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この記事で学べること運用開始後にやるべきことシステムや運用の改善におけるポイントこの記事のゴールこの記事のゴールは「運用開始後に何をすべきかを理解する」ことです。そのために、以下3ステップで進めていきます。運用開始後の進行イメージ運用改善の進め方システム改善におけるポイント運用開始後の進行イメージ運用開始までにさまざまな検討と実装を行いましたが、運用開始後の定期的な改善も極めて重要です。Sales Cloudは状況の変化に合わせて、設計・運用を改善し続けることで、業務に合ったシステムであり続けることが可能です。そのため、ステップ3の「運用開始に向けて必要な役割を明確にしましょう」で決定した役割は、運用開始後も継続して担っていただくことが必要です。運用開始後の進行イメージを参考に、定例会議の目的と頻度、アジェンダ検討し、PDCAサイクルを回していきましょう。※担当、時間は参考です。自社の役割に応じて適宜ご変更ください。※重要なのは定期的に改善の会議を設定することです。運用改善の進め方1.行動の変化を起こすためのサクセスマップの作成状況の変化に合わせてシステムを最適化していくということは、同時に目標や目標達成に向けた戦略や活動についても定期的に見直しを行い改善をしていく必要があります。「目標達成のためにやるべきこと検討しましょう」では、運用開始に向けて早期に着手するための手法をご案内しましたが、運用改善や新年度など節目となるタイミングで、目標達成に向けた計画をアイデアベースで持ち寄りながら整理するためのサクセスマップを利用することをおすすめいたします。サクセスマップについての説明や作成の流れはこちらの記事の動画にて詳しくご説明しております。2.現場からの改善要望・意見を収集し改善を行う経営層・マネジメントの目線で「いかに目標達成を実現させるか」というサクセスマップを用いた改善方法に加え、利用ユーザー目線で「現場からの改善要望・意見を収集」を行い、日々の業務により浸透をさせていくという改善方法も併せて実施しましょう。要望・意見の受け付け方はさまざまですが、Sales Cloud上で受け付ける場合は、要望受付用のChatterグループを作成したり、要望を管理するカスタムオブジェクトを作成することで、Sales Cloud上に要望を蓄積し管理することができます。Sales Cloud上ではなく、SlackなどのチャットツールやExcel/スプレッドシートで要望を受け付けても問題ありません。その際は、以下のように一覧として管理することをおすすめします。要望・意見を受け付けたら、優先順位をつけて対応していきましょう。参考までに、2つの優先順位づけ方法をご紹介します。まず1つは、ビジネスへの影響度と実装難易度の二軸で優先順位を決める方法です。ビジネスの影響度が高く、実装難易度が低い要望から対応します。次に、Sales CloudのChatter機能を活用する方法です。「いいね!」の数が多い投稿が、多くのユーザーが賛同している要望をみなして優先的に対応します。システム改善におけるポイント現場の要望・意見を受け付けて改善することは大事ですが、すべてをSales Cloudに反映すればいいというわけではありません。現場からのリクエストのたびにSales Cloudの入力項目を増やせば、逆に使い勝手の悪いシステムになる可能性があります。また、声の大きい利用ユーザーや部署だけの要望を受け付けていると、特定の利用ユーザーや部署だけが使いやすいシステムになってしまう可能性もあります。そのため、収集した要望・意見をシステムに反映する基準や、反映した後の利用ユーザーへの説明方法など、ルールをしっかり定義しておきましょう。学習ツールより詳しく知りたい方は、以下のオンデマンド動画をご視聴ください。カスタムオブジェクトの作成:オブジェクト設計の基礎運用開始後の進行イメージ/運用改善の進め方:活用度向上支援(SFA 運用ルール、トレーニング、定着化プラン)また、AppExchangeについてはこちらのWebページをご参照ください。まとめSales Cloudは運用開始後も継続的に改善することが重要です。運用開始後も定例会議を実施しながら、より良いシステムへと改善し、成果創出へとつなげていきましょう。ご不明点やエラーの解消が必要な場合は、弊社テクニカルサポートにお問合せください。弊社サポートエンジニアが貴社のSalesforce環境を確認の上、具体的な手順をご案内いたします。ナレッジ記事:Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせ次は、いよいよ最後の章です!自社の活用状況を診断するための方法を理解しましょう!次の記事:自社の活用状況を診断しましょう「活用7ステップ」全体に戻りたい場合はこちら
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(2024年9月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/9P6S3qsThK4rAyDU9HGHKp全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「 Salesforce の運用に関するお知らせ」の 9 月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2024 年 9 月のトピックはこちらです。本記事では、先月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。最初は製品イノベーションに関する情報です。Winter' 25のリリースに関する情報です。日本のお客様向けのインスタンスについては、日本時間で 10 月 13 日に本番組織へ Winter ’25 がリリースされます。またその準備としてSandboxプレビューが 9 月 1 日から開始されています。その他、Trailhead モジュール、Release Overview Deck なども公開されておりますので関連リンクご確認ください。関連リンクSalesforce Admins : Admin Release Countdown: Get Ready for Winter ’25サクセスナビ : バージョンアップに備えましょうオンラインコミュニティ:Release Readiness TrailblazersWinter ’25 Pre-Release siteSalesforce Sandbox プレビュー手順Winter ’25 Release NotesRelease Overview DeckFeature MatrixWinter '25 Release HighlightsRelease Siteまずは、Summer ’24 のリリースノート更新情報です。今月は 8 月 19 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。No.62 Deploy Data Cloud Changes from a Sandbox to Production (Beta)Data Cloud と Sandbox に関する内容です。本内容はベータ版となりますが、Sandbox で変更した Data Cloud コンポーネントをデータ キットに追加し、そのデータ キットを変更セットに追加することで、Sandbox から Data Cloud の変更をデプロイできるようになりました。