記事一覧
-
プロジェクト成功の秘訣~Salesforce を活用してビジネスを成長させる第一歩~
概要Salesforce 導入によりビジネス成果をあげる。その企業の成長 = “成功”の道筋には陥りがちなポイントがあります。様々な業種や導入規模のお客様の活用支援に携わり、長年に渡りセールスフォース・ドットコムのカスタマーサクセス部門をリードしてきた仲澤が、経営者や推進者が成功の道筋をスムーズに進むための秘訣を、事例を交えながらご紹介します。https://play.vidyard.com/GpKTCfc4nNVcnstL8d9Yin※本インタビューは2021年3月15日に収録したものです。現在ウェブセミナーはいつでも誰でもご視聴いただけるようオンデマンド動画として配信を行っております関連ウェブセミナーはじめようSalesforce営業部門のためのSalesforce基礎営業改革シリーズ"成功"の秘訣シリーズシステム管理者のためのSalesforce基礎シリーズ
-
概要Salesforce の定着化において、データ入力の効率化は重要な要素です。「一気にデータを更新したい」「素早く入力画面を開けるようにしたい」「自動でデータを入力・更新したい」と思ったことはありませんか?そんな悩みを解決する「一括更新」「動線改善」「自動化」に役立つ 3つの標準機能をご紹介致します。リストビュー、クイックアクション、プロセスビルダーの標準機能と活用ノウハウをデモンストレーションを交えてわかりやすく解説します。動画を見る(約20分)https://play.vidyard.com/brduSdS56M2Jo98MUvNvRW※画面右下の歯車マークより再生スピードを変更可能です0:51~ 本編スタート2:04~ リストビュー7:50~ クイックアクション11:39~プロセスビルダー関連リソース入力に関する業務効率化の記事一覧はこちら
-
ドラッグ・アンド・ドロップで実現する、ユーザーの利便性向上テクニック
概要「操作が複雑で覚えられない」「必要な情報にたどり着けない」といった現場の声や、「せっかく作成したダッシュボードが見られていない」などの悩みを感じたことはありませんか?Lightning アプリケーションビルダーを活用すると、ドラッグ・アンド・ドロップするだけでビジネスニーズに合わせて簡単に画面をカスタマイズすることができます。ニーズに合わせて画面を構築することで、ユーザーは必要な情報にすばやくアクセスでき、効率的に業務を進めることができます。簡単に使えて改善効果を実感しやすいお勧めの3つのコンポーネントを、デモンストレーションを交えてわかりやすく解説します。動画を見る(約22分)https://play.vidyard.com/WLvKXp8SQfGaSSFoksphs8※画面右下の歯車マークより再生スピードを変更可能です2:48~ 本編スタート5:37~ おすすめコンポーネント①リッチテキスト8:52~ おすすめコンポーネント②関連レコード13:30~ おすすめコンポーネント③タブ20:06~ まとめ関連リソース画面カスタマイズに関する業務効率化の記事一覧はこちら
-
概要メールインテグレーション機能を利用すると、Gmail または Outlook を通じて送受信したメールを簡単に活動履歴として登録することができるようになり、営業活動の生産性向上につながります。このメール連携機能の基本機能について、デモンストレーションを交えてわかりやすくご説明します。https://play.vidyard.com/jJ8vERSxPjqvjM4itxahHW
-
スタートアップから大企業まで、成果につなげる “ サクセスマップ ” を解説
概要Salesforce を導入するだけでは経営課題の解決や、目標達成を実現できるわけではありません。ビジネス成果を出すためには正しい目標設定と KPI による進捗確認や可視化が必要不可欠です。“ サクセスマップ ” というフレームワークを用いて目標達成に向けて何をすべきか、その考え方や整理方法を解説します。https://play.vidyard.com/MoP5ehocM1Yd3u3vDBZS33関連ウェブセミナー営業改革シリーズ
-
