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この記事で学べることクイックアクションの概要“アクション”を使用した、レコードの作成、活動の記録、メールの送信などの操作を効率化する方法クイックアクションとは?よく使う操作を「ボタン」として配置することで、ページ間の移動をしなくても効率的に情報の入力を行うことができるようになります。クイックアクションはカスタムボタンやリンクと似ている点がいくつかありますが、大きな違いは簡便性です。クイックアクションを使用すると、Salesforce および Salesforce モバイルアプリケーションでユーザが実行できる操作が増えます。クイックアクションはオブジェクト固有のクイックアクションと、グローバルクイックアクションの2種類あります。それぞれの特長と操作方法についてご紹介いたします。オブジェクト固有のクイックアクションオブジェクト固有のアクションには、他のレコードとの自動リレーションが含まれます。ユーザは、レコードの作成または更新、活動の記録、メールの送信などの操作を特定のオブジェクト内ですばやく行うことができます。操作手順今回は商談レコードから直接、工数管理レコードを作成できるように、オブジェクト固有のアクションを作成します。※商談オブジェクトと工数管理オブジェクトは主従関係に設定しています。1. [オブジェクトマネージャ]から商談オブジェクトを選択し、[ボタン、リンク、およびアクション] をクリック2. [新規アクション]をクリックし、アクション情報を入力[レコードを作成] アクションの場合、作成するオブジェクトの種別を選択します。アクションを作成しているオブジェクトと対象オブジェクトとの間に複数のリレーションがある場合は、レコードの作成時に取り込む項目を選択します。3. アクションレイアウトエディタを使用してカスタマイズ4. ページレイアウトにアクションを追加するパレットで [モバイルおよび Lightning のアクション] を選択し、[新規工数管理] アクションを [Salesforce モバイルおよび Lightning Experience アクション] セクションに追加します。5. 商談レコードページで確認以上がオブジェクト固有のアクションの操作方法です。もともとは商談レコードページにはなかった[新規工数管理]を追加したことにより、商談情報入力した直後にオブジェクトを移動しなくても、工数管理の新規作成がすぐにできますね。グローバルクイックアクションアクションをサポートするほぼすべてのページに追加できます。ユーザはグローバルアクションを使用して、ページを移動することなく、活動詳細の記録、レコードの作成または更新、メールの送信を行うことができます。※グローバルクイックアクションでは、新規レコードと他のレコードとの間に直接リレーションはありません。グローバルアクションで[工数管理]を選択できるように設定したいと思います。操作手順1. [クイック検索] ボックスに「グローバルアクション」と入力し、[グローバルアクション] をクリック2. [新規アクション] をクリックし、アクション情報を入力3. アクションレイアウトエディタを使用してカスタマイズ4. [クイック検索] ボックスに「グローバルアクション」と入力し、[パブリッシャーレイアウト] をクリックパレットで [モバイルおよび Lightning のアクション] を選択し、[新規工数管理] アクションを [Salesforce モバイルおよび Lightning Experience アクション] セクションにドラッグします。5. グローバルアクションを確認以上がグローバルアクションの操作方法です。新規レコードやTodoの作成など、使用頻度の高いアクションをグローバルアクションとして追加することで、作業の状況に関係なくいつでも[⊞]をクリックすれば呼び出すことができます。考慮事項アクションを削除すると、そのアクションが割り当てられているすべてのレイアウトからアクションが削除される主従関係の従オブジェクトであるオブジェクトのレコードを作成する場合は、グローバルアクションではなくオブジェクト固有のアクションを使用学習ツールオブジェクト固有のアクション(ヘルプドキュメント)グローバルクイックアクション(ヘルプドキュメント)クイックアクションの考慮事項(ヘルプドキュメント)Lightning Experience のカスタマイズ:クイックアクションによるユーザ操作の強化(Trailhead)まとめクイックアクションを使用して、重要な情報に簡単にアクセスできるようにすることで、ユーザの操作やワークフローがスムーズになります。アクションを明示的にオブジェクトに関連付ける必要があるかどうか、またアクションをどこに表示するかにもとづいて、アクションを選択することが重要です。是非クイックアクションを活用して、効率的に情報の入力を行ってみてください。
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この記事で学べることSalesforceには、「Sandbox」と「Developer Edition」という、大きく分けて2種類のテスト環境があります。「カスタマイズの動作確認」「本番環境への影響確認」「機能の開発」など、用途に合わせて適切な環境を利用することで、本番組織への実装ミスの防止につながります。SandboxSandbox とは、本番組織の設定情報をコピーしたものです。新機能の開発や、新機能が与える本番組織への影響を調査するときなどに利用すると便利です。Sandboxは本番組織から隔離されているため、Sandbox で実行する操作が本番組織に影響することはありません。Sandboxは作成時の本番組織をコピーしているため、時が経つにつれて、コピー元組織と乖離してしまい、テスト結果に影響がでることもあります。そこで、Sandboxを「更新」することで、最新の状態にすることが可能です。ただし、更新間隔が決まっており、一度更新すると一定期間更新ができないので注意が必要です。Sandboxには、4つの種別があり、それぞれデータ使用量や、コピーされるデータ、更新間隔が異なります。Developer Sandbox本番環境のレコードデータは含まれておらず、またデータ使用量上限は 200MB です。隔離された環境での開発とテストを目的としています。更新間隔は1日です。Developer Pro Sandbox本番環境のレコードデータは含まれておらず、またデータ使用料上限は1GBです。Developer Sandbox と比べ、データ使用量が大きいため、例えば本番環境からエクスポートしたレコードをインポートして使用することも可能です。開発および品質保証作業の処理や、インテグレーションテストまたはユーザトレーニングに使用します。更新間隔は1日です。Partial Copy Sandbox本番組織の指定するオブジェクトのデータが含まれており、データ使用量上限は5GBです。テスト環境として使用されることを目的としていて、ユーザ受け入れテスト、インテグレーションテスト、トレーニングに使用します。更新間隔は5日です。Full Sandboxすべてのデータ (オブジェクトレコード、添付ファイルなど)を含む、本番組織の複製です。パフォーマンステスト、負荷テスト、およびステージングをサポートするのは Full Sandbox のみです。更新間隔は29日と長いため、開発には向いていません。今回は、新規オブジェクトの作成とワークフローの動作確認をするためにDeveloper Sandboxを作成してみます。操作手順1.[設定]|[クイック検索]ボックスに「Sandbox」と検索し、 [Sandbox]をクリックします。2.[新規Sandbox]をクリックします。3.名前と、作成元を指定します。Developer Sandboxを作成したいので、Sandboxライセンスの[Developer]欄下部にある[次へ]をクリックします。4.必要であれば、Sandboxオプションを指定し、[作成]をクリックします。作成にかかる時間は、Sandbox種別やコピーするデータ量に応じて変わります。作成完了後、Sandboxが有効化され、使用可能となります。これで、Sandboxの種別と作成手順を知ることができました。さて、Sandboxでの開発・テストが完了しましたが、それをまた1から本番組織に実装するのは手間がかかると思いませんか?そんなときに使用するのが、「変更セット」です。変更セット変更セットを使用すると、本番組織と関連付けられている組織間でカスタマイズを送信することができます。たとえば、Sandbox で新しいオブジェクトを作成・テストしてから、変更セットを使用して本番組織に送信することができます。変更セットには組織に関する情報は含まれますが、レコードなどのデータは含まれません。今回は、Sandboxで新たに作成したアプリケーションを、本番組織に送信したいと思います。操作手順本番環境で、送信セットを受信する準備をします。1. [設定]|[クイック検索]ボックスに「リリース設定」と検索し、 [リリース設定]をクリックします。2.送信するSandbox名の左にある[編集]をクリックし、[変更着信を許可]にチェックを入れ、保存します。続いて、Sandboxで本番組織に送信するための「送信変更セット」を作成します。1. [設定]|[クイック検索]ボックスに「送信変更セット」と検索し、 [送信変更セット]をクリックします。2.[新規]をクリックし、名前を入力して、保存します。3.変更セットコンポーネントの[追加]をクリックします。本番組織に送信したい設定の一つひとつを「コンポーネント」として送信変更セットに追加します。4.[コンポーネントの種類]で「アプリケーション」を選択し、送信したいアプリケーションにチェックをいれて[変更セットに追加]をクリックします。5.[プロファイルの追加]をクリックし、送信する変更セットの権限を付与するプロファイルを決定します。このとき、変更セットを送信すると本番組織のプロファイルが上書きされます。したがって、本番組織にのみプロファイルが存在する場合や、本番組織とプロファイル権限に差異が生じている場合は、事前にプロファイルの権限を同じに設定しておく必要があります。6.コンポーネントとプロファイルの追加が完了したら、[アップロード]をクリックし、本番環境を選択して、再度[アップロード]をクリックします。アップロードが完了すると、完了メールが届きます。