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この記事で学べることSalesforce Optimizer アプリケーションを利用した機能の改善、カスタマイズのクリーンアップ、複雑さの軽減、機能の採用の促進を方法Salesforce Optimizer アプリケーションとはSalesforce Optimizer アプリケーションとは、組織のストレージ、項目、カスタムコード、オブジェクトのカスタムレイアウト、レポートとダッシュボードなど、50 種以上の使用状況のスナップショットを作成できるツールです。例えば、誰も入力していない項目の検出、アクションが設定されていないワークフロールールを発見する等ができます。Salesforce Optimizerを実行するタイミングは、毎月のメンテナンスや、新しいアプリケーションをインストールする前、各 Salesforce リリースの前を推奨します。また、少なくとも四半期に 1 回は、実行することを検討してください。Optimizer アプリケーションの操作手順それでは、Salesforce Optimizerアプリケーションにアクセスし、実行してみます。操作手順1.[設定]|[クイック検索]ボックスに「Optimizer」と検索し、 [Optimizer]をクリックします。2.[アクセスを許可]をクリックし、Salesforce Optimizer アプリケーションを有効化するためのアクセス権を許可します。アクセスを許可すると、アプリケーションランチャーに[Salesforce Optimizer]というアプリケーションが作成されます。3.毎月実施するスケジュールを設定するかを選択し、[Optimizerを開く]をクリックします。4.[Optimizerを実行]をクリックします。完了したら、画面右上の[通知]マークに通知が届きます。実行結果の[機能]名をクリックすると、さらに詳細を確認することができます。詳細画面には、項目名や、設定変更するために参考となるヘルプドキュメント、推奨アクションが表示されています。また、項目名から、設定画面にアクセスすることが可能です。Salesforce Optimizerアプリケーションを使用することで、組織の状態を把握し、またすばやく機能の設定変更ページへとアクセスすることができました。考慮事項Optimizer アプリケーションにアクセスするには、「アプリケーションのカスタマイズ」権限、「すべてのデータの編集」権限、「ユーザの管理」権限が必要である学習ツールSalesforce Optimizer の使用を開始(Trailhead)Salesforce Optimizer を使用した実装の改善(ヘルプドキュメント)まとめいかがでしたでしょうか。Salesforce Optimizerを利用することで、組織の状態を把握し、使っていない項目や機能はメンテナンスをすることができます。定期的に実行し、より最適化された使いやすい組織の維持を目指しましょう。ぜひまだの方は活用してみてください。
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この記事で学べることナビゲーションバーとホームページのカスタマイズユーティリティバーの設定ユーザーがよく利用する項目にすばやくアクセスできるように組織をカスタマイズする方法ナビゲーションバーとホームページナビゲーションバーとホームページをカスタマイズして、ユーザーがよく利用する項目を表示することができます。ナビゲーションバー(①)は、オブジェクトやレポート、Chatterのタブを1列に表示します。さらに、よく利用するページへすぐにアクセスできるようにカスタムタブの作成も可能です。例えば、毎朝確認するページや、レポートに1クリックでアクセスできるタブを設定することができます。ホームページ(②)は、ユーザーがSalesforceを開いて、最初に表示されるホーム画面のことです。例えば、マネージャーのホームページに[未承認申請]コンポーネントを配置することで、まだ確認していない承認申請を把握し、承認/却下/再割り当てをすることができます。ホームページのカスタマイズについて、詳しくはこちらをご覧ください。カスタムタブを作成してみる今回は、東地区営業部のユーザーが毎日確認すべきChatterグループにすばやくアクセスできるようにカスタムタブをナビゲーションバーに配置します。操作手順1.[設定]|[クイック検索]ボックスに「タブ」と検索し、 [タブ]をクリックします。2.Webタブセクションにて、[新規]をクリックします。3.ページレイアウトを選択します。今回は、[ページ幅全体]を選択肢、[次へ]をクリックします。4.[タブの表示ラベル]等を入力し、[次へ]をクリックします。5.[ボタンまたはリンクのURL]にChatterグループのURLを挿入し、[次へ]をクリックします。6.タブを利用できるプロファイルの選択、タブを追加するアプリケーションを選択して保存します。追加したアプリケーションには、[東地区営業部]タブが追加されており、クリックすると該当のChatterグループへアクセスすることができました。ユーティリティバーユーティリティバーを設定することで、[メモ] や [最近使ったデータ]といった一般的な生産性ツールにすばやくアクセスできます。設定すると、組織の画面に固定フッターとして表示され、クリックするとドッキングパネルが開きます。ユーティリティによっては、新しいブラウザウィンドウで開くことができます。ユーティリティバーは、アプリケーションごとに設定可能です。例えば、マーケティングアプリケーションには「リードに関するレポートグラフ」、セールスアプリケーションには「進行中の商談リストビュー」を配置します。業務内容によって利用頻度の高いツールは異なるため、設定前に業務プロセスを理解することが大切です。ユーティリティは、Lightning コンポーネントの機能を利用します。ユーティリティバーを含め、Lightningページには、最大100個のコンポートを配置することができます。