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この記事で学べること配信目的を決めるポイント配信設定方法この記事のゴールメールを送らないことには、すべての施策は始まりません。当記事のゴールは「リストメールの配信を完了すること」です。配信目的を決めるメールを配信する目的は「認知・関心」を高め、顧客を育成することです。まずはよくある利用シーンを参考に、「誰に」「何を」「いつ」送るのかを決めましょう。「誰に」「何を」「いつ」送るのかを決めたら、続いては配信設定を行っていきます。どこからはじめるか迷う場合には、まずは “新規の見込み客に、最新の製品・サービス紹介” を送ってみましょう!配信設定を実施するリストメールの配信設定は次の3つのステップです。リストの作成 (=誰に)メールテンプレートの作成 (=何を)リストメールの設定 (=いつ)それぞれの設定方法について詳しく見ていきます。1. リストの作成 (=誰に)ここではターゲットリストを作成し、「誰に」送るのかを設定していきます。まずは “プロスペクトデータがAccount Engagementにすでに取り込まれていること” をご確認ください。もしまだ取り込みが完了していない場合は、別記事「顧客データの取り込みを完了しましょう」を参考に手順をご完了ください。リストの作成で利用する機能は下記の通りです。すでにAccount Engagementに入っているデータを利用する場合特定の条件をもとに抽出を行うセグメンテーションルール (該当ドリル)ダイナミックリスト (該当ドリル)テーブルアクション (該当ドリル)まだAccount Engagementに入っていないデータを利用する場合新たに“取り込み”と“リスト作成”を同時に行うCSVインポート (該当ドリル)Account Engagementドリル「リスト作成」では、“よくある利用例” をもとに各機能の使い方を解説しています。ぜひ一度、ドリルに記載の通りに自社の環境で設定をお試しください。実際の設定を通じて方法をご理解いただいた後は、“自社で指定されたい条件” にカスタマイズしてご編集ください。当記事の冒頭で触れた配信目的の中でも下記2つについては下記のドリルで解説を行っています。“失注顧客の掘り起こし”のリスト例ドリル:商談失注と同時に自動追加される『失注顧客リスト』を作成したい“セミナーのフォローアップ”のリスト例ドリル:『イベント参加者リスト』を作成したい2. メールテンプレートの作成 (=何を)ここでは配信メールの雛型(メールコンテンツの内容)を設定し、「何を」送るのかを設定していきます。Account Engagementでは、マウス操作で簡単にビジュアルの優れたメールコンテンツを作成できるように、すでにメールのテンプレートが複数用意されています。動画で手順をご確認の上、自社の配信目的に沿ったテンプレートをご設定ください。また、実際に企業が配信を行なって効果のあったテンプレートや、シーンに応じた定型的なメールテンプレートの例を公開しています。ドキュメント:eBook すぐに活用できるPardotシナリオ解説_第3章.pdf (元の記事はこちら)https://play.vidyard.com/BXZW1yyBGgEaJVgoEtZMFD3. リストメールの設定 (=いつ)いよいよ集大成です。ここでは配信リスト・配信時間を指定し、「いつ」送るのかを設定していきます。https://play.vidyard.com/2Y1eov8BR2LWT5Q2cHA26J学習ツールPremier Success Planをご契約のお客様は、1対1のセッションにお申し込みいただけます。エキスパートコーチング「Email ビルダー」まとめ無事に「リストメールの配信」は完了できましたか?一本目に送るメールは緊張するかもしれませんが、まずは “気負わずに送ってみること” が何よりも大事です。ご不明点やエラーの解消が必要な場合は、弊社テクニカルサポートにお問合せください。弊社サポートエンジニアが貴社のSalesforce/Account Engagement環境を確認の上、具体的な手順をご案内いたします。ナレッジ記事:Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせさて、配信が完了したら、次は配信結果を確認します。配信結果の確認ポイントを知り、改善を繰り返していくことで、どんどん配信効果が高まっていきます。「活用7ステップ」全体に戻りたい場合はこちら
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初心者向け!すぐに活用できるAccount Engagement(旧Pardot)の自動化シナリオ解説
見込み客を発見し確実にフォローするための3つの自動化シナリオを eBook を使ってご紹介シナリオ作成における設計方法と流れシーン別のメールテンプレートの考え方施策の「自動化」を検討しましょうここまで「施策実行」のフェーズでは「メールを送る」、「スコアリングする」、「営業へ通知をする」といった一つ一つのマーケティング活動をPardotで実装する方法についてご説明してきました。本記事ではそれらを「一連のシナリオ」として考え・設計し、自動化する方法について学ぶこ
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Foward-Looking Statements本記事の内容は新機能情報の中から一部抜粋して記載しております。英語版と日本語版の差異があれば英語版を優先するものといたします。また、その他の更新情報などは必ずリリースノートを参照ください。重要な更新残りのすべての組織での MFA 自動有効化の完了 (リリース更新)Salesforce では、2022 年 2 月 1 日より、Salesforce 製品にアクセスするすべてのお客様に多要素認証 (MFA) の使用を義務付けています。お客様がこの要件を満たすことができるように、MFA の自動有効化リリース更新で本番組織の MFA を自動的に有効にしています。このプロセスの第 1 フェーズは Spring '23 に開始されました。第 4 フェーズと最終フェーズは、Spring '24 のロールアウト時に適用されます。最終フェーズには、まだ自動有効化されていない組織がすべて含まれます。Summer ’24 より Salesforce 製品への MFA の適用がアプリケーション内通知に移行以前にお伝えしたとおり、Salesforce 製品での多要素認証 (MFA) の使用が 2022 年 2 月 1 日より契約上の必須要件となりました。お客様がこの要件を満たすことができるように、既存の本番組織への直接ログインに対する MFA は自動的に有効化されています。また、2024 年 4 月から、新規の本番組織では MFA がデフォルトでオンになります。Salesforce Platform 上で構築されている製品への MFA 導入率が高いことを鑑み、Summer ’24 からは MFA の適用をお知らせする新しい通知モデルに切り替えます。Sales Cloudに関するリリースSales Cloud EinsteinEinstein 生成 AI で、営業担当の受信箱からセールスメールのドラフトを作成して、関連情報を含めることができます。Google Workspace Marketplace アプリケーションを使用して Google に接続し、追加の評価指標やユーザーの問題を解決する方法を利用して Einstein 活動キャプチャのトラブルシューティングを行います。Salesforce MeetingsSalesforce Meetings を使用して、見込み客や顧客とのインタラクションを強化します。ミーティングのダイジェストを使用して重要なミーティング情報を表示することで、ミーティングが開始される前に全員で意見を擦り合わせます。またMeeting Studio は Spring '24 で廃止されます。Sales Cloud のその他の変更Account Engagementに関するリリースAccount Engagement での Einstein を使用したコンテンツの生成生成 AI を安全に使用して、コンテンツ作成プロセスを合理化します。Account Engagement の Einstein アシスタントを使用して、フォーム、ランディングページ、メールの件名、メール本文をすばやく作成します。セキュリティに関するリリースMFA 登録環境の UI テキストの改善多要素認証 (MFA) の検証方法を登録するときのユーザーエクスペリエンスを改善するために、ユーザーインターフェースの一部のテキストが更新されました。Salesforce Authenticator で ID 検証をワンタイムパスコードにシームレスに戻すユーザーが Salesforce Authenticator モバイルアプリケーションでプッシュ通知を受信できない場合は、同アプリケーションの時間ベースのワンタイムパスワード (TOTP) 機能を使用して ID 検証を行うことができます。多要素認証 (MFA) でログインするユーザーへの遅延を最小限に抑えるために、TOTP 検証のユーザーエクスペリエンスもさらに合理化されています。サービスの問題でプッシュ通知が利用できないことを Salesforce が検出すると、ユーザーは自動的に TOTP の検証画面にリダイレクトされます。さらに、ユーザーが [お困りですか?] のリンクをクリックすると、追加の手順なしに TOTP の検証画面に直接移動します。Summer ’24 での Salesforce Authenticator アプリケーションバージョン 4.1 への更新Salesforce は、Summer ’24 に Salesforce Authenticator のサポート対象最小アプリケーションバージョンを引き上げます。この更新により、バージョン 4.1 以降でのみ、ID 検証のためのプッシュ通知を受け取ることができます。アプリケーションのバージョンが 4.1 未満のユーザーは、同アプリケーションの時間ベースのワンタイムパスワード (TOTP) 機能で本人確認を継続できます。Salesforce Authenticator バージョン 4.1 のリリースは 2024 年 3 月を予定しています。ユーザーを Apple App Store (iOS) または Google Play (Android) に誘導して、Salesforce Authenticator アプリケーションの更新を促してください。Salesforce Authenticator でのメール検証を使用した接続済みアカウントのバックアップと復元Salesforce Authenticator バージョン 4.0 では、バックアップおよび復元機能に新しい設定プロセスが追加されました。ユーザーが接続済みアカウントをバックアップしたり復元したりする際、アプリケーションは携帯電話番号ではなくメールアドレスを検証します。検証を完了するには、メールで受け取った 6 桁のコードを入力します。この方法は SMS による認証よりも安全性が高いです。メールアドレスがまだ検証されていない場合でも、ユーザーは携帯電話番号を使用して既存のバックアップを復元できます。以前の Salesforce ドメインへの参照の更新従来の Salesforce ドメインの一時的なリダイレクトが 2024 年に終了するときに、顧客とエンドユーザーのサービスの中断を防ぎます。ユーザーが古いリンクとブックマークを更新できるように、更新された URL を提供する簡単なメッセージをリダイレクト中に表示します。その後、以前の Salesforce URL への参照を更新します (サイト URL と、Salesforce インスタンスを含むが [私のドメイン] の名前を含まない URL を含む)。開発者(Developer)向けSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止 (リリース更新)Salesforce Platform API のバージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止は、Summer '23 で最初に予定されていました。この廃止は Summer '25 に延期されました。これらの API バージョンは引き続き使用できますが、サポートされておらず、Summer '25 以降は使用できません。それらを使用しているアプリケーションは中断されます。要求は失敗し、エンドポイントが無効化されていることを示すエラーメッセージが表示されます。この重大な変更が実行される前に、従来の API バージョンを使用するすべてのアプリケーションを最新バージョンにアップグレードしてください。ストリーミング API バージョン 23.0 ~ 36.0 の廃止ストリーミング API バージョン 23.0 ~ 36.0 は Winter ’25 で廃止される予定です。これらのバージョンは非推奨であり、サポートは終了しています。最新のストリーミング API バージョン、または永続ストリーミングに対応しているバージョン 37.0 以降を使用することを強くお勧めします。新しいストリーミング API バージョンは、製品の機能強化とバグ修正で維持されます。
