(2025年3月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
公開日: 2025.03.27
この記事で学べること
- Salesforce コア製品に関する重要な技術情報
- バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報
- セキュリティに関する重要なアップデート
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本記事は「Salesforce の運用に関するお知らせ」の 3 月号となります。
こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。
2025 年 3 月のトピックはこちらです。
本動画では、先月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。
最初は製品イノベーションです。
先月リリースされた Spring ’25 に関して 2 つの更新情報がありますのでご紹介します。
Release Site では Spring ’25 のリリース内容をサマリして公開しているのでご覧ください。
こちらでは、Spring ’25 の日本語版 Release Overview Deck やリリースノート斜め読みなどを公開しています。
3 月の下旬には新機能をご紹介するための動画も公開予定なので、本ページの更新をお待ちください。
関連リンク
- Salesforce Admins : Admin Release Countdown: Get Ready for Spring ’25
- サクセスナビ : バージョンアップに備えましょう、注目の新機能
- オンラインコミュニティ:Release Readiness Trailblazers
- Salesforce Sandbox プレビュー手順
- Spring ’25 Release Notes
- Release Overview Deck
- Feature Matrix
- Spring '25 Release Highlights
- Spring’25 Release Site

続いては Spring ’25 のリリースノート更新情報です。
今月は 2 月 17 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。

No.27 : Standard-Volume Platform Events’ Retirement Is Being Extended
プラットフォームイベントに関する情報です。
標準量プラットフォームイベントは廃止が予定されていますが、廃止時期が Summer ’27 へ延期となりました。
しかしながら、標準量プラットフォームイベントはすでにサポートが終了している機能なので、ご利用のお客様は大規模プラットフォームイベントへの移行をご検討ください。
No.28 : Enable Source Tracking for a Specific Developer or Developer Pro Sandbox
Sandbox のソース追跡機能に関する情報です。
Developer と Developer Pro Sandbox では、ソース追跡を有効にすることでメタデータの更新を追跡することができます。以前はソース追跡を有効にするためには、Sandbox を更新する必要がありましたが、Sandbox を更新せずにソース追跡が有効化できるようになりました。
No.29 : Expose External Services as Custom Agent Actions
Agentforce のカスタムエージェントアクションについてです。
エージェントアクションがサードパーティの API と連携するすることで、Agentforce が外部サービスと連携できるようになります。

No.30 : Monitor Real-time Conversations Between Agentforce Service Agents and Customers (Release Update)
Agentforce Service Agent に関する情報です。
Agentforce Service Agent と顧客の間の会話をスーパーバイザが監視することができるようになりました。
No.31 : Flag Supervisors to Help with Agentforce Service Agent Conversations
こちらも Agentforce Service Agent に関する情報です。
Service Agent が対応中の会話において、注意が必要なものはフラグを立てることができるようになりました。これにより、会話を監視中のスーパーバイザは多数の会話の中から注視するべき会話を特定できるようになります。
No.32 : Manage Your Workforce More Efficiently with Agentforce
こちらはオムニチャネルに関する情報です。
スーパーバイザは Agentforce (Default) とチャットすることで、オムニチャネルユーザに割り当てられたキューやスキルを管理できるようになりました。
No.33 : Verify Your Return Email Address for Sender Verification (Release Update)
メールアドレス検証に関する情報です。
「私のメール設定」で指定されているメールアドレスが未検証であった場合、Spring ’25 以降はメールが送信できない動作となっています。メールアドレスの検証状況を確認する方法がリリースノートに記載されているのでご確認ください。
No.34 : Some Salesforce Optimizer Reports Have Been Removed
組織の設定状況を分析することができる Optimizer に関する情報です。
Optimizer が分析する項目について、利用頻度が少ない一部の項目は、今後 Optimzer に表示されなくなります。
No.35 : Send Formatted Responses to Customers with Markdown in Messaging for In-App and Web
Markdown Supported for Agentforce Service Agent in Messaging for In-App and Web
どちらも関連する情報で、アプリ内および Web のメッセージング と Agentforce Service Agent において、マークダウンがサポートされるようになったことをお知らせしています。
No.36 : Monitor Platform Login and Dev Credits in Near Real-Time with Digital Wallet
Digital Wallet に関する情報です。
Digital Wallet を使用して、プラットフォームログインの状況を確認することができるようになりました。

