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この記事で学べること標準機能と比較して、拡張トランザクションセキュリティで何ができるのか学べます。拡張トランザクションセキュリティとはリアルタイムイベントを活用して特定条件にマッチする操作をブロックする、管理者へ通知をする、あるいは高保証セッションではないユーザに多要素認証を要求することを可能にする機能です。条件が記載される設定をトランザクションセキュリティポリシー(以下、ポリシー)と呼びます。誰に何をさせて良いかといった権限周りの設定は標準機能のプロファイルや権限セットで実施することが基本ですが、拡張トランザクションセキュリティを利用することでより細やかにユーザに禁止させたい操作、管理者へ通知をさせたい操作等について条件設定ができる様になります。トランザクションセキュリティポリシーの実装に当たっては、ローコードで実装できる条件ビルダーとプロコードでのApex実装と2種類の方法が用意されています。どちらをご利用いただく場合でもトレイルヘッドの拡張トランザクションセキュリティを確認いただくことで作成方法を学ぶことができます。ここからは拡張トランザクションセキュリティで設定できる各ポリシーについて、そもそもプロファイルでどの様な制御ができるのか、そしてどの様な場合に本機能の実装を検討するべきなのかを記載していきます。条件ビルダーで設定できる条件については各ポリシーのリンク先をご確認ください。Apexを利用する際にはApex を使用する拡張トランザクションセキュリティポリシーの作成をご参照ください。ApiEventポリシーユーザは外部のアプリケーションと連携する等の目的でAPIを利用することができます。標準機能ではプロファイルで[システム管理者権限]配下の[APIの有効化]をオフにすることですべてのAPIの使用をブロックすることができます。本ポリシーは[APIの有効化]権限を持つユーザに対して更に細やかに参照系APIの使用条件を定めて利用させたい場合、あるいは条件にマッチする利用があった時に通知を受けたい場合に実装を検討します。BulkApiResultEventStoreポリシーBulk APIの実行結果は[設定]画面で[一括データ読み込みジョブ]を開く事で確認することができます。標準機能ではプロファイルで[システム管理者権限]配下の[データインテグレーションの管理]、[APIの有効化]、[設定・定義を参照する]のいずれかをオフにすることで[一括データ読み込みジョブ]へのアクセスをブロックすることができます。本ポリシーは上記3つの権限を持つユーザに対してさらに細やかにBulk APIのダウンロード実行結果へのアクセス条件を定めたい場合、あるいは条件にマッチする利用があった時に通知を受けたい場合に実装を検討します。Bulk APIの実行を制御をするポリシーではない点にご注意ください。ListViewEventポリシーユーザはリストビューからデータを一覧で表示することができます。標準機能では参照権限を持つオブジェクトに対するリストビューの閲覧を制限する機能はありません。本ポリシーは特定の条件にマッチするリストビューを表示をさせたくない、あるいは条件にマッチする利用があった時に通知を受けたい場合に実装を検討します。LoginEventポリシーユーザはアプリケーションを利用するためにログインをする必要があります。標準機能ではユーザの無効化及び凍結の機能を用いてログインをブロックすることができます。またプロファイルで[ログインIPアドレスの制限]や[ログイン時間帯の制限]の制限をかけることもできます。更にはログインフロー用いてログインの制限をかけることも可能です。本ポリシーはログインフローで使用するフローに馴染みがなく、レポートやリストビューの条件設定のように簡単に設定管理できる条件ビルダーを使用したい場合や、逆に複雑なポリシーや処理をApexでコーディングしたい場合に実装を検討します。ReportEventポリシーユーザはレポート機能を利用してデータを表示、またはデータをエクスポートすることができます。標準機能ではプロファイルで[一般ユーザ権限]配下の[レポートの実行]をオフにすることでレポートの使用を制限することができます。また[レポートのエクスポート]をオフにすることでエクスポートのブロックも可能です。本ポリシーはレポートの機能自体をブロックするのではなく、特定の条件にマッチするレポートの使用やエクスポートをブロックしたい場合や通知を受けたい場合に実装を検討します。PermissionSetEventStoreポリシーユーザに権限を割り当てる機能に権限セットがあります。標準機能ではプロファイルで[システム管理者権限]配下の[権限セットの割り当て]をオフにすることで権限セットの割り当てをブロックすることができます。また[プロファイルと権限セットの管理]をオフにすることで権限セットの作成をブロックすることもできます。本ポリシーはヘルプサイトに記載のある特定の権限を制御(有効化や無効化またはユーザへの割り当てや割り当て解除)したい場合、特定の条件にマッチする権限セットの操作をブロックしたい場合、あるいは条件にマッチする利用があった時に通知を受けたい場合に実装を検討します。脅威検知に関するポリシー類標準機能で脅威検知に関するイベントの通知を受ける機能はありません。脅威検知のイベントが発生した通知を受けたい場合に本機能の実装を検討します。併せて脅威検知の利用開始の記事もご確認ください。ApiAnomalyEventStore ポリシーCredentialStuffingEventStore ポリシーReportAnomalyEventStore ポリシーSessionHijackingEventStore ポリシー学習ツールヘルプ:拡張トランザクションセキュリティヘルプ:Apex を使用する拡張トランザクションセキュリティポリシーの作成トレイルヘッド:拡張トランザクションセキュリティまとめトランザクションセキュリティでは、標準機能の権限コントロールでは実現できない細かい条件設定によってブロックだけではなく、通知を要求するなどのアクションをローコートの条件ビルダーや複雑な条件設定をプロコードのApexで実装できます。
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製造業DX事例 ハイテクCustomer360への挑戦:株式会社日立ハイテク事例
株式会社日立ハイテクより竹林 亜紀恵氏をお迎えし、DXプロジェクト "ハイテクCustomer360" についてご紹介いただきます。ビジネスを加速化する重要な基盤となるCustomer 360 を、グローバルかつ複数ビジネスユニット横断で実現する為の3つの挑戦についてお話しいただきました。※本動画は2021年6月4日に開催されたSalesforce Live: Japanのセッションとなっており、ご講演時点でのプロジェクト状況に基づいた内容となっております。(動画約23分/ご視聴にはメールアドレスの入力をお願いいたします)https://play.vidyard.com/Q9QnvjNDq9tdEZovwiUXFYセッション概要0:00~オープニング3:40~DXプロジェクトの概要日立ハイテクにおけるDXプロジェクトの位置づけと目的グループ全体でのシンプル化を目標にしTo Be像を描く、事業全体の改革日立ハイテクが目指す姿:日立ハイテクCustomer360お客様へ最高の体験を提供するGlobal One Platform9:00~ハイテクCustomer360の実現に向けた挑戦①営業フロントシステムの改革~To Be像と進捗状況、チャレンジポイント12:50~ハイテクCustomer360の実現に向けた挑戦②サービスフロントシステムの改革~To Be像と進捗状況、チャレンジポイント15:45~ハイテクCustomer360の実現に向けた挑戦③グローバルプラットフォーム整備改革~To Be像と進捗状況、チャレンジポイント17:40~プロジェクトのフェーズに合わせたSalesforce Advisoryサービスの活用について19:40~DXプロジェクト今後の展望登壇者株式会社日立ハイテク デジタル推進本部 コーポレートDX部 竹林 亜紀恵氏※本動画は2021年6月4日に開催されたSalesforce Live: Japanのセッションです。関連リソースSalesforceプロフェッショナルサービス Salesforceアーキテクトってどんな仕事?