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本記事の内容は以下のオンデマンド動画からもご覧頂けます;https://play.vidyard.com/78XkHtaAYKkAPCfVbFB8ruこの記事で学べること自社の商談を整理する際のポイントこの記事のゴールこの記事のゴールは「商談の流れを整理するポイントを理解する」ことです。そのために、以下3ステップで進めていきます。商談フェーズの概要商談フェーズを管理する効果商談フェーズの設計方法商談フェーズの概要営業マネジメントをするにあたって、商談フェーズを定義し、それにそってマネジメントすることは大変重要です。商談フェーズを定義することで、その商談が今どういった状況なのか?その商談の受注の確率はどれくらいなのか?を把握し、売上予測を立てたり、マネジメントとして必要な支援を検討することができるようになります。商談フェーズが定義されていない、または曖昧になっていると、下図のように、事実と願望が区別できず、正しく売上予測が立てられなかったり、上司がメンバーを支援する上での具体的な打ち手がわからなくなってしまう恐れがあります。実際にセールスフォース・ジャパンでも以下のように8段階フェーズで商談の進捗を管理し、マネジメントを行なっています。商談フェーズを管理する効果商談フェーズ管理の効果は成約率、達成行動の実現、そしてコーチングと大きく3つあります。【成約率】商談フェーズを定義し、営業担当が各フェーズでやるべきことが整理されると、チーム全体の営業活動の標準化と改善が期待できます。やるべきことというのは、チーム内の最善の方法やトップセールスの行動を商談フェーズに落とし込むことを意味しています。トップセールスの行動を全員がやれるようにし、成約率の向上を目指します。【達成行動の実現】なかなか成果が上がっていない営業担当などは、標準化されたフェーズ管理を行うことで、自身が詰まりやすいフェーズがどこなのか、トップセールスの成功体験をもとにしたフェーズ管理を通して自らが体感することで、それぞれに合った改善点が明確になり、達成行動の実現につながります。【コーチング】商談フェーズが正しく管理できることにより、例えば、個々の営業の得意なフェーズや苦手なフェーズ、商材ごとの停滞するフェーズなどが可視化できます。マネジメントはこの可視化された情報をもとに、結果だけではなく、プロセスに対するコーチングも可能となります。商談フェーズの設計方法成約率を高める商談フェーズの構成するためには、以下の4つのポイントを意識することが重要です。策定のポイントが理解できたら実際の商談フェーズを検討していきますが、よくある失敗例として「フェーズを細かく設定しすぎて更新の負荷が高く営業効率が落ちてしまった」「人によってフェーズの捉え方が違うため、結局ヒアリングをしないと現在の進捗がわからない」という声を聞きます。そのような状態を生み出さないために各フェーズを何のために設定するのか次のフェーズに進むための前進基準は何なのかこの2点に関しては必ず明確にして検討を進めましょう。ワークシートはこちらからダウンロードいただけます。学習ツールより詳しく知りたい方は、エキスパートコーチングのオンデマンド動画をご視聴ください。Premier Success Planをご契約のお客様は、動画視聴後1対1のフォローアップセッションにお申し込みいただけます。エキスパートコーチング:Sales Cloud オンボーディング(KPI・フェーズ設計)まとめ自社の商談の流れを整理するポイントは理解できましたでしょうか。ご不明点やエラーの解消が必要な場合は、弊社テクニカルサポートにお問合せください。弊社サポートエンジニアが貴社のSalesforce環境を確認の上、具体的な手順をご案内いたします。ナレッジ記事:Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせ次は、最低限必要な設定を学んでいきましょう!次の記事:必要な設定を理解しましょう「活用7ステップ」全体に戻りたい場合はこちら
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Event Monitoring Analyticsの利用開始
この記事で学べることイベントモニタリングをご利用いただいているお客様にはEvent Monitoring Analyticsという分析を目的としたアプリケーションをご利用いただけます。本記事はEvent Monitoring Analytics を利用開始するまでの手順を紹介します。活用については別途、以下の記事もご確認をお願いします。Event Monitoring Analyticsの主要なダッシュボードイベントモニタリングに含まれる2種類のログの違いイベントモニタリングライセンスには、以下2種類のログが含まれます。リアルタイムイベントモニタリング:セキュリティインシデントの発生ログとレコードへのアクセスログイベントモニタリング:イベント発生 / エラー / パフォーマンス分析用のイベントログこの2種類のログの違いの詳細については、以下の記事をご参照ください。イベントモニタリングとはEvent Monitoring Analyticsは、この2種類のログの中で、イベントモニタリングのログを対象に分析するツールです。Event Monitoring AnalyticsとはEvent Monitoring Analytics アプリケーションは、イベントモニタリングログからユーザや組織の動作に関するインサイトを提供します。アプリケーションの作成は簡単で、事前作成済みのダッシュボードやデータセットが付属しているため、すぐに探索を開始できます。このアプリケーションを使用することにより、組織のデータの詳細を調べ、不審な行動、ページのパフォーマンスの低下、ユーザ導入の低下などをすばやく特定できます。Event Monitoring Analyticsの利用開始方法1.CRM Analyticsとイベントモニタリングの有効化注:CRM Analyticsの有効化を行うユーザには、先に「Event Monitoring Analytics 管理者」権限セットの割り当てが必要ですSalesforce の [設定] メニューの [管理] で、[機能設定] | [分析] | [Analytics Cloud] | [始めましょう] を選択し、[分析の有効化] をクリックします。[設定] 画面の [クイック検索] ボックスに「イベント」と入力し、[イベントモニタリング設定] を選択し、[Analytics アプリケーションでイベントログデータを表示] を有効にします。2.Event Monitoring Analytics アプリケーション権限設定と権限セットの割当Event Monitoring Analyticsを利用するユーザに割り当てられたプロファイルの設定で、割り当てられたアプリケーションからAnalytics Studio (standard__Insights)の参照可能にチェックが付いている事を確認します。もしチェックが無い場合、カスタムプロファイルまたは、権限セットの割り当てられたアプリケーションから本権限を付与します。次にEvent Monitoring Analyticsを利用するユーザに「 Event Monitoring Analytics ユーザ」又は「Event Monitoring Analytics 管理者 」の権限セットのどちらかを割り当てます。ダッシュボードやデータセットを表示するユーザには「 Event Monitoring Analytics ユーザ」権限セットを、アプリケーション、ダッシュボード、データセットの作成や、Event Monitoring アプリケーション操作環境のカスタマイズを行うユーザには「Event Monitoring Analytics 管理者」権限セットを割り当てます。3.Event Monitoring Analytics アプリケーションの作成と共有Analytics Studioを開きます。アプリケーションランチャーから[Analytics Studio]を選択します。アプリケーションを作成します。Analytics Studio ホーム画面の右上の[作成]ボタンから[アプリケーション]を選択します。新規アプリケーションを作成ウィンドウのすべてのテンプレートから[Event Monitoring Analytics App]を選択し、ウィンドウ右下にある[次へ]をクリックします。ステップ1からステップ6までは、作成したいデータセットと何日分のデータを格納するかを入力するガイダンスが表示されるのですべての質問に“Yes”と入力し追加表示されるオプションにはすべて“30”と入力していきます。作成されたダッシュボードが少ない、また見れるデータが少ないと問い合わせを多く受けますが、原因は、こちらですべての項目が入力されていないためです。ステップ7ではチェックを入れずに[次へ]をクリックします。チェックを入れてこの機能を有効にすると、ネットワークの負荷が軽減され、大規模なデータセットのデータフロージョブを高速化できます。この機能の検証を希望する場合はチェックを入れて[次へ]をクリックします。この機能は2023年6月時点でベータ機能のため、この機能をオンにしてアプリケーションを作成された場合、Salesforceサポートでの調査を実施させていただけない場合がございます。任意のアプリケーション名を入力します。ログレベルはデフォルトのままで構いません。こちらのオプションは、今回のアプリケーション作成ログに関するもので、イベントモニタリングのログとは関係ありません。ガイダンスへの入力が全ステップ完了すると作成中の画面に切り替わります。作成が完了するとメールが届きます。データマネージャーを開きます。アプリケーションの作成が完了したらAnalytics Studioのホーム画面下にある[データマネージャ]をクリックします。開いた画面の左ペインの下側にある[データフローを管理]をクリックします。データフローからスケジュールを設定します。左ペインから[データフローとレシピ]を選択します。開いた画面から[データフロー]を選択します。開いた画面から、作成した[アプリケーション名_AppendDataflow]があるので右側の▼ボタンから[スケジュール]を選択します。アプリケーションに最新データが取り込まれ、更新による中断を最小限に抑えるには、イベントログファイルが生成されてから数時間後にデータフローが実行されるようにスケジュールする必要があります。そのため推奨の時刻はAM6:00~AM7:00程度となります。スケジュールを設定したら[保存]をクリックします。また古いバージョンの画面ではありますが、動画の説明資料もありますのでご確認をお願いします。動画 - イベントモニタリング設定動画_応用編①(Event Monitoring Analytics)4.Event Monitoring Analytics アプリケーションのアップグレード画面に新しバージョンのリリースを案内するバナーが表示されることがあります。その際に[現在のアプリケーションをアップグレード] と[新規アプリケーションを作成] を選択することができます。ただし、 [現在のアプリケーションをアップグレード] を選択した場合、カスタマイズが削除されるので実施には注意が必要です。学習ツールHelp - Event Monitoring Analytics の日次データフローのスケジュールHelp - 1 時間ごとのイベントログと 24 時間のイベントログの違いTrailhead - Event Monitoring Analytics アプリケーション 動画 - イベントモニタリング設定動画_応用編①(Event Monitoring Analytics)まとめ適切な権限設定を行い、分析を有効化した上で、 すべてのログの取り込みを“Yes”にした上でアプリケーションの作成と共有を行えば、Event Monitoring Analyticsをお使いいただく事ができます。
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(2023年10月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/EL4dgzPV2QYRThWNHuJfEA?全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforceの運用に関するお知らせ」の10月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2023年10月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分についてと、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。まずは製品イノベーションです。10月15日に日本のお客様向けインスタンスにおいてWinter'24がリリースされました。またサクセスナビでは Winter '24リリース注目の新機能 ページを公開中です。来月には新機能に関する動画を公開する予定となっておりますので、Winter '24リリース注目の新機能ページをブックマークしておいてください。関連リンクThe 360 Blogオンラインコミュニティ:Release Readiness Trailblazersサクセスナビ : バージョンアップに備えましょうサクセスナビ:Winter '24リリース注目の新機能リリースノート:リリースの準備Winter ’24 Pre-Release SiteWinter ’24 Release noteSalesforce Sandbox プレビュー手順Release SiteWinter '24 Release HighlightsRelease in a BoxRelease Overview DeckTrustサイト(リリーススケジュール)続いて、Winter'24のリリースノートにおける更新情報のご紹介です。今月は9月18日以降の更新の中から、現行動作に影響を与える可能性があるものをピックアップしています。ここでは、多くの更新情報の中から、現行動作に影響を与える可能性があるものをピックアップしています。すべての変更情報は、Winter ’24 更新情報一覧(英語版)よりご確認ください。Query for All File Shares with ContentDocumentLink「すべてのファイルをクエリ」権限を持つユーザはContentDocumentLink オブジェクトもクエリできるようになったことがリリースノートに記載されました。Inbox Mobile is Being RetiredInbox Mobile アプリケーションは2024年2月に廃止される予定がリリースノートに記載されました。モバイルでのご利用については、Salesforce モバイル アプリケーションのご利用をご検討ください。Create From Lookup Changes参照関係項目からレコードを作成する際に「保存 & 新規」ボタンが表示されなくなることがリリースノートに追加されました。