スコアの活用方法を決めよう
公開日: 2023.03.01
この記事で学べること
- スコアの活用方法の決め方
- スコア活用のためのダッシュボード
確認結果から具体的な活用方法に落とし込む
ステップ2でスコアを確認・評価できましたでしょうか?ステップ3では、ステップ2の結果から、具体的なスコアの活用方法に落とし込みます。活用方法を考える流れは以下です。
- スコアの利用することによってねらう効果を明確にします
代表的なものは「売上目標の精度向上」「受注確度向上」「業務効率化」この3つです - スコアをどのように活用するかを明確に決めます
ねらう効果に紐づけて、どのようにスコアを活用するかを具体的に規定します - スコアを利用した効果測定方法を決めます
スコア利用前・後で何を比較するかや、ねらう効果の達成率の測定方法を明確にします
以下に例を出します。
ここがポイント :ステップ2の結果を閾値や条件に組み込んで、具体的な活用方法に落とし込んでいきます。
たとえば、ステップ2で、以下の評価が出ていた場合
- スコアは商談確度をしっかり反映している
- スコアが70以上の商談は成立する可能性が高い
- スコアが30未満の商談は失注可能性が高い
評価結果を閾値などに利用し、以下のような活用方法に落とし込みます。
- スコアから商談をランクつけして売上予測に利用
ランクA:70以上、B:50以上、C:30以上 D:29以下 - スコアが70以上(ランクA)から下がったお客様にはコンタクトを3日以内にとる
- スコアが50−69(ランクB)のお客様を重点顧客とし、受注に繋げる施策キャンペーンを行う
活用のためのダッシュボード整備
スコアの活用方法が定まったら、状況確認のためのレポートやダッシュボードを作成します。レポートダッシュボードの一例を紹介します。
スコアをランク化して活用する場合
- スコアをA~Dなどのランク化して活用する場合は、商談スコアから商談のランクを表示する数式項目を作ることをお勧めします。レポートでスコアをレンジ毎にバケット作成する手間がなくなります。
数式例:IF (OpportunityScore.Score<1 , "none", IF(OpportunityScore.Score<30, "D",IF(OpportunityScore.Score<50 , "C",IF(OpportunityScore.Score<70 , "B","A"))))
スコアの中央値を利用する場合の例
補足:完了時のスコアをダッシュボードで表示するためには、
スコアの変化量を活用する場合の例
補足:スコアの変化量をダッシュボードで表示するためには、
の設定が必要です。
どのような内容をダッシュボードで配置するかイメージがつきましたでしょうか。ダッシュボードを作成したら、次のステップに進みましょう。
活用ステップ全体に戻る場合は、
公開日: 2023.03.01
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活用4ステップ
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STEP1. 有効化
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STEP2. 確認
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STEP3. 運用決定
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STEP4. 活用