ユーザーの利便性を高めるために、追加するユーティリティは10個までとし、ユーティリティラベルを短く簡潔にすることをおすすめします。事前に、ユーザーが求めるツールを理解しておきましょう。ユーティリティバーの設定手順それでは、ユーティリティバーを追加してみましょう。今回は、営業担当者の業務効率化に向けて「商談の進捗状況レポートグラフ」を設定します。操作手順1.[設定]|[クイック検索]ボックスに「アプリケーションマネージャ」と検索し、 [アプリケーションマネージャ]をクリックします。2.ユーティリティバーを追加したいアプリケーション名の右側[▼]をクリックし、[編集]を選択します。3.左サイドバーから[ユーティリティ項目(デスクトップのみ)]を選択します。[ユーティリティ項目を追加]をクリックすると、コンポーネントの選択ポップアップが表示されます。今回は、[レポートグラフ]を選択します。4.[表示ラベル]の編集、[レポート]の選択をして、保存します。ホームページに戻ると、ユーティリティバーが追加されており、クリックすると、商談進捗状況レポートグラフが表示できました。考慮事項カスタムタブの制限数は、エディションに基づいて固定しており、増やすことはできない作成するページ種別やページを関連付けるオブジェクトによって、使用できる標準コンポーネントは異なるユーティリティバーは、アプリケーション種別が「Lightning」でないアプリケーションには設定ができない学習ツールホームページのレイアウトのカスタマイズ(ヘルプドキュメント)カスタムタブに関する考慮事項(ヘルプドキュメント)Lightning アプリケーションへのユーティリティバーの追加(ヘルプドキュメント)まとめユーティリティバーを画面に追加することで、ユーザーはよく使うツールにすばやくアクセスすることができます。また、ホームページの標準コンポーネントは数多く種類が用意されており、業務プロセスに合わせて様々なカスタマイズが可能です。最適化された組織を使用して、操作性向上と業務効率化を目指しましょう。
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この記事で学べることデータローダのExport(エクスポート)を使用し、レコードを全てを抽出したり、一部特定の条件と合致するレコードのみを抽出するなど、必要に応じた柔軟なデータの抽出をおこなう方法メリットや利用例Exportの機能を使う使用例をいくつかあげてみます。一定期間でバックアップをとる場合レポートでは出すことのできない項目を抽出したい場合(ワンポイントアドバイスで詳細の記載があります)基本的にはレポートの機能を使うことでできることも多いですが、大量のデータを扱うときや、レポートでは出すことのできない項目を扱う時に利用することが多いです。手順抽出したいオブジェクトを選択します。(オブジェクトとは、「商談」や「取引先」などの箱のようなものを示すものになります。)※最初は代表的なオブジェクトしか出てきません、対象のオブジェクトがない場合は「Show all Salesforce Objects」にチェックをいれます。出力先とファイル名を決めます。※ファイル名の拡張子は必ず「.csv」にします。抽出する条件を指定します。全てのデータを抽出する場合はこちらの設定は不要になります。項目・記号・値を設定して項目を絞って行きます。Operation(記号部分)は下記があります。equals → =not equals → !=less than → <greater than → >less than or equals → <=greater than or equals → >=例えば…従業員数が1000人以下の取引先を抽出したい場合は、Fields → NumberOfEmployeesOperation → less than or equalsValue → 1000上記を入力した上で「Add condition」をクリックすると、下記のように表示されます。抽出する項目を選びます。すべて選択する場合は「Select all fields」を押すとすべて選択することが可能です。この状態で「Finish」を選択すると、全項目の従業員数が1000人以下の取引先が指定したフォルダにcsv形式で出力されます。抽出完了すると、抽出の成功数とエラー数が表示されます。ワンポイントアドバイス!Exportでは、ユーザプロファイルを抽出することも可能です。「Profile (Profile)」を選択することで抽出できます。ですが、「すべてのデータ編集」の権限が必須です。ユーザが増えてきた時にプロファイルを整理する時にとても便利です。承認プロセスの一覧を抽出することも可能です。「ProcessInstanceStep」を選択することで抽出できます。承認プロセスが増えてきた時に困るのが順番の整理です、この抽出したデータを使うことで簡単に整理することが可能になります。メールテンプレートの使用頻度を確認することができます。「EmailTemplate」を選択し抽出後、「TIMESUSED 」こちらがテンプレートの使用頻度になります。メールテンプレートが増えすぎてしまって整理したい場合などこれを使って整理してみるのもいいかと思います。考慮事項抽出したデータが文字化けしていることがあります。この場合はデータローダのSettings(設定)画面にて、「Write all CSVs with UTF-8 encoding」のチェックを外してください。インポートでも同じ事象が発生するため次のヘルプの2番も参考にしてみてください。https://help.salesforce.com/articleView?id=000328727&language=ja&type=1&mode=1学習ツールデータのエクスポート
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Salesforceの用語を理解して、使う人にあった画面の設定を行う
