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Summer '20 新機能を使いこなせ!~ Dynamic Forms ~
Dynamic Forms(動的フォーム)はLightningレコードページの進化の次のステップです。これにより、Lightning App Builder内でレコードの詳細フィールドとセクションを設定することができます。設定手順1. カスタムオブジェクトからレコード詳細ページにて、[設定] - [編集ページ]をクリック※今回カスタムオブジェクトとして[工数管理]オブジェクトを作成しました。※※以前記載されていた [設定] - [レコードページの設定]ページからの動的フォームの有効化は不要になりました2. Lightningアプリケーションビルダーが起動されるので、当画面でレコードの[詳細]セクションをクリック。3. [レコードの詳細] プロパティペインから[アップグレードに関するお知らせ]をクリックして、動的フォーム移行ウィザードを起動 ※ヒントやヘルプも参考にしてみてください。4. 動的フォームに関するポップアップが出たら[次へ]を押して進む5. 動的フォームのソースを選択画面で、対象のレイアウト名にチェックマークをいれて[完了]ここからが動的フォームのすごいところ!さっそく項目を動的にしていきましょう。6. 動的にしたい項目をクリックし、 [+検索条件を追加] ※今回は実績工数を動的にします。 ルールとしては、[計画工数]に0より大きい値が入力されたら、[実績工数]を表示するというものです。7. [保存]と[有効化]をする設定は以上です。では実際の詳細画面を見てみましょう。動作 [計画工数]に値を入力していない場合は[実績工数]は表示されていません。では[計画工数]に0より大きい値を入力してみましょう。[実績工数]が表示され、入力することができるようになりました。最後にDynamic Formsにより、以前はLightningコンポーネント単位で表示・非表示を行なっていたものが、項目一つ一つにできるようになりました。項目の必須・参照の定義もページレイアウト使用せずに、各レコード上で行うことも可能です。情報を入力するユーザそれぞれに、必要な情報を柔軟に表示することができれば、ページレイアウトの作成が最小限に済むといったメリットもあります。フローの自動化を活用して、さらなる業務の効率化を図ることができるDynamic Formsは注目の新機能ですね。参考リソースプレスリリース(日本語)Get Started with Dynamic Forms (Non-GA Preview)
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学べることSlackの超基本的な操作方法🔰から、意外と知らない便利機能や、Slackをプラットフォームとして業務の自動化・生産性向上に役に立つ使い方💡を 動画で学んで頂けます。後で見返しやすいように、このページをブラウザのブックマークに登録しておいてください。🚨動画視聴には、メールアドレスの入力が必要です。🚨動画画面右下の歯車マークより、再生スピードを変更できます。🙌 ハンズオンで学びたい方は、ライブトレーニングにご参加ください!開催日程はこちらのWebサイトよりご確認ください。🔰基本編(Slackの概要&基本的な使い方)■ Slack 101 Slack を初めて使う方向けに、Slack の基本機能についてデモを交えながらご紹介します。https://play.vidyard.com/vDVZWVs1deuCBdgpT7E3Nr※フル画面で視聴されたい場合は、こちらのURLにアクセスください✏️ 応用編(Slackの便利な機能や活用Tips)■ Slack 201 Slackの基本操作(Slack101)をクリアしたユーザ向けに、便利な機能や裏技をご紹介します。Slackを活用して実現する、これまで以上に効率的な働き方について学びます。https://play.vidyard.com/qt6r95kgNgiqJyrSF2rWWq※フル画面で視聴されたい場合は、こちらのURLにアクセスください■ Slack canvas canvas は聞いたことあるけど、自分で作成したことがない方向けに、canvas とは何か、どんな使い方ができるのかについて、デモ交えながら、canvasの基本的な使い方と活用例をご紹介します。https://play.vidyard.com/kccpHeKvoUAT99aVvKuenW※フル画面で視聴されたい場合は、こちらのURLにアクセスください■ Slack リスト これからSlack リストを触ってみたい方向けに、Slack リストとは何か、どういう使い方ができるのかについて、リストの基本的な使い方と活用例をご紹介します。https://play.vidyard.com/5ZmH7Pb9o1K7iwWtCQWJGa※フル画面で視聴されたい場合は、こちらのURLにアクセスください🛠️上級編(プラットフォームとしての活用)Slackは単なるメッセージツールではなく、いつもの業務を自動化できる「ワークフロー」や他の業務アプリケーションとも連携できます。そんな業務の基盤(プラットフォーム)としてのSlackの活用方法をご紹介します!■ワークフロービルダー ワークフロービルダーをまだ使ったことがない方や、一般的な活用例を知りたい、といった方向けに、ワークフロービルダーの仕組みと作り方をご紹介します。https://play.vidyard.com/wW9Km4RDMnjXxynSec7k2r※フル画面で視聴されたい場合は、こちらのURLにアクセスください■ Slack リストとワークフロービルダーの連携 Slack リストとワークフロービルダーを組み合わせることで、まったく新しい方法で仕事を進められます。この動画では、リストを少し触ったことがある方向けに、リストをより上手に使うためのコツと、リストとワークフロービルダー連携のやり方をご紹介します。https://play.vidyard.com/PEao5nfFnKjYieP1TMycGg※フル画面で視聴されたい場合は、こちらのURLにアクセスください
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(2022年5月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IPアドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で学ぶhttps://play.vidyard.com/FAFk6oq7E3uUzGr6kWSxfv全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ当記事は「Salesforceの運用に関するお知らせ」の5月号となります。前半は技術関連情報、後半はセキュリティ関連情報の構成で、特に重要な情報に絞ってご紹介いたします。お客様に必要なアクションにいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。まずは技術編です。2022年5月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分についてご紹介します。Summer '22のバージョンアップに向けた情報です。日本のお客様の本番環境は、6/12にSummer’22へバージョンアップが行われます。新たな情報としましては、日本語版のリリースノートなどの各種情報が公開されております。残りの期間は限られておりますので、バージョンアップに向けての準備を引き続きよろしくお願いいたします。関連リンクプレリリース環境サインアップSummer'22リリースノートリリースモジュールRODとFeature Matrixサクセスナビ : バージョンアップに備えましょう次にSummer'22リリースノートの更新情報です。リリースノートは定期的に更新されており、ここでは5月の更新情報のうち、特に管理者の皆様に知っていただきたいものを抜粋してご紹介いたします。なお、この情報は5/30時点のものとなります。最新情報はこちらのリンクよりリリースノートをご確認ください。関連リンクGet Fairer Resources When Running Apex TestsSales Cloud for Slack (Beta)レポート実行ページでの複数の項目の編集 (正式リリース)選択した Salesforce オブジェクトに基づくレポートの作成 (ベータ)Summer '22 リリースノート : リリースノートの変更続いて、Summer'22で自動有効化予定のリリース更新情報です。いくつかリリース更新がございますので、注意点のご確認をお願いします。関連リンクフローおよびプロセスの CPU 時間消費の正確な測定 商品へのゲストユーザアクセス権の保持と制御を行う共有ルールの作成同じコンテキストと同じユーザアクセス権で一時停止中のフローインタビューを再開する Salesforce Platform API バージョン 7.0 ~ 20.0 の廃止安全なメールアドレスの更新とパスワードのリセット (リリース更新)注文の新規保存方式の有効化改めてのご案内となりますが、機能の廃止に関連するすべての情報を 1 か所で簡単に見つけることができるように、 Salesforce 機能の廃止のダイジェストを月次でメールをお送りしています。メールを受信されている管理者様はお見逃しのないようにご確認をお願いいたします。今後の機能廃止予定の一覧です。新たな追加情報ではございませんが、赤枠内の4点については6月に廃止予定となっておりますので該当機能をご利用中のお客様は、業務に影響を及ぼす場合もございますので下記リンクより詳細のご確認をお願いします。関連リンクMarketing Cloud マイデータ機能の廃止Pardot ドリップの廃止Email Studio の従来の Web ツールおよび従来の CloudPages の廃止についてよくある質問Salesforce Platform API バージョン 7.0 ~ 20.0 の廃止Salesforce for Outlookの廃止予定日が2024年6月に延期させていただいております。関連リンクSalesforce for Outlook の廃止5月分の技術関連情報は以上となります。続きまして、セキュリティに関する情報をご紹介します。先月との差分は、MFAのロードマップと FAQの2点となります。MFA適用のロードマップについて更新内容をご紹介します。Herokuについて2022年6月1日の強制適用を予定しておりましたが、延期させていただいております。現時点では時期は未定となっておりますが、お客様内でのご準備が出来次第有効にしていただくことを推奨しておりますので引き続きご準備いただけますようよろしくお願いいたします。関連リンク多要素認証 (MFA) 適用ロードマップMFAのFAQに関する更新を以下に記載します。MFAのFAQの更新は上記の通りです。次回バージョンであるSummer’22におけるMFA関連のバージョンアップ情報は上記の3点となります。関連リンク組織全体の多要素認証の有効化将来の MFA の自動有効化と適用からの除外ユーザの除外WebAuthn (FIDO2) セキュリティキーによるユーザ ID の検証5月度分のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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(2024年9月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/9P6S3qsThK4rAyDU9HGHKp全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「 Salesforce の運用に関するお知らせ」の 9 月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2024 年 9 月のトピックはこちらです。本記事では、先月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。最初は製品イノベーションに関する情報です。Winter' 25のリリースに関する情報です。日本のお客様向けのインスタンスについては、日本時間で 10 月 13 日に本番組織へ Winter ’25 がリリースされます。またその準備としてSandboxプレビューが 9 月 1 日から開始されています。その他、Trailhead モジュール、Release Overview Deck なども公開されておりますので関連リンクご確認ください。関連リンクSalesforce Admins : Admin Release Countdown: Get Ready for Winter ’25サクセスナビ : バージョンアップに備えましょうオンラインコミュニティ:Release Readiness TrailblazersWinter ’25 Pre-Release siteSalesforce Sandbox プレビュー手順Winter ’25 Release NotesRelease Overview DeckFeature MatrixWinter '25 Release HighlightsRelease Siteまずは、Summer ’24 のリリースノート更新情報です。今月は 8 月 19 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。No.62 Deploy Data Cloud Changes from a Sandbox to Production (Beta)Data Cloud と Sandbox に関する内容です。本内容はベータ版となりますが、Sandbox で変更した Data Cloud コンポーネントをデータ キットに追加し、そのデータ キットを変更セットに追加することで、Sandbox から Data Cloud の変更をデプロイできるようになりました。No.63 Reuse Prompt Flows to Boost EfficiencySalesforce フロー に関する内容です。テンプレートトリガープロンプトフローを1つ作成し、プロンプトテンプレート種別に関係なく、さまざまなテンプレートにシームレスに適用できるようになりました。No.64 IdeaExchange Delivered: Limit Who Receives Notifications About Certificate Expiration証明書 に関する内容です。本内容は IdeaExchange で要望の多かった内容になります。証明書の有効期限切れのメール通知を受け取るユーザーをコントロールできるようになりました。ただし、証明書の期限切れによるサービスの中断を防止するために、システム管理者プロファイルまたは [すべてのデータの編集]権限を持つユーザーには証明書の有効期限が切れる当日と前日にメールが送信されることなっています。No.65 Accomplish More with Sales Copilot TopicsEinstein Copilot に関する内容です。Einstein for Sales において、「Close Deals」、「Manage Deals」などの営業担当者向けの新しい4つの Copilot Topic が追加されました。詳細はリンクをご確認ください。No.66 Handle More Use Cases More Consistently with Copilot Topicsこちらも Einstein Copilot に関する内容です。これまでは、アクションを直接 Copilot に割り当てていましたが、トピックに複数のアクションを割り当てて、そのトピックをCopilot に割り当てることで、コパイロットがより正確な判断を下し、より適切な応答を生成できるようになりました。すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。続いて、次期バージョンであるWinter ’25 のリリースノートに関する更新情報です。No.1 Test Restrictions on Salesforce Cookie Useブラウザーのサードパーティ Cookie のブロックに関する内容です。Chrome 等の主要なブラウザーはデフォルトでサードパーティ Cookie をブロックしますが、ユーザーがブラウザで 3rd party Cookie を許可している場合があります。その場合、Salesforce で使用している Cookie が侵害される可能性があるため、[Salesforce Cookie のファーストパーティ使用が必要です] を有効にして、Salesforce Cookie を保護することを推奨します。今回のリリースノートの更新で、本設定がデフォルトで有効になるインスタンス情報が追記されましたが、日本は含まれていません。ただし、本設定を有効にすることで、Salesforce セッション Cookie を使用するカスタムコードや機能は影響を受ける可能性があるため、事前にテストが必要です。No.2 Restore Files from a BackupSalesforce Backup に関する情報です。Winter ’25 から Salesforce Backup を使用してファイルをリストアできるようになる予定である旨のリリースノートが追加されました。No.3 Verify SAML Integrations (Release Update)Spring ’25 に強制適用予定のリリース更新の注意喚起です。Salesforce では、定期的なメンテナンスの一環としてSAML フレームワークをアップグレードしており、シングルサインオンやシングルログアウトなど、SAML を使用するインテグレーションに影響を与える可能性があります。サービスの中断を避けるためにも、SAML インテグレーションを利用中のお客様は早めに Sandbox でテストを行うことを推奨します。No.4 Adopt Updated Content Security Policy (CSP) Directives (Release Update)こちらもリリース更新の内容です。「更新されたコンテンツセキュリティポリシー ディレクティブの採用」というリリース更新は一旦キャンセルされました。ですが、クロスサイトスクリプティングやその他のコードインジェクション攻撃から組織を保護するために、この設定を有効にすることを引き続きお勧めします。また、今後 Salesforce は本件に関連する新しいリリース更新を作成する予定です。 No.5 Disable Redirections for Legacy Hostnames拡張ドメイン適用前の URL にアクセスしたときのリダイレクトに関する情報です。[私のドメイン]画面に新しい設定が追加され、拡張ドメイン適用前の URL へのリダイレクトを制御できるようになる予定です。No.6 Understand SOQL Error and Functionality Changes to Update Your Code動的 SOQL クエリーに関する情報です。Winter ’25 のリリースは、古い SOQL エラーメッセージと機能に依存している既存の Apex コードや SOQL クエリからのエラーメッセージを解析するコードに影響を与える可能性があります。今回のリリースノートの更新では、この影響を受けるのは動的 SOQL クエリーのみであることが記載されました。これらの変更を確認し、必要に応じてコードを更新してください。No.7 Track Permission Changes with Event Monitoringイベントモニタリングに関する情報です。プロファイルや権限セットで、権限やその他のアクセス設定の変更を監視する新しいイベント種別(Permission Update)がリリースされる予定です。No.8 Access Einstein Copilot From Your Gmail IntegrationGmail インテグレーションに関する情報です。Gmail インテグレーションから Einstein Copilot にアクセスする機能について、リリースノートが追加されました。以下は、すべて新しく追加された Copilot アクションに関する情報です。Copilot アクションを使用して、取引先や商談に紐づく主要な取引先責任者を特定したり、通話を記録することができるようになる旨のリリースノートが追加されました。詳細はリリースノートをご確認ください。No.9 Organize and Quickly Find Records by Using Custom Labels with EinsteinNo.10 Establish Action Items with EinsteinNo.11 Discover Key Contacts, Their Roles in Influencing Deals, and the Deals They've ImpactedNo.12 Get Instant Access to Pricing InformationNo.13 Log Calls with Customers with Einstein CopilotNo.14 Focus on the Deals That Matter MostNo.15 Inbound Email Limit Increasedメールサービスに関する情報です。1 日の受信メールの制限に達した後にキューに入れることができるメールの数が制限されるようになります。キューに入れることができるメールの数は日次の受信メール制限と同じです。制限に達すると、受信メールはバウンスされますのでご注意ください。No.16 Some Supported Time Zones No Longer Available韓国のお客様向けの情報です。Winter '25から、韓国標準時(アジア/平壌)のタイムゾーンはサポートされなくなります。No.17 Sort List Views by Multiple Columns (Beta)リストビューに関する情報です。今までリストビューの並べ替えに使用できる項目は 1 つのみでしたが、最大 5 つの項目を使用可能になるベータ版の機能についてのリリースノートが追加されました。No.18 Streaming API Versions 23.0 Through 36.0 Are Now Retired機能の廃止情報です。Winter ’25 で Streaming API バージョン 23.0 〜 36.0 は廃止予定である旨のリリースノートが追加されました。No.19 Use Custom Generative AI to Power your Salesforce Development with Einstein for Developers (Generally Available)開発者様向けの情報です。Einstein for Developers の正式リリースを発表するリリースノートが追加されました。 Einstein for DevelopersはSalesforce Extension Pack の一部で、すべての Salesforce 組織でデフォルトで有効になる予定です。VS Code Desktop および Code Builder で使用できる予定です。No.20 Change Einstein Activity Capture Permissions for Sales Engagement Basic Users (Release Update)リリース更新に関する情報です。「Sales Engagement 基本ユーザーの Einstein 活動キャプチャ権限の変更」というリリース更新の強制適用時期は、Spring '25に延期されました。内容については、後半の [リリース更新] セクションでご紹介します。No.21 Enable New Order Save Behavior (Release Update)こちらも、リリース更新に関する情報です。「注文の新規保存方式を使用した迅速かつ正確な注文の詳細の取得」というリリース更新は自動的に有効化される予定でしたが、強制適用はされないことになりました。ですが引き続き有効化を推奨しておりますので、Sandbox でテストをして問題がない場合には有効化をお願いします。No.22 Review and Update Settings to Capture Leads from LinkedIn (Release Update)LinkedInと Salesforce を同期しているお客様向けの情報です。LinkedIn の API の変更に関する詳細情報が更新され、引き続き LinkedIn Lead Gen フォームから生成されたリードをSalesforce に同期する場合は、手動で「リードフォームで LinkedIn Lead Sync API を使用する」設定を有効にする必要があります。No.23 Salesforce Authenticator Users Are Automatically Guided to a Workaround if Push Notifications Time Out多要素認証に Salesforce Authenticator をご利用中のお客様向けの情報です。Winter ’25 以降、Salesforce Authenticator にプッシュ通知で送信されたリクエストに対して、ユーザーが 30 秒以内に承認できない場合、6 桁の時間ベースのワンタイムパスコード の入力を自動的に促すようになる予定です。以上が、8 月 19 日以降のリリースノート更新情報からの一部抜粋となります。すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。続いて、インフラ強化です。こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報で、現在計画されているインスタンスリフレッシュの予定をご紹介しています。主に海外のお客様にてご利用いただいているインスタンスがメインですが、上記の日程にて本番組織、Sandbox 組織ともにインスタンスリフレッシュが計画されています。お手元に Trust サイトからメンテナンスの通知が届いているお客様は事前のご準備をお願いいたします。またインスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにて解説動画をご視聴いただけますので、該当するお客様は内容を是非ご確認ください。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備続いて、Winter ’25 に適用されるリリース更新についてです。こちらでは Winter ’25 に適用されるリリース更新に関する更新情報のご紹介します。また、いくつか影響度の高いリリース更新もありますのでいくつかピックアップしてご紹介します。まずは一番上の行に記載されている Einstein 活動キャプチャに関するリリース更新です。「 Sales Engagement 基本ユーザ」の権限セットには Einstein 活動キャプチャを使用するための権限が含まれていましたが、このリリース更新が適用されると、該当の権限が権限セットに含まれなくなります。このリリース更新の適用時期が Winter '25から Spring ’25 に延期されましたので、「 Sales Engagement 基本ユーザー」の権限セットをお使いのお客様は Spring ’25 までにご準備をお願いいたします。続いて、上から 2 行目の No-Reply メールアドレスに関するリリース更新です。こちらのリリース更新が適用されると、ケースレコードを操作したときのメール送信で使用されるメールアドレス「デフォルトの No-Reply アドレス」の動作が変更となり、「デフォルトの No-Reply アドレス」に設定されているメールアドレスが未検証の状態だと一部のメールが送信されなくなります。そのためリリース更新が適用されるまでに「デフォルトの No-Reply アドレス」に設定されているメールアドレスの検証をお願いいたします。続いて、下から 2 行目の EmailSimple 呼び出し可能なアクションについてです。「組織のアドレス」を使用してメール送信をする場合、そのメールアドレスを使用することができるプロファイルを「組織のアドレス」で設定しておく必要があります。そしてこちらのリリース更新が適用されると、 EmailSimple でメールを送信する際も「組織のアドレス」で許可されているプロファイル設定に準拠するかたちとなり、システムコンテキストではなくユーザコンテキストで実行されるようになりますので、「組織のアドレス」に設定されているプロファイルに不足がないかご確認ください。関連リンクChange Einstein Activity Capture Permissions for Sales Engagement Basic Usersメールを送信するための組織のデフォルトの No-Reply メールアドレスの作成および検証フローでのセッション ID へのアクセスを無効化組織のプロファイル設定を優先するために EmailSimple 呼び出し可能なアクションを有効化呼び出し可能なアクションの部分的な保存の有効化こちらのスライドでピックアップしたいのは、一番下に記載されているフローに関するリリース更新です。こちらのリリース更新が適用されると、REST API 経由で実行されるフローがシステムコンテキストではなくユーザコンテキストで動作するようになります。そのためユーザのプロファイルや権限セットで許可されていないオブジェクトや項目はアクセスできなくなります。セキュリティ強化のための更新ですが、既存動作に影響を与える可能性があるため事前にご確認をお願いいたします。関連リンク フローでの従来の Apex アクションのアクセス修飾子の考慮フローへの入力として会話インテリジェンスルール名を引き渡しゲストユーザーによる承認申請の編集または削除の防止LinkedIn からリードを取り込む設定の確認および更新ボットユーザーコンテキストでフローの実行REST API を介してフローをユーザーコンテキストで実行こちらのスライドでは 1 点だけ更新がございます。一番下の行に記載されている注文レコード保存時の動作におけるリリース更新ですが、こちらについては強制適用は実施されないこととなりました。リリース更新に関する情報は以上となります。関連リンクナレッジの Lightning 記事エディターと記事のパーソナライズを有効化REST API を使用した外部クライアントアプリケーション OAuth コンシューマーログイン情報へのアクセス注文の新規保存方式の有効化今月は更新情報に併せて、Winter ’25 で適用されるリリース更新の一部をピックアップしてご紹介させていただきました。今回取り上げたリリース更新以外にも、既存のカスタマイズに影響を与える可能性があるリリース更新がございますので、Winter ’25 がリリースされるまでにそれぞれのリリース更新の内容をご確認いただければと思います。続いて、その他の更新です。こちらは以前からお知らせしております Classic ナレッジデータモデル廃止についてです。引き続き、Winter ’25 のリリースノートにも記載されていますので、Lightning Knowledge への移行をご計画の際に、是非ご確認ください。関連リンクLightning Knowledge 移行ツールの実行移行の計画と Sandbox テストLightning Knowledge 移行ツールの FAQLightning Knowledge 移行ツールを有効にするための要件Lightning Knowledge 移行後のチェックリスト次は、拡張ドメインに関するロードマップについてです。