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この記事で学べることSandbox 環境に求められる条件と晒されるセキュリティリスク、Data Mask が提供する機能、および企業に提供する価値について学べますSalesforce Sandbox でアプリ開発を加速Sandbox とは、開発者や管理者が開発したアプリを検証するための、隔離された安全なテスト環境です。開発・テスト工程に応じて、Developer, Develop Pro, Partial, 及び Full Sandbox の種類があります。詳細はヘルプ記事を参照ください。Partial Sandbox および Full Sandbox では本番データの一部/全部がアプリケーションと一緒にコピーされます。本番データを使用するため、人為的に作成したテストデータでは発見できないデータパターンまでテストを行うことができ、効率的に品質向上を実現できます。また、実際のデータパターンとデータボリュームを使用することによりパフォーマンス問題を事前に予見することができます。テストデータの作成の手間がないため、開発工数・期間の削減、本番業務停止リスクの削減、といった効果も期待できます。Sandbox 環境のセキュリティリスクを理解するその一方で、Partial Sandbox および Full Sandbox では本番データの一部/全部がアプリケーションと一緒にコピーされるため、データの機密性を確保するために考慮すべき点があります。Sandbox 環境から重要情報が漏洩しないための対策を施し、業務のスピード・生産性の向上だけでなく、セキュリティ・プライバシーの確保と併せて適切なバランスとなるよう配慮することが重要です。Sandbox 環境のデータが晒される脅威とはPartial 及び Full Sandbox 環境のデータには、以下のようなセキュリティリスクがあることを認識しなければなりません。しかしながら、本番運用環境と同じセキュリティ施策を講じるための工数や費用をかけるのは現実的ではありません。システム開発プロジェクトの参画メンバーがアクセスする 自社のアプリケーション開発担当者、開発委託先(海外のオフショアベンダ含む)の要員、サプライヤ、ビジネスパートナーなど、本番稼働後であればシステムにアクセスしない様々な人が、システム開発のテスト工程では必要に応じて参画することがあります。本来アクセスすべきでない情報にも一時的にアクセス権が付与される場合もあり、全体的にアクセス管理は緩くなりがちです。そのような状況では、データ漏洩などのインシデントが発生するリスクが高くなっていることを認識しておく必要があります。個人情報保護規制に準拠するための管理体制の維持が求められる今日では個人情報保護に係る法規制が世界の国々・地域で厳格化される傾向にあります。Partial 及び Full Sandbox 環境には、本番運用環境のデータがアプリケーションと一緒にコピーされますが、コピーされたデータもそれらの法規制の対象になります。つまり、Partial 及び Full Sandbox 環境では、本番運用環境と同じように厳格に管理しなければならず、お客様が従うべき法令や業界ガイドラインなどに準拠するための対策を行う義務は、Sandbox 環境でもそのまま適用されます。個人情報や機密データを仮名化してリスクを低減Sandbox 環境では、個人情報や機密データの値を仮名化することによって、本番運用環境と比較して少ない工数と費用でセキュリティリスクを低減する方法が効果的です。また、この方法を採用することにより、仮名化されたデータは改正個人情報保護法で定める個人情報管理のスコープ外となります。Data Mask を利用すると、簡単なクリック操作のみで、各データ項目ごとに求められるビジネスニーズや規制等の要求事項に対応するデータの仮名化・削除を実行できます。これにより、セキュリティリスクを低減しながら、可能な限り本番環境に近いデータで、本番環境のボリュームと同等のデータを迅速に準備できます。Data Mask が提供するマスキングレベルは、(1) データをランダム化する、(2) データを同様の値で置き換える、(3) パターンを使用して生成されたデータで置換する、(4) データを削除する、の4つです。詳細はヘルプ記事を参照ください。生産性を向上してアジャイルなシステム開発を実現今日のビジネスはスピードが重要視されます。法令遵守が求められる一方で、経営陣は品質の高いアプリ・製品が迅速に市場に投入されることを期待しています。Salesforce に格納されているデータには、主従関係・参照関係が設定され、更に入力規則、ワークフローやトリガー、などの機能が実装されます。マスキング処理を実行する上でこれらの設定や機能を無視することはできません。単純な手作業によるマスキング処理を行なったために、これらの機能が正常に動作しなくなり、トラブルシューティングに時間がかかってしまうと、場合によってはテスト工程のスケジュールだけでなく、開発プロジェクト全体のスケジュールに影響が出てしまいます。Data Mask は Salesforce ネイティブなアプリケーションとして開発され、マスキング処理の実行時には、前処理としてデータの依存関係や有効化された自動処理の機能を一時的に無効にする処理が組み込まれています。マスキング処理が完了すると、再度データの依存関係や自動処理の機能が有効になるので、設定や実装された機能には変更を加えることなく、データのみが仮名化された状態でご利用いただけます。Data Mask を使用するメリット(定量的な効果)万一 Sandbox 環境からデータ漏洩事故が発生したら企業の損失額はいくらになるか、または Data Mask によりどのくらい開発の生産性が向上するか、といったことを金額に換算してみると、Data Mask が提供する価値がより明確になります。1. データ漏えいによる損失額を試算する情報漏えい事故などが発生すると、損害賠償を請求される可能性があるだけでなく、営業機会の損失や社会的信用の低下など、企業にとって致命的な影響を与えかねません。ここではデータの漏えい事故がもたらす企業の損失額の計算例を示します。ここで使用される要素は以下の3つです。下記の例で与えられた値をそのまま当てはめて計算すると、最大損失予測額は日本円で5千万円超になります。データ漏えい事故の発生確率(Crown Records Management, 2017. Probability of Data Breaches Increases)漏洩したレコードの平均損失額(IBM, 2019. Cost of a Data Breach Report 2019)個人情報や機密情報が含まれるレコード数2. 開発プロジェクト費用の削減効果を試算するテストデータのマスキング処理は想像するよりもはるかに大変な作業です。マスキング処理を自動化することによって、年間で節約することができる開発プロジェクト費用の計算例を示します。ここで使用される要素は以下の4つです。下記の例で与えられた値をそのまま当てはめて計算すると、想定されるメリットは日本円で年間5百万円超になります。年間に企業で実施される開発プロジェクト数Data Mask 導入前の開発/テスト工程にかかる時間(日数)Data Mask 導入によって開発/テスト工程において向上した生産性1日あたりに開発プロジェクトで発生する費用合計3. マスキングに係る作業工数の削減効果を試算する一旦マスキングポリシーを作成すれば、以降のマスキング作業はポリシーを実行するための数クリックの操作のみです。