Save Agents Time and Improve Accuracy with Grounded Einstein Service Replies (Generally Available)Optimize Agent Productivity and Response Quality with Einstein Service Replies (Generally Available)上記二点はEinstein サービス返信に関する情報ですが、本機能は現時点では英語でのみ利用可能であることが追記されています。getSalesforceBaseUrl() Method Is Being DeprecatedAPIバージョン59以降ではgetSalesforceBaseUrl() メソッドが使用できなくなるため、getOrgDomainUrl()メソッドのご利用をご検討ください。REST Limits Response Change for Usage-Based Entitlement for Platform Events and Change Eventsプラットフォームイベントと変更イベントに関するもので、大量のプラットフォームイベントと変更イベントを追加するアドオンを購入していない 組織では、Winter ‘24以降、MonthlyPlatformEventsUsageEntitlementの値がREST APIの応答に含まれなくなることがリリースノートに追加されました。Close Cases Faster using Einstein Work Summaries with Generative AI(Generally Available)Use Improved Transcripts for Voice and Video Calls上記二点については、Einstein作業サマリと会話インサイトに関する情報ですが、ともに現時点では英語でのみ利用可能であることが追記されています。Back Up and Restore More DataSalesforce Backupに関する情報についてです。バージョン2.7以降では数式項目の値と共有設定のバックアップがサポートされることがリリースノートに追記されています。Verify Email Addresses to Send Email Through Salesforceメールアドレス検証に関する情報についてです。メールアドレスが未検証であるユーザはSalesforceからメールを送信することができず、Spring’24ではこの動作がシングルサインオンを利用している組織にも適用されます。本リリースノートではDKIMで検証されたドメインに属するメールアドレスは検証済みとみなされる旨が記載されました。Allow Only Trusted Cross-Org Redirections (Release Update)信頼済みの組織間リダイレクトに関する情報についてです。[リダイレクト用の信頼済み URL] という許可リストに追加されている場合に限り、別組織 にリダイレクト可能とする動作について、2023年10月以前にWinter'24を取得した組織については既定で有効化されている旨が追記されました。Streaming API Versions 23.0 Through 36.0 Are Being RetiredStreaming APIに関する情報についてです。バージョン23から36についてはWinter’25で廃止予定であることがリリースノートに追加されました。Navigation Change for Modal WindowsNew and Changed Aura ComponentsNew and Changed Aura Component EventsNew and Changed Modules for Lightning Web Components上記四点については、クイックアクションが有効なコンポーネント等からURL遷移するためのファンクションを使用したときの動作に関する情報です。モーダルからURL遷移するときにデフォルトではモーダルが閉じられないことがリリースノートに追加されました。Social Customer Service Starter Pack Is Being RetiredSocial Customer Service Starter Packに関する情報です。2024年11月16日に廃止予定であることがリリースノートに追加されました。次は、インフラ強化に関する情報です。10月8日にプレビュー対象の一部のSandboxのインスタンスリフレッシュが実施されました。11月には本番環境のインスタンスリフレッシュが予定されています。インスタンスリフレッシュの準備については、サクセスナビから解説動画をご覧いただけます。該当するお客様は内容のご確認をお願いします。関連リンクインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備Salesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにするのナレッジに3回更新が入っています。9/21の更新HyperforceのEmail Relayに使用されているIPアドレスの表があるのですが、アラブ首長国連邦の国コードがUAEからAREに変更されました。9/25の更新HyperforceのEmail Relayに使用されているIPアドレスの表にCHEのIPアドレス(16.62.45.212、16.62.237.36、 16.62.27.47)が追加されました。10/3の更新Salesforceのデータセンターにある組織のメール受信に使用されるAPNICのIPアドレス範囲が追加されました。IPアドレス許可リストを使われているお客様は、APNICの新しいIPアドレス範囲の追加作業をお願いします。関連リンクSalesforceのIPアドレスとドメインで許可するHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するSalesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする続いてWinter’24のリリースで適用済みのリリース更新についてです。既にWinter '24になっていますので、こちらのリリース更新は全て適用済みとなります。影響が大きかったものとしては、拡張ドメインの有効化や日本語の表示ラベル変更、Chatterメール通知を送信するときの送信者名とメールアドレスの必須化などがありました。関連リンクWinter '24 リリースノートの更新情報拡張ドメインの有効化フローでのセッション ID へのアクセスを無効化ケースおよび取引先責任者の暗黙的な子共有を保存しないことによる取引先共有の再適用の迅速化の実現 (リリース更新)同じコンテキストと同じユーザアクセス権で一時停止中のフローインタビューを再開する日本語(カタカナ)の表示ラベル変更(Release Update)Chatter メール通知を送信するときの送信者名とメールアドレスの必須化 (リリース更新)また、MFAの自動有効化は引き続きSpring '24でも実施予定です。来月からSpring '24で適用される予定のリリース更新の内容に変更いたします。リリース更新は、適用することで既存機能に影響を与える可能性のある更新です。管理者の皆様は早めにSandboxで動作確認をするようにお願いします。関連リンクWinter '24 リリースノートの更新情報サーバー ID に 3 文字を使用するように Salesforce オブジェクト ID を調整 Lightning アプリケーションの CSRF トークンのセキュリティの機能強化MFA の自動有効化: お客様の組織に適用されるタイミングと方法の確認 (リリース更新)Winter '24で拡張ドメインの強制適用が実施されました。現在は旧URLへアクセスした場合、新URLへリダイレクトがされておりますが、Winter '25(2024年10月)でリダイレクトは停止される予定です。参考情報の「Salesforce の拡張ドメインに関するよくある質問」のナレッジにリダイレクトのログを有効化する方法などが載っていますので、内容のご確認をお願いします。関連リンク拡張ドメインのスケジュールチェックリスト続いて、その他の更新です。現在のSalesforce ではメールアドレスが未検証であるユーザは、Salesforce からメールが送信できない動作となっています。この動作はシングルサインオン、SSOをご利用中の組織には適用されていませんでしたが、Spring’24のリリース以降はSSOをご利用中の組織にも本動作が適用される予定となっています。以下3つの条件を満たす場合には、メールアドレスの検証が必要になりますので、本件に関する対応をご計画ください。SSOを利用しているメール送信を行う必要があるメールアドレスが検証されていない本件に関する詳細はサクセスナビ「Salesforce からメールを送信するためのメールアドレス検証」に情報を纏めておりますので、ご確認ください。続いて機能の廃止に関する情報です。Marketing Cloudの製品の情報が2点追加されています。まずは、Social Customer Service と Social Customer Service Starter Pack についてです。2024 年 11 月 18日または現在の契約終了日のいずれか早い日から、Social Customer Service と Social Customer Service Starter Pack のアプリケーションや機能にアクセスできなくなります。続いて、WhatsApp製品の廃止についてです。WhatsApp Chat Messaging Access、WhatsApp Conversations、WhatsApp Chat Messageについては、契約終了日以降はアクセスすることはできなくなる予定です。最後にその他の情報です。本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。10月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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この記事で学べることClassic ナレッジデータモデルの廃止の概要を知ることができますLightning Knowledge へ移行のメリットを知ることができますClassic ナレッジデータモデルの廃止前に必要な作業を知ることができますClassic ナレッジデータモデルの廃止の概要Summer '25( 2025 年 6 月) のリリースで、Classic ナレッジデータモデルは廃止され、記事タイプをご利用いただくことはできなくなる予定です。Summer '25 リリース以降は、Lightning Knowledge データモデル(Knowledge__kav)のみご利用可能です。そのため、Classic ナレッジデータモデルをご利用のお客様はSummer '25のリリースまでに、Lightning Knowledge 移行ツール(以下、移行ツール)を利用して、Lightning Knowledge データモデルへ移行いただく必要があります。現在使用しているデータモデルの確認方法現在ナレッジを利用しているが、それが Classic ナレッジデータモデルなのか Lightning Knowledge データモデルなのかわからないという場合には、[ナレッジの設定]画面で確認することができます。クリックパス:設定 > 機能設定 > サービス > ナレッジ > ナレッジの設定※ [Lightning Knowledge を有効化]にチェックが入っている場合、Lightning Knowledge データモデルを利用中です想定される影響記事タイプを参照しているカスタマイズはリファクタリングが必要な可能性があります記事タイプを参照している Apex コードや Visualforce ページ、記事タイプを参照してナレッジを外部公開しているなどの使い方の場合、Summer '25 リリース以降は機能しなくなる可能性があります。Lightning Knowledge 移行後も、引き続き Classic UI を利用する場合には制限がありますので、一例をご紹介します。記事タイプは廃止されますので、記事タイプを使用したナレッジの絞り込みはできなくなります。Classic UI でデフォルトのレコードタイプを設定したり、レコードタイプを変更するなどの一部のアクションを使用できません。Lightning Knowledge の 1 つのレコードタイプのみに割り当てられた選択リスト値は、Classic UI で表示されません。まだ Ligthning Experience へ移行が完了しておらず、Classic UI を引き続きご利用中の場合、Lightning Knowledge データモデルへ移行完了後も、引きづつき Classic UI でナレッジを利用可能です。しかしながら、Lightning Knowledge へ移行することで得られるメリットを活かすためにも、できるだけ早めに Lightning Experience へ移行いただくことを推奨します。Lightning Knowledge移行のメリットClassic ナレッジデータモデル から Lightning Knowledge データモデルに移行すると、以下のような最新のナレッジ機能を利用することができます。統合ナレッジSalesforce にサードバーティシステムのナレッジを統合します。そして、それを Einstein のグラウンディング対象にすることができます。サービスデータを使用した Einstein 応答のグラウンディングLightning Knowledgeを Einstein のグラウンディング対象にすることができます。グラウンディングを使用すると、お客様独自のナレッジとケース履歴を用いてよりパーソナライズされた回答のドラフトを作成可能になります。