本番環境で、受信した変更セットをリリースします。1. [設定]|[クイック検索]ボックスに「受信変更セット」と検索し、 [受信変更セット]をクリックします。2.[リリース待ちの変更セット]にある変更セットの[検証]アクションをクリックし、エラーがないことを確認します。3.[リリース]アクションをクリックし、リリースします。操作は以上です。Sandboxを利用することで、新しく機能を追加したいときに開発や動作テストをすることができます。本番環境から隔離されているため、レコード作成や設定変更を伴う、ユーザのトレーニングに活用することも可能です。また、変更セットを利用することで、複数の組織で設定する手間を省くことができ、工数削減につながりますね。Developer EditionDeveloper Editionとは、無料で利用できるSalesforce の開発環境です。使ったことのない機能を試行したり、システム管理者用トレーニングに活用することができます。他にも Salesforce が提供する無料の学習プラットフォーム「Trailhead」のハンズオン環境としてもご利用いただけます。 作成手順1.Developer Edition入手サイトにアクセスして、フォームに必要事項を入力し、[サインアップ]をクリックします。2.登録したメール宛に届く、 “Salesforce へようこそ:アカウントを確認してください” というメールから、[アカウントを確認]をクリックします。3.パスワードを設定し、[パスワードを変更]ボタンをクリックします。これでDeveloper Editionのアカウントを作成することができました。以降は、ログインページより、設定したユーザ名とパスワードでログインしてください。考慮事項Sandboxでは、ユーザのメールアドレスに .invalid が付加されるため、テストメールを送信する場合は、メールアドレスを変更する必要があるSandboxは、組織のSales Cloudエディションによって使用できる種別が異なるDeveloper Edition組織は、12 か月間ログインしていないと無効となり、さらに91日以上経過すると、完全に削除される学習ツールSandbox の作成(ヘルプドキュメント)変更セット(ヘルプドキュメント)Developer Edition サインアップ手順(ブログ)まとめテスト環境で影響調査や動作テストを実施することで、本番組織での失敗を防ぐことができます。また、「Developer Edition」は、使ったことのない機能も試用することができるので、開発テストだけでなく学習ツールとしてもご利用いただけます。ぜひまだの方は活用してみてください。
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本資料の目的遅くとも2022 年 2 月 1 日までに、Salesforce 製品 (パートナーソリューションを含む) に画面からログインするすべての内部ユーザに対して、MFA(多要素認証。以降「MFA」と記載) を有効にしていただく必要があります。本資料では、MFA の対象となる全てのユーザに対して、SalesforceのMFA を有効にする手順をご説明します。本資料は、既にSalesforceのコア製品(Sales CloudやService Cloudなど)をご利用のお客様を対象にしております。これから、新たにユーザの作成を行う新規のお客様については、こちらを参照してください。MFA の概要MFA は、ログインセキュリティを強化し、セキュリティ上の脅威からビジネスやデータを保護するための最も簡単で効果的な手段と言えます。MFA を有効にすると、ユーザ名とパスワードだけではログインができなくなります。ログインするためには、追加でSalesforce Authenticator等の(第2の認証方法)で[承認]をする必要があります。なお、組織内のユーザが MFA を使用してログインする準備が整っていない状態で、Salesforceユーザ全員に対して MFA を有効にすると、誰もログインができなくなってしまいます!そのため、まずは一般ユーザやテスト用ユーザで MFA を有効化してみましょう。(所要時間は約15分です)その後、皆様へ操作方法の説明をして展開するようにしましょう。前提事項本手順書では、権限セットを使用する方法で説明しています組織の設定によっては、本手順書の画面とお客様の画面が異なる場合がありますモバイル端末はiPhoneの画面ショットです。Android端末をご利用の場合は表示が異なります第2の認証方法として、Salesforce Authenticatorを使用する手順です本手順書は、Salesforceの MFA を有効化する手順です。(SSOをご利用のお客様の手順は含まれません)MFA 移行のベストプラクティスは、Salesforceの設定画面にある[多要素認証アシスタント]をご確認ください不明点は弊社テクニカルサポートへお問い合わせ下さい(お問い合わせ方法はこちら)設定手順ここまでの説明を含む、具体的な設定手順はこちらをご確認ください。
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この記事で学べること導入効果の測定方法自社の活用状況の診断方法この記事のゴールこの記事のゴールは「課題や改善のポイントを把握するための自社活用状況の診断方法を理解する」ことです。そのために、以下2ステップで進めていきます。Sales Cloud導入効果の着眼点Salesforce活用診断の利用Sales Cloud導入効果の着眼点Sales Cloudの導入効果を測る上では、時系列比較と利用者間比較の2つの軸でチェックいただくことをおすすめします。それぞれの比較について、詳しく見ていきましょう。下図は売上の方程式を示している図です。売上は、案件数 × 成約率 × 単価 / 時間(コスト)で表すことができます。この数値を、四半期や毎月など決められたタイミングでチェックし、時系列で各KPIが伸びているか(改善できているか)を計測していきましょう。※案件数や成約率などは、自社で定めたKPIに置き換えて計算をしてください。次に、Sales Cloudを積極的に利用しているチームと、そうでないチームの結果を比較する方法です。自社で定めたKPIを人別に可視化し比較することで、Sales Cloudの導入効果を検証することが可能です。Salesforce活用診断の利用Sales Cloudを利用しても、なかなか効果が出ていないと感じたり、どこに課題があるのかわからないと感じた際は、「Salesforce活用診断」をぜひご利用ください。https://play.vidyard.com/tS72VcHDu4tULxKtXEmCgN.html15個の質問に答えていただくことで、自社の活用状況を把握し、活用のボトルネックになっている原因を特定できます。また、課題を解決するために取り組むべき内容を簡単に把握することができます。まとめこれでSales Cloud活用のステップは完了です。Sales Cloudを活用して成果を上げるためには、事前準備/設定だけで終わらず、継続的に改善していくことが重要です。Salesforce活用診断を定期的に利用しながら効果的に改善し、成果の最大化へと繋げていってください。ご不明点やエラーの解消が必要な場合は、弊社テクニカルサポートにお問合せください。弊社サポートエンジニアが貴社のSalesforce環境を確認の上、具体的な手順をご案内いたします。ナレッジ記事:Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせ「活用7ステップ」全体に戻りたい場合はこちら
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この記事で学べること従来のチャットサービス (Live Agent) 廃止のタイムラインを知ることができます従来のチャットサービス (Live Agent) の後継サービスである[アプリ内および Web のメッセージング]についての概要を知ることができます[アプリ内および Web のメッセージング]への移行ステップ(概要)を知ることができます本記事の対象となるお客様本記事は、廃止対象の「従来のチャットサービス (Live Agent) 」をご利用中のお客様を対象にしています。※ 有人チャットのみでなく、Einstein ボット(標準)をご利用中のお客様を含みますこれからチャット利用を開始したいとお考えのお客様は、[アプリ内および Web のメッセージング]機能をご利用いただく形になります。機能概要や設定については、本記事内の「[アプリ内および Web 向けメッセージング] への移行の設定ステップ」セクションをご確認ください。従来のチャットサービス (Live Agent) の廃止についてSalesforce は従来のチャットサービス (Live Agent) を 2026 年 2 月 14 日に廃止します。影響を受けるお客様には製品コミュニケーションメールにてお知らせしておりますが、2026 年 2 月 14 日までに後継サービスである[アプリ内および Web のメッセージング]への移行が必要です。なお、こちらの記事の内容は「チャットおよび Live Agent の廃止」でご紹介している内容です。従来のチャットサービス (Live Agent) とは?チャットは使っているが、それが廃止対象の従来のチャットサービス (Live Agent) に該当するか分からないというお客様もいらっしゃると思います。その場合は、設定画面の [チャットの設定] ページを開き、[チャットを有効化]にチェックが入っているか確認してください。[チャットを有効化]がONになっている場合、従来のチャットサービス (Live Agent)をご利用可能な状態です。[アプリ内および Web のメッセージング]の概要Salesforce は Summer '22より、Hyperforce 上に構築され、お客様が日常生活で使い慣れた多くのチャット機能が提供されている新製品の [アプリ内および Web 向けメッセージング] をリリースしました。[アプリ内および Web 向けメッセージング] では、いつでも再開できる非同期かつ永続的な会話をサポートしています。※非同期な会話は、スマートフォンのチャットアプリをイメージしていただくとわかりやすいかと思います。非同期な会話以外にも、多くのお客様からご要望をいただいていた以下の機能を利用可能です。