No.63 Reuse Prompt Flows to Boost EfficiencySalesforce フロー に関する内容です。テンプレートトリガープロンプトフローを1つ作成し、プロンプトテンプレート種別に関係なく、さまざまなテンプレートにシームレスに適用できるようになりました。No.64 IdeaExchange Delivered: Limit Who Receives Notifications About Certificate Expiration証明書 に関する内容です。本内容は IdeaExchange で要望の多かった内容になります。証明書の有効期限切れのメール通知を受け取るユーザーをコントロールできるようになりました。ただし、証明書の期限切れによるサービスの中断を防止するために、システム管理者プロファイルまたは [すべてのデータの編集]権限を持つユーザーには証明書の有効期限が切れる当日と前日にメールが送信されることなっています。No.65 Accomplish More with Sales Copilot TopicsEinstein Copilot に関する内容です。Einstein for Sales において、「Close Deals」、「Manage Deals」などの営業担当者向けの新しい4つの Copilot Topic が追加されました。詳細はリンクをご確認ください。No.66 Handle More Use Cases More Consistently with Copilot Topicsこちらも Einstein Copilot に関する内容です。これまでは、アクションを直接 Copilot に割り当てていましたが、トピックに複数のアクションを割り当てて、そのトピックをCopilot に割り当てることで、コパイロットがより正確な判断を下し、より適切な応答を生成できるようになりました。すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。続いて、次期バージョンであるWinter ’25 のリリースノートに関する更新情報です。No.1 Test Restrictions on Salesforce Cookie Useブラウザーのサードパーティ Cookie のブロックに関する内容です。Chrome 等の主要なブラウザーはデフォルトでサードパーティ Cookie をブロックしますが、ユーザーがブラウザで 3rd party Cookie を許可している場合があります。その場合、Salesforce で使用している Cookie が侵害される可能性があるため、[Salesforce Cookie のファーストパーティ使用が必要です] を有効にして、Salesforce Cookie を保護することを推奨します。今回のリリースノートの更新で、本設定がデフォルトで有効になるインスタンス情報が追記されましたが、日本は含まれていません。ただし、本設定を有効にすることで、Salesforce セッション Cookie を使用するカスタムコードや機能は影響を受ける可能性があるため、事前にテストが必要です。No.2 Restore Files from a BackupSalesforce Backup に関する情報です。Winter ’25 から Salesforce Backup を使用してファイルをリストアできるようになる予定である旨のリリースノートが追加されました。No.3 Verify SAML Integrations (Release Update)Spring ’25 に強制適用予定のリリース更新の注意喚起です。Salesforce では、定期的なメンテナンスの一環としてSAML フレームワークをアップグレードしており、シングルサインオンやシングルログアウトなど、SAML を使用するインテグレーションに影響を与える可能性があります。サービスの中断を避けるためにも、SAML インテグレーションを利用中のお客様は早めに Sandbox でテストを行うことを推奨します。No.4 Adopt Updated Content Security Policy (CSP) Directives (Release Update)こちらもリリース更新の内容です。「更新されたコンテンツセキュリティポリシー ディレクティブの採用」というリリース更新は一旦キャンセルされました。ですが、クロスサイトスクリプティングやその他のコードインジェクション攻撃から組織を保護するために、この設定を有効にすることを引き続きお勧めします。また、今後 Salesforce は本件に関連する新しいリリース更新を作成する予定です。 No.5 Disable Redirections for Legacy Hostnames拡張ドメイン適用前の URL にアクセスしたときのリダイレクトに関する情報です。[私のドメイン]画面に新しい設定が追加され、拡張ドメイン適用前の URL へのリダイレクトを制御できるようになる予定です。No.6 Understand SOQL Error and Functionality Changes to Update Your Code動的 SOQL クエリーに関する情報です。Winter ’25 のリリースは、古い SOQL エラーメッセージと機能に依存している既存の Apex コードや SOQL クエリからのエラーメッセージを解析するコードに影響を与える可能性があります。今回のリリースノートの更新では、この影響を受けるのは動的 SOQL クエリーのみであることが記載されました。これらの変更を確認し、必要に応じてコードを更新してください。No.7 Track Permission Changes with Event Monitoringイベントモニタリングに関する情報です。プロファイルや権限セットで、権限やその他のアクセス設定の変更を監視する新しいイベント種別(Permission Update)がリリースされる予定です。No.8 Access Einstein Copilot From Your Gmail IntegrationGmail インテグレーションに関する情報です。Gmail インテグレーションから Einstein Copilot にアクセスする機能について、リリースノートが追加されました。以下は、すべて新しく追加された Copilot アクションに関する情報です。Copilot アクションを使用して、取引先や商談に紐づく主要な取引先責任者を特定したり、通話を記録することができるようになる旨のリリースノートが追加されました。詳細はリリースノートをご確認ください。No.9 Organize and Quickly Find Records by Using Custom Labels with EinsteinNo.10 Establish Action Items with EinsteinNo.11 Discover Key Contacts, Their Roles in Influencing Deals, and the Deals They've ImpactedNo.12 Get Instant Access to Pricing InformationNo.13 Log Calls with Customers with Einstein CopilotNo.14 Focus on the Deals That Matter MostNo.15 Inbound Email Limit Increasedメールサービスに関する情報です。