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ワークフロールールの所有者項目更新アクションをフローで作成する
「ワークフロールールのフローへの移行について」はこちらワークフロールールの処理の概要取引先を作成・更新した時に、取引先の所有者を“Account Owner”というユーザに更新します。サンプル)ワークフローの例サンプル)項目自動更新の例フローで作成した場合の全体像今回作成するフローは以下です。このフローでは以下の要素や変数を利用して作成します。レコードトリガフローレコード更新要素フローの作成手順ユーザのレコードIDを事前に取得しておきます。対象のユーザのレコード詳細ページを開き、URLをメモします。URL中の“005”から始まる15桁の英数字がレコードIDです。今回の例だとレコードIDは”0052x000004LxRA”となります。後続の処理で使用しますので、控えて起きましょう。https://XXX.lightning.force.com/lightning/setup/ManageUsers/page?address=%2F0052x000004LxRA%・・設定画面から「フロー」を検索し、「フロー」の画面に遷移、「新規フロー」をクリックします。「レコードトリガフロー」を選択します。自動処理の開始条件を設定します。今回は、「取引先が新規・更新に作成された時」に処理が実行されるようにしたいため、以下を設定します。オブジェクトを選択 :取引先トリガを設定 :レコードが作成または更新された(補足)エントリー条件を設定 :ワークフロールールの「ルール条件」に設定がある場合は、この部分に条件を設定します。設定すると、この条件でレコードが作成された時に実行されます。そして「完了」を押します。これで開始条件の設定完了です。設定後「+」を選択して開始後の処理を作成していきます。今回は取引先を作成・更新したら、「所有者項目を更新」したいので、次の処理として所有者項目更新の処理をフローに追加します。「レコードを更新」を選択します。「新規のレコードの更新」画面が開くので、この処理の「表示ラベル」(フローでの表示名)とAPI参照名(処理に対してのプログラム上の名前)を設定します。*説明は必要に応じて補足のコメントを入れます。今回はトリガレコード(このフローを起動する契機となったレコード)の取引先の所有者を更新するため、以下を設定します。更新するレコードを検索してその値を設定する方法 :フローをトリガした 取引先 レコードを使用 レコード を更新する条件の要件 :なし — 常にレコードを更新項目 :OwnerId値 :上述の手順で取得したユーザレコードID「完了」を押すとこのようなフローが完成しました。画面右上の「保存」をクリックし、フローの表示ラベル、フローのAPI参照名に任意の値を入力し保存します。画面右上の「デバッグ」を押して、想定通りに処理が実行されるか確認します。レコードトリガフローは「ロールバックモードでフローを実行します」にチェックが入っています。ロールバックモードで実行すると、処理を実行し最後に保存せずにキャンセルされます。このため、既存のレコードに影響を及ぼさず、フローを実行することができます。今回はレコードの作成・更新時に起動するフローを作成したため、「レコードが次の場合にフローを実行」に以下が表示されています。作成済み更新済みまずは、取引先を新規作成したシナリオのテストを行います。「取引先」にフローが起動する契機となるレコードを選択します。問題なくデバッグ実行が完了すると、処理の流れが右側に出力されます。また、「>」をクリックすることにより各要素の処理の詳細を確認することができます。「レコードを更新」要素の詳細を確認すると、「OwnerId = 0052x000004LxRA」と表示されており、想定された値でレコード更新処理が実行されていることが確認できました。*エラーの場合、どの要素がエラーかを特定して、内容を再確認します。レコード新規作成時のシナリオで問題なくフローをデバッグ実行できたため、次にレコードの更新のシナリオのテストを行います。「再デバッグ」をクリックすると、再度「フローをデバッグ」画面が開くので、シナリオに沿う設定を行います。今回は既存の取引先レコードのレコード名を「テスト用の取引先」から「更新後の取引先名」に更新するシナリオのテストを行います。このシナリオを実現するために以下を設定します。レコードが次の場合にフローを実行 :更新済みトリガレコード :更新対象の取引先レコード取引先名 :更新後の取引先名同様の手順でデバッグ実行を行い、エラーが発生せず想定通りの動作となっていることを確認します。レコード更新時と同様に、「レコードを更新」要素の詳細を確認すると、「OwnerId = 0052x000004LxRA」と表示されており、想定された値でレコード更新処理が実行されていることが確認できました。画面右上の「有効化」をクリックすると有効化できます。ワークフローの書き換えの場合、ワークフローを忘れずに「無効」にしてください。
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「ワークフロールールのフローへの移行について」はこちらワークフロールールの処理の概要商談が完了した場合に、取引先のカスタム項目にその日を登録する。サンプル)ワークフローと項目自動更新の例フローで作成した場合の全体像今回作成するフローは以下です。このフローでは以下の要素や変数を利用して作成します。レコードトリガフローレコード作成要素グローバル変数($Record、$Flow)フローの作成手順設定画面から「フロー」を検索し、「フロー」の画面に遷移、「新規フロー」をクリックします。「レコードトリガフロー」を選択します。自動処理の開始条件を設定します。今回は、「取引先が新規に作成された時」に処理が実行されるようにしたいため、以下を設定します。オブジェクトを選択 :商談トリガを設定 :レコードが作成または更新されたエントリ条件を設定 :すべての条件に一致 (AND)IsClosed 次の文字列と一致する True 更新されたレコードでフローを実行するタイミング : 条件の要件に一致するようにレコードを更新したときのみそして「完了」を押します。これで開始条件の設定完了です。設定後「+」を選択して開始後の処理を作成していきます。今回は商談を更新時に取引先を更新したいので、次の処理にレコードの更新要素を追加します。「新規のレコードの更新」の窓が開くので、この処理の「表示ラベル」(フローでの表示名)とAPI参照名(処理に対してのプログラム上の名前)を設定し、「レコードを識別する条件を指定し、項目を個別に設定」と更新対象のオブジェクトを選択します。 更新するレコードを検索してその値を設定する方法 : レコードを識別する条件を指定し、項目を個別に設定オブジェクト : 取引先商談の親オブジェクトとなる取引先を検索するため、フローをトリガしたレコードを示す $Record グローバル変数を用いて取引先の ID を指定します。また、フローインタビューの情報を提供する $Flow グローバル変数を用いて、フローの実行日を指定します。(数式要素で TODAY() を用いることもできます)取引先レコードを絞り込み :すべての条件に一致 (AND)Id 次の文字列と一致する :{!$Record.AccountId}取引先 の項目値を レコード に設定CustomDate__c :{!$Flow.CurrentDate}「完了」を押すとこのようなフローが完成しました。画面右上の「保存」をクリックし、フローの表示ラベル、フローのAPI参照名に任意の値を入力し保存します。今回開始条件に指定した IsClosed の項目は、フェーズ項目を変更後にシステムが自動で変更する特殊な項目で、デバッグ実行にて項目の変更を捉えることができません。そのため、Sandbox 等でフローを有効にし、実際のレコードでの動作の確認を行うことをお勧めいたします。