エージェントと顧客双方でのファイルのやりとり営業時間に基づき、チャットボタンの表示を動的に切り替えエージェントの[別名]の設定フローや Einstein ボット(拡張)へのチャットの転送スーパーバイザーの支援を受けつつフラグの無効化無しでの顧客との会話リッチコンテンツに対応した Einstein ボット(拡張)開封確認絵文字キーボード推定待ち時間の表示[アプリ内および Web 向けメッセージング] でどのようなことができるかのイメージが湧きづらい・・・という場合は、Trailheadもありますので、ぜひご確認ください。Salesforce Messaging(Trailhead)英語アプリ内および Web のメッセージングの最適化(Trailhead)なお、従来のチャットサービス (Live Agent) を [アプリ内および Web 向けメッセージング] へ移行する時の考慮事項等は以下ヘルプに纏まっています。移行計画を立てる前に確認をしておきましょう。チャットをアプリ内および Web のメッセージングに置き換えるときの考慮事項(ヘルプ)アプリ内および Web のメッセージングの機能とチャット機能の比較(ヘルプ)アプリ内および Web のメッセージングで使用できないチャット機能の代替ソリューション(ヘルプ)[アプリ内および Web 向けメッセージング] への移行のポイントまずは、非同期チャットがビジネス運営に与える影響を把握しておきましょう。同期チャットと異なり、非同期チャットでは 24 時間 365 日対応のサポートを提供できる一方で、営業時間外などすぐに対応できない場合があり得ます。「すぐに対応してもらえると思っていたのに・・・」とならないような工夫(注意喚起のメッセージを表示するなど)や、適宜サポートプロセスの見直しが必要です。以下を参考に、貴社に最適な[アプリ内および Web 向けメッセージング]の設定やサポートプロセスを検討しましょう。同期チャットと同様のサポートプロセスから始める[アプリ内および Web のメッセージング] は、非同期チャットで顧客対応にさらなる柔軟性を提供しますが、ブラウザ画面より問い合わせをする顧客は同期チャット(すぐに対応してもらえること)を期待している可能性があることを考慮します。新機能を活用する非同期チャットで、より多くのユースケースと機能が利用可能になります!例えば・・・エージェントは、顧客の応答が遅れた場合にチャットを [無効] にすると、業務量を解放して新しいチャットを受け入れることができます。メッセージング セッションの無効としてのマーク付け(ヘルプ)エージェントがチャットを誰に転送 / エスカレーションすれば良いかの判断ができない場合、フローへ転送することで適切なキューや、エージェントが対応を継続できます。メッセージングセッションの転送(ヘルプ)転送されたエージェントやスーパーバイザーは、Einstein を利用して顧客との会話の概要を確認してから対応をすることができます会話中の概要を使用してエージェントやスーパーバイザーが最新状況を把握(ヘルプ)応答時間の期待値を設定する顧客がいつ応答を受信することができるかを分かりやすく示します。例えば、以下の様な場合に顧客に表示するメッセージを検討します。顧客が営業時間外にセッションを開始した場合顧客の応答が遅れたため、エージェントが会話を終了した場合非同期チャットでの、より関連性の高いメトリクスを検討する今までの KPI とは異なる観点でトラッキングが必要になる可能性を考慮します[アプリ内および Web 向けメッセージング] への移行の設定ステップ以下は、[アプリ内および Web 向けメッセージング] を使い始めるための基本的な設定ステップです。まずはSandboxで設定をお試しください。Salesforce 組織の準備[アプリ内および Web 向けメッセージング] を利用するための権限を付与するアプリ内および Web のメッセージングに対するアクセス権のユーザーへの付与(ヘルプ)「Messaging for In-App and Web User」権限セットライセンスが表示されない場合は、弊社営業担当者へご相談くださいメッセージングチャネルの作成アプリ内および Web のメッセージングに向けた Salesforce 組織の準備(ヘルプ)リリースの設定Web リリース用のメッセージングの設定(ヘルプ)設定プレビューWeb のメッセージングの設定のプレビュー(ヘルプ)(任意)事前チャットフォームの設定アプリ内および Web のメッセージングの顧客フローの作成(ヘルプ)手順が多くて不安になった方は、ぜひエキスパートコーチング(7月リリース予定)をお申し込みください。エキスパートコーチングでは、[アプリ内および Web のメッセージング]を使い始めるために必要な設定や機能概要を学ぶことができます!※お申し込みには、Premier Success Plan 以上のご契約が必要ですまた、上記ヘルプに不明点がある場合は、Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせをご確認ください。上記以外に必要なこと現在、Einstein ボット(標準)をご利用中の場合は、Einstein ボット(拡張)に変更いただく必要がございます。拡張ボットはファイルなどのリッチコンテンツを会話で使用することができます!拡張ボットの設定にある「標準ボットと拡張ボットの違い」を確認し、拡張ボットとしての標準ボットのコピーを行い、[アプリ内および Web のメッセージング]で拡張ボットの会話の送受信をできるようにします。個別開発(他社ソリューションやボットとの連携を含む)をしている場合はパートナー様もしくは弊社営業担当者にご相談をお願いします。お客様にて計画される切り替え方式によっては、サービスが一時的に利用できない時間が発生する可能性もあります。そのため、必要に応じて社内外のアナウンス等を検討します。学習ツールLive Agent から アプリ内および Web のメッセージングへの移行(Trailmix)アプリ内および Web のメッセージングを使用した柔軟性と機能の向上(ヘルプ)チャットをアプリ内および Web のメッセージングに置き換えるときの考慮事項(ヘルプ)アプリ内および Web のメッセージングの機能とチャット機能の比較(ヘルプ)アプリ内および Web のメッセージングで使用できないチャット機能の代替ソリューション(ヘルプ)まとめ従来のチャットサービス (Live Agent) は、2026 年 2 月 14 日に廃止されます後継サービスである[アプリ内および Web のメッセージング]への移行が必要です
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このたびはTableauをご導入いただき、誠にありがとうございます!この記事では、TableauのCreatorライセンスをはじめて購入いただいたお客様が、Tableau Server, Deskotp, Prep を使い始めるために必要な手順を解説します。Tableau ServerではなくTableau Cloudを導入される場合は、こちらの記事をご確認ください。この記事で学べることTableau Server, Desktop, Prep を利用開始する手順Tableau Server のセットアップTableau Server はこちらからダウンロード可能です。以下のヘルプを参考に、Tableau Serverをインストールしてください。Tableau Server on Windows を使い始めるTableau Server on Linux を使い始めるTableau Serverでは、CreatorユーザーがTableau Desktop, Prep をライセンス認証できるように、ログインベースのライセンス管理(LBLM)がデフォルトで有効になっています。Tableau Desktop, PrepのアクティベートはTableau Serverのインストール後に行なってください。LBLMに関する詳細は以下の資料とヘルプをご参照ください。資料:Tableau Server Cloud LBLMの紹介ヘルプ:ログインベースのライセンス管理Tableau Desktop, Prep のセットアップ以下のリンクから最新版をダウンロードおよび実行し、案内に従ってインストールしてください。Tableau DesktopTableau Prep※Tableau Desktop, Prepをお使いいただけるのはCreatorユーザーのみです。インストールできたら起動して、こちらのステップ4の手順に従ってライセンス認証しましょう。※ステップ4はTableau Desktopの手順ですが、Prepも同じような手順でライセンス認証できます。カスタマーポータルの開設以下のように届いたメールから、カスタマーポータルを開設してください。カスタマーポータルの詳細については以下をご参照ください。カスタマーポータル ご案内資料カスタマーポータルの概要Tableau カスタマーポータルでユーザーを管理するTrailblazer アカウントの取得まず初めにTrailblazer ID (TBID)を取得してください。Trailblazer IDの設定方法ビデオ : ビデオ自体は英語ですので、日本語字幕のCCをオンにしてくださいdigital.salesforce.com/signup にアクセスします。以下キャプチャの画面が出てきたら、Tableauを選択し、TableauのSocialログインをするか、Emailアドレスを入力し、Nextをクリックしてください*ここではTableauログインとTBIDが自動で紐づけされるTableauのSocial Loginをご推奨します。Emailアドレスの入力をご選択いただく場合は、Tableauログイン作成に利用したEmailアドレスを必ずご利用ください。Salesforce ヘルプ ポータルへのログイン方法 (テクニカルサポートの活用)Tableauのライセンスを購入いただいたすべてのお客様は、テクニカルサポートの標準サポートをご利用いただけます。ソフトウェアの問題や不具合だけでなく、インストールやライセンス認証、ダウンロードなどのご支援や、使用方法に関するご質問もサポート対象になっておりますので、お困りの際はぜひご活用いただければ幸いです。お問い合わせ時のケースの登録方法など、具体的な活用方法はこちらのお問い合わせ方法をご参照ください。まとめこの記事では、Tableau Server, Desktop, Prep を利用開始する手順としてTableau Server のセットアップTableau Desktop, Prep のセットアップカスタマーポータルの開設Trailblazer アカウントの取得Salesforce ヘルプ ポータルへのログイン方法 (テクニカルサポートの活用)について紹介させていただきました。Tableauのコミュニティやカスタマーポータルなどの各種ログイン画面はこちらからアクセス可能です。ご不明点がある場合は、Q&Aをご参照いただくか、Tableauの営業担当までお問い合わせください。