Einstein ナレッジ作成お客様とエージェントとのやりとりに基づいて、Einstein がドラフト記事を作成することで、エージェントの生産性を向上させます。フローLightning Knowledge に移行後は、フローを使用して自動化の設定をすることができます!フローについてご存じない場合は、フロー初心者向け学習リソースまとめ(サクセスナビ)をご参照ください廃止前に実施いただきたい作業Summer ’25 リリースまでに、移行ツールを利用して、Lightning Knowledge データモデルへ移行をお願いします。※移行ツールの使い方については、エキスパートコーチング「Lightning Knowledgeへの移行の計画」の動画をご視聴いただけます。Premier Success Plan 以上のご契約の場合、フォローアップのお申し込みも可能です。動画で、移行ツールを利用したLightning Knowledge データモデルへの移行の全体像を把握いただけましたら、以下、作業ステップを参考に移行計画を立ててください。Full Sandboxでの移行検証Full Sandboxを作成もしくは更新移行ツールの実行と動作確認カスタマイズの変更箇所を確認し、対応方法を検討サポートへ本番環境の移行ツール有効化を依頼事前検証した Full Sandbox の作成もしくは更新日が直近1ヶ月より古い場合は、有効化できない場合があります本番組織の移行ツール有効化のため、サポートにケース起票(移行予定日まで 1 ~ 2 週間の余裕を持ってケース起票をしてください)ナレッジのバックアップ(Full Sandbox を作成/更新 もしくは データのエクスポート)本番組織での移行ツール実行移行ツールの実行カスタマイズの更新移行後動作確認なお、Full Sandbox のライセンスをお持ちでない場合は、弊社営業担当者へご相談ください。学習ツールエキスパートコーチング:ナレッジTrailhead:Lightning Knowledge への移行リリースノート:Lightning Knowledge 移行ツールの実行まとめClassic ナレッジデータモデルは Summer '25に廃止される予定です移行ツールを利用して、Lightning Knowledge データモデルへ移行します
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新機能 Summer'24 斜め読み (Marketing Cloud)
Marketing Cloud Engagementに関するリリースApp, Setup, and SecurityQuickly Deploy a Retail Onboarding Journey with Industry Solutions概要小売業界向けのオンボーディングキャンペーンを迅速に展開するためのテンプレートが追加されます。業界特有のジャーニー、コンテンツ、オートメーション、ランディングページを通じて顧客エンゲージメントが向上します。適用範囲:全てのMarketing Cloud Engagementエディション適用時期:2024年7月1日から追加情報パッケージマネージャーの Industry SolutionsGet More Subscriber Information with Package Manager Interactive Email Industry Solutions概要業界特化の迅速なキャンペーン実施を支援する5種類のインタラクティブメールフォームが新たに導入されます。メール内で直接情報を提供できるため、購読者はアプリケーションを離れることなくフォームを送信可能です。適用範囲:全ての Marketing Cloud Engagement エディション適用時期:2024年7月1日から追加情報パッケージマネージャーの Industry SolutionsVisualize Automation History概要オートメーション全体のステータスや、成功率の低さ、スキップやエラーの多さといった情報を視覚的に確認ができるダッシュボードが登場します。当初は英語のみでの UI となりますが、将来ローカライズされます。追加情報Automation History and HealthImport Large Datasets Efficiently with a Data Extension概要インポート面が改善され、データコピーやインポートアクティビティを使用すると、ソースとして DE を使用して大規模なデータセットをコピーできるようになりました。これにより、データをコピーするためのSQL クエリアクティビティを使用する必要がなくなり、インポートのために長時間実行するクエリタイムアウトエラーを防ぐことが可能となります。追加情報適用範囲:全ての Marketing Cloud Engagement エディション適用時期:6月から段階的に利用可能Fine-Tune Permissions for SFTP Users概要SFTPユーザーに、異なるレベルのアクセス権を付与することで、セキュリティを向上させることができます。ユーザーレベルでは、トップレベルのSFTPフォルダーを参照や編集、ダウンロード、アップロードするアクセス権限を割り当てることができます。また、各ユーザーのホームディレクトリをカスタマイズすることで、追加のアクセス層を適用することもできます。対象:すべての Marketing Cloud Engagement エディションに適用2024 年 5 月から段階的に展開され、現在利用可能追加情報Plan Automations Based on Start-Time Scheduling Recommendations 概要オートメーションの実行時間の重複による実行遅延やシステム過負荷などを緩和するため、推奨実行時間(Recommended Time)機能が導入されます機能の出現条件:開始日の右にあるアイコンが赤になった場合対象エディション:すべてのエディションリリース時期:6月から順次Repeat Automations More Frequently概要オートメーションの繰り返し時間の最小周期が「1時間」から「15分」に短縮されました。対象エディション:すべてのエディションリリース時期:2024 年 5 月から段階的に展開され、現在利用可能Get More Insights About Your Automation Health and History概要セットアップからダウンロードできるオートメーション履歴(Automation Health and History)の出力項目にsource, creation date(作成日), frequency(実行頻度), and the most recent run date and time(最終実行日)が追加されます。対象エディション:すべてのエディションリリース時期:6月から順次Secure Event Notification Service Connections with OAuth 2.0 with Assertion Authentication概要ENS (Event Notification Service) が送信結果を自社システムに送る前に許可を得てから行うフローを構築できるようになります。これにより、正しい外部システムにのみ結果を通知することができます。ENS の結果にメールアドレス等の個人情報が含まれるので、正しい送信先であることを確認してから送信を行っていただくことをお勧めいたします。追加情報FAQ1) ENSとは?: 主にトランザクショナルのメールや SMS の送信結果を、MCから自社サーバーに対して HTTPで “自発的に" お知らせする機能2) 既存システムへ影響はありますか? : 認証オプションが追加されるだけで、強制するものではありませんので影響ありません参考資料イベント通知サービスUse OAuth2 Authentication with Event Notification Service注意事項お客様側のシステムにて OAuth 2.0 に即したトークンを折り返す機能を実装いただく必要があります。サポートサービスではお客様システム側への実装に対するご支援はできかねます。Monitor Event Notification Service Callbacks Using Alert Manager概要ENS に対する問題が発生した際に、アラートマネージャーに通知することが可能になります。追加情報対象エディション:すべてのエディション管理者権限とEvent Notification Service権限を持つユーザーが設定可能ですSocial Studio Is Being Retired 概要2024/11/18にSocial Studioがサービス提供を終了し、アクセスできなくなります。こちらはSocial Studio関連の全ての機能に影響し、Social Customer Serviceとfree Starter Packも含まれます。上記の日付の前まで以下の方法で必要なデータの抽出をしていただけますようお願いいたします。Social Studio Data ExtractsCross-CloudPrevent Email Sends with Empty Fields in Distributed Marketing概要Distributed Marketing リッチ テキスト ブロックが空の状態の場合に送信できないよう制御する機能が追加されます。追加情報DMとは、MC のコンテンツマネージャContent Manager でリッチなメールコンテンツを作成し、それを含めたジャーニーをCRM から実行できます。コンテンツに Distributed Marketing リッチ テキスト ブロックを追加してそこにコンテンツを書き込んでいきます。このリッチテキストブロックのコンテンツが空の場合は送信できないよう制御することが可能となりますが、プレーンテキストブロックには当該効能はございません。DevelopersAMPscript RetrieveSalesforceObjects() Function Rowset Limit 概要AMPscriptの RetrieveSalesforceObjects() 関数は、指定した条件に基づいてSalesforceオブジェクトからデータを返します。以前はこの行セットのサイズに制限はありませんでしたが、この関数が生成する行セットは 2024 年 6 月 21 日から、1,000 件のレコードのみが含まれるようになります。変更理由: メール送信のパフォーマンスを最適化するために継続的に行っている機能変更の一環として実施対象: この変更はすべてのMarketing Cloud Engagement エディションに適用追加情報過去数ヶ月間に RetrieveSalesforceObjects を使用して、オブジェクトごとのデータ取得制限 1,000 レコードを超過した環境を対象として、すでに製品コミュニケーションメールが対象のMC環境のシステム管理者には送付済み。メール件名: 【重要】Marketing Cloud Connect の AMPscript Retrieve 関数の容量制限について配信日: 2024/04/19Compress Journey History Data Downloads概要APIによるJourneyの履歴をダウンロードする際に、圧縮ファイルがサポートされました。追加情報interaction/v1/interactions/journeyhistory/downloadヘッダーのaccept-encoding項目に、gzipとdeflateが設定できるようになりました。Manage Data Extensions with REST API概要REST API の CustomObjects エンドポイントで DE を作成、更新、取得等できるようになりました。対象:全ての Marketing Cloud Engagement エディション追加情報Custom Object API (can be outdated or unavailable during release preview)Release Multiple Contacts from Journey Waits Simultaneously 概要ジャーニーの待機アクティビティから退出するためのAPIは、これまで1件の連絡先毎にAPIコールが必要でしたが、Members 配列による指定で100 件までの連絡先を一度の API リクエストで処理することが可能となります。追加情報対象:Journey Builder使用可能なお客さま限定Insert Contacts into a Journey Asynchronously (can be outdated or unavailable during release preview)Use AMPscript to Encode JWTs with RSA Signatures 概要AMPscript の GetJWTByKeyName() 関数を用いることで、JSON Web Token (JWT) を RSA 署名(SHA-256, SHA-384, SHA-512 ハッシュ関数)でも暗号化できるようになりました。以前までは HMAC 署名のみ可能でしたが、第2引数に指定可能な暗号化手段が拡張されました。追加情報対象:全Marketing Cloud Engagement エディション利用方法:RSA 秘密鍵を含む .asc ファイルを キー管理 に保管JWT を暗号化するために、 GetJWTByKeyName() 関数を利用第一引数にキーの外部キーを用いることで使用可能参考資料: GetJWTByKeyName() (can be outdated or unavailable during release preview)JourneysGive Journeys a High System Priority 概要Journey に [High] システム優先度を設定が可能になります。システム優先度は、これまで 低(Low) および 標準(Standard) が選択可能となっていましたが、MC管理者は高(High)の優先度を選択可能となります。