Pardot Lightning アプリケーション有効化ガイド
2022.04.28
2022年4月7日より、Pardot は Marketing Cloud Account Engagement に製品名が変更になります。
この記事で学べること
- Pardot Lightning アプリケーションの有効化の手順
はじめに
現在Pardotにアクセスする方法は以下の3つがあります。
- Pardot Lightning アプリケーション(以降は PLA と表記)(アプリケーションランチャーには「Pardot (B2B Marketing Automation)」と表示)

- Pardot スタンドアローンアプリケーション(Pardotを単体で利用する場合)

- Pardot Classic アプリケーション(以降は PCA と表記)(アプリケーションランチャーおよびタブには「Pardot」と表示)

このうち、PCA については順次廃止を予定しています。
現在は、新規ユーザおよび 2021/7/14 ~ 2021/9/14 に PCA へのアクセスがなかった既存ユーザについては、既に利用ができません。
また、2022/10/17 より、現在 PCA を利用中のユーザも含めて全ユーザでアクセス不可となります。
詳細はこちらのナレッジをご一読ください。
Salesforce の Pardot Classic アプリケーションの廃止 | カスタマー FAQ
---抜粋---
この変更はいつ有効になりますか?
2021 年 10 月 11 日をもって、新規 Pardot ユーザ、および 2021 年 7 月 14 日~ 2021 年 9 月 14 日に Pardot Classic アプリケーションにアクセスしなかった現在の Pardot ユーザは、Pardot Classic アプリケーションにアクセスできなくなります。2022 年 10 月 17 日までに、アプリケーションの有効ユーザを含むすべての Pardot ユーザが Pardot Classic アプリケーションにアクセスできなくなります。
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そのため、今後もPardotをSalesforceと併せて利用するすべてのSalesforceユーザに対しては、2022/10/17までの間に、PLA へのアクセス権の付与など、移行作業が必要となります。
*注意:PLA は、Salesforceライセンス(Sales Cloud、Service Cloud、CRM)ユーザのみ利用可能です。PlatformライセンスやCommunityライセンスユーザでは利用できません。割り当てるSalesforceライセンスが不足する場合は、弊社担当営業までご連絡ください。
このドキュメントは、PLA への移行方法について、画面付きで解説します。
手順
*各画像は、ダブルクリックで拡大表示できます
*既にPardotとSalesforceをコネクターで接続済み、ユーザ同士も接続済みであることが前提です
1. Salesforce組織 で PLA を有効化する
Salesforce管理者ユーザにて、右上の歯車アイコンより [設定] に入り、[ホーム] タブ> [Pardot] メニュー> [設定アシスタント] メニューを開き、[Salesforce の Pardot Lightning アプリケーションを有効にする] のスイッチを [オン] にします

2. ユーザプロファイルに b2bma_canvas 接続アプリケーションを割り当てる
・ヘルプ記事:ユーザーへの Pardot Lightning アプリケーションへのアクセス権の付与 (ステップ3の内容)
Salesforce設定の [ユーザ] > [アプリケーション] メニュー> [接続アプリケーション]メニュー> [接続アプリケーションを管理する] メニューに入り、[b2bma_canvas] 接続アプリケーションの名前のリンクをクリックします

まずは、[許可されているユーザ] 設定項目が「管理者が承認したユーザは事前承認済み」となっていることを確認します(これ以外の場合は、画面上部の [ポリシーを編集] ボタンより編集モードに入り変更します)
[許可されているユーザ] 設定項目が「管理者が承認したユーザは事前承認済み」になっている状態で、下部の [プロファイル] 関連リストに、対象とするユーザに割り当てられたプロファイルを [プロファイルを管理する] ボタンより追加します(既に登録されている場合は対応不要)

3. ユーザに Sales Cloudユーザ / Service Cloudユーザ / CRM Userユーザ のいずれかの権限セットを割り当てる
・ヘルプ記事:ユーザーへの Pardot Lightning アプリケーションへのアクセス権の付与 (ステップ4の内容)
続けて、Salesforce設定の [ユーザ] > [権限セット] メニューに入り、[Sales Cloud ユーザ]、[Service Cloud ユーザ]、または [CRM ユーザ] 権限セットの名前のリンクをクリックします(以下は [Sales Cloud ユーザ] を例にしています)

[割り当ての管理] ボタンをクリックします

[割り当てを追加] ボタンをクリックします

PLA を使用したいユーザを選択して、[割り当て] ボタンをクリックします

4. ユーザプロファイルに対する PLA と Pardot 関連タブへのアクセス権の割り当てを確認・付与する
・ヘルプ記事:アプリケーションランチャーに Pardot Lightning アプリケーションタイルが表示されない
・ヘルプ記事:Pardot Lightning アプリケーションの使用時に上部のナビゲーションバーに一部のタブが表示されない
*プロファイルの設定画面はUIオプションによって2種類に異なりますので、以下いずれかの手順でご設定ください。
[拡張プロファイルユーザインターフェース] オプションがオンの場合
まずは [ユーザ] メニュー> [プロファイル] メニューに入り、対象ユーザに割り当てられたプロファイルの名前リンクをクリックし、設定ページに入ります

