Data Cloud で CRM を強化する
公開日: 2025.10.21
この記事で学べること
- Data Cloud のデータを Salesforce で活用する方法
- Salesforceで活用する各機能の紹介
Data Cloud で CRM を強化する
Data Cloud で統合された顧客データやインサイトは CRM の画面上で活用することができます。
例えば、複数のシステムにまたがる顧客情報を 1 つの画面で確認したり、広範囲の購入行動やトレンドといった全体像を営業担当者やカスタマーセンターの担当者が把握することが可能になります。
データの連携方法
Data Cloud のデータを CRM に連携するには、複数の標準機能が提供されています。ユースケースに応じて最適な方法を選択してください。
ここでは一部の連携方法を紹介します
標準 LWC ( Lightning Web Component )
取引先責任者やリードに対して統合プロファイルに関するデータの表示方法として、3 種類の LWC が標準で提供されています。
適切なコンポーネントを選択することにより、表示方法を制御することができます。

Data Cloud プロファイルの関連レコードコンポーネント
プロファイルの関連レコードの表示 : 選択したプライマリ DMO に関連するオブジェクトから最大 10 項目まで項目を表示します。
(リードには対応していません)
Data Cloud プロファイルインサイトコンポーネント
閲覧プロファイルに関連する計算済みインサイトを表示 : 事前に設定した計算済みインサイトの値を表示します。
Data Cloud プロファイルエンゲージメントコンポーネント
統合プロファイルに関連するエンゲージメントデータを表示 : 時系列で Engagement DMO を表示します。
それぞれのコンポーネントの設定方法等は「Help: Data Cloud 統合プロファイル Lightning アプリケーション」をご参照ください。
CRM 強化機能
特定の CRM オブジェクトに対して、Data Cloud のオブジェクトのデータを連携することで、CRM データを強化することができます。
機能名:「関連リストの強化 (Related List Enrichment)」

CRM 上で関連データモデルを連携し項目レベルで表示することができます。
対象とできるオブジェクトは下記です。
- 取引先
- 取引先責任者
- リード
エンリッチメント関連リストに表示されるデータはほぼリアルタイムで更新されるため、最新の顧客エンゲージメントを把握することができます。
作成をするにはオブジェクトマネージャーから対象のオブジェクトを選び、Data Cloud 関連リストを作成する必要があります。
作成方法等の詳細は「Help: 関連リストの強化の作成」を参照ください。
機能名:「コピー項目強化 (Copy Field Enrichment)」

Data Cloud の DMO や 計算済みインサイトオブジェクト(CIO) から特定の項目の値を CRM の対象オブジェクトにコピーすることができます。これにより、Data Cloud の情報を CRM のレコード上で直接確認することができます。
上記の図でいうと、LTV の部分は Data Cloud で算出した CIO の特定の項目が Salesforce のレコード画面で見えています。
また、作成した項目はフローで使用することができます。
対象とできるオブジェクトは「Help:強化に関する考慮事項」よりご確認ください。
作成方法等の詳細は「Help: コピー項目強化の作成」を参照ください。
フローによるデータ連携
上記の機能では対象オブジェクトなどの制限により連携ができない場合があります。その場合は、フローを使用することで、ノーコードで Data Cloud の DMO と CIO レコードを CRM へ取得することが可能です。
これにより、Data Cloud のデータを用いてレコードを作成、更新することが可能です。
まとめ
本記事では、Data Cloud に集約したデータを CRM 上で使う方法を紹介しました。様々な手段が用意されているので、用途に応じて適した機能を使用し、Data Cloud のデータを CRM の強化に活用してください。
学習ツール
Trailhead:クイックルック:Data Cloud を使用した Sales Cloud の機能強化
Trailhead:SQL を使用した Data Cloud インサイト
参考リソース
Help:Data Cloud 統合プロファイル Lightning アプリケーション
公開日: 2025.10.21
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活用ステップ
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STEP1. はじめに
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STEP2. データ接続
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STEP3. データの準備とモデリング
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STEP4. データの活用