追加情報対象: コーポレートおよびエンタープライズ Edition、およびJourney BuilderアドオンGet Useful Journey Information on the Canvas 概要キャンバス上で素早く Journey のアクティビティ総数の確認、および、そのバージョンのDefinitionIDを取得が可能になります。対象:コーポレートおよびエンタープライズ Edition および Journey Builder アドオン利用理由:この機能よりJourney Builder パフォーマンス問題に対しして容易にドラブルシューティングが可能になります。Send a Larger Volume of Emails with High-Throughput Sending概要ハイスループット送信を有効化することで、今までの 2 倍以上の量を送信することができるようになります。追加情報3月のリリースにてジャーニーの設定画面上のオプション「Journey Builderハイスループット送信」が追加されました。Journey個別に有効化が可能ですが、有効化後に無効にすることはできないなど考慮事項がございますので下記考慮事項をご確認の上、ご利用のご検討と活用をお願いいたします。Journey Builder のハイスループット送信に関する考慮事項Specify Inbox Message Send Dates in Journey Builder 概要Journey Builder からの受信トレイメッセージの配信で、開始日時と終了が設定可能になります。MobilePush の画面より、受信トレイ、インタラクションを選択した際に、下記のようにプッシュ送信日の設定開始日時(開始日時)と受信トレイの有効期限の日時(終了日時)を任意で設定可能になります。Journey Builder のアクティビティを通過するタイミングより前の日時を開始日時とした方が、運用上わかりやすいです。以前は指定ができず、Journey をアクティブ化した日時が開始日時、その1年後が終了日時に自動で設定される挙動でした。対象:コーポレートおよびエンタープライズ Edition および Journey Builder アドオン利用Improve Journey Performance with Recommendations 概要Journey Builder のパフォーマンス向上のため、レコメンド機能が補強されました。古くなったコンテンツの利用や、最後の待機が長い場合などもレコメンドの警告として表示されるようになります。対象:コーポレートおよびエンタープライズ Edition および Journey Builder アドオン利用MessagingShorten SMS Links in MobileConnect and Journey Builder概要MobileConnect と Journey Builder の SMS で、「Marketing Cloud Engagement」短縮リンク機能が追加されます。すべての購読者の合計クリック数と購読者ごとのユニーククリック数をトラッキング可能となります。対象:Hyperforce 組織でのみ使用可能追加情報Hyperforce組織上では既存のBitly による短縮機能に加え追加の短縮リンク機能の2種類いずれかを利用可能となります。Hyperforce以外の組織上は既存のBitlyのみで変更はございません。Secure a Custom Domain for SMS Link Shortening in MobileConnect 概要上の Marketing Cloud Engagement 短縮リンクの場合、カスタムドメインを使用可能となります。対象:Hyperforce 組織でのみ使用可能機能有効化は、担当営業またはサポートに問い合わせください。Simplify SMS Messaging by Using DLT Templates in MobileConnect 概要MobileConnectとJourney Builderのメッセージ用テンプレートが用意されました。対象:インドのHyperforce 組織 (Stack 401) でのみ使用可能*Telecoms Regulatory Authority of India (TRAI)規制に準拠したテンプレートのためAdd MobilePush to Your Flutter Mobile Apps 概要これまで MobilePush は iOS/Android の Native アプリ向けSDKと、React Native/Cordova の plugin の提供がありました。今回、Flutter 用 plugin を正式に提供することになりました。ただし、Inbox メッセージや Location メッセージを利用できない等の制限事項もございますので、最新のplugin情報をご確認の上ご活用ください。Salesforce Marketing Cloud SDK for FlutterTest and Troubleshoot Your App Configuration Using the MobilePush Diagnostic Tool 概要アプリの設定をテスト/トラブルシュートするために MobilePush 診断ツールを利用可能となります。Administer MobilePush の権限を持つユーザーにて[管理]タブからテスト対象のアプリのSettingsからご活用ください。対象: すべてのMarketing Cloud Engagement エディションに適用されますご利用可能日: 2024 年 5 月から順次利用可能MobilePush Developer Documentation Has Been Updated 概要MobilePush Developer ドキュメントがパブリッシュされました。既存の GitHub 上にて提供中の内容に加えた情報も含まれますのでご活用ください。Enhance Message Engagement Tracking with More MobilePush Events概要Event Notification Service (ENS)に、以下のMobilePush Eventが追加されます。Push SentPush Not SentPush BouncedPush OpenIn-App DeliveredIn-App DisplayedIn-App DismissedInbox Openセットアップ > 機能設定 > イベント通知 > 購読 にて設定可能です。Stay Compliant with Apple Privacy Regulations with the New Privacy Manifest概要Apple 社のアプリ審査要件として新たに追加された Privacy Manifest に対応した MobilePush SDK バージョン 8.1.2 がリリースされました。Privacy Manifest は最新板の 8.1.2 だけに追加されていますのでお客様側の都合で 8.1.2 へバージョンアップができない場合は、お客様側で Privacy Manifest ファイルをアプリに追加しこちらのページ の記載内容を設定頂く必要があります。Adopt the New Authentication Pattern for Android Applications in MobilePush概要2024年6月の Google 社の FCM レガシーエンドポイント廃止に伴い、お客様側では Android アプリのアラートメッセージ (プッシュ通知) 配信を継続的に利用できるように、新しい設定を実施する必要があります。新しい方式で配信を利用し続けるためにはお客様側で Google の Firebase 管理画面から Service Account JSONファイルをダウンロードしMC管理画面にアップロード頂く必要があります。追加情報Google 社の FCM レガシーエンドポイント廃止に伴う対応Marketing Cloud PersonalizationTrack More Marketing Cloud Personalization Product Metrics概要Unique Visitor数やImportとExportのデータ量、Trigger発火数、Campaign response数、Event数をアカウント全体およびデータセット単位で俯瞰して閲覧すること(CSV出力)が可能となります。UIより[Report] | [Personalization Consumption]から遷移し利用可能となります。
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(2022年11月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/tEN94z8S7u6GdjK3qB2sEj全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforceの運用に関するお知らせ」の11月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報の構成で、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2022年11月のトピックはこちらになります。本記事では、前月との差分である赤字の部分と、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。Winter’23リリースに関する更新情報です。先日実施したWinter ’23 新機能に関するウェブセミナーの録画がサクセスナビより視聴いただけます。製品毎に再生できるようになっていますので、参加できなかったお客様も、ぜひお時間ある時にご覧ください。関連リンクWinter '23 新機能リリース(10/16 日本時間)Winter'23プレリリース環境のサインアップサイトWinter’23 リリースノート(日本語)Salesforce Sandbox プレビュー手順リリースサイトRelease in a BoxリリースモジュールRelease Overview DeckFeature MatrixThe 360 Blogバージョンアップに備えましょうWinter '23 新機能リリース続いて、Winter’23 リリースノートの更新情報です。10/18以降の更新内容の中から、管理者様に把握しておいていただきたい内容をピックアップしています。/services Is No Longer Available as a Base URL for Site PagesExperience Cloudサイトをご利用のお客様にご確認いただきたい内容です。サイトページのベースURLとして"/services"の使用を制限することについてのリリースノートが追加されました。既存のサイトページは影響を受けませんが、/services を使用している既存のオブジェクトページのサブページを移動または更新するには、最初にベース URL の名前を変更する必要がありますので、ご注意ください。Plan for Salesforce Mobile App Community License Access RetirementモバイルでSalesforceアプリケーションをご利用のお客様にご確認いただきたい内容です。Summer '23リリースで、CommunityライセンスでのSalesforce モバイルアプリケーションの利用ができなくなるアナウンスが追加されました。Summer '23以降は、Webブラウザからコミュニティにアクセスいただくことができます。Review the New Timeline for Enhanced DomainsこちらはSalesforceをご利用のすべてのお客様向けの情報です。拡張ドメインの自動適用のスケジュールが変更になりました。こちらは後半で詳細をご説明します。Convert Dataflows to Recipes (Generally Available)CRM Analyticsをご利用のお客様にご確認いただきたい内容です。データフローをレシピに変換する機能が一般公開された旨のアナウンスが追加されました。Enable JsonAccess Annotation Validation for the Visualforce JavaScript Remoting API (Release Update)「Visualforce JavaScript Remoting API の JsonAccess アノテーション検証の有効化」のリリース更新の適用が、Spring '23からWinter '24に延期になりました。Metadata API2022年11月より、認証プロバイダーのコンシューマーシークレットは暗号化されたテキストではなく、平文で入力しなければならないというリリースノートが追加されました。暗号化された値として入力された既存のコンシューマーシークレットは、Winter ‘23を通してデプロイすることができます。コンシューマーシークレットはプレースホルダー値としてエクスポートされます。関連リンクWinter '23 リリースノート - リリースノートの変更/services Is No Longer Available as a Base URL for Site PagesPlan for Salesforce Mobile App Community License Access RetirementReview the New Timeline for Enhanced DomainsConvert Dataflows to Recipes (Generally Available)Enable JsonAccess Annotation Validation for the Visualforce JavaScript Remoting API (Release Update)Metadata APIこちらは先月と内容は変わりませんが、重要な情報のため再掲載しています。IE11のサポート終了に関するお知らせです。Microsoft社がIE11のサポートを終了したことを受けて、Salesforceも今年一杯でIE11のサポートを終了します。