マイルストンとイネーブルメント基準の作成

イネーブルメントプログラムの作成

Sales Programを学ぶ

公開日: 2023.04.06

Share:

2024年2月から製品名がSales Programに変更されました。

この記事で学べること

  • マイルストンとイネーブルメント基準の作成方法

マイルストン概要

マイルストンではKPI/KSFに対応するSalesforce内のオブジェクトレコードの作成状況をトラッキング可能です。オブジェクトリレーションに基づき基準を使って以下のような様々な目標を設定可能です。

image.png

マイルストンの作成

マイルストンにより、どのイネーブルメント基準をどれぐらいいつまでに達成するのか指定します。イネーブルメント基準は予め作成しておくか、後で作成してマイルストンに指定します。

題名:ユーザに表示されるマイルストンの名前を指定。

説明:ユーザに表示されるマイルストンの説明。何をトラッキングしてどういう意味があるのかをユーザ向けに分かりやすく記述する。

:プログラムがユーザにアサインされてからこのマイルストンを完了させるまでの日数を指定。ユーザ側には期日として日付が表示される。

基準:Salesforce内のレコードをトラッキングする基準(後述)を選択して指定。基準は予め作成しておく。

基準対象:基準でトラッキングする数値の目標値を指定。ユーザ側には「現在値/基準対象」の形で表示される。

image.png

結果ベースのプログラム

イネーブルメントプログラムは ”結果ベースのプログラム” として定義し、基準を使ってプログラムが目的とする最終的な目標をトラッキングすることが可能です。マイルストンがKPIなのに対して、結果はKGIというイメージです。

スクリーンショット 2023-04-02 11.44.12.png
image.png

イネーブルメント基準作成概要

イネーブルメント基準により開発することなく以下の流れで業務目標となるSalesforce内のオブジェクトレコード数や各項目の積み上げ集計値を定義して各マイルストンで利用できます。

image.png

イネーブルメント基準は、上述の4つのステップをダイアログ形式で作成可能です。

image.png

イネーブルメント基準作成例

前記事で定義したイネーブルメントプログラムの結果とマイルストン用のイネーブルメント基準を定義します。

イネーブルメントプログラムのタブからボタン「イネーブルメント基準に移動」をクリックします。

スクリーンショット 2023-03-02 10.18.30.png

ボタン「新規」をクリックします。

スクリーンショット 2023-03-02 10.21.03.png

結果として設定した目標用に以下のように名前と説明を入れて「次へ」ボタンをクリックします。

基準名:商談クローズ件数

説明:自身が所有者の受注クローズ商談をカウントします。

image.png

商談レコードをカウントするので、オブジェクトに商談を選択し、次へボタンをクリックします。

image (1).png

以下の画面のように入力し、次へボタンをクリックします。

image (2).png

カウントする商談レコードの条件として受注商談をカウントしたいので以下の画面のように入力して次へボタンをクリックします。

項目名:フェーズ

演算子:「次の文字列と一致する」(左画面では画面サイズの関係上、後半が表示されていません)

項目値:Closed Won

image (3).png

ここまで指定した基準が意図した通りに動作するか確認します。ユーザに管理者を指定し、プレビューの開始日に十分に古い日付をセットしてプレビューボタンをクリックします。前のステップで指定した「表示項目」「日付項目」でヒットしたレコードが表示されます。意図したレコードがヒットすればOKです。保存ボタンをクリックします。

image (4).png

次に、確度20%以上の商談をカウントする基準を作成します。イネーブルメント基準に戻って新規ボタンをクリックします。

スクリーンショット 2023-03-02 10.48.12.png

以下のように入力して次へボタンをクリックします。

基準:確度20%以上の商談件数

説明:自身が所有者の確度20%以上の商談をカウントします。

image (5).png

商談レコードをカウントするので、オブジェクトに商談を選択して次へボタンをクリックします。

image (6).png

以下の画面のように入力して次へボタンをクリックします。

image (7).png

カウントする商談レコードの条件として 確度20%以上の商談をカウントしたいので以下の画面のように入力して次へボタンをクリックします。

image (8).png

ここまで指定した基準が意図した通りに動作するか確認します。ユーザに管理者を指定し、プレビューの開始日に十分に古い日付をセットしてプレビューボタンをクリックします。前のステップで指定した「表示項目」「日付項目」でヒットしたレコードが表示されます。意図したレコードがヒットすればOKです。保存ボタンをクリックします。

image (9).png

ここまで作った2つの基準を有効化して状況を稼働中にします。稼働中にすることで、プログラム中から利用できるようになります。

スクリーンショット 2023-03-02 11.03.26.png

イネーブルメントプログラムのタブから「新人向け営業力向上実践プログラム」を編集モードで開きます。プログラムの結果に対して、前のステップで作成した基準を検索して指定します。合わせて日付、基準対象を以下の画面のように指定します。

image (10).png

マイルストンに対して、前のステップで作成した基準を検索して指定します。合わせて日付、基準対象を以下の画面のように指定して保存ボタンをクリックします。

image (11).png

まとめ

  • イネーブルメント基準はノーコードでSalesforce内のレコードをカウントすることができ、マイルストンや結果にKPIとして定義することが出来ます。

Sales Programを学ぶ

公開日: 2023.04.06

Share:

前の記事「イネーブルメントプログラムの作成」

次の記事「課題の作成」

Sales Program

このカテゴリの人気記事

Salesforce活用に役立つメルマガ登録

  • 私は、個人情報保護基本方針プライバシーに関する声明個人情報利用についての通知に同意します。 特に、プライバシーに関する声明で定めるとおり、情報のホスティングと処理を目的として私の個人データをアメリカ合衆国を含む国外に転送することを許可します。詳細私は、海外では日本の法律と同等のデータ保護法が整備されていない可能性があることも理解しています。詳細はこちらでご確認ください

  • 私は、Salesforce の製品、サービス、イベントに関するマーケティング情報の受け取りを希望します。私は、当該マーケティング情報の受け取りを私がいつでも停止できることを理解しています。