前回、ロードマップの変更があり Winter ’25 では Sandbox 等の非本番組織での旧 URL から新 URL へのリダイレクトが停止、Spring ’25 で本番組織での旧 URL から新 URL へのリダイレクトが停止と変更となりました。本件の準備には時間がかかることも想定されるので早めの対応をご検討ください。また、拡張ドメインに関するリリースノート、拡張ドメイン適用前の URL にアクセスしたときのリダイレクト停止についてのサクセスナビ記事などの参考情報もご覧頂いて、リダイレクト停止に向けた準備にお役立てください。関連リンク:Update References to Your Previous Salesforce Domains拡張ドメイン適用前のURLにアクセスしたときのリダイレクト停止(サクセスナビ)続いて、「機能の廃止」です。こちらでは一点更新がございます。 メンテナンス計画の頻度種別項目の廃止についての更新です。終了時期が 2024 年 10 月から 2025 年 10 月へと一年延期となっています。関連リンク:Salesforce 製品 & 機能の廃止こちらでは、1 点更新があります。Sales Enablement、旧my Trailheadの廃止について追加されました。契約終了日をもって廃止される旨が記載されております。該当機能をご利用のお客様は、ご確認いただけますようお願い致しますこちらは再掲となりますが、Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止が、Summer '25( 2025 年 6 月 )に予定されています。API の更新作業は、Salesforce 以外のシステムでの作業が必要となります。対応に時間がかかることが想定されますので、対象のお客様には Salesforce からメール通知も行われております。また、Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止についてのサクセスナビにて、API バージョン廃止の対応について、冒頭の動画で説明させて頂いて降ります。こちらも活用頂き、早めの対応をお願い致します。関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止イベントログファイルブラウザーEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別Apex クラスApex トリガ Visualforce ページ フロープロセスビルダーカスタムボタン S コントロール Salesforce B2B Commerce for Visualforce Apex RESTSOAP Web Services 続いて、従来のチャットと Live Agent の廃止です。こちらも再掲となりますが、重要なお知らせになりますので再度、お知らせ致します。従来のチャットや Live Agent をご利用中のお客様は、既に製品コミュニケーションメールを受けとられていると思います。従来のチャット機能や標準ボット機能をご利用の場合、2026 年 2 月 14 日に廃止され、それ以降は機能をご利用いただくことはできません。そのため、早めにアプリ内および Web のメッセージングへの移行計画を立てていただくことを推奨致します。アプリ内および Web のメッセージングは、私たちの生活でよく利用している非同期チャットを利用できます。それ以外にも、双方向でファイルのやりとりができたり、顔文字が使えたりと Live Agent ではできなかった多くの機能をご利用いただけます。対象のお客様におかれましては、早めのご対応をお願い致します。関連リンクリリースノート:Legacy Chat Is Being Retiredナレッジ:チャットおよび Live Agent の廃止最後に、その他の情報です。本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。9 月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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この記事で学べることSalesforceには、「Sandbox」と「Developer Edition」という、大きく分けて2種類のテスト環境があります。「カスタマイズの動作確認」「本番環境への影響確認」「機能の開発」など、用途に合わせて適切な環境を利用することで、本番組織への実装ミスの防止につながります。SandboxSandbox とは、本番組織の設定情報をコピーしたものです。新機能の開発や、新機能が与える本番組織への影響を調査するときなどに利用すると便利です。Sandboxは本番組織から隔離されているため、Sandbox で実行する操作が本番組織に影響することはありません。Sandboxは作成時の本番組織をコピーしているため、時が経つにつれて、コピー元組織と乖離してしまい、テスト結果に影響がでることもあります。そこで、Sandboxを「更新」することで、最新の状態にすることが可能です。ただし、更新間隔が決まっており、一度更新すると一定期間更新ができないので注意が必要です。Sandboxには、4つの種別があり、それぞれデータ使用量や、コピーされるデータ、更新間隔が異なります。Developer Sandbox本番環境のレコードデータは含まれておらず、またデータ使用量上限は 200MB です。隔離された環境での開発とテストを目的としています。更新間隔は1日です。Developer Pro Sandbox本番環境のレコードデータは含まれておらず、またデータ使用料上限は1GBです。Developer Sandbox と比べ、データ使用量が大きいため、例えば本番環境からエクスポートしたレコードをインポートして使用することも可能です。開発および品質保証作業の処理や、インテグレーションテストまたはユーザトレーニングに使用します。更新間隔は1日です。Partial Copy Sandbox本番組織の指定するオブジェクトのデータが含まれており、データ使用量上限は5GBです。テスト環境として使用されることを目的としていて、ユーザ受け入れテスト、インテグレーションテスト、トレーニングに使用します。更新間隔は5日です。Full Sandboxすべてのデータ (オブジェクトレコード、添付ファイルなど)を含む、本番組織の複製です。パフォーマンステスト、負荷テスト、およびステージングをサポートするのは Full Sandbox のみです。更新間隔は29日と長いため、開発には向いていません。今回は、新規オブジェクトの作成とワークフローの動作確認をするためにDeveloper Sandboxを作成してみます。操作手順1.[設定]|[クイック検索]ボックスに「Sandbox」と検索し、 [Sandbox]をクリックします。2.[新規Sandbox]をクリックします。3.名前と、作成元を指定します。Developer Sandboxを作成したいので、Sandboxライセンスの[Developer]欄下部にある[次へ]をクリックします。4.必要であれば、Sandboxオプションを指定し、[作成]をクリックします。作成にかかる時間は、Sandbox種別やコピーするデータ量に応じて変わります。作成完了後、Sandboxが有効化され、使用可能となります。これで、Sandboxの種別と作成手順を知ることができました。さて、Sandboxでの開発・テストが完了しましたが、それをまた1から本番組織に実装するのは手間がかかると思いませんか?そんなときに使用するのが、「変更セット」です。変更セット変更セットを使用すると、本番組織と関連付けられている組織間でカスタマイズを送信することができます。たとえば、Sandbox で新しいオブジェクトを作成・テストしてから、変更セットを使用して本番組織に送信することができます。変更セットには組織に関する情報は含まれますが、レコードなどのデータは含まれません。今回は、Sandboxで新たに作成したアプリケーションを、本番組織に送信したいと思います。操作手順本番環境で、送信セットを受信する準備をします。1. [設定]|[クイック検索]ボックスに「リリース設定」と検索し、 [リリース設定]をクリックします。2.送信するSandbox名の左にある[編集]をクリックし、[変更着信を許可]にチェックを入れ、保存します。続いて、Sandboxで本番組織に送信するための「送信変更セット」を作成します。1. [設定]|[クイック検索]ボックスに「送信変更セット」と検索し、 [送信変更セット]をクリックします。2.[新規]をクリックし、名前を入力して、保存します。3.変更セットコンポーネントの[追加]をクリックします。本番組織に送信したい設定の一つひとつを「コンポーネント」として送信変更セットに追加します。4.[コンポーネントの種類]で「アプリケーション」を選択し、送信したいアプリケーションにチェックをいれて[変更セットに追加]をクリックします。5.[プロファイルの追加]をクリックし、送信する変更セットの権限を付与するプロファイルを決定します。このとき、変更セットを送信すると本番組織のプロファイルが上書きされます。したがって、本番組織にのみプロファイルが存在する場合や、本番組織とプロファイル権限に差異が生じている場合は、事前にプロファイルの権限を同じに設定しておく必要があります。6.コンポーネントとプロファイルの追加が完了したら、[アップロード]をクリックし、本番環境を選択して、再度[アップロード]をクリックします。アップロードが完了すると、完了メールが届きます。本番環境で、受信した変更セットをリリースします。1. [設定]|[クイック検索]ボックスに「受信変更セット」と検索し、 [受信変更セット]をクリックします。2.[リリース待ちの変更セット]にある変更セットの[検証]アクションをクリックし、エラーがないことを確認します。3.[リリース]アクションをクリックし、リリースします。操作は以上です。Sandboxを利用することで、新しく機能を追加したいときに開発や動作テストをすることができます。本番環境から隔離されているため、レコード作成や設定変更を伴う、ユーザのトレーニングに活用することも可能です。また、変更セットを利用することで、複数の組織で設定する手間を省くことができ、工数削減につながりますね。Developer EditionDeveloper Editionとは、無料で利用できるSalesforce の開発環境です。使ったことのない機能を試行したり、システム管理者用トレーニングに活用することができます。他にも Salesforce が提供する無料の学習プラットフォーム「Trailhead」のハンズオン環境としてもご利用いただけます。 作成手順1.Developer Edition入手サイトにアクセスして、フォームに必要事項を入力し、[サインアップ]をクリックします。2.登録したメール宛に届く、 “Salesforce へようこそ:アカウントを確認してください” というメールから、[アカウントを確認]をクリックします。3.パスワードを設定し、[パスワードを変更]ボタンをクリックします。これでDeveloper Editionのアカウントを作成することができました。以降は、ログインページより、設定したユーザ名とパスワードでログインしてください。考慮事項Sandboxでは、ユーザのメールアドレスに .invalid が付加されるため、テストメールを送信する場合は、メールアドレスを変更する必要があるSandboxは、組織のSales Cloudエディションによって使用できる種別が異なるDeveloper Edition組織は、12 か月間ログインしていないと無効となり、さらに91日以上経過すると、完全に削除される学習ツールSandbox の作成(ヘルプドキュメント)変更セット(ヘルプドキュメント)Developer Edition サインアップ手順(ブログ)まとめテスト環境で影響調査や動作テストを実施することで、本番組織での失敗を防ぐことができます。また、「Developer Edition」は、使ったことのない機能も試用することができるので、開発テストだけでなく学習ツールとしてもご利用いただけます。ぜひまだの方は活用してみてください。
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マーケティングメールの到達性を高めるために Account Engagement でできること
この記事で学べること一般的なメールの送受信の流れと起こりうる問題Account Engagement メール送信におけるベストプラクティスAccount Engagement のメールが届かない時の問題の切り分け方と対処法はじめにAccount Engagementから送信したメールがお客様に届かない、という状況があると思います。その際、何に対してどのように対処すればよいか、悩まれる方も多いのではないでしょうか。メールの送受信には宅配便と同じく「送り手」と「受け手」が存在しており、「受け取り側の意志」によって「受け取られない」場合もあります。そのため、メールが届かない場合は、受信側で受け取り拒否された可能性も視野に入れて、原因を探っていくことが重要です。ここでは、メールの送受信の仕組み、そこで起こりうる問題、Account Engagementにおけるベストプラクティス、また原因調査のためのトラブルシューティング方法について解説します。Account Engagement のメールが配信される仕組みAccount Engagement のメールを含めて一般的なメールは宅配便と同じく、以下の4つが関係しています。送信者である皆様送信依頼を処理してメールを配信する Account Engagement送信されたメールを受け取るプロスペクト側の受信サーバー受信サーバーから受け取るプロスペクト当記事の最後に添付のガイドでは、メール送受信の流れと起こりうる原因を、宅配便になぞらえて説明しています。メールにも受け取り拒否があるメールの不達にはさまざまな原因が影響しますが、宅配便と同じく、多くは「受け取り側の意志」によって受け取られないケースです。そのため受信者に受け取ってもらえる様に、送信元の正体を保証し、欲しいと思ってくれている顧客に対してのみ、安全なコンテンツを届けることが大切です。Account Engagement メール送信におけるベストプラクティスまずはベストプラクティスに則って、送信元の正体を保証し、欲しいと思ってくれている顧客に対してのみ、安全なコンテンツを配信する準備を整えましょう。具体的な対応方法は、当記事の最後に添付のガイドに記載されていますので、是非ご参照ください。問題の切り分け方と対処方法メールが配信される仕組みを踏まえた上で、メールの不達が発生した場合は、トラブルシューティングフローを用いて切り分けます。こちらも当記事の最後に添付のガイドに詳しく説明されておりますので、ぜひをご活用ください。ガイド資料マーケティングメールの到達性を高めるために Account Engagementでできること.pdfまとめメールが配信される仕組みや、Account Engagementにおける問題の切り分け方について、参考にしていただけましたら幸いです。ぜひ当ガイドを活用しながら、貴社のメール送信を多くのお客様へ送信いただき、ビジネスを成功に導いていただければと思います。