ここではマスキングにかかる作業工数の効率化により削減される費用を試算します。ここで使用される要素は以下の4つです。下記の例で与えられた値をそのまま当てはめて計算すると、日本円で年間2百万円超のコスト削減になります。新規で Sandbox 環境を作成する回数/年Sandbox 環境の設定に係る作業日数これらの作業に関与する開発要員数開発要員の人件費/日Data Mask を使用するメリット(定性的な効果)データは常に Salesforce データセンター内で保護されるData Mask はお客様組織にインストールする管理パッケージとして提供され、作成される Sandbox 環境のデータをマスキングします。つまり、お客様データはマスキング処理中も含めて常に Salesforce 社が運営するデータセンター内で保持され、機密性が確保されます。お客様自身でマスキング処理を手動で行う場合、またはサードパーティ製品を使用する場合は、Sandbox 環境に格納されている本番データのコピーを、一旦ローカル環境等にダウンロードしなければなりません。マスキング処理を実行するために必要な工程とはいえ、本番データのコピーをデータセンターの外に持ち出すことになってしまい、この間はデータが晒される脅威に対して管理者が制御する術はありません。仕事をする環境に合わせたセキュリティ対策を実施する新型コロナウィルスの影響で、開発プロジェクトや中途採用者のトレーニングを在宅で行うといったように、ここ数年で私たちの働き方が大きく変わりました。また、オフショアチームと連携して遂行する開発プロジェクトの機会も増しています。そのような環境では、これまでのように職場で周囲にいる同僚が相互にチェックする「人間による防御シールド」によって不正行為を抑止することはできません。データ漏えいリスクが排除された Sandbox 環境を提供することで、リモートで仕事をする際の障害を排除することができます。学習ツールヘルプ :Sandbox: カスタマイズとテストのためのステージング環境トレイルヘッド:Salesforce Data Mask動画:Full Sandboxを活用しよう!まとめData Maskにより、対策が遅れがちな本番運用環境以外の開発・テスト環境においても重要な個人データを効率的にマスキングすることにより、開発やテストの生産性の向上とともに情報漏えいリスクを減らすことができます。
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フローへの移行|自動化機能のフローへの移行に向けた ご準備をお願いします。
Salesforceは年に3回、機能を追加・拡張しており、自動化機能についても段階的に機能強化を行なっております。「ワークフロールール」と「プロセスビルダー」は将来的にSalesforceの自動化機能「フロー」に統合されますので、移行の進め方についてご紹介します。
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変数は数値や文字列といった値を一時的に保管するために作成します。変数はフロー全体で参照、変更が可能であり、以下のような目的で作成します。Salesforceレコードの項目の値を保存する決定要素の条件に使用するループの繰り返しの回数をカウントする数式を作成するために使用する作成した変数は「割り当て」の要素を使って更新することができます。変数に格納された値を使ってSalesforceのレコードを作成・更新したい場合は「レコードを作成」「レコードを更新」の要素を使用します。変数のデータ型変数を作成するにはデータ型を指定し、変数が保存できる値の方を決定する必要があります。データ型保存する内容テキストID、説明などのテキストデータまたはロングテキストデータレコードレコード (商談など) の項目値数値数値通貨通貨の値Booleanチェックボックスがオンかどうかなど、はい/いいえの値日付日付の値日付/時間日付と時刻の値選択リスト選択リストの値複数選択リストセミコロンで区切られた選択リストの値Apex 定義Apex クラスからの項目値変数の作成手順以下でテキスト型の変数の作成手順を説明します。ツールボックスを開き、「新規リソース」を押します。リソース種別から「変数」を選択します。API参照名を入力し、データ型に「テキスト」を選択します。「完了」を押すと変数が作成されます。コレクション変数について変数を作成する際に「複数の値を許可 (コレクション)」を選択すると、コレクション変数を作成できます。コレクション変数には複数の値を保存できます。コレクション変数の作成手順以下でレコードコレクション変数の作成手順を説明します。上記と同様の手順で変数を作成する画面を開きます。データ型に「レコード」を選択し、オブジェクトを選択します。「複数の値を許可 (コレクション)」を選択します。「完了」を押すとレコードコレクション変数が作成されます。変数を使ったフローの例 ・【フロー演習問題3】取引先に紐づくケースの集計・【フロー演習問題4】複数月の売上レコード一括作成画面Tips「レコードを取得」要素でレコードデータの保存方法に「すべての項目を自動的に保存」を選択するとレコード変数が作成されます。※参考:レコード取得要素「レコードを作成」要素を追加すると作成したレコードのIDを保存する変数が作成され、フロー内で使用することができます。※参考:レコード作成要素参考・フローのリソース: 変数 - ヘルプ・Flow Builder - Trailheadモジュール・Flow: What is a Variable? - 動画(英語)
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アクション「メールアラートを送信」要素の設定内容ワークフローメールアラートを使用してメールテンプレートおよび受信者を指定し、メールを送信します。フローはレコード ID のみを指定します。表示ラベル/API参照名「表示ラベル」にフローのキャンパス上で表示する名称、「API参照名」にこの要素の処理名称を指定します。カスタムオブジェクト ID事前に作成するメールアラートで指定されたオブジェクトと一致するオブジェクトのレコードIdを指定します。メールアラートで利用されているメールテンプレートに差し込み項目が利用されている場合、このカスタムオブジェクトIdで指定されたレコード上の項目が参照値として利用される動作をします。※フローで設定を行う前に事前にメールアラートの作成が必要となります。作成方法の詳細はこちらを参照ください。※メールアラートの送信は1日あたりの制限が設けられています。詳細についてはこちらを参照ください。「メールアラートを送信」要素を使ったフローの例商談レコードのフェーズが“Closed Won”に更新された時に、トリガした商談レコードをもとにメールアラートを送信する場合A.メールテンプレートの作成Classicメールテンプレートより件名や本文内容を指定するメールテンプレートを作成します。適宜本文内に商談の差し込み項目を用います。B.メールアラートの作成作成したメールテンプレートを利用したメールアラートを作成し、オブジェクトに商談を指定します。合わせて、メールの受信者を商談の所有者とします。C.フローの作成新規フローから、「レコードトリガーフロー」を選択し、「作成」を押します。「開始を設定」の画面で、フローをトリガする条件を指定します。今回はオブジェクトに「商談」、フローをトリガする条件に「レコードが更新された」を指定し、「エントリ条件を設定」で下記条件を指定し、「完了」を押します。条件の要件: すべての条件に一致 (AND)項目: フェーズ 演算子: 次の文字列と一致する 値: Closed Won更新されたレコードでフローを実行するタイミング条件の要件に一致するようにレコードを更新したときのみ次に「+」から「メールアラートを送信」を選択します。事前に作成したメールアラートを指定します。以下の設定を行い、「完了」をクリックします。表示ラベル、API参照名を指定カスタムオブジェクト ID :フローのトリガになったレコード(作成した商談)を指定グローバル変数の$Recordからフローのトリガレコードの項目情報が取得できます{!$Record.Id}全体として以下のようなフローが完成しました。「保存」からフローを保存します。「デバッグ」から、テスト実行するレコードを選択し、処理がエラーなく実行されるか確認を行います。「有効化」ボタンでフローの処理を有効がすることができます。参考事項・フロー要素: メールアラートを送信 - ヘルプ