1 日の受信メールの制限に達した後にキューに入れることができるメールの数が制限されるようになります。キューに入れることができるメールの数は日次の受信メール制限と同じです。制限に達すると、受信メールはバウンスされますのでご注意ください。No.16 Some Supported Time Zones No Longer Available韓国のお客様向けの情報です。Winter '25から、韓国標準時(アジア/平壌)のタイムゾーンはサポートされなくなります。No.17 Sort List Views by Multiple Columns (Beta)リストビューに関する情報です。今までリストビューの並べ替えに使用できる項目は 1 つのみでしたが、最大 5 つの項目を使用可能になるベータ版の機能についてのリリースノートが追加されました。No.18 Streaming API Versions 23.0 Through 36.0 Are Now Retired機能の廃止情報です。Winter ’25 で Streaming API バージョン 23.0 〜 36.0 は廃止予定である旨のリリースノートが追加されました。No.19 Use Custom Generative AI to Power your Salesforce Development with Einstein for Developers (Generally Available)開発者様向けの情報です。Einstein for Developers の正式リリースを発表するリリースノートが追加されました。 Einstein for DevelopersはSalesforce Extension Pack の一部で、すべての Salesforce 組織でデフォルトで有効になる予定です。VS Code Desktop および Code Builder で使用できる予定です。No.20 Change Einstein Activity Capture Permissions for Sales Engagement Basic Users (Release Update)リリース更新に関する情報です。「Sales Engagement 基本ユーザーの Einstein 活動キャプチャ権限の変更」というリリース更新の強制適用時期は、Spring '25に延期されました。内容については、後半の [リリース更新] セクションでご紹介します。No.21 Enable New Order Save Behavior (Release Update)こちらも、リリース更新に関する情報です。「注文の新規保存方式を使用した迅速かつ正確な注文の詳細の取得」というリリース更新は自動的に有効化される予定でしたが、強制適用はされないことになりました。ですが引き続き有効化を推奨しておりますので、Sandbox でテストをして問題がない場合には有効化をお願いします。No.22 Review and Update Settings to Capture Leads from LinkedIn (Release Update)LinkedInと Salesforce を同期しているお客様向けの情報です。LinkedIn の API の変更に関する詳細情報が更新され、引き続き LinkedIn Lead Gen フォームから生成されたリードをSalesforce に同期する場合は、手動で「リードフォームで LinkedIn Lead Sync API を使用する」設定を有効にする必要があります。No.23 Salesforce Authenticator Users Are Automatically Guided to a Workaround if Push Notifications Time Out多要素認証に Salesforce Authenticator をご利用中のお客様向けの情報です。Winter ’25 以降、Salesforce Authenticator にプッシュ通知で送信されたリクエストに対して、ユーザーが 30 秒以内に承認できない場合、6 桁の時間ベースのワンタイムパスコード の入力を自動的に促すようになる予定です。以上が、8 月 19 日以降のリリースノート更新情報からの一部抜粋となります。すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。続いて、インフラ強化です。こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報で、現在計画されているインスタンスリフレッシュの予定をご紹介しています。主に海外のお客様にてご利用いただいているインスタンスがメインですが、上記の日程にて本番組織、Sandbox 組織ともにインスタンスリフレッシュが計画されています。お手元に Trust サイトからメンテナンスの通知が届いているお客様は事前のご準備をお願いいたします。またインスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにて解説動画をご視聴いただけますので、該当するお客様は内容を是非ご確認ください。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備続いて、Winter ’25 に適用されるリリース更新についてです。こちらでは Winter ’25 に適用されるリリース更新に関する更新情報のご紹介します。また、いくつか影響度の高いリリース更新もありますのでいくつかピックアップしてご紹介します。まずは一番上の行に記載されている Einstein 活動キャプチャに関するリリース更新です。「 Sales Engagement 基本ユーザ」の権限セットには Einstein 活動キャプチャを使用するための権限が含まれていましたが、このリリース更新が適用されると、該当の権限が権限セットに含まれなくなります。このリリース更新の適用時期が Winter '25から Spring ’25 に延期されましたので、「 Sales Engagement 基本ユーザー」の権限セットをお使いのお客様は Spring ’25 までにご準備をお願いいたします。続いて、上から 2 行目の No-Reply メールアドレスに関するリリース更新です。こちらのリリース更新が適用されると、ケースレコードを操作したときのメール送信で使用されるメールアドレス「デフォルトの No-Reply アドレス」の動作が変更となり、「デフォルトの No-Reply アドレス」に設定されているメールアドレスが未検証の状態だと一部のメールが送信されなくなります。そのためリリース更新が適用されるまでに「デフォルトの No-Reply アドレス」に設定されているメールアドレスの検証をお願いいたします。続いて、下から 2 行目の EmailSimple 呼び出し可能なアクションについてです。「組織のアドレス」を使用してメール送信をする場合、そのメールアドレスを使用することができるプロファイルを「組織のアドレス」で設定しておく必要があります。そしてこちらのリリース更新が適用されると、 EmailSimple でメールを送信する際も「組織のアドレス」で許可されているプロファイル設定に準拠するかたちとなり、システムコンテキストではなくユーザコンテキストで実行されるようになりますので、「組織のアドレス」に設定されているプロファイルに不足がないかご確認ください。