(2025年5月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
公開日: 2025.05.26
この記事で学べること
- Salesforce コア製品に関する重要な技術情報
- バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要な IP アドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報
- セキュリティに関する重要なアップデート
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本記事は「Salesforce の運用に関するお知らせ」の 5 月号となります。
こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。
2025 年 5 月のトピックはこちらです。
本記事では、先月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。
最初は製品イノベーションです。
Summer ‘25 のリリーススケジュールに関する情報です。
英語のリリースノートが公開され、日本時間 5月10日 から Sandbox プレビューが開始されています。
その他、Trailhead、Release Overview Deck なども公開されておりますので、関連リンクよりご確認ください。
サクセスナビでは、バージョンアップに備えるための情報もご用意しておりますので、是非ご参照いただき、6月15日の Summer ‘25 のリリースに向けてご準備を進めていただければと思います。
関連リンク
- Salesforce Admins : Admin Release Countdown: Get Ready for Summer ’25
- サクセスナビ : バージョンアップに備えましょう
- オンラインコミュニティ:Release Readiness Trailblazers
- Salesforce Sandbox プレビュー手順
- Summer ’25 Release Notes
- Summer '25 Release Highlights
- Release Overview Deck
- Feature Matrix
- Release in a Box
続いては Spring '25 のリリースノート更新情報です。今月は 4 月 28 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。
項番 65 : Enforce Permission Requirements Defined on Built-In Apex Classes Used as Inputs (Release Update)
リリース更新の適用時期変更に関する情報です。
Apex アクションの入力として使用される組み込み Apex クラスに権限要件を適用できるようになる内容のリリース更新ですが、適用時期が Winter ‘26 から Summmer ‘26 に延期されました。
項番 66 〜 68 は、Agentforce に関する情報です。
項番 66 : Add link to changed topic here
顧客からの予約リクエストに対応可能な Agentforce for Scheduler についてリリースノートに追加されました。
項番 67 : Batch Test SDR Scenarios with Agent Builder Testing Center
Agentforce SDR で Agentforce テストセンターを使用し、複数のリードレコードに対して一度にメールシナリオをテストできるようになる旨、リリースノートに追加されました。
項番 68 : See Your SDR Agent’s Work at a Glance
Agentforce SDR で コントロールセンターを使用することで、SDR エージェントのリードへのアプローチ状況を追跡し、モニタリングできるようになる旨、リリースノートに追加されました。
続いて、Summer '25 のリリースノート更新情報です。
2025 年 4 月 22 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。
新しい設定ドメインに関する情報です。
リリースノートの「時期」セクションに、ロールアウトのスケジュールの変更が反映されました。新しい設定ドメインに関する変更は、Spring'24から段階的にお客様組織に適用しており、本番以外の環境についてはSummer'25のリリースで変更が適用されます。本番組織については、Winter'26から段階的な適用が開始されます。
項番2:Migrate Lightning Web Components Projects to ESLint v9 Before Spring ’26
Javascript の静的検証ツールであるES Lint に関する情報です。
Lightning Web Components で、ES Lint の最新バージョンである v9 のサポートが開始された旨、リリースノートに追加されました。
Winter ‘26 で Lightning Web Components での ES Lint v8 のサポートが終了予定のため、ES Lint をご利用されている場合は、Spring ‘26 までに v9 へのアップグレードをお勧めします。
