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    多要素認証導入後の確認方法とポイント

    この記事で学べること多要素認証 (MFA) 導入後の状況の確認方法確認時におけるポイント導入後の確認方法Salesforce Platform で構築された製品(*注1)での MFA 導入後の定着化の進捗を確認する方法としては下記の 4 つがあります。Salesforce Labs の MFA ダッシュボードアプリケーションID 検証履歴カスタムリストビューLightning Usage アプリケーションこれらのツールを使ってMFAの適用状況を繰り返しモニタリングし、適用の進んでいないユーザからのフィードバックを収集しながら改善を図り、ユーザに対して必要なサポートを提供していく事が重要になります。この記事ではそれぞれの確認方法の目的・操作方法を紹介させて頂きます。確認方法 1. Salesforce Labs の MFA ダッシュボードアプリケーションポイントこの確認方法では AppExchange から専用のパッケージをお使いの組織にインストールします。パッケージには大きく分けて 2 つのコンポーネントが含まれており、それぞれ下記の状況確認・管理が可能です。MFA ビュー: MFA 検証方法を登録したユーザを参照します。仮の確認コードを生成したユーザと、登録済みの検証方法を取り消したユーザを追跡することもできます。ダッシュボードおよびレポート: 組織の MFA 検証活動を監査し、検証方法の登録の進行状況を追跡します。操作方法設定は下記の 3 ステップです。パッケージのインストールMFA リストビューダッシュボード下記から詳細となります。​・パッケージのインストールまず AppExchange から専用のパッケージをお使いの組織にインストールします。Salesforce にログイン頂いた状態で、ブラウザの別のタブを開いて頂き AppExchange の URL へアクセスします。[Get It Now] をクリックし、画面の指示従ってインストールを行います。基本的なパッケージのインストール方法についてはこちらの “パッケージのインストール” のヘルプサイトも併せてご参照下さい。※パッケージのインストール中にエラーが出る、もしくは技術的に不明な点がございましたら弊社サポートまでお問い合わせをお願い致します。​・MFA リストビューパッケージをインストール頂くと、“MFA view” というリストビューをご利用頂けます。[設定] から [クイック検索] ボックスに “ユーザ” と入力頂き、[ユーザ]をクリックします。“すべてのユーザ” の画面にて “ビュー” のプルダウンをクリック頂きますと “MFA view” が追加されていますので、こちらを選択します。このリストビューでは “誰が、何の認証要素を登録しているか” を把握頂く事が可能です。また、例えばいつも使用する認証要素(例:携帯電話)を忘れた又は紛失したユーザに対し、MFA 検証方法を一旦切断するといった操作、または一時的な検証コードもこのリストビューから生成(*注2)できます。※参考の画像のユーザ名はマスキングしています。​留意点として、セキュリティキーの登録状況の項目はデフォルトの状態では項目として表示されていません。必要に応じてリストビューの[編集]をクリックし、“U2F セキュリティキー”を “選択済みの項目” へ追加をお願い致します。​・ダッシュボードダッシュボードのメニューにて “Multi-Factor Authentication (MFA) Dashboard” をクリックしてダッシュボードにアクセスします。このダッシュボードでは、デフォルトで 7 つのコンポーネントが配置されています。​Verification Challenges by Activity:アクティビティ毎(*注3) に使用されている検証要素の回数を確認頂けます。​Verification Challenges by Country: ログイン元の国を確認頂けます。(ログイン元IP により判定されます)​Verification Challenges by City: ログイン元の都市毎での各アクティビティ(*注3) の回数を確認頂けます。(ログイン元IP により判定されます)​Users with Salesforce Authenticator (ゲージグラフ): 組織内における Salesforce Authenticator を認証要素として登録しているユーザ数の進捗を把握頂けます。デフォルトの最大値は 100 となっているのでダッシュボードを編集頂き、お客様の組織に沿った値を設定頂けます。​Users with Salesforce Authenticator(ドーナツグラフ):組織内における Salesforce Authenticator を認証要素として登録しているユーザ数の割合を確認頂けます。​Users with One-Time Password Generator Apps:組織内における TOTP アプリケーショ を認証要素として登録しているユーザ数の割合を確認頂けます。​Users with Temporary Verification Codes:プロファイル毎に一時的な検証コードを生成している回数を確認頂けます。​例えば、Users with Salesforce Authenticator(ドーナツグラフ)で組織内で Salesforce Authenticator を認証要素として登録済みのユーザの割合を把握頂けます。レポートで登録が進んでいないユーザを確認頂きフォローアップのメールを送って頂いたり、理解を深めて頂くために勉強会を開催するといった進め方が可能です。確認方法 2. ID 検証履歴ポイントID 検証履歴では最新の ID 検証レコードを最大 20,000 個まで絞り込み、表示しています。“メソッド”の項目でどのような検証要素を使用しているか確認ができ、“状況”で操作の成否を確認可能です。例えば、上手くログインができていないユーザがいるようであれば、フォローアップが必要な事が分かります。操作方法[設定] から [クイック検索] ボックスに「検証履歴」と入力し、[ID 検証履歴] をクリックします。デフォルトで表示されているリストビュー以外でも、ご要件に沿ってカスタムリストビューを作成頂く事も可能です。デフォルトで用意されている項目の内容、またカスタムリストビュー作成のヒントについては下記のヘルプサイトを併せてご参照下さい。​Monitor Identity Verification History (ID 検証履歴の監視)※参考の画像のユーザ名はマスキングしています。確認方法 3. カスタムリストビューポイントカスタムリストビューは、確定方法 1.で紹介させて頂いた管理パッケージに含まれているリストビューを自身で作成頂くものとなります。運用の制約等で管理パッケージをインストール頂けない場合はこちらの方法をお試し下さい。操作方法作成方法については、下記のヘルプサイトに手順がございますのでご参照下さい。​ユーザの ID 検証方法の表示 確認方法 4. Lightning Usage アプリケーションポイントLightning Usage アプリケーションの [ログイン総計値] タブを使用して、組織のログインを監視できます。多要素認証 (MFA) やシングルサインオン (SSO) など、組織のさまざまな ID サービスを使用してログインしているユーザの数を一覧で確認する事が可能なので、複数のログイン方法を監視するとユーザが MFA を使用せずにログインしているかどうかといったトレンドを把握するのにご利用頂けます。操作方法プリケーションランチャーから [Lightning 利用状況] を見つけて開きます。このアプリケーションで、ページの左側にある [セキュリティ] の [ログイン総計値] をクリックし、関連付けられたデータを表示します。​詳細は下記のヘルプサイトを併せてご参照下さい。Lightning Usage アプリケーションを使用したログインの監視学習ツールMFA の使用状況の監視と分析MFA 使用状況の監視 (Salesforce Platform で構築された製品)まとめこの記事では、MFA の適用状況の管理/確認のツールとして、Salesforce Labs の MFA ダッシュボードアプリケーションID 検証履歴カスタムリストビューLightning Usage アプリケーションの 4 点がある事、またそれぞれのポイント・操作方法について紹介をさせて頂きました。このようなツールを使ってMFAの適用状況を繰り返しモニタリングし、適用の進んでいないユーザからのフィードバックを収集しながら改善を図り、ユーザに対して必要なサポートを提供していく事が適用を進めていく上で非常に重要になります。是非、これらのツールをご活用の上で MFA 適用の推進をお願い致します。​(*注1) Sales Cloud、Service Cloud、Analytics Cloud、B2B Commerce Cloud Marketing Cloud、Audience Studio、Marketing Cloud、Account Engagement(旧 Pardot)、Experience Cloud、Platform、Industries Cloud、Consumer Goods Cloud、Financial Services Cloud、Government Cloud、Health Cloud、Manufacturing Cloud、Philanthropy Cloud、Salesforce Essentials など​(*注3) Lightning Experience をお使い頂いている場合、現在リストビューから一時的な検証コードを生成する処理にてエラーが出る既知の問題がございます。お手数ですが、一時的な検証コードの生成が必要な場合はユーザの詳細ページより生成をお願い致します。Known Issues: Unable to Generate a Temporary Identity Verification Code from within a list view ​(*注3) 例:“Salesforce へのログイン”,“ワンタイムパスワードジェネレータを接続”等