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アクション「メールを送信」要素の設定内容指定した設定内容に従って、メール送信を行います。表示ラベル/API参照名「表示ラベル」にフローのキャンパス上で表示する名称、「API参照名」にこの要素の処理名称を指定します。メールテンプレートIDメールの件名と本文に使用する Classic または Lightning メールテンプレートの IDを指定します。メールテンプレートIDを指定する場合、後続の[受信者ID]項目の指定が必須となります。リッチテキスト形式の本文本文に指定したリソースをリッチテキストとする場合に{!$GlobalConstant.True} をボックス内に指定します。このオプションは[リッチテキストとして表示]としたテキストテンプレートや、画面フローの画面要素に配置した表示テキストコンポーネントなどで用いられたリッチテキスト形式のコンテンツをメールの本文に利用する場合に指定します。※Salesforce組織にUploadされた画像は組織内のみで閲覧可能な形式で保存されるため、受信メールには画像は表示されません。画像を含めるには Lightning メールテンプレートを用いたメールアラートを代替手段としてください。関連レコードID受信者以外のレコードID情報として指定します。後続の[送信時にメールを記録] を指定している場合、このパラメータはメールを記録するセカンダリレコードの ID となります。また、[メールテンプレート ID] が含まれている場合、このパラメータは、メールテンプレートの差し込み項目で利用する受信者以外のレコードの ID です。なお、[受信者 ID] に入力した ID がリードレコードの場合は、このパラメータは使用できません。件名メールの件名を指定します。単一値リソースが使用可能でテキストとして処理されます。メールテンプレートを使用する場合はこの項目の内容は利用されません。メールテンプレートを使用しない場合は必須です。受信者IDリード、取引先責任者、または個人取引先レコードのIDを指定します。メールテンプレートを使用する場合はこの項目のは必須です。[メールテンプレート ID] が含まれている場合、このパラメータはメールを送信して受信者差し込み項目に入力される個人の ID です。[送信時にメールを記録] が含まれている場合、このパラメータはメールを送信して記録する個人の IDとして利用されます。※なお、個人取引先を指定する場合は取引先オブジェクトの[PersonContactId]項目を指定してください。受信者アドレス(集合)受信者となるメールアドレスをテキスト型コレクション変数で指定します。最大 5 つのメールアドレスを受信アドレスとして指定可能です。[送信時にメールを記録] を指定した場合、メールは [受信者アドレスコレクション] のメールアドレスに関連付けられているレコードではなく、[受信者 ID] で指定された ID に記録されます。受信者アドレスリスト受信者となるメールアドレスをカンマ区切りで指定します。受信者アドレス(集合)を指定しない場合には、こちらのオプションで受信者を指定します。最大 5 つのメールアドレスを受信アドレスとして指定可能です。また、任意の種別の単一値リソースを使用できるため、単一変数などを使用してメールアドレスを指定できます。[送信時にメールを記録] を指定した場合、メールは [受信者アドレスコレクション] のメールアドレスに関連付けられているレコードではなく、[受信者 ID] で指定された ID に記録されます。送信時にメールを記録指定されたレコードの活動タイムラインと活動履歴でメールを記録する場合は{!$GlobalConstant.True} をボックス内に指定します。メールを記録するには、[受信者 ID] または [関連レコード ID]、もしくは両方に値を指定する必要があります。送信者タイプメールの送信元アドレスおよび返信先アドレスとして使用されるメールアドレスです。省略した場合には、フローを実行したユーザのメールアドレスが送信元/返信先アドレスとなります。CurrentUser — フローを実行しているユーザのメールアドレス。(デフォルト)DefaultWorkflowUser — デフォルトワークフローユーザのメールアドレス。OrgWideEmailAddress — [送信者のアドレス] で指定される組織のメールアドレス。送信者メールアドレス送信者タイプが”OrgWideEmailAddress”の場合のみ指定する、メールの送信に使用される組織のメールアドレスです。※組織内のユーザのメールアドレスなどを指定した場合、送信アドレスととなりません。 こちらの送信者アドレスは事前に登録されている組織のメールアドレスのみが指定可能な有効アドレスです。本文メールの本文を指定します。単一値リソースが使用可能でテキストとして処理されます。メールテンプレートを使用しない場合は必須です。メールテンプレートを使用する場合はこの項目の内容は利用されません。参考:テキストテンプレート - ヘルプ設定方法パターン1 :複数のメールアドレス宛にメールを送信する場合フローの要素で「メールを送信」を検索・選択し、以下の設定をします。件名 に文字列を指定します。受信者アドレス(カンマ区切り) に送信先となるアドレスをカンマ区切りで指定します。本文に文字列を指定します。受信メール例:パターン2 :取引先責任者にメールを送信してメールを記録レコードトリガフローで、オブジェクト:取引先責任者、「レコードが新規作成したとき」に起動する設定をし、$Record.Idの指定で、取引先責任者レコードのIDが取得できるようなフローを前提として、設定内容例を記載します。フローの要素で「メールを送信」を検索・選択し、以下の設定をします。件名 に文字列を指定します。受信者IDに$Record>Idと選択します。この例の場合、取引先責任者のIDが指定されます。送信時にメールを記録で{!$GlobalConstant.True} を選択します。本文に文字列を指定します。新規作成した取引先責任者のメールアドレス宛に、メールが送られ、メール送信の履歴が活動に記録されます。メール送信の記録例:パターン3 :Lightningメールテンプレートを使ってメールを送信する場合パターン2同様、レコードトリガフローで、オブジェクト:取引先責任者、「レコードが新規作成したとき」に起動する設定をし、$Record.Idの指定で、取引先責任者レコードのIDが取得できるようなフローを前提として、設定内容例を記載します。