Data 360 利用開始に必要な初期設定
公開日 : 2026.08.20
2025 年 10 月 14 日以降、Data Cloud は Data 360 にブランド変更されました。
この記事では、Data 360 をご契約・導入直後で「これから初期設定やデータ接続を始める」システム管理者・実装担当者の方に向けて、必要な手順の全体像をご案内しています。
目次
この記事で学べること
- Data 360 を導入直後に迷わず使い始めるための初期設定手順
- 想定外のクレジット消費を防止するためのアラート設定とユーザーへの権限の付与方法
- ユースケースの整理から実際のデータソース接続までの基本の流れ
Data 360 の利用開始に向けて
- Data 360 は、Data 360 ライセンスが Salesforce 組織に追加されるとすぐに自動的にプロビジョニングされます。特別なインストール作業は不要で、適切な権限を付与してデータを接続するだけで使い始めることができます。
- ただし、無計画にデータを接続するのではなく、事前に「どのような目的でどのデータを使うのか」を明確にし、設定に進むことが成功のポイントです。
※自動プロビジョニングを使用できない場合、または Developer Edition または Sandbox 組織の場合は、手動で有効にする必要があります。有効化手順については、「Help | Data 360 の設定と有効化」をご覧ください。
目的とユースケースを整理して利用する機能を決定
Data 360 を使い始めるにあたり、最初に「何を達成したいか」を明確にします。
- ビジネス目標の明確化: データ活用における現状と、Data 360 導入によって実現したい理想の状態を言語化します。
- ユースケースと利用データの特定: ビジネス目標を達成するためにユースケースを検討し、それに必要なデータ(CRM データ、Web アクセスログ、ファイルなどの非構造化データ、外部データベースなど)を洗い出します。
- 利用機能の選定: 目的(ユースケース)に応じて、データの統合、統合プロファイルやセグメント作成、AI エージェントのためのデータ準備(RAG)など、目的に応じて使用する機能を決定します。
各ステップの進め方については、以下の記事をご覧ください。
ユースケースを具体化する際には、データワークブックの活用がおすすめです。あらかじめ定義された項目に沿って記入することで、スムーズに整理を進められます。データワークブックは、こちらよりダウンロードいただけます。
利用ユーザーの整理と権限付与
Data 360 の設定を始めるためには、ユーザーに「システム管理者プロファイル」および「Data Cloud アーキテクト」権限セットの付与が必要です。
その他ユーザーについては、Data 360 を利用するユーザーの棚卸しを行い、各ユーザーの想定業務に対する Data 360 および関連システムの権限を整理してから権限付与を行います。
- ユーザーの役割と業務を整理: 想定利用ユーザーの一覧を作成し、各役割と業務内容を洗い出します。
- 各システムで必要な作業を定義: 標準権限セットをベースに整理を行い、運用に応じたカスタム権限の要否を定義します。また、環境(本番・開発)ごとの定義も考慮します。
- ユーザー選定および権限を割り当て: 整理したユーザーの役割に対して、実際の利用ユーザーに対してライセンスおよびプロファイル、権限セットを割り当てます。
権限付与の設定方法については、以下の記事をご覧ください。
Digital Wallet アラート設定の有効化
Data 360 では、事前購入した「クレジット」を、利用した機能、データの処理量や回数などによって消費するライセンス体系となっています。Digital Wallet を使って、機能の利用状況やクレジットの消費状況を監視できる他、想定外のクレジット消費を防ぐため、初期設定としてアラート通知を設定しておきましょう。
設定方法については、以下の記事をご覧ください。
データソースを接続してData 360 の利用を開始
権限付与とアラートの設定が完了したら、いよいよデータを接続します。データを取り込むことで、Data 360 のすべての機能が活用可能になります。
- コネクターの選択と接続: Salesforce 標準コネクター(Sales Cloud や Marketing Cloud 等)や外部ストレージ(Amazon S3等)など、取り込みたいデータソースを選択して初期連携を行います。※使用するコネクタによって、構造化データか非構造化データかが判定されます。
- データストリームの作成: どのデータを・どのくらいの頻度で取り込むかを指定し、データ取り込みを開始します。※非構造化データの取り込みを行う場合は、データレイクオブジェクトの作成から行います。
- データモデルへのマッピング: 取り込んだデータを Data 360 の標準またはカスタム のデータモデルにマッピングします。
設定方法については、以下の記事をご覧ください。
※Sandbox で Data 360 をお試しいただく場合には、Data 360 の有効化とコネクタの接続の再認証が必要です。「Help | Sandbox で Data 360 を有効化する」をご覧ください。
次のステップ
これで Data 360 の利用開始の下準備が整いました。ここから自社のユースケースに合わせて、ID 解決の設定や、セグメント作成、RAG(検索拡張生成)などの個別機能の設定に進みましょう。
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エキスパートコーチング: Data 360 : 設定と構成
参考リソース
公開日 : 2026.08.20
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活用ステップ
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STEP1. はじめに
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STEP2. データ接続
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STEP3. データの準備とモデリング
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STEP4. データの活用