  • お問い合わせをする時のポイントイメージ

    お問い合わせをする時のポイント

    この記事で学べること適切なお問い合わせ先を知ることができますお問い合わせの回答を早くもらうために知っておくべきポイントを把握できますお問い合わせ先Salesforceを使っていると、色々わからないことや相談したいことが出てくると思います。そんな時に誰に相談しますか?「弊社営業担当者に聞いてみる」というのも一つの方法ではありますが、次回のミーティングまで待っているのは時間が勿体無いです!​以下に、質問内容に合わせたお問い合わせ先を纏めました。[お問い合わせ先]列のリンクをクリックすると、具体的なお問い合せ方法を確認することができます​ご質問内容お問い合わせ先​・設定方法がわからない・エラーの解消方法を知りたいテクニカルサポートにお問い合わせください。https://www.youtube.com/embed/5pG3bH-LuU0一部、お問い合わせ窓口が異なる製品がございます。ナレッジ「Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせ」の[他製品のお問い合わせ窓口] 欄をご覧ください。例:Heroku/Mulesoft/Tableau/Slack - Support for Slack App/Social Studio/Marketing Cloud Intelligence (旧称Datorama)開発者サポートについては以下をご参考ください。Premier、Premier Plus、および Signature Success: 開発者サポート​・メンテナンスや障害情報について知りたいTrustサイト をご参考ください。※不明点などある場合は、Salesforce テクニカルサポートにご連絡ください。​・他の企業での対応方法や活用アイデアを知りたい・具体的な質問ではないけど、誰かに相談したいTrailblazer Communityにご相談ください​・契約内容について確認、相談したい・社名変更があった・新たな製品に興味がある・ライセンスや請求に関するご相談弊社営業担当者までご連絡ください​・Trailheadについてのご質問Trailhead のアカウント等については Trailhead Help より「Trailhead」を選択してお問い合わせください。個別の Trailhead モジュールのハンズオン Challenge に関する内容はTrailblazer Community を利用してください。日本語のグループ: Japan Trailhead (日本)Japan Trailhead (日本) ​・エキスパートコーチング (アクセラレータ)に関するご相談ヘルプ&トレーニングでのお申込み手順をご確認ください。​・Salesforceの認定資格、トレーニングに関するご相談jtraining@salesforce.com へメールにて連絡してください。​・AppExchangeからインストールしたパッケージに関するご相談パッケージの開発元のベンダー様窓口をご確認ください。※判断が難しい場合は、Salesforceテクニカルサポートにご相談ください。​・パートナーとしての製品お問い合わせ細則がございますので、資料をご確認ください。JP Partner Case Submission Manualここからは、テクニカルサポートへお問い合わせをする時のポイントについてご紹介します。テクニカルサポートへお問い合わせをする時のポイントSalesforceでは、複数のチーム(テクニカルサポートや開発部門)が協力して、お客様からのお問い合わせに対応しています。お客様の疑問点や問題を早期に解決するためには、お客様のご協力も必要です。​以下は、テクニカルサポートへお問い合わせをいただいてからお客様へ回答をお届けするまでの一般的な流れになります。​※図をダブルクリックすると、大きな図をご覧いただけます​以下に、早期解決のためのポイントを纏めています。問題の切り分けシステム管理者の皆様は、現場の方からの様々なお問い合わせを受けてらっしゃると思います(上図の①)また、別システムと連携をしている場合などは、システム側から障害通知を受け取ることもあるでしょう(上図の②)設定変更に関する疑問や、仕様の確認が必要なこともあるでしょう(上図の③)​このように、様々なお問い合わせがあると思いますが、サポートへお問い合わせをする前に確認いただきたいポイントがあります。発生している問題は、お客様が開発したカスタムコードによるものか?この場合、まずは開発者様へお問い合わせをお願いしますAppExchangeからインストールしたパッケージに関するものか?パッケージの開発元へお問い合わせをお願いします※判断できない場合は、テクニカルサポートへご相談可能です​テクニカルサポートへお問い合わせする際、必要な情報1. お問い合わせ内容を伝えますお問合せ内容の詳細に加えて業務影響やお客様環境へのログインアクセス許可をあわせてご連絡いただく事で、貴社における問題の緊急度をサポート部門、開発部門と円滑に共有する事ができます。​発生事象事象の詳細説明・本当はどうなるはずで、現在どういう状況ですか・事象が発生している組織IDとユーザ名を教えてください​発生日時事象が発生した日時・現在も発生している場合は、最初に発生した日時を教えてください・できるだけ細かい単位(日付のみではなくできれば時間まで)教えてください​再現手順事象を意図的に発生させるための操作方法・サポートエンジニアがこの操作方法を実行して調査を行います・ログイン後の画面からの具体的な操作方を教えてください​スクリーンショット事象発生時のスクリーンショット・再現手順で再現しない場合に、スクリーンショットを元に調査を行います​各種ログデバッグログなどを取得できる場合は、そのログを添付してください2. 業務影響を伝えます​業務停止有無 どのような業務(アプリケーション)に、どのように影響していますか?