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(2024年7月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べること Salesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/kY7erA3iQscqZPmf6qvWKE全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「 Salesforce の運用に関するお知らせ」の 7 月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。こちらは、2024 年 7 月のトピックです。本記事では、先月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。最初は、Summer ’24 リリースノートの更新情報です。今回は 6 月 17 日以降の更新情報です。更新情報の中から現行動作に影響を与える可能性があるものと注目の機能を抜粋してご紹介します。No.28 Review Updated URLs for List Viewsリストビューページの URL の書式変更に関する情報です。リストビューページの URL の書式変更に関して、ID ではなく API 名が使用される旨、リリースノートに追記されました。リストビュー URL の詳細に依存しているビジネスプロセスを確認し、更新してください。No.29 Give Feedback on Copilot ResponsesEinstein Copilot に関する情報です。Einstein Copilot の回答に対して、Salesforce へフィードバック出来る機能についてのリリースノートが追加されました。No.30 See Records from Different Objects in Einstein Copilot’s Responsesこちらも Einstein Copilot に関する情報です。複数の異なるオブジェクトを参照した Einstein Copilot からの回答を、ひとまとめにした状態で表示されるようになった旨のリリースノートが追加されました。No.31 Hide Global Search for Specific Lightning AppsSalesforce Mobile アプリに関する情報です。Salesforce Mobile アプリケーションの Lightning アプリケーションにおいて、グローバル検索を非表示にできるようになった旨のリリースノートが追加されました。No.32 Run Flows in Bot User Context (Release Update)Einstein Bot に関する情報です。ボットで開始されたフローについて、ボットに紐付けられたユーザーのプロファイルや権限セット・共有ルールに基づいて、フローのオブジェクトや項目に対するアクセス権が決定されるリリース更新の強制適用時期が Winter ’25 に延期された旨がリリースノートに追加されました。No.33,34 Organize and Find Records Easily with Personal Labelsレコードに付与できる独自のラベルについての情報です。Summer ’24 で、ユーザーは独自のラベルをレコードに適用して、必要なレコードをすばやく簡単に整理、追跡、検索できるようになりましたが、本機能はカスタムオブジェクトでも使用できること、ページレイアウトの編集はできないことがリリースノートに明記されました。また、表示ラベルオブジェクトに関する制限についてもリリースノートに追記されました。各ユーザーは、1 レコードにつき最大 20 個、合計最大 200 個のラベルを作成できます。 ユーザーは各ラベルを最大 500 件のレコードに割り当てることができます。No.35 Keep Routing Work During Service DegradationService Cloud でのオムニチャンネルルーティングに関する情報です。拡張オムニチャネルのフォールバック・モードを有効にすると、オムニチャンネルルーティングサービスが停止中でも、ルーティング作業を継続する機能のリリースノートが追加されました。No.36,37 Focus More Easily with the Latest Visual Refresh in Sales CloudLightningExperience の UI に関する情報です。Sales Cloud の Professional Edition と Enterprise Edition において、Summer ’24 以降の新規組織では最新の UI がデフォルトで提供される旨のリリースノートが追加されました。こちらは、設定で元の UI に戻すことも可能です。また、こちらのユーザーインターフェースの利用可能日付が追記されました。No.38 Enable LWC Stacked Modals (Release Update)Lightning Web Component に関する情報です。参照項目からレコードを作成する際、動的フォームを使用することができるのは標準アクションのみ、という注意事項がリリースノートに追加されました。No.39,40 Work with Data Cloud in a Sandbox Org (Beta)DataCloud に関する情報です。Data Cloud の機能を Sandbox でテストおよび調査できるようになる旨のリリースノートが追加されました。また、Sandbox の利用可能日が変更されました。No.41 Org Size Limit for Activity 360 ReportingEinstein for Sales に関する情報です。Activity 360 レポートを利用できるのは、取引先、取引先責任者、契約、リード、商談レコードの合計が 150 万件までの組織であるというリリースノートが追加されました。No.42 Disable Ref ID and Transition to New Email Threading Behavior (Release Update)メール to ケースの Lightning スレッドに関する情報です。メール to ケースにおいて、Lightningスレッドに移行する際のベストプラクティスが追記されました。No.43 Unify Knowledge from Various Sources in Salesforce (Generally Available)ナレッジに関する情報です。SharePoint 等のサードパーティシステムのナレッジ記事を Salesforce に取り込む機能である統合ナレッジの多言語サポートに関するリリースノートが追加されました。No.44 Geo-Aware LLM Request Routing Is Available in the Einstein Generative AI PlatformEinstein に関する情報です。Einstein 生成 AI プラットフォームは、大規模言語モデル(LLM)API リクエストを、Einstein 生成 AI プラットフォームのインスタンスがある場所に最も近い LLM プロバイダーのエンドポイントにルーティングするようになったことが、リリースノートに追加されました。No.45 Increase Sandbox Security with Inactive User FreezingSandbox に関する情報です。Summer ’25 で順次リリースされる、Sandbox のユーザー自動凍結機能について、影響を受けるユーザーとなぜこのプロセスを実行するのかについての詳細がリリースノートに追加されました。Sandbox 作成や更新、コピーののち、60 日以内にログインしていないユーザーは凍結されます。No.46 Select Who Has Sandbox Access for Production Orgs with 60 or More Public Groupsこちらも Sandobox に関する情報です。本番組織で 60 以上の公開グループがある場合でも、公開グループを通じて Sandbox へのアクセスを提供する機能を利用可能である旨のリリースノートが追加されました。No.47 Standard-Volume Platform Events Are Being Retired標準プラットフォームイベントに関する情報です。Summer ’25 に廃止予定である標準プラットフォームイベントについて、近日中に拡張プラットフォームイベントへの移行が必要ですが、今回のリリースノートに移行に関するナレッジのリンクが追加されました。No.48 Answer Questions Easily with Knowledge and Generative AIEinstein Bot に関する情報です。Einstein Bot において、ナレッジと生成 AI で質問に簡単に答える機能の名称が「Generative Knowledge Answers」に変更になりました。No.49 Monitor Product Consumption in Near Real-Time with Digital WalletYour Account に関する情報です。Your Account アプリから Digital Wallet へアクセスできる機能についてリリースノートに追加されました。No.50 Power Your Generative AI Using Anthropic Models with Prompt BuilderData Cloud に関する情報です。Einstein Studio で Anthropic Large Language Models (LLM) が利用可能になった旨がリリースノートに追加されました。No.51 Power Your Generative AI with Google Gemini and Prompt Builderこちら Data Cloud に関する情報です。Einstein Studio で Google Gemini Pro Large Language Model (LLM) が使用可能になったこ旨がリリースノートに追加されました。以上が、6 月 17 日以降のリリースノート更新情報からの一部抜粋となります。すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。続いて、インフラ強化に関する更新情報です。こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報で、現在計画されているインスタンスリフレッシュの予定を記載しています。主に海外のお客様にてご利用いただいているインスタンスがメインですが、こちらに記載されている日程にて本番組織、Sandbox 組織ともにインスタンスリフレッシュが予定されています。お手元に Trust サイトからメンテナンスの通知が届いているお客様は事前のご準備をお願いいたします。またインスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにて解説動画をご視聴いただけますので、該当するお客様は内容を是非ご確認ください。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備続いて、許可すべき IP アドレスとドメインに関する更新情報です。7 月 5 日に「Salesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする」のナレッジに更新がございました。新たにイスラエルの IP アドレスが追加されています。IP アドレス許可リストを使われているお客様は、新しい IP アドレスの追加作業をお願いします。関連リンクSalesforce の IP アドレスとドメインで許可するHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする続いて、リリース更新に関する情報です。Winter ’25 で、さまざまなリリース更新の強制適用が予定されています。実際に強制適用されるリリース更新については、本番環境の設定画面にございます[リリース更新]の画面をご確認ください。ここでは、影響度が高いと考えられるものをピックアップしてご紹介します。更新されたコンテンツセキュリティポリシー (CSP) ディレクティブの採用クロスサイトスクリプティングや他のコードインジェクション攻撃を防止するために、Salesforce は Lightning ページに配信済みの CSP ディレクティブを更新します。この変更に備えて影響を確認し、信頼済み URL を更新してください。この更新により、外部でホストされているフォントや画像が読み込まれなくなったり、Lightning ページ上の iframe で外部 Web サイトが読み込まれなくなる可能性があります。早めに Sandbox で確認をお願いします。メールを送信するための組織のデフォルトの No-Reply メールアドレスの作成および検証強化されたメールセキュリティ標準に準拠するため、 [組織のメールアドレス] 設定で [デフォルトの No-Reply アドレス] を作成して検証する必要があります。お客様が定義した、組織のデフォルトの No-Reply メールアドレスがない場合はメールの送信が失敗することがありますので、ご注意ください。関連リンクフローでのセッション ID へのアクセスを無効化呼び出し可能なアクションの部分的な保存の有効化Apex によるフローの起動時の共有ルールの適用 メンテナンス計画の頻度の項目からメンテナンス作業ルールへの移行Field Service をご利用のお客様へ向けた内容です。Winter ’25 で、メンテナンス計画の [頻度] 項目と [頻度種別] 項目は廃止される予定です。そのため、Winter ’25 までにメンテナンス作業ルールへ移行をしていただけますよう、お願いします。関連リンクフローでの従来の Apex アクションのアクセス修飾子の考慮フローへの入力として会話インテリジェンスルール名を引き渡しゲストユーザーによる承認申請の編集または削除の防止フローを実行するためのユーザーアクセスの制限 ナレッジの Lightning 記事エディターと記事のパーソナライズを有効化新しい Lightning 記事エディターを使用すると、エディターのサイズを調整したり、文字数をカウントするツールを利用可能になるなど、生産性の向上が見込めます。一方で、エディターの見た目や搭載機能が異なりますので、現場のユーザー様が混乱しないよう、事前周知をしておくことをお勧めします。REST API を使用した外部クライアントアプリケーション OAuth コンシューマーログイン情報へのアクセスこのリリース更新は、メタデータ API を使用してコンシューマーログイン情報にアクセスしている既存の外部クライアントアプリケーションのユーザーに適用されます。このリリース更新を有効にすると、Connect REST API の credentials エンドポイントからコンシューマーシークレットにアクセスすることが可能になり、推奨されるセキュリティ標準に準拠することができます。Winter '25 以降はメタデータ API を介してコンシューマーシークレットにアクセスできなくなるので、早めの確認をお願いします。関連リンクREST API を介してフローをユーザーコンテキストで実行ボットユーザーコンテキストでフローの実行続いて、その他の更新です。拡張ドメイン提供後のリダイレクトについてです。現在、拡張ドメイン適用前の URL へアクセスすると新しい URL へリダイレクトされますが、Winter '25( 2024 年 10 月)にリダイレクトは停止される予定です。まだ対応されていないお客様は関連リンクの参考リソースをご確認のうえ、早めの対応をお願い致します。関連リンク:拡張ドメインのスケジュールSalesforce の拡張ドメインに関するよくある質問拡張ドメインの有効化とその準備(サクセスナビ)次は、機能の廃止に関する情報です。一点、更新がございます。Einstein Vision and Language APIs Retirement についての更新です。