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「ワークフロールールのフローへの移行について」はこちらワークフロールールの処理の概要新規取引先を作成した時に、新規取引先への訪問挨拶のToDoを自動作成する。サンプル)ワークフローの例サンプル)ToDoの例フローで作成した場合の全体像今回作成するフローは以下です。このフローでは以下の要素や変数を利用して作成します。レコードトリガフローレコード作成要素グローバル変数($Record、$Flow)の利用数式変数の利用フローの作成手順設定画面か「フロー」を検索し、「フロー」の画面に遷移、「新規フロー」をクリックします。「レコードトリガフロー」を選択します。自動処理の開始条件を設定します。今回は、「取引先が新規に作成された時」に処理が実行されるようにしたいため、以下を設定します。オブジェクトを選択 :取引先トリガを設定 :レコードが作成された(補足)エントリー条件を設定 :ワークフロールールの「ルール条件」に設定がある場合は、この部分に条件を設定します。設定すると、この条件でレコードが作成された時に実行されます。そして「完了」を押します。これで開始条件の設定完了です。設定後「+」を選択して開始後の処理を作成していきます。今回は取引先を作成したら、「ToDoを発行」したいので、次の処理としてToDo発行の処理をフローに追加します。ToDoの発行はToDoのオブジェクトにレコードを作成することと言い換えられます。そのため、「レコードを作成」を選択します。「新規のレコード作成」の窓が開くので、この処理の「表示ラベル」(フローでの表示名)とAPI参照名(処理に対してのプログラム上の名前)を設定します。*説明は必要に応じて補足のコメントを入れます。今回はToDoのレコードを1レコード作成するため、以下の値を選択します。作成するレコード数 :1 レコード項目の設定方法 :個別のリソース及びリテラル値を使用オブジェクト :ToDoオブジェクトを選択すると、「作成するToDoの項目値を設定」が表示されるため、どの項目に(左側)何の値を入れるか(右側)を設定していきます。今回のワークフローアクションのToDoは以下の設定となっている場合を例として作成します。まずは以下、項目名を検索し、固定値や選択肢を設定していきます。件名 :ご挨拶(新規)状況 :Open優先度 :Normal次に「割り当て先」を「新規作成された取引先の所有者」に設定していきます。レコードトリガフローでは起動の条件となったレコード(今回は作成された取引先のレコード情報)は、「$Record」という変数(データの格納先)に入っています。そのため、「$Record>所有者ID」の項目を選択することで、作成された取引先の所有者の情報を値として入れることができます。割り当て先設定後次に期日を設定します。期日は自動化処理+30日後を設定します。フローでは、値の部分に直接数式がかけないため、このように計算が必要な値をセットする場合は、事前に数式を計算した値をセットします。まず、新規リソースをクリックします。次にリソース種別で「数式」を選択します。API参照名とデータ型を設定します。データ型は数式で計算した結果がどのような値を取るかを選択します。今回は日付型です。次に数式を記載します。フローが起動した日付+30日を計算しています。フローが起動した日付は、グローバル変数$Flowの日付(CurrentDate)項目から取得ができます。リソースを挿入から、選択すると簡単に数式に挿入できます。「完了」を押すと、新規リソースの数式のAPI参照名がセットされます。これで数式の計算結果を代入することができます。「完了」を押すとこのようなフローが完成しました。画面右上の「保存」をクリックし、フローの表示ラベル、フローのAPI参照名に任意の値を入力し保存します。画面右上の「デバッグ」を押して、処理にエラーがないか検証確認します。レコードトリガフローは「ロールバックモードでフローを実行します」にチェックが入っています。ロールバックモードで実行すると、処理を実行し最後に保存せずにキャンセルするため、テスト的に実行してエラーが出るか確認できます。「取引先」にテスト的にフローを実行する開始対象のレコードを選択します。問題なくデバッグ実行が完了すると、処理の流れが右側に出力され、実際に作成しようとしたToDoの中身を確認することができます。想定した内容になっているかを確認します。*エラーの場合、どの要素がエラーかを特定して、内容を再確認します。画面右上の「有効化」をクリックすると有効化できます。ワークフローの書き換えの場合、ワークフローを忘れずに「無効」にしてください。
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Salesforceには現在ワークフロールール、プロセスビルダー、フローの3つの自動化ツールがあります。自動化機能が複数のツールに分散している点は、今後メンテナンス性とイノベーションの両方を妨げる可能性があります。そのため、将来的にワークフロールールやプロセスビルダーからフローへの移行を進めていく予定となっており、現在お客様に対しワークフロールールからフローへの移行を進めていただくことを推奨しております。ご参考(2022/7/1 時点)Go with the Flow: What’s Happening with Workflow Rules and Process Builder?(英語記事)移行ツールによるワークフロールールのフローへの変換既存のワークフロールールをフローに変換する移行ツールがSummer '22で正式リリースとなりました。移行ツールの使用手順や制約については下記ヘルプページをご確認ください。Summer '22 リリースノート:[フローに移行] ツールを使用したフローへのワークフロールールの変換 (正式リリース)フローでワークフロールールと同様の処理を実現する際のご参考リソースワークフロールールからフローへの移行ツールの制約により既存のワークフロールールの自動変換ができない場合、手動で代替となるフローを作成する必要があります。また、これまで自動化処理を作成する際にワークフロールールを使っていたという方も、今後はフローを使用することが推奨されます。以下の記事ではワークフロールールの一部の設定について、フローで同様の処理を実現するためにどのような設定を行うかを解説しております。既存のワークフロールールをフローに書き換える際や新規のフローを作成する際にご活用ください。ワークフロールールのタスク発行アクションをフローで作成するワークフロールールの関連レコードの更新をフローで作成するワークフロールールの所有者項目更新アクションをフローで作成するワークフロールールの[現在のユーザ]のロールを参照する処理をフローで作成するワークフロールールのタイムトリガをフローで作成する
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日々の定型業務を自動化し時短&効率化!「フロー」を使いこなそう