​ユーザ数 何名ほどのユーザが影響を受けていますか? ​回避有無 回避策はありますか。ある場合はどのような方法ですか? 3. 希望する解決期限を伝えます問題の複雑さ・難易度によって回答のスピードは異なります。期限までの回答を保証するものではありませんが、お客様の状況を鑑みてベストエフォートにて調査を行います。​回答希望日いつまでの回答を希望しますか?​理由その期限までに回答が必要な理由を教えてください​期限を超えた場合の影響その期限を超えた場合にどのような業務影響がありますか?4. 可能な場合、ログインアクセス許可を設定します​ログインアクセス許可付与の有無ログインアクセス許可を付与した場合はその旨を明記します​組織IDログインアクセス許可を設定した組織IDを教えてください​ユーザ名ログインアクセス許可を設定したユーザ名を明記します。・特定ユーザのみで事象が発生している場合、そのユーザとシステム管理者両方のログインアクセス許可が設定されていると、調査はスムーズに進みますログインアクセス許可の設定方法は「ログインアクセスの許可」を参照してください5. お問い合わせの重要度を設定しますテクニカルサポートへのお問い合わせは、発生している問題の重要度によって分類されます。重要度についてはお問い合わせの重要度についての説明(ナレッジ)をご確認ください。その他パスコードプレミアのお客様には、会社毎にパスコードが発行されています。プレミアのお客様がお電話でお問い合わせする時に入力が必要になりますので、お手元にパスコードのご用意の上、お電話をお願いします。指定連絡先(Designated Contact)「指定連絡先(DC)」という言葉を聞いたことありますか?(「なぜ突然指定連絡先の話が出てきたのか?」と疑問に感じるかもしれません)​その答えは、「指定連絡先(DC)」はサポートへお問い合わせをしたり、各種プレミアサービスをご依頼いただく権限を持っている方です。​お問い合わせの調査をする際、お客様組織の設定や使用状況などについてヒアリングをさせていただく場合があります。そのためには、Salesforceに関する知識およびお客様組織の環境設定について十分な知識をお持ちであるシステム管理者とのやり取りが不可欠です。​その点で、「指定連絡先(DC)」はSalesforce や組織の環境について十分な知識をお持ちのため、適任です。「指定連絡先(DC)」以外のお客様からのご質問の場合、調査に必要な権限や情報が不足しているために、社内のシステム管理者へお問い合わせいただくようにとの回答になる場合がございます。(時間が勿体ないですね!)このように、Salesforceをご利用いただくには、組織に最低1名の「主指定連絡先(プライマリDC)」の登録が必要です。(「主」ということから分かる通り、組織には複数の「指定連絡先(DC)」を設定することができます)​「主指定連絡先(プライマリDC)」については、ご契約時に、弊社営業からの指定にて、あらかじめ主管のシステム管理者様をプライマリDCに設定させていただいております。お心当たりのない場合は、ご自身が「指定連絡先(DC)」になっているかを確認してくださいご自身が「指定連絡先(DC)」か「主指定連絡先(プライマリDC)」かを確認する際は、Salesforceヘルプの指定先と管理(ナレッジ)をご確認くださいSalesforce に問い合わせできる方を指定連絡先(DC)のみに限定したい一般ユーザー(Salesforce の管理をされている方以外)の方は Salesforce へ問い合わせるのではなく、自社のヘルプデスクに問い合わせる運用をされていませんか?​プレミア(およびシグネチャー)をご契約いただいている組織では「指定連絡先(DC)」のみヘルプ&トレーニングサイトからケースを起票できるように制限することが可能です。制限した場合、指定連絡先(DC)以外の方が「お問い合わせを作成」ボタンを押下すると、「ヘルプデスクへお問い合わせください」のテキストメッセージが表示されてケースが作成されません。製品単位の制限はできません。(例えば、Sales cloud は制限する、Marketing cloud は制限しないという設定はできません。)表示するテキストメッセージは任意の文字を設定可能です。(最大 120 文字程度)本設定を希望される場合には、 主指定連絡先(プライマリDC)またはシステム管理者からテクニカルサポートへご依頼ください。(変更には主指定連絡先(プライマリDC)またはシステム管理者の承認が必要です。)サポートマネージャへのケースエスカレーションエスカレーションは、コールセンターではよく使われる言葉で、現在の担当者での対応が難しい場合に上位エンジニアやマネージャーに対応を交代することです。​過去にサポートへお問い合わせいただいた経験のあるお客様は、お問い合わせ詳細画面に「ヘルプが必要」ボタンが表示されているのを見たことがあるかもしれません。​Salesforceでは、現在対応中のお問い合わせの対応について、当社がお客様の期待にお応えできなかった場合、テクニカルサポートマネージャーへのケースのエスカレーションの手順で上位者へエスカレーションしていただく事ができます。「ヘルプが必要」ボタンは、Success Plan およびお問い合わせの重要度に応じて、お問い合わせが作成されてから一定の時間が経過してから表示されます。お客様からのエスカレーションが不要なよう努めて参りますが、場合によってご活用いただければと存じます。学習ツールお問い合わせクイックリファレンス(ナレッジ)コミュニティを通じてSalesforce活用のヒントを得る(サクセスナビ)Salesforceヘルプの指定先と管理(ナレッジ)テクニカルサポートマネージャーへのケースのエスカレーション(ナレッジ)まとめ(チェックリスト)営業担当者以外の問い合わせ/相談先があることを理解しました問い合わせを作成する時に必要な情報を理解しました自分が組織の「指定連絡先(DC)」であるかの確認しました