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2−2 SalesforceにAccount Engagementのボタンを追加する
ヘルプ/ナレッジ記事ヘルプ記事|Salesforceページレイアウトへのカスタムボタンの追加設定概要Salesforceのリードおよび取引先責任者のページにボタンを追加することで、下記のアクションを行うことができます。リードや取引先責任者の情報を「個別にAccount Engagementに同期する」リードや取引先責任者の画面から「Account Engagementのメールを送信する」設定手順1. [リード]または[取引先責任者]のページを開いたら、画面右上のギアアイコンをクリックし、[オブジェクトを編集]を選択2. 左側のメニューで[ページレイアウト]を選び、該当するページレイアウトを開いたら、②[モバイルおよびLightiningのアクション]を選択 。 ③[Send to Account Engagement]を、[SalesforceモバイルおよびLightning Experienceのアクション]にドラッグアンドドロップ。3. 同様にして[Send Account Engagement Email]を追加。このボタンを使用すると、Account Engagementの追跡メールをSalesforceから送信できるようになる。4. 最後に[保存]をクリックしたら、レイアウトの変更は完了。5. リードまたは取引先責任者のページを開いて、右上にボタンが追加されているか、確認しましょう。ボタンを日本語に変更したい場合『Send to Account Engagement』,『Send Account Engagement Email』を、日本語表示『アカウントエンゲージメントに送信』,『アカウントエンゲージメントメールに送信』)に変更したい場合は、以下の手順で変更が可能です。1. 画面右上のギアアイコンをクリックし、[設定]を選択2. 次の画面で、①左上のクイック検索ボックスに「トランスレーションワークベンチ」と入力し、②[翻訳]を選択3. 各プルダウンより、①[言語]は[日本語]を選択、②[設定コンポーネント]は[ボタンとリンクの表示ラベル]を選択、③[オブジェクト]は[リード]を選択すると、下部に該当するボタンとリンクの表示ラベルが反映される。4. 左側から2つ目の[ボタンとリンクの表示ラベルの翻訳]がインライン編集ができるようになっているため、以下2つのラベルに該当する箇所をダブルクリックし、表示したい日本語名称を任意で入力。①「Send Account Engagement Email」→翻訳例:「アカウントエンゲージメントメールを送信」、②「Send to Account Engagement」→翻訳例:「アカウントエンゲージメントに送信5. 最後に[保存]をクリックしたら、日本語表示に変更完了6. リードまたは取引先責任者のページを開いて、右上のボタン表示が変更されているか、確認しましょう。ご不明点やエラーの解消が必要な場合は、弊社テクニカルサポートにお問合せください。弊社サポートエンジニアが貴社のSalesforce/Account Engagement環境を確認の上、具体的な手順をご案内いたします。ナレッジ記事:Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせ前のステップ:2−1 SalesforceでAccount Engagementのデータを表示する次のステップ:2−3 プロスペクトリストに追加するためのボタンを設置する「サクセスナビ|初期設定を完了しましょう|②Salesforce設定」の記事に戻る
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(2023年1月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/595aKrXRvoCXX2xRCPfp7x全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforceの運用に関するお知らせ」の1月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2023年1月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分と、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。最初にSpring'23のリリースに関する情報です。2023年 2月に予定している Spring ’23 リリースに関して更新情報を赤字で記載しています。Spring'23に関する各種ドキュメントを公開しておりますが、リリースノートについては翻訳版も公開されておりますのでぜひご覧ください。なお、日本の本番インスタンスにおけるSpring'23のリリースは2/12を予定しております。そのためリリースノートの情報や本動画でご紹介している資料をご確認の上で、リリースに向けたご準備をお願い致します。またサクセスナビではSpring'23の新機能をご紹介するウェブセミナーについてご案内しておりますので、こちらも併せてご確認ください。関連リンクSpring '23新機能リリースリリースノート(翻訳版)Release SiteSpring '23 Release HighlightsRelease in a BoxFeature matrix続いて、Winter’23リリースノートの更新情報です。12月12日以降の更新内容の中から、管理者様に把握しておいていただきたい内容をピックアップしてます。ここでは、特に重要な拡張ドメイン関連の情報を記載します。まだ拡張ドメインが有効化されていない組織では、Spring'23のリリースにて拡張ドメインが自動有効化されますが、拡張ドメインの自動有効化から除外する設定がございますので、詳細はリリースノートをご覧ください。また、拡張ドメインに関してMobile Publisherをご利用のお客様にもお知らせがあります。拡張ドメインをサポートするアプリケーションのバージョンに更新するように ユーザを促すことができますので、こちらも詳細はリリースノートをご覧ください。Deploy Enhanced Domains (Release Update)Spring ’23での自動有効化から組織を除外(オプトアウト)する手順が明確になりました。Urge or Require Users to Update to the Latest Mobile Publisher App VersionAura サイトでは、Mobile Publisher for Experience Cloud アプリのユーザーに対して、拡張ドメインをサポートするアプリのバージョンに更新するよう促す、または要求するメッセージを表示できるようになりました。アプリを更新することで、ユーザーはサービスの中断を回避することができます。New and Changed Components for Change Setsイベントリレー設定の変更セットが追加されました。New Invocable ActionsDynamicSendSurveyInvitation と sendSurveyInvitation invocable アクションが発表されました。関連リンクWinter '23 リリースノート - リリースノートの変更続いて、MFAに関する内容です。Salesforce 多要素認証に関する FAQのナレッジの英語版が1/19に更新されています。また、Salesforce Platform上でMFAが自動有効化された後に、管理者様にてMFAを無効にする方法と、MFA を設定せずにログインする方法がナレッジで纏められて公開されておりますのでご紹介致します。これはMFAが強制適用されるまでの一時的なものであることにご注意ください。関連リンクTrailblazer Community:多要素認証(MFA)コミュニティ 日本Salesforce 多要素認証に関する FAQ多要素認証 (MFA) 適用ロードマップ多要素認証(MFA)設定マニュアル ダウンロードMFA特設ページ多要素認証が Salesforce によって自動有効化された後のアカウントのアクセス再取得 (Salesforce Platform 上に構築された製品)続いて、MFAに関するFAQに4つの更新があります。MFAと拡張ドメイン、Hyperforce移行に関して、推奨される導入手順やその詳細を説明するナレッジが公開されたというものです。以前はmyTralheadという名称だった機能ですが、Enablement Sites での認証についてのもので、Enablement Sites の認証プロバイダとしてSalesforce Identityを使用している場合はMFAが必要である旨が追記されています。Salesforce Platform上に構築された製品をご利用のお客様向けに、今後のMFA自動有効化や強制適用の詳細が記載されているナレッジが公開されたことをご案内しております。MFAを除外する権限を付与する必要がないパターンについてガイダンスが追加されています。続いて、Spring'23リリースノートに記載されているMFA関連情報です。以前もご紹介させていただきましたが、弊社よりMFAの自動有効化に関するメールを受け取られた組織を対象にして、Spring '23のリリースでMFAを自動有効化します。このMFAの自動有効化に関して、今後のリリースで段階的にMFAを有効化していくことがリリースノートにも記載されておりますのでご確認ください。