Account Engagement for Slack 初期設定ガイド

便利な使い方

公開日: 2023.01.10

Share:

この記事で学べること

2022年4月7日より、Pardot は Marketing Cloud Account Engagement に製品名が変更になりました。

  • Account Engagement for Slack ご利用の際の考慮事項
  • Account Engagement for Slack の初期設定手順
  • 完了アクション「Slack チャンネルを通知」の設定例
  • 完了アクション「Slack チャンネルを通知」の使用状況の確認方法
  • Pardot と Slack 連携の解除方法

はじめに

Account Engagement(旧 Pardot。以降は Pardot と表記)上の、メール、フォーム、ページアクション等で利用可能な完了アクションの 1 つとして、Slack チャンネルにプロスペクトの行動を投稿する「Slack チャンネルを通知」アクションが新たにリリースされました。

例えば、Pardot フォームの完了アクションに「Slack チャンネルを通知」アクションを追加することで、とあるプロスペクトの山田さんがフォームを送信した際、連携先の Slack チャンネル上に “山田さんがフォームを送信した” ことを知らせる通知メッセージが投稿されます。この機能により、Slack チャンネルに参加しているユーザーはリアルタイムに山田さんのフォーム送信の行動をキャッチすることができるようになります。

本記事では、この完了アクション「Slack チャンネルを通知」をご利用いただくために必要な事前設定「Account Engagement for Slack アプリケーションと Pardot の連携」の手順をご紹介いたします。

*完了アクション「Slack チャンネルを通知」は、Pardot 上のメール(拡張メール含む)、フォーム、フォームハンドラー、ファイルダウンロード、カスタムリダイレクト、ページアクション機能上で使用できます。

前提条件

・ヘルプ記事:Enable Salesforce for Slack Integrations(手順 2, 3 の内容)

1.Pardot 上で、[Salesforce.com] コネクターが “検証済み” である必要がございます。

2.Slack コネクターの設定は、Pardot Lightning アプリケーションでのみ可能です。

必要な権限

※ 以下よりご案内の設定をするユーザーには、Salesforce および Slack それぞれにおいて、以下の権限が必要です。

Salesforce 側で必要な権限

・Pardot「システム管理者」プロファイル

・Salesforce「システム管理者」プロファイル

・Step2 で付与する「Salesforce を Slack に接続」システム権限

Slack 側で必要な権限

・Pardot と接続する Slack ワークスペースの「管理者」権限


手順

*各画像は、ダブルクリックで拡大表示できます

Step1.  Slack for Salesforce の有効化に同意する

・ヘルプ記事:Enable Salesforce for Slack Integrations(手順 2, 3 の内容)

Salesforce 管理者ユーザにて、右上の歯車アイコンより [設定] に入り、[ホーム] タブ> [Slack] メニュー> [Slack の初期設定] メニューを開きます

「①ドキュメントとリソースを確認」にて、[ヘルプで詳細を参照] より事前にヘルプ資料をご覧いただけます

「② 契約条件に同意」にて、[使用条件に同意] の内容をご一読の上、右手の [未同意] のトグルをクリックします

*以下スクリーンショットでは、同意後の画面となっておりますが、同意いただきますと [同意済み] に切り替わります。

スクリーンショット 2022-10-21 12.09.35.png

Step2. 権限セットを作成する

・ヘルプ記事:Enable Salesforce for Slack Integrations(手順 4 の内容)

1.Salesforce 設定の [ユーザ] > [権限セット] メニューに入り、[新規] をクリックします

2.[新規] をクリックし、[表示ラベル] と [API 参照名] (半角英数字を入力し、[保存] をクリックします

3.[システム権限]、[編集] の順にクリックし、[Salesforce を Slack に接続] にチェックを入れて [保存] > [保存] の順にクリックします

image.png

4.[割り当ての管理] より、画面右上の [割り当てを追加] をクリックします

5.この権限を割り当てするユーザにチェックを入れて、[次へ] をクリックします

 * Account Engagement for Slack をインストールする Salesforce システム管理者に付与してください。

6.[割り当てられたユーザの有効期限オプションを選択] では、[有効期限なし] にチェックを入れて、[割り当て] > [完了] の順にクリックします

 ※ 有効期限は、権限セットの付与期間を制限する場合に任意でご指定ください。


Step3.  Account Engagement for Slack アプリケーションをインストールする

・ヘルプ:Install Marketing Cloud Account Engagement for Slack

1.[Account Engagement for Slack] アプリケーションインストールページへアクセスします

2.[Slack に追加] をクリックして、 Slack のワークスペースにアプリケーションを追加します

image (27).png

3.[許可する] をクリックします

image (25).png

4.[Connect] をクリックします

スクリーンショット 2022-07-20 10.47.51.png

5.Salesforce ユーザ名とパスワードでログインします

image (26).png

6.[Slack に Salesforce アカウントへのアクセス権を許可することに同意します] > [許可] の順にクリックします

スクリーンショット 2022-07-20 10.49.08.png

7.Salesforce と Slack が接続できましたら、以下の画面が表示されます

image (24).png

*認証に失敗する( [Salesforce を Slack に接続できません] と表示される)場合、

ブラウザ上に残っている別のユーザー様のアクセス記録が影響しないように、一度 Salesforce および Slack すべてからログアウトを行い、管理者のユーザーにてログインし直して、改めて接続をお試しください。