関連リンクChange Einstein Activity Capture Permissions for Sales Engagement Basic Usersメールを送信するための組織のデフォルトの No-Reply メールアドレスの作成および検証フローでのセッション ID へのアクセスを無効化組織のプロファイル設定を優先するために EmailSimple 呼び出し可能なアクションを有効化呼び出し可能なアクションの部分的な保存の有効化こちらのスライドでピックアップしたいのは、一番下に記載されているフローに関するリリース更新です。こちらのリリース更新が適用されると、REST API 経由で実行されるフローがシステムコンテキストではなくユーザコンテキストで動作するようになります。そのためユーザのプロファイルや権限セットで許可されていないオブジェクトや項目はアクセスできなくなります。セキュリティ強化のための更新ですが、既存動作に影響を与える可能性があるため事前にご確認をお願いいたします。関連リンク フローでの従来の Apex アクションのアクセス修飾子の考慮フローへの入力として会話インテリジェンスルール名を引き渡しゲストユーザーによる承認申請の編集または削除の防止LinkedIn からリードを取り込む設定の確認および更新ボットユーザーコンテキストでフローの実行REST API を介してフローをユーザーコンテキストで実行こちらのスライドでは 1 点だけ更新がございます。一番下の行に記載されている注文レコード保存時の動作におけるリリース更新ですが、こちらについては強制適用は実施されないこととなりました。リリース更新に関する情報は以上となります。関連リンクナレッジの Lightning 記事エディターと記事のパーソナライズを有効化REST API を使用した外部クライアントアプリケーション OAuth コンシューマーログイン情報へのアクセス注文の新規保存方式の有効化今月は更新情報に併せて、Winter ’25 で適用されるリリース更新の一部をピックアップしてご紹介させていただきました。今回取り上げたリリース更新以外にも、既存のカスタマイズに影響を与える可能性があるリリース更新がございますので、Winter ’25 がリリースされるまでにそれぞれのリリース更新の内容をご確認いただければと思います。続いて、その他の更新です。こちらは以前からお知らせしております Classic ナレッジデータモデル廃止についてです。引き続き、Winter ’25 のリリースノートにも記載されていますので、Lightning Knowledge への移行をご計画の際に、是非ご確認ください。関連リンクLightning Knowledge 移行ツールの実行移行の計画と Sandbox テストLightning Knowledge 移行ツールの FAQLightning Knowledge 移行ツールを有効にするための要件Lightning Knowledge 移行後のチェックリスト次は、拡張ドメインに関するロードマップについてです。前回、ロードマップの変更があり Winter ’25 では Sandbox 等の非本番組織での旧 URL から新 URL へのリダイレクトが停止、Spring ’25 で本番組織での旧 URL から新 URL へのリダイレクトが停止と変更となりました。本件の準備には時間がかかることも想定されるので早めの対応をご検討ください。また、拡張ドメインに関するリリースノート、拡張ドメイン適用前の URL にアクセスしたときのリダイレクト停止についてのサクセスナビ記事などの参考情報もご覧頂いて、リダイレクト停止に向けた準備にお役立てください。関連リンク:Update References to Your Previous Salesforce Domains拡張ドメイン適用前のURLにアクセスしたときのリダイレクト停止(サクセスナビ)続いて、「機能の廃止」です。こちらでは一点更新がございます。 メンテナンス計画の頻度種別項目の廃止についての更新です。終了時期が 2024 年 10 月から 2025 年 10 月へと一年延期となっています。関連リンク:Salesforce 製品 & 機能の廃止こちらでは、1 点更新があります。Sales Enablement、旧my Trailheadの廃止について追加されました。契約終了日をもって廃止される旨が記載されております。該当機能をご利用のお客様は、ご確認いただけますようお願い致しますこちらは再掲となりますが、Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止が、Summer '25( 2025 年 6 月 )に予定されています。API の更新作業は、Salesforce 以外のシステムでの作業が必要となります。対応に時間がかかることが想定されますので、対象のお客様には Salesforce からメール通知も行われております。また、Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止についてのサクセスナビにて、API バージョン廃止の対応について、冒頭の動画で説明させて頂いて降ります。こちらも活用頂き、早めの対応をお願い致します。関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止イベントログファイルブラウザーEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別Apex クラスApex トリガ Visualforce ページ フロープロセスビルダーカスタムボタン S コントロール Salesforce B2B Commerce for Visualforce Apex RESTSOAP Web Services 続いて、従来のチャットと Live Agent の廃止です。こちらも再掲となりますが、重要なお知らせになりますので再度、お知らせ致します。従来のチャットや Live Agent をご利用中のお客様は、既に製品コミュニケーションメールを受けとられていると思います。従来のチャット機能や標準ボット機能をご利用の場合、2026 年 2 月 14 日に廃止され、それ以降は機能をご利用いただくことはできません。そのため、早めにアプリ内および Web のメッセージングへの移行計画を立てていただくことを推奨致します。アプリ内および Web のメッセージングは、私たちの生活でよく利用している非同期チャットを利用できます。それ以外にも、双方向でファイルのやりとりができたり、顔文字が使えたりと Live Agent ではできなかった多くの機能をご利用いただけます。対象のお客様におかれましては、早めのご対応をお願い致します。関連リンクリリースノート:Legacy Chat Is Being Retiredナレッジ:チャットおよび Live Agent の廃止最後に、その他の情報です。本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。9 月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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👤この文章の対象者👤主に、Marketing Cloud Engagementを使って施策を企画、実行、運用、改善を行なわれる方向けの情報となります。ただし、データ連携に関連する部分はシステム部門の方と連携していただく必要がある場合があります。