関連リンクMFA の準備: 自動適用が Spring ’23 で開始MFA の自動有効化: お客様の組織に適用されるタイミングと方法の確認 (リリース更新)Chatter Free および Chatter External ユーザの MFA の自動有効化および適用からの自動的な除外続いて、インフラ強化に関するアップデートです。先月の動画でもご紹介致しましたがインスタンスリフレッシュに関する情報です。インスタンスリフレッシュは、アップグレードされた新しいインフラストラクチャで構成されているインスタンスにお客様の組織を移動することで、パフォーマンスレベルを維持することを目的としています。今後の予定として、本番組織ではなく、Sandbox環境において2023年2月5日にインスタンスリフレッシュが予定されています。スライドに記載されているインスタンスにてSandboxをご利用のお客様は、「インスタンスリフレッシュメンテナンス」の公開ナレッジをご確認いただき、ご準備をお願い致します。続いてリリース更新に関するアップデートのご紹介です。次期バージョンのSpring '23のリリース更新になります。まず、強制適用されるものが7件あります。詳細は関連リンクをご確認ください。関連リンクExperience Cloud サイトで Apex によって取得されるナビゲーションメニューへのユーザアクセス権限の適用コンテンツ盗聴保護を有効化ユーザの個人情報のより強力な保護の有効化Visualforce ページのクロスサイトスクリプティングを防止するための <apex:inputField> 要素の label 属性のエスケープExperience Cloud ゲストユーザに詳細なフロー権限が必要 ユーザコンテキストでの REST API を介したフローの実行SAML シングルサインオンフレームワークを更新そして、自動有効化されるものが2件ございます。関連リンク拡張ドメインの有効化Spring '23 での一部のユーザの MFA の自動有効化こちらはSpring '23で有効化される予定だったリリース更新が延期された情報です。前月から1点追加がございます。メンテナンス計画の頻度の項目からメンテナンス作業ルールへの移行はSpring ’24に延期されました。次に、リリース更新ではございませんが、影響の大きい機能拡張についてご説明いたします。従来より、セキュリティ上の観点からユーザのメールアドレスがユーザ本人のものであるかどうかを検証する仕組みがありましたが、Spring’22よりメールアドレスの検証を終えていないユーザがメール機能を使用した際に、その検証を促すメールが送信されるようになりました。この機能拡張について、最新情報として赤字部分を追加しております。Winter’23まではメールアドレス未検証のユーザがメールを送信する際に、メールアドレス検証用のメールが各リリースで一回送信されておりました。次期バージョンのSpring’23ではメールアドレス検証用のメールは送信されません。関連リンクSpring’23 リリースノート : Salesforce からメールを送信するためのメールアドレスの検証Lightning Web Security (LWS) はカスタム Lightning コンポーネントのための新しいクライアントサイドセキュリティアーキテクチャであり、Lightning Locker を徐々に置き換えていく予定です。 LWS の段階的なリリースを継続しており、次の段階として、LWS for Auraを Spring '23 でベータ版として導入します。お客様の組織内の Lightning Web コンポーネントが LWS for Aura (Beta) で期待どおりに動作し続けることを確認したい場合は、Spring '23 のSandboxで「Lightning Web コンポーネント用 (正式リリース) および Aura コンポーネント用 (ベータ) Lightning Web セキュリティの使用」設定を有効にして検証をお願いいたします。詳細は、各種ドキュメントが用意されておりますので資料に記載のリンクよりご参照ください。関連リンクLightning Web セキュリティの基本LWS for Aura (beta) Release NoteLWS Enablement for Orgs with No Custom Components Release NoteLightning Web Security Lightning Web Security FAQ.Lightning Components Developmenテクニカルサポートこちらは、フローに関する今後のロードマップです。ご存知の管理者様も多いかと思いますが、ワークフロールールおよびプロセスビルダーは将来的にサポート終了になる予定です。現在は、ワークフロールールの新規作成ができない状態ですが、次期バージョンであるSpring '23では、プロセスビルダーの移行ツールがサポートされる予定です。今回は赤字部分の補足情報についてご紹介いたします。Spring’23で提供開始する移行ツールは、サポートされているプロセスが限られております。レコードの更新レコード作成フローの呼び出しApex の呼び出しメールアラートこれ以外のスケジュール済みアクション、承認申請、Chatter投稿などは現時点では手動で移行する必要がございます。関連リンクフローへの移行続いて、機能の廃止です。まず、影響度が大きいことが想定されるため改めてのご案内となりますが、右列の2行目のSalesforce Mobile App Community License Accessについてです。2023年6月、コミュニティライセンスのユーザ様はSalesforceモバイルAppへアクセスができなくなります。来年6月以降はブラウザからExperience Cloudサイトへアクセスするようにしてください。なお、対象となる具体的なライセンス種類がナレッジにまとまっていますので、Experience Cloudのご契約があるお客様は、ご確認をお願いします。次に、赤字にしている前月からの変更点についてご説明いたします。一つ目は、2023年6月、Pardot リアルタイム自動化ルール設定の廃止が予定されております。Account Engagement で当該機能をご利用中のお客様はご確認をお願いいたします。二つ目は、メンテナンス計画の頻度種別項目の廃止の終了日の変更についてです。変更後は、2024年1月としておりますのでご注意ください。「Salesforce Platform APIバージョン 21.0~30.0 の廃止について」です。こちらは、影響度の大きい更新の一つですので、毎月ご紹介しています。来年2023年6月をもちまして、APIバージョン21.0~30.0 は利用不可になる予定です。本件に関して、1月17日に製品コミュニケーションメールが送信されており、また機能廃止に関するダイジェストもメールで送信されていますので、そちらも併せてご確認いただき、早めのご対応をご検討ください。関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止Salesforce Event Log File BrowserEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別1月度分の更新情報は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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本記事の内容は以下のオンデマンド動画からもご覧頂けます;https://play.vidyard.com/xajtmqFCiHAYnH9k3kUFXpこの記事で学べることSales Cloudの基本構造基本的なSales Cloud用語この記事のゴールこの記事のゴールは「Sales Cloudの基本構造と用語を理解する」ことです。そのために、以下3ステップで進めていきます。Sales Cloudの基本構造を理解するオブジェクト間の関係性を理解する基本的なSalesforce用語を知るSales Cloudの基本構造を理解するSales Cloudは顧客を中心に情報を一元管理するためのツールです。Sales Cloudを使用することで名刺情報、案件情報、契約実績、訪問履歴、問い合わせなど顧客に関連するさまざまな情報を一つの画面で確認することができるようになります。Sales Cloudではそれら顧客に関連する情報を種別ごとに分け、「データを蓄積するための箱」であるオブジェクトに格納し管理します。オブジェクトにはSales Cloudが最初から用意している標準オブジェクトと、お客様独自に定義いただけるカスタムオブジェクトがあります。標準オブジェクトを使用することで、独自にカスタマイズをする工数を減らすことができるだけでなく、年3回の新機能リリースの恩恵を最大限に受けることが可能となります。次に代表的に使用される標準オブジェクトをご紹介します。オブジェクト間の関係性を理解するSales Cloudでは関連するオブジェクト同士の関係性(リレーション)を定義することで顧客中心の一元的な情報管理を実現します。たとえば、複数の名刺情報(取引先責任者)を登録するときにその人が所属する企業が指定されないとばらばらの情報として管理されてしまい、企業ごとの正確な名刺情報が確認できなくなります。そのため、Sales Cloudでは取引先オブジェクトを中心に取引先責任者、商談、ケースなどのオブジェクトが関連づけられている構造となります。標準オブジェクトの関係性は下図をご確認ください。基本的なSalesforce用語を知るここまでSales Cloudの構造についてご説明しましたが、利用を開始いただく前に知っていただきたいのがSalesforce用語です。これからSales Cloudの設定を進めていただくとSalesforce特有の用語を多く目にするようになります。最初は聞きなれない言葉も多く戸惑われることもあるかと思いますが、用語を理解することで今後お困りごとが出てきたときに関連リソースに早くたどり着くことができたり、サポートへの問い合わせ時のやり取りがスムーズになりますので、ぜひ押さえておきましょう。最初に知っていただきたいSalesforce用語を下記にまとめていますのでご確認ください。さらに詳しくSalesforce用語を押さえたい場合は、こちらの記事もご確認ください。学習ツールより詳しく知りたい方は、エキスパートコーチングのオンデマンド動画をご視聴ください。Premier Success Planをご契約のお客様は、動画視聴後1対1のフォローアップセッションにお申し込みいただけます。エキスパートコーチング:設定と構成まとめSales Cloudの基本構造と基本的な用語はご理解いただけたでしょうか?Sales Cloudでは顧客情報を中心に情報を一元管理します。代表的な標準オブジェクトは取引先、取引先責任者、商談、活動などがありますが、これらオブジェクトは取引先を中心に関連づけられる構造となります。ご不明点やエラーの解消が必要な場合は、弊社テクニカルサポートにお問合せください。弊社サポートエンジニアが貴社のSalesforce環境を確認の上、具体的な手順をご案内いたします。ナレッジ記事:Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせ標準オブジェクトの構造が理解できたら、次は設定のカスタマイズ方法を学びましょう!次の記事:カスタマイズ方法を理解しましょう「活用7ステップ」全体に戻りたい場合はこちら