No.37 : Create and Test Agents by Using Agentforce DX (Beta)
Agentforce に関する情報です。
Agentforce DX を利用することで、Salesforce DX プロジェクトで Agent の作成やテストができるようになりました。
No.38 : Package Agent Actions, Agent Topics, and Prompt Templates in Second- and First-Generation Managed Packages
こちらも Agentforce に関する情報です。
Agentforce を構成するトピック/アクション/プロンプトテンプレートをパッケージに含め、他の組織に移行することができるようになります。
No.39 : Explore Agentforce and Data Cloud in the New Developer Edition
Developer Edition 組織に関する情報です。
Agentforce と Data Cloud が Developer Edition 組織でも利用できるようになりました!素晴らしいですね!
今注目されている Agentforce と Data Cloud を是非評価してみてください。
No.40 : Work More Efficiently in Experience Builder with Usability Updates
Experience Cloud に関する情報です。
Spring ’25 以降に作成された LWR サイトでは Salesforce Sans フォントが利用できなくなりました。
No.41 : Blocked Redirection Logging Is Throttled
リダイレクトログに関する情報です。
Salesforce ではパフォーマンス維持を目的として、大量のイベントが発生する場合、そのイベントの発生を抑制することがあります。この動作により、大量のリダイレクトログが記録されるようなイベントが発生した場合、そのイベントが抑制されるので、一部のログが生成されない可能性があります。
以上が、2 月 17 日以降のリリースノート更新情報からの一部抜粋となります。
すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。

続いて、インフラ強化です。

こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報です。
現在計画されているインスタンスリフレッシュの予定をスライドに記載しています。
主に海外のお客様にてご利用いただいているインスタンスがメインですが、本スライドに記載されている日程にて本番組織、Sandbox 組織ともにインスタンスリフレッシュが計画されています。
お手元に Trust サイトからメンテナンスの通知が届いているお客様は事前のご準備をお願いいたします。インスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにて解説動画をご視聴いただけますので、該当するお客様は内容を是非ご確認ください。
関連リンク

続いて、システムメンテナンスです。

「優先システムメンテナンススケジュール」のナレッジが更新され、日本のインスタンスが最新化されています。
システムメンテナンスやリリースメンテナンスは優先システムメンテナンススケジュールの時間枠内に実施されます。
お客様の Salesforce 組織のメンテナンス作業(ソフトウェアのアップグレード、インテグレーションの変更など)は、お客様のインスタンスが対象となる Salesforce の優先システムメンテナンス実施時間以外にスケジュールしていただきますようお願いします。
関連リンク

続いてリリース更新です。

Summer ’25 で強制適用予定のリリース更新のなかで、影響範囲が広いものについて取り上げます。
Sandbox でのセキュアなロール動作の実現と共有グループの参照の更新
この更新を有効にすると、デジタルエクスペリエンスを有効にする前にロール & 下位ロールで使用できるデフォルトの共有グループは、[ロール & 下位ロール] の代わりに [ロール & 内部下位ロール] として表示されるようになります。
API 参照名も変わりますので、変更前のグループ名を参照するコードやカスタマイズがある場合には更新をしてください。詳細は、「Prepare for Changes to “Role and Subordinates” Group (roleAndSubordinates)」のナレッジをご確認ください。
Classic Knowledge データ モデルは、Summer ’25 以降使用できなくなるため、その前に Lightning Knowledge 移行ツールを実行してLightning Knowledge にアップグレードする必要があります。
Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止
Salesforce Platform API のバージョン 21.0 から 30.0 は、Summer ’25 で廃止されるため、すべてのアプリケーションを現在の API バージョンで機能するように修正または更新してください。
最新の CSP ディレクティブに応じて信頼済み URL を更新
この更新を有効にすると、クロスサイトスクリプティング (XSS)や他のコードインジェクション攻撃を防止するために、Lightning ページに配信済みのコンテンツセキュリティポリシー (CSP)ディレクティブが更新されます。その影響で、外部でホストされているフォントや画像が読み込まれなくなったり、Lightning ページ上の iframe で外部 Web サイトが読み込まれなくなることがあります。これらの必須ディレクティブを採用するため、影響を確認し、信頼済み URL を更新してください。
関連リンク

続いて、その他の更新です。

まずは「Classic Knowledge データモデルの廃止」についてです。
今年の 6 月にリリースされる Summer ’25 で、Classic Knowledge データモデルは廃止となり、「記事タイプ」を使用したナレッジの管理ができなくなります。
現在も Classic Knowledge データモデル(記事タイプ)をご利用のお客様は Summer ’25 までに Lightning Knowledge 移行ツールをご利用いただき、Lightning Knowledge データモデルへの移行をご計画ください。
また、リソースに関しては、サクセスナビ や Trailhead もございます。是非ご活用ください。
関連リンク
- Lightning Knowledge 移行ツールの実行
- 移行の計画と Sandbox テスト
- Lightning Knowledge 移行ツールの FAQ
- Lightning Knowledge 移行ツールを有効にするための要件
- Lightning Knowledge 移行後のチェックリスト
- Classic ナレッジデータモデルの廃止
- Lightning Knowledge への移行