購読者管理とは顧客データをMarketing Cloud Engagementに入れて準備が整ってきたら、購読者管理について考えていきましょう。ここでの購読者管理とは、各顧客(購読者)が送信許可しているメールなどのメッセージを、正しい送り先に送ることができるようデータを管理していくことです。例えば、顧客から購読解除のリクエストが行なわれた場合は、それ以降のメールは送信されないようにデータを正しく管理していく必要があります。この購読者管理が正しく行なわれないと、顧客からの信頼が落ちてしまう可能性があるだけでなく、メール受け取り側(ISP)からの評価が下がり、送れるメールの通数が制限されたり、最悪の場合には完全にブロックされてしまい、同じドメインを持つ別の顧客へのメール送信に影響を与える可能性があります。この動きは、昨今、より顕著になってきており、メールを受信する人の権利を保護するためにも正しくデータの管理を行う必要があります。まず初めに:Marketing Cloud Engagementにおいてメール送信は2種類に大別されますメールを送信する際に、以下の2つの送信分類から、いずれかを選択します。環境によっては、カスタムで作成されたその他の送信分類があるかもしれませんが、それらについても以下の2つのいずれかの種別が選択されています。この送信分類を正しく使い分けることが重要です。送信分類は、以下の場所から作成、確認することができます。🧭 確認場所:セットアップ>プラットフォームツール>機能設定>Email Studio>送信分類コマーシャル製品やサービスに関するマーケティングメール顧客の了解(オプトインやパーミッション等と言われることがあります)を得て、メールを送信Email Studio > 購読者 > すべての購読者のリストや、パブリケーションリストを使って管理トランザクショナル上記以外のお知らせで、購読の意思に関わらず広くお知らせする必要があるメール契約や約款の変更、パスワード変更やフォーム送信などの確認のためなどに使用されることがある(下図)Journey Builderでのメール送信で「Default Commercial」を選択した画面参考Salesforce Trailhead: 「送信方法の選択」購読者のステータス管理についてコマーシャルメールを送信するためには、前述の通り顧客の同意が必要です。それらを管理するための一般的な方法の一つとして、「すべての購読者」には、ステータスというカラムが用意されています。購読者の各ステータスの定義については、こちらをご参照ください。Salesforce Help: 「Marketing Cloud の拡張された購読者機能を備えた購読者」また、送信するメールの種類が複数に及ぶとき、「すべての購読者」では管理しきれないユースケースがあります。例えば、「マンスリーメールマガジン」は購読したくないが、時々来る「新製品のお知らせ」は購読したい、というような複数のメール種別を個別に管理したい場合です。(「すべての購読者」を使うと、コマーシャルメールのすべてに一律でそのステータスが適用されるため)そのような時には、「パブリケーションリスト」を使って、購読管理を行うことができます。また、データエクステンションにメール種別ごとの購読許可状況を含め、送信時にそのデータエクステンションを参照してリスト抽出を行うケースもあります。このように、購読管理をどのように行うかは、メールの種類やデータ連携の状況により最適解が異なります。一般的には、導入時に将来的な拡張を考慮して購読管理の方法を決めて実装を行います。購読取り消しの方法についてどのような方法で、購読取り消しが行われるのでしょうか。この章では、様々な購読取り消しの方法についてご紹介します。購読者ご本人が解除することももちろん可能ですが、貴社にて代わりに購読解除をすることもできます。配信解除用のアドレス “List-Unsubscribe” (iOS メールや Gmail 経由)コマーシャルメールに自動的に使用されるメールのヘッダーに含まれる記述により、メーラーの機能を使って簡単に購読停止ができる機能です。購読取り消しリンク (ワンクリック購読取り消し)Content Builderの「システムのスニペット」にある「購読取り消しセンター」をメール本文に差し込むことにより、購読解除リンクとして機能します。ISP (Internet Service Provider) からのフィードバックループ購読者からの苦情をMarketing Cloud Engagementにフィードバックする仕組みで、一部のISPのみが対象ですプロファイルセンターと購読センター複数のメール種別について購読管理を行うためにMarketing Cloud Engagementが用意しているシンプルなデフォルトの機能ですが、デザインのカスタマイズ性はあまり高くありません。購読を管理するための「マイページ」をCloudPagesで公開し、管理プロファイルセンターを自社ブランドを反映した柔軟な形で公開するための選択肢です。開発による作り込みが必要です。Salesforce Trailhead:「プリファレンスの識別」返信メール 管理キーワードによる購読取り消しが有効な場合に利用可能です。例えば、貴社から送信したメールに対して、顧客が「Unsub」と入力して返信した際に購読取り消しをすることができます。日本ではあまり浸透していない機能です。Marketing Cloud Engagement画面上「すべての購読者」からの変更(管理者による変更)🧭 確認場所:Email Studio>購読者>すべての購読者画面上からの変更(個別の購読者をすぐに画面上で変更したい場合に便利です)ファイルインポートによる更新(複数の購読者への変更適用時に便利です)Automation Studioで自動更新(貴社保有のCRMなどで管理しているステータスを「すべての購読者」に定期的に反映したい場合に便利です)さらに詳しく知りたい方はこちらのリソースがおすすめです。Salesforce Help: 「購読者のオプトアウト方法」Marketing Cloud Engagement ポケットガイド (1) - セットアップ編Marketing Cloud Engagement ポケットガイド (2) - 初めてのメール編バウンスについて購読者の管理をする上で、購読の取り消しと同じくらい重要なのが、バウンスです。バウンスには様々な種類がありますが、共通しているのはどれも「購読者に届かなかった」という結果です。例えば、ハードバウンスは、「そのメールアドレスが存在しなかった」というエラーですが、そういったメールアドレスに対してメールを送り続けると、最終的に ISP 側から「迷惑メール配信している」と判断されて評価が下がり、最悪の場合ブロックされてしまいます。ブロックされたドメインの他の顧客に対してメールが届かなくなるだけでなく、送信に共有IPアドレスを使っている場合には、そのIPを使っている別の事業者にも影響が出る可能性があります。こういったことを防ぐ措置として、Marketing Cloud Engagementでは、購読者に対してバウンスが数が規定に条件に達すると「すべての購読者」のステータスが、「保留」となり、送信不可の購読者となります。特に、メール送信ツールの載せ替えなどで、顧客データをステータス込みでインポートしてご利用される場合には、うっかり「保留」ステータスを「アクティブ」に書き換えて送ってしまうことのないようご留意ください。では、どのような種類のバウンスがあり、注意事項があるのかご紹介いたします。