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(2023年5月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/nPcg6gHphKmx2EPEe1ZbgW全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforceの運用に関するお知らせ」の5月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2023年5月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。まずは製品イノベーションです。こちらでは、Summer'23のリリースに関する情報をご紹介します。赤い吹き出しの箇所が先月からの更新情報です。Summer’23の機能に関する情報としては、リリースノート、Release Overview Deck、Release in a BOX、TrailheadのModuleなどが公開されています。また実際の動作をご確認いただく方法としては、Summer'23の環境をサインアップするためのプレリリースサイトが用意されていたり、またSummer'23のSandboxプレビューもすでに開始しています。こういったリソースや環境をご活用いただき、6月11日に予定されている本番組織でのSummer'23のリリースに向けたご準備を進めていただければと思います。関連リンクThe 360 Blogサクセスナビ : バージョンアップに備えましょうオンラインコミュニティ:Admin Trailblazers、Release Readiness Trailblazers続いて、Spring'23とSummer'23のリリースノートの更新情報をご紹介します。このセクションでご紹介する情報は、リリースノートの更新情報のうち、現行動作に影響を与える可能性があるものをピックアップしてご紹介していきます。各リリースノートにおける更新情報全てをご覧頂く場合は、各リリースノートの「リリースノートの変更」をご覧ください。まずは現行バージョンであるSpring’23のリリースノートにおける更新情報です。こちらでは4月10日以降に行われた更新のうち、現行動作に影響を与える可能性があるものを抜粋してご紹介します。Salesforce Authenticator モバイルアプリケーションのその他の変更Salesforce Authenticatorに関するサポート要件が変更されており、サポートされるモバイルのOSのバージョン等が記載されておりますのでご確認ください。バックアップと復元サービスの更新に向けた準備有償オプションである「Backup & Restore」サービスをご契約のお客様向けの情報となります。本機能が新しいアーキテクチャに移行される予定であり、その際の注意点が記載されておりますので、本サービスをご契約のお客様はリリースノートをご覧ください。関連リンクSpring’23 リリースノート - リリースノートの変更続いて、次期バージョンであるSummer'23のリリースノートにおける更新情報です。Opt in for Event Log File GenerationEvent Monitoring の契約がないDeveloper Edition等の本番組織ではない組織でログファイルの自動生成を無効化するというリリース更新です。こちらはSummer'23のリリースで適用される予定です。なお、Event Monitoringのご契約がある本番組織については、ログファイルが自動生成される設定となっています。Disable Ref ID and Transition to New Email Threading Behaviorメール-to-ケースにおけるスレッドの動作が、参照IDから標準メールヘッダを照合する動作に変更されるというリリース更新です。こちらは現時点では自動適用の予定はありません。Migrate to Hyperforce with Hyperforce AssistantHyperforceにアップグレードするためのHyperforce アシスタントに関する情報です。お客様組織においてHyperforceへの移行が予定されたらHyperforce アシスタントが起動できるようになることが記載されています。Understand Trialforce Template LimitsTrialforceに関する情報です。Trialforceテンプレートの上限が[10]から[50]に引き上げられたという情報で、システム管理者様向けというよりは主にパートナー様向けの情報となります。Keep Working with Tab-Focused DialogsLightning コンソールでの作業中において、あるタブ上でダイアログが表示されても、別タブでは作業が継続可能になるというリリース更新です。こちらは自動適用が無期限延期になったことが記載されました。Restrict Emails Sent from Unverified Email Addresses by the Guest User メールアドレスが未検証であるゲストユーザレコードからのメール送信が制限されるというリリース更新です。引き続きゲストユーザからメールを送信可能とするためのステップがリリースノートに追記されました。Set a Password or Expiration on a Public Link to a Salesforce FileSummer ‘23からファイル共有のための公開リンクに有効期限やパスワードが設定できるようになる予定です。このリリースノートのセクションが移動されたことが記載されています。Recalculate Account Sharing Rules Faster with Updated Opportunity Sharing Behavior取引先とその関連するレコードの共有設定の計算に関する動作が変更になるという情報です。この機能が利用できるようになる時期がリリースノートに記載されました。本件についてはリリース更新が用意されており、Winter'24での適用が予定されております。お客様のカスタマイズの内容によっては影響が発生する可能性がありますのでご確認ください。Enable EmailSimple Invocable Action to Respect Organization-Wide Profile SettingsEmailSimple呼び出し可能なアクションのコールが、組織のメールアドレスにおけるプロファイル設定に準拠するかたちになるという情報です。設定状況によってはメール送信の動作に影響を与える可能性がありますので、内容をご確認ください。関連リンクSummer’23 リリースノート - リリースノートの変更続いて、カタカナの表示ラベルの変更についてです。Winter'24のリリースにてカタカナの表示ラベルが変更され、「ユーザ」が「ユーザー」になったり、「マネージャ」が「マネージャー」になるなど、画面の表示ラベルが変更されます。これによるお客様データへの影響はありません。ただし、画面上の表示ラベルが変更となるため、RPA等で表示ラベルを使用した判定処理などが実装されていた場合に影響が発生する可能性があります。またお客様で作成されているマニュアル等の変更が必要になる可能性もございます。Summer'23のリリースノートでも本件に関する情報を掲載しているため、内容をご確認ください。関連リンク[日本語(カタカナ)の表示ラベル変更]の準備についてWinter '24 日本語(カタカナ)の表示ラベル変更続いて、多要素認証(MFA)に関する更新情報です。Summer ‘23のリリースノートに記載されているMFA関連のアップデートの中で、重要なものをピックアップしてます。Summer '23 での多要素認証 (MFA) の自動有効化の継続MFA の自動有効化の続行: お客様の組織に適用されるタイミングと方法の確認 (リリース更新)Spring '23のときと同様に、Summer '23のリリースでも段階的にMFAの自動有効化を実施する予定です。Spring '24には全ての組織において自動有効化を完了させるというロードマップが記載されています。SSO ログインでの Salesforce MFA の使用SSOでSalesforceにログインをしている組織の管理者様に重要な情報です。SSO ログイン時に Salesforce 側の MFA を使用する場合、これまではプロファイルの中にある、“セッション設定”(高保証)で制御していましたが、それに代わる新しいオプションがシングルサインオン設定画面に追加されました。今後は、この新しいオプションへの切り替えを推奨しております。リリースノートを参考に切り替え作業をご検討ください。ID 検証方法の登録の最適化Salesforce Authenticator 以外の検証手段を利用してMFAを展開予定の管理者様に、便利なオプションのご紹介です。ユーザアカウントと検証方法の接続について、今はSalesforce Authenticatorとの接続を促す画面が初期表示されますが、選択可能な全オプションを表示するオプションが追加されました。リリースノートに画面ショットが掲載されていますので、関係があるという管理者様はぜひチェックしてみてください。