エディションとビジネスユニットの構成を決める
公開日: 2023.06.29
目次
アカウント内でのビジネスユニット (BU) の構成を決める
📌ユーザー / アカウント / ビジネスユニットの構成例 (Enterprise ID (EID) / Member ID (MID))

- テスト / リリース環境をどこまで用意するか?
- 例: 親 BU / Production BU / Staging BU / Development BU / Sandbox BU / Training BU など
- 🌵Note: 構成によって必須となる SKU も大きく変化する。当然ながら、本番 BU へ展開するまで別 BU での検証を重ねる分だけオペレーションが煩雑になる。(オペレーション優先で、同一 BU 上で本番とテストを同時に行うケースもある)
📌本番/テスト構成 - オプション 1〜 4

- 🌵Note: プッシュ通知などの用途でモバイルアプリに MobilePush SDK を実装した場合、SDK コンフィグレーションを通じて特定の MID と紐づく連携となる。よって、プッシュ関連コンタクトのレコードを BU 間での右から左に移行させることは不可となる。
- コンフィグレーションによって特定 MID へ戻されるレコード:
- エンドカスタマー側のアプリ操作による MC へのデータの引き渡し(例:
sfmc_setContactKey
)、プッシュ配信に必要となるデバイストークン、開封結果などなど
ドメイン戦略を決める (要件によっては追加 SKU が必要)
- どの BU に対し、どの Sender Authentication Package (SAP) ドメインを割り当てるか
- 🧭 Tips: SAP ドメインとして最も利用されているのは「サブドメイン委任」
📌 ドメイン区分の整理 (例: URL 視点で見ると SAP ドメインは「mail.salesforce.com」となる)

📌 ドメイン関連 SKU ではどこまでをカバーするのか

📌 ドメイン戦略と IP アドレス / プライベートドメイン / SSLの追加適用例

- ドメインに紐づく SAP や SSL において、設定完了後に既存のドメインを別のものに “移行” することは不可。すでに SKU を通じて処理済みであれば、別ドメイン用としての新規 SKU が必要。
- モバイル キャリア ドメイン (例: “@docomo.ne.jp”) を大量に持つ場合メール送信専用 IP アドレスの追加を検討 (後述)
● ● ●
🌵Note: “社内の部門別/チーム別” での BU 分割は... 将来問題が起きるかも?
メール、SMS、モバイルアプリ、ウェブ (LP) という具合に、それぞれの担当が個別に BU を持った場合、連絡先キーが一致しないことよるコンタクト数の超過、Journey でのマルチチャンネル配信不可、エンドカスタマーは別々のチャネルから近似のメッセージを受け取る (コミュニケーションの分断)、といった弊害が予想される。
BU 分けするとしても、ブランド別 / 国別が望ましい。
公開日: 2023.06.29
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活用7ステップ
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STEP1. 体制
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STEP2. 目的
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STEP3. 設定
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STEP4. 運用
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STEP5. 育成
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STEP6. 施策
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STEP7. 効果測定