ハードバウンスソフトバウンスブロックバウンステクニカルバウンス不明バウンスそれぞれの具体的な説明や、考えられる対策はこちらのリソースをご覧ください。Salesforce Help: 「Email Studio でのバウンスメール管理」さらに詳しいバウンス理由は、トラッキングのデータからAutomation Studioを使って取得することができます。Salesforce Help: 「Marketing Cloud のメール送信の不達理由と説明」Salesforce Help: 「Automation Studio のトラッキングの抽出構成」Salesforce Help: 「バウンス」購読者管理について、さらに詳しく理解したい方は以下のリソースがおすすめですMarketing Cloud Engagement ポケットガイド (1) - セットアップ編エキスパートコーチング:「メールの構築と送信クイックスタート」エキスパートコーチング:「データと連絡先の管理(初級)」配信到達率とは配信到達率とは、送信したメールのうち、どれくらいのメールが実際に購読者(顧客)のメールボックスに届くか、ということを表した言葉です。デリバラビリティ(deliverability)と呼ぶこともあります。下図の青い矢印で示した通り、まずはISPやモバイルキャリアに届いて、そこからエンドユーザーである購読者に届けるという2段階に分けて整理することができます。配信到達率を確認するには、メール送信時に特定のドメインにおいてソフトバウンスが多く発生していないかを確認する必要があります。特に、送信を開始したばかりの場合には、注意を払う必要があります。配信到達率に関する設定について、より理解を深めたい方はこちらのリソースがおすすめです。Salesforce Help: 「メールの配信到達性の設定」Salesforce Help: 「Email Studio のメールの配信到達性に関するベストプラクティス」Salesforce Help: 「メールのレピュテーションと到達性の用語解説」● ● ●「活用7ステップ」全体に戻りたい場合はこちら
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この記事で学べることAI を導入する時のステップAI を導入する時に重要なポイントAI Coach とはAI と Data Cloud の認定資格ここまで、生成 AI がビジネスにもたらすインパクトや生成 AI の課題、その課題を払拭するために Salesforce が提供しているEinstein Trust Layer と Salesforce のプラットフォームにおける AI の特徴について見てきました。ここでは、みなさまの Salesforce の組織に実際に AI を導入する場合に、何から着手すべきなのか、そのステップを見ていきましょう。基本的なステップは他のシステム導入と大きく異なるものではありませんが、AI ならではのポイントもありますので、見逃さないようにしてください。AI の導入ステップAI を導入する場合、他のシステム導入時と同様に、目的やゴールを明確にした上で下記のステップでプロジェクトを進めていきます。目的・ゴールの明確化AI ガバナンスの検討ユースケースの検討ソリューションの検討設計・実装・導入導入後の運用・メンテナンス計画・体制構築1. 目的・ゴールの明確化自社に AI を導入することで、どのようなことを実現したいかを明確にしましょう。目的やゴールが明確であれば、どのようなデータが必要となるかを判断することができます。その他、関係者やステークホルダーとの合意形成にも役立ちますし、プロジェクトの範囲の定義や成功指標の設定/進捗の管理、成功の測定が容易になります。そのため、AI 導入の目的やゴールは社内に共有し、合意形成を行いましょう。※組織の AI ビジョンを打ち立てる(Trailhead)も、ぜひご確認ください。2. AI ガバナンスの確立(他の矢羽は後で変更)AI を適切に利用していくためには、安全性やセキュリティの観点も欠かせません。業務に AI を導入することで得られるメリットを最大化し、リスクを最小限に抑えるためには AI ガバナンスを確立することが重要です。皆様の会社で、既に確立されている AI 利用ルールやガバナンスを確認したり、再点検・もしくは新たに制定することが必要になるでしょう。これらについて詳細は、AI ガバナンスを確立する(Trailhead)をご確認ください。3.ユースケースの検討自社のどの業務領域で、AI を活用できそうかを検討します。以下 Trailhead には、部門毎の AI 活用のアイデアが記載されていますので、参考にしてください。コールセンター:サービスにおける生成 AI の潜在性を検討する(Trailhead)営業部門:生成 AI を使用してスマートに販売する(Trailhead)マーケティング部門:生成 AI を使用して生産性を向上させる(Trailhead)また、以下の Salesforce ブログには、営業部門とカスタマーサービスでのAI活用の動画が含まれていますので、こちらもぜひご参考にしてください。【Saleforce Einstein】Salesforceが開発するAI、Einstein(アインシュタイン)ってなんだ?Einstein は営業にどう役立つ?Einstein はカスタマーサービスにどう役立つの?対話型の AI アシスタントである Agentforce(旧Copilot) の活用方法もございます。営業活動に効果的なAIのプロンプト11選AI ユースケースを挙げる(Trailhead)ユースケースライブラリ(英語)「Agentforceとは?」という方は、Agentforce特設ページをご確認ください。今後、サービス、マーケティング、コマース等の分野で使用可能な AI エージェントがリリースされる予定となっています。待ち遠しいですね!いち早く、「設定を試したい!」という方は「Agentforce Service Agent を設定する」(Trailhead)で専用のPlaygroundをサインアップして設定をすることができるので、お勧めです!ユースケースを検討したら、導入後に定量的に効果を確認できるよう、現在の値(対象業務にかかっている時間など)と期待値を決めておきましょう。これらは現場のユーザー様にヒアリングを行い、相談しながら決めることをお勧めします。5.ソリューションの検討ユースケースを実現するための具体的なソリューションを検討します。Salesforce で提供している AI は、予測 AI と生成 AI があります。どちらの AI のどの機能を使用するか、もしくは生成 AI と予測 AI を組み合わせることで効果が高まるユースケースもありますので、具体的にどの機能を使用するかを決めましょう。*Salesforce で提供しているAIの機能については、Salesforce はどのようにして AI の活用を実現していくのか? をご確認ください。また、PoC (技術実証) についても検討することを忘れないようにしてください。( PoC の詳細は後述します)AI におけるデータの重要性AI を使用するにあたり、最も重要なものはデータです。なぜなら、AI はデータを元に将来の変化の予測や新たなコンテンツ(営業メールや推奨回答など)の生成を行うからです。データの品質が AI の精度に直結すると言っても過言ではありません。※データの品質の重要性については AI におけるデータの基礎(Trailhead)もご確認ください。