概要ビジネス成果創出の最初のステップである “ オンボーティング ”。このステップを「システム構築」期間と捉えるか、「業務とマネジメントの変革に向けた仕組み作り」と定義するかで、成果実現のスピードは大きく変わります。Sales Cloud を題材に、これから Salesforce を始める方が変革を推進するための 3つの心得と、成功への道のりを力強く支える活用支援リソースをご案内します。https://play.vidyard.com/T1M7kYq5AGjWVT7g5mgTPy関連ウェブセミナー営業改革シリーズ
-
この記事で学べること数式項目による画像表示の方法静的リソースについてSalesforceを利用している中で、「優先度に合わせて緑、黄、赤のいずれかのフラグ画像を表示したい」や「プログレスバーを使って進捗をより分かりやすくしたい」と思ったことはありませんか?Salesforceでは、カスタム数式項目を使用して、項目値に合った画像を表示することができます。今回は、ToDoの優先度に合わせてフラグを表示する設定をしてみましょう。操作手順は、大きく次の2つに分けることができます。Salesforceへの画像ファイルアップロードカスタム数式項目の作成数式項目による画像表示の操作手順Salesforceへの画像ファイルアップロードカスタム数式項目で使用する画像は、事前にSalesforceにアップロードされている必要があります。1.[ファイル]タブをクリックします。[ファイル]タブがない場合は、アプリケーションランチャーより選択します。2.画像ファイルをアップロードするライブラリを作成します。[新規ライブラリ]をクリックし、必要情報を入力後、保存します。3.ライブラリに画像ファイルをアップロードします。作成したライブラリを開き、[ファイルを追加]をクリックし、今回使用する3色の画像をそれぞれ追加します。4.ライブラリを必要なメンバーに共有します。ページレイアウトにカスタム数式項目の表示するユーザーに、画像ライブラリへのアクセス権を付与します。5.各画像のURLをコピーします。数式項目に画像URLを含めることで、項目での画像表示を実現します。画像タイトルをクリックしてプレビューを表示します。[画像のアドレスをコピー]をクリックし、画像URLをコピーしておきましょう。なお、数式では、アドレスの”/sfc”以降を使用します。カスタム数式項目の作成1.[設定]|[オブジェクトマネージャ]より「活動」を選択します。2.左サイドバーより[項目とリレーション]を選択し、[新規]をクリックします。画面中央に表示される[新規]より、新たに項目を作成します。項目の詳細は、次のように設定します。・項目の表示ラベル:優先度フラグ・項目名:PriorityFlag・データ型: 数式(戻り値:テキスト)・項目レベルセキュリティ: 任意のプロファイル・ページレイアウト: 任意のページレイアウト・空白値の処理:空白項目を空白として表示・数式:IMAGE( CASE( Priority,”高","/sfc/servlet.shepherd/version/renditionDownload?rendition=ORIGINAL_Png&versionId=0682x000004mKzH&operationContext=CHATTER&contentId=05T2x00000GYVvo","中", "/sfc/servlet.shepherd/version/renditionDownload?rendition=ORIGINAL_Png&versionId=0682x000004mKyj&operationContext=CHATTER&contentId=05T2x00000GYVvj","低", "/sfc/servlet.shepherd/version/renditionDownload?rendition=ORIGINAL_Png&versionId=0682x000004mKzC&operationContext=CHATTER&contentId=05T2x00000GYVOH",""),"Priority Flag")任意のToDoを開くと、優先度に合わせて表示される画像が異なっていることが分かります。さらに、強調表示パネルに追加することで、一目で確認できるようになります。強調表示パネルについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。