Winter '24 で廃止される未使用の U2F セキュリティキー検証方法に、U2Fセキュリティキーをご利用中のお客様に重要な情報です。Winer'24のリリースでWebAuthn標準に更新されていないU2Fセキュリティキーのサポートを終了します。この変更により、Summer'22以降にU2Fキーでログインしていないユーザーは、U2Fキーを使用してSalesforceにアクセスすることができなくなります。該当しそうなユーザ様がいらっしゃる場合には、Winet’24までにU2Fキーでログインするようユーザーにお伝えください次は、インフラ強化に関する情報です。こちらではインスタンスリフレッシュに関する情報をご案内します。日本の多くのお客様の組織が稼働するインスタンスがリフレッシュされます。対象インスタンスと日程は以下のとおりです。2023/8/6(JST) : CS5, CS6, CS31, CS57, CS58, CS72, CS73, CS74, CS75, CS762023/8/20(JST) : AP0, AP3, AP4, AP5, AP6, AP7, AP8, AP15対象となる組織の管理者様へは5月22日に製品コミュニケーションが送信されておりますので、必ず内容をご確認ください。また、インスタンスリフレッシュは通常のシステムメンテナンスのため、ベストプラクティスに沿った実装をされている場合には特に影響はございませんが、必要な準備について解説した動画をサクセスナビよりご視聴いただけますので、念の為ご確認くださいますようお願いします。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?許可すべきIPアドレスとドメインに関する更新情報です。以下の3つの公開ナレッジが更新されています。許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメインHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする「許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメイン」については、これまで一部のHyperforceのIPアドレスが掲載されていましたが、それらは全て削除されました。Hyperforce をご利用の場合、迅速に新しいクラウドインフラストラクチャを提供する能力を Hyperforce が備えているため、IP アドレス許可リストを維持するための手作業によるメンテナンスが負担になり、管理しきれなくなることが予想されるため、IPアドレスによる許可リストを推奨しておりません。どうしても、IPアドレス 許可リストを必要とするビジネス要件またはコンプライアンス要件がある場合は、ComplianceサイトからIPアドレス情報を確認できるようになりましたので、定期的なご確認をお願い致します。同様の内容が「Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する」にも記載されています。また、「Salesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする」に記載されていたHyperforceのIPアドレスのうち、メールリレーのIPアドレス以外が削除されました。こちらのナレッジは現在翻訳中です。続いて、リリース更新に関する情報です。以下はSummer'23で適用予定のリリース更新の一覧です。ここでは、特にご注意いただきたいリリース更新として3つご紹介します。Apex クラスへの明示的なアクセス権を適用するルールの無効化 (リリース更新)Aura サイトから Google アナリティクス 4 への移行 (リリース更新)ゲストユーザから送信されたメールの制限 (リリース更新)これらについては、早めにリリースノートやナレッジを確認の上、事前にSandboxで動作確認をお願いします。こちらもSummer'23で適用されるリリース更新です。拡張ドメインについては後述します。MFAの自動有効化については「多要素認証」のセクションで前述したものです。こちらは、当初Summer '23で適用予定だったリリース更新の中で延期されたものになります。新しい情報は以下の2つです。ゲストユーザによる承認申請の編集または削除の防止 (リリース更新)こちらのリリース更新の適用時期はSpring '24に延期されました。Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止 (リリース更新)こちらのリリース更新の適用時期はSummer '25に延期されました。こちらの詳細は別途後述します。続いて、その他の更新です。こちらは毎月ご案内しております拡張ドメインの自動有効化に関する情報です。Summer'23で拡張ドメインの自動有効化が予定されております。注意点としては、Salesforceによる自動有効化について管理者様による事前の除外はできません。Summer'23リリース後に無効化することはできますが、一度有効化されますため、自動有効化による影響が発生する可能性もございます。そのためSummer'23までに拡張ドメイン適用のご準備を進めていただければと思います。関連リンク拡張ドメインのスケジュールチェックリストSalesforce の拡張ドメインに関するよくある質問こちらは、フローの移行に関する情報です。Summer '23でこれまでのアナウンスの通り、プロセスビルダーを新規作成できなくなる予定です。また、移行ツールを利用して、スケジュールされたアクションが追加されているプロセスビルダーも移行ができるようになる予定です。詳細はリリースノートからご確認ください関連リンクフローへの移行最後に今後予定されている機能の廃止に関する情報です。ここでは、右側の2つをご紹介します。Einstein 取引先インサイトおよび Einstein 商談インサイトは8月で廃止される予定になっております。詳細はナレッジをご確認ください。Summer '23で予定されていた、Salesforce Platform APIバージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止は、Summer '25(2025年6月)まで延期されました。廃止時期は延期されましたが、すでに去年6月でサポートは終了しているため、Salesforceの廃止時期を待たずに、可能な限り早めにAPIバージョンの更新をお願いします。関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止 (リリース更新)Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止Salesforce Event Log File BrowserAPI 合計使用量イベントを使用した API バージョンの使用の追跡最後に、Salesforce モバイルアプリケーションのバージョン 228 の廃止です。Summer'23のリリースを以って、Salesforceモバイルアプリケーション228以下のバージョンは廃止される予定です。228のバージョンのままでは、Summer '23以降はログインができなくなりますので、早めに最新バージョンに更新するよう社内周知をお願いします。5月度分の更新情報は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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この記事で学べることカスタムオブジェクトと項目の作成方法画面レイアウトのカスタマイズ方法この記事のゴールこの記事のゴールは「Sales Cloudの基本的なカスタマイズ方法を理解する」ことです。そのために、以下2ステップで進めていきます。カスタムオブジェクトと項目の追加方法を理解する画面レイアウトのカスタマイズ方法を理解するカスタムオブジェクトと項目の作成方法を理解するカスタマイズ方法を知る前に、まずはSales Cloudの構成要素を確認しましょう。Sales Cloudの構成要素はオブジェクト、レコード、項目の大きく3つです。オブジェクト:データを蓄積するための箱。(Excelのテーブル)レコード:1つ1つのデータ。(Excelの行)項目:オブジェクトを構成する要素。(Excelの列)本章ではカスタムオブジェクトと項目のカスタマイズ方法についてご紹介します。カスタムオブジェクト標準オブジェクトがSales Cloudに最初から用意されているのに対し、カスタムオブジェクトはお客様独自に定義いただけるオブジェクトです。基本的に標準オブジェクトを使用することで年3回の新機能リリースによる恩恵が受けやすくなりますが、標準オブジェクト以外で管理したい情報があれば独自にカスタムオブジェクトを作成することが可能です。ヘルプ記事:カスタムオブジェクトの作成カスタム項目カスタム項目はお客様独自に定義いただける入力項目です。標準オブジェクトとカスタムオブジェクトの両方に追加が可能です。またカスタム項目の作成時に項目のタイプであるデータ型を指定します。データ型はテキスト、数値、通貨、日付/時間、選択リストなどが選択可能です。ヘルプ記事:カスタム項目の作成画面レイアウトのカスタマイズ方法を理解するカスタムオブジェクトや項目を追加したら、次に画面レイアウト上のどこに配置をするかなど画面の見栄えをより良くするための設定が必要です。画面レイアウトのカスタマイズにはページレイアウトとLightningアプリケーションビルダーの設定を行います。ページレイアウトページレイアウトはレコード詳細画面の項目の配置や関連リストの配置などを制御するための設定です。ヘルプ記事:ページレイアウトの作成と編集Lightningアプリケーションビルダーアプリケーションビルダーは画面全体の見栄えをカスタマイズするための設定です。ヘルプ記事:Lightningアプリケーションビルダー設定方法カスタムオブジェクトヘルプ記事:カスタムオブジェクトの作成カスタム項目ヘルプ記事:カスタム項目の作成ページレイアウトヘルプ記事:ページレイアウトの作成と編集Lightningアプリケーションビルダーヘルプ記事:Lightningアプリケーションビルダー学習ツールPremier Success Planをご契約のお客様は、1対1のセッションにお申し込みいただけます。エキスパートコーチング:設定と構成まとめ基本的なカスタマイズ方法はご理解いただけましたでしょうか?ご不明点やエラーの解消が必要な場合は、弊社テクニカルサポートにお問合せください。弊社サポートエンジニアが貴社のSalesforce環境を確認の上、具体的な手順をご案内いたします。ナレッジ記事:Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせカスタムオブジェクトや画面レイアウトの設定を理解したら、次は蓄積したデータを分析・可視化する方法を学びましょう!次の記事:データ分析の機能を理解しましょう「活用7ステップ」全体に戻りたい場合はこちら