IE11をご利用中のお客様は、サポートされているブラウザへの移行をお願いします。関連リンクLightning Experience でサポートされるブラウザおよびデバイスすべてのブラウザに関する推奨事項と要件Lightning Platform における IE11 サポート終了について続いて、MFAに関する内容です。Salesforce 多要素認証に関する FAQのナレッジの英語版が11/3に更新されています。内容は、後ほどご紹介します。また、多要素認証 (MFA) 適用ロードマップのナレッジも、英語版のみ10/28に更新されています。関連リンクTrailblazer Community:多要素認証(MFA)コミュニティ 日本Salesforce 多要素認証に関する FAQ多要素認証(MFA)設定マニュアル ダウンロード多要素認証 (MFA) 適用ロードマップMFA特設ページTableau Onlineご利用のお客様の強制適用の時期が延期されています。特権ユーザの適用予定は、2023年の3/13 - 3/17、その他のユーザの適用予定は4/17 - 4/21になっています。また、Sales CloudやService Cloud等ご利用のお客様の自動適用のスケジュールに関して、先月の記事では、リリース更新にMFAの自動適用に関する内容が表示されている場合、Spring '23に自動適用される旨をお伝えしました。ですが、Spring '23の自動適用の対象となる組織については、12月中旬にメール通知にて対象のお客様にお知らせをさせていただく運びとなりました。必ずしも、リリース更新が表示されているからと言って、Spring '23で自動適用されるわけではございませんが、メール通知を受け取られたら、早めに準備を進めていただけますよう、お願いします。なお、万が一間に合わないという場合には、こちらも早めに弊社サポートへご連絡をいただけますようお願いします。関連リンク多要素認証 (MFA) 適用ロードマップ続いて、Salesforce 多要素認証に関する FAQのナレッジの更新情報です。Tableau Onlineで、セキュリティキーと組み込み認証がサポートされるようになった点が更新されています。続いて、インフラ強化に関する更新情報です。まずはインスタンスリフレッシュについてです。インスタンスリフレッシュは、アップグレードされた新しいインフラストラクチャで構成されているインスタンスにお客様の組織を移動することで、パフォーマンスレベルを維持することを目的としています。今後の予定として、本番組織ではなく、主に日本以外のお客様のSandboxにおいて2022年12月18日にインスタンスリフレッシュが予定されています。スライドに記載されているインスタンスにてSandboxをご利用のお客様は、「インスタンスリフレッシュメンテナンス」の公開ナレッジをご確認いただき、ご準備をお願い致します。続いてリリース更新に関する更新情報のご紹介です。こちらの一覧は次期バージョンであるSprgin'23のリリースで有効化されるリリース更新の一部ですが、その中にある「拡張ドメイン」の有効化についてアップデートがあります。これまではSpring'23で強制適用される予定だったのですが、この予定が変更されています。詳細は後述します。関連リンクユーザの個人情報のより強力な保護の有効化 (リリース更新)Experience Cloud サイトで Apex によって取得されるナビゲーションメニューへのユーザアクセス権限の適用 (リリース更新)コンテンツ盗聴保護を有効化 (リリース更新)拡張ドメインの有効化 (リリース更新)ICU ロケール形式の有効化 (リリース更新)こちらは「SAML シングルサインオンフレームワークの更新」に関するリリース更新です。こちらは以前からご紹介させていただいておりますが、このリリース更新が自動適用されると、 SAMLによるシングルサインオンの動作に影響を与える可能性がございますため、Sandboxでリリース更新を有効にしていただき、動作の事前確認をお願い致します。関連リンクSAML シングルサインオンフレームワークのアップグレード (リリース更新)サービスプロバイダとして Salesforce を使用した SAML シングルサインオンSAML ID プロバイダとしての SalesforceSalesforce 組織または Experience Cloud サイト間の SAML SSO の設定シングルログアウトこちらでは先程ご紹介した拡張ドメインの適用時期に関する更新をご紹介します。拡張ドメインの有効化はSpring'23以降、自動有効化と強制適用を段階的に実施します。Spring'23では、全ての組織に拡張ドメインが自動有効化されますが、事前に自動有効化の対象から除外することができ、また適用後に無効化することができます。Summer'23ではこの時点で拡張ドメイン未適用の全ての組織に対して拡張ドメインが自動有効化されますが、このリリースにおいても適用後に無効化することができます。Winte'24ではこの時点で拡張ドメインが未適用である組織全てに対して強制適用が行われ、それ以降で拡張ドメインを無効化することはできません。関連リンクEnhanced Domains Timeline拡張ドメイン拡張ドメインに関する考慮事項Salesforce ドメイン (「私のドメイン」 と拡張ドメイン) の変更に備えた準備拡張ドメインを使用する理由My Domain and Enhanced Domains Quick Reference Guideサクセスナビ - 拡張ドメインの有効化とその準備 こちらでは拡張ドメインの自動有効化から強制適用までのタイムラインを図に纏めています。今後予定されている自動有効化と強制適用のいずれにおいてもお客様での作業が必要となりますので、拡張ドメインの適用を計画的に進めていただければと思います。こちらは以前にもご紹介したものですが、Spring'23のリリースが近づいてきているので再掲載しています。こちらの更新は、メールアドレスの検証を終えていないユーザがSalesforce上でメール送信処理を行った際に、メールアドレス確認を目的とした検証用メールが対象ユーザに対して送信されるというものです。Spring’23のリリース以降、未検証のメールアドレスからのメール送信はできなくなる予定ですのでご注意ください。関連リンクWinter'23 リリースノート Salesforce からメールを送信するためのメールアドレスの検証Spring '22 「 Salesforce メール確認 」という件名の認証メールについて最後に機能廃止に関する更新情報です。まずはField Service のモバイルアプリケーション バージョン226の廃止です。2023年2月1日以降、iOS および Android のバージョン 226 以下の Field Service モバイルアプリケーションにてログインができなくなりますのでバージョンアップの計画をお願いします。次はWork.com WorkSpace Command Center です。こちらは契約期間が終了すると、サービスにアクセスできなくなります。最後に「Salesforce Platform APIバージョン 21.0~30.0 の廃止について」です。こちらは以前からご紹介している内容ですが、影響度の大きい更新の一つですので改めてご紹介させていただきます。API バージョン21.0から30.0は既にサポート終了となっておりましたが、今後は来年2023年6月をもちまして利用不可となることを予定しております。本件に関して、11月14日に製品コミュニケーションメールが送信されており、また機能廃止に関するダイジェストもメールで送信されていますので、そちらも併せてご確認いただき、早めのご対応をご検討ください。関連リンクSalesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止Salesforce Event Log File BrowserEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別11月度分の更新情報は以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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(2025年1月) Salesforceの運用に関する重要なお知らせ
この記事で学べることSalesforce コア製品に関する重要な技術情報バージョンアップ情報やメンテナンス情報(バージョンアップ以外)、IP アドレスフィルタリングをしている場合に必要なIPアドレス範囲に関する情報、製品廃止情報、リリース更新などの重要情報セキュリティに関する重要なアップデート動画で更新内容を学ぶhttps://play.vidyard.com/DHTaze81DvGRbhDnXjDsPM全ての資料をダウンロードして学ぶダウンロードはこちら記事で更新内容を学ぶ本記事は「Salesforce の運用に関するお知らせ」の 1 月号となります。こちらの記事では、メンテナンス情報や技術情報、セキュリティ関連情報について、特に重要な更新情報をピックアップしてご紹介いたします。必要なアクションをお客様にいち早く気づいていただくことを目的としていますので、毎月必ずご確認いただけますと幸いです。2025 年 1月のトピックはこちらです。本動画では、先月との差分である赤字の部分について、特に重要な情報をピックアップしてご紹介します。最初は製品イノベーションです。Spring ’25 のリリースに関する情報です。日本のお客様向けのインスタンスについては、日本時間で 2 月 16 日に本番組織へ Spring ’25 がリリースされます。プレリリースサイトは公開済み、英語のリリースノートも公開され、Sndboxプレビューは1月4日より開始されています。その他、Trailhead モジュール、Release Overview Deck なども公開されておりますので関連リンクご確認ください。関連リンクSalesforce Admins : Admin Release Countdown: Get Ready for Spring ’25サクセスナビ : バージョンアップに備えましょうオンラインコミュニティ:Release Readiness TrailblazersSpring ’25 Pre-Release siteSalesforce Sandbox プレビュー手順Spring ’25 Release NotesRelease Overview DeckFeature MatrixSpring '25 Release Highlightsまずは、Winter ’25 のリリースノート更新情報です。今月は昨年 12 月 16 日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。No.68 Enforce Rollbacks for Apex Action Exceptions in REST API (Release Update)リリース更新に関する情報です。「REST API で Apex アクションの例外が発生した場合のロールバックの適用」というリリース更新の強制適用時期がSpring ’25 を予定しておりましたが、この更新は強制適用されなくなりました。ただし、有効にすることを推奨しております。No.69 Enforce Permission Requirements Defined on Built-In Apex Classes Used as Inputs (Release Update)リリース更新に関する情報です。「入力として使用される組み込みの Apex クラスで定義された権限要件の適用 」というリリース更新の内容で、こちらSpring ’25 で適用される予定でしたが、Winter ’26 に延期されました。No.70 Flow and Process Run-Time Changes フローに関する情報です。「フローおよびプロセスの実行時の変更」のリリースノートに、フローが null テキスト値を返す呼び出し可能なアクションを実行すると、null テキスト値が null と評価されるという内容が反映されました。No.71 Update All Dispatcher Permissions in One Permission Setフィールドサービスに関する情報です。こちら、ディスパッチャーの権限を更新するプロセスを簡素化したことがリリースノートに追加されました。この更新によって、ディスパッチャー向けフィールド サービス バンドル権限セットは、フィールド サービス ディスパッチャー権限セットの一部になり、予約バンドルを含むすべてのディスパッチャー権限を 1 か所で更新でるようになります。No.72 Disable Apple Intelligence Writing Tools in Salesforce Appsモバイルに関する情報です。Salesforce アプリケーションで Apple Intelligence Writing Tools を無効にできる内容についてリリースノートに追加されました。(1 月 20 日に、まだ準備が整っていないためリリースノートから削除されました)No.73 Find the Tab Bar on iPad Mobile Apps at the Top of the Screenモバイルに関する情報です。iOS 18.1 のiPad 上の Salesforce モバイル アプリケーションでは、タブ バーが画面の下部ではなく上部に表示されるようになった旨がリリースノートに追加されました。(1 月 20 日に、まだ準備が整っていないためリリースノートから削除されました)No.74 Delivered Idea: Optimize Your Strategic Planning with Account PlansSales Cloud に関する情報です。「アカウントプランを使用した戦略的計画の最適化」のリリースノートについて、サポートされるエディションが反映されました。