この記事で学べることフローを使用した定型業務の自動化による時間短縮と効率化の方法フローの活用事例フローとはフローは、Salesforce 組織または外部システムで情報を収集、更新、編集、作成するプロセスを自動化します。フローの作成は、Flow Builderというポイント&クリックツールを使用し、視覚的に作成することができます。例えば、商談が作成されるたびに主従関係のない別オブジェクトへ金額を加算したいとき、下図のようなフローを作成します。※主従関係がある場合は、積み上げ集計項目の使用が有効です。要素(①)は、フローで実行できるアクションを表します。例えば、Salesforce データの読み取りや書き込み、ユーザーへの情報の表示などがあります。要素を追加するには、ツールボックスからキャンバスにドラッグ&ドロップします。コネクタ(②)は、要素同士をつなぎ、次にどの要素を実行すべきかを指示し、フローがたどるパスを定義します。コネクタを追加するには、キャンバス上の要素の下部にある[〇]をクリックしてドラッグします。このようにフローを作成する際は、キャンバス上に要素を配置し、コネクタでつないでいきます。フローには、いくつかの種別とテンプレートがあり、作成するフローに合わせて選択します。種別は、例えばレコード登録の案内画面を作成したいときは[画面フロー]、レコードを作成した次の日にフローを開始したいときは[スケジュールトリガフロー]を選択します。テンプレートは標準で用意されており、カスタマイズも可能です。[ケースを作成]テンプレートを使用すると、ユーザーが顧客情報を確認してケースを作成する画面フローテンプレートが用意されます。あとは、ビジネスプロセスに合わせたカスタマイズをするだけで、簡単にフローを作成することができます。フローの活用事例それでは、どのような場面においてフローを活用するのでしょうか?活用事例を3つほどご紹介します。例1.主従関係のないオブジェクト間で積み上げ集計をする積み上げ集計は、主従関係でしか設定することができませんが、フローを用いることで主従関係がなくても実装が可能です。例えば、予算カスタムオブジェクトに月別の商談金額を積み上げ集計することができます。リレーションによる制限を受けずに設定でき、ユーザーの作業工数の削減を実現します。例2.ホーム画面やレコード詳細画面から新規レコードを作成する画面フローを用いて、レコードの作成や更新ができるチュートリアルやウィザードを作成することができます。例えば、簡単に取引先を作成できる「簡易取引先」フローを作成し、コンポーネントとしてホームページに追加します。コンタクトセンターやテレセールス担当者など、すぐにレコードの作成/更新が必要なユーザーの業務の効率化につながりますね。例3.レコードを一括作成/更新するフローでは、設定した条件に合致したときにレコードを作成/更新/取得/削除することができ、これは複数のレコードに実行することも可能です。例えば、年間契約の商談が成立すると自動で支払管理カスタムオブジェクトに12か月分の支払予定レコードを作成する、セミナー開催日を基準にToDoを一括作成することができます。ルーチンワークを自動化することで、生産性の高い効率的な業務になりますね。おまけ:デバッグ新しく作成したフローのテストや、失敗したフローのトラブルシューティングをしたいとき、「デバッグ」の使用がおすすめです。デバッグは、フローの処理に関する詳細情報をリアルタイムに表示することができます。デバッグはFlow Builderを起動し、画面右上[デバッグ]から実行します。さらに、デバッグオプションにて[ロールバックモードでフローを実行します]にチェックを入れると、テスト結果が登録されているレコードに影響を及ぼす心配もありません。フローの開始条件となる値を入力して[実行]をクリックしましょう。どのアクションで失敗しているのかを表示します。考慮事項フロー種別によって、使用できる要素に制限がある有効化したフローを削除するには、まず無効化する必要がある学習ツールフローの作成(ヘルプドキュメント)Flow Builder でのフローのデバッグ(ヘルプドキュメント)Lightningフロー(Trailhead)まとめフローを利用することで、柔軟に自動化を設定することができます。また、自動化以外にもガイド付きレコード登録画面の設定や業務ルールの徹底など様々なメリットがあります。日々の作業を効率化させ、工数削減を目指しましょう。
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「画面」要素の設定内容フローを実行するユーザから情報を収集したり、そのユーザに情報を表示する画面を作成します。画面のフレームを設定この画面にヘッダーとフッターが表示されるかどうかを制御します。表示ラベル/API参照名「表示ラベル」にフローのキャンパス上で表示する画面名称、「API参照名」にこの画面名称を指定します。ヘッダーを設定ヘッダー、ヘルプテキストの表示/非表示を設定します。ヘッダーにはフローの保存名称が表示されます。フッターを設定フッター(ボタン部分)の表示/非表示を設定します。各ボタンについて、「カスタム表示ラベルを使用」を選択すると、ボタンの名称を変更することができます。コンポーネントを画面に配置・設定[コンポーネント]タブから画面にコンポーネントを配置し、コンポーネント毎に表示や入力についての設定を行います。コンポーネントによって設定内容が異なります。代表的な設定を記載します。表示ラベル/API参照名「表示ラベル」に画面の項目名、「API参照名」にこのコンポーネントの名称を指定します。入力コンポーネントの場合、「API参照名」の変数が作成され画面で入力された値が格納されます。例)API参照名:screen01_name_inputというテキスト入力コンポーネントに、ユーザが画面で「お問合せの件について」と入力すると、”screen01_name_input”という変数(データの箱)に”お問合せの件について”という文言が格納されます。必須入力必須にしたい場合、チェックします。デフォルト値任意でコンポーネントの初期値を指定します。コンポーネントの表示を設定デフォルトで「常に」が選択されています。条件を指定した場合、条件に一致した場合のみコンポーネントが表示されます。入力を検証この設定があるコンポーネントは、入力制限を設定できます。制限する場合は、「エラーメッセージ」部分にエラー時のメッセージを指定し、「数式」部分に、数式で検証内容を記載します。数式が False と評価された場合、入力エラーとして、エラーメッセージが表示されます。例)API参照名:screen01_name_inputというテキスト入力コンポーネントに数式"LEN(screen01_name_input)<10"と設定をした場合、入力値が10文字からそれ以上の場合、エラーメッセージが出力されます。ヘルプを提供ユーザ補助としてヘルプテキストを設定できます。設定するとコンポーネントに「i」のマーク等が出力され、設定したヘルプテキストを表示します。設定方法パターン1 :「ルックアップ」コンポーネントを配置する場合ルックアップコンポーネントはレコードを検索できるようにします。[コンポーネント]タブから「ルックアップ」を画面に追加します。右の詳細設定で、「API参照名」に半角英数名を指定します。「オブジェクトAPI参照名」と「項目API参照名」に「検索したいレコードを検索している項目」のオブジェクトと項目を指定します。たとえば、「取引先」レコードを検索したい場合、「取引先レコードを検索している項目」つまり、商談(Opportunity)オブジェクトの取引先名(AccountId)項目や、ケース(Case)オブジェクトの取引先名(AccountId)項目を指定します。