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(2023年3月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/bdA9HHCxkQnHAw4E2XHuRg全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforceの運用に関するお知らせ」の3月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2023年3月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。最初にSpring '23のリリースノートの更新情報をご紹介します。こちらでは2月7日以降の更新内容の中から、現状の動作や設定に影響を与える可能性があるものをピックアップしてご紹介します。Block Access to Public Apex Constructor in Managed Package from @AuraEnabled Method (Release Update)「@AuraEnabled メソッドからの管理パッケージの公開 Apex コンストラクタへのアクセスのブロック」というリリース更新についてですが、当初はSummer'23での適用が予定されていましたが、現在は適用予定がキャンセルとなっており、現時点ではこのリリース更新の適用の予定はありません。動的活動コンポーザでアクションをすばやく実行Spring'23で導入された動的活動コンポーザの機能ですが、ケースオブジェクトのマクロでは動作しないということがリリースノートに記載されました。Experience Cloud ゲストユーザには詳細なフロー権限が必要 (リリース更新)Experience Cloud サイトのゲストユーザがフロー機能を実行するためには、明示的な権限の付与が必要になるというリリース更新ですが、このリリース更新の適用の予定がSpring'23のリリースタイミング以降に延期されました。また、リリースノートの内容に、ゲストユーザにフロー権限を付与する方法が追記されましたので、詳細はリリースノートをご覧ください。ここでのご紹介は上記の3点となりますが、リリースノートの更新情報をすべてご確認頂く場合は、こちらのリンクから内容をご確認いただければと思います。また内容についてご不明点等がある場合は、弊社のサポートにお問い合わせください。続いて、多要素認証(MFA)に関する更新情報です。MFAの自動有効化と強制適用に関する予定に更新がありますのでご紹介致します。Core Platform製品の自動有効化についてですが、2023年2月のメジャーリリースを第1フェーズとして、今後の各メジャーリリースで段階的に自動有効化が実施される予定です。そして強制適用ですが、2024年5月を第1フェーズとして、段階的にMFAの強制適用を実施していく予定となっています。続いてMuleSoftですが、2023年8月1日にMFAの強制適用が実施されます。Tableau Cloudについては、特権ユーザに対する強制適用が2023年3月13日から4月24日の間で実施され、それ以外のユーザに対する強制適用は、2023年5月22日から7月10日の間で実施される予定となっています。まだMFAが未適用であるというお客様は、セキュリティレベル向上のためにもMFA適用の計画を進めていただければ幸いです。関連リンク多要素認証 (MFA) 適用ロードマップ続きましてはインフラ強化に関する情報です。2023年4月2日と4月16日に、主に海外のお客様が利用しているインスタンスにおいてインスタンスリフレッシュのメンテナンスが予定されています。インスタンスリフレッシュは、組織の継続的な成長に備え、お客様が期待されるレベルのシステムパフォーマンスを維持するために、データセンターのインフラストラクチャをアップグレードするメンテナンスです。インスタンスリフレッシュの事前通知は、約60日前に、システム管理者様宛にメールで送信されます。事前通知を受け取られたら、インスタンスリフレッシュの準備方法が纏められたナレッジがございますので、必ず確認の上ご準備をお願いします。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?「Salesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする」というナレッジに更新があります。Salesforceでは、IPアドレス許可リストの代わりにTLS、SPF、DKIM、DMRACなどの標準メールセキュリティプロトコルの使用を推奨しています。しかしながら何らかのご事情でIPアドレス許可リストを使用する必要がある場合には、更新後のナレッジに合わせてお客様のIPアドレス許可リストを更新いただく必要があります。今回のナレッジ更新で、SalesforceのARINのメールサーバーのIPアドレス(ここにはメールリレーで使用するIPアドレスも含む)が追加されていますので、ご確認をお願いします。IPアドレスの詳細は、英語版のナレッジをご参照ください。関連リンク許可すべき Salesforce の IP アドレスとドメインHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする続いて、次期バージョンであるSummer'23において適用予定のリリース更新をご紹介します。Summer '23で適用予定のリリース更新は複数ありますが、2023年1月13日に該当の組織の管理者様へメール通知もされている「Google Analytics 4」についてお知らせします。2023 年7月1日に Google がユニバーサルアナリティクスを廃止し、Google アナリティクス 4 (GA4) に置き換えることを発表しています。引き続きExperience CloudサイトへのアクセスデータをGoogle Analytics で収集・分析するためには、ユニバーサルアナリティクスのプロパティを GA4 のプロパティに変更する必要があります。また、Summer '23までに[リリース更新]の適用も必要です。対応方法については、こちらのナレッジに纏まっておりますので、ご確認の上でご対応をお願いします。関連リンクAura サイトから Google アナリティクス 4 への移行 (リリース更新)イベントログファイル生成のオプトイン (リリース更新)コンテンツ盗聴保護を有効化 (リリース更新)ゲストユーザによる承認申請の編集または削除の防止 (リリース更新)Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止 (リリース更新)Lightning アプリケーションの CSRF トークンのセキュリティの機能強化 (リリース更新)続いて、その他の更新です。こちらでは拡張ドメインに関する留意点をご紹介します。次期バージョンのSummer '23では、拡張ドメインが無効な全ての組織に対してSalesforce側が拡張ドメインを自動有効化します。Spring ’23 リリースの時のような、システム管理者様による事前除外はできませんので、こちらのチェックリストやよくある質問を参考に、早めに準備を進めていただけます様お願いします。どうしても間に合わないという場合には、一度有効化された後に、システム管理者様による無効化が可能ですが、Winter '24には強制適用される予定のため、可能な限り早めの対応をお願いいたします。関連リンク拡張ドメインのスケジュール最後に今後予定されている機能の廃止に関する情報です。まず最初にSalesforceモバイルアプリケーションコミュニティライセンスアクセスの廃止です。こちらはSummer '23で廃止することを予定していましたが延期になり、現時点で廃止時期は未定となっております。続いて、Consumer Goods Cloudをご利用のお客様向けの情報です。2023 年7月をもって、Einstein Vision によるプラノグラム確認タスクの自動化が終了します。終了後は、営業担当者が確認タスクを手動で実行いただく形になります。また、廃止される日時は7月中にお知らせする予定です。3つ目は、Object Detection API と Image Classification API が 2023 年 7 月 31 日をもって廃止されるという情報です。 それ以降は、関連づけられている全てのデータが利用できなくなりますので、遅くとも、4月末までにはデータを取得しておくことを推奨します。続いて、毎月お伝えしていますが「Salesforce Platform APIバージョン 21.0~30.0 の廃止について」です。こちらは、とても影響度の大きい更新の一つですので、毎月ご紹介しています。2023年6月をもちまして、APIバージョン21.0~30.0 は利用不可になる予定です。日本時間で3/16に機能廃止に関するメールがシステム管理者様に送信されていますので、そちら受け取られた場合は、ナレッジや確認方法のリンクをご参照の上、早めのご対応をお願いします。最後に、「Salesforce Mobile アプリケーションv.228の廃止」です。2023年6月以降、Salesforce モバイル アプリケーションのバージョンが228以下の場合、Salesforceにログインすることができなくなります。社内でモバイルアプリケーションをご利用のユーザ様に、早めにモバイルアプリケーションのバージョンの更新をする様に周知をお願い致します。3月度分の更新情報は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。