No.75 Removed: Help Agents Prioritize Cases Effectively by Tracking Milestone TimeSerice Cloud に関する情報です。「マイルストーンの時間を追跡してエージェントがケースの優先順位を効果的に設定できるように支援」するリリースノートについて、この機能はデフォルトでは利用できないため、リリースノートから削除しました。No.76 Removed: Improve Generative AI Outcomes by Ingesting Large File Content into Data CloudSerice Cloudに関する情報です。「大容量ファイルコンテンツをデータクラウドに取り込むことで生成 AI の結果を改善」するリリースノートについて、こちらはまだ改善が必要な状況のため、リリースノートから削除しました。No.77 Test and Improve your Service Agents with an Improved Preview ExperienceSerice Cloud で Agentforce に関する情報です。サービス エージェントをテストする際、プレビュー 画面でエージェントがデプロイされたときと同様に、エージェント ユーザー コンテキストで動作するようになった旨がリリースノートに反映されました。以上が、昨年 12 月 16 日以降のリリースノート更新情報からの一部抜粋となります。すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。続いて、Spring ’25 のリリースノート更新情報です。今月は昨年12月31日以降に発生した更新のなかから、現行動作に影響を与える可能性がある内容や、注目の機能を抜粋してご紹介します。No.1 Lightning Adoption Apps Are Being RetiredLightning Adoption アプリケーションに関する情報です。Lightning Experience 移行アシスタント、Lightning Experience 設定コンバーター、Lightning Experience 準備状況チェックといったLightning Adoptionアプリケーションが 2025 年 1 月 10 日に提供終了となりました。提供終了日である 2025 年 1 月 10 日以降、 Spring ’25 以後の組織では Lightning Adoption アプリケーションが使用出来なくなる旨がリリースノートに記載されました。No.2 Say Hello to Agent for Setup, Your Sidekick for Admin TasksAgentforce に関する情報です。管理者向けの機能である Agent for Setup について、Spring ’25 リリース後に追加される可能性がある旨がリリースノートに追記されました。No.3 Add AI-Powered Quick Actions to Record PagesAI によるクイックアクションについての情報です。AI に対応したクイックアクションがレコードページへ追加できるようになる件について、Spring ’25 リリース後になる可能性がある旨がリリースノートに追記されました。No.4 Removed: Let Sales Reps Research Accounts More EasilySales Reps Research Accounts に関する情報です。顧客の情報を効率的に調査・分析するための機能である Sales Reps Research Accounts ですが、現在準備ができていない為、リリースノートから削除されています。リリース目処が立ちましたら、再度お知らせします。No.5 Delivered Idea: Sort List Views by Multiple Columns (Generally Available)標準機能でよくご利用頂くリストビューに関する情報です。リストビューで複数列によるソート機能について、正式提供開始されるまでベータ版を有効化して利用できる旨がリリースノートに追加されました。No.6 Allowlist the Required Domain for Salesforce InboxSalesforce Inbox に関する情報です。Salesforce Inbox を利用する際に必要なメールインテグレーションのドメインの許可リストの追加について、リリースノートに追加されました。Salesforce Inbox に必要なメールインテグレーションをサポートするには「*.svc.sfdcfc.net」をネットワーク、ファイアウォール、およびプロキシの許可リストに追加する必要がありますのでご注意ください。No.7 Update Your Trusted URLs for the Latest CSP Directives (Release Update)No.8 Diagnose Failed Redirections Faster最新の Content Security Policy Directives に対応した信頼済み URL と、リダイレクションに失敗した場合の判定の迅速化についてのリリースノートについてになります。既存の上記両者のリリースノートに記載があった「信頼済み URL およびブラウザポリシー違反のリストは Lightning Experience でのみ利用可能である」という箇所が、どちらのリリースノートからも削除されました。こちらについては、Summer ’25 までに影響を受けるリダイレクト箇所を特定し、「信頼済み URL」を更新することを推奨しておりますので、早めの対応をご検討ください。No.9 Updated: Get Case Resolution Assistance at the Click of a Button (Generally Available)Agentforce Service Planner に関する情報です。ケースの解決を効率化出来る Agentforce Service Planner について、リリースノートの「対象」セクションにサポート対象のエディションが明記されました。以上が、2024 年 12 月 31 日以降のリリースノート更新情報からの一部抜粋となります。すべての更新情報をご覧頂く場合は、更新情報一覧よりリリースノートをご覧ください。続いて、インフラ強化です。こちらはインスタンスリフレッシュに関する情報です。上記スライドは 2025 年 1 月 17 日時点の情報のため反映されていませんが、2025 年 1 月 19 日に予定されていたインスタンスリフレッシュは完了しています。また、主に海外のお客様にてご利用いただいているインスタンスとなりますが、来月以降も本スライドに記載されている日程で本番組織、Sandbox 組織ともにインスタンスリフレッシュが計画されています。お手元に Trust サイトからメンテナンスの通知が届いているお客様は事前のご準備をお願いいたします。またインスタンスリフレッシュに関する準備につきましては、サクセスナビにて解説動画をご視聴いただけますので、該当するお客様は内容を是非ご確認ください。関連リンクFind My Instanceサイトインスタンスリフレッシュメンテナンスインスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?インスタンスリフレッシュの概要と準備続いて、許可すべきIPアドレスとドメインに関する更新情報です。「Salesforce アプリケーションからのメールを受信できるようにする」のナレッジが更新されました。日本およびインドの Hyperforce インスタンスのメールリレーに使用される IP アドレスが追加されました。Hyperforce インスタンスで組織が稼働していて、メールリレーを使っており、さらに MTA の IP アドレスを許可リストに登録されているお客様は、新しい IP アドレスを追加してください。関連リンクSalesforceのIPアドレスとドメインで許可するHyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持する次は、リリース更新です。Spring ’25 のリリースノートが公開されたため、Spring ’25 のリリースノートの情報を反映させました。関連リンクSales Engagement 基本ユーザーの Einstein 活動キャプチャ権限の変更 LWC スタックモーダルの有効化ICU ロケール形式の有効化 公開リストビューの表示を編集するときに「ロールおよびロール階層を表示」権限を適用 Enhance Flexibility and Reusability in Prompt Flows 変更点は3箇所です。Update API Requests to Use Your MyDomain Login URL 外部からAPIを使用してSalesforceに接続しており、エンドポイントのURLにインスタンス名(例:ap46)を利用している場合は、私のドメインを使用した URLに変更する必要があります。Sandboxの強制適用時期は 4 月 1 日、本番環境は 6 月 14 日の予定です。間に合わない場合は API インテグレーションが停止しますので、早めの確認および対応をお願いします。入力として使用される組み込みの Apex クラスで定義された権限要件の適用 こちらは Spring ’25 で適用される予定でしたが、Winter ’26 に延期されました。リリース更新の内容としては、現在は Apex アクションから呼び出される Apex クラスの処理は以前のコンポーネントコンテキストで実行されますが、リリース更新適用後は、Apex クラス実行時にユーザーの権限がチェックされ、よりセキュリティが強化されます。REST API で Apex アクションの例外が発生した場合のロールバックの適用本リリース更新の強制適用はなくなったため、 Spring ’25 のリリース更新ページには載っていません。関連リンク要求順序での Apex 一括処理アクションの結果の並び替え すべてのインテリジェンスシグナル種別での Apex で定義された変数の使用 送信者検証のための返信先メールアドレスの検証 続いて、その他の更新です。まずは「新しい設定ドメインの許可」についてです。こちらは以前からご案内している内容ですが、Salesforce の「設定」ページの URL のドメインが更新されるというものです。お客様組織への変更適用は段階的に行われていますが、Spring ’25 でも継続して適用が進められます。ご準備がお済みでないお客様は参考リソースにて変更内容をご確認いただき、対応をご検討ください。関連リンクAdd the New Setup Domain必要なドメインを許可Understand How Google's Privacy Sandbox Initiative Impacts Salesforce続きまして、「Classic Knowledge データモデルの廃止」です。今年の 6 月にリリースされる Summer ’25 で Classic Knowledge データモデルは廃止となり、「記事タイプ」を使用したナレッジの管理ができなくなります。現在も「記事タイプ」をご利用のお客様は Summer ’25 までに Lightning Knowledge 移行ツールをご利用いただき、Lightning Knowledge データモデルへの移行をご計画ください。Spring ’25 のリリースノートにも本件に関する情報が掲載されておりますので是非ご覧ください。また、サクセスナビには必要な作業がまとまっていますので、計画を立てる際に参考にしてください。関連リンクRun the Lightning Knowledge Migration Tool移行の計画と Sandbox テストLightning Knowledge 移行ツールの FAQLightning Knowledge 移行ツールを有効にするための要件Lightning Knowledge 移行後のチェックリスト続いて、拡張ドメインに関する情報です。現在は拡張ドメイン適用前の URL にアクセスしたとき、新しい URL にリダイレクトされる動作になっていますが、そのリダイレクトが停止する予定が Winter ’26 から Spring ’26 へ延期となりましたので、こちらでリダイレクト停止までのロードマップをご紹介します。来月リリースされる Spring ’25 では、リダイレクトが停止しないようにするためのオプトアウトの設定が組織に追加されます。その設定を使用してオプトアウトしてない場合は、Summer ’25 と Winter ’26 のリリースにて、リダイレクトが停止します。ただ、それによって業務影響がありそうな場合には管理者様はリダイレクトを有効化することができます。そして、Spring ’26 のリリースではリダイレクトが完全に停止して、リダイレクトは有効化することはできなくなります。そのため管理者様におかれましては、本件に関する参考情報をご確認いただき、リダイレクト停止に向けたご準備をお願いいたします。関連リンクEnhanced Domains TimelineUpdate References to Legacy Host Names (Release Update)次は、機能の廃止です。Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止が、Summer ’25 のリリースにて予定されています。API の更新作業は、Salesforce以外のシステムでの作業が必要となり、対応に時間がかかることが想定されます。対象のお客様にはSalesforceからメール通知も行われており、Spring ’25 のリリースノートでも関連情報を公開していますので、内容をご確認のうえ早めのご対応をお願い致します。関連リンクSalesforce Platform API Versions 21.0 Through 30.0 Retirement (Release Update)イベントログファイルブラウザーEventLogFile オブジェクトの API Total Usageイベント種別Apex クラスApex トリガVisualforce ページフロープロセスビルダーカスタムボタンS コントロール Salesforce B2B Commerce for VisualforceApex RESTSOAP Web Services 続いて、従来のチャットと Live Agent の廃止です。