(2025年4月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
公開日: 2025.04.30
この記事で学べること
- Salesforce コア製品に関する重要な技術情報
- バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要な IP アドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報
- セキュリティに関する重要なアップデート
動画で更新内容を学ぶ
全ての資料をダウンロードして学ぶ
記事で更新内容を学ぶ
本記事は「Salesforce の運用に関するお知らせ」の 4 月号となります。
こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。
2025 年 4 月のトピックはこちらです。
本記事では、先月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。
最初は製品イノベーションです。
まずは、Spring '25 に関する更新情報です。
サクセスナビにある「注目の新機能」ページについてで、こちらでは Spring '25 の日本語版 Release Overview Deck やリリースノート斜め読みなどを公開していますが、その特設ページに各製品のおすすめの新機能に関する動画や資料が追加されました。是非ご確認ください。
関連リンク
- Salesforce Admins : Admin Release Countdown: Get Ready for Spring ’25
- サクセスナビ : バージョンアップに備えましょう、注目の新機能
- オンラインコミュニティ:Release Readiness Trailblazers
- Spring ’25 Release Notes
- Release Overview Deck
- Feature Matrix
- Spring '25 Release Highlights
- Spring ’25 Release Site
続いて、次期バージョンである Summer ’25 に関する情報です。
Salesforce Admin ブログで、GetReady for Summer ‘25 の記事が公開され全体のスケジュールを確認することができるようになっています。
4/17はプレリリースサイトが公開され、4/23 には英語版のリリースノートが公開となります。
Sandbox プレビューに参加する場合は、日本時間 5/9 10 時がプレビュー参加期限となりますので、余裕をもって Sandbox のリフレッシュをお願いします。
そして、日本時間 5/10 からSandobox プレビューが開始予定となっております。
主に日本のお客様がご利用頂いているインスタンスでは 6/15 に Summer ‘25 がリリース予定です。
スケジュールやそれぞれの詳細については、Salesforce Admin ブログに公開されていますので、Summer ’25 のリリースに向けて是非ご確認ください。
関連リンク
- Salesforce Admins : Admin Release Countdown: Get Ready for Spring ’25
- サクセスナビ : バージョンアップに備えましょう
- オンラインコミュニティ:Release Readiness Trailblazers
- Salesforce Sandbox プレビュー手順
続いては Spring '25 のリリースノート更新情報です。今月は 3 月 17 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。
項番 42 : Previous Release Notes
これまでのリリースノートに関する情報です。
これまで公開したリリースノートの情報をリスト化、各リリースノートの PDF のリンクが追加されました。
項番 43 : Control Orchestration Error Handling by Using Fault Paths
フローに関する情報です。
フローオーケストレーションで障害パスを使用して、オーケストレーションでエラーが発生した場合の動作を定義できるようになった旨、リリースノートに追加されました。
項番 44 : Evaluate Criteria Based on Original Record Values in Process Builder (Release Update)
こちらもフローに関する情報です。
複数の条件とレコード更新を含むプロセスの場合、項目の元の値が null であっても、プロセスを開始した項目の元の値が評価されるようになるという内容で強制適用される予定でしたが、強制適用されなくなった旨、リリースノートに追加されました。
項番 45 : Updated the Hourly Send Limits for Single Emails
メールの送信数の制限に関する情報です。
1 時間あたりのメール送信制限に、ケース画面のメールアクションを使用して送信されたメールも含まれるようになり、各ユーザーは 1 時間あたり最大 250 人の外部受信者にメールを送信できるようになりました。
項番 46 : Verify SAML Integrations (Release Update)
「SAML インテグレーションを検証」のリリース更新に関する情報です。