優先度や進捗項目のリスト値が増えるほど、画像のアップロード作業にかかる工数は増加します。そんなときは、静的リソースを使用しましょう。静的リソースを使用することで、zip形式でファイルをアップロードすることができ、1つずつ画像URLをコピーする必要はありません。静的リソース静的リソースとは、数式項目やVisualforce ページで参照できるコンテンツをアップロードできる機能です。リソースには、zipやjarファイル、画像、スタイルシート、JavaScript、その他のファイルを使用できます。[設定]|[クイック検索]より、「静的リソース」を検索し、選択します。[新規]より、今回使用するzipファイルをアップロードします。数式項目で画像を使用する際は、静的リソース名とzipファイル名、画像名を指定します。"/resource/静的リソース名/zipファイル名/画像名"・数式IMAGE( CASE( Stage ,"要件確認","/resource/ProgressBar/ProgressBar/Bar1.png" , "要件確認" ,"原因調査", "/resource/ProgressBar/ProgressBar/Bar2.png","原因調査","提案事項確認", "/resource/ProgressBar/ProgressBar/Bar3.png","提案事項確認","最終チェック", "/resource/ProgressBar/ProgressBar/Bar4.png","最終チェック","待機", "/resource/ProgressBar/ProgressBar/Bar5.png","待機","完了", "/resource/ProgressBar/ProgressBar/Bar6.png","完了"),"")考慮事項1つの静的リソースのサイズは5MBまで、組織で最大250MBまで使用することができる学習ツール「数式」項目での画像の使用(ヘルプドキュメント)画像リンクの数式サンプル(ヘルプドキュメント)静的リソースの定義(ヘルプドキュメント)まとめリスト値に合わせて画像を表示することで、より簡単に優先度や進捗を確認することができます。設定する数式項目に合わせて適切な機能を活用し、効率的な組織設定を目指しましょう。
-
この記事で学べることコラボレーション売上予測を使用し、一連の商談の総積み上げに基づいて、売上を予測する方法コラボレーション売上予測とはコラボレーション売上予測は、パイプラインから商談成立までの販売サイクルの予測と計画において営業チームを支援し、会社全体での販売予想を管理します。[所有者 氏名]、[完了予定日]、[商品ファミリ]といった一連の指標に対する通貨または数量を積み上げて考えます。また、営業担当者の売上予測に対して上司がよりシビアな条件で売上予測をたてることもでき、予測と実績が大幅にずれることを防ぐことができます。売上予測カテゴリ(上図①)は、4つ設定されおり、それぞれ対象商談を集計した金額が表示されます。Closed(クローズ済み):商談成立した商談Commit(達成予測):確実に完了する商談、および成立した商談Best Case(最善達成予測):完了する可能性が高い商談、成立した商談Pipeline(パイプライン):進行中のすべての商談なお、これらの名称は変更できます。詳細情報(上図②)は、売上予測の詳細情報を表示します。詳細を確認したい売上予測金額をクリックすると、集計されている商談の詳細を確認できます。売上予測の設定は、次の4つのステップに分けることができます。コラボレーション売上予測の有効化売上予測階層の設定[売上予測]タブの追加目標値の設定今回は、営業マネージャーとしいて自身のチームの6か月の商談収益を予測するよう設定してみましょう。コラボレーション売上予測の操作手順コラボレーション売上予測の有効化組織で売上予測を有効化します。1.[設定]|[クイック検索]より「売上予測の設定」を検索し、選択します。2.[売上予測を有効化]にチェックを入れ、次のように設定し、保存します。・マネージャによる調整を有効化:True・売上予測の期間:毎月・開始日:当月・表示:6か月・目標を表示:True売上予測階層の設定組織内の売上予測の積み上げ方法と、売上予測を表示、調整できるユーザーを指定します。売上予測マネージャーとして指定されたユーザーは、売上予測階層のそのユーザーより下のユーザーの売上予測と商談を表示することができます。