この記事で学べることSalesforceに関する基本的な用語簡単にパーソナライズできる設定ホーム画面の基本用語Salesforce にログインすると、[ホーム]という画面が表示されます。この[ホーム]ページには、みなさんが閲覧できるさまざまな情報が一覧化して表示されています。たとえば、自分の1 日のタスクや営業パフォーマンスなどがあります。※ [ホーム画面]はレポートやダッシュボードなどを設置することも可能です(1)ナビゲーションバーページ上部(1)には、ナビゲーションバーがあり、タブというそれぞれのメニューがあります。タブは、ユーザーが一般的な業務を完了するために必要となる機能、項目を表示しています。たとえば、特定の種類の情報が保存されるオブジェクト(リードや取引先など)や、データ分析ツールであるレポートなどがあります。隠れているタブは[さらに表示]をクリックすると表示されます。(2)アプリケーションナビゲーションバーの左側(2)に表示されているのは、現在選択しているアプリケーション名です。アプリケーションとは、ビジネスの業態や業務内容に合わせて必要となる機能を1つのツールとしてまとめたものです。たとえば標準で用意されている「セールス」アプリケーションは営業支援を目的としたもので、新規顧客の獲得や営業の生産性向上、正確な分析・意思決定を実現するためのタブが用意されています。営業担当者は「セールス」アプリケーションを利用することで、すばやく必要なタブへとアクセスできます。(3)アプリケーションランチャーアプリケーションランチャー(3)から業務内容に合わせて、アプリケーションの切り替えが可能です。また、ナビゲーションバーに表示されていない項目であっても、アクセス権があればアプリケーションランチャーからアクセスが可能です。Salesforceのデータ構造続いて、Salesforceにおけるデータ登録の構造について紹介します。上記の図は、Salesforceに登録された、ある商談に関するデータです。データをスプレッドシートに保存すると考えてみてください。商談に関するテーブルを作成しています。テーブルの列には商談金額、現在のフェーズ、その他の重要な属性を保存し、行には取引が開始された各商談を保存できます。そして、Salesforce では、テーブルはオブジェクト、列は項目、行はレコードとみなされます。これでSalesforceの基本的な用語とデータ登録の構造を理解することができました。パーソナライズできる設定Salesforceの設定は、システム管理者が行うことがほとんどですが、「ユーザーインターフェースであるナビゲーションバーのタブ」と「レコード詳細ページの表示密度」は、一人ひとりのユーザーに合わせて設定ができます。ユーザーは、自分の見やすい画面になることで、業務の効率化や生産性の向上につながります。・ナビゲーションバーのパーソナライズここではナビゲーションバーのカスタマイズ方法をご紹介します。システム管理者がナビゲーションバーの初期項目を定義していますが、ユーザーは自分の使いやすいユーザーインターフェースのタブの追加と並び替え、ならびに追加した項目の名前変更または削除ができます。今回は「セールス」アプリケーションに、[商品]タブを追加し、ナビゲーションバーの3番目に配置します。操作手順1.ナビゲーションバーの[鉛筆]マークをクリックし、[アイテムをさらに追加]を選択「セールス」アプリケーションのナビゲーションバーの一番右にある鉛筆マークをクリックします。[セールスアプリケーションナビゲーション項目を編集]ポップアップ画面から、[アイテムをさらに追加]をクリックします。2.[商品]を選択して、ナビゲーション項目を追加[選択可能な項目]の[すべて]をクリックし、「商品」の左側にある[+]を選択します。[1個のナビゲーション項目を追加]をクリックします。3.商品を移動させて、保存追加した商品は黄色で塗りつぶされています。今回は、項目の並べ替えも行うので、商品をクリックしながら、移動させます。商談の下に配置できたら[保存] をクリックします。「セールス」アプリケーションのナビゲーションに商品タブが追加され、さらに順番も変更されたことが分かります。・レコード詳細ページの表示密度項目の表示ラベルの配置とページ要素間の間隔を自由に組み合わせて Lightning Experience の外観を変更できます。表示密度は、[カンファタブル][コンパクト]の2種類あり、作業しやすいものに変更することができます。ページ上部の自身のアイコン|[表示密度]から変更ができます。[カンファタブル]…項目の上に表示ラベルがあり、ページ要素間のスペースが広い、比較的大きなビューです。[コンパクト]…表示ラベルが項目の左に表示され、ページ要素間のスペースが狭くなっている密集したビューです。備考欄などの長いテキストを入力する項目があるとき、カンファタブルに設定することで、少ない行数で表示することができます。また、コンパクトに設定することでスクロール回数を減らすことができるため、1画面に見たい情報を収めることができます。考慮事項ユーザーは、システム管理者が定義した初期項目の削除または名前変更はできないナビゲーションバーには、デフォルト項目を含め、最大50個までしか項目を含めることができない学習ツールSalesforceの利用開始(Trailhead)Lightning Experience のナビゲーションバーのパーソナライズ(ヘルプドキュメント)Lightning Experience の表示のパーソナライズ(ヘルプドキュメント)まとめいかがでしたでしょうか。Salesforceの用語をしっかりと理解することで、活用へとつなげることができます。自身の業務に合わせて、環境を使いやすく設定してみましょう。
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ウェブセミナーシリーズ「Salesforce まずはこれだけ」