こちらは明示的な廃止時期はなく、既存契約の終了日までは 「Einstein Vision および Language」 をご利用いただけます。これらの機能を引き続きご利用いただく場合は、既存契約の有効期限が切れる前に サードパーティのソリューションに移行する必要があります。こちらは再掲となります。Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止が、Summer '25( 2025 年 6 月)に予定されています。Salesforce Platform API の更新作業は、Salesforce 以外のシステムでの作業が必要となります。対応に時間がかかることが想定されますので、対象のお客様には Salesforce からメール通知も行われております。内容をご確認のうえ早めの対応をお願い致します。関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止イベントログファイルブラウザーEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別Apex クラス Apex トリガ Visualforce ページ フロープロセスビルダーカスタムボタン S コントロール Salesforce B2B Commerce for Visualforce Apex RESTSOAP Web Services 続いて、従来のチャットと Live Agent の廃止です。こちらも再掲となりますが、重要なお知らせになりますので再度お知らせ致します。従来のチャットや Live Agent をご利用中のお客様は、既に製品コミュニケーションメールを受けとられていると思います。これらの機能は、2026 年 2 月 14 日に廃止され、それ以降は機能をご利用いただくことはできません。そのため、早めにアプリ内および Web のメッセージングへの移行計画を立てていただくことを推奨致します。アプリ内および Web のメッセージングは、私たちの生活でよく利用している非同期チャットを利用できます。それ以外にも、双方向でファイルのやりとりができたり、顔文字が使えたりと Live Agent ではできなかった多くの機能をご利用いただけます。対象のお客様におかれましては、早めのご対応をお願い致します。また、今回、参考リソースとして、サクセスナビの「チャットおよび Live Agent の廃止」が追加されておりますので、ぜひご確認ください。関連リンクリリースノート:Legacy Chat Is Being Retiredナレッジ:Chat & Live Agent Retirement(チャットおよび Live Agent の廃止)サクセスナビ:チャットおよび Live Agent の廃止最後に、その他の情報です。本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。7 月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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この記事で学べることSalesforce の多要素認証の検証方法検証方法ごとの特長多要素認証の検証方法多要素認証には“お客様が知っている要素”と“持っている要素”を組み合わせていただく必要がございます。ここでは“持っている要素”について、検証方法としてどのような選択肢が用意されているかをご紹介いたします。Salesforce としては現在下図の通り、4 つの検証方法をサポートしております。まず1つ目は、Salesforce Authenticator モバイルアプリケーションという Salesforce が提供しているアプリケーションを使用した方法です。iOSまたはAndroidが利用可能なモバイルデバイスを持っていれば、Salesforceアカウントに無料で簡単に接続できますので、もっともおすすめの方法となります。次に2つ目は、サードパーティ製Authenticatorアプリケーションを利用した方法です。こちらもモバイルデバイスが必要となり、Google Authenticator、Microsoft Authenticator、Authy などのRFC-6238の規格に準拠したアプリケーションであれば認証可能でございます。3つ目は、セキュリティキーを利用した方法となります。会社のポリシー上モバイルデバイスそのものやアプリの利用が制限されている場合もあるかもしれません。その場合、持っている情報としてセキュリティキーを利用することが手段としてございます。最後に 4 つ目は、組み込み認証を利用した方法となります。こちらも、会社のポリシー上モバイルデバイスそのものやアプリの利用が制限されている場合に、持っている情報として組み込み認証を利用することが手段としてございます。なお、多要素認証の認証方法として、SMSテキストメッセージ、電話、電子メールを使用した方法はサポートしておりません。これは、電子メールの認証情報が漏洩したり、テキストメッセージや電話が傍受されたりする可能性を考慮しているためです。悪意のある者が実際のモバイルデバイスや物理的なセキュリティキーを操作することは、電子メールアカウントへの侵入や携帯電話番号のハッキングに比べてはるかに困難であることが理由としてございます。検証方法の選び方まず、現在どのような認証方法を使用しているか確認し、その状況に基づいてどのような方法がよいか下記のフローを用いて確認します。次に、Salesforceで用意している検証方法ごとの特長をご紹介いたします。記載されている情報をご確認いただき、自社に適した検証方法の検討をお願いいたします。なお、自社組織でシングルサインオンを利用している場合については、ご利用中のIDプロバイダの製品仕様をご確認の上、多要素認証の適用をご検討ください。考慮事項やコストを鑑みると、Salesforce Authenticator を使った方法が導入のハードルが低く、始めやすくなっております。利用可能なモバイルデバイスがありましたら、Google Play または App Store からダウンロードできますのでぜひお試しいただけますと幸いです。設定方法については、管理者向け多要素認証クイックガイドをご活用ください!学習ツールSalesforce Authenticator (ヘルプ)Salesforce 多要素認証に関するFAQ 管理者向け多要素認証クイックガイドまとめ検証方法としては大きく分けて4パターンあり、自社に適した方法を選択しましょうSalesforce Authenticator を使った方法が比較的始めやすいです
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(2025年2月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/udjekmY2U769ANdMvCU8Sd全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforce の運用に関するお知らせ」の 2 月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2025 年 2月のトピックはこちらです。本記事では、先月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。最初は製品イノベーションです。Spring ’25 のリリーススケジュールについてです。日本のお客様向けのインスタンスは、日本時間、2 月 16 日にリリースされています。関連リンクSalesforce Admins : Admin Release Countdown: Get Ready for Spring ’25サクセスナビ : バージョンアップに備えましょうオンラインコミュニティ:Release Readiness TrailblazersSpring ’25 Pre-Release siteSalesforce Sandbox プレビュー手順Spring ’25 Release NotesRelease Overview DeckFeature MatrixSpring '25 Release Highlightsまずは、Spring ’25 のリリースノート更新情報です。今月は 1 月 14 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。No.10 Test Automation That Generates Trusted URLsセキュリティに関する内容です。外部 URL の読み込みエラーの防止 や 無効な URL へのリダイレクトを回避する観点から、「信頼済み URL」や「リダイレクト用信頼済み URL」を新しく追加や更新する際、構文の検証が必要である旨、リリースノートが追加されました。Salesforceには外部 URL のコンテンツの読み込みや、外部 URL へのリダイレクトを許可するために「信頼済み URL」や「信頼されたリダイレクトの URL」という設定があります。これらの設定は CspTrustedSite や RedirectWhitelistUrl オブジェクトに格納されますが、今回のリリースにより URL を追加や更新する際、構文チェックが必要となっています。これらのオブジェクトにデータを入れるようなパッケージやフローなどの自動化ツールやカスタマイズがある場合は動作確認をお願い致します。No.11 Monitor Real-time Conversations Between Agentforce Service Agents and Customers (Release Update)サービス品質を向上させるために、スーパーバイザーは AI エージェントと顧客との間のライブメッセージングセッションを監視できる機能について、Spring ’25 の後半に利用できるようになる可能性がある旨がリリースノートに追加されました。No.12 Flag Supervisors to Help with Agentforce Service Agent ConversationsAI エージェントと顧客との会話中に注意が必要な場合に、フラグを立てるアクションを使用してスーパーバイザーに警告ができる機能について、Spring ’25 の後半に利用できるようになる可能性がある旨がリリースノートに追加されました。No.13 Manage Your Workforce More Efficiently with Agentforceスーパーバイザーは、デスクトップまたは Salesforce モバイルアプリケーションで Agentforce (デフォルト) とチャットを行い、オムニチャネルユーザーに割り当てられたキューやスキルを効率的に管理できる機能について、Spring ’25 の後半に利用できるようになる可能性がある旨がリリースノートに追加されました。No.14 Chat with Agentforce Service Agent in Japanese (Generally Available)Agentforce サービス エージェントが日本語でもサポート可能となった旨のリリースノートの更新になります。No.15 Eligible Salesforce Orgs Automatically Upgraded to Enhanced Omni-Channel対象組織に対しての拡張オムニチャネルの自動アップグレードについての内容ですが、こちら、自動的にアップグレードされないため、リリースノートから削除されました。No.16 Sort Apex Batch Action Results by Request Order (Release Update)Apex に関する内容です。Apex バッチアクションの結果をリクエスト順に並べ替える内容で、このリリースはSummer ’25 で更新される予定でしたが、パフォーマンスの懸念があるため延期される旨がリリースノートに追加されました。こちらについては情報が更新され次第、リリースノートでお知らせ致します。No.17 Improve Scheduling in Japan with More Accurate Travel Time PredictionsField Service に関する内容です。移動時間予測において、日本国内の地図範囲が拡張され、移動時間の見積もり精度が向上した旨のリリースノートが追加されました。No.18 Removed: Enable Secure Redirection for Flows (Release Update)フローに関する内容です。フローの安全なリダイレクトを有効にする内容ですが、現在この更新が推奨されているものの強制されていないため、リリースノートから削除されました。No.19 Use the New Database Access Debug Log Categoryデバッグログに関する内容です。「データベースアクセス」という新しいデバッグログのカテゴリが追加された旨のリリースノートが追加されました。このログカテゴリを使用して、オブジェクトレベルでのアクセシビリティの問題を判断することができるようになります。No.20 Work Smarter by Using Siri to Communicate with AgentforceField Service Mobile アプリケーションに関する内容です。Field Service Mobile アプリケーションを利用するユーザーはSiriに話しかけることで Agentforce Default Agent に依頼することができる旨がリリースノートに記載されました。No.21 Use API Catalog to Activate Invocable and Agent Actions for Your MuleSoft APIsAgentforce に関する内容です。API カタログのリリースノートが追加されました。API カタログを使用するとAPI 用の接続を作成し、接続用の資格情報と権限セットを自動的に生成できます。そして、Salesforce で MuleSoft および外部 API を表示し、MuleSoft API のアクションを有効にすることができます。No.22 Choose Which Dashboard Widgets to Refresh (Beta)ベータ版ですが、よくお問い合わせをいただく内容なので共有します。ダッシュボード全体ではなく、必要なダッシュボードのコンポーネントのみを更新するベータ版機能について、この機能を有効にするには、Salesforce カスタマーサポートにお問い合わせが必要という情報が追加されました。No.23 Designate One Email Address to Send Report Subscription Notifications (Beta)こちらもベータ版ですが、「こんな機能が欲しい」という声をよく聞くので共有です。登録したレポートの送信メールのアドレスを指定するベータ版機能について、この機能を有効にするにはSalesforce カスタマーサポートにお問い合わせが必要という情報が追加されました。通常ベータ版でリリースされる機能は、1 年ほどで正式リリースされることが多いです。「正式リリースまで待てない!」という場合にはぜひサポートへご依頼の上、Sandbox で動作確認をしていただければと思います。No.24 Sort Chart Legends Alphabetically or Numericallyレポートに関する内容です。レポートグラフの凡例をアルファベットまたは数値順に並べ替える機能がリリースノートに追加されました。 No.25 Transfer to a Visual Remote Assistant Session Easily with AgentforceAgentforce に関する内容です。