では、AI を使用する際に必要なデータはどのようなものなのでしょうか。必要なデータを検討する際は、「AIを使用する目的・ゴールを達成するためにどのようなデータが必要か」を念頭に検討しましょう。果たして現在の業務で使用しているデータで十分でしょうか。また、以下の観点での確認もしておきましょう。そのデータはどこに保存されていますかSalesforce に保存されていますか様々なシステムに分散して保存されていますかそのデータの品質に問題はありませんか最新の情報に更新されているか必要なデータが欠落していないか入力されている情報は正確かデータに一貫性はあるか重複はないか現在は使われていない不要なデータはないか必要なデータの有無やその状態(AI で利用可能な状態か)を確認し、不足している場合はデータを追加しましょう。また、適宜既存データの更新や修正を行いましょう。その際、目的やゴールを達成するために必要なデータを準備することを意識しましょう。※関連情報は AI 向けにデータを準備する(Trailhead)もご確認ください中には、必要なデータが Salesforce に無い・・・と愕然としたお客様もいらっしゃるかもしれません。そんな時は、Data Cloud の利用を検討してみましょう!Data Cloud を使用すると、異なる製品やシステムに保存されたデータをつなげ、連携・調整することができます。Data Cloud が AI をどう強化してくれるのかについては、以下をご確認ください。EinsteinとData Cloudで ビジネスに使えるAIをAIを活用して売上を伸ばすには - Data Cloud Double Clickシリーズ【金融機関×DX】パーソナルサービス実現のためのAI×データ活用術Data Cloud の活用を検討してみたい!という場合には、弊社営業担当者へご相談ください。5.設計・実装・導入設計・実装・導入の際には、業務フローやセキュリティ要件、今後の拡張性など、本番環境における運用を十分に考慮しましょう。Salesforce の AI は、Salesforce のプラットフォーム 上に構築されているため、設定はクリック操作(ローコード)を中心に行うことができます。素晴らしいですね!6.導入後の運用・メンテナンス計画AI を導入したら、ユーザーにフィードバックを求めましょう。機能によっては使用中にフィードバックを送信できるものがありますが、それを利用しつつ別途アンケートなどを実施し、現場のユーザーからの率直な意見を求めます。そのフィードバックを分析し、改善ポイントを見つけます。AI を効果的に業務で利用し続けられるようにするために、導入後も定期的にメンテナンスを実施し、改善を続けていきましょう。そのためには、導入後すぐにプロジェクトを解散するのではなく、体制を維持して PDCA サイクルを回すことが大切です。以上が AI 導入の基本的なステップです。現在多くの企業が AI に注目しており、導入の検討を始めている状況です。ところがある調査によると、AI の実装を試みた約 70 %の企業が、プロジェクトが想定通り進んでいないという結果があります。そのような状況を回避するためには、いくつかの外せないポイントがありますので、必ずご確認ください。AI 導入時の成功のポイント啓蒙活動AI 導入プロジェクトを進める際は、「自分の仕事が AI に取られるかもしれない」という不安を持つ従業員がいる可能性を考慮し、「 AI は、人間の仕事の効率を上げてくれるアシスタントである(人間に取って代わるものではない)」というメッセージを発信し続ける啓蒙活動も忘れてはいけません。一方で、「 AI を使って自分の業務を効率化をしたい!」と前向きに捉えている従業員には、AI に期待しすぎることの危険性(ハルシネーションの理解)を伝えて、正しい期待値を持ってもらう必要があります。そうは言っても、人間の考えはそう簡単には変わりません。そのため、プロジェクトの早期から社内向けに AI についての基礎知識の学習計画を立てたり、上記のような啓蒙活動を始めて、粘り強く続けていくことが大切です。※AI 実装の変更管理 (Trailhead)には、AI 導入時の組織変革をサポートする計画とベストプラクティスが纏められていますので、合わせてご確認ください。では、どのようにすれば、社内の啓蒙活動がスムーズにできるのでしょうか。その土台となるのが、しっかりとしたプロジェクト体制です。プロジェクト体制どのような体制で AI 導入プロジェクトを推進するかは、非常に重要です。AI 導入プロジェクトでは、AI 導入の目的やスコープに合わせて必要な人材やチームをアサインするようにしましょう。この時、業務部門だけでなく、IT部門や法務部門なども必要に応じて協業できるようにすることを推奨します。その他にも以下のようなポイントがあります。社長や役員などにエグゼクティブスポンサーとして関与してもらうプロジェクトリード含め、各関係者の役割を明確にするPoC (技術実証) AI を本番環境に実装する前に、PoC を実施することを推奨します。PoC での評価結果を元に、AI がプロジェクトの目的・ゴールに寄与できるのかを判断します。また前述の通り AI 活用においてはデータ量や品質が決定的な要因となります。PoC のなかで、想定したデータを収集できるか、また収集したデータで期待した効果が出るか等の確認をすることが重要です。その結果を持って本番環境へ実装していきますが、ここで重要なポイントがあります。一度に全てを実装するのではなく、スモールスタート(段階的な展開や実装)をお勧めします。AI の成果を評価しつつ徐々に実装していくことで、AI 投資が無駄になってしまうことを極力無くします。ここまで、AI を導入する時のステップと考慮事項をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。自社で AI を実装・導入して、ビジネスにおける優先事項で期待以上の成果を上げて成功するイメージはできましたでしょうか。もし今、「 AI 導入に前向きに取り組みたいけれど、自社だけでは不安だ」と感じている場合には、パートナー様へご相談いただくこともできますし、Salesforce Professional Service をご利用いただくこともできます。Salesforce Professional Serviceが提供している AI 関連のサービスSalesforce Professional Service は、お客様が確実にビジネス価値を実現できるようサポートします。以下 2 つの AI に関連するサービスを提供しています。1. AI CoachAI Coach は、ビジネスで効果的に AI を活用できるようにすることで、お客様を成功へと導く Salesforce の新しい有償サービスです。Salesforce では、すでに 20 年以上にわたってお客様のビジネス変革を支援し続けてきた実績があり、そこで得られた知見を纏め、体系化したものとなっています。AI Coach では、 Salesforce の信頼できるアドバイザーが以下の支援をいたします。企業や組織における AI の対応状況の評価短期間での PoC (技術実証) の実施AI を使用して長期的な成功に導く最適な基盤を構築するための戦略的な計画の策定(参考:AI導入・実装の壁を突破する3つのポイント - Salesforce ブログ)AI Coach は、AI によってお客様のビジネスに変革をもたらすための包括的なご支援になります。何から手を付ければ良いのか、自社の現状はどうなっているのか、今後どうあるべきか、いま考えている AI 施策は本当に効果が出るのだろうか……。