「Salesforce のシステム管理者に任命されたが、機能がたくさんあってどこから使い始めたら良いかわからない」「前任者から引き継いだが、現在どういう設定になっているのか把握できていない」このように日々 Salesforce で業務をしていただく上でお悩みのシステム管理者の方は多いのではないでしょうか。このウェブセミナーシリーズでは、「まず、これだけは抑えて欲しいポイント」をSalesforce サポートエンジニアが解説しています。最新の動画レポート徹底活用術 -初級編-https://play.vidyard.com/giwLMvUTJS4BZh2KCVwZS2・レポート機能の概要・レポートタイプの選定・検索条件の設定・列/グルーピング項目の設定・デモンストレーション・よくあるお問い合わせ資料はこちら第1弾:システム運用編https://play.vidyard.com/7UPKKJwG5ZSpyeHFFA7Dfa・データマネジメントのススメ ・データバックアップのススメ資料はこちら第2弾:データ活用編https://play.vidyard.com/qSapdwftuiiut3oGfVACCN・レポート/ダッシュボードの活用 ・レコードアクセス権資料はこちら第3弾:使いやすさ向上につながる設定https://play.vidyard.com/Q94kaTfYyKoY78pq1mt1zR・レイアウトのカスタマイズ・Sandbox / 変更セット資料はこちら第4弾:自動化への第一歩https://play.vidyard.com/F6cfd6saDc5HjbvzVPwVC4・数式、積み上げ集計、フローの説明 ・デモを使った各機能のユースケースの紹介 ・各機能を使い分けるポイント資料はこちらこれであなたもフローマスター~フロー初心者編https://play.vidyard.com/YftXqUxninBKpEqKNPVFza・フロー概要・レコードトリガフローのデモ・画面フローのデモ資料はこちらフロー初心者 総まとめ編https://play.vidyard.com/cT1fW2xQBasQJqQCFrEuFC・フローの概要説明・デモ形式でのレコードトリガフローのご紹介・フローの学習についてロードマップをご紹介資料はこちら第5弾:メール到達率の向上/レポートについてhttps://play.vidyard.com/RXvkk1tjRvf5DSobCiML43・なぜ到達率の向上が必要か ・到達率を向上させる方法 ・到達率の確認方法資料はこちらレポート徹底活用術 -初級編-https://play.vidyard.com/giwLMvUTJS4BZh2KCVwZS2・レポート機能の概要・レポートタイプの選定・検索条件の設定・列/グルーピング項目の設定・デモンストレーション・よくあるお問い合わせ資料はこちら関連リソース次回以降の開催については日程が決まり次第、イベントカレンダーに掲載いたします。また、テクサポ日本のページでもご案内いたします。
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本記事の内容は以下のオンデマンド動画からもご覧頂けます;https://play.vidyard.com/Qhym4gQnVnxqABCry5H2Q1この記事で学べること重複管理を行い、重複しているレコードの登録を事前に防ぎ、データ品質の向上につなげる方法重複管理では、一致ルールと重複ルールは連動して、重複のないデータで作業をできるようにします。たとえば営業担当者が新規レコードおよび更新済レコードを保存する前に、一致ルールと重複ルールを設定することで、レコードの重複を警告することができ、重複したレコードをレポートで表すことも可能です。一致ルールとはどのオブジェクトのレコードが重複しているかどうかの識別をルールとして定義したものです。デフォルトの標準一致ルールとして、リード、取引先、取引先責任者が作成されています。標準一致ルールの設定調整や、カスタム一致ルールを作成することもできます。重複ルールとは一致ルールで重複を識別する作業が行われた後、重複ルールでは一致したレコードに対して、どのような処理を行うかを決定します。重複ルールでも標準重複ルールの設定調整や、カスタム一致ルールを作成することができます。設定手順では実際に、レコードの重複を回避するためのルールを設定してみましょう。今回は例として、取引先オブジェクトに重複管理の設定をします。取引先オブジェクトにはデフォルトで一致ルールも重複ルールも設定されていますが、今回は「納入先住所」「電話番号」「株式コード」の3つが完全に一致した場合のルールを作成します。一致ルールの設定[設定]|[クイック検索]ボックスに「一致ルール」と入力[新規ルール]をクリック オブジェクトで[取引先]を選択し、ルールの詳細と一致条件を入力※[検索条件ロジックを追加]ではANDやORを使用した複雑な条件にすることもできます。重複ルールの設定[設定]|[クイック検索]ボックスに「重複ルール」と入力[新規ルール]をクリックし、[取引先]を選択ルールの詳細、アクション、一致ルールを入力保存後、[有効化]をクリックして、設定は以上です。動作確認では「株式会社A」と「株式会社a」の2つの取引先情報を作成して重複管理が作動しているか、確認してみましょう。電話番号、株式コード、納入先住所の市区郡の3つが完全一致しているため、後から作成した「株式会社a」のレコードは保存することができないようになっています。※作成時のアクションで[ブロック]に設定したためです。また、「株式会社a」のレコード上に表示されている[重複を表示]をクリックすると、重複している「株式会社A」のレコードが表示され、登録しようとしていたデータは削除されます。編集時のアクションでは[許可]に設定しました。アクションを[許可]にした場合はどのように表示されるかも見てみましょう。レコードを編集後、保存をするとレコードの上に「この取引先には重複が存在しているようです。」との表示がでます。[重複を表示]をクリックすると、2つの取引先レコードを比較することができ、次のステップではマージして、1つのレコードにまとめる作業をすることも可能です。考慮事項各オブジェクトあたり最大5件の有効な重複ルールを使用可能各重複ルールには、最大3件の一致ルール (オブジェクトごとに1つの一致ルール) を含めることができる一致ルール、重複ルールを編集する場合は[無効化]にする必要がある学習ツール重複ルール(ヘルプ記事)重複管理(Trailhead)エキスパートコーチングセッションお申込みご利用にはPremierおよびSignature Success Planのご契約が必要ですまとめ今回は3つの項目を重複データの識別項目として使用しましたが、項目をふやすことで、より精度の高い重複データの確認を行うことができます。重複データがない環境を構築することで、無駄な作業を排除し、正確なデータを登録することができます。まだ重複ルールを使ったことがない方はぜひ活用してみてください。