Step4.  Pardot 上に Slack コネクターを追加する

・ヘルプ記事:Add the Slack Connector (手順 1, 2 の内容)

1.[Pardot 設定] タブより、[コネクター] メニューへアクセスします

2.画面右上の [コネクターを追加] をクリックします

3.Slack をクリックします

image.png

Step5. Slack コネクターに、Slack のワークスペースを追加する

・ヘルプ記事:Add the Slack Connector (手順 3, 4 の内容)

1.Pardot Slack コネクター画面にて、右上の [ワークスペースを追加 ] をクリックします

2.Step3 で接続した Slack のワークスペースを選択して [ワークスペースを追加] をクリックします

image.png

Step6. Slack コネクターに、Slack のチャネルを追加する

・ヘルプ記事:Add the Slack Connector (手順 5 〜 8 の内容)

1.Pardot Slack コネクター画面にて、[チャンネル] タブに移動し [チャンネルを追加 ] をクリックします

2.Slack の ワークスペースから、Padot フォームなどの完了アクションを通知するチャンネルの URL をコピーして、[チャンネル URL] に入力します

 *チャンネルの URL は対象のチャンネル上で右クリックし、[コピー] > [リンクをコピー] からコピーできます

image.png

3. URL 入力後、[検証] ボタンより対象のチャネルが反映されることを確認し、[チャネルを追加] をクリックします

image.png

*1 つの Slack ワークスペースに対し、最大 10 個の Slack チャンネルを追加することができます。 

*Pardot の Slack コネクターには「非公開」(プライベート)Slack チャンネルは追加できません。

「公開」(パブリック)Slack チャンネルのみをサポートしています。

以上で、初期設定は完了です。


(補足1) Pardot の完了アクションの設定画面で「Slack チャンネルを通知」アクションを確認する

・ヘルプ:Slack Integration Completion Action

1.任意の Pardot アセット(Pardot フォーム、ページアクション等)の完了アクション設定画面へアクセスします

2.完了アクションに「Slack チャンネルを通知」が表示されているか確認します

3.表示されている場合、通知先の Slack チャンネルを指定し、投稿メッセージの内容を入力します

 * Slack チャンネルへの投稿では、カスタムメッセージに加え、デフォルトで以下のプロスペクト項目が含まれています。

 こちらの編集はできません。

 ・Name(氏名)

 ・Job Title(役職

 ・Company(会社名)

 ・Email(メールアドレス)

 ・Phone(電話番号)

 下記画面は、フォーム完了アクションのカスタムメッセージの入力例です。

 [差し込み項目{}] ボタンから、プロスペクト項目の値を反映することも可能です。

*各 Slack チャネル投稿メッセージ(カスタムメッセージ)は、差し込み項目により差し込まれる値も含め、最大 3,000 bitまで入力できます。

image.png

以上の手順にて「Slack チャンネルを通知」完了アクションの設定も完了です。


(補足2)「Slack チャンネルを通知」完了アクションの使用状況を確認、削除する

・ヘルプ:Slack Integration Completion Action

1.Pardot 上で、Slack コネクター画面にアクセスします

2.[使用状況] タブにて、「Slack チャンネルを通知」完了アクションが設定されている Pardot アセット(Pardot フォーム、ページアクション等)の一覧が表示されます

3.「Slack チャンネルを通知」完了アクションを削除する場合、こちらの [使用状況] 画面から対象の Pardot アセットの編集画面へアクセスして削除します。

image.png

(補足3)Slack ワークスペースとの連携を削除、変更する場合

・ヘルプ:Disconnect from Slack

1.Pardot 上で、Slack コネクター画面にアクセスします

2.[使用状況] 画面に表示されている各 Pardot アセットから「Slack チャンネルを通知」完了アクションを削除します

3.[チャンネル] 画面に表示されているすべてのチャンネルそれぞれの右横にある [▼] より [削除] をクリックします

4.[ワークスペース] 画面に表示されているワークスペース右横の [▼] より [削除] をクリックします

5.Pardot のコネクター一覧画面へ戻り、[Slack] コネクター右横の [▼] より [削除] をクリックします

image.png

6.Salesforce と Slack を完全に切り離すには、Slack ワークスペースから「Account Engagement for Slack」アプリケーションを削除します

*再接続または新しい Slack ワークスペースと接続するには、再度本ガイドの初期設定を実施してください。


お困りの場合

上記手順通りに設定しても、Pardot と Slack の連携ができない場合は、Pardot サポートへお問い合わせください。

・ヘルプ記事:Pardot サポートへのお問い合わせ方法


便利な使い方

公開日: 2023.01.10

Share:

前の記事「Account Engagement活用事例特集」

次の記事「Account Engagement (旧Pardot) のデータベースを整理する重要性と方法について」

このカテゴリの人気記事

Salesforce活用に役立つメルマガ登録

  • 私は、個人情報保護基本方針プライバシーに関する声明個人情報利用についての通知に同意します。 特に、プライバシーに関する声明で定めるとおり、情報のホスティングと処理を目的として私の個人データをアメリカ合衆国を含む国外に転送することを許可します。詳細私は、海外では日本の法律と同等のデータ保護法が整備されていない可能性があることも理解しています。詳細はこちらでご確認ください

  • 私は、Salesforce の製品、サービス、イベントに関するマーケティング情報の受け取りを希望します。私は、当該マーケティング情報の受け取りを私がいつでも停止できることを理解しています。