まず、Lightningメールテンプレートを作成します。今回は本文に取引先責任者の[姓]と[名]、[取引先名]を差し込み項目で入れています。続けて、フローの[メールを送信]要素にて下記設定します。メールテンプレートID にテンプレートのIDを指定します。※メールテンプレートを利用する場合、[リッチテキスト形式の本文]の指定は不要です。関連レコードID にメールテンプレートに[取引先]の情報を入れているため$Record>AccountIdを指定します。受信者IDに$Record>Idと選択します。送信メールサンプル:「メールを送信」要素を使ったフローの例商談レコードのフェーズが“Closed Won”に更新された時に、商談レコードの親取引先レコードの所有者宛にメール送信を行うフロー新規フローから、「レコードトリガーフロー」を選択し、「作成」を押します。「開始を設定」の画面で、フローをトリガする条件を指定します。今回はオブジェクトに「商談」、フローをトリガする条件に「レコードが更新された」を指定し、「エントリ条件を設定」で下記条件を指定し、「完了」を押します。条件の要件: すべての条件に一致 (AND)項目: フェーズ 演算子: 次の文字列と一致する 値: Closed Won更新されたレコードでフローを実行するタイミング条件の要件に一致するようにレコードを更新したときのみ次に左側のツールボックスより「新規リソース」を選択します。リソースの設定で下記の設定をそれぞれ指定し、「完了」を押します。リソース種別: テキストテンプレートAPI参照名: 任意の文字列[リッチテキストとして表示] を [プレーンテキストとして表示] に変更本文のボックスにて下記を記載==========================={!$Record.Name} のフェーズが完了となりました。===========================次に「+」から「メールを送信」を選択します。「新規アクション」画面で、各種設定を下記のように指定します。表示ラベル、API参照名を指定件名: 固定の文字列を指定受信者アドレス(カンマ区切り): トリガレコード(更新した商談)の親取引先レコード所有者のメール項目を指定グローバル変数の$Recordからフローのトリガレコードの項目情報が取得できます本文: 作成したテキストテンプレートを指定全体として以下のようなフローが完成しました。「保存」からフローを保存します。「デバッグ」から、テスト実行するレコードを選択し、処理がエラーなく実行されるか確認を行います。「有効化」ボタンでフローの処理を有効がすることができます。参考事項・フロー要素: メールを送信 - ヘルプ・フローリソース: テキストテンプレート - ヘルプ
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アクション「Chatter に投稿」要素の設定内容指定した設定内容に従って、フィード投稿を行います。表示ラベル/API参照名「表示ラベル」にフローのキャンパス上で表示する名称、「API参照名」にこの要素の処理名称を指定します。メッセージ投稿するテキスト内容を指定します。文字列をそのまま指定、もしくはテキストテンプレート(プレーンテキスト)などのリソースを指定可能です。参考:テキストテンプレート - ヘルプ投稿内でユーザやグループをメンションする場合には、@[reference] を指定します。(reference は ユーザId、グループIdのいずれかです)投稿をトピックに追加するには #[string]を指定します。(string はトピックの名前です) 対象名または ID投稿先となるフィードを指定します。ユーザのフィードに投稿する場合には ユーザの Id もしくは ユーザ名を指定します。Chatter グループに投稿する場合は グループの Id もしくは グループ名を指定します。レコードに投稿する場合は レコードの Id を指定します。Experience Cloud サイト ID投稿先が Experence Cloud サイトに属するユーザやChatterグループの場合に必須の指定です。Experience Cloud のサイト ID は Network オブジェクトのレコードのIdとして管理されています。参考: オブジェクトリファレンス Networkターゲット種別※[対象名または ID]でユーザ名もしくはChatterグループ名が指定されている場合に必須です。User - ユーザ名が指定されている場合に指定します。Group - グループ名が指定されている場合に指定します表示※投稿した内容を Experiece Cloud のユーザが閲覧できるかどうかを指定します。allUsers - Experience Cloud ユーザも閲覧可能とする場合に指定internalUsers - 内部ユーザにのみ閲覧可能とする場合に指定設定方法パターン1 :トリガレコードの所有者ユーザのフィードに投稿する場合メッセージ に文字列を指定します。対象名または ID にユーザの Id を示す {!$Record.OwnerId} を指定します。パターン2 :ユーザ名を指定してそのユーザフィードに投稿する場合メッセージ に文字列を指定します。対象名または ID にユーザ名を指定します。ターゲット種別 に User を指定します。パターン3 :投稿内容をExperienceユーザからも閲覧可能とする場合メッセージ に文字列を指定します。対象名または ID にユーザ名を指定します。表示 に allUsers を指定します。※Experienceユーザが投稿先のレコードへの参照権限をもち、Chatterフィードが参照できる場合に投稿内容が閲覧可能です。「Chatter に投稿」要素を使ったフローの例商談レコードのフェーズが“Closed Won”に更新された時に、商談レコードのフィードに親取引先レコードの所有者をメンションした内容のChatter投稿を行うフロー新規フローから、「レコードトリガーフロー」を選択し、「作成」を押します。「開始を設定」の画面で、フローをトリガする条件を指定します。今回はオブジェクトに「商談」、フローをトリガする条件に「レコードが更新された」を指定し、「エントリ条件を設定」で下記条件を指定し、「完了」を押します。条件の要件: すべての条件に一致 (AND)項目: フェーズ 演算子: 次の文字列と一致する 値: Closed Won更新されたレコードでフローを実行するタイミング条件の要件に一致するようにレコードを更新したときのみ次に左側のツールボックスより「新規リソース」を選択します。リソースの設定で下記の設定をそれぞれ指定し、「完了」を押します。リソース種別: テキストテンプレートAPI参照名: 任意の文字列[リッチテキストとして表示] を [プレーンテキストとして表示] に変更本文のボックスにて下記を記載===========================商談のフェーズが完了となりました。@[{!$Record.Account.OwnerId}]===========================次に「+」から「Chatter に投稿」を選択します。「コアアクション「Chatter に投稿」を編集」画面で、各種設定を下記のように指定します。表示ラベル、API参照名を指定メッセージ: 作成したテキストテンプレートを指定対象または ID: フローのトリガになったレコード(更新した商談)を指定グローバル変数の$Recordからフローのトリガレコードの項目情報が取得できます{!$Record.Id}全体として以下のようなフローが完成しました。「保存」からフローを保存します。「デバッグ」から、テスト実行するレコードを選択し、処理がエラーなく実行されるか確認を行います。「有効化」ボタンでフローの処理を有効がすることができます。参考事項・フロー要素: Chatter に投稿 - ヘルプ・フローリソース: テキストテンプレート - ヘルプ