  • 障害発生時の対応イメージ

    障害発生時の対応

    この記事で学べること何か様子がおかしい(障害かもしれない)と感じたときの対応方法を知ることができますSalesforceの各サービスの現在の稼働状況を確認する方法を知ることができます状況把握Salesforceを使用中に異常が発生した(突然ログインできなくなった、非常に動作が遅いなどの)場合、まずは、他のSalesforceユーザも同じ状況かを確認しましょう。他のユーザは普段どおり使用できている場合は、ブラウザや端末に起因した問題の可能性があります他のユーザも自分と同じ状態の場合は、Trust サイトのシステム状況ページを確認しますTrustTrust サイトのシステム状況ページでは、Salesforceの各サービスの稼働状況を確認することができます。Trust サイトのシステム状況ページをブックマークして、すぐに確認できるようにしておきましょう​一般的なメッセージ(General Message)特定のインスタンスだけでなく、複数のインスタンスに跨る障害の初期情報等が掲載されます進行中のインシデントID列の数字をクリックすると、詳細を確認できます次回更新の目安も記載されます(内容更新時にTrust Notification通知メールが送信されます)[進行中のインシデント]に該当する内容が表示されていない場合、お客様組織のインスタンス、もしくは[私のドメイン]を指定して検索し、インスタンスの稼働状況を確認します。​以下の図は、AP25インスタンスの稼働状況です。サービス毎の稼働状況を確認できます。お客様の組織のインスタンスや私のドメインをご存知ない場合は、自分の Salesforce 組織のインスタンス情報の表示(ナレッジ)をご参照ください必要な対応障害が発生している場合は、Trustで確認した内容を元に、社内のSalesforceユーザに速やかに情報共有しましょう。サポートへお問い合わせTrustに情報はないものの、複数のユーザでログインができない、動作が遅いなどの緊急性の高い問題が発生している場合は、プレミアのお客様は、お電話でサポート(0120-733-251)へ確認することができます。​<架電時のポイント>プレミアパスコードを準備する発信者番号を通知して、架電する日本語以外の言語で問い合わせをする場合は「Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせ」(ナレッジ)をご確認ください​Standard Success Planのお客様は、以下重要度の表をご覧いただき、現在の状況が「重大 (重要度 1)」であると判断した場合、営業時間内(午前 9 時~午後 5 時 (日本時間)にお電話でお問い合わせができます。重要度Salesforce サポートへのお問い合わせは、発生している問題の緊急性によって分類されます。(最新の情報は、お問い合わせの重要度についての説明(ナレッジ)をご確認ください)​ 緊急度 説明​重要度:1(重大)・業務が停止し、許容可能な回避策がない。・主要業務又は短期的な業務上のマイルストーンにおいて、経営リスクをもたらす差し迫った危機に直面している。​重要度:2(緊急)主要業務に影響を与えており、回避策がない。​重要度:3(高)主要業務に影響を与えているが、回避策がある、又は主要業務以外の業務に影響を与えており、回避策がない。​重要度:4(中)主要業務以外の業務に影響を与えているが、回避策がある、又は業務に影響を与えていない。学習ツールプレミアのパスコードを検索する(ナレッジ)Salesforce カスタマーサポートへの問い合わせ(ナレッジ)お問い合わせの重要度についての説明(ナレッジ)まとめTrust サイトのシステム状況ページでSalesforceサービスの現在の稼働状況を確認することができます障害に関してサポートへ緊急でお問い合わせをする場合は、お電話にてお問い合わせをいただく必要があります

  • インスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?イメージ

    インスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替えって?

