確認 」という件名の認証メールについて続いて、拡張ドメインです。拡張ドメインの有効化はSpring'23以降、自動有効化と強制適用を段階的に実施します。Spring'23では、事前に自動有効化の対象から除外するオプションが無効な組織に対して、拡張ドメインが自動有効化されます。現時点で拡張ドメインの影響調査が完了していない場合などは、自動有効化対象外とするためのオプションを有効化をお願いします。また、Summer '23リリースでは、その時点で拡張ドメインが未適用のすべての組織に対して、拡張ドメインを有効化します。Summer ‘23では、事前の除外申請はできません。そのため、もしどうしても間に合わないという場合には、リリース直後に無効化をする形でご対応をお願いします。関連リンクEnhanced Domains Timeline拡張ドメイン拡張ドメインに関する考慮事項Salesforce ドメイン (「私のドメイン」 と拡張ドメイン) の変更に備えた準備拡張ドメインを使用する理由My Domain and Enhanced Domains Quick Reference Guideサクセスナビ - 拡張ドメインの有効化とその準備 拡張ドメインの段階的な適用について、こちらの図にまとめておりますので、ご参考にしてください。こちらは、フローに関する今後のロードマップです。ご存知の管理者様も多いかと思いますが、ワークフロールールおよびプロセスビルダーは将来的にサポート終了になる予定です。現在は、ワークフロールールの新規作成ができない状態ですが、次期バージョンであるSpring '23では、プロセスビルダーの移行ツールがサポートされる予定です。また、将来変更される可能性がございます、現時点では、Summer '23でプロセスビルダーの新規作成はできなくなる予定です。ワークフロールールやプロセスビルダーは、多くのお客様にご利用いただいている機能と考えております。サクセスナビにフローへの移行ページを公開しておりますので、本件について初耳だという場合には、ますはサクセスナビをご一読お願いします。続いて、機能の廃止です。来年の6月、コミュニティライセンスのユーザ様はSalesforceモバイルAppへアクセスができなくなります。来年6月以降はブラウザからExperience Cloudサイトへアクセスするようにしてください。なお、対象となる具体的なライセンス種類がナレッジにまとまっていますので、Experience Cloudのご契約があるお客様は、ご確認をお願いします。関連リンクSalesforce Mobile App Community License Access Retirement「Salesforce Platform APIバージョン 21.0~30.0 の廃止について」です。こちらは、影響度の大きい更新の一つですので、毎月ご紹介しています。来年2023年6月をもちまして、APIバージョン21.0~30.0 は利用不可になる予定です。本件に関して、12月14日に製品コミュニケーションメールが送信されており、また機能廃止に関するダイジェストもメールで送信されていますので、そちらも併せてご確認いただき、早めのご対応をご検討ください。関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止Salesforce Event Log File BrowserEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別12月度分の更新情報は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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Account Engagement はじめてガイド基本パッケージ
この記事で学べることAccount Engagement はじめてガイド基本パッケージはどのようなものかパッケージをインストールするメリットはなにかパッケージ内容と留意事項、インストール方法Account Engagement はじめてガイド基本パッケージとは「Account Engagement はじめてガイド基本パッケージ」は「Account Engagement はじめてガイド」の中でご紹介したSalesforceレポートやダッシュボードが内包されたパッケージです。自社のSalesforce環境にパッケージをインストールすることですぐに内包されたレポートやダッシュボードを使用することができます。みなさんは「Account Engagement はじめてガイド」をもう見ていただきましたか?Account Engagement活用における事前準備から施策実行・効果測定まで基本のベストプラクティスを、7ステップ13記事にまとめたいわば教科書のようなガイドです。まだ見られていない方は以下のページからぜひご確認ください。Account Engagement はじめてガイドはじめてガイドの各記事で紹介したレポートやダッシュボードを作る手間が省けるので、次の「パッケージ内容および留意事項」を確認いただきインストールをご検討ください。パッケージ内容パッケージをインストールするとレポートとダッシュボードそれぞれに「はじめてガイド(Account Engagement)」というフォルダが作成されます。フォルダの中には7つのレポートと2つのダッシュボードがあります。レポートとダッシュボードの名前から主な用途と、説明欄を見ていただくと、Account Engagement はじめてガイドのどの記事で紹介したものか「記事のタイトルとURL」がわかるようになっています。詳しい利用シーンははじめてガイドの各記事にてご確認ください。留意事項「Account Engagement はじめてガイド基本パッケージ」は、特定の製品(Sales Cloud , Service Cloud)での利用を前提としています。Platformライセンスの場合、一部利用できないレポート・ダッシュボードがございます。また、本パッケージは弊社サポートの対象外となります。誠に恐れ入りますが、弊社テクニカルサポートにお問合せいただいても対応いたしかねますのでご了承ください。パッケージのインストール方法パッケージは以下手順で自社のSalesforce環境にインストールします。こちらのフォームよりログインページにアクセスパッケージをインストールするSalesforce組織にログイン「すべてのユーザのインストール」を選択してインストールボタンを押下インストールが完了すると「インストール完了!」と表示されます学習ツールパッケージインストール後、Salesforceレポートやダッシュボードを使用するために使い方を学習いただく必要があります。レポート・ダッシュボード習得・活用のためのお役立ちコンテンツを以下にまとめています。ナレッジ記事:レポート&ダッシュボード活用のためのお役立ちコンテンツ集まとめ「Account Engagement はじめてガイド基本パッケージ」がどのようなものかご理解いただけましたか?パッケージ内容および留意事項を確認いただき、はじめてガイドと合わせてお客様のAccount Engagementの利用促進にぜひご活用いただけるとうれしいです。