そのような疑問やお困りごとを解決し、ビジネス効果に繋げる新しいサービスとなりますので、是非ご活用ください。ご興味をお持ちの際は担当営業までお声がけいただくか、こちらから資料のダウンロード・お問い合わせをお願いします。2. Salesforce CTO (Chief Technology Officer)Salesforce CTO は、最高技術責任者向けのエキスパートサービスです。エンタープライズレベルでの Salesforce の導入と継続的なイノベーションをリードするために比類のない専門知識を提供します。Salesforce 導入のあらゆるステージにおけるロードマップをお客様と共同で作成し、データ管理とガバナンスの戦略を構築し、エンタープライズアーキテクチャを設計する際に専門的なガイダンスと導入サポートを行います。(参考:「自律型AI時代」をリードするCIO/CTOが持つべき3つの視点 - Salesforce ブログ)次に、「個別機能について知りたい・アドバイスを受けたい」という方には、エキスパートコーチングがございます。エキスパートコーチングエキスパートコーチングは、お客様が Salesforce の特定の製品からより多くの価値を得られるようにデザインされた専門的なコーチング・プログラムです。※エキスパートコーチングの提供方法や前提条件はプログラム毎に異なります。詳細はメニューリストをご参照ください。AI や Data Cloud に関するエキスパートコーチングの例:Sales Cloud:Einstein予測 AI の機能である Sales Cloud Einstein が提供する機能の概要を学びますService Cloud:EinsteinService Cloudに関わる包括的なEinsteinの機能概要を学びます(日本語がサポートされている予測 AI と生成 AI が含まれます)Data Cloud : セグメントとアクティベーションData Cloudのセグメントと有効化に関する情報をご案内します。また、生成 AI の新機能の概要と使い方を学ぶことができる New Product Session を提供しています。New Prosuct Session では製品の利用イメージを確認することができたり、初期設定や考慮事項を学ぶことができますので、「これから AI の機能を有効化して試してみたい」とお考えのお客様に最適です!生成 AI のNew Product Session の例:New Product Session:はじめよう Einstein for Salesセールスメール、通話サマリー、通話エクスプローラーの概要やリソース、初期設定方法を学びますNew Product Session:はじめよう Einstein for Serviceサービス返信、会話サマリーの概要やリソース、初期設定方法を学びますNew Product Session : はじめよう Agentforce プロンプトビルダープロンプトビルダーを活用するための設定方法やテンプレートの活用例を学びますNew Product Session : はじめよう Agentforce SalesforceAI入門Salesforce AIの機能概要や関連リソースを学びます※ 新しいセッションは随時追加されますので、ぜひこちらのページをブックマークをしていただき、定期的にご覧ください。そして、これから AI 関連のスキルを身につけたいとお考えのシステム管理者様が、今すぐに取り組めるおすすめの学習方法がございます。システム管理者におすすめの学習方法AI 関連の認定資格Salesforce 認定 AI アソシエイトAI の基本と機能について学ぶことができます。資格を取得することで、責任を持って AI とデータを使用するための基本的なスキルを備えていることが証明され、AI のさらに高度な技術認定を取得することができるようになります。これから AI 導入を検討されている組織のシステム管理者様は、この機会にぜひチャレンジしてみてください!Salesforce 認定 AI スペシャリストSalesforce 認定 AI アソシエイトの上位資格で、Salesforce の AI ソリューションを使いこなしたい場合に最適です!AI スペシャリストは、Salesforce での AI 実装と使用において極めて重要な役割を果たシステム管理者、開発者、アーキテクトを対象としており、Salesforce で標準で用意している AI 機能(Agent Builder、プロンプトビルダー、モデルビルダー等)を使用して、既存機能を強化するために必要です。Salesforce 認定 Data Cloud コンサルタントAI 導入にあたっては AI が使用するデータがとても重要であるとお伝えしました。この資格を取得すると、ソリューションの設計、設定、作成など、お客様に直接対応する立場でエンタープライズデータプラットフォームの実装やコンサルティングの経験を持つコンサルタントであることを証明できます。AI とデータは切っても切り離せません。Salesforce 認定 AI アソシエイトや Salesforce 認定 AI スペシャリストと合わせて資格取得を目指してみませんか?資格取得に興味があって勉強したいという方だけでなく、「まとまった時間が取れないけれど少しでも学びたい・・・」というシステム管理者様もいらっしゃると思います。そんな皆様もご安心ください。Salesforce では AI 関連の Trailhead もご用意しています!自己学習(Trailhead)人工知能のしくみと人工知能を効果的かつ責任を持って使用する方法を学習できる人工知能入門(Trailhead)や Salesforce が提供している予測 AI について学べる Salesforce Einstein の基礎(Trailhead)もありますし、今回のテーマである「 AI 導入」に関連するものとして、営業部門に予測 AI を導入する際のSales Cloud Einstein のロールアウト戦略(Trailhead)やコールセンター部門向けのEinstein for Service のロールアウト戦略(Trailhead)もおすすめです。その他、AI 関連のSalesforceのブログや各種ヘルプもございます。ブログは随時追加されていますので、ぜひ [メルマガに登録] してみてください!Salesforce ブログ:AI(人工知能) About Einstein Generative AI(へルプ)Sales Cloud Einstein(ヘルプ)Einstein for Service を使用した AI ソリューションの構築(ヘルプ)AI の活用事例既にAI を導入しているお客様はどのように活用しているのでしょうか。以下より日本のお客様の事例を確認することができます。ぜひご覧ください。Service Cloudコンタクトセンター 生成AI活用の最前線生成AIと予測AIを活用し、少数精鋭企業のスピード経営に革新をもたらす / Einstein(アインシュタイン)を3週間で導入。導いたのは「たった一人の先駆者」Sales Cloud人が足りない!AI活用どうする?加藤浩次、日本の中小企業の課題に切り込むまとめAI 導入の成功の鍵を握るのはデータAI は業務効率を上げてくれるアシスタントAI Coach や認定資格を取得して、近い将来の AI 導入プロジェクトに備える最後までご覧いただき、ありがとうございました!今後のアップデートにご期待ください。