    この記事で学べることお客様の組織の継続的な成長に備えるための、Salesforceの取り組み(インスタンスリフレッシュ、組織移行、継続的サイト切り替え)について知ることができます取り組みの内容インスタンスリフレッシュ目的データセンターのインスタンスをサポートするインフラスラクチャをアップグレードするため、Salesforce では必要に応じてインスタンスリフレッシュを実施します。インスタンスリフレッシュにより、お客様が Salesforce に期待されているレベルのパフォーマンスを今後も組織に提供することができます。​概要インスタンスリフレッシュを実施すると、そのインスタンスで稼働しているすべての組織が新しいデータセンターに移動し(1:1もしくは1:N)、元のインスタンスは破棄されます。インスタンスリフレッシュを実施すると、インスタンス名およびIPアドレス共に変わります。​​実施時期インスタンスリフレッシュは、数年に一度実施されています。リフレッシュ対象のインスタンスの組織のシステム管理者様宛に、約60日前と15日前(共に実績)に製品コミュニケーションメールにてお知らせします。製品コミュニケーションメールの詳細は、「製品およびサービスに関するお知らせ」(ナレッジ)をご確認ください。メールの中に、移行先のインスタンスについての情報も含まれます。※Trust サイトのメンテナンスカレンダーにも掲載されます可用性メンテナンス時間中、リードオンリーモードを使用でき、所要時間は90分程であることが多いです。(実際の実施予定時間はTrust サイトでご確認ください)リードオンリーモードで可能な操作についての詳細は、「リードオンリーモードの概要」(ナレッジ)をご確認ください。弊社のベストプラクティスに従っている場合、メンテナンスはシームレスに行われます。詳細は「インスタンスリフレッシュメンテナンス」(ナレッジ)の「よくある質問」をご確認ください。組織移行目的組織の移行を実行することで、Salesforce はインフラストラクチャ内のアクティビティのバランスをとり、お客様が期待する通りのレベルのパフォーマンスを提供し続けることができます。​概要組織移行では、(そのインスタンスのすべての組織ではなく)対象の組織があるインスタンスから別インスタンスに移動し、インスタンス名およびIPアドレスは共に変わります。​​​ポイント※組織移行後は新しいインスタンスのTrust Notificationの登録を忘れずに行いましょう!実施時期移行対象の組織のシステム管理者様宛に、約1ヶ月前(実績)に製品コミュニケーションメールにてお知らせします。(基本的に、Trust サイトのメンテナンスカレンダーに掲載されますが、移行対象組織が少ない場合は掲載されません)※Hyperforceへの移行の場合は、約3ヶ月前から事前メール通知を開始します。(Hyperforceについては「Hyperforceの概要と移行について」(サクセスナビ)をご参照ください)可用性メンテナンス時間中、リードオンリーモードを使用でき所要時間は約3時間であることが多いです。(実際の実施予定時間はTrust サイトでご確認ください)リードオンリーモードで可能な操作についての詳細は、「リードオンリーモードの概要」(ナレッジ)をご確認ください。弊社のベストプラクティスに従っている場合、このメンテナンスはシームレスに行われます。詳細は「組織の移行への準備方法」(ナレッジ)の「よくある質問」をご確認ください。継続的サイト切り替え目的Salesforceでは、期待されるサービスの高可用性を提供するために継続的サイト切り替えを行っています。これにより、運用とインフラストラクチャを継続的に改善することができます。また、多くのお客様は年間を通じて2つのどちらの地理的な場所からもインスタンスを提供できることを内部コンプライアンス要件としており、継続的サイト切り替えによってこの要件を満たすことができます。概要継続的サイト切り替えは、有効インスタンス(下図の例では東京データセンタ)と予備インスタンス(下図の例では神戸データセンタ)のプライマリとセカンダリを定期的に切り替えます。サイト切り替えを実施すると、インスタンス名は変わりませんが、IPアドレスは変わります。​ポイント※DNS名前解決先が新プライマリインスタンスのIPアドレスに変わります※データレプリケーションの方向が、新プライマリ→セカンダリへ変わります​可用性サイト切り替え中、対象のお客様は、特に指定がなければリードオンリーモードで組織にアクセスできます。サイト切り替えのメンテナンス実施時間は、停止5分を含む約20分が最近の傾向ですが、60 分以上続く場合もあります。(実施予定時間はTrust サイトを必ずご確認ください)今後、実践と反復を通じて運用プロセスを改善し、所要時間を短縮することを目指しています。サイト切り替え中の影響や、組織の準備を整える方法については、「サイト切り替えの概要」(ナレッジ)をご確認ください。実施時期継続的サイト切り替えのスケジュールは、Trust サイトのメンテナンスカレンダーに掲載され、管理されます。継続的サイト切り替えプログラムでは、インスタンスは暦年ごとにサイトの切り替えを計画する場合があります。これらの計画サイト切り替えは、優先システムメンテナンス実施時間内にのみ実行されます。(優先システムメンテナンスについては、優先システムメンテナンスのスケジュール(ナレッジ)をご確認ください)学習ツール最適化されたサイト切り替えの概要と FAQ(ナレッジ)インスタンスリフレッシュ(ナレッジ)組織移行(ナレッジ)2019-04-24 Salesforce から配信される各種通知に関するウェブセミナーhttps://play.vidyard.com/i3deHYfv4N5wnUbFkLdCG12019-05-30 意外と知らない?!Salesforce の計画メンテナンススケジュールウェブセミナーhttps://play.vidyard.com/W4BKvZco8GQmv3NAYbzeGaまとめ弊社のベストプラクティスに従っている場合、メンテナンスはシームレスに行われます。組織移行後は、新しいインスタンスのTrust Notificationの登録を忘れずに行いましょう

  • 多要素認証の検証方法と選び方イメージ

    多要素認証の検証方法と選び方

    この記事で学べることSalesforce の多要素認証の検証方法検証方法ごとの特長多要素認証の検証方法多要素認証には“お客様が知っている要素”と“持っている要素”を組み合わせていただく必要がございます。ここでは“持っている要素”について、検証方法としてどのような選択肢が用意されているかをご紹介いたします。Salesforce としては現在下図の通り、4 つの検証方法をサポートしております。まず1つ目は、Salesforce Authenticator モバイルアプリケーションという Salesforce が提供しているアプリケーションを使用した方法です。iOSまたはAndroidが利用可能なモバイルデバイスを持っていれば、Salesforceアカウントに無料で簡単に接続できますので、もっともおすすめの方法となります。次に2つ目は、サードパーティ製Authenticatorアプリケーションを利用した方法です。こちらもモバイルデバイスが必要となり、Google Authenticator、Microsoft Authenticator、Authy などのRFC-6238の規格に準拠したアプリケーションであれば認証可能でございます。3つ目は、セキュリティキーを利用した方法となります。会社のポリシー上モバイルデバイスそのものやアプリの利用が制限されている場合もあるかもしれません。その場合、持っている情報としてセキュリティキーを利用することが手段としてございます。最後に 4 つ目は、組み込み認証を利用した方法となります。こちらも、会社のポリシー上モバイルデバイスそのものやアプリの利用が制限されている場合に、持っている情報として組み込み認証を利用することが手段としてございます。​なお、多要素認証の認証方法として、SMSテキストメッセージ、電話、電子メールを使用した方法はサポートしておりません。これは、電子メールの認証情報が漏洩したり、テキストメッセージや電話が傍受されたりする可能性を考慮しているためです。悪意のある者が実際のモバイルデバイスや物理的なセキュリティキーを操作することは、電子メールアカウントへの侵入や携帯電話番号のハッキングに比べてはるかに困難であることが理由としてございます。​検証方法の選び方まず、現在どのような認証方法を使用しているか確認し、その状況に基づいてどのような方法がよいか下記のフローを用いて確認します。​次に、Salesforceで用意している検証方法ごとの特長をご紹介いたします。記載されている情報をご確認いただき、自社に適した検証方法の検討をお願いいたします。​なお、自社組織でシングルサインオンを利用している場合については、ご利用中のIDプロバイダの製品仕様をご確認の上、多要素認証の適用をご検討ください。考慮事項やコストを鑑みると、Salesforce Authenticator を使った方法が導入のハードルが低く、始めやすくなっております。利用可能なモバイルデバイスがありましたら、Google Play または App Store からダウンロードできますのでぜひお試しいただけますと幸いです。設定方法については、管理者向け多要素認証クイックガイドをご活用ください!​学習ツールSalesforce Authenticator (ヘルプ)Salesforce 多要素認証に関するFAQ 管理者向け多要素認証クイックガイドまとめ検証方法としては大きく分けて4パターンあり、自社に適した方法を選択しましょうSalesforce Authenticator を使った方法が比較的始めやすいです