従来のチャット、Live Agent は 2026 年 2 月 14 日に廃止され、それ以降は機能をご利用いただくことはできません。それに伴い標準ボットもご利用いただけなくなります。そのため、早めに後継機能であるアプリ内および Web のメッセージングや拡張ボットへの移行計画を立てていただくことを推奨致します。関連リンクリリースノート : Legacy Chat Is Being Retiredナレッジ : チャットおよび Live Agent の廃止サクセスナビ : チャットおよび Live Agent の廃止最後に、その他の情報です。まずは Hyperforce への移行についてです。Hyperforce は AWS 上に構築された新しい インフラです。お客様の組織は Salesforce のデータセンターで稼働している場合と、Hyperforce で稼働している場合があります。Salesforce では数年前からお客様の組織を順次新しいインフラである Hyperforce へ移行をしています。Hyperforce への移行に関するメールを受け取られた場合には、事前準備が必要になる場合があります。お客様がスムーズに移行いただけるように、Hyperforce アシスタントが提供されておりますので、ぜひご確認をお願いします。関連リンクハードコード化された参照の更新Hyperforce の IP 許可リスト登録の望ましい代替案Hyperforce 上の Salesforce サービスへの中断しないアクセスを維持するHyperforceアシスタント続いて、サクセスナビに追加された Agentforce 特設ページのご紹介です。今注目されている Agentforce のコンテンツやリソースをまとめたページになります。Agentforce に関する更新情報を随時掲載してまいりますので、是非こちらのページをブックマークしておいていただければと思います。併せてサクセスナビでは、Salesforce の AI に関する情報を纏めたページや、AI を導入するためのステップを纏めたページも公開しています(リンクはこちら)。AI 導入のためのはじめの一歩を纏めておりますので、こちらも是非チェックしてみてください。本動画や資料に関するアンケートがございます。ぜひみなさまの率直なご意見をお聞かせください。いただいたご意見をできるだけ反映し、より良いものにしていきたいと考えておりますので、ご協力いただけますと幸いです。1 月度のアップデートは以上となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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連載:『営業改革のコンパス~規模に応じたトランスフォーメーションの最適設計~』vol.13
Vol. 10 、Vol. 11、Vol. 12に続いて、上記の図「営業改革プロジェクトの標準的なプロセス」からステップ6 KPI、データ分析と活用以降を解説していきます。ステップ6 KPI、データ分析と活用データが蓄積されてくると、分析とその結果を踏まえたアドバイスが可能になります。この時点で、目的や改革方針に沿って決めたKPIの評価や見直しを行いながら、PDCAサイクルを回していきます。この段階で見直しが必要なことがわかれば、ステップ3 に戻り、修正してITに適用し、再度トレーニングを行います。実際、初期はスピード重視でSFAの標準機能に合わせて営業プロセスを作成したものの、現場で使っていくうちにより実態に合ったプロセスを作り上げ、画面を追加でデザインし、開発・実装した企業もありました。逆に、最初に入力項目を作り過ぎたため、運用が回らず大幅に項目を見直すことを行った企業もありました。いずれにしても営業改革は最初から正解が分かっている改革ではありません。よって、半年から1年のサイクルで、ステップ3「方針決定、ビジョンやゴールの設定、価値観のすり合わせ」から、ステップ6「KPI、データ分析と活用」を繰り返すことで、より改革は効果を発揮し結果へと結びついていきます。また、営業活動プロジェクトでよく行われるのが、優秀な営業担当者のノウハウを形式知化し、全社に展開して底上げを図ろうとする試みです。顧客訪問の回数や頻度、訪問する相手、活動ステージ、見積提示のタイミング、取得する情報、事務確認、目的達成度合いなど、あらゆる観点から活動を分析し、成績上位者と他の営業担当者を比較し、違いを見ていくと、最も営業成績に直結する要素が明らかになります。このような分析とナレッジの標準化や展開は、営業戦略部門や営業支援部門の役割と考えます。客観的な視点で営業活動の特徴をつかみ、製品特性や地域特性などに合わせてカスタマイズし、すべての営業担当者が実践できるように標準化していきます。こうした営業担当者の行動分析、売上予測などは、システムを入れたからといって、一夜にして可能になるわけではありません。どの順番で何をすべきか、それによって何ができるかを理解し、段階的に積み上げていくことが大切です。ステップ7 定着化と展開改革を進めていくには、小さな成功が必要です。それをきっかけに、現場担当者や経営者、プロジェクト・チームの間で一気に活動に盛り上がることもあります。新しいプロセスややり方で上手く回り始めると、営業生産性の向上、機会損失の抑制、情報共有スピードの向上、部門間の連携促進、会議の質の向上といったメリットが見られるようになります。ただし、それが現場レベルまで定着するまでには、長い時間がかかります。成功事例を見ても、営業の動き方が変わり、効果を実感するには1年以上かかるプロジェクトも珍しくありません。粘り強く取り組んでいくことが大切です。その間、プロジェクト・チームは辛抱の時間を過ごします。しつこく、熱く、丁寧に営業現場と向き合ってください。プロジェクトに対して反応がよくわからない営業担当者もたくさんいると思いますが、実は「様子見」をしているのです。「真似しやすい」例をあげ、「勝ち馬」に乗りやすい環境を整えてください。小さな成功が出たら、ぜひ積極的に社内広報活動を行っていただければと思います。社内報、営業会議、全社会議など誰もが見るところで表彰、共有を行うことで「あれは勝ち馬だ」と営業担当者は理解します。その結果、現場への浸透がますます進み、当初のプロジェクト目的が達成されるのです。誰もが「勝ち馬」に乗りたいのです。ただ、それが勝ち馬かどうかわからないと大きく踏み込めません。積極的にプロジェクト・オーナーの協力を仰ぎ、どのような使い方が良い使い方かを広めましょう。新しいプロセスや行動様式が定着し、必要なデータが蓄積され活用可能になることで、新たな発想ができるようになります。海外展開、サポート部門との連携強化、インサイドセールスの導入、営業とマーケティングの連動など、次なる展開に移れるのです。これについては多くの事例が存在しますし、セールスフォース・ドットコムも実践しています。ぜひ社員に聞いてみていただければと思います。著者:田崎純一郎(たさき じゅんいちろう)セールスフォース・ドットコムセールスイネーブルメントシニアディレクター————————————————完全版eBookをダウンロード提供中本連載『営業改革のコンパス~規模に応じたトランスフォーメーションの最適設計~』第3章(Vol. 10〜13の記事)は、完全版のeBookにまとめています。ぜひ、下記からダウンロードしてお読みください。【 第3章 ダウンロードはこちら 】Vol. 6~9の記事は第2章の内容になります。第2章のeBookにて完全版を公開しております。ぜひ、下記からダウンロードしてお読みください。【 第2章 ダウンロードはこちら 】Vol. 1〜5の記事は第1章の内容になります。eBookにて完全版を公開しております。ぜひ、下記からダウンロードしてお読みください。【 第1章 ダウンロードはこちら 】連載記事<第1章>Vol. 1 営業改革で解決したい課題は何か - 営業組織の規模と営業改革テーマVol. 2 営業マネジメント50人の壁 ― 営業支援システムの導入率からみる営業組織の課題Vol. 3 営業組織の規模によって異なる課題感 ― データの収集と活用Vol. 4 現場が見えなくなる中規模組織Vol. 5 使いこなせていない51名以上の営業組織は「営業案件の可視化やパイプライン管理ができていない」<第2章>Vol. 6 営業活動は不完全情報ゲームVol. 7 営業を“群衆”ではなく“組織”に -情報を使って160時間の使い方を最適化Vol. 8 営業情報は製品中心ではなく「顧客データを中心」にフロントとバックをつなげるVol. 9 作ったものを売る営業から、売れるものを作る会社へ<第3章>Vol. 10 営業改革プロジェクトでは、どんな困難に直面するのか?Vol. 11 チームの結成・メンバーの選定 ~ 方針決定、ビジョンやゴールの設定、価値観のすり合わせVol. 12 情報プラットフォーム(ITシステム)選定 ~ 組織変更の実施、教育・社内トレーニング<関連セミナーご案内>Salesforceでは、営業改革をサポートするウェブセミナーをご用意しています。あらゆる企業規模・業界において営業マネージャーの方々がどのようにSalesforceを活用すべきかをご紹介します。ぜひご活用ください。https://successjp.salesforce.com/article/NAI-000042
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連載:『営業改革のコンパス~規模に応じたトランスフォーメーションの最適設計~』vol.9
作ったものを売る営業から、売れるものを作る会社へ例えば、Eコマースの世界では、顧客が一度は気に入ってクリックし買い物カゴに入れたものの、最終的な購入までいかなかったものがわかります。メールなどで買い忘れはないか連絡したり、価格が変更されたことを通知して再度購買を促し、それでも購入に至らなければ、どの商品と比較されたのか分析し製品の改善につなげています。同様に、最近では実店舗でも人工知能(AI)の画像解析により、顧客が手に取ったけれども購入に至らなかった商品がわかるようになってきました。もちろん無人店舗や万引き防止にも役立つのですが、それによって陳列の改善や顧客がなぜ買わなかったかを深く分析する取り組みが始まっています。また、みなさんよくご存知のアパレル産業では、ファーストリテイリングやザラなどの製造小売り(SPA)と呼ばれる業態の企業が飛躍的な成長を遂げ、農業では生産(1次)、加工(2次)、流通販売(3次)をすべて手掛ける6次産業化が起こっています。これまでの「作る企業」と「売る企業」という役割分担ではなく、「作って売る」。そして、顧客の反応をすぐに製品やサービスに反映する。顧客の必要なものを必要なだけ作れば、利益を削ってまで安売りする必要はありません。これらの動きは顧客中心の考え方への大きなシフトの一環であり、実践している企業はすでに存在しているのです。世界の先進企業はいま、顧客接点を担うフロント業務をカスタマー・リレーションシップ・マネジメント(CRM)を中心に改革し、バックエンド業務(支援業務)との連携を図ろうと懸命に取り組んでいます。ネット店舗も独立した存在ではなく、リアル店舗と在庫情報を共有し、どちらからでもシームレスに手に入れられる環境を整備しています。BtoBの世界も顧客中心の考え方で収集・管理した情報を活用しながら、フロントとバックエンドを連携させることが、営業改革で取り組むべきシステムの主要テーマなのです。次回からは「営業改革のプロジェクトの進め方」について具体的に解説していきます。公開は11/4(木)を予定しております。著者:田崎純一郎(たさき じゅんいちろう)セールスフォース・ドットコムセールスイネーブルメントシニアディレクター————————————————完全版eBookをダウンロード提供中本連載『営業改革のコンパス~規模に応じたトランスフォーメーションの最適設計~』第3章(Vol. 10〜13の記事)は、完全版のeBookにまとめています。ぜひ、下記からダウンロードしてお読みください。【 第3章 ダウンロードはこちら 】Vol. 6~9の記事は第2章の内容になります。第2章のeBookにて完全版を公開しております。ぜひ、下記からダウンロードしてお読みください。【 第2章 ダウンロードはこちら 】Vol. 1〜5の記事は第1章の内容になります。eBookにて完全版を公開しております。ぜひ、下記からダウンロードしてお読みください。【 第1章 ダウンロードはこちら 】連載記事<第1章>Vol. 1 営業改革で解決したい課題は何か - 営業組織の規模と営業改革テーマVol. 2 営業マネジメント50人の壁 ― 営業支援システムの導入率からみる営業組織の課題Vol. 3 営業組織の規模によって異なる課題感 ― データの収集と活用Vol. 4 現場が見えなくなる中規模組織Vol. 5 使いこなせていない51名以上の営業組織は「営業案件の可視化やパイプライン管理ができていない」<第2章>Vol. 6 営業活動は不完全情報ゲームVol. 7 営業を“群衆”ではなく“組織”に -情報を使って160時間の使い方を最適化Vol. 8 営業情報は製品中心ではなく「顧客データを中心」にフロントとバックをつなげる<第3章>Vol. 10 営業改革プロジェクトでは、どんな困難に直面するのか?Vol. 11 チームの結成・メンバーの選定 ~ 方針決定、ビジョンやゴールの設定、価値観のすり合わせVol. 12 情報プラットフォーム(ITシステム)選定 ~ 組織変更の実施、教育・社内トレーニングVol. 13 KPI、データ分析と活用 ~ 定着化と展開<関連セミナーご案内>Salesforceでは、営業改革をサポートするウェブセミナーをご用意しています。あらゆる企業規模・業界において営業マネージャーの方々がどのようにSalesforceを活用すべきかをご紹介します。ぜひご活用ください。https://successjp.salesforce.com/article/NAI-000042