※「オブジェクトAPI参照名」と「項目API参照名」の設定では、入力候補は無視します。※指定したいオブジェクトのAPI参照名や、項目やAPI参照名はオブジェクトマネージャから確認ください。「表示ラベル」に画面での項目表示名を指定します。以下は任意で設定します。「レコードID」に、初期値をレコードIDで指定できます。初期値で複数のレコードを指定したい場合は、「レコードIDコレクション」で指定します。※「レコードIDコレクション」は、IDをあらかじめ格納したコレクション変数を使ってレコードを指定します。「最大選択数」に、選択できる最大数を指定できます。指定しない場合、デフォルトで1となります。「必須」にしたい場合、True($GlobalConstant.True)を指定します。パターン2 :選択リスト(単一選択/選択リスト選択肢セットを利用)を配置する場合選択リストコンポーネントは画面に選択リストを配置します。選択肢には選択肢リソースを利用します。「コンポーネント」タブから「選択リスト」を画面に追加します。右の詳細設定で、「表示ラベル」「API参照名」を指定し、必要に応じて「必須」を選択します。「データ型」に、選択肢を選択時に値として格納されるデータ型を指定します。今回は「テキスト」を指定します。たとえば、この選択リストコンポーネントで選択させる選択肢を、ケースオブジェクトの「状況(Status)」項目の選択リストから取得するように設定します。(選択肢の設定は後述参照)この場合、選択肢が選ばれた時に格納される値はテキスト形式となります。そのため、データ型はテキストとします。「ユーザが複数のオプションを選択できるようにする」が「いいえ」、「コンポーネントの種類」が「選択リスト」であることを確認します。「選択肢」で「新規選択肢リソース」を選択し、以下の設定で新規「選択リスト選択肢セット」を作成します。この「選択リスト選択肢セット」に、画面で選択させる選択肢を設定します。「リソース種別」で「選択リスト選択肢セット」を指定します。「API参照名」に選択肢リソースの名称を指定します。「オブジェクト」に選択肢として取得したい選択項目を持つオブジェクトを指定します。(今回はケースの状況(Status)項目の選択リストを取得します)データ型を「選択リスト」とし、「項目」に取得したい選択リストの項目(Status)を指定します。「完了」を押します。選択肢に作成した選択肢リソースが設定されます。必要に応じて「デフォルト値」に初期値を設定します。パターン3 :固定文言を配置する場合「表示テキスト」は画面に表示のみの文言を出力します。「コンポーネント」タブから「表示テキスト」を画面に追加します。右の詳細設定で、「API参照名」を指定します。テキスト入力ボックスに表示する文言を入力します。「リソースを挿入」のボックスから、フローで使っているリソースを検索し、テキストボックスに追加できます。※各種画面コンポーネントの設定はこちらの「提供されるフロー画面コンポーネント」Helpを参照ください「画面」要素を使ったフローの例画面で入力された内容をもとに、ケースを作成するフロー新規フローから、「画面フロー」を選択し、「作成」を押します。「画面フロー」の下の「+」から画面を選択します。画面のフレームを設定します。画面のプロパティで以下を設定します。表示ラベル、API参照名を指定ヘッダーを表示のチェックを外す(非表示)フッターの[次へ]ボタンまたは[完了]ボタンは、カスタム表示ラベルを使用を選択し、ボタンの表示ラベルに「作成する」を指定。[前へ]ボタン、[一時停止]ボタンは非表示とする。画面にコンポーネントを配置します。コンポーネント別に以下を設定します。[テキスト]コンポーネントテキストコンポーネントを選択し、画面に配置し以下を設定表示ラベル:ケースの件名API参照名:screen01_name_input必須:チェックあり[ルックアップ]コンポーネント(設定方法のパターン1を参考としてください)ルックアップコンポーネントを選択し、画面に配置し以下を設定API参照名:screen01_Case_AccountオブジェクトAPI参照名:Case項目API参照名:AccountId表示ラベル:取引先[選択リスト]コンポーネント(設定方法のパターン2を参考としてください)選択リストコンポーネントを選択し、画面に配置し以下を設定表示ラベル:状況API参照名:screen01_list_status必須:チェックありデータ型:テキストユーザが複数のオプションを選択できるようにする:いいえコンポーネントの種類:選択リスト選択肢:{!list_Case_Status} (選択リスト選択肢セットでCaseの状況項目の選択リストを取得)※設定方法のパターン2を参照ください。[表示テキスト]コンポーネント(設定方法のパターン3を参考としてください)表示テキストコンポーネントを選択し、画面に配置し以下を設定API参照名:print_Textテキストの内容:ここの内容で{!$User.FirstName}_{!$User.LastName}さんのケースを作成します。※{!$User.FirstName}_{!$User.LastName}でフローを実行している人のユーザ名・姓を表示します。コンポーネントの設定後、画面を編集の「完了」を押します。次に「入力画面」の下の「+」から、「レコードを作成」を選択します。「レコード作成を編集」画面で、作成するケースの内容を指定し、「完了」を押します。表示ラベル、API参照名を指定します。作成するレコード数を「1」、レコード項目の設定方法を「個別のリソースおよびリテラル値を使用」を指定します。オブジェクトにケースを指定し、各項目の値を指定します。この時、画面の入力コンポーネントのAPI参照名を指定することで、画面入力した値がセットされます。件名(Subject) :{!screen01_name_input}取引先(AccountId) :{!screen01_Case_Account.recordId} ※screen01_Case_AccountのレコードIDを指定状況(Status) :{!screen01_list_status}所有者(OwnerId) :Flowの実行者のIDを指定Flowの実行者はグローバル変数の$Userから取得できます({!$User.Id})全体として以下のようなフローが完成しました。「保存」からフローを保存します。「デバッグ」から、処理がエラーなく実行されるか確認を行います。※画面フローのデバッグは実際にレコードが作成されるためSandbox環境で実施をお勧めします。「有効化」ボタンでフローの処理を有効化することができます。有効化後、画面を配置したい場所やボタンに配置します。参考事項・フロー要素: 画面 - ヘルプ・組織のユーザへのフローの配布- ヘルプ