本リリース更新のテストのタイムラインについて記載されました。
Salesforce では、定期的なメンテナンスの一環として、SAML フレームワークをアップグレードしています。リリース更新を適用すると、シングルサインオンやシングルログアウトなど、SAML を使用するインテグレーションに影響を与える可能性があります。
本リリース更新は、Summer '25 で適用されます。
サービス中断の可能性を回避するため、SAML インテグレーションを利用中のお客様は、Summer '25 の Sandbox が利用可能になり次第、テストの実施を推奨します。
Sandbox が利用可能となってから、本番組織が Summer '25 にアップグレードされる期間は、約 6 週間となりますので、期間内にテストが行えるよう、ご計画ください。
項番 47 : Let Agentforce Service Agent Take Actions with User Context in Messaging for Web
Agentforce Service Agent に関する情報です。
認証情報ベースのユーザー認証により、Salesforce サイトの Messaging for Web セッションの AI エージェントは、ユーザーのコンテキストに基づいて、注文の検索やキャンセルなどのアクションを実行できるようになりました。
項番 48 から項番 53 は、 Agentforce Service Assistant に関する情報になります。
項番 48 : Service Planner is now Service Assistant
項番 49 : Get Case Resolution Assistance at the Click of a Button (Generally Available)
こちらは名称変更に関する内容です。
サービス担当者向けの AI エージェントである Service Planner の名称が Agentforce Service Assistant に変更になりました。
Agentforce Service Assistant は、ケースレコードページに表示される Lightning Web コンポーネント形式の AI エージェントで、サービス担当者がケースの解決方法を決定するために生成 AI を使用してケースの概要をまとめ、ケース解決のための推奨手順のリストを作成できます。
項番 50 : Ground Service Assistant in Your Knowledge Base
Agentforce データライブラリを使用して Service Assistant をナレッジベースに統合し、サービスプランの精度と関連性を高めることができるようになりました。
項番 51 : Redraft Service Plans to Include New Case Information
新しいケース情報がある場合に Service Assistant のコンポーネントから サービスプランを再作成でき、プランを最新の状態にできるようになりました。
項番 52 : Provide Service Plan Email Updates to Customers
サービスプランが設定されているケースの場合に「 Draft Service Plan Email 」のクイックアクションを使用して、顧客にメールで最新情報を通知できるようになりました。
項番 53 : Monitor Service Plan Performance with Service Insights
Service Insights を使用してサービスプランの指標を確認できるサービスアシスタントダッシュボードを作成できるようになりました。
項番 54 : Tackle More Use Cases with Expanded Custom Action Support
Agentforce Extension Pack に関する情報です。
ベータ版の MuleSoft for Agentforce Extension Pack の新機能に関する詳細情報がリリースノートに追加されました。
項番 55 : Use Multi-Factor Authentication for Password Reset
多要素認証を使用したパスワードリセットに関する情報です。
多要素認証を使ったパスワードリセットですが、2025 年 2 月から段階的に適用されていますが、3 月 31 日に完了したとして、リリースノートが更新されました。
項番 56 : Customize the Size of Your Customer-Facing Chat Window
顧客向けチャットウィンドウに関する情報です。
メッセージングのチャットウィンドウサイズをカスタマイズできるのは、「アプリ内およびウェブのメッセージング」から「ウェブのメッセージング」に変更されました。
項番 57 : Reach Out to All Kinds of Customers with Agentforce SDR
項番 58 : Scale Your Sales Funnel with Agentforce SDR
どちらも Agentforce SDR に関する情報です。
リードに加えて、取引先責任者と個人取引先の SDR サポートについて、リリースノートに反映されました。
項番 59 : Engage with Prospects in More Languages with Agentforce SDR