今回の場合、営業マネージャーは、自身のチームに所属する営業担当1から営業担当6の売上予測と商談を確認できます。1.[設定]|[クイック検索]より「売上予測階層」を検索し、選択します。2.[ユーザの有効化]をクリックし、ユーザーを追加します。[売上予測]タブの追加1.[設定]|[クイック検索]より「アプリケーションマネージャ」を検索し、選択します。2.タブを追加するアプリケーションを選択し、ナビゲーション項目より[売上予測]タブを追加し、保存します。目標値の設定ユーザーごとの目標値を設定します。1.[設定]|[クイック検索]より「売上予測目標」を検索し、選択します。2.[目標を表示]をクリックし、設定したいユーザーを選択して[選択した行を編集]から目標を設定します。3.[売上予測]タブを開き、右上の[歯車]マークより、目標値が表示されるよう設定します。売上予測レポートの作成売上予測データは、レポート・ダッシュボードでグラフィカルに表示することが可能です。売上予測レポートを使用するためには、カスタムレポートタイプの作成が必要です。下図のようにカスタムレポートタイプを作成することで、簡単にレポーティングすることができます。例えば、売上予測データを基にグラフを作成することで、チームメンバーすべての売上予測金額合計、月別にまとめた値をレポートで表示することができます。考慮事項コラボレーション売上予測を無効化すると、一部の機能ではデータが消去される可能性があるため、事前にエクスポートする必要がある売上予測種別は最大4つまで有効にできる学習ツールコラボレーション売上予測の概念(ヘルプドキュメント)コラボレーション売上予測に関する考慮事項(ヘルプドキュメント)コラボレーション売上予測レポートの使用に関するガイドライン(ヘルプドキュメント)まとめ売上予測を活用することで、営業収益と数量を簡単に予測することができ、さらに、レポートを作成してグラフィカルに表示することが可能です。機能を有効化して、販売サイクルの予測と計画において営業チームを支援しましょう。
-
この記事で学べること顧客や案件情報を管理する際に、お客様と、いつ、だれが、どんなやりとりをしたか、などの活動を記録しておく必要があります。Salesforceの活動機能を使いこなすこなすことで、営業活動の可視化につながります。Salesforce では活動オブジェクトに営業活動や顧客とのやりとりを記録することができます。今回は活動オブジェクトとその他の営業活動をサポートする機能についてご説明します。活動オブジェクトには ToDoと行動が含まれています。どちらも一見似ているように思われますが、ToDoと行動では使用方法やできることが異なります。ToDoとは実施する期日までに、設定したユーザがやらなければならないタスクを登録し、管理することができます。タスクの進捗状況を、「未着手」、「進行中」、「完了」などで管理することができ、期日になると通知されるように設定ができるため、タスク管理ツールとして利用することができます。行動とは打ち合わせや会議、セミナーで外出する際などに、自分自身、または他のユーザと時間を決めて行う各種活動を管理することができます。行動の入力内容には、開始時間と終了時間、場所などの情報を登録することができ、カレンダーに表示されます。では実際にToDoと行動を設定していきましょう。例:お客様との打ち合わせに向けて、資料作成とカタログの準備が必要この場合、打ち合わせで使用する資料作成とカタログの準備については「ToDo」として登録し、打ち合わせの予定を「行動(カレンダー)」に登録することになります。ToDo※分割ビューで表示行動(カレンダー)カーソルを置くだけで詳細が表示されます。ホーム画面営業担当者1のホーム画面では、「今日の行動」と「今日のToDo」として設定した内容が表示されるようになっています。ToDoで書類の[状況]は[進行中]でしたが、完了した場合は、「今日のToDo」の書類チェックボックスにチェックをつけるだけでホーム画面上にて簡単に[状況]を[進行中]から[完了]に変更することができます。またToDoを他のユーザから割り当てられた場合は、画面右上のベルマークから通知を受け取ることができるので、すぐに確認することができますね。商談レコードページでもToDoと行動の履歴を確認することができます。