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この記事で学べることユーザーの役割や業務フローに合わせて画面を柔軟にカスタマイズすることで、ユーザーにとって操作性の高い画面に変更することができます。カスタマイズをするには、まず業務を理解し、どのような画面で操作ができれば効率的かを把握する必要があります。今回は良く使用する4つの画面カスタマイズについてご紹介します。会社のイメージに合わせたテーマや背景の設定会社のブランドイメージにあわせて、ロゴや背景を変更することができます。Salesforceのデフォルトで用意されているテーマのいずれかを選択または、独自のカスタムテーマを作成することが可能です。会社のブランドカラーやロゴを設定することで、オリジナリティを出すことができます。自社のSalesforce組織であることがひと目でわかり、ユーザーにとって、より親しみが持てますね。操作手順については、参考リソースの“Lightning Experience での組織のブランド設定”よりご確認ください。ホーム画面のカスタマイズLightning Experienceのホーム画面には、各ユーザーが1日のスケジュールを管理するために必要とする情報を表示することをお勧めします。デフォルトでは、四半期のパフォーマンスサマリーや、今日のToDoおよび商談に関する重要な最新情報を参照することができます。画面右上の[歯車マーク]|[編集ページ]をクリック、または[設定]|[Lightning アプリケーションビルダー]からホーム画面に表示するコンポーネントのカスタマイズが可能です。今回は営業マネージャー用にホームページに未承認申請と営業担当の成績を確認するためのレポートグラフのコンポーネントを追加しています。・四半期パフォーマンス当販売四半期の商談のうち、完了した商談と、完了する確度が70%を超えている進行中の商談のみが表示されます。また[鉛筆]マークをクリックして目標を設定します。・未承認申請ホーム画面に未承認申請を配置することで、承認者は一覧で未承認リストを確認、返答することができます。最大で46件までの未承認申請が表示されます。・レポートグラフ毎日確認する必要がある指標をホーム画面に表示することで、レポートタブをクリックしなくても、ログイン後すぐに確認することができます。確認したい指標や重要となる項目を配置することで、ホーム画面を最大限に活用することができます。アプリケーションのカスタマイズアプリケーションとは、ビジネスの業態や業務内容に合わせて、必要となる機能を1つのツールとしてまとめたものです。使用できるアプリケーションはアプリケーションランチャーから確認することができます。今回は標準で用意されているアプリケーションのうち、セールスとサービスについてご紹介します。「セールス」は営業支援を目的としたアプリケーションで、新規顧客の獲得や営業の生産性向上、正確な分析・意思決定を実現するための機能が用意されています。「サービス」では顧客からの問い合わせ管理、サービスコストの効率化をサポートする機能が用意されています。各アプリケーションを選択すると画面が切り替わり、そのアプリケーションで用意されている機能が使用可能となります。上図のように、「セールス」ではケースが表示されませんが、「サービス」に切り替えることで、ケースが表示されます。選択したアプリケーションで、表示されていないタブもアプリケーションランチャーから検索をすることで、タブを表示させることができます。また、部門や役職に応じてLightningアプリケーションを作成し、ユーザーが一般的な業務を完了するために必要となる、項目 (タブ) を組み込むことが可能です。たとえばインサイドセールス部門に関連付けられたユーザプロファイルに、新規アプリケーションを割り当てます。インサイドセールス担当にとってキャンペーン、リード、ToDoなどが特に重要となりますので、今回はこの3つを含めたアプリケーションをカスタマイズします。操作手順1.[設定]|[クイック検索]ボックスに「アプリケーションマネージャ」と検索し、 [新規Lightningアプリケーション]をクリックします。2.アプリケーション名に「インサイドセールス」と入力し、必要に応じて画像を設定します。3.アプリケーションに含める項目を[▶]で追加し、表示される順番を[▲][▼]を使って調整します。4.インサイドセールスアプリケーションにアクセスできるユーザプロファイルとして、インサイドセールス部門に関連付けられたユーザプロファイルを選択します。設定は以上です。「インサイドセールス」のアプリケーションを選択し、確認してみましょう。先ほど選択した項目のみが表示されていますね。組織のユーザーはアプリケーションの切り替えや、タブの並び替えを簡単に行うことができ、必要な項目や使用する順番に並び替えて表示されていることで、業務の効率化につながります。表示ラベルの変更オブジェクト、項目、またはタブの名称を自由に変更することができます。組織に合わせて分かりやすい表示ラベルを設定することで、ユーザーは迷うことなくSalesforceを操作することができます。[設定]|[クイック検索]ボックスに「タブと表示ラベルの名称変更」と検索し、変更したいタブの[編集]をクリックします。たとえば、[リード]タブを[見込み顧客]に変更し、[次へ]をクリックすると、表示ラベルの名称を変更することができます。※上図のようにタブ名を[リード]から[見込み顧客]に変更すると、一部項目の表示ラベルが連動して変更されますので、意図に沿った表示ラベルになっているか確認してください。変更を保存すると、タブ名が[リード]から[見込み顧客]に変更されています。使い慣れている名称に変更することで、ユーザーは迷うことなく対象のタブを見つけることができますね。考慮事項タブ名を変更することで、一部項目の表示ラベルが連動して変更されるテーマは一度に1つのみ有効化でき、1つのテーマが組織全体に適用される学習ツールLightning アプリケーションの作成およびカスタマイズ(Trailhead)タブと項目の表示ラベルの名称変更に関する考慮事項(ヘルプドキュメント)Lightning Experience のカスタムホームページの作成(Trailhead)Lightning Experience での組織のブランド設定(ヘルプドキュメント)まとめ画面のカスタマイズをすることで、ユーザーの利便性が高まります。一方で、急に今までとは異なる画面に切り替えてしまうとユーザーの混乱を招く恐れがあります。Salesforce運用中は、切り替え前にユーザーへの周知を行いましょう。どのような画面で操作ができれば効率的か業務フローを理解し、ぜひ組織にあった“使いやすい”画面をカスタマイズしてみてください。
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Winter '25 リリースノート斜め読み (Marketing Cloud)
Marketing Cloud Engagementに関するリリースCross-Cloud ProductsProcess Builder Is Retired for Marketing Cloud Connect概要フローへの移行をサポートするために Marketing Cloud Connect のプロセスビルダーが廃止になります。MCC で使われていたプロセスビルダーのプロセスは自動的にレコードトリガーフローに移行されます。Salesforce アクティビティを使用してオブジェクトにアクセスするジャーニーが停止・公開されたときに発生します。お客様にて特別実施いただく対応はございません。適用範囲:Corporate EditionおよびEnterprise EditionLet Customers Link a Distributed Marketing Send to an Active Campaign概要これまではキャンペーンにキャンペーンメンバーを追加する前に、Distributed Marketing のキャンペーンメッセージからジャーニーを追加する必要がありましたが、キャンペーンメンバー追加後でもジャーニーを追加できるようになります。これにより、作成したキャンペーンにより柔軟性を持たせることができます。