続いて、拡張ドメインに関する情報です。
現在は拡張ドメイン適用前の URL にアクセスしたとき、新しい URL にリダイレクトされる動作になっていますが、そのリダイレクトが停止する予定がありますので、こちらでロードマップをご紹介します。
Spring ’25 のリリースでは、リダイレクトが停止しないようにするためのオプトアウトの設定が組織に追加されました。その設定を活用してリダイレクト停止をオプトアウトしてない場合は、Summer ’25 と Winter ’26 のリリースにてリダイレクトが停止します。ただ、それによって業務に影響がありそうな場合には管理者様はリダイレクトを有効化することができます。
そして、Spring ’26 のリリースではリダイレクトが完全に停止して、リダイレクトは有効化することはできなくなります。そのため管理者様におかれましては、本件に関する参考情報をご確認いただき、リダイレクト停止に向けたご準備をお願いいたします。
関連リンク

続いて、機能の廃止です。

こちらでは、1点更新があります。
「JDK ロケール形式の廃止」の終了時期 について変更があります。
このリリース更新は、JDK ( Oracle の Java Development Kit )ロケール形式から ICU ( International Components for Unicode )ロケール形式への置き換えが適用されるという内容となりますが、適用時期を延期するオプションがあり、延期をした場合は Summer ‘25 で適用となります。
まだ適用されていない組織は、適用前に 45.0 以前の API バージョンを使用している Apex クラスや Apexトリガ、Visualforce ページ がないか、ご確認ならびにご対応をお願い致します。
関連リンク
- JDK ロケール形式の廃止
- Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止
- メンテナンス計画の頻度種別項目の廃止
- ワークフロールール & プロセスビルダーのサポートの廃止
- チャットおよび Live Agent の廃止
- Salesforce for Outlook の廃止
- Elevate の廃止

こちらは、「Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止」についてになります。
こちらについては更新情報はありませんが、重要な情報のためご紹介させていただきます。
Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止が、Summer ’25 (今年の 6 月)に予定されています。
API の更新作業は、Salesforce 以外のシステムでの作業が必要となります。そして対応に時間がかかることが想定されます。
対象のお客様には Salesforce からメール通知も行われており、リリースノートや公開ナレッジでも関連情報を公開していますので、内容をご確認のうえ早めのご対応をお願い致します。
関連リンク
- Salesforce Platform API Versions 21.0 Through 30.0 Retirement (Release Update)
- イベントログファイルブラウザー
- EventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別
- Apex クラス
- Apex トリガ
- Visualforce ページ
- フロー
- プロセスビルダー
- カスタムボタン
- S コントロール
- Salesforce B2B Commerce for Visualforce
- Apex REST
- SOAP Web Services

続いて、従来のチャットと Live Agent の廃止です。
従来のチャット、Live Agent は 2026 年 2 月 14 日に廃止され、それ以降は機能をご利用いただくことはできません。
それに伴い標準ボットもご利用いただけなくなります。そのため、早めに後継機能であるアプリ内および Web のメッセージングや拡張ボットへの移行計画を立てていただくことを推奨致します。
関連リンク
- リリースノート : Legacy Chat Is Being Retired
- ナレッジ : チャットおよび Live Agent の廃止
- サクセスナビ : チャットおよび Live Agent の廃止

最後に、その他の情報です。

Hyperforce への移行に関する情報です。
Hyperforce は AWS 上に構築された新しいインフラです。お客様の組織は Salesforce のデータセンター、もしくは Hyperforce のいずれかで稼働しています。
数年前から Salesforce では、新しいインフラである Hyperforce へお客様の組織を順次移行しています。Hyperforce への移行に関するメールを受け取られた場合には、事前準備が必要になる場合があります。そのため、Salesforce からメールを受信された場合は、内容のご確認をお願いいたします。
また、お客様がスムーズに移行いただけるように、Salesforce では Hyperforce アシスタントという機能を用意していますので、ぜひご確認をお願いします。
関連リンク
- ハードコード化された参照の更新
- Hyperforce の IP 許可リスト登録の望ましい代替案
- Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する
- Hyperforceアシスタント

続いて、サクセスナビに追加された Agentforce 特設ページのご紹介です。
今注目されている Agentforce のコンテンツやリソースをまとめたページになります。
Agentforce に関する更新情報を随時掲載しており、直近では、全てのお客様を対象とした Agentforce のハンズオンワークショップ の内容が追加され、お申し込みも行えるようになっています。
是非こちらのページをブックマークしておいていただければと思います。

本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。
いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。

3 月度のアップデートは以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
公開日: 2025.03.27
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