こちらも Agentforce SDR に関する情報です。
SDR サポートについて、日本語での利用が可能となりました。
項番 60 : Test Agentforce SDR Email Generation in Agent Builder
こちらも Agentforce SDR に関する情報です。
Agent Builder のプレビューパネルでの SDR メール生成のテストに関するリリースノートが追加されました。
項番 61 : Azure OpenAI GPT 4 Turbo Shutdown Date Approaching
こちらはプロンプトビルダー等で利用する LLM に関する情報です。
Azure OpenAI GPT 4 Turbo が、2025 年 5 月 1 日に提供終了となります。それに伴い、Azure OpenAI GPT 4 Turbo へのリクエストは Azure Open AI GPT 4 Omni にリダイレクトされる旨がリリースノートに追加されました。
項番 62 : Answer Employee Questions from Agentforce in Lightning Experience
Agentforce に関する情報です。
Salesforce ドキュメントで質問に回答するアクションが、Agentforce の従業員の種別のエージェントに追加可能になりました。
項番 63 : Update Your Trusted URLs for the Latest CSP Directives (Release Update)
最新のコンテンツセキュリティポリシー ディレクティブに対応した信頼済み URL の更新についての情報です。こちらのリリース更新はキャンセルとなりました。しかし、セキュリティ保持の為に、設定で「信頼済み URL とブラウザポリシー違反」リストを確認し、セッションの設定で「更新済みの CSP ディレクティブを採用」を有効にすることをお勧めします。
項番 64 : Streamline Your Software Testing Lifecycle with DevOps Testing (Generally Available)
新しい製品である DevOps テストについてです。
DevOps テストは、AI を活用したテストと品質保証機能を DevOps センターに提供し、DevOps の効率化と品質向上を実現します。
以上が、3 月 17 日以降のリリースノート更新情報からの一部抜粋となります。
すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。
続いて、インフラ強化です。
こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報です。
3 月 16 日、4 月 6 日、4 月 20 日のインスタンスリフレッシュは実施ずみとなります。
また、その他現在計画されているインスタンスリフレッシュの予定をスライドに記載しています。
主に海外のお客様にてご利用いただいているインスタンスがメインですが、
本スライドに記載されている日程にて本番組織、Sandbox 組織ともにインスタンスリフレッシュが計画されています。
お手元にTrustサイトからメンテナンスの通知が届いているお客様は事前のご準備をお願いいたします。また、インスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにて解説動画をご視聴いただけますので、該当するお客様は内容を是非ご確認ください。
関連リンク
続いて Summer '25 で適用される予定のリリース更新です
Summer ’25 で適用予定のリリース更新に 1 点更新がございます。
「プロセスビルダーで元のレコード値に基づく条件を評価」のリリース更新の強制適用はなくなりました。プロセスビルダーは今年末でサポートを終了する予定のため、早めにフローへの移行計画を立てていただくことを推奨します。
続いて、その他の更新です。
まずは「Classic Knowledge データモデルの廃止」についてです。
今年の 6 月 1日から Summer ’25の間に、 Classic Knowledge データモデルは段階的に廃止となり、「記事タイプ」を使用したナレッジの管理ができなくなります。
現在も「記事タイプ」をご利用のお客様は 、早めに Lightning Knowledge 移行ツールをご利用いただき、Lightning Knowledge データモデルへの移行をご計画ください。
また、リソースに関しては、当社ヘルプサイトやサクセスナビ、Trailhead もございます。
是非ご活用ください。
関連リンク
- Lightning Knowledge 移行ツールの実行
- 移行の計画と Sandbox テスト
- Lightning Knowledge 移行ツールの FAQ
- Lightning Knowledge 移行ツールを有効にするための要件
- Lightning Knowledge 移行後のチェックリスト
- Classic ナレッジデータモデルの廃止
- Lightning Knowledge への移行
続いて、拡張ドメインに関する情報です。
現在は拡張ドメイン適用前の URL にアクセスした際、新しい URL にリダイレクトされる動作になっていますが、そのリダイレクトが停止する予定がありますので、こちらでロードマップをご紹介します。