適用範囲:Corporate EditionおよびEnterprise Edition追加情報キャンペーンに接続されているジャーニーの変更Personalize Campaign Member Objects概要Distributed Marketing のキャンペーンメッセージを利用したメール送信において、これまではキャンペーンレコードからパーソナライズすることができましたが、その他レコードのフィールドもパーソナライズに使用できるようになります。適用範囲:Corporate EditionおよびEnterprise Edition追加情報エントリソースデータの拡張Einstein and AnalyticsGenerate Marketing Content in Multiple Languages概要Einstein Copy Insightsの件名行と本文作成機能にて 日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語が使用可能になりました。ご利用のカルチャーコードが上記いずれかに一致するとその言語が自動的に設定されます。追加情報適用範囲:Marketing CloudのすべてのエディションMonitor AI Content with New Audit Export Feature概要生成AIコンテンツの入力、出力、ユーザーフィードバックを含む過去90日間のAuditデータのエクスポート機能が追加されます。追加情報適用範囲:Marketing CloudのすべてのエディションCustomize Brand Identity at the Business Unit Level概要顧客のエンゲージメントを強化するために、エンタープライズ単位だった独自のブランドアイデンティティを各ビジネスユニットごとに設定できるようになりました。すでにブランドが設定されている場合、既存のブランドの詳細は、Einstein Generative AI および Einstein コピーインサイトが有効になっているすべてのビジネスユニットに反映されます。新しく追加されたビジネスユニットが設定可能になるまでには最大で 1 か月かかることがあります。適用範囲:全ての Marketing Cloud Engagement エディション追加情報ブランド設定Einstein コピーインサイトの設定Journeys and Automations Track Journey Changes with the Journey Audit Log概要ジャーニーの UI からジャーニーの監査ログが確認可能になりました。パブリッシュなどの操作を行ったユーザー名とその日時をご確認いただけます。適用範囲:Corporate および Enterprise にてジャーニーを使用できるお客様に適用されます。追加情報Improve Existing Emails with Journey Builder High-Throughput Sending Recommendations概要Journey Builder の検証で、パフォーマンスに影響する構成の推奨が表示されるようになります。High-Throughput Sending が設定されていない Email アクティビティを含むドラフトまたはアクティブなジャーニーで、パフォーマンス向上のために High-Throughput Sending を設定する推奨が表示されます。適用範囲:Corporate および Enterprise にてジャーニーを使用できる環境追加情報High-Throughput Sending の設定は、各ジャーニーの設定画面にて設定可能です。設定を行う前に次ヘルプページに記載の考慮事項を確認の上、設定有無をご検討ください。Journey Builder の高スループット送信に関する考慮事項Enhance Query Results with Improved Email Attribute Storage概要ジャーニーでは、ジャーニー設定画面から送信先のメールアドレスとしてジャーニーエントリデータと、データデザイナーで紐づけた連絡先データを使用することができます。データデザイナーによる紐づけは、複数のデータエクステンションで複数のリレーションシップを設定できます。今まではリレーションシップのパスの情報を保持していなかったため、その時見つかった最短のルートでたどるメール属性を使用することがありました。今回のリリースにより、ルート自体を保存するようになり、設定したパスのデータを参照するようになります。適用範囲:Corporate および Enterprise にてジャーニーを使用できる環境Get More Accurate Journey Success Rates on the Journey History Page概要ジャーニーの履歴の画面で、これまでアクティビティ名が空のような冗長なレコードが表示されることがありましたが、そういったものを省くようになりました。ジャーニーの History Download API も同等となります。適用範囲:Corporate および Enterprise にてジャーニーを使用できる環境Retrieve Data from Automation Data Views in Real Time概要これまではオートメーション関連のデータビューでは 24 時間以上前のデータしか取得できませんでしたが、実行中のオートメーション含め、リアルタイムでのデータ取得が可能となります。適用範囲:全ての Marketing Cloud Engagement エディションUse Additional SFTP Key Exchange Algorithms in File Transfer Activities概要ファイル転送アクティビティで、SFTPへのSSH通信(SSHキー)において、利用できる鍵交換のアルゴリズムが追加されます。今後の利用可能なアルゴリズムは以下となります(既存分含む)。・diffie-hellman-group1-sha1・diffie-hellman-group14-sha1・diffie-hellman-group14-sha256・diffie-hellman-group-exchange-sha1・diffie-hellman-group-exchange-sha256・ecdh-sha2-nistp256・ecdh-sha2-nistp384適用範囲:例 全ての Marketing Cloud Engagement エディションNew S3 Path Requirements for File Locations概要ファイルの場所にてAWS S3ファイルの保存場所を作成または変更する際、[AWS バケット名] のフィールドに相対パスを含めることができなくなりました。以前は、このフィールドに相対パスを指定することができました。今回のリリースで [AWS バケット名] のフィールドにはバケット名のみを指定し、[AWS 相対パス] のフィールドに相対パスを指定しご利用ください。適用範囲:全ての Marketing Cloud Engagement エディションNew Error Types for File Decryption Issues概要ファイル転送アクティビティでファイルの復号化に失敗した場合、システムエラーとして表示されていましたが今回のリリースでわかりやすくなります。暗号化解除に失敗した旨が表示された場合はお客様側で把握可能となりますので、有効なキーを設定されているかご確認をお願いいたします。適用範囲: 全ての Marketing Cloud Engagement エディション追加情報Correlate Activity Data with Other Views Using the JobID Field概要_AutomationActivityInstanceデータビューで送信が含まれるアクティビティのJobID を取得可能となりました。