Agentforce を Visual Remote Assistant に統合する機能が、Spring ’25 のリリースで利用可能になります。本機能を利用すると、お客様はコールセンターの担当者からのサポートのために Visual Remote Assistant セッションにシームレスに移行することができるようになります。No.26 Query Low-Latency Event Data with Event Log Objects (Generally Available)Shield やイベントモニタリングをご契約のお客様向けの内容です。Event Log Objects が正式リリースされますが、本機能は Government Cloud では利用できない旨がリリースノートに記載されました。Event Log Object は、イベントログデータを CSV ファイルとしてダウンロード等をして扱う従来のイベントログファイルとは異なり、SOQL クエリをサポートしております。以上が、1 月 14 日以降のリリースノート更新情報からの一部抜粋となります。すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。続いてインフラ強化です。こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報です。まず、1 月 19 日実施の本番及び Sandbox のインスタンスリフレッシュは完了しました。また、2 月 16 日の Sandbox のインスタンスリフレッシュも完了しています。次に、主に海外のお客様にてご利用いただいているインスタンスとなりますが、来月以降も本スライドに記載されている日程で本番組織、Sandbox 組織ともにインスタンスリフレッシュが計画されています。お手元に Trust サイトからメンテナンスの通知が届いているお客様は事前のご準備をお願いいたします。インスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにて解説動画をご視聴いただけますので、該当するお客様は内容を是非ご確認ください。関連リンクFind My Instanceサイトインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備続いて、許可すべき IP アドレスとドメインに関する更新情報です。「Salesforce の IP アドレスとドメインで許可する」の記事に更新があります。APNIC に、「HYD」 の Edge 用 IP アドレスが追加されていますのでご確認ください。関連リンクSalesforceのIPアドレスとドメインで許可するHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする続いてリリース更新に関する情報です。先日実施されました Spring ’25 リリースで適用されたリリース更新についての情報です。こちらは既に適用済となっております。実際に強制適用されるリリース更新については、本番環境の設定画面にございます[リリース更新]の画面をご確認ください。関連リンクSales Engagement 基本ユーザーの Einstein 活動キャプチャ権限の変更 LWC スタックモーダルの有効化ICU ロケール形式の有効化 公開リストビューの表示を編集するときに「ロールおよびロール階層を表示」権限を適用 Enhance Flexibility and Reusability in Prompt Flowsこちらでは変更が一点ございます。「要求順序での Apex 一括処理アクションの結果の並び替え」について、強制適用時期が Summer ’25 と予定されていましたが、現時点ではキャンセルとなりました。再度日程が出てきましたらお知らせ致します。関連リンク要求順序での Apex 一括処理アクションの結果の並び替えUpdate API Requests to Use Your MyDomain Login URL すべてのインテリジェンスシグナル種別での Apex で定義された変数の使用 送信者検証のための返信先メールアドレスの検証続いて、その他の更新です。まずは「Classic Knowledge データモデルの廃止」についてです。今年の6月にリリースされる Summer’25 で、Classic Knowledge データモデルは廃止となり、「記事タイプ」を使用したナレッジの管理ができなくなります。現在もClassic Knowledge データモデル(記事タイプ)をご利用のお客様は Summer ’25 までに Lightning Knowledge 移行ツールをご利用いただき、Lightning Knowledge データモデルへの移行をご計画ください。また、サクセスナビには本件に関する必要な作業がまとまっていますので、計画を立てる際に参考にしてください。関連リンクRun the Lightning Knowledge Migration Tool移行の計画と Sandbox テストLightning Knowledge 移行ツールの FAQLightning Knowledge 移行ツールを有効にするための要件Lightning Knowledge 移行後のチェックリスト続いて、拡張ドメインに関する情報です。現在は拡張ドメイン適用前の URL にアクセスしたとき、新しい URL にリダイレクトされる動作になっていますが、そのリダイレクトが停止する予定がありますので、こちらでロードマップをご紹介します。Spring ’25 のリリースでは、リダイレクトが停止しないようにするためのオプトアウトの設定が組織に追加されました。その設定を活用してリダイレクト停止をオプトアウトしてない場合は、Summer ’25 と Winter ’26 のリリースにてリダイレクトが停止します。ただ、それによって業務に影響がありそうな場合には管理者様はリダイレクトを有効化することができます。そして、Spring ’26 のリリースではリダイレクトが完全に停止して、リダイレクトは有効化することはできなくなります。そのため管理者様におかれましては、本件に関する参考情報をご確認いただき、リダイレクト停止に向けたご準備をお願いいたします。関連リンクEnhanced Domains TimelineUpdate References to Legacy Host Names (Release Update)続いて、機能の廃止についてです。こちらは、「Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止」についてになります。こちらについては更新情報はありませんが、重要な情報のためご紹介させていただきます。Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止が、Summer ’25 (今年の 6 月)に予定されています。API の更新作業は、Salesforce 以外のシステムでの作業が必要となります。そして対応に時間がかかることが想定されます。対象のお客様には Salesforce からメール通知も行われており、リリースノートや公開ナレッジでも関連情報を公開していますので、内容をご確認のうえ早めのご対応をお願い致します。関連リンクSalesforce Platform API Versions 21.0 Through 30.0 Retirement (Release Update)イベントログファイルブラウザーEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別Apex クラスApex トリガVisualforce ページフロープロセスビルダーカスタムボタンS コントロール Salesforce B2B Commerce for VisualforceApex RESTSOAP Web Services 最後に、その他の情報です。Hyperforce への移行に関する情報です。Hyperforce は AWS 上に構築された新しいインフラです。お客様の組織は Salesforce のデータセンター、もしくは Hyperforce のいずれかで稼働しています。数年前から Salesforce では、新しいインフラである Hyperforce へお客様の組織を順次移行しています。Hyperforce への移行に関するメールを受け取られた場合には、事前準備が必要になる場合があります。そのため、Salesforce からメールを受信された場合は、内容のご確認をお願いいたします。また、お客様がスムーズに移行いただけるように、Salesforce では Hyperforce アシスタントという機能を用意していますので、ぜひご確認をお願いします。関連リンクハードコード化された参照の更新Hyperforce の IP 許可リスト登録の望ましい代替案Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するHyperforceアシスタント続いて、サクセスナビに追加された Agentforce 特設ページのご紹介です。今注目されている Agentforce のコンテンツやリソースをまとめたページになります。Agentforce に関する更新情報を随時掲載してまいりますので、是非こちらのページをブックマークしておいていただければと思います。本動画や資料に関するアンケートがございますので、ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。2 月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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(2024年2月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/qJJatinQTvnMpK2a6b2ZWk全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforceの運用に関するお知らせ」の2月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2024年2月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。まずは、製品イノベーションに関する情報です。日本のお客様向けのインスタンス(APx、JPNx)が2月11日にSpring ‘24になりました。サクセスナビに「Spring '24リリース 注目の新機能」ページが公開されています。既に、注目機能のななめ読みを参照いただけますが、来月には各製品のエキスパートが注目機能を紹介する動画が追加される予定なので、ぜひブックマークをして楽しみにお待ちください。関連リンクSalesforce Admins:Admin Release Countdown: Get Ready for Spring ’24サクセスナビ : バージョンアップに備えましょうサクセスナビ:Spring '24リリース注目の新機能オンラインコミュニティ:Release Readiness TrailblazersSpring '24 Release noteSalesforce Sandbox プレビュー手順Trustサイト(リリーススケジュール)Spring'24 Release SiteSpring '24 Release HighlightsRelease Overview DeckRelease in a BoxRelease Feature Matrix続いて、リリースノートの更新情報です。Spring ‘24のリリースノートの更新情報のうち、現行動作に影響を与える可能性があるものと注目の機能を抜粋してご紹介します。今月は、1月9日以降の更新の抜粋になります。No.4 Create From Lookup Changes参照項目の動作に関する内容です。参照項目からレコードを作成する際に「保存 & 新規」ボタンが表示されなくなります。参照項目以外からのレコード作成画面では引き続き「保存 & 新規」ボタンは表示されます。No.5 Control Your Data Prep Concurrency AllocationCRM Analyticsに関する情報です。Spring '24からAnalyticsの設定画面に、[データフローとレシピ間での同時実行制限の共有を有効にします]オプションが追加されました。今回のリリースノートの更新では、それを設定するためにはCRM Analytics Plusのライセンスが必要である旨が追加されました。No.6 Address Your Users’ Connection Issues Quickly by Seeing Org ID and Username in NotificationsEinstein 活動キャプチャに関する情報です。Einstein活動キャプチャの[接続状況通知]をONにしている場合、状況通知メールの本文に、組織IDとユーザー名が表示されるようになりました(以前のメール本文に含まれていたのは組織名のみでした)。なお、この変更はアプリケーション内通知には適用されません。No.7 Unify Your Organizational Knowledge Across Sources in Salesforce (Beta)ナレッジに関する情報です。Spring '24から、SharePoint等のサードパーティシステムのナレッジをSalesforceに統合するUnified Knowledgeのベータ版がリリースされる予定でしたが、2024年2月23日から本番およびプレビュー対象のインスタンスのSandboxで有効にできる旨がリリースノートに追加されました。No.8 Encrypt Fields Used to Train Generative AI Models生成AI関連の情報です。プラットフォーム暗号化の機能について、自然処理言語トレーニング モデルに入力されたデータを暗号化できる旨がリリースノートに追加されました。No.9 Return to the Record Page with Record Create on Custom Quick Actionsクイックアクションにおける保存後のナビゲーションの変更に関する情報です。以前は、カスタムクイックアクションからスタックモーダル経由でレコードを作成すると、新しく作成されたレコードページにリダイレクトされていましたが、Spring'24では、保存後のナビゲーションが発生しなくなりました。レコードを保存すると、クイックアクションのトリガーとなったレコードページにリダイレクトされます。No.10 Removed: Help Partners Streamline Communication with Personalized Sales Emails生成AIに関する情報です。Spring ‘24より、Einstein Sales Emails(取引先責任者とリード向けのパーソナライズされたメールをAIが生成してくれる機能) をExperience Cloudサイトでの利用可能になる予定でしたが、削除されました。No.11 The Cloud Security Website Is Being Retired弊社のセキュリティに関するサイトの情報です。Cloud Securityサイト(https://security.my.salesforce-sites.com/)を公開してましたが、当社のコンテンツライブラリの質を向上させる取り組みの一環として、2024年2月初旬に閉鎖されました。上記サイトに掲載されていた情報の代替リソースはリリースノートに纏められておりますので、ご確認ください。No.12 Resolve and Deflect Issues with Einstein Search Answers (Generally Available)生成AIに関する情報です。