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「画面」要素の設定内容フローを実行するユーザから情報を収集したり、そのユーザに情報を表示する画面を作成します。画面のフレームを設定この画面にヘッダーとフッターが表示されるかどうかを制御します。表示ラベル/API参照名「表示ラベル」にフローのキャンパス上で表示する画面名称、「API参照名」にこの画面名称を指定します。ヘッダーを設定ヘッダー、ヘルプテキストの表示/非表示を設定します。ヘッダーにはフローの保存名称が表示されます。フッターを設定フッター(ボタン部分)の表示/非表示を設定します。各ボタンについて、「カスタム表示ラベルを使用」を選択すると、ボタンの名称を変更することができます。コンポーネントを画面に配置・設定[コンポーネント]タブから画面にコンポーネントを配置し、コンポーネント毎に表示や入力についての設定を行います。コンポーネントによって設定内容が異なります。代表的な設定を記載します。表示ラベル/API参照名「表示ラベル」に画面の項目名、「API参照名」にこのコンポーネントの名称を指定します。入力コンポーネントの場合、「API参照名」の変数が作成され画面で入力された値が格納されます。例)API参照名:screen01_name_inputというテキスト入力コンポーネントに、ユーザが画面で「お問合せの件について」と入力すると、”screen01_name_input”という変数(データの箱)に”お問合せの件について”という文言が格納されます。必須入力必須にしたい場合、チェックします。デフォルト値任意でコンポーネントの初期値を指定します。コンポーネントの表示を設定デフォルトで「常に」が選択されています。条件を指定した場合、条件に一致した場合のみコンポーネントが表示されます。入力を検証この設定があるコンポーネントは、入力制限を設定できます。制限する場合は、「エラーメッセージ」部分にエラー時のメッセージを指定し、「数式」部分に、数式で検証内容を記載します。数式が False と評価された場合、入力エラーとして、エラーメッセージが表示されます。例)API参照名:screen01_name_inputというテキスト入力コンポーネントに数式"LEN(screen01_name_input)<10"と設定をした場合、入力値が10文字からそれ以上の場合、エラーメッセージが出力されます。ヘルプを提供ユーザ補助としてヘルプテキストを設定できます。設定するとコンポーネントに「i」のマーク等が出力され、設定したヘルプテキストを表示します。設定方法パターン1 :「ルックアップ」コンポーネントを配置する場合ルックアップコンポーネントはレコードを検索できるようにします。[コンポーネント]タブから「ルックアップ」を画面に追加します。右の詳細設定で、「API参照名」に半角英数名を指定します。「オブジェクトAPI参照名」と「項目API参照名」に「検索したいレコードを検索している項目」のオブジェクトと項目を指定します。たとえば、「取引先」レコードを検索したい場合、「取引先レコードを検索している項目」つまり、商談(Opportunity)オブジェクトの取引先名(AccountId)項目や、ケース(Case)オブジェクトの取引先名(AccountId)項目を指定します。※「オブジェクトAPI参照名」と「項目API参照名」の設定では、入力候補は無視します。※指定したいオブジェクトのAPI参照名や、項目やAPI参照名はオブジェクトマネージャから確認ください。「表示ラベル」に画面での項目表示名を指定します。以下は任意で設定します。「レコードID」に、初期値をレコードIDで指定できます。初期値で複数のレコードを指定したい場合は、「レコードIDコレクション」で指定します。※「レコードIDコレクション」は、IDをあらかじめ格納したコレクション変数を使ってレコードを指定します。「最大選択数」に、選択できる最大数を指定できます。指定しない場合、デフォルトで1となります。「必須」にしたい場合、True($GlobalConstant.True)を指定します。パターン2 :選択リスト(単一選択/選択リスト選択肢セットを利用)を配置する場合選択リストコンポーネントは画面に選択リストを配置します。選択肢には選択肢リソースを利用します。「コンポーネント」タブから「選択リスト」を画面に追加します。右の詳細設定で、「表示ラベル」「API参照名」を指定し、必要に応じて「必須」を選択します。「データ型」に、選択肢を選択時に値として格納されるデータ型を指定します。今回は「テキスト」を指定します。たとえば、この選択リストコンポーネントで選択させる選択肢を、ケースオブジェクトの「状況(Status)」項目の選択リストから取得するように設定します。(選択肢の設定は後述参照)この場合、選択肢が選ばれた時に格納される値はテキスト形式となります。そのため、データ型はテキストとします。「ユーザが複数のオプションを選択できるようにする」が「いいえ」、「コンポーネントの種類」が「選択リスト」であることを確認します。「選択肢」で「新規選択肢リソース」を選択し、以下の設定で新規「選択リスト選択肢セット」を作成します。この「選択リスト選択肢セット」に、画面で選択させる選択肢を設定します。「リソース種別」で「選択リスト選択肢セット」を指定します。「API参照名」に選択肢リソースの名称を指定します。「オブジェクト」に選択肢として取得したい選択項目を持つオブジェクトを指定します。(今回はケースの状況(Status)項目の選択リストを取得します)データ型を「選択リスト」とし、「項目」に取得したい選択リストの項目(Status)を指定します。「完了」を押します。選択肢に作成した選択肢リソースが設定されます。必要に応じて「デフォルト値」に初期値を設定します。パターン3 :固定文言を配置する場合「表示テキスト」は画面に表示のみの文言を出力します。「コンポーネント」タブから「表示テキスト」を画面に追加します。右の詳細設定で、「API参照名」を指定します。テキスト入力ボックスに表示する文言を入力します。「リソースを挿入」のボックスから、フローで使っているリソースを検索し、テキストボックスに追加できます。※各種画面コンポーネントの設定はこちらの「提供されるフロー画面コンポーネント」Helpを参照ください「画面」要素を使ったフローの例画面で入力された内容をもとに、ケースを作成するフロー新規フローから、「画面フロー」を選択し、「作成」を押します。「画面フロー」の下の「+」から画面を選択します。画面のフレームを設定します。画面のプロパティで以下を設定します。表示ラベル、API参照名を指定ヘッダーを表示のチェックを外す(非表示)フッターの[次へ]ボタンまたは[完了]ボタンは、カスタム表示ラベルを使用を選択し、ボタンの表示ラベルに「作成する」を指定。[前へ]ボタン、[一時停止]ボタンは非表示とする。画面にコンポーネントを配置します。コンポーネント別に以下を設定します。