次にToDoと行動、それぞれでできる設定についてご紹介します。ToDo:kanbanを使って、必要なデータを一目で確認表示名を[kanban]、リストビューコントロールで[kanban設定]をクリックするとグループ化単位で、表示項目を変更することができます。任命先ごとに表示すれば、どの営業担当者が、やるべきことは何かを営業部長が把握することができたり、状況で表示すればToDoの進捗状況を確認したりすることができますね。また、進捗が遅れている、優先度が高いToDoに対して何らかのフォローアップしたい場合は、「フォローアップToDoの作成」をすることができます。行動:他のユーザのカレンダーを共有、追加することでメンバーのスケジュールを確認私のカレンダー:他のユーザとカレンダー共有他のカレンダー:他のユーザのカレンダーを追加営業担当者1の右にある[▼]をクリックすると、カレンダーの色を変更、新規行動の追加をすることもできます。考慮事項ToDoでは設定した期日を過ぎても、完了していない場合、自動的にクローズされることはないが、行動では設定した納期が過ぎたら、完了していない場合でも自動的にクローズされる学習ツール活動: ToDo、行動、カレンダー営業の生産性まとめスケジュール帳や別のシステムで活動状況を管理するのではなく、Salesforce のToDoと行動機能を活用することで、関連するオブジェクトやユーザに結びつけることができるため、顧客とのやりとりや案件情報を簡単に把握することができます。また、顧客との友好な関係性を維持するためには、メンバー同士でのリアルタイムの情報共有が重要となってきます。ぜひSalesforceの活動機能を活用して営業活動の可視化につなげてみてください。
-
https://play.vidyard.com/WT8ueoZFPauNGFCJr4dPm6この記事で学べること項目履歴管理を設定し、「誰が」「いつ」「何を」どのように変更したのかを確認する方法項目履歴の設定手順 コピー1. [設定]|[オブジェクトマネージャ]|[商談]|[項目とリレーション]をクリック2. 画面右上の[項目履歴管理の設定]をクリック3. [商談履歴を有効化] にチェックをつける4. 履歴を管理したい項目を選択オブジェクトごとに、標準項目とカスタム項目を合わせて最大 20 項目まで選択できます。※次の項目は追跡することができません。数式項目、積み上げ集計項目、または自動採番項目[作成者] および [最終更新者]商談の [期待収益] 項目項目の [マスタソリューション名] または [マスタソリューション詳細] 項目5. ページレイアウトの関連リストに[商談項目履歴]を追加[商談項目履歴]を追加した後に、[保存]をクリックすると、「ユーザの関連リストのカスタマイズを上書きしますか?」と表示されるので、[はい]をクリックして保存をしましょう。設定は以上です。では株式会社Bの商談レコードで、「商談所有者」「金額」「完了予定日」を変更してみましょう。履歴は変更の日付、時刻、変更内容、変更者で構成されます。元の値と、新しい値の2つが表示されるので、どのように変更されたかがわかりますね。変更履歴をレポートで確認変更履歴の内容は各データの詳細画面のほかに、レポートでも確認することができます。操作方法[レポート]|[新規レポート] | [商談項目履歴]|[続行] をクリック※[商談履歴]レポートではなく、[商談項目履歴]レポートを使用します。表示させたい項目を選択、条件を絞るレポートに表すことで、変更した項目/行動と、元の値、新しい値が一覧で表示されるため、各商談の変更内容が一目瞭然ですね。カスタムオブジェクトでの項目履歴管理カスタムオブジェクトで項目履歴管理を行う際に注意点が2つあります。追加の機能対象のカスタムオブジェクトの詳細ページで、「項目履歴管理」にチェックがついているか確認してください。チェックがついていないと、変更履歴の追跡が開始されず、レイアウトにも表示されません。また、変更履歴をレポートで確認したい場合は「レポートを許可」にもチェックをつける必要があります。オブジェクトが主従関係の従オブジェクトである場合、カスタムオブジェクトの項目履歴管理のレポートは利用不可理由としては、既存のレポートは他のテーブルからの共有を制御することができないためです。