  • 多要素認証(MFA) : プロダクト別情報一覧イメージ

    多要素認証(MFA) : プロダクト別情報一覧

    この記事で学べることプロダクト毎 (Sales/Service Cloud, Marketing Cloud, Commerce Cloud) の MFA 関連情報が分かります。記載のリンクよりお使いの製品に関する情報をご確認ください。全製品共通* 多要素認証(MFA)コミュニティ 日本*Salesforce 多要素認証のFAQSalesforceへ安全にアクセスするために知っておくべき情報〜多要素認証Core 製品 (Sales/Service Cloud 等)ドキュメント: 多要素認証の管理者ガイドドキュメント: 管理者向けのシステム管理者ガイド[オンデマンド・アクセラレータ] Platform: 多要素認証Webinar: 【より安全にSalesforceへアクセスするための「多要素認証」の設定】 2020/8/28【動画】まだ間に合う!5分で理解、15分で設定するMFA(多要素認証) 2022/10/19 uploadMarketing CloudMarketing Cloud Messaging & Journeysヘルプサイト: 多要素認証ヘルプサイト: Marketing Cloud の多要素認証に関する FAQナレッジ: Salesforce Marketing Cloud における多要素認証 (Multi-Factor Authentication (MFA)) 設定手順Webinar: Marketing Cloud 多要素認証 (MFA) の導入と設定 2020/9/25Video: MFA の設定Marketing Cloud 多要素認証(MFA)対策ガイドSocial Studioヘルプサイト: Understand Multi-Factor Authentication in Social Studioドキュメント: Social Studio 多要素認証機能のご紹介Commerce Cloud多要素認証の導入QuipQuip 多要素認証(MFA)適用に向けたガイドTableauTableauテクニカルサポート情報ページ