[テキスト]コンポーネントテキストコンポーネントを選択し、画面に配置し以下を設定表示ラベル:ケースの件名API参照名:screen01_name_input必須:チェックあり[ルックアップ]コンポーネント(設定方法のパターン1を参考としてください)ルックアップコンポーネントを選択し、画面に配置し以下を設定API参照名:screen01_Case_AccountオブジェクトAPI参照名:Case項目API参照名:AccountId表示ラベル:取引先[選択リスト]コンポーネント(設定方法のパターン2を参考としてください)選択リストコンポーネントを選択し、画面に配置し以下を設定表示ラベル:状況API参照名:screen01_list_status必須:チェックありデータ型:テキストユーザが複数のオプションを選択できるようにする:いいえコンポーネントの種類:選択リスト選択肢:{!list_Case_Status} (選択リスト選択肢セットでCaseの状況項目の選択リストを取得)※設定方法のパターン2を参照ください。[表示テキスト]コンポーネント(設定方法のパターン3を参考としてください)表示テキストコンポーネントを選択し、画面に配置し以下を設定API参照名:print_Textテキストの内容:ここの内容で{!$User.FirstName}_{!$User.LastName}さんのケースを作成します。※{!$User.FirstName}_{!$User.LastName}でフローを実行している人のユーザ名・姓を表示します。コンポーネントの設定後、画面を編集の「完了」を押します。次に「入力画面」の下の「+」から、「レコードを作成」を選択します。「レコード作成を編集」画面で、作成するケースの内容を指定し、「完了」を押します。表示ラベル、API参照名を指定します。作成するレコード数を「1」、レコード項目の設定方法を「個別のリソースおよびリテラル値を使用」を指定します。オブジェクトにケースを指定し、各項目の値を指定します。この時、画面の入力コンポーネントのAPI参照名を指定することで、画面入力した値がセットされます。件名(Subject) :{!screen01_name_input}取引先(AccountId) :{!screen01_Case_Account.recordId} ※screen01_Case_AccountのレコードIDを指定状況(Status) :{!screen01_list_status}所有者(OwnerId) :Flowの実行者のIDを指定Flowの実行者はグローバル変数の$Userから取得できます({!$User.Id})全体として以下のようなフローが完成しました。「保存」からフローを保存します。「デバッグ」から、処理がエラーなく実行されるか確認を行います。※画面フローのデバッグは実際にレコードが作成されるためSandbox環境で実施をお勧めします。「有効化」ボタンでフローの処理を有効化することができます。有効化後、画面を配置したい場所やボタンに配置します。参考事項・フロー要素: 画面 - ヘルプ・組織のユーザへのフローの配布- ヘルプ
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「ループ」要素の設定内容取得したレコード数分、ループ処理を実施します。(1レコードずつ繰り返し処理を行います。)そのため、ループ処理には、複数のレコードを格納できるコレクション変数が必要となります。表示ラベル/API参照名「表示ラベル」にフローのキャンパス上で表示する名称、「API参照名」にこの要素の処理名称を指定します。コレクション変数ループ処理を行う対象のコレクション変数を指定します。コレクション変数を反復処理するための方向を指定します。「最初の項目から最後の項目へ」を指定する場合コレクション変数の最初のレコードからループ処理を行います。「最後の項目から最初の項目へ」を指定する場合コレクション変数の最後のレコードからループ処理を行います。※「変数」に関しては、「変数について」の記事をご参考としてください。※コレクションをループするサンプルフロー設定方法ループを設定するコレクション変数に「コレクション変数」を指定します。方向「最初の項目から最後の項目へ」を指定します。参考事項・フロー要素: ループ-ヘルプ
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「割り当て」要素の設定内容変数、コレクション変数、レコード変数、レコードコレクション変数、グローバル変数の値を設定します。表示ラベル/API 参照名「表示ラベル」にフローのキャンパス上で表示する名称、「API 参照名」にこの要素の処理名称を指定します。変数値を変更する変数やレコードの項目を指定します。演算子変数に対し行う処理を指定します。変数のデータ型により、使用可能な演算子が異なります。次の文字列と一致する「変数」 の値が 「値」 で入力または選択した値に置き換えられます。追加「変数」 でコレクション変数や選択リスト型変数を指定したときは、「変数」 の最後に、「値」 で入力または選択した値が追加されます。「変数」 で数値または日付、日付/時間型変数を指定したときは、「値」 で入力または選択した数値が加算されます。減算「変数」 の値に、「値」 で入力または選択した数値が加算されます。次の数と一致する「変数」 の値は、「値」 で入力したフェーズまたはコレクションの数に置き換えられます。最初に追加「変数」 でコレクション変数を指定したとき、コレクション変数の最初に、「値」 が新規項目として追加されます。すべて削除「変数」 でコレクション変数を指定したとき、「値」 で指定した値がコレクションから削除されます。最初を削除「変数」 でコレクション変数を指定したとき、コレクション内で最初にある「値」 で指定した値が削除されます。最初の後を削除「変数」 でコレクション変数を指定したとき、「値」 と一致する値を検出し、それ以降の値を削除します。最初の前を削除「変数」 でコレクション変数を指定したとき、「値」 と一致する値を検出し、それ以前の値を削除します。位置を削除「変数」 でコレクション変数を指定したとき、「値」 で指定した数の位置にある値を削除します異常を削除「変数」 でコレクション変数を指定したとき、「値」 で一致する値を検出し、「値」 と一致しない値を削除します。項目を追加「変数」 で複数選択リストを指定したとき、複数選択リストの最後に、「値」 で入力または選択した値が新規選択肢として追加されます。追加される項目の前に自動で「;」が追加されます。これにより、Salesforce は新しい値を複数選択リストで選択される個別の項目として解釈します。値「変数」 に対して割り当てる値を指定します。「変数」 のデータ型と一致している必要があります。※「変数」に関しては、「変数について」の記事をご参考としてください。設定方法パターン1 :演算子「次の文字列と一致する」でテキスト型変数に対して値を置き換え「変数」 にデータ型をテキストに設定した変数を指定します。「演算子」 に 「次の文字列と一致する」 を指定します。「値」 で任意の値を入力、または他のテキスト型の変数を選択します。「変数」 に指定した変数に 「値」 で指定したテキストが格納されます。既に変数に値が含まれている場合は、「値」 で指定したテキストに置き換えられます。パターン2:演算子「追加」でテキスト型コレクション変数に対して、値を追加「変数」 にテキスト型のコレクション変数を指定します。