カスタムオブジェクトで項目履歴管理を行う際には以上2点に気をつけてください。考慮事項255 文字を超える項目に対する変更は、編集済みとして追跡され、元の値と新しい値は記録されないオブジェクトごとに、標準項目とカスタム項目を選択は最大 20 項目追跡できるデータの種類には制限がある項目履歴管理の設定をした後から追跡が行われるため、設定前の変更は履歴に含まれない学習ツール項目履歴管理(Helpページ)項目履歴管理(Salesforce Developers Site)項目監査履歴とは(拡張機能:サクセスナビ記事)関連まとめ項目履歴管理を行うことで、データが変更された際に変更内容を記録として残すことができますし、項目履歴レポートを作成すれば、営業部長などは部下の変更内容を一目で確認することができます。また、誤って内容を編集してしまった場合でも、元の値が表示されるため、すぐに元に戻すこともできます。是非まだの方は活用してみてください。
-
この記事で学べること主従関係と参照関係という2種類のオブジェクトリレーションについてリレーションタイプの使用方法と特徴主従関係とはオブジェクトと密接にリンクして、主レコードが従レコードおよび副従レコードの特定動作を制御するようにします。主従関係の一番の特長といえば積み上げ集計です。レコード件数、項目の最大値・最小値・合計値を求めることができます。実際に主従関係を作成してみましょう。今回は[商談]オブジェクト(主)と事前に作成したカスタムオブジェクトの[工数管理]オブジェクト(従)で主従関係を設定していきたいと思います。今回は商談レコードから直接、工数管理レコードを作成できるように、オブジェクト固有のアクションを作成します。※商談オブジェクトと工数管理オブジェクトは主従関係に設定しています。設定方法1. [設定] から、[オブジェクトマネージャ] | [工数管理]に移動2. サイドバーで [項目とリレーション] | [新規] をクリック3. データ型の選択で[主従関係]を選択4. 関連オブジェクトの選択で[商談]を選択5. 表示ラベルと名前を入力6. 項目レベルセキュリティの設定7. ページレイアウトへの追加8. カスタム関連リストの追加これで[商談]オブジェクトと [工数管理]オブジェクトが主従関係で結ばれました。では工数管理からレコード情報の入力画面を見てみましょう。[工数管理]オブジェクトにルックアップ検索で商談を選択できるようになりました。これならどの商談に、どの程度の工数を費やしたかを工数管理に入力できるようになりますね。主従関係と参照関係では、“できること“が大きく異なり、主従関係の一番の特長は積み上げ集計ができること、とお伝えしましたね。では次に積み上げ集計を設定していきましょう。積み上げ集計[工数管理]項目の[実績工数]の合計を積み上げ集計して、[商談]レコードに表示させたいと思います。設定方法1. [設定] から、[オブジェクトマネージャ] | [商談]に移動2. サイドバーで [項目とリレーション] | [新規] をクリック3. データ型の選択で[積み上げ集計]を選択4. 項目の表示ラベルに「実績工数合計」 と入力5. 集計の定義を入力今回は、実績工数の合計を集計するので、以下の設定をします。6. 項目レベルセキュリティの設定7. ページレイアウトへの追加積み上げ集計の設定は以上です。では、実際に[商談]レコード内に[実績工数合計]が反映されていることを確認してみましょう。今回は「株式会社B」の実績工数合計をみていきます。工数管理名:2020-07-22-1では実績工数が4、工数管理名:2020-07-24-1では実績工数が6なので実績工数合計は10になります。株式会社Bの商談レコード内で、[実績工数合計]に10という値がきちんと反映されていますね。[実績工数]を入力するたびに、自動で合計値を算出してくれます。また、[見込み工数]や[残工数]項目を追加で作成することで、進捗状況がより明確になります。参照関係とは参照関係は2つのオブジェクトでリンクしますが、削除やセキュリティへの影響はありません。参照関係を定義すると、オブジェクトのデータが他のオブジェクトのページレイアウトのカスタム関連リストとして表示されます。また、項目の共有または積み上げ集計項目はサポートしていないので注意です。今回はカスタムオブジェクトの[工数管理]オブジェクトと[日報管理]オブジェクトで参照関係を設定していきたいと思います。