現在のリリースである Spring '25 で、リダイレクトが停止しないようにするためのオプトアウトの設定が組織に追加されました。その設定を ON にしていない場合は、Summer '25 と Winter '26 のリリースにてリダイレクトが停止する予定です。しかし、この段階では、リダイレクト停止が業務に影響を及ぼす可能性がある場合、管理者様はリダイレクトを有効化することができます。
そして、Spring '26 のリリースではリダイレクトは完全に停止して、管理者様であっても、リダイレクトを有効化することはできません。
そのため管理者様におかれましては、本件に関する参考情報をご確認いただき、リダイレクト停止に向けたご準備をお願いいたします。
関連リンク
続いて、機能の廃止についてです。
Field Service の機能になりますが、「メンテナンス計画の頻度種別項目の廃止」の予定がキャンセルになりました。そのため、現在メンテナンス計画の [頻度] 項目と [頻度種別] 項目をご利用中のお客様は、2025 年 10 月以降も引き続きそれらの項目をご利用いただけます。
一方で、後継機能のメンテナンス作業ルールの使用が推奨されていますので、可能であれば、メンテナンス作業ルールへの移行をご検討いただけますと幸いです。
こちらもField Serviceの機能になります。
Click Field Service Edge をご利用中の場合、現行契約終了後は Click Field Service Edge をご利用いただくことはできません。Salesforce Field Service への移行のご検討をお願いします。
こちらについて、更新情報はありませんが、重要な情報のためご紹介させていただきます。
Salesforce Platform API バージョン 21 ~ 30 の廃止が、Summer '25、今年の 6 月に予定されています。APIの更新作業は、Salesforce以外のシステムでの作業が必要となります。
そして対応に時間がかかることが想定されます。対象のお客様にはSalesforceからメール通知も行われており、リリースノートや公開ナレッジでも関連情報を公開していますので、内容をご確認のうえ早めのご対応をお願い致します。
関連リンク
- Salesforce Platform API Versions 21.0 Through 30.0 Retirement (Release Update)
- イベントログファイルブラウザー
- EventLogFile オブジェクトの API Total Usage イベント種別
- Apex クラス
- Apex トリガ
- Visualforce ページ
- フロー
- プロセスビルダー
- カスタムボタン
- S コントロール
- Salesforce B2B Commerce for Visualforce
- Apex REST
- SOAP Web Services
続いて、従来のチャットと Live Agent の廃止です。
こちらも更新情報はありませんが、重要な情報のため改めてのご紹介です。
従来のチャット、Live Agent は 2026 年 2 月 14 日に廃止され、それ以降は機能をご利用いただくことはできません。
それに伴い、標準ボットもご利用いただけなくなります。そのため、早めに後継機能であるアプリ内および Web のメッセージングや拡張ボットへの移行計画を立てていただくことを推奨致します。
関連リンク
- リリースノート : Legacy Chat Is Being Retired
- ナレッジ : チャットおよび Live Agent の廃止
- サクセスナビ : チャットおよび Live Agent の廃止
最後に、その他の情報です。
まずは Hyperforce への移行についてです。
Hyperforce は AWS 上に構築された新しいインフラです。
お客様の組織は Salesforce のデータセンター、もしくは Hyperforce のいずれかで稼働しています。
数年前から Salesforce では、新しいインフラである Hyperforce へお客様の組織を順次移行しています。
Hyperforce への移行に関するメールを受け取られた場合には、事前準備が必要になる場合があります。そのため、Salesforce からメールを受信された場合は、内容のご確認をお願いいたします。
また、お客様がスムーズに移行いただけるように、Salesforce では Hyperforce アシスタントという機能を用意していますので、ぜひご確認をお願いします。
関連リンク
- ハードコード化された参照の更新
- Hyperforce の IP 許可リスト登録の望ましい代替案
- Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する
- Hyperforce アシスタント
本動画や資料に関するアンケートがございますので、ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。
4 月度のアップデートは以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
公開日: 2025.04.30
この情報は役に立ちましたか?
ご意見お待ちしております。
フィードバックありがとうございます。
より役に立つために
役に立たなかった一番の理由を教えてください。

