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この記事で学べることSalesforceには、ユーザー同士で運用や活用についてアイディアを共有したり、相談しあえる無料のオンラインコミュニティがあることをご存じですか?Salesforceのオンラインコミュニティでは、世界中のユーザーが交流をしています。その中でも、日本のユーザーが多く集まりお互いに課題を解決しあうオンラインコミュニティグループ「質問広場〜初心者から上級者まで〜日本」についてご紹介します。どんなオンラインコミュニティグループ?Salesforceの活用に関する内容であれば、初心者から上級者までレベルを問わずご利用いただける、質問・相談専用のグループです。実際にSalesforceを活用しているユーザーの皆さんから経験に基づくアドバイスを得ることができます。どんな質問をしたらいいの?製品を問わず設定方法や活用定着、最新情報のキャッチアップにいたるまで、Salesforceの活用に関する質問・相談であれば、何でもお寄せください。*製品仕様についての正式な回答をお求めの場合はテクニカルサポートへお問合せください。質問例レポートタブのデフォルト表示を変えたい活動と営業成績を可視化するためのダッシュボードの事例を教えていただけませんか?ホーム画面のレイアウトを変更したい目標に対する予実管理をする方法について教えてくださいAccount EngagementとSalesforceを連携する設定についての資料があれば教えてほしい利用者の声質問をしてみよう!質問広場~初心者から上級者まで~ 日本 ご利用はこちらから*ご利用にはTrailheadへのログインと、「質問広場〜初心者から上級者まで〜日本」グループへの参加が必要です。ログイン方法のご案内はこちら「質問をする...」から質問の主題と、アドバイスが欲しい内容の詳細をテンプレートに沿って入力します。既出のトピックがあれば、「質問の主題」に入力したキーワードから類似トピックが候補として出てきます。質問を投稿する前に、解決策やヒントが見つかるかもしれませんね。「コミュニティに質問」ボタンを押したら、投稿は完了です。ユーザーの皆さんからの返信を待ってみましょう。アドバイスを得やすくするためのヒントヒント① 画像データを添付しましょうエラーメッセージや、画面のスクリーンショットを添付すると、回答者に伝わりやすくなります。(個人情報漏洩やセキュリティ管理には十分ご注意ください)ヒント② 氏名と写真を設定しましょうプロファイルの氏名や写真は積極的に設定しましょう。親近感が湧き回答者も返信しやすくなります。(オンラインコミュニティページの右上アイコンからプロファイル設定が行えます。)アドバイスをもらったら、感謝の気持ちを伝えることもお忘れなく。まとめ「質問広場〜初心者から上級者まで〜日本」は、共に学ぶ仲間がつながる活発なオンラインコミュニティグループです。活用や運用に迷ったら、ユーザーの皆さんに相談してみてください。同じような経験をした方から、アドバイスがもらえるはずです。とはいえ、はじめての投稿に返信がくるか不安に感じたり、投稿内容に気後れを感じる方もいるかもしれません。こちらの記事では、ユーザーの皆さんにご利用の感想を伺ったインタビューを掲載しています。「相談してみようかな」と思っていただけるような利用者の声をお届けしていますので、ご参照ください。
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※2022年4月7日より、DatoramaはMarketing Cloud Intelligenceに製品名が変更になりました。当面は移行期間として旧名称の使用や併記がある旨ご了承ください。この記事で学べること設計 / 構築時に必要な観点を理解する概要Intelligenceを設計 / 構築する上で必要な観点をご紹介します。マッピングの進め方データの特性や設計に応じて正しいデータモデルを選定するための3つのSTEPSTEP 1|データの種類を確認STEP 2|データモデルを確認STEP 3|その他の考慮事項の確認データモデル同士の連結要素モデルフィールドのプロパティシステムカスタムメジャメントAPI コネクタの注意点マージン非公開や運用アカウントの構造によってAPIコネクタが利用できずTotalConnectを利用するケース計測ツールAPIコネクタで数値が一致しないケース学習ツール資料:Intelligence 設計_構築時に必要な観点.pdf
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ウェブセミナーの録画を公開しましたhttps://play.vidyard.com/CUyHT4fscri2RmcVZjyXyZ2023年2月12日(日本時間)に皆さまのSalesforceの環境がSpring ‘23にバージョンアップされます。ウェブセミナーや資料など、随時こちらのページで更新していきますので、ご確認ください。SalesforceのバージョンアップとはSalesforceをお使いの皆さまの環境は年3回アップデートされ、画面の見た目や機能が追加されております。(詳細はこちらの記事をご参照ください)スケジュール:12/21:英語リリースノート公開1/6:Sandbox プレビュー開始(手順はこちら(日本語))英語で表示される場合は、ページ右下の言語選択で“日本語”を選択してください1/18:リリースノート日本語 公開2/6:日本語版ROD (Release Overview Deck) 公開[JP]Spring23-ReleaseOverviewDeck_JA .pdf2/12(日本時間):Spring ’23 バージョンアップ3/14-3/16:ウェブセミナー開催注目の新機能をご紹介するウェブセミナーウェブセミナーの録画を公開しました3/13(月)14:00-15:00:開発者向け録画はこちら3/14(火)14:00-15:00:Marketing Cloud録画はこちら3/15(水)14:00-16:00:Sales Cloud, Lightning Platform, Account Engagement(旧 Pardot)録画はこちら3/16(木)14:00-16:00:Service Cloud, Experience Cloud, CRM Analytics(旧 Tableau CRM)録画はこちら過去のウェブセミナー開催後の動画はこちらに掲載しております参考リソースバージョンアップに備えましょう(サクセスナビ記事)Sandboxプレビュー手順(Help記事:日本語)英語で表示される場合は、ページ右下の言語選択で“日本語”を選択してくださいSpring ‘23リリースの特長(Trailhead:日本語)