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この記事で学べることデータローダのExport All(エクスポートオール)を使用し、ゴミ箱に入っているデータ含め全てのデータを抽出する方法メリットや利用例Export Allの機能を使う使用例をいくつかあげてみます。ゴミ箱に含まれているデータも含めて、バックアップをとる場合ゴミ箱に捨ててしまったデータをオブジェクト単位でまとめて確認する場合リードの取引開始後のデータをまとめて確認する場合ゴミ箱に捨ててしまったデータも、リードの取引開始後のデータも、それぞれゴミ箱とレポートよりSalesforceの画面上で確認することができますが、まとめて作業をしたい時にデータローダのExport Allの機能をご利用頂けます。手順Exportと大きな違いは2点あります。ゴミ箱に入っているデータも抽出が可能です。リードを取引開始し、リード上で見れなくなったデータの抽出が可能です。オブジェクトの選択まで、Export編と同様に作業していきます。抽出条件を設定することで簡単にゴミ箱に入っているデータを抽出できます。(全て出力してから、エクセル等のフィルターを利用して抽出することも可能です。)項目・記号・値を設定して項目を絞って行きます。Operationは下記があります。equals → =not equals → !=less than → <greater than → >less than or equals → <=greater than or equals → >=今回の例は「リード」で行います。例えば、リード内でいくつか間違えて削除してしまったとします。しかし、他の人も削除を行っているので、画面上でのゴミ箱のチェックでは確認が難しそうです。そんな時に便利なのがExport Allです。リード内の全てのゴミ箱に入れてしまったものを抽出し、間違えて削除してしまったデータが探しやすくなります。抽出条件に以下の設定を行います。Fields → IsDeletedOperation → equalsValue → TRUE1件削除されていることがわかりました。 2.リードを取引開始し、リード上で見れなくなったデータの抽出が可能です。オブジェクトの選択まで、Export編と同様に作業していきます。今度は、抽出条件を設定せずに全てのデータを抽出します。出てきたデータをエクセル等で「CONVERTEDDATE」を探しフィルターをかけます。この項目に値が入っている物は取引開始したデータになります。また、この機能を使わなくても、レポートでも確認ができます。考慮事項抽出したデータが文字化けしていることがあります。この場合はデータローダのSettings(設定)画面にて、「Write all CSVs with UTF-8 encoding」のチェックを外してください。インポートでも同じ事象が発生するため次のヘルプの2番も参考にしてみてください。https://help.salesforce.com/articleView?id=000328727&language=ja&type=1&mode=1学習ツールデータのエクスポート
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この記事で学べることSalesforceで会計年度を設定する方法設定メニューの「会計年度」を開く 画面右上の「設定」アイコンをクリックし「設定」を選択。 左側に表示されるメニューで「設定」にある「会社の設定」 をクリック。展開されたメニューで「会計年度」を選択します。 会計年度の期首月を設定する 「標準会計年度」が選ばれているのを確認。「会計年度期首月」の右側にある「▼」をクリックして、企業の期首月を選択 します。 「会計年度の表記」で「期末月に合わせる」もしくは「期首月に合わせる」を選択。最後に「保存」をクリックします。 まとめSalesforceで会計年度を設定することは、今後レポートやダッシュボードを作成する際に、抽出するデータの対象期間の絞り込みなどに役に立ってきます。皆様の組織も会計年度が設定されていることを確認し、まだされていない場合は本記事を元に設定してみてください。
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ダッシュボードをさらに有効活用するために(検索条件の追加、動的ダッシュボード)
この記事で学べることダッシュボードへの検索条件の追加方法動的ダッシュボードの設定方法※ダッシュボードの概要はこちらの記事をご覧ください。ダッシュボードに検索条件を追加するダッシュボードには絞り込み条件を設定してフィルタをかけられる機能があります。検索条件を追加することで、1つのダッシュボードでさまざまな角度からデータを確認することができます。たとえば、営業部全体と各地区の営業部ごとの成績を見たい場合、営業部全体・西地区営業部・東地区営業部といったの3つのダッシュボードが必要です。営業地区が増えれば増えるほど、より多くのダッシュボードの作成が必要となってきます。その都度レポートを用意して、ダッシュボードを作成するには時間がかかりますし、ダッシュボード数も増えてしまいます。そこでダッシュボードの検索条件を設定することで、1つのダッシュボードで営業部全体と各地区の営業部ごとの成績を分割して見ることができます。設定方法1.対象のダッシュボードを開き、[+検索条件]をクリック2.項目と値を選択 項目:所有者ロール 値:西地区営業部,東地区営業部※事前に営業担当者をロールに割り当てています。