  • Salesforceへ安全にアクセスするために知っておくべき情報〜多要素認証イメージ

    Salesforceへ安全にアクセスするために知っておくべき情報〜多要素認証

    最終更新日:2022/6/08​昨年来の働き方改革や昨今のウィズコロナ時代のリモートワークの増加など、これまでと違った条件下での業務遂行を必要とされる声をあちこちで伺う機会が増えてきました。​これまでの就業環境と変わることで関心が高まっているのが「 Salesforce への安全なアクセス」。特にサイバーセキュリティに関わる事案やニュースを日本でも目にする機会が増えてきており「安全性と利便性を確立する上で Salesforce で何ができるのか?」そんなご質問も増えてきている実感があります。​そこで今回システム管理者の皆さまに、安全なアクセスを実現するために知っておいていただきたい情報をまとめました。ぜひこちらのサイトを定期的にご確認いただき、安全で安心できる業務環境を構築していきましょう。1.安全なアクセスを実現するための Salesforce とお客様の役割Salesforce に対する安全なアクセスと一言でいっても、その安全なアクセスは製品として何ができるのかなどの「提供されているもの」と、その製品をどう使うのかなど「提供されているものをどう使うか」の視点は欠かせません。この視点を、Salesforce が責任を持って提供すべきものと、お客様が責任を持って確認・判断・実行すべきもの、で表現したのが「Salesforceのセキュリティパートナーシップ」です。Salesforce がその提供する製品において安全なアクセスを実現するための機能を提供し、その機能の利用を判断いただけるような情報を提供し、ある場合にはその機能を標準設定(デフォルト)として提供するなどの提供者としての責任を果たしつつ、お客さまにおいて、それぞれのコンプライアンス基準やセキュリティ基準に準拠した機能を検討・適用・監視・維持していただく活動を通じて、始めて持続的な安全なアクセス環境が実現できる。そんな相互の協力が不可欠な取り組みを表現しています。​2.境界防御の先にあるクラウド時代のセキュリティを考慮する [*2] [*3][*4]昨今のサイバー攻撃の方法の多様化や範囲の拡大の影響を考えると、最新のセキュリティ制御機能の理解と評価がお客さまにとってセキュリティ管理の上で重要性を増していることは間違いありません。特に業務システムのクラウドシフトが進むにつれて、従来の境界防御モデル (Firewall や VPN などで「信頼できる接続」によって社内・社外の境界を設けて、不正侵入や情報漏えいを防ぐモデル)だけでは安全性を担保しきれない環境に変わりつつあります。海外では今年 4 月に米国東海岸の 45% の住民に燃料を供給するパイプラインの操業がハッキングにより停止に追い込まれる事例が発生し、日本でもランサムウェアや VPN 環境での情報漏えいなど境界防御だけでは防ぎきれない事例が報告され始めています。この「すべてのユーザ・デバイス・アプリケーション・ネットワークが安全と言えず攻撃される可能性がある」状況に対応する「ゼロトラストモデル」が提唱され、それぞれの要素が脅威にさらされている前提でその防御のための対策が注目され始めており、Salesforce ではその対策要素の一つである IAM(Identity and Access Management) の強化を通じてお客さまに安全なアクセス環境を提供する取り組みを推進しており、その具体的な施策として多要素認証 (MFA : Multi Factor Authentication) の適用を利用規約上必須とし、推進しています。 この取組みの重要性は Salesforce とお客さまだけの関係において重要というものではなく「お客さまの顧客」、例えばCommunity Cloud や Commerce Cloud を通じて提供しているサービス利用者にあたる「お客さまの顧客やパートナー」向けにも安全性と利便性を両立したサービスを提供する手段として注目され始めています。​また、多要素認証の推進については Salesforce の外に目を向けても、世間のトレンドとなりつつあります。例えば、先般アメリカではバイデン大統領が 2021/5/12 に連邦政府のサイバーセキュリティ対策として多要素認証及び暗号化を採用する大統領命令に署名をしました。併せて、Google 社が多要素認証のデフォルト化を検討したり、 Twilio 社も必須化のアナウンスを出すなど、海外のトレンドとしては多要素認証のデフォルト化が進んでいます。​スプートニク 日本ニュース 2021年6月8日 通常の過失:職員のミスでコロニアル・パイプラインがクラッキングSecurity Magazine 2021年5月13日 President Biden signs executive order to strengthen U.S. cybersecurity defensesSecurity Magazine 2021年5月10日 Google wants to enable MFA by defaultTwilio BLOG 2020年12月3日 Twilio Account Login Change: Mandatory Two-Factor Authentication​一方、日本においても 経済産業省が全国の企業におけるサイバー攻撃実態や被害事例とりまとめた情報に記載されているようなリスト型攻撃による不正ログイン事案の継続的発生とその対応策としてのセキュリティ強化策の示唆や、“ID・パスワードのみ利用可能な会員制サイトやクラウドメールアカウント等が、流出したID・パスワードのリストを利用した「リスト型攻撃」により不正ログインされる事案が継続的に発生”“ログイン機能に二段階認証や二要素認証を導入することでウェブサイトへのアクセスに関わるセキュリティを強化したり、個人情報の機微度に応じて分割して管理し、データへのアクセス権別に設定するなどのシステム構造の見直しが大切に。”情報処理推進機構の“情報セキュリティ 10大脅威 2021”の組織向けの第2位 標的型攻撃による機密情報の窃取にて指摘されている状況は、3位・4位・8位・10位の脅威と複合して、窃取されたユーザID・パスワードによる不正アクセスリスクは「信頼できるネットワーク環境下」においても増加しており、ログインユーザの保護の簡易かつ効果的な方法の一つとして多要素認証に注目が集まってきています。“企業や民間団体そして官公庁等、特定の組織から機密情報等を窃取することを目的とした標的型攻撃が継続して発生している。攻撃者は新型コロナウイルスの感染拡大による社会の変化や、それに伴うテレワークへの移行という過渡期に便乗し、状況に応じた巧みな手口で金銭や機密情報等を窃取する。”​日本経済新聞 2020年8月24日 記事 VPN脆弱性対応、日本企業に隙「ゼロトラスト」不可欠日本経済新聞 2020年8月25日 記事 VPN情報流出、懸念されるリスクは?経済産業省 2020年6月12日 報告書 昨今の産業を巡るサイバーセキュリティに係る状況の認識と、今後の取組の方向性についての報告書を取りまとめました より 昨今の産業を巡るサイバーセキュリティに係る状況の認識と今後の取組の方向性について(概要版)(PDF形式:1,057KB)情報処理推進機構 2021年3月25日 情報セキュリティ 10大脅威 2021 併せて、弊社の外部ブログにも多要素認証の重要性について記事を投稿させて頂いております。こちらも併せてご参照下さい。​不正ログインを99.9%防止「多要素認証」の重要性 3.現在の利用状況と利用可能なセキュリティ制御機能を理解し評価するSpring’ 22 時点で Salesforce が多要素認証の機能を提供可能な製品は、次の製品を含む、Salesforce Platform 上に構築あれたすべての製品: Sales Cloud、Service Cloud、Analytics Cloud、B2B Commerce Cloud、Experience Cloud、Industries 製品 (Consumer Goods Cloud、Education Cloud、Financial Services Cloud、Government Cloud、Health Cloud、Manufacturing Cloud、Nonprofit Cloud、Philanthropy Cloud)、Marketing Cloud—Audience Studio (旧 DMP)、Marketing Cloud—Pardot、Platform、Salesforce Essentials、Salesforce Field Service、パートナーソリューションB2C Commerce CloudHerokuMarketing Cloud—DatoramaMarketing Cloud—Email Studio、Mobile Studio、Journey BuilderMarketing Cloud—SocialMuleSoft Anypoint PlatformQuip 製品Tableau Onlineです。