「演算子」 に 「追加」 を指定します。「値」 で任意の値を入力、または他のテキスト型の変数を選択します。「変数」 に指定した変数に 「値」 で指定したテキストが追加されます。既に変数に値が含まれている場合は、既存の値を保持したまま、「値」 で指定したテキストが追加されます。パターン3:演算子「次の数と一致する」でコレクション変数に格納されている値の数をカウント「変数」 に数値型の変数を指定します。「演算子」 に 「次の数と一致する」 を指定します。「値」 でコレクション変数を選択します。コレクション変数に格納されている値の数がカウントされ、「変数」 に指定した変数の値として置き換えられます。「割り当て」要素を使ったフローの例リードの状況が「見込みあり」に変更されたら、「次回架電日」を7日後に更新するフロー新規フローから、「レコードトリガフロー」を選択し、「作成」を押します。「開始を設定」の画面で、フローをトリガする条件を指定します。今回は、オブジェクトに「リード」、フローをトリガする条件に「レコードが作成または更新された」時を指定、「エントリ条件を設定」で下記条件を指定し、「完了」を押します。条件の要件 :すべての条件に一致 (AND)項目 :状況 演算子: 次の文字列と一致する 値: 見込みあり更新されたレコードでフローを実行するタイミング条件の要件に一致するようにレコードを更新したときのみ次に「+」から「割り当て」を選択します。「新規割り当て」画面で、各種設定を下記のように指定します。表示ラベル、API参照名を指定変数 :フローのトリガになったレコードのカスタム項目「次回架電日」(API参照名はNextCallDate__cとします) を指定グローバル変数の$Recordから以下のようなフローのトリガレコードの項目情報が取得できます{!$Record.NextCallDate__c}演算子 :追加値 :7次に「+」から「レコードを更新」を選択します。「新規のレコードの更新」画面で、各種設定を下記のように指定します。表示ラベル、API参照名を指定更新するレコードを検索してその値を設定する方法: レコードまたはレコードコレクションからの ID およびすべての項目値を使用レコードまたはレコードコレクション: フローをトリガしたリードレコードを選択($Record)全体として以下のようなフローが完成しました。「保存」からフローを保存します。「デバッグ」から、テスト実行するレコードを選択し、処理がエラーなく実行されるか確認を行います。「有効化」ボタンでフローの処理を有効がすることができます。参考資料・フロー要素: 割り当て - ヘルプ・割り当て要素のフロー演算子 - ヘルプ
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「決定」要素の設定内容一連の条件を設定し、条件の結果に基づいて後続のフローの経路を決定します。表示ラベル/API参照名「表示ラベル」にフローのキャンパス上で表示する名称、「API参照名」にこの要素の処理名称を指定します。結果の順序フローが進む可能性のあるパスを作成します。上のパスから順番に条件が評価されます。結果の詳細 - 表示ラベル/API参照名「表示ラベル」にフローのキャンパス上で表示するパスの名称、「API参照名」にこのパスの処理名称を指定します。結果を実行する条件の要件フローがパスに進むために必要な条件を指定します。複数の条件を組み合わせる場合は「すべての条件に一致 (AND)」「いずれかの条件に一致(OR)」「カスタム条件ロジックに一致」から適切なものを選択します。結果を実行するタイミングレコードトリガフローの場合に設定します。「条件の要件を満たす場合」を指定する場合フローの実行をトリガしたレコードが条件を満たす場合にこの結果のパスに進みます。「フローの実行をトリガしたレコードが条件の要件を満たすように更新された場合のみ」を指定する場合フローの実行をトリガしたレコードが以前に条件を満たしておらず、新しい項目値が条件を満たす場合のみこの結果のパスに進みます。「決定」要素を使ったフローの例商談レコードが作成された時に、金額が一定以上であればToDoレコードを作成するフロー※ 以下のフローでは決定要素の使い方をご理解いただくために、「金額が一定以上」の判断を決定要素を使って判断をしていますが、「金額が一定以上」の判断を「開始を設定」の「エントリ条件の設定」から設定することも可能です。新規フローから、「レコードトリガーフロー」を選択し、「作成」を押します。「開始を設定」の画面で、フローをトリガする条件を指定します。今回は、オブジェクトに「商談」、フローをトリガする条件に「レコードがされた」を指定し、「完了」を押します。次に「+」から「決定」を選択します。画面からフローが進む可能性があるパスとそれぞれの条件を設定します。表示ラベル、API参照名を指定します。(今回の例では商談の金額が1000万以上か否かを条件としています)結果の詳細の表示ラベル、API参照名を指定します。結果を実行する条件の要件に「すべての条件に一致(AND)」を選択します。条件リソース:フローのトリガになったレコード(商談)の金額を指定しますグローバル変数の$Recordからフローのトリガレコードの項目情報が取得できます{!$Record.Amount}演算子:「以上」を選択します値:「10000000」を入力します結果を実行するタイミング:「条件の要件を満たす場合」を選択します。結果の順序の「デフォルトの結果」を選択し、表示ラベルを「1000万未満」に上書きします。「完了」を押すと下図のように分岐したパスが作成されます。次に「1000万以上」のパスの「+」から「レコードの作成」を選択します。「レコード作成を編集」画面で、作成するToDoの内容を指定し、「完了」を押します。表示ラベル、API参照名を指定します。作成するレコード数を「1」、レコード項目の設定方法を「個別のリソースおよびリテラル値を使用」を指定します。オブジェクトにToDoを指定し、各項目を指定します。(画像の設定例は以下)件名(Subject) :フォローアップ優先度(Priority) :High(高)状況(Status) :Not Started(未着手)期日(ActivityDate) :Flowの実行日を指定Flowの実行日はグローバル変数の$Flowから取得できます({!$Flow.CurrentDate})割り当て先(OwnerId) :フローのトリガになったレコード(作成した商談)の所有者のマネージャを指定(今回の例では作成するToDoの割当先を商談の所有者のマネージャに指定しています)グローバル変数の$Recordからフローのトリガレコードの項目情報が、さらに$Record.Ownerから商談の所有者のユーザの項目情報が取得できるので、ユーザの項目情報から「マネージャ ID(ManagerId)を選択します{!$Record.Owner.ManagerId}※商談の所有者のユーザにマネージャが設定されていない場合、フローの実行がエラーとなる場合があります関連先ID(WhatId) :フローのトリガになったレコード(作成した商談)を指定グローバル変数の$Recordからフローのトリガレコードの項目情報が取得できます{!$Record.Id}全体として以下のようなフローが完成しました。「保存」からフローを保存します。「デバッグ」から、テスト実行するレコードを選択し、処理がエラーなく実行されるか確認を行います。「有効化」ボタンでフローの処理を有効化することができます。参考事項・フロー要素: 決定 - ヘルプ