画面

フロー(自動化)

公開日: 2022.10.17

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「画面」要素の設定内容

フローを実行するユーザから情報を収集したり、そのユーザに情報を表示する画面を作成します。

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  • 画面のフレームを設定
    この画面にヘッダーとフッターが表示されるかどうかを制御します。

    • 表示ラベル/API参照名
      「表示ラベル」にフローのキャンパス上で表示する画面名称、「API参照名」にこの画面名称を指定します。

    • ヘッダーを設定
      ヘッダー、ヘルプテキストの表示/非表示を設定します。ヘッダーにはフローの保存名称が表示されます。

    • フッターを設定
      フッター(ボタン部分)の表示/非表示を設定します。各ボタンについて、「カスタム表示ラベルを使用」を選択すると、ボタンの名称を変更することができます。

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  • コンポーネントを画面に配置・設定
    [コンポーネント]タブから画面にコンポーネントを配置し、コンポーネント毎に表示や入力についての設定を行います。コンポーネントによって設定内容が異なります。代表的な設定を記載します。

    • 表示ラベル/API参照名
      「表示ラベル」に画面の項目名、「API参照名」にこのコンポーネントの名称を指定します。入力コンポーネントの場合、「API参照名」の変数が作成され画面で入力された値が格納されます。
      例)API参照名:screen01_name_inputというテキスト入力コンポーネントに、ユーザが画面で「お問合せの件について」と入力すると、”screen01_name_input”という変数(データの箱)に”お問合せの件について”という文言が格納されます。

    • 必須
      入力必須にしたい場合、チェックします。

    • デフォルト値
      任意でコンポーネントの初期値を指定します。

    • コンポーネントの表示を設定
      デフォルトで「常に」が選択されています。条件を指定した場合、条件に一致した場合のみコンポーネントが表示されます。

    • 入力を検証
      この設定があるコンポーネントは、入力制限を設定できます。制限する場合は、「エラーメッセージ」部分にエラー時のメッセージを指定し、「数式」部分に、数式で検証内容を記載します。数式が False と評価された場合、入力エラーとして、エラーメッセージが表示されます。
      例)API参照名:screen01_name_inputというテキスト入力コンポーネントに数式"LEN(screen01_name_input)<10"と設定をした場合、入力値が10文字からそれ以上の場合、エラーメッセージが出力されます。

    • ヘルプを提供
      ユーザ補助としてヘルプテキストを設定できます。設定するとコンポーネントに「i」のマーク等が出力され、設定したヘルプテキストを表示します。

設定方法

パターン1 :「ルックアップ」コンポーネントを配置する場合

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ルックアップコンポーネントはレコードを検索できるようにします。

  • [コンポーネント]タブから「ルックアップ」を画面に追加します。
  • 右の詳細設定で、「API参照名」に半角英数名を指定します。
  • 「オブジェクトAPI参照名」「項目API参照名」に「検索したいレコードを検索している項目」のオブジェクトと項目を指定します。
    たとえば、「取引先」レコードを検索したい場合、「取引先レコードを検索している項目」つまり、商談(Opportunity)オブジェクトの取引先名(AccountId)項目や、ケース(Case)オブジェクトの取引先名(
    AccountId)項目を指定します。
    ※「オブジェクトAPI参照名」と「項目API参照名」の設定では、入力候補は無視します。
    ※指定したいオブジェクトのAPI参照名や、項目やAPI参照名はオブジェクトマネージャから確認ください。

  • 「表示ラベル」に画面での項目表示名を指定します。
  • 以下は任意で設定します。
    • 「レコードID」に、初期値をレコードIDで指定できます。
    • 初期値で複数のレコードを指定したい場合は、「レコードIDコレクション」で指定します。
      ※「レコードIDコレクション」は、IDをあらかじめ格納したコレクション変数を使ってレコードを指定します。

    • 「最大選択数」に、選択できる最大数を指定できます。指定しない場合、デフォルトで1となります。
    • 「必須」にしたい場合、True($GlobalConstant.True)を指定します。

パターン2 :選択リスト(単一選択/選択リスト選択肢セットを利用)を配置する場合

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選択リストコンポーネントは画面に選択リストを配置します。選択肢には選択肢リソースを利用します。

  • 「コンポーネント」タブから「選択リスト」を画面に追加します。
  • 右の詳細設定で、「表示ラベル」「API参照名」を指定し、必要に応じて「必須」を選択します。
  • 「データ型」に、選択肢を選択時に値として格納されるデータ型を指定します。今回は「テキスト」を指定します。
    たとえば、この選択リストコンポーネントで選択させる選択肢を、ケースオブジェクトの「状況(Status)」項目の選択リストから取得するように設定します。(選択肢の設定は後述参照)この場合、選択肢が選ばれた時に格納される値はテキスト形式となります。そのため、データ型はテキストとします。