設定は以上です。それではダッシュボードを見てみましょう。左上に検索条件で設定した項目と値が、選択リスト値として表示されるようになりました。ここで「すべて」を選択すると、営業部全体の成績をみることができます。「西地区営業部」を選択すると、西地区営業部の営業成績、「東地区営業部」を選択すると、東地区営業部の営業成績をそれぞれ分けてみることができます。この機能を活用することで、営業地区ごとにレポート・ダッシュボードを作成する手間が省けますし、1つのダッシュボード上でさまざまな角度から営業成績を見ることが可能です。また、各ダッシュボードには最大5つの検索条件を含めることができます。選択リスト、ルックアップ、チェックボックス、テキスト項目、数値項目、日付項目に対して検索条件を設定できるので、より詳細なデータを表示させることができます。動的ダッシュボードで実行ユーザの権限に応じたデータを表示する動的ダッシュボードでは、各ユーザがアクセス権を持つデータを表示することができます。営業担当者別にダッシュボードを作成しなくても、実行ユーザとフォルダによって、データアクセスレベルごとに表示を制御することができます。設定方法1.対象のダッシュボードの編集ページを開き、[ダッシュボードプロパティを編集]をクリック2.フォルダの選択3.次のユーザとしてダッシュボードを参照で「ダッシュボード閲覧者」にチェック※「ダッシュボード閲覧者がダッシュボードの表示ユーザを選択できるようにする」にもチェックをいれることで、管理者が参照ユーザを選択することができます。設定は以上です。ではダッシュボードを見てみましょう。現在、営業マネージャとして参照しているため、東地区営業部全体と部下の成績を確認することができます。「ダッシュボード閲覧者がダッシュボードの表示ユーザを選択できるようにする」にもチェックをいれた場合、[変更]をクリックすると、参照ユーザを指定することができます。次にプロパティで選択した営業担当用フォルダの共有設定をします。データへのアクセスは実行ユーザによって決まりますが、ダッシュボードへのアクセスはフォルダによって制御されます。フォルダの共有を行わないと、東地区営業部の営業担当者はダッシュボード自体、参照することができませんので注意してください。それでは、東地区営業部の営業担当者2に代理ログインして、ダッシュボードがどのように表示されているのか確認してみましょう。営業マネージャとは異なり、営業担当者2が所有しているデータのみ表示されていますね。閲覧者自身のデータアクセス権に基づいたデータが表示されるため、営業担当者同士は自分以外の営業成績は参照することができません。営業担当者には自分の成績のみ、マネージャにはチーム全体と、管理する営業担当者の成績が表示されています。本来であれば東地区の営業担当者3人、マネージャー1人の計4つのダッシュボードが必要でしたが、動的ダッシュボード機能によって1つの作成で済みました。考慮事項ダッシュボードのスケジュール設定またはメール送信を行う場合、検索条件は適用されない組織のエディションに基づいた環境内での、許可されている動的ダッシュボードの制限あり学習ツール・ダッシュボードの絞り込み・動的ダッシュボード: どのユーザとしてダッシュボードを表示するかの選択まとめ今回の事例では営業チームや営業担当者が少ないですが、営業担当者が10名、20名のチームになればより多くのダッシュボード作成が必要となります。作成時間・作成数を削減するためにも、ぜひ検索条件や動的ダッシュボード機能を活用し、業務効率化につなげてみてください。
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この記事で学べること運用を開始するために必要な設定と設定方法この記事のゴールこの記事のゴールは「自社に必要な設定を明確にする」ことです。そのために、以下2ステップを進めていきます。必要な設定の洗い出し運用を開始するために最低限必要な設定必要な設定の洗い出し「目標達成のためにやるべきことを検討しましょう」では目的達成のためにはどんな取り組みを行い、その取り組みを可視化するための指標(KPI)を検討しました。この記事では、それらの情報をもとに自社で必要な設定の洗い出しをおこなう方法について説明をしていきます。具体的にはシートの[取り組みを可視化するための指標]に対してどのような機能を利用することで可視化が行えるかを記載していきます。例えば、「既存顧客からの新規商談数」を割り出すためにはレポート/ダッシュボードで商談レコードの件数を集計します。またその際、新規顧客なのか既存顧客なのかが判断できる項目で条件を絞り込む必要があります。このように、見たい指標を可視化するにはどこからデータを抽出して、どの機能で可視化をするかを検討しましょう。そして、各指標に対して可視化に必要な機能を整理したら、最終的に設定が必要なオブジェクト、項目、その他の設定を一番右の「必要な設定」の列に記載していきましょう。ここで整理いただいた設定というのが自社のSalesforceでまず必要になるベースの設定となります。検討を進めるにあたってのワークシートはこちらからダウンロードいただけます。運用を開始するために最低限必要な設定ステップ2「基本構造・機能を理解する」で、Sales Cloudの基本構造や、データ分析の機能についてご紹介をしましたが、本章では具体的にどのような設定が必要なのかを整理し、設定方法を学んでいきます。下記リンクにある「[Sales Cloud]初期設定チェックリスト」では、運用を開始するために最低限必要な設定と、設定方法をまとめています。もし、初期設定を設定・構築パートナーにて実施される場合は、自社の設定と照らし合わせて、その設定が必要な理由をご確認ください。[Sales Cloud]初期設定チェックリスト▼イメージ画像(一部抜粋)学習ツールより詳しく知りたい方は、エキスパートコーチングのオンデマンド動画をご視聴ください。Premier Success Planをご契約のお客様は、動画視聴後1対1のフォローアップセッションにお申し込みいただけます。