このJobID項目を用いて他のデータビューと結合することも可能となります。適用範囲:全ての Marketing Cloud Engagement エディション適用時期:すでにリリース済追加情報データビュー: オートメーションアクティビティインスタンスMessagingShorten SMS Links in MobileConnect and Journey Builder概要従来はHyperforceのみでご利用いただけていたトラッキング可能なSMSでのURLの短縮機能において、すべてのお客様環境でご利用いただけるようになります。クリックの結果は「SMSリンクのクリックレポート」より確認できます。注意点として、短縮されたリンクの有効期限は90日となります。90日を過ぎた場合、ページが見つからない旨のエラーが表示されます。適用範囲:MobileConnect利用可能環境追加情報Reuse Template Message Names Across Your WhatsApp Business Accounts概要同じBU 内で、複数の WhatsApp Business accounts(WABAs) で同じテンプレート名が利用できるようになりました。テンプレートを見分けやすくするために、新しいテンプレートのファイル名が、テンプレート作成時に使用した WABA ID とともにコンテンツビルダーに表示されます。既存のテンプレートのファイル名は変更されません。適用範囲:Corporate および Enterprise にて WhatsApp Business Messaging が利用できる環境Marketing Cloud IntelligenceEnhance Your Data by Using the New Criteo API Data Fields概要広告サービスの Criteo(クリテオ)社からデータを取得する API コネクタで広告グループおよびクリエイティブレベルを含む取得可能なフィールドが増え、広告パフォーマンスに関するより深いインサイトの獲得及び更なるキャンペーンの最適化が可能になりました。適用範囲:全ての Marketing Cloud Intelligence アカウント使用方法:[接続&加工] タブからデータストリームを作成または編集し、Criteo API コネクタを選択します。[Extended Properties] セクションの Mapping Form から New Mapping (Enhanced) を選択すると新しいフィールドにアクセスできます。Optimize Your Ad Spend with the Custom DoubleVerify Connector概要デジタル広告のデータ分析サービスである DoubleVerify 社からデータを取得する API コネクタで取得可能なDoubleVerifyのレポートが増え、広告の費用対効果分析やキャンペーン戦略策定力が向上しました。適用範囲:全ての Marketing Cloud Intelligence アカウント使用方法:[接続&加工] タブからデータストリームの新規作成を選択し、Double Verify Custom API コネクタを選択します。Streamline OneDrive Data Management by Using SharePoint概要SharePoint を OneDrive コネクタに追加することで、手動のデータ入力を減らし、ワークフローを簡素化し、生産性を向上させます。適用範囲:全ての Marketing Cloud Intelligence アカウント使用方法:[接続&加工] タブからデータストリームの新規作成を選択し、OneDrive API コネクタを選択します。オプションの [Use Sharepoint] を選択し、SharePoint サイト名を指定します。Gain Deeper TikTok Ad Insights by Using New API Fields概要TikTok Ads API コネクタは、ショップ指標、購入数、ページイベントなどの新しいフィールドとフィルターをサポートするようになり、広告のパフォーマンスを分析する機能が向上しました。適用範囲:全ての Marketing Cloud Intelligence アカウント使用方法:[接続&加工] タブからデータストリームを作成または編集し、TikTok Ads API コネクタを選択します。 [モデルにマッピング] 画面で、新しい TikTok 広告フィールドが選択できます。
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「決定」要素の設定内容一連の条件を設定し、条件の結果に基づいて後続のフローの経路を決定します。表示ラベル/API参照名「表示ラベル」にフローのキャンパス上で表示する名称、「API参照名」にこの要素の処理名称を指定します。結果の順序フローが進む可能性のあるパスを作成します。上のパスから順番に条件が評価されます。結果の詳細 - 表示ラベル/API参照名「表示ラベル」にフローのキャンパス上で表示するパスの名称、「API参照名」にこのパスの処理名称を指定します。結果を実行する条件の要件フローがパスに進むために必要な条件を指定します。複数の条件を組み合わせる場合は「すべての条件に一致 (AND)」「いずれかの条件に一致(OR)」「カスタム条件ロジックに一致」から適切なものを選択します。結果を実行するタイミングレコードトリガフローの場合に設定します。「条件の要件を満たす場合」を指定する場合フローの実行をトリガしたレコードが条件を満たす場合にこの結果のパスに進みます。「フローの実行をトリガしたレコードが条件の要件を満たすように更新された場合のみ」を指定する場合フローの実行をトリガしたレコードが以前に条件を満たしておらず、新しい項目値が条件を満たす場合のみこの結果のパスに進みます。「決定」要素を使ったフローの例商談レコードが作成された時に、金額が一定以上であればToDoレコードを作成するフロー※ 以下のフローでは決定要素の使い方をご理解いただくために、「金額が一定以上」の判断を決定要素を使って判断をしていますが、「金額が一定以上」の判断を「開始を設定」の「エントリ条件の設定」から設定することも可能です。新規フローから、「レコードトリガーフロー」を選択し、「作成」を押します。「開始を設定」の画面で、フローをトリガする条件を指定します。今回は、オブジェクトに「商談」、フローをトリガする条件に「レコードがされた」を指定し、「完了」を押します。次に「+」から「決定」を選択します。画面からフローが進む可能性があるパスとそれぞれの条件を設定します。表示ラベル、API参照名を指定します。(今回の例では商談の金額が1000万以上か否かを条件としています)結果の詳細の表示ラベル、API参照名を指定します。結果を実行する条件の要件に「すべての条件に一致(AND)」を選択します。条件リソース:フローのトリガになったレコード(商談)の金額を指定しますグローバル変数の$Recordからフローのトリガレコードの項目情報が取得できます{!$Record.Amount}演算子:「以上」を選択します値:「10000000」を入力します結果を実行するタイミング:「条件の要件を満たす場合」を選択します。結果の順序の「デフォルトの結果」を選択し、表示ラベルを「1000万未満」に上書きします。「完了」を押すと下図のように分岐したパスが作成されます。