項番3:Create an External Client App by Using Agentforce
Agentforce for Setup のアクションにおける権限についての情報です。
[外部クライアントアプリの作成]アクションを使用できるユーザーに関する要件が変更され、
[Agentforceのデフォルトエージェントを使用] ユーザー権限を持つユーザーが使用できる旨、リリースノートに追加されました。
項番4:Other Salesforce Products and Services
カスタマーサクセスグループに関する情報です。
カスタマーサクセススコアについての情報が追加されました。
項番5:Create a Flow Approval Process with an Action
項番5から7はフローに関する情報です。
「フロー承認プロセスを作成」アクションを利用して、画面フローによって自動起動フロー承認プロセスのドラフトを作成できることがリリースノートに追加されました。
項番6:Run a Flow Approval Process from a Flow
非同期パスをサポートするフローから「承認をリクエスト」アクションを呼びだせることがリリースノートに明記されました。
項番7:Complete Approval Work Items in the Work Guide as a Delegate
フローに関する情報です。
フローオーケストレーション作業ガイドにおいて、承認作業項目を完了することがフロー承認プロセスの承認ステップに関連した画面フローを実行する唯一の方法、ということがリリースノートに追加されました。
項番8:Leverage Email Data with Sync Email as Salesforce Activity
Einstein 活動キャプチャに関する情報です。
メールを活動と同期する機能のリリース予定が記載された時期セクションが追加され、2025 年 6 月中旬リリース予定ということがリリースノートに追記されました。
項番9:Log all Tracked Emails in Email Integrations
Mail インテグレーションに関する情報です。
メールのログ記録と追跡機能についての新機能およびEinstein活動キャプチャでの動作についてリリースノートに明記されました。
項番10:See Your SDR Agent’s Work at a Glance
こちらも Agentforce SDR に関する情報です。
Agentforce SDR の状況をモニタリングできる Agent コントロールセンターに関するリリースノートが追加されました。
項番11:Agent Action: Check Availability for Routing
Agentforce Service Agentのアクションに関する情報です。
作業項目がAgentforce Service Agentから担当者にエスカレーションされた際に、担当者の空き状況を確認する為の「ルーティング先の空き状況を確認する」アクションについてのリリースノートが追加されました。
項番12:Deliver Voicemails More Reliably with Modified Contact Flows
Voicemailに関する情報です。
「コンタクトフローの修正によりVoicemailをより確実に配信」についてのリリースノートへSalesforce Developer Guideへのリンクが追加され、説明が更新されました。
以上が、4 月 22 日以降のリリースノート更新情報からの一部抜粋となります。
すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。
続いて、インフラ強化です。
こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報です。
5 月 18 日のインスタンスリフレッシュは実施済みです。
現時点で計画されているインスタンスリフレッシュの予定はございません。
関連リンク
続いて Summer '25 で適用される予定のリリース更新です。
2 点追加がございます。
1点目:LinkedIn からリードを取り込む設定の確認および更新
LinkedIn リードフォームから Salesforce にリードを同期している場合は、Summer '25 までに、LinkedIn アカウントを手動で切断し、再接続する必要があります。
再接続しなかった場合、LinkedIn が従来の Ads Lead Sync(広告リード同期)API を廃止したときにリードが同期されなくなりますので、早めのご対応をお願いします。
2点目:レガシーホスト名への参照を更新
こちらは拡張ドメインに関するリリース更新です。
内容は、この後のセクションでご説明します。
続いて、その他の更新です。
まずは、拡張ドメインに関する情報です。
現在は、拡張ドメイン適用前の URL にアクセスした際、新しい URL にリダイレクトされる動作になっていますが、そのリダイレクトが停止する予定がありますので、こちらでロードマップをご紹介します。
現在のリリースである Spring '25 で、リダイレクトが停止しないようにするためのオプトアウトの設定が組織に追加されました。その設定を ON にしていない場合は、Summer '25 と Winter '26 のリリースにてリダイレクトが停止する予定です。しかし、この段階では、リダイレクト停止が業務に影響を及ぼす可能性がある場合、管理者様はリダイレクトを有効化することができます。