エキスパートコーチング:Sales Cloud オンボーディング(KPI・フェーズ設計)また、設定面の基礎を学びたい方は以下のエキスパートコーチングのオンデマンド動画にてご視聴いただくことができます。Premier Success Planをご契約のお客様は、動画視聴後1対1のフォローアップセッションにお申し込みいただけます。エキスパートコーチング:Salesforce アドミン基礎まとめ自社に必要な設定は整理できましたか?また、設定方法は理解できましたか?ご不明点やエラーの解消が必要な場合は、弊社テクニカルサポートにお問合せください。弊社サポートエンジニアが貴社のSalesforce環境を確認の上、具体的な手順をご案内いたします。ナレッジ記事:Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせ次は、本章の内容を踏まえて実装していくにあたっての注意点を学んでいきましょう!次の記事:実装時の注意点を理解しましょう「活用7ステップ」全体に戻りたい場合はこちら
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この記事で学べること商談を完了フェーズに更新時、スコア値を保存する設定方法概要商談スコアが実態を反映しているか評価するシンプルな方法が、商談結果と商談スコア値を比較する方法です。商談成立時にスコアが高く、失注時にスコアが低いとこが確認できればスコアの信頼度が上がり、活用方法のアイディアも多く出てくるかと思います。ただ、商談スコアは、商談が完了ステータスになると、スコア値がクリアされるため、デフォルトでは上記の比較はできません。そのため、商談完了時のスコアをカスタム項目に保持して評価する方法をご紹介します。設定手順商談オブジェクトに2つの項目を作成します。「商談スコア(コピー)」項目 :商談スコアを数式参照する数式項目「最終スコア」項目 :商談が完了時スコアを保存する数値項目自動化機能のフローを活用し、「最終スコア」項目に商談完了時の商談スコアを保存します。商談のレポートを作成し、「最終スコア」の完了フェーズ毎の中央値や平均値を集計します。1.項目の作成設定>オブジェクトマネージャ>商談>項目とリレーション>新規のボタンから以下2項目を作成します。なお、作成する2項目は、Einstein 商談スコアリングの設定で、分析対象項目から外すことをお勧めします。「商談スコア(コピー)」項目作成「数式」項目とし、商談スコアを参照させます。(数式:OpportunityScore.Score)※フローで商談スコアを直接参照できないため、数式項目を作成します。「最終スコア」項目作成:商談完了時にスコアを保存するための項目です。「数値」項目で作成します。2.フローの作成商談完了時に、「商談スコア」を「最終スコア」項目にコピーします。設定>フロー>新規作成 から新規フローの画面を立ち上げます。「レコードトリガフロー」を選択します。「開始を設定」の画面の設定を行います。オブジェクト:「商談」を選択します。トリガを設定:「レコードが更新された」を選択します。エントリ条件:条件の要件:いずれかの条件に一致(OR)を選択し、皆様の環境の商談が完了ステータスのフェーズ条件を指定します。(※完了フラグでの設定ではなく、フェーズで設定ください)例:項目:フェーズ(StageName),演算子:次の文字列と一致する,成立(ClosedWon)例:項目:フェーズ(StageName),演算子:次の文字列と一致する,失注(ClosedLost)更新されたレコードでフローを実行するタイミング:「条件の要件に一致するようにレコードを更新したときのみ」を選択します。フローを最適化:「高速項目更新」を選択します。「完了」をクリックします。「+」から「レコードを更新」を選択します。レコードを更新画面が開くため以下の設定をします。表示ラベルとAPI参照名:任意の文字列を入力します。更新するレコードを検索してその値を設定する方法:「フローをトリガした商談レコードを使用」が選択されていることを確認します。(変更なし)検索条件を設定:なしであることを確認します。(変更なし)商談 の項目値を レコード に設定:項目:項目作成で作成した「最終スコア」の項目を選択します。値:「$Record__Prior」を選択し、項目作成で作成した数式項目「商談スコア(コピー)」を選択します。「完了」をクリックします。補足:$Record__Priorはフローをトリガしたレコード(今回は完了フェーズに更新された商談レコード)の更新前の値をとることができます。ここでは完了時にクリアされる前の商談スコアの値を、商談スコア(コピー)項目を利用して取得しています。これで設定は完了です。全体像は以下のようになります。画面上部の「デバック」ボタンを押してテストをして見ましょう。デバック画面で、「商談」項目でテストする商談を選びます。すると、下に項目が出力されるためフェーズを「成立」に更新して実行します。「最終スコア」に値がスコア値に更新されているかデバック上で確認します。(下記例では58が格納されました)十分テストし、フローを「有効化」したら設定は完了です。3.レポートの作成商談完了時のスコアを保持する設定の後は、商談のレポートを作成し、成立時と失注時の商談スコアを集計します。以下の流れでレポートを作成します。レポート>新規レポート>商談のレポートを選択します。検索条件を設定します。商談状況:完了最終スコア(上記で作成した項目)が空白と一致しない対象適宜、完了予定日などで期間を絞るアウトラインを指定します。グループ:フェーズ項目列:最終スコア(上記で作成した項目)最終スコア列の▼から、「集計」を選択し、平均または中央値を表示させます。おつかれさまでした。この内容から以下などで活用してみてください。スコアの値の確認(実際の受注/失注時にどのようなスコアになっているか)に活用商談スコア運用開始後のスコア状態の把握(定点観測)に活用参考:フローやレポート・ダッシュボードの学習リソース今回設定に利用したフローやレポートダッシュボードの機能をもっと知りたい方は、以下のリソースをご活用ください。