操作手順は主従関係のときとほとんど同じなので、変更する箇所だけご説明します。オブジェクト:[日報管理] |[項目とリレーション] | [新規] をクリックデータ型:参照関係関連オブジェクト:工数管理項目の表示ラベル:工数管理設定が完了するとこのような表示になります。では、[日報管理]レコードからレコード情報の入力画面を見てみましょう。[日報管理]レコードにルックアップ検索で[工数管理]を選択できるようになりました。これならユーザごとに、日報管理と工数管理を同時に確認することができるようになりますね。考慮事項主従関係カスタムオブジェクト主を使用する場合はカスタムオブジェクトにデータが含まれる前に主従関係を作成主オブジェクトとなるのは、取引先、商談などの標準オブジェクト、またはカスタムオブジェクトカスタムオブジェクトを(主)、標準オブジェクトを(従)にはできない各カスタムオブジェクトで作成できる主従関係は 2 つまで参照関係項目の共有または積み上げ集計項目が適用されない参照関係から主従関係に変換できるが、すべてのレコードの参照項目に値が含まれていることが条件学習ツールオブジェクト間のリレーション(開発者ドキュメント)オブジェクトリレーションの概要(ヘルプドキュメント)リレーションの考慮事項(ヘルプドキュメント)データモデリング: オブジェクトリレーションの作成(Trailhead)まとめ積み上げ集計や、所有者を主となるオブジェクトで一元管理したい場合は、主従関係を使用することをおすすめします。削除やセキュリティへの影響を受けず、リレーションを多数作成したい場合は参照関係を使用したほうが良いでしょう。主従関係と参照関係の使用方法や特長を理解して、是非活用してみてください。
-
この記事で学べることSalesforceモバイルアプリケーションについてスキマ時間にスマートフォン、またはタブレットから情報を更新、外出先からでも社内の最新情報を把握する方法モバイルの活用で期待できることSalesforceモバイルアプリケーションを活用することで期待できるメリットを3つ挙げてみます。1. 情報共有や意思決定の迅速化訪問先で発生した対応依頼や、質問をChatterに投稿することで、社内有識者に協力を得ながら迅速な解決へ導くことができる。2. データ品質の向上訪問直後に商談や取引先責任者を最新の情報に更新することで、指示やアクションの遅れ、入力漏れといったリスクが軽減され、タイムリーで正確な情報連携が可能。3. 営業担当の業務軽減移動などのスキマ時間でのスケジュール確認、営業活動管理をすることができるため業務の効率化につながる。日報を書くためだけに帰社する必要がなくなり、外出先から日報を作成、そのまま共有できる。あくまでモバイルは移動中やスキマ時間を有効活用して、いつでも・どこでも・簡単に操作することが目的です。そのため、パソコン上で行えるすべての業務をモバイル化するのではなく、モバイル化してメリットがある業務のみに絞ることがポイントです。モバイルの画面設定次に、モバイルアプリを使用する際の画面設定についていくつかご紹介します。※今回はデスクトップとスマートフォン両方の画面キャプチャを用いて説明します。ナビゲーションメニュースマートフォンでSalesforceモバイルを開き、下部のナビゲーションバーから[メニュー]をクリックします。モバイルアプリのナビゲーション項目は、アプリケーションランチャーでユーザがMobile Onlyを開いているか、Lightning アプリケーションを開いているのかによって異なります。Mobile Onlyナビゲーション項目は、モバイルアプリだけの並び・表示に設定することができます。デスクトップの[設定]|[Salesforceナビゲーション]よりカスタマイズ可能です。Lightning アプリケーション:セールスユーザがLightningアプリケーションに切り替えると、パソコンのデスクトップナビゲーションタブは、モバイルのナビゲーションメニューと同期されます。モバイルアプリ独自のナビゲーション項目や表示順番にしたい場合は「Mobile Only」、デスクトップと同じ、見慣れた画面にしたい場合は「Lightning アプリケーション」のいずれかを選択することをおすすめします。