そして、Spring '26 のリリースではリダイレクトは完全に停止して、管理者様であっても、リダイレクトを有効化することはできません。
そのため管理者様におかれましては、本件に関する参考情報をご確認いただき、リダイレクト停止に向けたご準備をお願いいたします。
関連リンク
続いて「Classic Knowledge データモデルの廃止」についてです。
今年の 6 月にリリースされる Summer ’25 で、Classic Knowledge データモデルは廃止となり、「記事タイプ」を使用したナレッジの管理ができなくなります。
現在も「記事タイプ」をご利用のお客様は Summer ’25 までに Lightning Knowledge 移行ツールをご利用いただき、Lightning Knowledge データモデルへの移行をご計画ください。
また、リソースに関しては、当社ヘルプサイトやサクセスナビ、Trailhead もございます。
是非ご活用ください。
関連リンク
- Lightning Knowledge 移行ツールの実行
- 移行の計画と Sandbox テスト
- Lightning Knowledge 移行ツールの FAQ
- Lightning Knowledge 移行ツールを有効にするための要件
- Lightning Knowledge 移行後のチェックリスト
- Classic ナレッジデータモデルの廃止
- Lightning Knowledge への移行
続いて、「フローへの移行に関する情報」です。
ワークフロールールとプロセスビルダーは、2025 年 12 月 31 日でサポートを終了する予定のため、フローへ移行いただく必要がございます。
移行の準備にお役立ていただける Trailhead のプロジェクトがございますので、英語版となりますが、ぜひ参考にしてください。
関連リンク
- ワークフロールール & プロセスビルダーのサポートの廃止
- ヘルプドキュメント:Flow Builder 学習マップへの切り替え
- サクセスナビ:フローへの移行
- サクセスナビ:開発・実装ガイドライン(レコードトリガ自動化)
- Trailhead:Migrate Workflows and Processes to Flows
続いて、機能の廃止についてです。
1 点変更がございます。
JDK ロケール形式は今年の 6 月に廃止予定でしたが、来年の 6 月に変更されています。
関連リンク
続いて、今年の 6 月で廃止される Salesforce Platform API バージョン 21 ~ 30 についてです。
API の更新作業は、Salesforce 以外のシステムでの作業が必要となります。
そして対応に時間がかかることが想定されます。対象のお客様には Salesforce からメール通知も行われており、リリースノートや公開ナレッジでも関連情報を公開していますので、内容をご確認のうえ早めのご対応をお願い致します。
関連リンク
- Salesforce Platform API Versions 21.0 Through 30.0 Retirement (Release Update)
- イベントログファイルブラウザー
- EventLogFile オブジェクトの API Total Usage イベント種別
- Apex クラス
- Apex トリガ
- Visualforce ページ
- フロー
- プロセスビルダー
- カスタムボタン
- S コントロール
- Salesforce B2B Commerce for Visualforce
- Apex REST
- SOAP Web Services
最後に、その他の情報です。
まずは Hyperforce への移行についてです。
Hyperforce は AWS 上に構築された新しいインフラです。
お客様の組織は Salesforce のデータセンター、もしくは Hyperforce のいずれかで稼働しています。
数年前から Salesforce では、新しいインフラである Hyperforce へお客様の組織を順次移行しています。
Hyperforce への移行に関するメールを受け取られた場合には、事前準備が必要になる場合があります。そのため、Salesforce からメールを受信された場合は、内容のご確認をお願いいたします。
また、お客様がスムーズに移行いただけるように、Salesforce では Hyperforce アシスタントという機能を用意していますので、ぜひご確認をお願いします。
関連リンク
- ハードコード化された参照の更新
- Hyperforce の IP 許可リスト登録の望ましい代替案
- Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する
- Hyperforce アシスタント
続いて、Agentforce の活用リソースについてです。
サクセスナビに掲載されている Agentforce 特設ページに、Agentforce のハンズオンワークショップとエキスパートコーチングの内容が追加されました。
Agentforce にご興味をお持ちのお客様はぜひチェックしてみてください。
本動画や資料に関するアンケートがございますので、ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。
5 月度のアップデートは以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
公開日: 2025.05.26
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