[割り当てられたアプリケーション] リンクをクリックします

[Pardot (standard__PardotAppV1)] に [参照可能] チェックが入っていることを確認します
チェックが入っていない場合は、[編集] ボタンで編集モードに入り、チェックを入れて保存します
その際、必要に応じて、[デフォルト] にもチェックを入れます(ログイン時にデフォルトで表示されるアプリケーション指定)

上部の [割り当てられたアプリケーション] プルダウンから、[オブジェクト設定] 画面に切り替えます

オブジェクト一覧にて、以下の PLA 関連タブの [タブの設定] が「デフォルトで表示」となっていることを確認します
タブ名 | 表示メニュー | |
---|---|---|
1 | 見込み客 | プロスペクト、リード、取引先責任者、ビジターなど |
2 | Pardot ダッシュボード | |
3 | Pardotキャンペーン | |
4 | Pardotメール | ドラフト、スケジュール済み、送信済みなど |
5 | オートメーション | Engagement Studio、オートメーションルールなど |
6 | コンテンツ | フォーム・フォームハンドラー、ランディングページなど |
7 | Pardot レポート | キャンペーン、接続アプリケーションなど |
8 | Pardot 設定 | アカウント設定、オブジェクトと項目の設定など |
9 | ランディングページ | Pardot Lightning 拡張ランディングページビルダー(詳細はこちら) |
10 | メールテンプレート | Pardot Lightning 拡張メールテンプレートビルダー(詳細はこちら) |
11 | メールコンテンツ | Pardot Lightning 拡張メールビルダー・送信機能(詳細はこちら) |
12 | 各種 "Engage〜" タブ | Salesforce Engageライセンスで利用可能な各種Engage機能 |

上記画面にて、「タブを隠す」「デフォルトで非表示」となっている場合は、各タブ名リンクをクリックし、[編集] ボタンより編集モードに切り替え変更します

[拡張プロファイルユーザインターフェース] オプションがオフの場合
まずは [ユーザ] メニュー> [プロファイル] メニューに入り、対象ユーザに割り当てられたプロファイルの名前リンクをクリックし、設定ページに入ります
多くの設定項目が表示されますので、[カスタムアプリケーション設定] セクションにて [Pardot (standard__PardotAppV1) ] の [参照可能] にチェックがあることを確認します

[タブの設定] セクションにて以下 PLA 関連タブが全て「デフォルトで表示」となっていることを確認します
「デフォルトで表示」以外となっている場合は、[編集] ボタンより編集モードに入り、修正します
タブ名 | 表示メニュー | |
---|---|---|
1 | 見込み客 | プロスペクト、リード、取引先責任者、ビジターなど |
2 | Pardot ダッシュボード | |
3 | Pardotキャンペーン | |
4 | Pardotメール | ドラフト、スケジュール済み、送信済みなど |
5 | オートメーション | Engagement Studio、オートメーションルールなど |
6 | コンテンツ | フォーム・フォームハンドラー、ランディングページなど |
7 | Pardot レポート | キャンペーン、接続アプリケーションなど |
8 | Pardot 設定 | アカウント設定、オブジェクトと項目の設定など |
9 | ランディングページ | Pardot Lightning 拡張ランディングページビルダー(詳細はこちら) |
10 | メールテンプレート | Pardot Lightning 拡張メールテンプレートビルダー(詳細はこちら) |
11 | メールコンテンツ | Pardot Lightning 拡張メールビルダー・送信機能(詳細はこちら) |
12 | 各種 "Engage〜" タブ | Salesforce Engageライセンスで利用可能な各種Engage機能 |

*[拡張プロファイルユーザインターフェース] オプションは、以下で有効化できます

5. PLA にデフォルトで表示させたいタブを定義する
・ヘルプ記事:アプリのナビゲーションメニューにタブの追加
最後に、ユーザが PLA にアクセスした際、デフォルト固定で表示されるタブを管理者にて定義します
*ここで定義したタブは、全ユーザに取捨選択不可の状態で、共通でデフォルト表示されます
*ユーザごとにタブの取捨選択をさせたい場合は、こちらでは設定せず、各ユーザにてこちらのヘルプを参考に追加・削除します
[アプリケーション] メニュー> [アプリケーションマネージャ] メニューに入り、Pardot (PardotAppV1) にて [編集] モードに入ります

[ナビゲーション項目] メニューに入り、[選択可能な項目] から、各種 PLA 関連タブを選択し、右三角アイコンで [選択済みの項目] に移動させ、上下三角アイコンにて並び替え(上から下の並びで、Salesforce画面上、左から右への順で表示される)を行い、[保存] します

以上で、ユーザに対する PLA の有効化は完了です。
Pardot Classicの無効化
PLA への移行が完了しましたら、ユーザの混乱を防ぐため、Pardot Classic アプリケーションの削除に記載の手順で、PCAへアクセス権を外してください。
お困りの場合
上記手順通りに設定しても、PLA へアクセスできない場合は、Pardot サポートへお問い合わせください。
・ヘルプ記事:Pardot サポートへのお問い合わせ方法
2022.04.28
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