顧客データの管理方法③ 設定をしましょう
2021.06.01
※製品の名称変更などのため、こちらの記事は2023年6月末にて非公開とさせていただきます。
今後は新しい Account Engagement はじめてガイド をご活用ください。
2022年4月7日より、PardotはMarketing Cloud Account Engagementに製品名が変更になります。
目次
この記事で学べること
- Pardot・Salesforceのカスタム項目の設定方法
- 一致ルール・重複ルールの設定方法
はじめに
Pardot・Salesforceに追加が必要な項目が何か、どれくらいあるか、整理できていらっしゃいますか?
もし、まだ必要な項目を洗い出せていない、もしくは項目が多くなりすぎてどこから手を付ければよいかわからない。という方は「顧客データの管理方法②自社の運用方法を決めましょう」を参考にご検討ください。
それでは、具体的なPardot・Salesforceのカスタム項目の設定方法と重複データ防止のための設定をご紹介します。
Pardot・Salesforceのカスタム項目の設定手順
- Salesforceのリード・取引先責任者にカスタム項目を作成する
- Pardotのプロスペクトにカスタム項目を作成する
先にSalesforceにカスタム項目を作成することで、スムーズに項目の連携設定まで行うことができます。
それでは、早速下記のリソースを参照しながら設定をしてみましょう!
設定手順①Salesforceのリードもしくは取引先責任者へのカスタム項目作成
本動画の49分40秒からSalesforceへのカスタム項目作成を解説しています。
また、動画の例は「取引先」への項目作成ですがオブジェクトの選択をリード・取引先責任者に読み替えてご覧ください。
設定手順②Pardotへのカスタム項目の設定
Pardotへのカスタム項目作成は、Pardotドリル「カスタム項目を作成・設定したい」をご参照ください。
画面キャプチャーつきで解説しています。

ここまでが、項目設定についての内容でした。
次に、重複データ防止のための設定をご紹介します。
一致ルール・重複ルールの設定方法
Salesforceへ重複するデータが作成されないように、重複している可能性のあるデータが保存されようとするときに
そのデータを
「保存させない」 もしくは 「保存後に重複の可能性を警告する」
という設定をすることが可能です。
これにより、重複データを発生させない、あるいは早期にデータ重複を発見することでデータの品質低下を防ぐことにつながります。 同じメールアドレスのデータが2つあると、同じ見込み客に対して、社内の担当者が知らずに別々にアプローチを行ってしまう可能性があるため、データ品質の維持は非常に重要です。
この設定は2つの機能を組み合わせて行います。
1段階目
重複しているとは、どの項目がどのように一致している時と定義するか=「一致ルール」の設定
例:「メールアドレスの項目に入力された値が完全に一致している」「電話番号の項目に入力された番号がほぼ一致している」
2段階目
1段階目で定義した一致条件が見受けられたときに、どのようにデータ入力を制御するか=「重複ルール」の設定
例:
「メールアドレスの項目に入力された値が完全に一致していたら、同じメールアドレスのデータは新たに保存できない」
「電話番号の項目に入力された番号がほぼ一致していたら、そのデータを重複レポートに表示して確認できるようにする」
こちらを踏まえて、詳細設定をTrailhead「重複データの解決および防止」で学習しましょう!
営業担当の方が名刺交換後に情報を入力する、といったオペレーションを想定しているお客様には、本設定を稼働前に行うことを強く推奨いたします。
学習ツール
1. <動画> 顧客データの管理方法③ 設定をしましょう(17:43)
*画面右下の歯車マークより再生スピードが変更可能です
2. Trailhead「重複管理」
まとめ
- いかがでしょうか。顧客データを取り込む前に、受け皿となる項目の設定と、重複データの防止策を設定をしておくことで、手戻りを発生せずにPardotでの施策開始への準備が整います。本記事を参考に設定ができたら、次は「顧客データの管理方法④顧客データの取り込み方法を決めましょう」を見ながらデータインポートを実施しましょう。
- Salesforceの基本設定について学びたいという方は、システム管理者のための基礎シリーズの動画をご覧ください。
2021.06.01
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