[*1]他のすべての Salesforce 製品でも積極的に多要素認証の機能の開発に取り組んでおり、他の製品で 利用可能になった時点でリリースノートにてお知らせする予定です。多要素認証やセキュリティ強化の対象となった機能については、各製品のリリースノートやヘルプ記事などを通じてその機能概要の説明や設定方法をご案内しておりますが、特に注力している多要素認証の概要や設定になどに関する情報はウェブセミナーや Trailblazer Community などを通じて英語だけでなく日本語でのガイダンス資料やデモ動画を提供し、お客さまの理解や評価に役立つ情報発信に努めています。参考リソースをご参照いただきご活用いただければと思います。​4.適用・展開を計画する最新のセキュリティ管理と機能をお客さま環境に適用・展開する方法は、「製品機能の理解」「セキュリティ管理の現状把握」「適用タイムラインの決定」を行う事前準備、事前準備に基づいて「特権的ユーザ数の最小化」「パイロットユーザへの適用」「パイロットユーザからの学び」を行う試行段階、試行段階の教訓を踏まえた全社適用に向けた「役員コミュニケーション計画」「ユーザとのコミュニケーション計画」「変更管理計画」を策定するオーソドックスな段階的展開が実行における課題や計画の実現性を高めるうえで望ましいと方法と考えています。この計画に基づいてユーザへの「適用推進キャンペーン」など通じた適用推奨、その適用進捗を確認するため履歴設定やレポートやビューなどの監視設定、設定した監視情報のダッシュボード等を通じた定期的な適用状況監視により計画の進捗確認と適用促進を繰り返す事も不可欠の要素と言えます。これらの適用準備や展開監視を支援するツールとして「セキュリティ管理の現状把握」にはセキュリティ状態チェック機能、「監視設定」や「適用状況監視」には2FAダッシュボードなどがSales Cloud、Service Cloud、Platformなどで利用可能ですので、これらツールを利用することも忘れずに覚えておきましょう。セキュリティ状態チェック(ヘルプ記事)2FAダッシュボード(AppExchange)5.SalesforceへのアクセスにおけるMFA要件 [*2]認証ユーザの認証情報取得への攻撃が昨今さらに強くなっている環境における、安全なアクセスを担保する手段として2022 年2 月より Salesforce へのアクセス時に MFA を要件とする旨のご案内を 2021 年 2 月に配信させていただきました。このアクセス要件は、認証ユーザにおけるセキュリティを複数の認証要素を用いることで担保するソリューションおよび情報を、前述のセキュリティパートナーシップにおけるSalesforceの責任においてお伝えするものです。この MFA 要件は「UI経由でログインする Salesforce の Internal User」を対象(*1)に、Salesforce へのアクセス時に知っている情報 (ユーザ ID とパスワード) 以外の要素での追加認証 (Authenticator や Hardware Key など各個人が持っている情報など) を必須とする内容となっています。​この対象ユーザの UI 経由のログインは、単純に Salesforce のログイン画面 (UI) にユーザ名とパスワードを入力する最もシンプルな形態の場合には、その入力後に持っている情報 (Authenticator や Hardware Key など)を利用して本人を認証する事を意図していますが、複数システムを利用されているお客様においては別システムにおける ID とパスワード認証を経てその認証情報を Token などの形態で Salesforce に連携させることでログインを完結させる SSO(Single Sign-On *2) を利用されるお客様も少なからずいらっしゃいます。この外部での認証情報をもって Salesforce にアクセスされているお客様においても、その外部認証時における多要素認証を実施いただいた上で Salesforce にアクセスいただく (前述のセキュリティパートナーシップにおけるお客様の責任に該当する内容) 事がセキュリティ担保の上で不可欠となりますが、その適用状況(外部認証における多要素認証の適用)に関しては現時点で弊社で判断可能な内容ではございません(*3) ので、弊社にてその準拠状況を監視ならびに制御するもの、できるものではなく、お客様のビジネスにおける安全性確保の観点においてご対応いただきたい内容と考えています。​(*1) 組織外の認証ユーザとなる Experience Cloud の外部ユーザ、Chatter Free や外部 Chatter ユーザ、E-Commerce のユーザ、および認証が発生しないゲストユーザ、システム間連携のために利用される都度 UI ログインが発生しない API やIntegration 用ユーザは必須要件の対象外(*2) Reverse Proxy など代理認証も広義での SSO と定義される場合もありますが、SAML や OpenID Connect などによる外部認証を SSO と定義しており、代理認証は Salesforce への通常の UI 経由のログインとして扱われるため Salesforce 側での MFA が必要(*3) SSO で利用される OpenID Connect は、amr 属性 (Authentication Method Reference) でMFAの利用可否をSpring’21から Salesforce で識別可能。SAML においても将来的に AuthContext 属性によって MFA 適用された SSO を識別可能にする予定考慮事項本ブログは定期的に更新されます。毎月一度は必ずご確認ください。最後にいかがでしたでしょうか。今回ご紹介した Salesforce への安全なアクセスの基本知識については、Trailhead で学習することも可能です。検討の基礎知識の再確認の意味でも、こちらのモジュールを完了させておきましょう。Trailheadで自己学習ユーザ認証 / Identityの基本 / セキュリティの基本​参考リソース [*1]Salesforceのセキュリティの基本(ヘルプ記事)Spring’21 IDとアクセス管理(リリースノート :更新)Salesforce セキュリティガイド(開発者ガイド)Salesforce 多要素認証のFAQ(ヘルプ記事 : 更新[*1] )Marketing Cloud の多要素認証に関する FAQ (ヘルプ記事)* MFA - Getting Started *(Trailblazer Communityの多要素認証のグループ : 英語)管理者向けガイド多要素認証(MFA)設定マニュアル  (日本語)多要素認証の管理者ガイド(日本語)管理者向けのシステム管理者ガイド (日本語)Admin Guide to Multi Factor Authentication(English)動画Webセミナーの資料と動画(Trailblazer Community へのログイン要)2020年8月28日 開催 より安全にSalesforceにアクセスするための「多要素認証」の設定2020年9月25日 開催 Marketing Cloud 多要素認証 (MFA) の導入と設定Marketing Cloudの多要素認証の設定 (動画解説)多要素認証がアカウントへのアクセスを保護する仕組み (CCで日本語字幕選択可能)Salesforce Authenticator の概要(CCで日本語字幕選択可能)アクセラレータウェブセミナー[オンデマンド・アクセラレータ] Platform: 多要素認証 (オンデマンド録画 : New)資料[JP]Social Studio 多要素認証機能のご紹介信頼性の高いCommerce Cloudの設計 多要素認証の導入 ステップガイド改定[*1] Spring’22 での対応状況を踏まえて更新[*2] 2021年2月にご案内の”【重要】多要素認証への対応のお願い”の送信に基づく追記[*3] 海外の事例を追加 [*4] 弊社公開ブログ記事を追加

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