フローをいちから学びたいフロー初心者向け学習リソースまとめ:フローの機能を学ぶことができるコンテンツのまとめ記事になります。エキスパートコーチング ▶フローによる プロセスの自動化:エキスパートがフローの使い方をご案内いたします。PremierまたはSignature Success Planをご契約のお客様はSalesforceエキスパートとの1 対 1 のセッションにお申し込みいただくことが可能です。レポートダッシュボードをもっと学びたい以下2種類の動画にて活用方法を解説しております。また、PremierまたはSignature Success Planをご契約のお客様は動画の内容でご質問がある場合は、Salesforceエキスパートとの1時間のフォローアップセッションをリクエストいただくことが可能です。(動画は誰でも閲覧可能です)エキスパートコーチング ▶レポート&ダッシュボード クイックスタートエキスパートコーチング ▶ レポート&ダッシュボード レベルアップ活用ステップ全体に戻る場合は、こちら
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この記事で学べることSalesforceで入力を簡易化する5つの機能Salesforceを社内で定着化させるためには、入力量やクリック数を減らし、何よりもユーザに入力を迷わせないことがポイントの1つです。そのためには営業活動が確実に入力される環境を整える必要があります。1.用途にあったデータ型を利用するSalesforceの項目には必ずデータ型が選択されています。データ型は入力制限が少ない「テキスト」をはじめ、自動的に対象形式に表示してくれる「通貨」や「日付」などさまざまです。入力制限が少ないテキストは、文字列と数値のどちらも入力できるため便利な一方、ユーザによって入力形式が異なる場合があります。入力者によるデータのバラつきを統一化させるために役立つのが選択リストです。選択リストを利用することで、得られるメリットをいくつかあげてみます。データ入力を簡略化値の標準化入力に迷うことがないレポートやビューの絞り込みに使える長い入力には適していませんが、入力する内容が決まっているものはできるだけテキストではなく、選択リストを利用することで、ユーザを必要な値に導き、効率良くデータ入力が可能となります。2.数式項目を利用し、自動計算で値を表示するデータ型の数式を利用することで、項目の値を自動的に計算することができます。数式を組むことで、自分で計算をすることなく、求めている数値を正確に算出してくれます。例:商談の値引金額を自動計算商談オブジェクトに「値引金額」と「値引率」項目を作成し、以下のような数式を組みます。値引金額を設定することで、商談が割引された際に、その都度金額を計算しなおして入力する必要がなくなりますね。3.レコードページに工夫を加えるレコードページをカスタマイズすることで、クリック数を減らし、入力を簡易化することができます。たとえば、レコードの詳細を編集する際に、デフォルトタブを「活動」に設定していると、まず活動タブから詳細タブに移動するためにクリックが必要となりますが、デフォルトタブを「詳細」に設定していれば、レコードページを開いた瞬間に、自動的に「詳細」の画面が表示されるため、“ワンクリック”の手間が省けます。このような細かい設定ではありますが、カスタマイズを工夫することで、入力の簡易化をサポートすることができます。4.項目の連動関係を設定する連動選択リストを使用することで、ユーザは正確で整合性のとれたデータの入力が可能となります。たとえば、商談に 「商談不成立理由」 というカスタム選択リストを作成し、その有効値を「フェーズ」 に連動させることができます。例:フェーズ が”Closed Lost”(商談不成立)の場合のみ、商談不成立理由を選択できるようにする制御項目:フェーズ連動項目:商談不成立理由“Closed Lost”の場合のみ含めるページレイアウトを確認してみましょう。フェーズが”Closed Lost”以外の場合は商談不成立理由は選択できなく、”Closed Lost”の場合のみ選択できるようになっていますね。商談不成立理由はフェーズが”Closed Lost”以外では選択する必要がないので、連動関係を設定することで不要な入力作業を省くことができますし、誤ってClosed Lost”以外のフェーズの際に商談不成立理由が選択されることを防ぐこともできます。5.フローを利用した簡易入力の設定を行うFlowBuilderを使用して、ホーム画面に取引先情報を簡易入力できる画面を作成します。例:ホーム画面で取引先情報を簡易入力操作方法1.フローの有効化プロセスの自動化設定から[フローのLightningランタイムを有効化]にチェックがついていることを確認します。2.フローの新規作成3.画面要素を追加画像コンポーネントから[テキスト]を選択し、表示ラベルを変更します。※フッターを選択し、ナビゲーションを制御の下で、[次へまたは完了]を選択します。4.レコードの作成要素を追加取引先の項目値の設定では、上記で作成した該当するAPI参照名のものを選択します。5. 要素の接続と有効化6.ホーム画面にフローの追加これならホーム画面上で、必要最低限の取引先情報のみ入力することができます。今回は取引先名、電話番号、説明の3項目に絞りましたが、URLやファイルのアップロードの設定もすることが可能です。※簡易入力機能の説明のため、FlowBuilderの操作方法は割愛しましたが、詳細については参考リソースからご確認ください。学習ツール数式項目の作成Flow BuilderSalesforce オブジェクトのカスタマイズ:選択リストと項目の連動関係の作成まとめSalesforceを導入したものの、入力や操作で迷わせてしまったり、誤った情報を入力させないためにも、入力を簡易化する機能を活用する必要性があると思います。それぞれ細かい設定が多いようにみえますが、カスタマイズを工夫することで、ユーザの入力負担軽減にもつながります。ぜひこのような機能を有効活用して、ユーザにとってSalesforceを使いたくなるようなカスタマイズをしてみてください。