  • ユーザが複数のオプションを選択できるようにする」が「いいえ」、「コンポーネントの種類」が「選択リスト」であることを確認します。
  • 「選択肢」で「新規選択肢リソース」を選択し、以下の設定で新規「選択リスト選択肢セット」を作成します。
    この「選択リスト選択肢セット」に、画面で選択させる選択肢を設定します。

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    • 「リソース種別」で「選択リスト選択肢セット」を指定します。
    • 「API参照名」に選択肢リソースの名称を指定します。
    • 「オブジェクト」に選択肢として取得したい選択項目を持つオブジェクトを指定します。(今回はケースの状況(Status)項目の選択リストを取得します)
    • データ型を「選択リスト」とし、「項目」に取得したい選択リストの項目(Status)を指定します。
    • 「完了」を押します。
  • 選択肢に作成した選択肢リソースが設定されます。必要に応じて「デフォルト値」に初期値を設定します。

パターン3 :固定文言を配置する場合

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「表示テキスト」は画面に表示のみの文言を出力します。

  • 「コンポーネント」タブから「表示テキスト」を画面に追加します。
  • 右の詳細設定で、「API参照名」を指定します。
  • テキスト入力ボックスに表示する文言を入力します。「リソースを挿入」のボックスから、フローで使っているリソースを検索し、テキストボックスに追加できます。

※各種画面コンポーネントの設定はこちらの「提供されるフロー画面コンポーネント」Helpを参照ください

「画面」要素を使ったフローの例

画面で入力された内容をもとに、ケースを作成するフロー

新規フローから、「画面フロー」を選択し、「作成」を押します。

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「画面フロー」の下の「+」から画面を選択します。

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画面のフレームを設定します。画面のプロパティで以下を設定します。

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  • 表示ラベル、API参照名を指定
  • ヘッダーを表示のチェックを外す(非表示)
  • フッターの[次へ]ボタンまたは[完了]ボタンは、カスタム表示ラベルを使用を選択し、ボタンの表示ラベルに「作成する」を指定。[前へ]ボタン、[一時停止]ボタンは非表示とする。

画面にコンポーネントを配置します。コンポーネント別に以下を設定します。

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  • [テキスト]コンポーネント
    テキストコンポーネントを選択し、画面に配置し以下を設定

    • 表示ラベル:ケースの件名
    • API参照名:screen01_name_input
    • 必須:チェックあり
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  • [ルックアップ]コンポーネント(設定方法のパターン1を参考としてください)
    ルックアップコンポーネントを選択し、画面に配置し以下を設定

    • API参照名:screen01_Case_Account
    • オブジェクトAPI参照名:Case
    • 項目API参照名:AccountId
    • 表示ラベル:取引先
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  • [選択リスト]コンポーネント(設定方法のパターン2を参考としてください)
    選択リストコンポーネントを選択し、画面に配置し以下を設定

    • 表示ラベル:状況
    • API参照名:screen01_list_status
    • 必須:チェックあり
    • データ型:テキスト
    • ユーザが複数のオプションを選択できるようにする:いいえ
    • コンポーネントの種類:選択リスト
    • 選択肢:{!list_Case_Status} (選択リスト選択肢セットでCaseの状況項目の選択リストを取得)
      ※設定方法のパターン2を参照ください。

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  • [表示テキスト]コンポーネント(設定方法のパターン3を参考としてください)
    表示テキストコンポーネントを選択し、画面に配置し以下を設定

    • API参照名:print_Text
    • テキストの内容:この内容で{!$User.FirstName}_{!$User.LastName}さんのケースを作成します。
      ※{!$User.FirstName}_{!$User.LastName}でフローを実行している人のユーザ名・姓を表示します。

コンポーネントの設定後、画面を編集の「完了」を押します。

次に「入力画面」の下の「+」から、「レコードを作成」を選択します。

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「レコード作成を編集」画面で、作成するケースの内容を指定し、「完了」を押します。

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  • 表示ラベル、API参照名を指定します。
  • 作成するレコード数を「1」、レコード項目の設定方法を「個別のリソースおよびリテラル値を使用」を指定します。
  • オブジェクトにケースを指定し、各項目の値を指定します。
    この時、画面の入力コンポーネントのAPI参照名を指定することで、画面入力した値がセットされます。

    • 件名(Subject) :{!screen01_name_input}
    • 取引先(AccountId) :{!screen01_Case_Account.recordId} ※screen01_Case_AccountのレコードIDを指定
    • 状況(Status) :{!screen01_list_status}
    • 所有者(OwnerId) :Flowの実行者のIDを指定
      Flowの実行者はグローバル変数の$Userから取得できます({!$User.Id})

全体として以下のようなフローが完成しました。

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「保存」からフローを保存します。

「デバッグ」から、処理がエラーなく実行されるか確認を行います。※画面フローのデバッグは実際にレコードが作成されるためSandbox環境で実施をお勧めします。

「有効化」ボタンでフローの処理を有効化することができます。

有効化後、画面を配置したい場所やボタンに配置します。

参考事項

フロー要素: 画面 - ヘルプ

組織のユーザへのフローの配布- ヘルプ

フロー(自動化)

公開日: 2022.10.17

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