リリースノートに、Search Answerは英語の記事のみをサポートすることが明記されました。また、Search Answerは2024年2月末から順次利用可能になる予定です。No.13 Use Work Summaries in More Languagesこちらも、生成AIに関する情報です。複数言語で作業要約を利用できるチャネルはチャットのみであることが明記されました。No.14 Update Sharing Settings for the Operating Hours Object営業時間オブジェクトの共有設定に関する情報です。Spring '24で、営業時間オブジェクトの共有設定ができるようになりました。認証されていない (ゲスト) ユーザーが営業時間オブジェクトのデータにアクセスをする要件がある場合には、共有ルールを手動で作成する必要があります。また、 Salesforce Scheduler 経由で 営業時間オブジェクト にアクセスする場合、enableDepriveSoqlAccessGuestUserOrgPrefというメタデータAPIのフィールドをTrueに設定する必要があります。No.15 Unlock the Power of AI with Einstein Studio生成AIに関する情報です。Einstein Studioの使い方を明確にしました。Einstein Studio タブでは、予測および生成 AI を強化する AI モデルを管理することができます。No.16 Salesforce Ant Migration Tool End of Life開発者様向けの情報です。SalesforceのAnt移行ツールは、Spring '24で廃止される予定です。廃止後も、Ant移行ツールを利用することはできますが、新しい機能は更新されず、サポートされません。メタデータの変更を管理するには、Salesforce CLIに切り替えてください。No.17 Record Access Is Secure by Default after Enabling Digital Experiencesロールを利用可能なコミュニティユーザライセンスをご利用中のお客様向けの情報です。2024年2月8日以降に作成された Salesforce 組織でデジタルエクスペリエンスを有効にした後のロールの変更に関するリリースノートを追加しました。2024年2月8日以降に作成されたSalesforce組織では、デジタルエクスペリエンスを有効にした後も、共有ルールやその他の機能によってロールおよび内部下位グループと共有されたレコードは、その内部ユーザのみがアクセスできます。2024年2月8日以前に作成された組織では、内部ユーザーと共有されたレコードは外部サイトユーザーにも自動的に公開されるため、外部ユーザーアクセスの変換ウィザードを使用してアクセスを確保する必要があります。(No.18~20は、Salesforce Back Upに関する情報です)No.18 Back Up New Data On DemandSalesforce Backupアプリケーションのバージョン2.13では、自動バックアップだけでなく、任意のタイミングで増分バックアップを取得できるようになります。No.19 Control Formula Field Data Backups at the Object Levelオブジェクト毎に数式項目のバックアップを取得することができるようになりました。No.20 Back Up Files and Attachmentsファイルと添付ファイルをバックアップに含めることができるようになりました。No.21 Allow the New Setup Domain to Ensure Access to Salesforce Setup Pages設定画面用の新しいドメインが追加される予定です。後述の[その他の更新]セクションで詳細を解説します。No.22 Use Dynamic Forms on Pinned Region Pagesアプリケーションビルダーに関する情報です。ヘッダー等が固定されたテンプレートを使用するLightningレコードページで動的フォームが使用できる旨のリリースノートが追加されました。No.23 Use Einstein Conversation Insights with Microsoft Teams and Google MeetEinstein会話インサイトに関する情報です。Spring ’24から、ビデオプロバイダーとしてMicrosoft TeamsとGoogle Meetを使用可能になる予定でしたが、Google Meetとのインテグレーションは2024年2月下旬に可能になることが明記されました。No.24 Enforce Rollbacks for Apex Action Exceptions in REST API (Release Update)リリース更新に関する情報です。「REST API で Apex アクションの例外が発生した場合のロールバックの適用」というリリース更新の強制適用時期が、Spring ’24 から Spring '25に修正されました。以上が、リリースノート更新情報からの一部抜粋ですが、関連機能をご利用のお客様はスライドにございますリンクより詳細をご確認ください。またすべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。続いて、多要素認証(MFA)に関する情報です。Spring’24が適用されたことにより、これまで MFA の自動有効化が実施されていなかった組織に対して、MFA が自動有効化されました。この自動有効化は30日の猶予期間があり、MFAの準備ができていない場合、管理者様は組織のMFAを無効化することができます。しかしMFA適用は利用規約上必須なので、早めの対応をお願い致します。関連リンク残りのすべての組織での MFA 自動有効化の完了 (リリース更新)2024 年 4 月から MFA がデフォルトでオンにSummer ’24 より Salesforce 製品への MFA の適用がアプリケーション内通知に移行続いて、インフラ強化です。インスタンスリフレッシュですが、今回は多くの更新がございます。まず、2月18日に計画されていたインスタンスリフレッシュは実施されましたが、EU16インスタンスについてはキャンセルとなり、別日程で実施される予定です。次に、新たにインスタンスリフレッシュの計画が追加されているのでご案内します。上記スライドに記載されている日程にて本番組織、Sandbox組織ともにインスタンスリフレッシュが計画されており、日本のお客様にご利用いただいている「AP」で始まるインスタンスも計画の対象に含まれています。お手元にTrustサイトから通知が届いているお客様もいらっしゃると思います。メンテナンス情報はTrust通知にて把握することができますので、Trust通知の登録をされていない管理者様はサクセスナビをご覧いただき、事前登録をお願いします。また、インスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、解説動画をサクセスナビよりご視聴いただけますので、該当するお客様は内容をご確認いただけますようお願いします。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備続いて、許可すべきIPアドレスとドメインに関する情報です。「SalesforceのIPアドレスとドメインで許可する」のナレッジが1月15日と2月6日に更新されています。ARINとRIPEのそれぞれのリージョンでIPアドレス範囲が追加されていますのでご確認ください。Hyperforceに関するナレッジ「Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する」も1月16日と2月9日に更新され、ストリーミングAPIの要件が削除、また、W3School の HTML URL エンコーディングリファレンスへのリンクが追加されています。そして、「Salesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする」のナレッジも1月24日に更新され、一部IPアドレスが除外されています。詳細は、対象ナレッジの英語版の改版履歴をご確認ください。次にシステムメンテナンスについてです。Hyperforce以外の優先システムメンテナンススケジュールについてです。こちらは英語版の公開ナレッジを基に、対象インスタンスを最新に更新しております。日本のお客様がご利用のインスタンスについても古いインスタンスを削除し、新しいインスタンスが追加されていますので、ご確認をお願い致します。関連リンク優先システムメンテナンスのスケジュールSalesforce のメンテナンス中、組織にどのような影響がありますか?Trustサイト続いて、リリース更新に関する情報です。こちらのスライドは2月にリリースされた Spring’24 において適用されたリリース更新と、Spring'24以降に段階的に適用されるリリース更新の一覧です。リリース更新の適用によって以前と動作が変わっている機能もございますので、今回適用されたリリース更新の内容を改めてご確認ください。関連リンクSpring '24 リリースノートの更新情報商談の暗黙的な子共有を保存しないことによる取引先共有の再適用の迅速化の実現 (リリース更新)ICU ロケール形式の有効化 (リリース更新)サクセスナビ : ICUロケール形式の有効化Visualforce JavaScript Remoting API の JsonAccess アノテーション検証の有効化 (リリース更新)Apex RestResponse ヘッダーの RFC 7230 に基づく検証の適用 (リリース更新)MFA Auto-Enablement Concludes for All Remaining Orgs (リリース更新)こちらのスライドは次期バージョンである Summer’24 で適用予定のリリース更新です。リリース更新の中には重要な更新が含まれています。一部ご紹介させていただきますと、例えば、別のSalesforce組織へのリダイレクトを制御するものや、組織のメールアドレスで許可されたプロファイルを設定しないとメールが送信できなくなるもの、複数のSAMLフレームワークを適用するための更新など、Summer’24 リリースの前に管理者様にご確認いただきたい更新がございます。Summer’24 は6月にリリースされますので、それぞれの更新に関するヘルプ記事をご確認いただき、適用のご準備をお願い致します。関連リンクSpring '24 リリースノートの更新情報信頼済みの組織間リダイレクトのみを許可 (リリース更新)組織のプロファイル設定を優先するために EmailSimple 呼び出し可能なアクションを有効化 (リリース更新)複数設定 SAML フレームワークへの移行 (リリース更新)フローへの入力として会話インテリジェンスルール名を引き渡し (リリース更新)ボットユーザーコンテキストでフローの実行 (リリース更新)メール-to-ケースのメールコンポーザー向けの Lightning エディターへの移行 (正式リリース) (リリース更新)続きまして、その他の更新です。こちらでは、Salesforce組織で使用されているURLの一部が更新されることをご案内いたします。URLが更新されるのは、Salesforceの画面の右上からアクセスする「設定」ページのURLで、「設定」ページのURLが「*.salesforce-setup.com」のURLに更新されます。この更新はすべての組織に一括で適用されるのではなく、段階的に適用を進めていく予定となっております。お客様のネットワーク環境において、アクセスできるサイトをドメインで制御している場合、「設定」ページにアクセスできるようにするため、該当ドメインを許可するように設定をお願い致します。関連リンク新しい設定ドメインの許可必要なドメインを許可Understand How Google's Privacy Sandbox Initiative Impacts Salesforce続いて、機能の廃止についてです。機能廃止についての更新情報はないのですが、廃止時期が近づいている機能がございますのでご紹介します。Salesfore for Outlook の機能廃止が 2024年6月で予定されています。該当機能をご利用のお客様は、Outlook インテグレーションやEinstein 活動キャプチャへの移行をご検討ください。関連リンクSalesforce 製品 & 機能の廃止最後にその他の情報のお知らせです。こちらでは、サクセスナビにAI特設ページが開設されたことをご紹介しております。こちらの特設ページでは、AI は Salesforce でどのように実現されるのか、AI を導入していくためにはどのようなステップを踏めばいいのかといった、AI に関する解説情報をご案内していますので是非ご一読いただければと思います。本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。2月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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この記事で学べること 具体的なスコア確認の流れスコアを確認するための設定例スコア値が表示されたら、どのようなスコアがついているか確認しましょう。商談スコアは皆様の環境のデータによって精度が変わります。活用検討に向けて、自社の商談スコアの状態を確認・評価します。なぜスコア値を確認するのか皆様、新しい道具を使う時、まずなにを行いますでしょうか。これに使える/使えない、使いやすい/使いづらい...等、まずは道具がどう使えそうか確認するかと思います。商談スコアも同じです。スコア値がどうついているかが明確でないと活用方法(どう使うか)はなかなか決まりません。そのため、活用方法を決める前に、「どのようなスコアがついているか/ついてないか」「どう使えそうか」を明確にします。スコアを確認する流れスコアは以下の流れで確認していきます。1:確認準備をしてスコアを確認する2:確認した結果を書き出してスコアを評価するでは、流れに従ってスコアを確認していきましょう。1:確認準備をして、スコアを確認するまず、スコア確認のため、集計レポートやダッシュボードを作成して、スコアを確認していきましょう。スコアを色々な角度で確認し、どのような値を取っているか確認します。具体的な確認方法の例として、Level.1〜3に分けて確認例をご紹介します。活用時にも便利に使える設定を含みますので、ぜひご確認ください。【Level.1 各フェーズのスコア分布を確認する】フェーズは多くのお客様で、商談の確度・進行を表す指標としてお使いいただいているかと思います。そのため、進行の目安である各フェーズごとに、スコアがどうついているか、中央値がどうなっているかを確認します。確認観点特定のフェーズでスコア値に偏りや異常があるか終盤のフェーズではスコアの中央値が高くなっているか(フェーズ進行と受注確度が紐付いているフェーズ管理の場合)詳しい設定と確認方法を商談フェーズ毎のスコアを集計しようからご確認ください。【Level.2 商談完了時のスコア値を確認する】実際の商談完了時(受注/失注時)に商談スコアがどのような値を取っているかを確認します。自動化機能のフローを使って商談完了直前のスコアを保存し、一定期間、確認期間を設けて期間中に完了した商談を対象にスコアを確認します。確認観点受注時のスコア平均/中央値が高く出ているか失注時のスコア平均/中央値が低く出ているか失注時と受注時のスコアの差分はどのくらいか、十分な差異があるか詳しい設定と確認方法を商談完了時の商談スコアを保存しようからご確認ください。【Level.3 スコアの更新履歴を確認する】商談スコアの変化の履歴を残し、値の更新頻度や更新幅を確認します。自動化機能のフローを使ってスコア履歴の保存設定を行い、一定期間、確認期間を設けて期間中の更新履歴を確認します。確認観点スコアが商談完了までにどの程度更新されているかスコア値の更新幅が大きすぎるなど問題がある更新に偏っていないか詳しい確認準備設定と確認方法を商談スコアの変更履歴を保存しようからご確認ください。2:確認した結果を書き出し、スコアがどう使えるか評価する続いて、確認した結果を書き出し、スコア値の評価を行います。自社の商談運用特性を加味し、評価しましょう。また、評価結果が次のステップでの活用方法の検討に役立ちますので、しっかり評価結果を書き出しておきましょう。具体的なサンプルとして、上記Level1〜3の設定で確認した結果例と評価例をご紹介します。サンプルスコア値の確認とその評価ができたら、次のステップに進みましょう。補足:スコア値がいまいちの場合スコアの確認・評価した結果、スコアが期待ほどうまく出ていない場合、スコアの精度をより良くする必要があります。商談スコアの元になるのは、過去の商談関連データです。スコアをよくるすために重要となる、項目整備・入力促進・定着化については以下を参照ください。スコアの値を精度の良いものにするには活用ステップ全体に戻る場合は、こちら参考情報Einstein 商談スコアリングの設定に関する考慮事項(ヘルプドキュメント)Einstein によって商談にスコアが付けられる方法(ヘルプドキュメント)