次に「1000万以上」のパスの「+」から「レコードの作成」を選択します。「レコード作成を編集」画面で、作成するToDoの内容を指定し、「完了」を押します。表示ラベル、API参照名を指定します。作成するレコード数を「1」、レコード項目の設定方法を「個別のリソースおよびリテラル値を使用」を指定します。オブジェクトにToDoを指定し、各項目を指定します。(画像の設定例は以下)件名(Subject) :フォローアップ優先度(Priority) :High(高)状況(Status) :Not Started(未着手)期日(ActivityDate) :Flowの実行日を指定Flowの実行日はグローバル変数の$Flowから取得できます({!$Flow.CurrentDate})割り当て先(OwnerId) :フローのトリガになったレコード(作成した商談)の所有者のマネージャを指定(今回の例では作成するToDoの割当先を商談の所有者のマネージャに指定しています)グローバル変数の$Recordからフローのトリガレコードの項目情報が、さらに$Record.Ownerから商談の所有者のユーザの項目情報が取得できるので、ユーザの項目情報から「マネージャ ID(ManagerId)を選択します{!$Record.Owner.ManagerId}※商談の所有者のユーザにマネージャが設定されていない場合、フローの実行がエラーとなる場合があります関連先ID(WhatId) :フローのトリガになったレコード(作成した商談)を指定グローバル変数の$Recordからフローのトリガレコードの項目情報が取得できます{!$Record.Id}全体として以下のようなフローが完成しました。「保存」からフローを保存します。「デバッグ」から、テスト実行するレコードを選択し、処理がエラーなく実行されるか確認を行います。「有効化」ボタンでフローの処理を有効化することができます。参考事項・フロー要素: 決定 - ヘルプ
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変数は数値や文字列といった値を一時的に保管するために作成します。変数はフロー全体で参照、変更が可能であり、以下のような目的で作成します。Salesforceレコードの項目の値を保存する決定要素の条件に使用するループの繰り返しの回数をカウントする数式を作成するために使用する作成した変数は「割り当て」の要素を使って更新することができます。変数に格納された値を使ってSalesforceのレコードを作成・更新したい場合は「レコードを作成」「レコードを更新」の要素を使用します。変数のデータ型変数を作成するにはデータ型を指定し、変数が保存できる値の方を決定する必要があります。データ型保存する内容テキストID、説明などのテキストデータまたはロングテキストデータレコードレコード (商談など) の項目値数値数値通貨通貨の値Booleanチェックボックスがオンかどうかなど、はい/いいえの値日付日付の値日付/時間日付と時刻の値選択リスト選択リストの値複数選択リストセミコロンで区切られた選択リストの値Apex 定義Apex クラスからの項目値変数の作成手順以下でテキスト型の変数の作成手順を説明します。ツールボックスを開き、「新規リソース」を押します。リソース種別から「変数」を選択します。API参照名を入力し、データ型に「テキスト」を選択します。「完了」を押すと変数が作成されます。コレクション変数について変数を作成する際に「複数の値を許可 (コレクション)」を選択すると、コレクション変数を作成できます。コレクション変数には複数の値を保存できます。コレクション変数の作成手順以下でレコードコレクション変数の作成手順を説明します。上記と同様の手順で変数を作成する画面を開きます。データ型に「レコード」を選択し、オブジェクトを選択します。「複数の値を許可 (コレクション)」を選択します。「完了」を押すとレコードコレクション変数が作成されます。変数を使ったフローの例 ・【フロー演習問題3】取引先に紐づくケースの集計・【フロー演習問題4】複数月の売上レコード一括作成画面Tips「レコードを取得」要素でレコードデータの保存方法に「すべての項目を自動的に保存」を選択するとレコード変数が作成されます。※参考:レコード取得要素「レコードを作成」要素を追加すると作成したレコードのIDを保存する変数が作成され、フロー内で使用することができます。※参考:レコード作成要素参考・フローのリソース: 変数 - ヘルプ・Flow Builder - Trailheadモジュール・Flow: What is a Variable? - 動画(英語)
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アクション「メールアラートを送信」要素の設定内容ワークフローメールアラートを使用してメールテンプレートおよび受信者を指定し、メールを送信します。フローはレコード ID のみを指定します。表示ラベル/API参照名「表示ラベル」にフローのキャンパス上で表示する名称、「API参照名」にこの要素の処理名称を指定します。カスタムオブジェクト ID事前に作成するメールアラートで指定されたオブジェクトと一致するオブジェクトのレコードIdを指定します。メールアラートで利用されているメールテンプレートに差し込み項目が利用されている場合、このカスタムオブジェクトIdで指定されたレコード上の項目が参照値として利用される動作をします。※フローで設定を行う前に事前にメールアラートの作成が必要となります。作成方法の詳細はこちらを参照ください。※メールアラートの送信は1日あたりの制限が設けられています。詳細についてはこちらを参照ください。「メールアラートを送信」要素を使ったフローの例商談レコードのフェーズが“Closed Won”に更新された時に、トリガした商談レコードをもとにメールアラートを送信する場合A.メールテンプレートの作成Classicメールテンプレートより件名や本文内容を指定するメールテンプレートを作成します。適宜本文内に商談の差し込み項目を用います。B.メールアラートの作成作成したメールテンプレートを利用したメールアラートを作成し、オブジェクトに商談を指定します。合わせて、メールの受信者を商談の所有者とします。C.フローの作成新規フローから、「レコードトリガーフロー」を選択し、「作成」を押します。「開始を設定」の画面で、フローをトリガする条件を指定します。今回はオブジェクトに「商談」、フローをトリガする条件に「レコードが更新された」を指定し、「エントリ条件を設定」で下記条件を指定し、「完了」を押します。条件の要件: すべての条件に一致 (AND)項目: フェーズ 演算子: 次の文字列と一致する 値: Closed Won更新されたレコードでフローを実行するタイミング条件の要件に一致するようにレコードを更新したときのみ次に「+」から「メールアラートを送信」を選択します。事前に作成したメールアラートを指定します。以下の設定を行い、「完了」をクリックします。表示ラベル、API参照名を指定カスタムオブジェクト ID :フローのトリガになったレコード(作成した商談)を指定グローバル変数の$Recordからフローのトリガレコードの項目情報が取得できます{!$Record.Id}全体として以下のようなフローが完成しました。「保存」からフローを保存します。「デバッグ」から、テスト実行するレコードを選択し、処理がエラーなく実行されるか確認を行います。「有効化」ボタンでフローの処理を有効がすることができます。参考事項・フロー要素: メールアラートを送信 - ヘルプ