また、どちらもナビゲーションメニューの上から4つの項目は画面下部のナビゲーションバーにも表示されるため、頻繁に使用する項目を上から4つめまでに配置することがモバイルアプリを操作する際に重要となります。クイックアクションよく使う操作を「ボタン」として配置することで、ページ間の移動をしなくても効率的に情報の入力を行えるようになります。クイックアクションはオブジェクト固有のクイックアクションと、グローバルクイックアクションの2種類あります。使い分けるポイントとして、他のレコードとリレーションのあるレコードを作成するか、アクションをどこに表示するか、があります。クイックアクションの操作手順や詳細についてはこちらの記事をご覧ください。オブジェクト固有のクイックアクションページを移動することなく対象のレコードページ上で関連情報を入力することができます。行動、ToDo、または親子・参照関係にあるオブジェクトを対象オブジェクトとしてレコードの作成、特定のレコードの更新、定義した方法によるレコードの操作を行うことが可能です。今回は商談レコードから直接、「新規工数管理(正社員)」レコードを作成できるように設定しています。グローバルクイックアクショングローバルクイックアクションは、アクションをサポートするほぼすべてのページに追加できます。オブジェクトレコードを作成することはできますが、主従関係の従オブジェクトであるオブジェクトのレコードは作成できない点が、オブジェクト固有のクイックアクションとは異なります。 モバイル画面では画面上部のアクションバーまたはアクションメニューに表示されるため、頻繁に使用するアクションをグローバルクイックアクションとして設定することで、どの画面からでもモバイルユーザは1タップでクイックアクションを実行することができます。今回は訪問するたびに入力を行う「お客様アンケート」というグローバルクイックアクションを作成しています。Lightning アプリケーションビルダーSalesforceモバイルアプリケーションまたは Lightning Experienceで使用するカスタムページを作成できるツールのことです。今回は営業担当に毎朝確認してほしい情報を集めた、「毎朝チェック」というLightningアプリケーションを作成します。デスクトップの[設定]|[Lightning アプリケーションビルダー]よりカスタマイズ可能です。コンポーネントとしてChatterフィード・レポートグラフ・最近使用したレコードの3つを追加しています。Lightningアプリケーションビルダー画面の、赤枠で囲んだところをクリックすると、電話やタブレットといった端末の画面に切り替えて表示することができます。コンポーネントの配置が完了したら、[保存]と[有効化]をクリックします。有効化画面で「ページの設定」が完了したら、[モバイルナビゲーション]タブ|[ページをメニューに追加]をクリックしましょう。ここではSalesforceモバイルで作成した「毎朝チェック」というLightningアプリケーションをどこに配置するのかを決めます。毎朝必ず、営業担当に確認してもらいたい情報なので、「毎朝チェック」を一番上に配置します。では、Salesforceモバイルでどのように表示されているか確認してみましょう。※スクロールした画面を2つのキャプチャに分けています。画面下部のナビゲーションバーに「毎朝チェック」が表示され、このように必ず確認してもらいたい情報をピックアップし、1つの画面に集約することで忙しい営業担当は移動時間やスキマ時間を使って必要な情報をひと目で確認することができますね。考慮事項Salesforce モバイルアプリケーションのインストールが必要学習ツールSalesforce モバイルアプリケーションの基礎(Trailhead)Salesforce モバイルアプリケーション(ヘルプドキュメント)まとめこれまでは、訪問先からオフィスに戻って、訪問記録や日報などを提出したりしていましたが、モバイルアプリを活用することで、訪問の合間や移動時間を使って、Salesforceに情報を入力することができます。また、不明点やお客様からの問い合わせに対しても、帰社せずにその場で対応ができるので、レスポンスよく対応することができます。生産性や業務効率が向上することに加え、お客様対応のクオリティも上げることができますので、ぜひSalesforceモバイルアプリケーションを活用してみてください。