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(2024年12月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/CxoEt9i4zDahky6Gv8EuFp?全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforce の運用に関するお知らせ」の 12 月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2024 年 12月のトピックはこちらです。本動画では、先月との差分である赤字の部分について、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。最初は製品イノベーションです。Spring '25のリリースに関する情報です。Salesforce Admin ブログにおいて、GetReady for Spring ’25 の記事が公開されています。Spring’25 リリース関連スケジュールは以下の通りです。(いずれも日本時間)2024 年 12 月 19 日 : プレリリースサイト公開2024 年 12 月 31 日 : リリースノート公開2025 年 1 月 3 日 11 時 : Sandbox プレビュー参加期限プレビュー参加期限までに余裕をもって Sandbox のリフレッシュをお願いします。 2025 年 1 月 4 日 : Sandboxプレビュー開始 2025 年 2 月 16 日 : Spring ‘25リリース予定(主に日本のお客様にご利用頂いているインスタンス)Salesforce Admin ブログに、スケジュールやそれぞれの詳細が公開されていますので、Spring ’25 リリースに向けて是非ご確認ください。関連リンクSalesforce Admins : Admin Release Countdown: Get Ready for Spring ’25サクセスナビ : バージョンアップに備えましょうオンラインコミュニティ:Release Readiness Trailblazersナレッジ:Salesforce Sandbox プレビュー手順Summer ’25 のリリース時期に関する情報です。Trust サイトに来年2025 年 6 月に予定されております Summer ’25 リリース情報が掲載されております。Trust サイトには、約一年先までのリリースとメンテナンスの情報が公開されています。お客様の組織のリリースやメンテナンス時期を確認頂き、計画的な運用にお役立てください。関連リンクTrustサイト続いて、Winter ’25 のリリースノート更新情報です。今月は 12月 5 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。No.62 Enable Secure Redirection for Flows (Release Update)フローに関する情報です。フローのセキュアなリダイレクトを有効にするリリース更新が、強制適用から推奨事項に変更となりました。No.63 Run Schedule-Triggered Flows on Limited Records to Improve Performanceこちらもフローに関する情報です。スケジュールトリガーフローについて、以前は制限がなくパフォーマンスに影響を及ぼす可能性がありましたが、フロー1 つにつき最大 25 万レコードまで、とアクセスが制限されるようになりました。No.64 Cadence Builder Classic (1.0) is Being RetiredCadence Builder Classicに関する情報です。Cadence Builder Classicの廃止が一時的に保留となり、現時点では廃止のスケジュールが未定であるため該当リリースノートが削除されました。No.65 Scale Your Sales Funnel with Agentforce SDRAgentforce for Salesに関する情報です。Agentforce SDR は、インサイドセールス等の営業チームが、より多くのリードに対して効率的にアプローチすることを支援します。今回、リードからの特定の質問に営業チームが正確に回答できる検索拡張型生成(RAG)に関する情報がリリースノートに追加されました。No.66 Update References to Your Previous Salesforce Domains拡張ドメイン適用前の URL にアクセスした際のリダイレクト終了に関しての情報です。Winter '26 で、拡張ドメイン適用前のURLに関するリダイレクトがすべての本番環境で終了することに関連し、リリースノートが更新されました。No.67 Identify and Update Instanced Legacy Hostnamesこちらはインスタンス名を含む URL のリダイレクトが停止に関しての情報です。Winter ’26 ですべての本番環境におけるインスタンス名を含む URL のリダイレクトが終了することをが、リリースノートに反映されました。以上が、12 月 5 日以降のリリースノート更新情報からの一部抜粋となります。すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。続いて、インフラ強化です。こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報です。現在計画されているインスタンスリフレッシュの予定をスライドに記載しています。主に海外のお客様にてご利用いただいているインスタンスがメインですが、本スライドに記載されている日程で、本番組織・Sandbox 組織ともにインスタンスリフレッシュが計画されています。今回は、Sandbox のインスタンスリフレッシュの計画が追加となっておりますのでご確認ください。また、現在のインスタンスのデータセンターを確認できる Find My Instance サイトのリンクを追加しました。こちらのサイトで、インスタンス名を入力することで、インスタンスがあるデータセンターのロケーションなどを確認することが可能です。必要に応じてご利用ください。お手元に Trust サイトからメンテナンスの通知が届いているお客様は事前のご準備をお願いいたします。またインスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにて解説動画をご視聴いただけますので、該当するお客様は内容を是非ご確認ください。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備Find My Instanceサイト続いて、許可すべきIPアドレスとドメインに関する更新情報です。更新内容は以下2点です。「SalesforceのIPアドレスとドメインで許可する」「BYO Models and Open Connector IP Addresses」セクションが追加されました。こちらのIPアドレスは、生成 AI を使用する際、お客様独自の LLM を使う場合や、LLM Open Connector を使用して任意の言語モデルを使う場合の送信元 IP アドレスになります。許可リストを使ってネットワークのアクセス制御をしている場合は、これらの IP アドレスを許可リストに追加してください。「SalesforceのIPアドレスとドメインで許可する」および「Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する」Hyperforce の IP アドレスについての説明が変更されました。Salesforce から外部へ接続する際の送信元のIP アドレスは今まで Compliance サイトに公開されていましたが、今後はこちらから Json 形式でダウンロードができるようになりました。また、IP アドレスが変わる場合には 30 日前に Trust 通知を受け取ることができるようになりました。関連リンクSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする次は、リリース更新です。一箇所更新が入っています。「フローのセキュアなリダイレクトの有効化」のリリース更新は Spring ’25 で強制適用される予定でしたが、強制適用されなくなりました。リリース更新の内容としては、ユーザーとネットワークを保護するために、ユーザーが画面フローを完了した時点のリダイレクト先を決定するフロー URL パラメーターに厳格な検証を適用する、というものです。セキュリティに関する内容のため、強制適用はされませんが適用を推奨していますので、Sandbox で動作確認をして問題がない場合にはお客様にて有効化をお願いします。関連リンクSales Engagement 基本ユーザーの Einstein 活動キャプチャ権限の変更ICU ロケール形式の有効化LWC スタックモーダルの有効化フローのセキュアなリダイレクトの有効化入力として使用される組み込みの Apex クラスで定義された権限要件の適用REST API で Apex アクションの例外が発生した場合のロールバックの適用続いて、その他の更新です。Classic ナレッジ データモデルの廃止です。Summer ’25( 2025 年 6 月)のリリースで、Classic Knowledge データモデルは廃止となります。Classic Knowledge データモデルとは「記事タイプ」を使用したナレッジの管理方法です。現在も記事タイプをご利用のお客様は Summer ’25 までに Lightning Knowledge 移行ツールをご利用いただき、Lightning Knowledge データモデルへの移行をご計画ください。サクセスナビに必要な作業がまとまっていますので、計画を立てる際に参考にしてください。関連リンクLightning Knowledge 移行ツールの実行移行の計画と Sandbox テストLightning Knowledge 移行ツールの FAQLightning Knowledge 移行ツールを有効にするための要件Lightning Knowledge 移行後のチェックリスト次は、拡張ドメインに関するロードマップです。本番組織のリダイレクトが停止になる時期が変更され、全ての組織が Winter ’26 で停止予定です。サクセスナビに、リダイレクト停止までの推奨アクションがまとめられておりますので、停止に向けた準備にお役立てください。関連リンクUpdate References to Your Previous Salesforce Domains拡張ドメイン適用前のURLにアクセスしたときのリダイレクト停止続いて、フローへの移行に関する情報です。2025 年 12 月 31 日で、ワークフロールールとプロセスビルダーのサポートは終了します。それ以降も既存設定は動作しますが、カスタマーサポートや不具合の修正は提供されません。既存設定に問題が発生した場合の業務影響を避けるためにも、早めにフローへの移行計画をたてていただくことを推奨します。フローへの移行に必要な準備や対応方法についてまとめたサクセスナビやヘルプがございますので、参考にしてください。関連リンクワークフロールール & プロセスビルダーのサポートの廃止Flow Builder 学習マップへの切り替えフローへの移行開発・実装ガイドライン(レコードトリガ自動化)次は、機能の廃止です。Salesforce Platform APIバージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止が、Summer '25( 2025 年 6 月)に予定されています。API の更新作業は、Salesforce 以外のシステムでの作業が必要となります。対応に時間がかかることが想定されますので、対象のお客様には Salesforce からメール通知も行われております。内容をご確認のうえ早めの対応をお願い致します。関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止イベントログファイルブラウザーEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別Apex クラスApex トリガVisualforce ページフロープロセスビルダーカスタムボタンS コントロール Salesforce B2B Commerce for VisualforceApex RESTSOAP Web Services 最後に、その他の情報です。みなさま、Hyperforce をご存知でしょうか。Hyperforce は、Amazon Web Services (AWS) 上に構築された、新しい インフラ(皆様の組織が稼働する場所)です。皆様の組織は、Salesforce が管理・運営しているインフラで稼働している場合と Hyperforce で稼働している場合があります。数年前から、Salesforce では、お客様の組織を順次新しいインフラである Hyperoforce へ移行をしています。Hyperforce への移行に関するメールを受け取られた場合には、事前準備が必要になる場合があります。お客様がスムーズに移行いただけるように、Hyperforce アシスタントが提供されておりますので、ぜひご確認をお願いします。関連リンクハードコード化された参照の更新Hyperforce の IP 許可リスト登録の望ましい代替案Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するHyperforceアシスタント最後に、サクセスナビに追加された Agentforce 特設ページのご紹介です。今注目されている Agentforce のコンテンツやリソースをまとめたページになります。Agentforce の第一弾である Service Agent でできることを解説した動画や Agentforce の概要資料、また、これからSalesforce の AI を活用していきたいとお考えのお客様にぜひ受講いただきたいエキスパートコーチングがまとめられております。随時更新されておりますので、ぜひブックマークしてご覧ください。本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。12 月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。